東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「梅雨」と「湿」と「土」と「脾」

2011.05.31

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いや~、毎日毎日、お天気がハッキリしませんなあ!


雨でジメジメしてみたり、寒かったり暑かったり、風が吹いたりと・・・。

毎朝、空を睨みつける人も多いのではないでしょうか。

以前、「肝の臓」と季節の関係を簡単に述べたことがあります。

「春」と「木」と「風」と「肝」 参照

 


・・・で、今日は、この時期に問題になりやすい、「脾の臓」と「湿気」の関係について述べてみたいと思います。

清明院でも、慢性的に「脾の臓」や「胃の腑」を患っておられる患者さんや、妊娠中でつわりが出ている患者さんなど、この時期は多少の悪化をみます。

カテゴリ 脾・胃 参照


しかし、鍼でキッチリと対処しますので問題ナシです。

「脾」って何ですか?シリーズで述べたように、「脾の臓」というのは、「胃の腑」と協調しながら、いわゆる人間が生きていく上で欠かせない

 

”消化・吸収機能”

 

を調節してくれています。


そして、この要となる「脾の臓」というのは、体内、それから体外(自然環境)の湿気(余分なお水)に弱いのです。

「余分なお水」というキーワードを含む記事 参照

 


まあしかし、こうして読み返してみると、あらためて書くまでもなく、ありとあらゆる書き方で、すでに書いていますネ・・・。(笑)

 

という訳で、上記のリンクを、よくお読みください。<m(__)m>

 

ホントは今回は、五行の「土」と二十四節気とか、色々絡めてお話ししたかったんですが、いかんせん時間がない・・・。

 

・・・ですのでそれはまたの機会として、まあともかく、こういう時を比較的楽に乗り切るためには、

・水分を必要以上にとり過ぎない

・脂っこい物とか、刺激物とか、極端に熱いもの、冷たいものなど、胃腸(脾胃)に負担のかかるものを食べない

・軽くていいから手足を使った運動をする

・鍼にガンガン来る

「決まり」です!(笑)

 

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タイミングの大事

2011.05.21

本日は猛烈に忙しいので、気のきいたことは書けません・・・。(感謝合掌)

・・・ですので、今日の臨床の最中に思ったことを。

「鍼を抜くタイミング」についてです。

これ、いつも思うけど、非常に大事なことと思います。

清明院では、ほとんどの患者さんが一本鍼です。

一本、鍼を打ったら、すぐに抜くか、何分かそのままにしておきます。

後者の方法を、「置鍼(ちしん)」と言います。

この「置鍼」ですが、治療がうまくいっていると、患者さんとしては、置鍼中は、まさに鍼を”置かれている”という感覚で、

必要なところに必要な感覚が充満するような、何とも言えない、気持ちのいい感覚を感じます。

具体的に言うと、冷えているところは温まってくるし、熱感があるような部分はスーッと冷えていくような感覚です。

あるいは、ヘナヘナと力が入りにくい部分はグッと充実してきて、力み過ぎている部分はフワーッと緊張がゆるむ感じがするはずです。

これがある程度緩むと、だんだんと眠たくなってきて、スヤスヤと寝てしまう患者さんが多いです。

・・・ベストなタイミングはこの、

「緩みきるチョイ手前で」

「適切な抜き方で」

鍼を抜くのが、多くの場合、一番効果的なように思います。

で、コレの見極めはどうやるか・・・、

次回に続く。(笑)

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(社)北辰会5月本部基礎コース

2011.05.16

昨日、5月15日の日曜日は、大阪、上本町で行われた、(社)北辰会本部基礎コースに参加してきました!!

これで2週連続、しかも藤本漢祥院での研修も合わせると、3回にわたる関西移動です・・・。

これはなかなかのもんです。

しかし、出来る時にやっとかなかったら、あとで後悔します。

だからやってます。

「鉄は熱いうちに叩け」

 

です。

今回は諸事情により午前中は出られなかったんですが、午前中は油谷真空先生による講義、

「背候診・原穴診(はいこうしん・げんけつしん)」

でした!

