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2013.03.05
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この時期多い、カゼひきさん。
まあ、この時期のカゼって言っても、色々なパターンがあって、
「どんな人が」
「どんな状況で」
ひいたか、また、
「それがどういう経過をたどっていて」
「今現在どういう状況に置かれているか」
によって、治療方法も予後の推定も千差万別なんですが、かの有名な「花粉症」なんかも、東洋医学的には「カゼ」と判断して治療すると、
上手くいくことが多いということは、以前書きました。
カテゴリ 花粉症と東洋医学 参照
今日は、その絡みで、ちょうど昨日今日と、何人か診たので、「ノド痛」についてちょっと考えてみようと思います。
東洋医学では、痛みがあって、腫れる、ということは、その部分の気の流れが停滞している、あるいは足りてない、
ということを示す、と考えます。
・・・で、治療して、そこの部分の気の流れが通じれば、とりあえず痛みは取れるはずです。
ただ、喉を通る経絡というのは、実はほぼ全ての経絡であり、非常に複雑に入り組んでいるので、どの経絡の気の停滞かを、
一つ一つ明らかにするやり方は、ないではないけど、あまり効率が良くないので、僕はほとんどやりません。
そうなった原因をよく考えて、それを解決できるツボにバシッといくことが多いです。
ノドの部分の気の停滞だからって、ノドばっかり鍼をやったり、関係する経絡をやっても、なかなか治らない場合があります。
それはつまり、
「ノドの部分で気が停滞した理由(原因)」
が取れてないからです。
これには色々な原因がありますが、「腎の臓」「肺の臓」「胃の腑」の弱りや、「こもった熱」によるもの、あるいは東洋医学の言う「カゼ」、
つまり「外邪(がいじゃ)」によるものや、「陰の不足」などに分けられます。
この中で、「こもった熱」と「余分な水」が結びついて、「痰」の絡んでいるものは、比較的うるさく、しかもこの「痰」に加えて「陰の不足」も兼ねているものは、
しっかりと休息をとり、しかも飲食を節制してもらわないと取れてくれず、なかなかうるさいものです。
西洋医学でも、咽喉痛と言ったら、扁桃炎から喉頭癌まで、実に幅広くあります。
このように、ノドが痛いと言ったらここ、みたいに、病因病理を考えず、焦って治療しようとしても、まっすぐにはいかないものなのです。
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2013.01.17
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咳や痰と言ったら、「肺の臓」の異常から起こっていることが多いです。
カゼを引くと、咳や痰がよく出ます。
患者さんが治療中にゲホゲホ咳をしていると、院内が何とも言えない空気感になりますね。
(THE 医療機関!って感じね。)
東洋医学では、肺と皮膚は関係が深い、と言います。
(『黄帝内経素問』痿論(44)「肺主身之皮毛.」)
皮膚が急激に冷やされた結果、「肺の臓」の気の流れが悪くなり、呼吸そのものや気道に、様々な症状が出る。
なんか、分かったような、分かんないような話。(苦笑)
でも実際、こういう考え方でイケるケースも、あります。
咳が出ると、患者さんは
「カゼを引いた、冷えた。」
と訴えます。
しかし、当然ながら、それをまったく鵜呑みにすると、上手くいかない場合がある。
年末年始の胃腸の弱り、年始からの仕事の多忙さによる睡眠不足等の疲労、ストレス、こういうものの方が、大きな原因になっていることがある。
特に、ベースにキツイ疲労があって、急に咳が出だしたような場合は、治療に工夫がいる。
咳など、急性の症状というのは、色々なことを教えてくれる。
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2012.12.06
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「不眠症」に限らず、どんな病気であれ、健やかな睡眠をとれていない患者さんの、なんと多いことか。
