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2016.12.25
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イヤー最近、カゼっぴきの患者さんが多い。
発熱、咳、痰、のどの腫れ痛み、悪寒、悪心、節々の痛み、胃痛、下利を伴うものなどなど。。。
土曜日は、10人以上診ましたかね。
急性疾患のオンパレードで、大変勉強になりました。
インフルエンザかもしれないと思ったけど、鍼に来ちゃった方が治るのが早いと思ったから来た、という患者さんが多かったですね。
まあ別に、病院でインフルエンザの検査をする、抗インフルエンザの薬をもらう、解熱剤だの消炎剤だの総合感冒薬といわれるものをもらう、
そういう患者さんの行動、当たり前の処方を、別に否定しないし、それはそれとして、こっちは粛々と東洋医学的に診て考えて、治療するのみです。
カゼを引いて、治らなかったら病院に行く、これは現代日本において、極めて普通の、常識的な行動だと思うからです。
でも、何度も何度も、病院で出された薬ではスッキリ治らなかったけど、清明院の治療ですぐにスッキリと治った、そういう経験を重ねた患者さんが、
病院よりも先に清明院に来るようになる、という事実は普通にあります。
数千年の大昔から、東洋医学の医者は、無数のカゼの患者さんを治療して来ました。
そして、『傷寒論』『温病学』という、急性外感熱病に対する優れた理論を構築しました。
僕らはそこから学び、安心して冷静に、患者さんと対峙することができます。
まあ、鍼最高。(笑)
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2016.10.25
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先日告知したように、11.27に、北辰会で喋ります!!
今、その内容の細かい部分を詰めている作業中です。
3時間ももらって、対外的に喋るんだから、せっかくなんで、永久保存版の講義にしようと思っています。
(数年前から、北辰会の講義は年に数回しかないので、毎回そういう気持ちでやっています。)
〇
ところで北辰会では、中医学の言う「病因病機」のことを「病因病理」と呼んでいます。
(これらは、いわば疾病のメカニズムみたいなもんです)
これに関して、「機」と「理」の、字義の違いに触れつつ、こないだ述べました。
「理」の意味 5 参照
要約すると、結局、なぜ北辰会方式では「病因病理」と呼ぶのか、明確な回答は先輩に聞いてもなかなか得られず、
「どっちでもエエんちゃう??」
とか言われて、
「だったら中医学の教科書に合わせて、病因病機と言った方が良いんじゃないすか!?」
と思ったりして、ハッキリしないイライラ感みたいなものがありましたが、色々とまとめていると、やっぱり「病因病機」という呼称よりも、
北辰会方式では「病因病理」という呼称の方がいい気がしている、という話をしました。
「病機」というのは読んで字のごとく「病の機序」であり、病のメカニズムのことです。
(肝鬱気滞→脹痛、みたいなね。)
それに対して「病理」というのは、先日書いたように「ある病機の、生理面も含めた、理論的根拠」という意味に解します。
(肝鬱気滞を緩めんがための生理的欲求として、甘いものや酒を過食過飲したら、結果として胃熱が生じた、みたいなね。)
こういう風に、ある症状の背景にある「生理的な欲求」についてまで考えることで、各病機の標本主従が明確になり、病の全体像の「本質中の本質」が把握しやすいのではないか、と考えています。
具体的に言うと、精神的なストレスの過剰から気機が鬱滞し、肝の臓の病変を起こし(病因→病機)、それを緩めんがために甘いものを過食(病機→生理)した結果、
二次的に脾の臓や胃の腑の病変を起こした(病因→病機)という患者がいた場合、肝の病機と脾胃の病機の標本を考えると、本は肝、となります。
ここで、病因病機のみしか意識しなければ、この症例における時系列的、理論的な標本の判断が難しくなります。
