東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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患者さんの声(30代男性 花粉症、排尿障害)

2016.05.09

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

 

30代 男性 

 

【症状】花粉症(目痒、鼻閉、鼻汁)、排尿障害(残尿感、尿切れの悪さ)

 

【既往歴】腹膜炎、上腕骨骨折、うつ病

 

 

花粉症の症状が出はじめて5年ほど。

年々ひどくなっていく症状に、薬をあれやこれやと試すものの、治るわけでもなく、毎年

 

「またこの時期か。。。」

 

と憂鬱な気分になっていました。

 

友人から

 

「鍼がいいよ。」

 

と教えてもらい、清明院を紹介してもらいました。

 

当初、

 

「体中に鍼を刺して治療する」

 

というものを想像していましたが、清明院は全く違いました。

 

初診時は1時間半にわたっての問診。

 

その後、治療。

 

「ここまで問診があるんだから、さぞいっぱい刺すんだろう」

 

と思っていましたが、はじまってみると、たったの1本。

 

「えっ!?」

 

と思いましたが、その神の手とも思えるピンポイント治療が、ジワジワと効いてきました。

 

初回の治療後はボ~っとする感じで効いてるのかどうかわかりませんでしたが、そこから毎週通うことで効果が出てきました。

 

2回目からは、花粉症の薬をあえて止めてみました。

 

するとビックリ。

 

鼻のつまりと目の痒みが治まってきたのです。

 

花粉症のシーズン中ということもあり、

 

「もっと早く行けばよかった」

 

とも思いましたが、そんなことは関係なく、すぐに効果が出ました。

 

治療費は1回6,000円と高めですが、薬を飲むこと、すぐに効くことを考えると、費用対効果は抜群だと思います。

 

今後は月に1回程度、「体のメンテナンス」と来年の花粉症の対策として、通い続けたいと思います。

 

薬は飲み続けると効きにくくなるとも聞きます。

 

体に合う合わないもあります。

 

現に僕は強い薬を処方されて胃痛に悩まされたこともありました。

 

でも鍼はそんなことは一切なく、痛みも、危険なこともないと感じました。

 

すぐに効果が出るのも良いですね!

 

そしてなにより、気さくな竹下先生のおかげで、毎回安心して治療に入ることができます。

 

花粉症でお悩みの方、薬を飲みたくない方に、鍼はとってもオススメです。

 

どうもありがとうございました。

 

そして、引き続きよろしくお願いします。

 

 

【清明院からのコメント】


本症例は、初診がH28年の3月、この
業界の関係者さんからの紹介でした。

これまでにも、花粉症の患者さんには「患者さんの声」を何人かに書いていただいていますし、花粉症に対する東洋医学の考え方については、

 

このブログにも以前簡単にですが、書きました。

 

「患者さんの声」を書いていただいた方以外にも、春秋は毎日のように、清明院では非常によく診る疾患であり、非常に臨床成績のいい病だと思います

 

患者さんの声(20代男性 6年続く重度の花粉症)

患者さまの声(30代男性:突発性難聴、花粉症)

 

カテゴリ 花粉症と東洋医学    参照

 

 

東洋医学的な考え方に基づく花粉症治療のいいところは、症状に対する対症療法ではなく、

 

「根本的な体質改善」

 

が見込める、ということだと思います。

 

 

平たく言えば、花粉そのものに毒性はない訳ですから、本来なんでもないはずの花粉に、過剰に反応してしまっている人体側を、

 

正常な範疇に戻せばいい、という考え方です。

 

(今や、大気汚染で、花粉に付着しているモノに、いくらかの毒性があるかもしれませんが。。。)

 

まあ、東洋医学、鍼灸治療の考え方で心身のバランスを整えた結果、不快な過剰反応が起こらなくなる、あるいは起こっても軽く済む、

 

そういう体質に改善される場合がある、ということです。

 

花粉の飛散量がどんなにあっても、薬も飲まずに、症状も出なければ、生活上、何の問題もないです。

 

それでもどうしても気になるというならば、田舎の空気の綺麗なところに移住するしかないです。

 

東洋医学は根本治療ですので、この症例もそうだったんですが、花粉症の治療なのに、花粉症以外の症状(排尿障害)も経過中にとれてしまいました。

 

こういうところが、東洋医学の真骨頂でしょうね。

 

西洋医学の考え方ではなかなか真似できない部分だと思います。

 

(もちろん、西洋薬による、こういったアレルギー疾患に対する、症状抑制における効果についても、それなりに理解はした上で発言しております。)

 

初診時、「肝火上炎」と証を立て、治療を開始すると、患者さん自身が書いて下さったように、2診目からは明らかな効果を得ることが出来ました。

 

5年間悩み、あちこちにかかって治らなかった症状が、あっけないものですね。

 

今後、社会的に責任あるポジションに就かれる方ですので、外部環境がいかに変化しても、様々な症状が出ないような体質になるよう、

 

治療を進めさせていただこうと思います。

 

アレルギーなど、西洋医学が対症療法に終始してしまうような疾患に、伝統鍼灸、試してみては如何でしょうか。

 

試す価値「大」だと思います。

 

 

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3月(一社)北辰会エキスパートコース大阪会場

2016.03.08

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 3.6の日曜日は、(一社)北辰会エキスパートコース大阪会場に参加してきました!!