コレらについてもそのうちこのブログにて紹介したいのですが、我々の治療に欠かすことのできない、大切な診察法であります。

午後は堀内齊毉龍(ほりうちさいりゅう)先生による講義、

「気の思想・陰陽について」

でした。

「気」が何であるか、「陰陽」とはどのような考え方であるか、という根本問題を、正しく理解する、ということは、この医学を理解していく上でのスタートラインです。

「気」ってなんですか?
「陰陽(いんよう)」って何ですか? 参照

この根本哲学に対する理解があやふやだったり、ハナから信じていなかったり、ということだと、なかなかこの医学がよく分かりません。

・・・で、結局いつまでたっても理解できず、しまいには盲目的に、この医学の実践者や患者さんを批判してみたりする、実はこの業界内にも、

 

そういう輩が後を絶たないのが現状です。(苦笑)

これは大変、嘆かわしい話です。

東洋医学に対する頭ごなしな批判については、まさに「現代科学」というものが生んだ、「負の産物」のような気がします。

現代科学はスゴイ、それに立脚した西洋医学ももちろんスゴイ、しかし、それは「相対的に」「ある側面において」スゴイのであって、

決して絶対的で唯一の価値観、尺度なんかではなく、「気」や「陰陽」という哲学に立脚し、数千年もの間、実効をあげてきた東洋医学も当然スゴイのだ、

そこに全体としての「優劣」を設定しようとすること自体がナンセンスなのだ、という理解の仕方が、「ごく普通」かつ「妥当」だと思います。

・・・まあ、あんまり言うと話が長くなりそうなんで、今日はこの辺で。(笑)

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(社)北辰会5月本部臨床コース

2011.05.09

昨日、5月8日の日曜日は、大阪、上本町にて行われた、(社)北辰会本部臨床コースに参加してきました!!

午前中は実技練習、

「背候診(はいこうしん)」

でした。

これについても、そのうち紹介しようと思っていますが、これの意味は読んで字のごとく、

「背中をうかがう診察法」

です。

清明院の患者さんや、北辰会の先生におかかりの患者さんなら分かると思いますが、僕たちはいつも、患者さんの背中を触って、どのツボが硬くなっているか、

 

冷えているか、熱を持っているかなどなど、あらゆる情報をキャッチして、東洋医学的な診断の材料にしています。

僕は上級班に参加させていただきましたが、久々に大八木敏弘先生という、大ベテランの先生に教えていただき、非常に参考になりました。

やっぱりベテランの先生の手はスゴイです。

数十年かかって出来てきた手です。

フッとさわられた瞬間の説得力が違います。

そして午後は、蓮風先生の代表講演特別編、

「この際だから分からないこと、聞きたいことを何でも質問しなさい。」

でした。

(笑・・・これが講義タイトルです。)

僕も、ここぞとばかりにいくつか質問させていただきました。

フロアからも盛んに質問が出て、しまいには実技披露まで飛び出して、非常に盛り上がりました。

・・・以前から思っていますが、蓮風先生は、「予定調和」というのを、あまり好まないんじゃないだろうか、と思います。

(間違っているかもしれませんが。)

これは以前、テレビでX JAPANYOSHIKIも言っていました。

おそらく「瞬間の美学」みたいなものが表現しにくくなる、ということだと思います。

・・・というかまあ、あまりテーマやしゃべる内容を限定して、カチッとした中でやると、窮屈なようです。(苦笑)

これまでも、昨日のようにテーマをあまり限定せずに、バンバン聴講者とディスカッションしながら、その場の雰囲気が盛り上がっていって、

「場」そのものがとてもいい雰囲気になると、スゴイ発言がバンバン飛び出すことが多いように思います。

蓮風先生は講義に対しても、アーティストなんだと思いますね。

そのあとは関東支部の学術副部長、川田浩之先生による症例発表、

「運動失調(うんどうしっちょう)」

でした。

今日は話が長くなったので、細かくは述べませんが(苦笑)、難しい症状に対して、北辰会方式ならではの治し方をされた、素晴らしい症例だったと思います。

そして終わった後は飲み会・・・。

そしてギリギリ最終の新幹線に間に合って東京へ・・・。

そして今朝からガンガン臨床・・・。

これ、僕的にはいいペース。

 

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足長おじさん

2011.05.03

昨日、スーツがなぜ正装なのか?