そして、それが分析出来た上で、四診によって現時点、治療時点における各病機の標本主従を明確にして「証」を弁出して、養生指導も欠かさずに、治療を進めていくのです。
そうすると、治療の結果、何が動いて、何が動いてないかが分かります。
因みに、例えば上記のケースで、病因病理の上では「本は肝」であっても、初診時の状況(主訴その他の状況)によっては、「急則治標」で胃の熱から叩く、
とかいうケースもあり得るワケです。
やれ弁証論治派、といっても、ここまで理路整然とやっているところもなかなかないと思いますけどね。
11.27は、イヤというほどこういう話をしてやるうー!!(=゚ω゚)ノ
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2016.09.30
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拙いながらも、東洋医学、鍼灸医学を教える立場になってから数年経つけど、大変残念なことに、学生さんや受講生の学ぶ意欲の無さに、
ガッカリさせられることも、ないではない。
この現象は、なにも鍼灸界だけではないようだ。
患者さんや知人の、学校教員に聞いても、みんなそう言う。
よく、「勉強」という単語は「勉める」「強いる」だから受動的でマイナスイメージが強く、「学習」であれば「学ぶ」「習う」で能動的でポジティブイメージ、
とか言って、「いかに学習意欲を高めるか」とか言うけど、そんなんどーでもいい。(゚∀゚)
小中学生ならいざ知らず、「勉強」だろうが「学習」だろうが、それをする場にいい年して自分から居ながら、ハナから意欲がないという事、
これが問題でしょ、って話です。
一般的にも、
「勉強していい大学出たからって、それが何なの?」
という、あきらめにも似た感情を持っている若者は少なくないらしい。
また、そういう態度が、一見怜悧っぽく見えることを狙って言ってたり、単にガチで一生懸命努力しても、結果に自信が持てないから、出来れば怠けたいことを、
正当化というか、カモフラージュしている場合もある。(苦笑)
だからそういう人は、
「そんなら行かなきゃいーじゃん、で、どうすんの??」
と問われると、閉口してしまうケースがある。
・・・で、ブツブツ文句言いながらとりあえず行く、で、案の定ヤル気がない、そのままダラダラ何年か経つ、という、最悪のシナリオに。。。
もちろん、意欲的で、しかも能力の高い学生、受講者もいることはいるが、少ない。
要は、「何のために勉強するのか」が明確でないと、勉強なんてできない。
カッコだけやって、一過性に知識だけ増えても、それは真の勉強ではない。
勉強したら、その先に必ず「能力の向上や、目的への前進」があるべき、というのが、僕の個人的な考えです。
(それなしで勉強する人は、悪いけど”ヒマ人”だなー、と思ってしまう。)
で、その熱心さ加減は、自分自身の目標設定、興味の有無強弱によって決まる。
学生に問う。
「あなたはなぜ、鍼灸師になりたいと思ったのか。」
と。
学生は答える。
「手に職がつけたかった。」
「安定収入が欲しかった。」
「高齢化社会だから、食いっぱぐれがないと思った。」
「医療だから人の役に立つと思った。」
という回答が多いように思う。
(上記の4つで9割じゃなかろうか。)
どの理由も、まぁ別にいいと思う。
(しかし、そうなら鍼灸じゃなくても、むしろ鍼灸じゃない方が、いいような気もするが。。。(苦笑))
ただ、上記の様に考えている人が全体のほとんどなわけで、それらが全員、上記の様に思うようにやっていくには、鍼灸自体にそれなりの需要がなくてはならない。
ところが鍼灸の受療率は、国民全体の5%ほどじゃなかっただろうか。
(しかも数年前に比べて減っているようですね。)
その割に、鍼灸学校は僕が出た頃の3倍程度に増えている。
(毎年約1000人ほどだったのが現在では毎年約3000人ほどか。)
てことは、狭い狭い需要を、さほど努力しない連中が、ドングリの背比べしながら供給(取り合い)してても、未来は暗いのは自明な訳で、