 

 

今回は都合により午後からの参加となりましたが、午前中の実技出たかった~~!!(T_T)

 

 

午後は蓮風先生による症例発表「急性膵炎」。

 

 

世の中に、急性膵炎になった時に鍼にかかる、なんて言う選択肢があるでしょうか?

 

 

日本においては(世界的にもかな?)、ほぼ皆無だと思います 。

 

 

それをちゃんと診て、劇的な効果を上げる、こういうことが鍼に出来る場合があるのです。

 

(もちろん、非常に高度で確かな診断力、技術力が無かったら、触ったらNGです。)

 

 

こういう話が聴けるのが、北辰会ならでは、蓮風先生ならではだと思います。

 

 

この症例については、こないだ群馬で行われた宿泊型研修会「順雪会」でも聴いていますが、今回のまとめ方の方が全然素晴らしかったです。

 

 

この病における西洋医学的見解、東洋医学的見解、また、この症例が劇的に改善したという事実から何を得たらいいか、

 

という部分まで、実にエレガントな解説だったと思います。

 

 

症例そのものの素晴らしさもさることながら、堀内斎毉龍先生のまとめ、解説の素晴らしさにも非常に感動しました。

 

 

最後は大阪の足立尚哉先生による症例発表「突発性難聴」

 

 

フロアから質問がいつもの倍ぐらい沢山出て、非常に盛り上がりました。

 

 

北辰会方式をやっている治療院では非常によく診る疾患なんでしょうね。

 

 

清明院でも非常によく診ます。

 

突発性難聴を含む記事 参照

 

 

いやー、頑張ります。

 

 

こういう、お土産をたくさんもらえるから、毎月毎月、飽きもせずに関西に行くのです。

 

 

 

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そういう仕事をしよう

2013.07.25

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鍼灸院というのも、近年爆発的に増えているようだ。

(さらに…)

花粉症考(目の痒み篇)

2013.03.30

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これまでのお話・・・

「花粉症」について
「花粉症」について(その2)
「花粉症」について(その3)
患者さまの声(30代男性:突発性難聴、花粉症)
患者さまの声(20代男性 6年続く重度の花粉症)
黄砂やらPM2.5やら・・・
花粉症考(鼻水篇)
花粉症考(鼻水篇②)
花粉症考(くしゃみ篇)
花粉症考(くしゃみ篇②)

 

なんやかんや書いてたら、そこそこのボリュームになってきましたが、花粉症に関しては、皆さん興味深い部分だろうと思いますので、

続いていきましょう!


今日は、花粉症につきものの、「目の痒み(目痒)」について。


花粉症の時期になると、目が真っ赤で、痒みがあって、ヒドくなるとゴーグルなしでは外出できない、なんて言う患者さんもおられます。

気の毒な話です。

まあこれも、「鼻」と似たような考え方なのでありますが、東洋医学では

1.目が赤くなるのを「目赤(もくせき)」、

2.目が痒くなるのを「目痒(もくよう)」

と、分かりやす~い名称で呼んで、それぞれ鑑別法、治療法、を考えております。

 

(因みにここでは、結膜下が出血して真っ赤になる「白睛溢血(はくせいいっけつ)」とは分けます。)

1.の方は、主に目に「余分な熱」がこもった場合や、肝の臓と腎の臓が弱った場合が考えられ、

2、の方は、「熱」以外にもこないだ鼻のところで出てきた「風」や「寒」、あるいは「血虚」でも起こる、とされています。

(『症状による中医診断と治療 下巻』P559、592、606参照)

 


まあ、臨床的にはこの2つは密接に繋がっている部分が多い症状だと思います。

ちなみに、「目」にどんな経絡が流れているのかは、こないだ副院長が書いてくれました。

スタッフブログ 目の痒みと経絡 参照


これらの経絡の流れが悪くなると、、目に異常が出るワケですが、その、流れを悪くする原因が、上記のように色々とあるよ、って話です。

・・・うーん、時間がないので続きは次回。

 

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