何でみんな着るのか?

という素朴な疑問を投げかけました。

すると、私の足長おじさんから早速、

「それはね、・・・。」

という内容のメールをいただきました。(笑)

私にはこのように、何人かの心強い足長おじさんや、新興宗教の教祖がついております。(笑)

以下に内容を簡単に紹介します。

スーツが男の正装となった理由は、ほかの洋服に比べて、どんな男でも一番セクシーに美しくなるからだとフランスのファッション学の本に書いてありました。

(たしか平凡社新書だったかな?)

ただこれは白人男性にいえることで、有色人種にはどうかな、という疑問は残りますが・・・。

スーツが開発されておよそ200年だそうです。

それからこれに勝る男物服ができないんだそうです。

そのアレンジはいろいろありますが、基本は同じです。

西洋でもそれまでいろいろな男服がありました。

フランシスコザビエルの肖像画のようなもの、ナポレオンのタイツのようなものなどなど。

しかしスーツが開発されてからは、このスタイルで変化していないんだそうです。

首筋にネクタイをするのは、開発した西洋の緯度の関係で、北緯が高く基本的に寒い地域だからということと、

ネクタイをすると体の中心に一本の境界が入ることになり、スタイルが引き締まってみえる効果があるんだそうです。

逆に女性の場合、スーツ姿、タキシード姿の男性と一緒に並んでも見劣りしないようにドレスなどが無数に開発されたそうです。

女性の美しさを引き出すファッションは限りなくあるということだそうです。

だから女性の服のバリエーションは無数なんですね。

東京、大阪は中緯度で、今では温暖化のせいで亜熱帯地域になっていますから、スーツのネクタイ姿は夏場は暑苦しくなりますね。

ちなみに西洋のフランス、ドイツなどは北海道より緯度が上であったりしますから夏場でも東京や大阪に比べてあまりムシムシすることが少ないためもありますね。

このようにスーツが開発された地域の特性とファッション性などからスーツが男の正装となった経緯を考える必要があります。

・・・とのことです。

すごいでしょ?私の足長おじさん。(笑)

まあ結論的に、

「僕らはフランス人じゃないんですけど。」

で一蹴完了ですな。(爆)

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「偏差」の恐ろしさ

2011.03.09

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東洋医学の内容というのは、鍼灸、漢方だけでなく、気功、養生などなど、実は非常に多岐にわたるワケですが、その中の「気功」の言葉で

 

「偏差(へんさ)」という言葉があります。

・・・これ、一体なんでしょうか?聞き慣れませんよね?

以前、このブログにおいて、「メンケン」という言葉を紹介しました。

「メンケン」って何ですか? 参照

鍼灸におけるこの「メンケン」という言葉と、気功における「偏差」という言葉が、たまに混同されがちなんですが、これは違います。

「偏差」というのは、間違った方法で気功やヨガの呼吸法や瞑想法などをやった場合に現れる、”明らかな悪化”を指して言うようです。

日本では、気功やヨガ教室を開くのに、特に国家資格も必要なく、中にはブームに乗せただけの生半可な知識、経験で教室を開いている指導者も少なくないと聞きます。


運悪く、こうした指導者についてしまい、間違ったやり方をすると、「偏差」というものに見舞われることがありえるでしょう。

具体的によく出る症状としては、

1.めまい、頭痛、頭が重い。

2.胸苦しさ、胸痛、両脇痛。

3.腹部膨満、腹筋のだるさ。

4.動悸。

5.腰、背中が凝っていて痛む。

6.体の冷え。

7.丹田(下腹部)の過熱、身体の過熱、口が渇く。

8.身体が揺れ動く。

9.疲労感。

10.不眠。

・・・などなど、実に多岐に渡るようです。

 


また、上記に挙げたようなものは気功教室などで、簡単な呼吸法などを誤ったやり方でやった場合に起こりやすい症状ですが、もっと本格的な、

 

修行や武術のレベルになってくると、上記のような症状では済まず、狂乱状態や精神錯乱など、極めて重篤な症状となる可能性もあるようです。

 

 

専門的には「四大偏差」といって、

 