その混雑から離れて、鍼灸を受けたことがない人に、鍼灸の良さを堂々とプレゼンし、受けてみたいという気にさせ、しかも結果を出す、
ということが出来ないと、この業界で楽しくやっていくのは難しい、ということになりはしないか。
どこを目標にするのか。
何のために、勉強するのか。
まずそこを、深く深く考えるべきだ。
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2016.09.27
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最近、滅多に聞かれなくなったけど、以前はたまにあった。
患者さんから、
「デトックスしてもいいですか?」
とか聞かれること。(苦笑)
あのー、鍼こそデトックスなんですけど。。。みたいなね。(笑)
聞かれなくなったということは、清明院のコンセプトというか、やっていることが、少しは浸透してきたのかしら。
デトックスの意味は「解毒」。
このことはずいぶん前にも書きました。
「デトックス」と「鍼灸」 参照
まあ、何でも横文字にすると、今風で、イケてる感じが出て、それを女性誌とかで大々的にモデルや女優さんを使って宣伝しますと、
それに当てられた一般人の方々が、それの受け皿のところを右往左往する訳です。
この構造は、ずーっと今後も続くでしょうな。(苦笑)
そこから抜け出すには、情報リテラシーを高めること。
東洋医学、鍼灸では数千年前から普通に、人体内の老廃物を含めて「毒」というものについて考え、「解毒」の方法を考えてきました。
僕ら北辰会にも、「清熱解毒鍼法」という技術があります。
最近ホントにねー、鍼は良く「解毒」に効くなー、と、つくづく思いますねー。(*^^*)
「毒」の塊のようになってしまった現代人の、なんと多いことか。
今日も治療直後に下痢が出た患者さんがいました。
治療直後に大量に発汗した患者さんもいました。
昨日は、鍼すると尿量が増加する患者さんが来てました。
鍼すると月経血の量が増える患者さんも来てました。
やっぱ鍼こそデトックスですよ。
「トラッド」なネ。
(笑・・・あえて横文字だー)
まあただ、何でもかんでも解毒すりゃいいってもんじゃない、ということも、念のため付言しときます。
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2016.09.22
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最近も、ヒマさえありゃあ映画観てます!!!(#^.^#)
◆『ゴーストバスターズ』
これねえ、前作は僕が小学校の時だったでしょうか。
当時、クラスにマシュマロマンとそっくりな奴が居たのを覚えています。
(笑・・・マジで激似でした。)
まあ、ターミネーターとかゴジラみたいなもんで、あのテーマ曲がかかった瞬間、一気に小学校時代のノスタルジックな気持ちにはなりますが、
それ以上のものは、特に何もない作品でした。(苦笑)
小学生ぐらいの子供さんのいるような、僕と同年代とかが家族で行ったら楽しめるのかもしれないね。
まあでも、こないだ宗教、魂についてチラッと書きましたけど、西洋の霊魂観が東洋、特に日本とはずいぶん違うなあ、
というのが分かります。
東洋医学は宗教か。 7 参照
やっぱ貞子や呪怨のような不気味さではなく、ディズニーのホーンテッドマンションのような世界観になるんですね。(笑)
それを機械で捕まえて閉じ込めると。
唯物論だー(笑)
現代物理化学の勝利というプロパガンダだー(笑笑)
◆『スーサイドスクワッド』
まあこれはねー、DCというアメコミシリーズの映画化で、MARVELシリーズと似た雰囲気で、まあ、いんじゃないすか、って感じの作品です。
アメリカ的なグイグイ感がややウザい。(苦笑)
でも、ハーレイ・クイン役のマーゴットロビーは素晴らしいですね。
(笑・・・色々な意味で。)
ジョーカーやバットマンが出てくるのもうれしい。
個人的には、カタナ役の女優さんが納得いかなかったです。
(苦笑・・・なんじゃあの日本人観は!)
