東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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最近の症例 ⑧ 手足の痺れ

2017.10.25

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さて、いくつか紹介してきましたが、ここらで一区切りとしましょう。

 

 

こういうのやってたら、ホント果てしなく紹介できるんだがね。。。

 

 

とにかく、鍼はスゲエから!(゚∀゚)

 

 

これまでの症例

 

最近の症例 ① 抗がん剤治療後に発症した諸症状

最近の症例 ② 男児のネフローゼ

最近の症例 ③ 生まれつきのアトピー

最近の症例 ④ 好酸球性肺炎

最近の症例 ⑤ 慢性扁桃炎、咳

最近の症例 ⑥ 癌(大腸、肝臓、腹部リンパ)、便秘

最近の症例 ⑦ 卵巣嚢腫、生理痛     参照

 

 

・・・ではいきましょう。

 

 

患者 40代 男性

 

主訴 手足の痺れ感

 

現病歴 初診の3カ月ほど前から手足の先に痺れ感を感じる。(チクチク、違和感、力が入らない)

 

既往歴 脊髄損傷、過敏性腸症候群 

 

弁証 腎虚、血虚

 

配穴 明らかにしない

 

経過 初診後、症状が少しマシになる。3回の治療で、ほぼ改善。

 

5回目では、自覚症状消失。

 

過去に事故による脊髄損傷で1カ月ほど歩行不能になった既往歴があり、今後も注意深く診ていく予定。

 

 

 

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2024年7月の活動記録

2024.08.03

 

 

 

 

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本物の鍼灸医学の世界を、我々と追求してみませんか?

 

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2024年7月は、比較的まったりと過ごせました。

 

 

7.14(日)北辰会の関西部会。

 

 

7.15(月)藤本玄珠堂での研修。

 

(7月は海の日だったもんで、漢祥院ではなく玄珠堂でした。)

 

 

北辰会で教わったことが、私の学術の源泉であります。

 

(鍼灸業界には、今は北辰会の会員でなくても、そういう先生、少なくない筈。)

 

 

北辰会方式をきちんと身に付けるのに、先ずは北辰会の定例会に毎月出て、座学をEラーニングや書籍で学んで、ある程度基礎基本を固めたら、藤本漢祥院や藤本玄珠堂で研修する、

 

蓮風先生や新風先生自身から治療を受ける、ってのは、会員全員にとって必要不可欠なことだと思うんですけどね・・・。苦笑

 

 

6.8(月)日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス

 

 

今回は、清明院スタッフの永井由梨先生による「脳梗塞の既往を有する肥満患者の四肢疼痛、痺れ、歩行困難の1症例」の症例検討会。

 

 

肥満、歩行困難の在宅の患者さんに関して、しっかりと寄り添い、一生懸命対処し、結果を出した、彼女の真面目さが伝わる症例でした。

 

 

「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後伸びて欲しい活動の一つです。

 

 

因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。

 

 

どなたでも参加できますので、次回は9.9(月)の20時~90分、是非こちらのページからお申し込み下さい。

 

(アーカイブ配信もあります!!)

 

 

また前回書いたように、6月から、清明院の二代目研修医でもある家庭医の丸山晃央先生の御厚意で、足立区入谷にある北足立生協診療所にて、清明院スタッフの見学研修を開始していました。

 

 

実は今回のDAPAがあった6.8(月)は私が研修に伺った日であり、思いがけず病院からオンラインで参加し、コメンテーターとして丸山先生にも出張って頂きました。

 

 

そして7.25(木)順天堂東医研に参加してきました!!(今回で第66 回目です!)

 

 

今回の講師は長瀬眞彦先生で、講義テーマは

 

「臨床の実際をみてみよう〜学生だから臨床のことを知らないのは当たり前 まずは友達の相談にのってみよう〜」

 

というお話。

 

 

僕も学生の頃は、臨床のことを学校の先生や先輩に質問しても、

 

「まあ現場で経験積めばわかるよ。」

 

とか言って逃げられる、スカされるのが非常に嫌いで、自分自身の友人を症例にして、臨床家さながらの、背伸びした質問をよくしていました。笑

 

 

学生にとっては、教室を見渡せば生理痛や生理不順、PMSや軽い精神病、肩こり腰痛だって、みんないる筈です。

 

 

そういうのを全てモルモット化してしまうのが、上達の早道かもしれません。

 