食べる、寝る、動く、こういう基本が出来ていないと、どんな症状、病気であれ、治りの良し悪しに大きく関わってくる。
セオリー通りの治療で、スッスッス~ッとよくなっていく患者さんはいいとして、
「・・・ん?な~んか妙に、治りが悪いなあ。」
という患者さんの場合は、上記のポイントを必ず再チェック。
中でも眠れていない、というケースは多い。
あるいは寝てても、常習的に睡眠薬に頼っている、とかね。
睡眠薬というもので、ある意味「気絶」させて、半ば強制的にとらせた睡眠というのは、自然な睡眠と比べて疲労の取れ方が全然弱いように思います。
(患者さんが、皆さん大体そうおっしゃいます。)
まあ、薬によって色々な作用機序はあるでしょうし、使用は仕方ない局面もありましょうが。。。
〇
・・・ともかく、なぜ眠れないのか。
東洋医学では心、腎、肝、胆、脾、熱痰、内熱あたりが原因とされている。
「心」って何ですか?(その7)
「肝」って何ですか?(その13)
「脾」って何ですか?(その9)
「怪病多痰(かいびょうたたん)」という言葉
「疲労」によって籠った熱
「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について
「風」「火」について
「湿熱」について 参照
これ、どういうメカニズムか。
まず、寝るということは、東洋医学的には体を休め、陰気を養う、重要な生理現象だ。
大地に体を預け、瞑目し、呼吸は深くなり、筋は緩み、陽気は体内に深く潜り、臓腑筋骨をめぐり、滋養する。
相対的に体表の気が不足するから、表邪を受けやすくなるため、布団をかぶる。
この時、体内深くに、「気の受け皿」がないと、気が潜れないから眠れない。
(つまり陰の器の不足)
あるいは陽気が昂ぶり過ぎてたり、熱が盛んだと、これも、気が深くに潜れないから眠れない、あるいは眠りが浅くなる。
(陽の過多、上、外ベクトルへの気機の過剰)
また、気の停滞がきつくてもダメ、神が安定していなくてもダメ。
(肝胆、心の異常)
あと、僕の好きな奇経八脈なんかも関わる。(蹻脉)
因みに張景岳大先生は、スッキリとぶった切る。
「不眠のキモは神の安定性だ。しょせんは虚実!」
『景岳全書・雑証膜・不寝』から、抜粋意訳by竹下(笑)
・・・不眠(不寐)の治療は滋陰清熱が基本であれども、多くのケースで、神主学説が、応用可能。
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2012.11.16
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毎年この時期になると、カゼひきさんをよく診ます。
いつも書いているように、いわゆる「カゼ」というものに鍼灸は大変有効であり、東洋医学を勉強しているものにとって、
ウデの見せどころでもあります。
なぜならば、一言でカゼと言ってもパターンは無数にあり、これをしっかりと東洋医学的に分析、把握したうえで治療しないと、
なかなかスッキリと治ってくれないからです。
ノドが痛くなるもの、腹を下すもの、咳、痰がきつくなるもの、発熱するもの、などなど・・・、挙げていったらキリがないです。
こういう様々なパターンを、東洋医学的にきちんと表裏、寒熱、虚実、関連する臓腑、経絡、正邪のバランス、こういうことを勘案しながら慎重に治療を進めないとですし、
急性外感熱病の場合は経過が早いので、短期決戦になりますから、正確性がより厳密に要求されます。
最近、まあこういう言い方は良くないのかもしれないのけども、患者さんから、色々学ばせていただいております。
自分自身のカゼ治療の弱点、盲点を狙いすましたかのような患者さんが来ることもあります。(苦笑)
日々、勉強。
まったく、「ありがたい」の一言。
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2012.09.06
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これまでのお話・・・
タバコと東洋医学
タバコと東洋医学(その2)
タバコと東洋医学(その3)
タバコと東洋医学(その4)
タバコと東洋医学(その5)
タバコと東洋医学(その6)
では、続きいきます!!