あとは、ああいう魔女の見せ方も、カッコよくて好きですね。
(特に一発目の、手がひっくり返るシーン。)
◆『君の名は。』
『シン・ゴジラ』と並んで超話題の作品。
アニメ映画はジブリぐらいしか観ないのですが、まあ絵はほぼジブリ(安藤雅司)だし、一応観ときました。
・・・で、うん、まあ、普通、って感じ。(*‘∀‘)
正直、あそこまで騒ぐほどかなー・・・???って感じです。
(笑・・・熱狂的ファンが怒ってきそうですが。。。)
そう思ってしまう僕の魂は、汚れているのだろうか。(苦笑)
この作品は妙に熱狂的なファンが多く、主題歌のRADWIMPS人気と相まっているのでしょうね。
男女が入れ替わる、時間、空間がずれている、夢の記憶が消えてしまう、なぜか涙が出る、偶然出会ってハッとする、
神道的な儀式の描写、天災(自然)など、まあー、ウケる要素満載の映画です。
日本的な「魂」「神」に興味のある人にとっても、楽しめるのではないでしょうかネ。(‘Д’)
◆『怒り』
今回観た中ではこれがナンバーワンですかね。
広瀬すず、宮崎あおいが素晴らしい。
(特に宮崎あおい)
俳優陣も凄いんですけど、それを上回っているように思います。
綾野剛は、別の作品の不良役と比べると、その演技力の幅がスゴイですね。
(『新宿スワン』も続編やるらしいので楽しみですね。)
まあ、自分ではどうにもならないモノ(生来の環境)とか、後悔してもしきれないこととか、生きてたら、あるよねー、って感じです。。。
(人生に”たられば”がない残酷さですね。)
まあ総じて、演技ってスゴイ、俳優、女優ってスゴイなあ、という作品でしたが、ストーリーそのものはそうでもなく、
最近の重い内容の邦画である『ヒメアノ~ル』とか『ディストラクションベイビーズ』と比べると、僕の中では超えなかったですね。
森田剛と、柳楽優弥がスゴイというのもあるけど、映像や音楽やテンポその他での、見せ方なんでしょうね。
こういう部分は監督とか、映画屋さん達のウデなんでしょうね。
受け手側にどう思われるか、ソフトとハード、両面大事。
受け手に阿り過ぎて、やりたいことが出来ないのもいけないし、自分勝手な主張ばっかりでも、世に受け入れられない。
清明院も、見習います。
映画最高!!!
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2016.09.10
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これまでのお話
東洋医学は宗教か。 15 参照
さて、ここらでいったん、まとめましょ。(*‘∀‘)
このシリーズは、ここから波及する諸問題にまで手を付けていくと、キリがないです。(苦笑)
・・・まあ、語っている途中で、様々な興味深いテーマが出ましたので、追々、機会があったらそれぞれ個別に、詳しく書いてみましょう。
◆とりあえずの結論
平たく言えば、最初にも言ったように、
「東洋医学はあくまでも医学であって宗教ではないが、ある意味では、宗教的側面もないではない。」
というのが、今の僕の結論であります。
(まあ、フツーだね(苦笑))
医学であって宗教でないというのは、東洋医学は歴史的に見ても、巫術、呪術から脱却し、「気や陰陽」という自然哲学をもとに、病人の健康回復のために特化して展開された、
れっきとした「医学」であり、死後の世界や、輪廻や霊魂の存在を説き、民衆を幸福に向かってあまねく教え導き、救済する「宗教」とは、
対象も目的も内容も、性格が違うと思うからです。
東洋医学が対象にしているのはあくまでも「患者さん」や「医者」であり、目的は病の治療です。
東洋医学は、その目的も対象も、宗教よりも、的を絞り込んでいると思っています。
従って、分けて理解するべきだと思います。
また一方で、宗教的色彩を帯びていると思う理由として、「信じる」というのがキーワードかな、と思います。
現代日本の医療界で、圧倒的にイニシアチブをとっている「西洋医学」の根底にある、最新の現代物理化学においては、
東洋医学がその理論のベースに置く「気や経絡経穴」というものの存在は証明されていません。
むしろ否定的、と言っていいでしょう。
でも、我々現場の東洋医学の医者は、それらの存在をある意味「信じて」「前提において」治療を行っています。
何故、そんなものが信じられるのかと言えば、我々は日々それらの存在を実感し、それらの存在を前提とした学術を駆使して治療にあたることで、
現実に病める患者さんが、実際に治っている現実に、日々接しているからです。
しかも、現代西洋医学が治せなかったような病が、治る場合があるからです。
そこに、現代における東洋医学(中国伝統医学)の大いなる存在意義や使命、可能性があると思います。
また、東洋医学が、『黄帝内経』以降、2500年もの風雪に耐えてきた伝統医学であるという、世界最古の伝統医学であるということも、