(しかし、無理は禁物なのと、人間関係の悪化にはよくよく注意して下さい。苦笑)

 

 

7.29(月)日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。

 

 

こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。

 

 

今回の症例はベテラン鍼灸師の先生による「6カ月近く続く疲労とフラマー症候群」

 

 

この聞き慣れない、フラマー症候群というのは、

 

「自律神経系の異常によって血管の調節に障害がおきて、からだのさまざまな部位に支障が出る症候群」

 

だそうで、緑内障にも繋がる、意外と怖い疾患だそうです。

 

 

医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。

 

 

次回は9.30(月)20時〜 (60分程度)となります。

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

・・・てなわけで7月も、毎日数十人治療しつつ、なんかあれやこれや、色々やってます。笑

 

 

政府の行動制限解除から1年以上が経ち、ようやくコロナ前の清明院に、完全に戻って来つつあります。

 

(スタッフが足らないのが困りごとですが・・・。苦笑 求人情報はこちら!!)

 

 

 

さて、どんどんいきましょう!!!

 

 

 

 

 

 

 

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第37回、順天堂東医研を視聴しました!!

2022.02.01

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1.27(木)の夜は、第36回の順天堂東医研に参加してきました!!

 

 

今回の講師も、いつもお世話になっている吉祥寺中医クリニック院長の長瀬眞彦先生

 

 

講義の内容は

 

「六淫:内邪について 自分の内面をみてみると… 」

 

という内容。

 

 

以前このブログにも書きましたが、東洋医学には、西洋医学のように細菌やウイルス、細胞などという考え方はなく、独特な病因論があります。

 

 

それが「邪気」と呼ばれるものですね。

 

カテゴリ  邪気(発病因子)   参照

 

 

これは、主に自然界の極端な環境変化によって、外界から侵襲して来ると考えられる「外邪」と、様々な原因によって体内から発生する「内邪」とに分けられます。

 

 

外邪は中医学ではよく「六淫(りくいん)の外邪」と呼ばれて「風・寒・暑・湿・相・火」の6種類に分類され、それぞれに症状や病理、治療法が深く検討されています。

 

 

今話題のコロナウイルスなんかも、こういった考え方を応用して対処し、高い効果を得たという報告があったことは、すでに伝えた通りです。

 

新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン試行第8版(中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁)日本語訳版

 

 

内邪については「内生五邪(ないせいごじゃ)」と呼ばれて「風・寒・熱・湿・燥」の5種類に分類されて、それぞれに症状や病理、治療法が検討されています。

 

(ここで、外邪も内邪も、性質はほとんど一緒であることは注目に値しますね。)

 

 

今回は上記のうちの「内生五邪」に関するお話。

 

 

暴飲暴食などの飲食の不摂生や、過度のストレス、睡眠不足などなど、日常生活における様々な要因によって、体内に「内邪」が発生すると、それに応じた症状、病変が起こってきます。

 

 

例えば、暴飲暴食から体内に「湿邪」が発生したとなると、湿邪性の症状や病変が起こることは勿論、外邪としての「湿邪」をも、感受しやすくなります。

 

 

それまでは大丈夫だったのに、曇りなどの湿気の多い日や、雨の日などには、鈍重感や鈍痛や痺れなど「湿邪」による病変を起こしやすくなります。

 

 

雨天前にこういった症状が強くなったという御経験のある方も多いでしょう。

 

 

中医学ではこれを、内と外の邪気が合わさってしまっている、という意味で「内外合邪(ないがいごうじゃ)」と言います。

 

 

これは場合によってはかなり危険で、急性の脳卒中や心筋梗塞などは、東洋医学的にはこういうメカニズムで発症することが少なくないです。

 

 

だから、その人に起こりうる病理を予測しておき、予め生活養生をし、内邪を作らないことが、あらゆる病気を予防することになる訳ですね。

 

 

今回も非常に分かり易い解説で、全国津々浦々の医大生の皆さんから、鋭い質問が乱れ飛んでいたのが印象的でした。

 

 

さて、次回は先日告知したように、2.24(木)19:00~21:00に行われる、

 

第三回 特別公開シンポジウム「東洋医学の学び方~伝統医学とどう向き合っていくか~」

 

です!!