前回、禁煙した時に僕自身の身に起こった、様々な症状について書きました。
・・・で、なぜ、それらの症状が起こったのか、というお話です。
1.イライラ感
これについては、「肝の臓」のところでよく出てきましたが、伸び伸びとした自由な状態を好む「肝の臓」が、タバコという嗜好品を奪われたことにより、
欲求不満がたまって、機能失調を起こしたことが、一番大きいと思います。
肝の臓が機能失調を起こすと「易怒(いど)」といって、些細なことで怒りっぽくなったり、イライラしたりするようになります。
2.のぼせ感、頭に汗が出る、鼻血
コレは、タバコによって、深い呼吸をすることで、無理やり下げていた気が、下げられなくなったことによって、上半身に気が鬱滞して、
熱をこもらせ、これらの症状が出たものだと思います。
3.口内炎の多発
これも、2.と同じように、上半身(上焦)に気が鬱滞し、熱がこもった結果であろうと思います。
現代医学的には、唾液に含まれる抗菌物質の濃度が、喫煙者は煙の毒で刺激されるせいか、非喫煙者よりも高いようで、
このせいで口内炎が出来にくいという説もあるようです。
この論から言えば、煙を肺まで入れないのであれば、タバコはむしろ健康にいい、とも取れますが、この論には異論もあるようです。
4.痰が絡む
タバコをやめて、余計に痰が絡むなんて、信じられないようですが、ホントの話です。
実際に経験した人が言うんだから間違いない。苦笑
コレはタバコと東洋医学(その2)で述べた内容そのものです。
5.体重の増加
これについては、スススーッと、これまでにないペースで一気に増えてきたので、このまま80㎏、90㎏の、
メタボ中年のだらしない体になっていくんではないかと、正直焦りました。
人からは、タバコを吸えないストレスから、暴飲暴食になっているんじゃない?とか、よく言われましたが、僕はかつては、これを暴飲暴食と言わなかったら、
何を暴飲暴食というのか、という食生活でしたから、食生活自体は、以前よりも全然マシになっていると思います。
・・・にも関わらず、なぜ太るのか。
コレは、上記のように「肝の臓」の機能失調や、「痰」という邪気が助長されたことで、結果的に消化吸収機能が煙草をやめる前よりも、
うまく働かなくなった結果だと思います。
ですので、鍼灸と養生で、「肝の臓」を調整しつつ、「痰」や「のぼせ」を根気よく除去していくことで、徐々に徐々に普通の状態に戻ってきた、という印象です。
(これ正直、2年近くかかりました・・・。)
・・・まあこのように、長く続けてきたことを急にやめたら、色んなことが起こるというのは、タバコに限らず、よくある話です。
よく、痛み止めやステロイドで、何年も症状をごまかし続けていた患者さんが、一念発起して、急に廃薬しようとすると、一気に色んな症状が噴出することがありますが、
それと似たような現象なのかもしれません。
でも、その辛いリバウンドを乗り越えることが出来れば、次に進めるワケですから、やってみた方がいいとは思います。
タバコと東洋医学、ひとまず終わり。
これについてはまだ色々あるので、また気が向いたら、書き足すかもしれません♪
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2012.08.26
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これまでのお話・・・
タバコと東洋医学
タバコと東洋医学(その2)
タバコと東洋医学(その3)
タバコと東洋医学(その4)
では、続きいきます!!