1.内気不止(ないきやまらず):体内を流動する気が停滞し、改善しない状態

2.外動不已(がいどうやまず):体が揺れ動いて止まらない

3.走火(そうか):意念。呼吸法が強すぎて陽亢症状が出る

4.入魔(にゅうま):稀であるが、気功中に幻覚が見えて、酷いと精神錯乱や狂躁状態。

 

この4つには十二分に注意しなければならない、とされています。

 


この「偏差」の軽いもので、僕が個人的に問題だと思うのが、”道具”に頼っている場合です。

 

 

例えばブレスレットや指輪、ネックレスなどで、やれ「気の巡りをよくする」とか、「チャクラを開発」だのとうたった商品が後を絶たず、

患者さんがそれを信じて、常に身につけることによって軽い「偏差」的な異常が生じている場合があります。

 


この場合、鍼をすることによって症状が改善しても、そのアクセサリーを付けたら再び症状が戻ってしまうことがあります。

 

 

これはなにも、気の巡りをよくするという意味ではなく、ファッションで身に付けている物でもあり得ます。

 


気を付けなければなりません。

 

・・・まだ書きたいことはあるんですが、長ったらしくなっちゃったんで、今日はこの辺で。(苦笑)

 

【参考文献】

 

馬済人 著 『中国気功学』 東洋学術出版社

 

 

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時間の流れ

2011.02.01

 

 

 

 

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この間、とある患者さんが帰り際にポロッと面白いことを言いました。

30代半ばの女性。

最後に、受付で次回の予約を入れていく際、

「もう2月!?早いね~!!年々時間の早さが加速していく感じがするわ!!」

とのこと。(苦笑)

 


これ皆さん、何となく「感覚的に」分かりますよね?

 


かのアインシュタイン(1879-1955)曰く、

熱いストーブの上に一分間手を載せてみてください。まるで一時間ぐらいに感じられるでしょう。

ところがかわいい女の子と一緒に一時間座っていても、一分間ぐらいにしか感じられない。

それが相対性というものです。

とのこと。笑

 

1分間が60秒であることや、1時間が60分であることなんて、人間(どっかのオッサン)が決めた”一応の”ルールに過ぎず、その”一応決められた”中をどう過ごすかによって、

 

時間というのは「感覚的には」いかようにも伸縮してしまう。

 

冒頭の患者さんの例などは、同一人物の人生の時間の中でも、それはそうだということでしょう。

 

「絶対」と「相対」・・・。

 

・・・このように、「時間」というのは大変興味深いものです。

 

ところで我々鍼灸治療においても、「置鍼(ちしん)」という技術があります。

 

文字通り、患者さんの体に鍼を”置いた(刺した)”状態で、数分~数十分、そのまま寝ていていただく技法です。

 


この「置鍼時間」がちょうどよいと、非常に大きい治療効果を得ることが出来るように思います。

 

これが短すぎたり長すぎたりすると、十二分な効果を得にくいように思います。

 


僕もまだまだ、百発百中で、ベストな置鍼時間で治療が行えているとは思いませんが、これについてはいつも非常に興味を感じながら、治療を実践しております。

 

・・・そういう意味でも、冒頭のアインシュタインの言葉は、示唆に富んでいると思います。

 

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過去の資料整理

2011.01.31

先日からワタクシ、コツコツと、これまでざまざまな勉強会に行って、そこでいただいた配布資料や、

そこで書いてきたノートなんかを整理しております。

正直、膨大な量でございます。(苦笑)

・・・久々にみると、その時の記憶がよみがえってきて、

「あーそうそう、こんな勉強会行ったナー。」

とか、

「この資料も当時は感動したけど、今となっては簡単に本で買えるよナー・・・。」

とか、色々考えさせられます。

普通に勉強熱心な、意識の高い鍼灸師は、学校で3~4年、卒業後は各人が任意の勉強会で、

数年~数十年分の知識を増やし、持っております。

そしてそこで終わりじゃなく、まだまだ日夜新しい知識を求めて勉強を続けているはずです。

患者さんのために、自分のためにも、です。

まあ以前も言ったように、患者さんに最高の医療を提供しようとするなら、その姿勢を持ち続けるのは当然です。

・・・が、しかし!です。

今回資料を整理していてつくづく思うのは、やっぱり人間だから、当然忘れているモノもあるんですよね。

どんなに一生懸命勉強しても、覚えたそばから忘れていくのが人間です。

資料をみていて、

「あれ・・・?こんなのやったっけ??」

となることも正直あります。(苦笑)