我々に自信をもたらしてくれている面もあるでしょう。
(西洋医学の歴史はせいぜいこの200~300年ですからね。)
意味のある未進化 参照
このような理由から、鍼灸臨床をやる上で、東洋医学の理論、学術に「僕は」依拠するようになった訳です。
依拠する上で、我々がこの、目に見えない、現代の最先端技術でも捕まえきれない、「気」という存在をある意味「信じている」というところが、
神仏や霊魂や死後の世界を「信じて祈る」行為なんかと、似ていると言えば似ているのかもしれませんし、その意味では、
宗教的と言えば宗教的と思います。
また、患者さん自身がその先生を「信じる」、鍼灸のことを「信じる」ことで、大きな安心感につながり、経絡経穴、臓腑の気の動きが結果的に良くなり、
鍼灸治療の効果が最大化する側面も、大いにあるでしょう。
ここも、宗教的と言えば宗教的。
そしてそういう、熱狂的に先生のことを信じている患者さんを、傍から見たら「熱狂的な宗教の信者」的な見方をされる場合も、あるかもしれません。(笑)
それも、宗教的と言えば宗教的。
〇
でも、いくらそうやって信じたからって、やはり限界がある、なんでも治るというワケではない、ということも事実。
それを我々は、現代の医療のプロの端くれとして、よく理解していないといけません。
(東洋医学の限界というよりも、自分自身の学術の、現時点における限界を。)
・・・まあ、そもそも「医学」というものは、東洋であれ西洋であれ、それ以外であれ、100%、人間の心身をコントロールするなんてことは出来ません。
(それが出来ればもう神様だし、病人なんてこの世にいなくなります。)
ただ、蓮風先生が仰るように、人間の生老病死という自然の摂理(仏教の説く四苦)の中で、唯一、人間の力で抗うことが出来るのが「病」であり、
それに応える学問が「医学」です。
長い歴史の中で、人間の知恵が生んだ様々な自然哲学、人体観をベースに、色々な医学が生まれた訳です。
その中で、非常に強い存在感を放つものの一つが東洋医学、鍼灸医学なわけです。
・・・まーそういうことなんで、近年様々な事件を起こしているカルト宗教や、金儲けが主目的の連中や、胡散臭さが売りのオカルト論者なんかとは、
どうかステレオタイプ的に一緒にしないでほしいと、本当に思っています。(苦笑)
鍼灸医学は、悠久の歴史と、現代における確かな実効性、有用性を兼ね備えた、れっきとした伝統医学なのであります。
(部分的、一面的ではありますが、科学的根拠もあります。 日本鍼灸エビデンスレポート 参照)
だから東アジアだけでなく、世界中の多くの国々が国家資格や開業権などの制度としても認めている訳です。
あとまあ職業上、人の生き死にに大きく深く関わったり、病を治療することが、その人の人生そのものを救うことにも繋がりますから、
東洋医学の医者たる者は、宗教や哲学について、大いに学ぶべきだとも思います。
〇
こういうことをよーく踏まえて、自分が医者として、人間として成長し、不動心で患者にあたれるようになればなるほど、
鍼灸の効果は素晴らしいものになっていくのだと思います。
(もちろん、基本となるような学術は徹底的に踏まえた上で、ですよ。)
あと、東洋医学は、東洋医学の医者の一生を、こうやって、最高に向かってずーっと指導しますから、医者にとっては、
宗教といっていいのかもしれませんね。(笑)
・・・まあ要は、何でもいんだよ、世のため人のためになりゃあ。
このシリーズも長くなったんで、次回、目次を付けて終わりますネ☆
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2016.09.01
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昨日から、東洋鍼灸専門学校での週一講義が始まっています。
僕は清明院の院長をやる傍ら、鍼灸学校でアルバイトしています。
(カッコよく言えば”非常勤講師”です。(^^)/)
でもまあ、フリーターです。(笑)
出稼ぎ労働者です。(笑)
学校での講義、教育というのも、鍼灸界にとって、ひいては患者さんにとって重要なことで、なるべくだったら臨床家が行くべきだ!との思いから、
5年ほど前から行くようになりましたが、いざやってみるとなかなか大変です。(~_~;)
でも今年度からは、去年よりもコマ数を半分に減らしたことで、比較的楽しくやらせてもらってます。
毎日毎日、1日中学校にいて、何コマも何コマも同じ講義をなさる学校の先生方、本当に頭が下がります。
後期の学生さん達も、熱心な質問が多く、ヤル気が出ました☆
これから半年、彼らの人生と関わらせていただきます。
浅く終わるか、深くなるか。
鍼の神のみぞ知る。
さーて、やるからにはやります!!