今日は、東洋医学の考える”ため息”について触れます。
清明院が使用している、「北辰会専用カルテ」の予診票の項目には、
「ため息がよく出る」
〇か☓か△か、という問診項目があるぐらい、”ため息がよく出るかどうか”については、東洋医学的には注目します。
よく、クラ~イ顔して、
「ハァ~・・・。。」
ってやってる人、見かけますよね。(苦笑)
このため息のことを、東洋医学では「太息(たいそく)」といい、その意味づけは、ざっくり言うと胸の周辺部分の「気の停滞の除去」です。
肝の臓、胆の腑、心の臓、肺の臓の働きが主に関わります。
主にこれらの臓腑の働きが、何らかの原因によって失調しているときに、生理的にそれを是正しようとするため、
”ため息”が出やすい、ということになろうかと思います。
(太息については、『黄帝内経』の『素問 五常政大論(70)』『素問 至真要大論(74)』『素問 平人気象論(18)』『霊枢 口問篇(28)』『霊枢 邪気蔵府病形篇(4)』
あたりに記載があり、特に『霊枢 口問篇(28)』の記載が非常に参考になります。)
〇
患者さんが呈する、あらゆる症状というのは、何気ないものでも、その一つ一つが、その人の中身(五臓六腑の状態)を反映してくれる鏡なのです。
「表を以て裏を知る」 参照
ここまでをまとめると、「タバコを吸う」ということは、
1.胸部に絡んだ痰の邪気を乾かしつつ、
2.深い呼吸により、上った気を下げ、
3.自分好みの香りで気を巡らせ、脾の臓の働きを鼓舞し、
4.「ため息」によっても胸部の気を巡らせ、胸部周辺の緊張を緩め、様々な臓腑の失調をフォローしようとする
行為である、ということなのです。
逆に言えば、
「そうする必要があるような体の状態である」
ということです。
これはもちろん、喫煙習慣を肯定しているわけではなく、この対処法は、非常に不健康な対処法だ、という指摘です。
だから、東洋医学的には、「タバコを吸う習慣がある」という時点で、様々な臓腑の機能失調や、胸部を中心に、痰の邪気を持っている可能性が高い、と考えます。
また、タバコの葉に含まれるニコチンの毒性を考えると、上記のような”いい側面”というのはあくまでも一時的、対症的なものに過ぎず、
東洋医学的には徐々に胸部を中心に「熱毒」を籠もらせる結果になるので、ほどほどにしないといけないし、出来れば吸わない方がいい、
ということになります。
(今の時代、他人様に迷惑をかける可能性も高いし。。。)
ただ、あまり患者さんを脅かして、無理やり、急に止めさせたりすると、上記のような、
”タバコを吸うことによって抑え込んでいた異常”
が一気に表面化して、様々な症状を呈することがあります。
僕のように。(^^;)
次回こそいよいよ、その話が出来そうですな。(笑)
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2012.08.22
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これまでのお話・・・
では、続きいきます!!
僕がタバコをやめた時のお話に行く前に、タバコの「プラス面」について、少し補足しておきます。
前回お話ししたように、タバコには、
「胸部~上気道部に絡んだ”痰”という邪気を乾かす。」
という、いい面もある、というお話をしました。
(もちろん、痰をため込んでいる人にとっては、対症療法的に、症状緩和という意味で、ですよ。)
これにより、人によってはリラックス効果はもちろん、呼吸器症状がかえって楽になったり、息苦しさがかえってマシになったりする人が、実際にいます。
では、タバコが持つ「いい面」というのはそれだけであって、他にいい面はないのでしょうか。
・・・「ある」と思います。
近年、まるで「諸悪の根源」みたいにしか言われないタバコですが、もとはナス科の植物の葉っぱを乾燥させたものに、火を付けたものです。
煙草の歴史については 「JT」のHP 参照
葉の成分であるニコチンには、確かに毒性があるけれども、なぜ長い間、嗜好品として支持されてきたんでしょうか。
それには、それなりの理由があるはずです。
ここは冷静に、多面的に評価するべきでしょう。
それはあの匂いと、深呼吸(ため息と言ってもいい)によるリラックス効果が大きいのではないでしょうか。
こんなこと言うと、ヒステリックな嫌煙家の皆様からは、
「アレがいい匂いだなんてとんでもない!!どうかしてる!!」
と言われそうですが(苦笑)、僕も10年以上タバコを吸っていた身です。
タバコによって、いい匂いと感じる匂いや、自分に合う匂い、合わない匂い、というのは、厳然として存在します。
だからあれだけ多くの銘柄が存在するのだと思います。
・・・まあ、コレは吸ったことのない人にはいくら言っても分からないと思いますがネ。(苦笑)
その人の主観によりますが、「いい匂い」だと、その人が感じる香りには、気の巡りをよくし、脾の臓の働きを鼓舞し、湿邪を化する効果があります。
これを中医学の専門用語では、芳香理気(ほうこうりき)、芳香化湿(ほうこうけしつ)、芳香醒脾(ほうこうせいひ)なんて言葉があります。
ちなみに漢方薬においても、生薬の匂い、香りというのは大変重要なんだそうで、専門家の先生に伺うと、同じ材料であっても、きちんとした、
素材本来の香りがあるかどうかで、効果が全然違うらしいです。
また、重症で、意識不明になったような患者さんを、キツイ匂いのある生薬を嗅がせて、意識を付けるという、芳香開竅(ほうこうかいきょう)という方法もあります。
(韓国ドラマ『イ・ジェマ』でよく出てきましたね。)
また、深呼吸や、ため息というのは、東洋医学では特別に考えます。
そもそも、「呼吸」というものに対する考え方が、東洋医学と西洋医学とでは違います。
長くなりそうなんで、次回。
・・・こうやって、一つの話題から派生して、細かいことに触れていくと、どんどん長くなってしまいますが、それがこのブログの自由さ。
竹下式。(笑)
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2012.08.21
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前回のお話・・・
では、続きいきます!!