 

 

今回は千葉大の和漢診療科の教授である並木隆雄先生をゲストにお招きして、いつもながら大変豪華な特別回となっております。

 

 

お申込みされた方には、事後のアーカイブ配信もありますので、当日視聴できない方もぜひご参加ください!!

 

 

お申し込みはこちらから、お早めにどうぞ!!

 

 

 

 

 

 

 

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診療再開!!

2021.01.05

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清明院、本日より、2021年の診療、元気に再開しております!!

 

 

患者さん何人かの容態を、ちょっと心配していたんですが、今のところ、年末年始での重症の患者さんからの極端な悪化の報告はなく、少し安心しています。

 

 

年明け早々、一都三県で再び緊急事態宣言が出そうな流れですが、清明院はこれまで通り、粛々とやることをやるのみです。

 

 

まあ仕方ないけど、そんなわけで、今年はいまいちスッキリしない年始ですな。(^^;

 

 

 

 

年末年始は、20年前の上京以来初めて、地元群馬に帰らずに、東京で年を越しました。

 

(こんなことがあるとは。。)

 

 

興味ない人にとってはこの話題はあれだけど、大晦日のRIZIN、おかげで例年以上に、自宅からじっくりゆっくり見れまして、堀口恭司選手、最高でした。

 

(朝倉海選手も好きだけど、それでも最高でした)

 

 

彼はBOΦWY、BUCK-TICK並みの、群馬の誇りですね。

 

 

もう試合、20回以上は見ました。(笑)

 

 

500日以上ぶりの公式戦で、しかも約1年前に右膝の前十字靭帯断裂をやっていて、しかもキャリア初のKO負けをしたことのある、今乗りに乗っている、

 

キャリアも年齢も下の相手と、ダイレクトリマッチで、しかもタイトルマッチ。

 

 

負ければ当然、「堀口は終わった」とか言われ、引退も囁かれてしまうであろう、この一戦に、膝になんのサポーターもせずに出てきて、

 

しかも傷めた方の膝で蹴って蹴って、1ラウンドKOでリベンジするなんて。。。

 

 

ネガティブな下馬評を、すべてひっくり返しましたね。。

 

 

あまりにも凄すぎる心技体に、本気で痺れました。<m(__)m><m(__)m>

 

 

いやー、ホント勇気もらったわー。。。

 

 

 

 

また年末には、久々の釣りにも!!

 

 

 

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↑↑船中で1枚のみの本命マダイ、なんとなく、良いことありそうな予感☆

 

 

 

 

年末年始に、例年通り地元の仲間と会わないのであれば、特にやることもないので(苦笑)、元旦から毎日普通に清明院に来て、1.14の順天堂東医研講義の資料作りと、

 

それにまつわる書籍をずーっと読んでいました。

 

 

久々に西洋医学の勉強もしましたが、あれもやりだしちゃうと、やっぱなかなか面白いですね。(笑)

 

 

僕は学生時代は実は、西洋医学系の科目も得意でした。

 

 

西洋医学の医師といえど、皆さん臨床家ですから、仰っていることは実にためになるんですが、東洋医学の本と比較すると、無駄に横文字使い過ぎな印象ですね。

 

(笑・・・向こうからしたら、こっちは無駄に漢字使い過ぎに見えるんだろうか。)

 

 

今週中に緊急事態宣言が出た場合、順天堂での講義は完全オンラインになる可能性が高いし、来週から始まる予定の東洋鍼灸専門学校での講義もどうなるやら。。

 

 

まあ仕方ない、こうやって完全終息までは、ハンマーアンドダンスでいくしかないのでしょう。

 

(感化されたのか、ムダに横文字を使う (*‘∀‘))

 

 

ワクチンは菅総理の声明では2月下旬からだとか。

 

 

 

・・・さて、そんな感じで始まった2021年、どうあれ、気合入れていきます!!

 

 

 

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『素問 異法方宜論(12)』の同病異治

2019.06.27

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東洋医学のバイブル『黄帝内経 素問』の中に、「異法方宜論(12)」という有名な篇がある。

 

 

ここでは「同病異治」の道理を説いている。

 

 

「同病異治」というのは、同じ病でもいろんな治し方があるという意味で、それはどうしてか、という問題を取り上げたのがこの篇だ。

 

 

内容はいたってシンプルであり、

 

 

◆東方の民

 

→海が近くて魚と塩辛いものばっかり食べてるから、熱が籠ったり、血を病みやすく、オデキが出来る人が多い。

 

→砭石(石のメス)で切開や出血させるような治療が適してる!

