東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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気温湿度の乱高下と衛気

2018.04.20

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最近、気温湿度の乱高下が激しいですね。

 

 

日によって違う、同じ日のうちでも朝晩と日中が違う。

 

 

これについていけず、体調を崩す患者さんも多いです。

 

 

温度が上がれば火邪や暑邪、下がれば寒邪、湿度が上がれば湿邪、乾燥すれば燥邪と、「寒熱湿燥」の邪気に侵襲されやすくなる。

 

 

そして、それら全部に、百病の長である「風邪」が加わることが多い。

 

(もちろん、どの邪気がどういう風に入るかについては、もともとの体質状況によるわけですが。。。)

 

 

急激な外的環境の変化は、気血のムラを生み、そこにある意味内邪としての「風」が生じる。

 

 

だから外的環境変化が激しいからと言って、必ずしも罹患するのが外感病だけとは限りません。

 

 

まあ、基本として、「風寒暑湿燥火」の6つを六淫の邪気と呼んだりするわけですが、これ要は外的環境の変化です。

 

 

東洋医学の理論上、その外的環境の変化にうまく対応するのは人体の正気の中でも「衛気」であります。

 

 

この衛気が部分的に虚ろであったり、停滞していたりして乱れていると、六淫に侵襲されやすくなります。

 

 

ですので、衛気については、その生成メカニズムから、現在どういう状態になっているかを診断する能力、学術がないと、東洋医学的な治療は出来ません。

 

 

衛気に作用しやすい経穴についても、熟知しておく必要があります。

 

 

合谷、申脉、外関・・・。

 

 

あるいは腹部の諸穴。

 

 

肺と衛気、腎と衛気、太陽経と衛気、陽維陽蹻と衛気、三焦と衛気・・・。

 

 

最近、大いに助かっています。

 

 

「衛気」って何ですか? その18

「浮く」の意味 まとめ

「翳す」意味 ⑤

「肺」って何ですか?(その12)

「腎」って何ですか?(その11)

「三焦」って何ですか?(その12)     などなど参照

 

 

 

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「平補平瀉」という考え方

2015.08.19

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鍼灸治療の治療法に、「平補平瀉法(へいほへいしゃほう)」という考え方がある。

 


僕は個人的には、非常に好きな治療だ。

 

正気(言わば病と闘う力)を経穴に集め、結果的に気血の流れを良くし、治る力を高めるのが補法(ほほう)。

 

邪気(言わば病の原因となる、余分な気)が吹き溜まっている経穴の気を散らし、結果的に気血の流れを良くし、治る力を高めるのが瀉法(しゃほう)

 


補瀉(ほしゃ) を含む記事 参照

 

この、補法と瀉法を、一つの経穴に同時にやるのが平補平瀉法

 


ある経穴に、正気の弱りと、邪気の停滞が、同時に表現されている場合がある。

 

なおかつ、その患者さんの病態も、正気の弱りに加えて、邪気の停滞も無視できないような病態である場合。

 

こういう時は、平補平瀉法でサクッと治すのが一番スマート、かつエレガントなんだが、その際の取穴といい、経穴に対する作法、鍼の操作といい、簡単ではない。

 

初心者、初学者はやらない方がいい。

 

立秋以降、これの応用を八脈交会八穴に施す機会が、非常に多い。

 


秋燥の気 参照

 

虚実錯雑、寒熱錯雑、燥湿錯雑、肺は嬌臓、半表半裏、左肝右肺、肝か胆か。

虚実 を含む記事
寒熱 を含む記事
燥邪 を含む記事
湿邪 を含む記事
「肺」って何ですか?(その12)
半表半裏 を含む記事
「左肝右肺」に関して 7
「肝」って何ですか?(その13)
「胆」って何ですか?(その12)      参照

 

 

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秋燥の気

2015.08.06

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毎日毎日、猛暑猛暑と報道されております。

(さらに…)

急激な温度差と湿度差

2010.09.25

3日前はカンカン照りで、鬼のように暑かったです。

 


しかしおとといはドシャ降りの雨で突然寒かったです。


(前日との気温差10℃以上!!)

 


そして昨日は風が強く、メチャクチャ寒かったです。

 


そしてそして今日は、昨日の夜中からの雨で、朝非常に寒く、しかし昼ごろにはウソのように晴れて、今度はムシ暑かったです・・・。

 

 


・・・一体何なんだ!?この天気の感じ!?

 

 


患者さんの中にはサスガに風邪をひいてしまわれる方も何人かいました。

 

 


この3日間のような、

「急激な温度差や湿度差」

というものが、人間の体に与える影響は絶大です。

 

 


こういう時、人体には「東洋医学的に」どのような現象が起こっているんでしょうか?

 

 


まず「気温差」ですが、これは

1.急激に下がるパターンと、

2.急激に上がるパターン

の2つしかないですよね?

 

1.の場合は、「寒邪(かんじゃ)」という邪気に入られやすくなります。

2.の場合はその逆で、「熱邪(ねつじゃ)」という邪気に入られやすくなります。

カテゴリ 「邪気について」 参照

 

 

次に湿度ですが、こちらも基本的には、

A.急激にむしてくるパターンと、

B.急激に乾燥してくるパターン

の2つしかないですよね?