タバコ(煙草)については、いくつかの日本の江戸時代の名医達の医書にも出てくるようですが、ここでも意見は分かれています。
☆煙草なんて、メマイはするし、金はかかるし、火事のもとにもなるし、やめた方がいいよ!
(by 貝原益軒 『養生訓』)
☆いやいや、煙草は、胸の痞え感とか、痰がとれて気の流れがよくなるし、冷えや余分な水分によるシビレの病気にはイイよ!だけど熱がこもるから、老人はやめた方がいいな~。
(by 香月牛山 『老人必用養草』)
☆大して害がないから、別にやめさすこと無いよ。あんまり咳や痰が出てる時は控えさせりゃいいってぐらいカナ。
(by 平野重誠 『病家須知』)
・・・だそうです。
この記載、下記のブログ様を参考に引用させていただきました。↓↓
http://blog.goo.ne.jp/harumi4567/e/361bcee05abaf1382eb402b06b734fad
まあ、東洋医学的にも、見解の分かれるところだ、ということでしょう。
この中で、香月先生の、「痰がとれる」という言い方に、違和感を感じる人が多いのではないでしょうか。
(「痰」については「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について 参照)
「煙」という異物(汚れた空気)が気道に入るんだから、軽い炎症を起こして、痰がかえって絡むはず、と考えるのが普通でしょう。
でも実際は違うみたいです。
「煙」というものは、基本的に何かが燃えたから発生するものであり、五行で言えば「火」、陰陽で言えば「陽」の性質を持っています。
(もちろんその毒性は、燃やされたものによって異なりますが。)
つまり陰の性質を持った邪気である「痰」は、”さほど有害でない”タバコの煙の陽気によって、ある一定、乾かされる側面があるのです。
つまり食生活の不摂生や胃腸の弱り等によって、「痰」という邪気を体にため込んでしまっている人にとっては、
タバコを吸っていた方が症状も出ず、楽にいられるという側面があるのです。
(毒を以て毒を制すじゃないけど)
また、お香や、お灸の煙などは、匂いにリラックス効果があり、むしろ有益、とされています。
煙というのは、もちろんモノによりますが、「過度でなければ」問題ないのです。
(一社)北辰会でも、患者さんでヘビースモーカーの人には、無理にやめろとは強制しないように、と教わったことがあります。
煙草を吸うことで取れているバランスを一気に崩してしまい、思わぬ症状が出る場合があるからですね。
まるで強い薬を断薬する時と似ていますね。
・・・で、僕自身、急にやめたらエライ目に遭いました。(苦笑)
次回はそのお話。
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2012.08.19

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「水と熱」、一見、相反するこの二つ・・・。
コレが複雑に絡んで、色々な病気を引き起こします。
適正量を超えて、水分を摂っている人は、少なくない。
体の中に、処理しきれない、「余分な水」が生じれば、その「余分な水」があるところには、「気」や「血」も停滞してきます。
水は、スラスラとスムーズに流れてないと、汚れてきます。
そうすると、体としては、ますます処理しにくくなります。
いったん水自体の絶対量を減らして、処理能力(自浄能力)に余裕を作るか、そこにキレイな水を集めて、一気に大水で押し流すしかないです。
自然界でいうと、ドブ川の、流れの端っこの方の、ゴミがたまった汚い水のようなもんです。
人体の場合、汚い、余分な水の停滞が長引けば、そこは熱をもつことがあります。
これを「鬱熱」と呼んだりします。
汚い水が熱をもつと、煮詰まっていって、ますますドロドロになります。
カレーのようなもんです。
(汚いけど。)
これを「痰」と呼んだりします。