 

 

◆西方の民

 

→砂漠や丘陵地帯が多く、おいしいお肉や新鮮な乳製品ばっかり食べてて太ってるので、外邪には入られにくいが、内臓を病んでいることが多い。

 

→内服薬が適してる!!

 

 

◆北方の民

 

→寒くて、乳製品中心の遊牧生活をしているため、内臓が冷えて脹満の病が多い。

 

→お灸が適してる!!

 

 

◆南方の民

 

→蒸し暑くて酸味や発酵食品をよく摂っているため筋肉の攣りや痺れが多い。

 

→鍼が適してる!!

 

 

◆中央の民

 

→四方から色々な食べ物が入ってくるので、色々なものを食べているが、苦労しないので、痿軟の病や血行不良(寒熱)の病が多い。

 

→マッサージが適してる!!

 

 

・・・で、名医というのは、これらをよく理解して、治療の大原則を踏まえて、臨機応変に対応できる先生のことです。

 

 

という内容です。

 

 

要は東西南北の民衆の生活様式に着眼し、それに応じた治療をしないとダメよ、って話です。

 

 

現代人、特に都市部で生活している人は、「中央の民」に一番近いですかね。

 

 

街中に無資格も含めたマッサージ屋さんが溢れかえっているところを見ると、納得です。(苦笑)

 

 

まあそういった中で、清明院は「鍼灸砭石担当」として頑張ります!!

 

 

異法方宜論的な、鍼灸砭石の適応症はオデキ、筋緊張、神経痛、神経麻痺、内臓の冷えから来る脹満らしい。。。

 

 

・・・まあ、よく診てます、確かに。(^^)

 

 

 

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臨床メモ ① 麻木

2019.02.16

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東洋医学的な症状名に「麻木(まぼく)」という言い方がある。

 

 

これは主に知覚麻痺、知覚異常(痺れ)を指す。

 

 

特定の経穴が麻木を起こす場合、特定の経絡が麻木を起こす場合、あるいはさらに広い範囲で、上肢全体、下肢全体、あるいは左半身全体や右半身全体など、臨床上、出方は実に様々。

 

 

これに素早く対応しないと、いずれ本格的な中風に繋がったりする。

 

脳卒中と東洋医学    参照

 

 

1276年(真柳先生説)、金代、李東垣(1180-1251)『蘭室秘蔵らんしつひぞう』に曰く、

 

 

麻木は風。

 

 

これを主治するに肺中の気を補う。

 

 

経脈中の陰火が陽分に乗ずれば麻木をなす。

 

 

時に咳嗽あるものは、秋涼外にあり上にありてなす。

 

 

温剤をもって皮毛を実すべし。云々・・・

 

 

とある。

 

金元の4大医家 李東垣(りとうえん)   参照

 

 

また、清代、沈金鰲(1717-1776)の『雑病源流犀燭ざつびょうげんりゅうさいしょく』には、

 

 

上からくる麻木と下からくる麻木がある

 

 

と述べている。

 

 

肺気、風、上下のベクトル問題・・・。

 

 

これ、鍼灸師としては『難経 14難』損至脈と合わせて、予後を考えたい。

 

 

 

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ある日のカルテ

2018.07.24

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清明院の、ある日のカルテの一部を公開しましょう。

 

 

1.4歳男児 チック症 経過良好

 

2.70代男性 不眠症 不安神経症傾向 経過良好

 

3.30代女性 首肩凝り 上肢の痺れ 不安感 経過少し改善し横ばい

 

4.50代女性 背部痛 嗅覚障害 経過良好

 

5.50代女性 更年期障害(冷えのぼせ 不眠) 経過良好

 

6.50代女性 関節リウマチによる全身の痛み 経過良好

 

7.40代男性 重症のアトピー性皮膚炎 少し緩解し横ばい

 

8.50代女性 関節リウマチ用の痛み 経過良好

 

9.10代男性 低血糖症 過敏性腸症候群 経過まずまず良好

 

10.30代男性 耳鳴、頭鳴 経過良好

 

11.60代男性 五十肩、足底の痺れ 経過まずまず良好

 

12.10代男性 軽度のアトピー性皮膚炎、手掌の水泡、痒み 経過良好

 

13.40代男性 不眠 経過良好

 