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2016.08.30
↑↑森之宮医療学園の横に流れる川。今年は例年より少しだけきれいだったかな。(苦笑)
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今年も行ってきました、北辰会、夏季打鍼研修会。
毎年恒例です。
午前中は藤本新風先生による実技デモ。
よく北辰会方式打鍼術の初心者を悩ませる
「なぜこの処置になるのか」
というところを、実際のモデル患者を使って、懇切丁寧に解説してくださいました。
いつもながら、新風先生のこういった教育的な配慮は素晴らしく、僕も鍼灸学校の非常勤講師ではありますが、頭が下がる思いがしました。<m(__)m>
午後は実技研鑽。
今年も上級班に参加させていただきました。
講師は油谷真空先生。
元藤本漢祥院副院長であり、超絶テクニックの先生です。
そんな油谷先生先生と、モデル患者の一つの体を診て、あーでもないこーでもないとディスカッションさせていただいたのが、
非常に楽しかったです。
そして、実技中に少し具合の悪くなった先生が出た時の油谷先生の対応が、やっぱり超絶でした。
臨床家というのは、いつも完璧な治療が出来るわけではなく、全て思った通りに動かせるわけではありません。
場合によっては、予想外の変化が起こることがあります。
でもそうした時に、全く不動心で事にあたれるかどうか。
これが重要です。
いいものを見せてもらいました。
そして、今回は翌日の藤本漢祥院研修後に、超久しぶりに、旧知のメンツでお酒。。。
相変わらずの、みんなの情熱、それぞれの問題意識、歩み、非常に良い刺激になりました。
やっぱり、ある程度自分なりに一生懸命やっている自負心があり、それなりの結果も出ていたりすると、精神が(肉体も?)たるむ。
これが実によくない。
人間を堕落させる。(苦笑)
もっと頑張らないといけません。
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2016.08.20
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いやー、最近も、ヒマさえありゃあ映画観てます!!