 


これも、A.の場合は「湿邪(しつじゃ)」という邪気に侵されやすくなります。


B.の場合は「燥邪(そうじゃ)」という邪気に侵されやすくなります。

 


・・・まあここまでは、単純明快ですよね?

 


しかし実際は、これらがいくつか複合的に起こったり、もともとのその患者さんの体の状況によって、症状の出方や程度が大きく異なりますので、

 

治療する上では的確に分析せねばなりません。

 

 


こういった自然界の急激な変動、というのは、よく人間の「治る力」を阻害します。

 

 


「養生(ようじょう)」の迅速さ、的確さが要求される場面であります。

 

 

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「寒燥」について

2010.01.19

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それにしても、最近寒いし、空気が乾燥してますねー。

 

 


東洋医学では、空気の乾燥が人体に悪影響を与えることを「燥邪(そうじゃ)」と呼んで問題視する、ということは以前このブログでも紹介しました。

「乾燥」に強い清明院 参照

 

 


ではこの「寒さ」の方はどうか、というと、こちらも、もし人体に悪影響を与えたならば、病の原因の一つと考え、東洋医学では、「寒邪(かんじゃ)」と呼んで問題視しています。

 

 


最近はこれら2つが合わさっていますね。

 


すなわち「乾燥」ではなく「寒燥」の日々です。

 


最近の寒さや乾燥によってかぜをひいたり、体調を崩したりした場合、東洋医学では、「寒邪と燥邪」によって「正気(せいき・・・人体の正常な気)」の働きが阻害されたもの、と考え、治療します。

 


この場合、治療するにあたって、厄介なことがあります。

 

 


東洋医学は何でも陰陽に分けますが、「邪気」にも、「陽邪」と「陰邪」の2種類があります。

 

 


性質の上から、「寒邪」は陰、「燥邪」は陽、と分類されます。

 

 


となると、「寒(陰)」と「燥(陽)」の合体した「寒燥の邪気」というものは、邪気の中でもある意味、陰陽のバランスのとれた、「手強い奴」なんです。

 

通常、極端な「冷え」であれば積極的に温めればいいわけだし、極端な「熱」であれば積極的に冷ませばいい、というのは誰が考えても分かりやすいと思います。

 

ところが、邪気がその両面の性質を持つ場合、

「この二者がどういうバランスで人体に悪影響を与えたか」

ということをよく分析して、明らかにした上で治療しないと、ミスを犯す場合があります。

 

 


「寒燥の邪気」の例で言うと、「寒邪」による「冷え」が中心なのか、「燥邪」による「乾き、乾燥」が中心なのかで、治療のやり方や、養生指導が変わってきます。

 

 


単純に、

「冷えたんだから温めりゃいい!」

・・・と考えて温めてみたら、咽がチリチリに乾燥して全然治らんかった、とか、

「乾燥してんだから潤せばいい!」

・・・とか言って飲み物飲みまくってたら、体が冷えちゃって全然治らんかった、ということになります。

(経験のある方もいるのでは?)

 

 

冷えが中心であれば、温まるように治療し、乾きが中心であればからだが潤う(必要な水分を取り込み、不要な水分を排出する力を高める)ように治療するのが東洋医学です。

 

 


・・・結局、健康な人体のバランスをキチッと整えるためには、からだ側(正気)のバランスと、それを阻害する因子(邪気)のバランスを正確に把握できてないと難しい、ということです。

 

 


東洋医学ではそれをキチッと把握する「学」と「術」を、数千年に渡って研究し続けて、膨大な成功例、失敗例を集積し、もっとも確からしい理論を採用し、現代に伝えています。

 

 


非常に信憑性の高い医学だと思います。

 

 

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「乾燥」に強い清明院

2009.12.25

いやー、最近「乾燥」がヒドいですね~。

東洋医学ではこうした異常な乾燥のことを「燥邪(そうじゃ)」と呼んで、人々の健康を害する因子の一つとして、問題視しています。

患者さんの健康状態をサポートする立場である、清明院の院内が乾燥してたら、おかしな話ですんで、今日は文明の利器を利用した、当院の乾燥対策を紹介します。

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清明院が誇る、3台の加湿器くんたちです!

一番下のは初診室用。シックでしょ?(笑)

当院は2台のガスファンヒーターで暖房をしているため、加湿器がなかったら、

「ここは砂漠か!?」

と、驚くほどカラッカラになります。(笑)

また初診室は、大事な初診患者さんに、1時間以上もお体の状態をお話しいただく重要な場所ですので、強力かつスタイリッシュなものを選びました。

ですので3台とも15畳用です。

これを「最強」にして、常にかけております。

風邪なんてひく気がしません。

むしろ、風邪をひいた患者さんが「入っただけで」楽だと感じるような治療院内の環境を心がけております。

しかしそれにしても今年の乾燥はヒドい・・・。

皆さん風邪には気をつけましょう<m(__)m>

東洋医学の言う、「燥邪」についても、今度気が向いたらお話しましょう。

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