14.50代男性 突発性難聴 経過良好

 

15.40代女性 ネフローゼによる浮腫 経過良好

 

16.20代女性 咽喉の違和感(ヒステリー球様) 経過まずまず良好

 

17.20代女性 中等度のアトピー性皮膚炎、ADHD 経過まずまず良好

 

18.60代男性 動揺性の眩暈、頭重 少し緩解して横ばい

 

19.30代男性 切れにくい慢性の痰 経過まずまず良好

 

20.30代男性 糖尿病、高血圧 経過良好

 

 

・・・まあ、ほんの一部になりますが、こんな感じです。

 

 

こういう日々であります。

 

 

全ての症例において「経過良好」と書けるように、今後も精進します。

 

 

 

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最近の症例 ① 抗がん剤治療後に発症した諸症状

2017.10.13

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まあ最近の症例でも。

 

 

まあ、普段こんなんやってます、って感じで、チャチャっとライトに、何例か紹介します。(*‘∀‘)

 

 

患者 60代 女性 

 

主訴 足の痺れ

 

既往歴 卵巣癌

 

現病歴 卵巣癌の手術後、抗がん剤治療中に主訴発症。抗がん剤治療終了後も改善せず、徐々に悪化。症状は今が一番強い。

 

弁証 心腎不交 気滞血瘀

 

配穴 あえて明らかにしない

 

経過 初診治療後、主訴が劇的に改善。現在6診ほど加療したが、随伴症状であった、浅眠、高血圧も改善。

 

医師に相談し、睡眠薬、降圧剤の減薬を検討するとのこと。

 

 

 

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「検査しなければよかった」

2017.08.04

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たまに、患者さんがおっしゃる。

 

「検査したら〇〇が見つかりました。すごくショックです。検査しなければよかった。。orz」

 

と。

 

 

・・・さてこんな時、どうしますか?

 

 

そもそも、その検査自体、こちらが勧めた検査だったら、どうしますか?

 

 

例えば、出血でも痛みでも痺れでも、ある症状がなかなか治らない患者さんがいたとする。

 

 

でも、東洋医学的な所見(脈診、舌診、腹診、背候診など)に大きな問題がなく、鍼灸治療後の反応からしても、問題ない。

 

 

そこで、

 

「大丈夫だと思いますので、もう少し治療しながら養生して、様子を見ましょう。」

 

と声をかける、こんなことは、鍼灸院では日常茶飯事でしょう。

 

 

しかし、それでもその症状が取れてこなければ、患者さんの不安は募るばかりです。

 

 

現代は、手に持っているスマホで、インターネットで自分の症状を打ち込んで調べたら、なんでも出てきます。

 

 

ちょっとした症状でも、ガンの可能性、難病の可能性などなど。。。(苦笑)

 

 

鍼灸治療や、鍼灸院に対するマイナス情報だって、溢れかえっています。(苦笑)

 

 

そこで、

 

「先生は大丈夫と仰るけど、本当ですか?ガンじゃないんですか??難病じゃないんですか???」

 

と始まる。(笑)

 

 

不安が、術者への信頼感を上回ってくるわけです。

 

 

こうなると、その症状を、こちらの治療によって、治療直後に明らかにスパッと取らないことには、患者さんの不安は払しょくされません。

 

(因みに、取ったとしても、払しょくされなかったりします。(苦笑))

 

 

そういう場合、デッドロックを回避するために、清明院ではほとんど、

 

「では病院で、精密検査してみたら?」

 

と勧めてしまいます。

 

(もちろん言いっぱなしではなく、良さそうな病院を探してあげて、紹介状を書くことがほとんどですが。)

 

「紹介状」を含む記事 参照

 

 

そして、検査をした。

 

 

ガンや難病ではなかったが、思いがけない病気が判明した。

 

 

それがショックで、また不安が募る。

 

 

これが患者さんです。(笑)

 

「不安」の原因

不安と焦りと病

「不安」と「症状」(その2)   参照

 

 

そこで、最終的には、心身一如や、ポジティブシンキングを説くのが吉。

 

(説くならね。)

 

 

常に治療者は患者さんより先回り出来ていないと、仕事にならない。

 

(特に東洋医学の場合は。)

 

 

現代は、触れたくない情報には触れない方が幸せとか、見ない方がいい気がするから見ないとか、見るなとか、そういう考え方を患者さんに説いても、非常に弱い。

 