・・・でも、それでも繰り返し繰り返し勉強を続けていくと、

”本当に重要なもの”

は確実に「頭に」、「体に」残るんだなあ、ということを、資料を整理していて思いました。

本当に重要なもの・・・。

それこそが「基本」に他ならない、と思いました。

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ココロとカラダ

2011.01.21

毎日患者さんを診ていると、

「人はどうしてこんなにもストレスを抱えて生きるようになってしまうのか・・・。」

と思うことがある。

・・・なにもハナから悪気があったワケでなし。

どちらかといえば楽な方、楽な方と選んできたつもり。

それなりに人生を楽しもうと、やってきたつもり。

それなのに毎日毎日、許せないことばかり、イライラすることばかり。

あるいは、それを隠そう隠そう、抑えよう抑えよう、とか、

そんなことはない、自分の判断は間違ってなかったと、自分に言い聞かせるようにして我慢我慢・・・。

ごまかしごまかし・・・。

そしてその裏では今にもはち切れそうな、ブチ切れそうな思いを常に抱いていたり・・・。

そういう精神状態が、あらゆる病の原因になることは明らか。

そこで、周りや自分を許そうとか、ありのままを受け止めるとか、ありきたりな理想論に、すぐに限界を感じるのも明らか。

どこでどう失敗したのかが分からず、打開策も見出せず、苦しみもがく。

・・・残念ながら、この問題には、決定版の解決方法というのはないと思う。

これさえやれば間違いナシ!という方策はないのだ。

ケースバイケース過ぎる。

したがっていかなる方法論の提示も、無数にある中の一つにすぎない。

ここら辺のこととか、あるいはその方法論のことを説いた書物が、最近よくコンビニなんかにおいてある。

まあ、「売れる」ということだろう。

大手出版社からも、どんどん本が出る。

テレビや雑誌で、盛んに特集が組まれる。

ネット上でも、そういう内容のブログやHPが人気なようだ。

カリスマ占い師が、下手な芸能人よりテレビに引っ張りダコ。

・・・まあ、要はみんな不安なワケだ。

漠然と。

そしてみんな「より建設的な方法で」、どうにかそれを解消したいワケだ。

・・・ということは、東洋医学に熱い視線が注がれ始めているのも、なるほど納得だ。

・・・ということは、僕らとしては、これからホントに、楽しみだ。

 


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謹賀「鍼」年!!!

2011.01.04

・・・皆様、遅ればせながら、明けまして、

おめでとうございます!!<m(__)m>


(去年の6月に祖母が亡くなっておりますので、竹下個人的には喪中ですが、清明院としてのご挨拶です。)

年末年始、僕は愛すべき地元である、群馬県前橋市に帰省してまして、毎日毎日お酒、お酒、睡眠、お酒・・・。

という、怠惰極まりない正月を満喫してまいりました。(苦笑)

去年の年末近くに患者さんからいただいたお酒も、全てあけさせていただきました。(笑)

(おいしかったです。ごちそうさまでした<m(__)m>)

まーこういうのは1年に数回しかないから満喫できるけど、三が日が終わる頃にはもう飽きてましたね・・・。

やっぱり常に鍼してないと調子が出ません!

(笑・・・自分で自分には鍼してましたけどネ。酒は正しく大辛大熱でありました!)

今年も清明院は去年以上に気合入れていこう、走ろう、疾走しよう、飛ぼう、飛び跳ねよう、突き抜けよう、

と思っていますので、宜しくお願いいたします。(笑)

・・・今年は清明院に早くも大きな「変化」がおとずれる年になりそうです。

どんな変化かはお楽しみに。(笑)

年末年始もせっせとブログを更新し続けたスタッフの森岡と松木、残念ながら更新されなかった僕のブログのランキングボタンを、

更新されない日も押して下さったコアな読者の方、

患者さまをはじめ、いつも支えて下さる皆々様に大いに感謝し、今年も気持ち新たに邁進します!!

合掌

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