その段階になると、この、汚いカレーの熱を冷まそうと、薄めようと、生理的で、キレイなお水がそこに集まってきます。
それで冷やし、流すことが出来ればいいけど、冷やせなかったら、もっともっと強大な汚いお水と熱の塊を成していきます。
そこには、「血」も停滞してきます。
これを「瘀血」と呼んだりします。
「気の停滞」「邪熱」「湿痰」「瘀血」これらが結びついて、大変頑固な、熱くて汚い、ヘドロの塊を形成したりします。
この病理産物の形成の流れを、東洋医学では、「ガン」なんかの考え方に応用します。
最近、ガンの患者さんを診る機会が多くあります。
単純で基本的な話なんだけど、水と熱、その割合、双方の勢い、位置、深さ、それをキチッと踏まえた上で鍼で上手に「気」を動かす、
ということが、とても重要だと思います。
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2012.06.24

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東洋医学、特に鍼灸医学では「補法(ほほう)」と「瀉法(しゃほう)」という治療法を、よく言います。
「補法」というのは、正気(せいき)、つまり正常な気を補う治療です。
補うといっても、何やら怪しいパワーを注入するのではなく(苦笑)、体の中にある正気を、そのツボに集めることによって、
病気と闘う力を賦活化させよう、という目的でやります。
(・・・少なくとも僕は。)
それに対して、「瀉法」というのは、邪気(じゃき)、つまり病気の原因になるような、悪い気を散らす治療です。
これまでも述べてきたように、「瘀血」や「痰濁」、「風、寒、熱、湿、燥、火」などの、病理産物を、直接ぶっ叩いて治療するイメージです。
こういった「邪気」が、体の中で暴れて、悪さをしますと、ツボが硬くなったり熱を持ったり、極端に冷えたりします。
鍼でコレを正常な状態に戻すことによって、邪気を叩いた、駆逐した、という風に判断します。
・・・まあこれ、素人が聞いたら、
「おいおいホントかよ!?うそくさ~。」
って話ですが、僕はこの考え方で何年もやってまして、実際にそうだなあ、という風に実感しておりますし、結果も出ております。
多くの仲間もしかりです。
〇
臨床では、これら二つの治療方法を、患者さんによって、病によって、上手に組み合わせて治療します。
以上が基本なんですが、この「補法」と「瀉法」については、まだまだ色々ありますので、折に触れて書いていこうと思います。
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2025.10.29
2025年 11月の診療日時2025.10.15
2025年9月の活動記録2025.10.10
清明院16周年!!!2025.10.01
2025年 10月の診療日時2025.09.20
2025年8月の活動記録2025.09.01
2025年 9月の診療日時2025.08.15
2025年7月の活動記録2025.08.01
2025年 8月の診療日時2025.07.04
2025年6月の活動記録2025.07.01
2025年 7月の診療日時2025.06.26
2025年5月の活動記録2025.06.01
2025年 6月の診療日時2025.05.10
2025年4月の活動記録2025.05.01
2025年 5月の診療日時2025.04.04
2025年3月の活動記録2025.04.01
2025年 4月の診療日時2025.03.13
2025年2月の活動記録2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時2025.01.01
謹賀鍼年!!2024.12.28
年内診療終了!!2024.12.14
2024年11月の活動記録2024.12.01
2024年 12月の診療日時2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!