 

ほぼ無理でしょう。

 

 

インターネットは、すげえ力です。

 

 

また、適正な検査も、重要です。

 

 

ただ、検査だけで、何かが治るわけではない。

 

 

要は使い方です。

 

 

僕はそう考えています。

 

 

デッドロックを避けながら、上手に話を進めて、適正に治療を進めていけば、ほとんどのものは何とかなります。

 

 

 

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患者さんの声(60代女性 脊柱管狭窄症)

2016.03.20

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

 

60代 女性 

 

【症状】脊柱管狭窄症による腰下肢の痛み痺れ(坐骨神経痛)、歩行困難

 

【既往歴】関節リウマチ、右顔面神経麻痺

 

 

 

「竹下先生なら親身になって診てくれますよ。」

 

という言葉を頼りに清明院に行ったのが、今から二年ほど前の事です。

 

当時、新宿駅から清明院までの5分程度の道中、痺れで毎回一度は立ち止まり、屈伸をして、どうにか通っていました。

 

そして鍼治療が始まっても、元々鈍感な体質?!の為、最初の頃は何の変化も感じませんでした。

 

温めて頂いた足元が気持ちいい...くらいでした。

 

それが、いつとは分からないのですが、屈伸しないで通えるようになったのです。

 

最近では、お友達と週二、三回歩く時間を作って、60~90分、休みなく歩いているのです。

 

普段、持病の他、私にとっては万病の時の駆け込み寺のようです。

 

知らず知らずの間に、竹下先生のお導きでここまでこれたと、感謝しています。

 

これからも体調を崩したら清明院。

 

なにで来ても、最善の対応をしますと断言して下さる竹下先生。

 

これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

あの言葉を信じて良かったです。

 

 

 

【清明院からのコメント】


本症例は、初診がH26年の4月でした。

 

あるマッサージ院さんからの紹介でした。

この症例も、専門病院で投薬治療を行い、一定の改善を見るも、それ以上の効果に関してはお手上げ状態になっていた症例です。

そういうものを治してこその鍼灸医学ですね。

清明院では、脊柱管狭窄症に関しては、これまでにも診させていただいた経験が多くあり、それなりに自信があります。

 

初診時、「肝鬱気滞、腎虚」と弁証し、鍼をした後の変化から見て、これはいけるだろうな、という手ごたえは感じていました。

 

ただ、本症例は本格的に発症してから4年が経過しており、初めて軽い症状を自覚したのは15年前、という慢性症状であり、

 

メインの症状以外の既往歴も色々とあるので、時間はそれなりにかかるだろうと思いました。

 

案の定、初回の治療後、いい変化は感じていたものの、すぐに症状が元に戻ってしまうという、患者さんも、こちらとしても、ヤキモキするような状況がしばらく続きましたが、

 

それでも冷静に、有効打を与え続けた結果、上記のような素晴らしい結果が得られた、という症例だと思います。

 

よく頑張って通って下さったと思います。

 

このように、慢性、難治性の疾患を治療する場合、患者さん自身の治療に対する前向きな心持ち、行動が非常に重要になります。

 

初診以降、週1,2回のペースで治療を続け、無理をして疲れたり、カゼを引いたり、症状が強く出てきたりする度に適切に対応し続け、

 

徐々に徐々に症状が緩解していき、初診から1年が経った頃には、症状は半分以下となり、1年半たった頃には、最初を10とすると1程度まで改善しました。

 

現在では月に1.2回、健康の維持増進を目的に、通院を継続されております。

 

一回二回の治療で劇的に治癒した症例も、派手で結構ですが、こういう症例も実は鍼灸治療、東洋医学の醍醐味、本領だったりします。

 

脊柱管狭窄症というと、薬や注射で痛みや痺れをごまかし続け、いよいよ歩けなくなると手術する、で、しばらくするとまた同じ症状が出て、

 

同じことの繰り返しをしているうちに、いよいよ歩行困難、お手上げ状態となる、という悲惨な流れになってしまう方が非常に多いのですが、

 

早い段階で清明院に鍼に来ることをお勧めします。


何でも治せるとは言いませんが、脊柱管狭窄症については、鍼を持って以来、非常に多くの症例を診ていますが、総じて皆さん結果はいいようなので、

 

お困りの方は是非一度診せにいらしてください。

 

 

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