◆『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』
・・・うーん、これねえ、前作が20年くらい前で、ちょうど僕が16歳くらいのことでしたか。
正直、当時はさほど面白くはなかったけど、友人にこういうのが好きなやつが居て、アツく勧められ、観た後もアツく語られたのを覚えていました。(苦笑)
・・・で、今回、20年ぶりの2作目だったんですけど、やっぱりイマイチでした。。。(爆)
なんかねえ、エイリアンの侵略による世界の終わり、って話しなんだけど、そこに妙に家族愛だの、友情だの、個人の確執だの、
色々な人間的普遍的テーマを強引にたくさん織り込もうとし過ぎてて、終盤は辟易しました。。。
もう、アメリカ映画のこういうCGの派手さとか精巧さで、別にビビらなくなってんだよね。
となると、そこに深いメッセージ性とかストーリー性を見出したくなるんだけど、それがあまりにも見え見えっていうか強引っていうか。。。
珍しく辛口です。(苦笑)
◆『シン・ゴジラ』
エヴァンゲリオンの庵野監督がやったことで、公開前から超話題の作品。
”エヴァンゲリオン✕ゴジラ”という組み合わせが、映画ファン、アニメファンの心を完全に躍らせたのでしょう。
ファンにそう思わせるクリエイターの人たち、本当に素晴らしいです。
・・・で、観た感想としては、まあ確かに面白かったし、謎解きの部分とか、ラストシーンの意味とか、色々気になって、
あとで家に帰ってから調べてしまいました。
(石原さとみの”ガッジーラ”という英語発音がどうしても気になりましたが。。。)
僕は小学生の時の『ゴジラVSビオランテ』でゴジラを知り、その後チョイチョイ観てる程度の”浅い”ゴジラウォッチャーですが、
これを機に初回の作品から観てみようかな、と思いましたね。
ネットでレビューを見ても、多くの映画ファンの、日本が生んだ「ゴジラ」というアイコンへの愛を非常に感じるレビューが多かったです。
なんかもう、あの音楽と、ゴジラに対する自衛隊とか政府の必死になってる感じで、もう童心に帰るというか、持っていかれますね。(笑)
きっと庵野監督もゴジラファンの一人なんでしょうね。
アメリカがゴジラを作ると、ジュラシックパークみたいなゴジラになりますが、やっぱゴジラはあの形でしょ。(笑)
また、色々なシーンの見せ方や、テーマやメッセージなんかが、エヴァンゲリオンファンまでも唸らせているようなので、
エヴァンゲリオンの方も見てみようかな、という気になりましたね。
(因みに僕は全くエヴァンゲリオンを知りません。熱狂的なファンからの噂では、昔から色々聞いていますが、知るとハマりそうで恐いのです。。。)
いずれにせよおススメです。
次回作も楽しみ!!
◆『葛城事件』
上記のようなド派手な話題作映画も好きなんですが、僕はこういう、知る人ぞ知る、重ーいテーマの、暗ーい映画とか、
映像や音楽が妙にきれいで、内容は別に無いような映画とかの方が、むしろ好きなんです。
この映画は、連続通り魔事件を起こした犯人と、その家族の話です。
架空の話ではありますが、近年、たまに起こってしまっている、いくつかの無差別通り魔事件を詳細に取材し、題材にしたらしいです。
なぜ、ああいう狂気が醸成されてしまったのか。
一見普通の家庭の中にある、家族一人一人の心の闇、ちょっとしたボタンの掛け違い、意識、感覚のズレの、数年、数十年に渡る蓄積から起こる悲劇。
犯人の父親役に三浦友和、犯人の兄役に新井浩文、母役に南果歩という、実にいい感じのキャスティング。
バルト9でやってる時は、なかなか時間が合わなくて観に行けなかったんですが、奥渋谷(文化村の裏の辺にある、小さいおしゃれな街。通称奥渋。(笑))にある
「アップリンク渋谷」という劇場で何とかやってくれていたので、観ることが出来ました。
これはおススメですが、あまりにも切ないので、ハートの弱い人はやめておきましょう。
宇多丸さんも観終った後、しばらく精神不安定になってしまったようです。。。
まあともかく、映画最高!!
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2016.08.18
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「東洋医学は宗教か。」
・・・まあこれ、たまに言われることなんですけどね、少なくとも僕は、そうは思っていません。(笑)
医学は医学、宗教は宗教。
医学と宗教を、冷静に分けて理解し、自分のことを、東洋医学の医者であって、別に宗教家ではない、と、普通に思っています。
(ごく当たり前にね。)
ただ、臨床においては、術者や患者の、鍼灸治療や漢方治療を信じる気持ちが強いほど、そして、術者と患者の信頼関係が強いほど、
治療効果は出やすい、とも思います。
全部が全部ではないけど、鍼灸や漢方での、「気の動き」の良し悪しというのは、そういう、不確かで霊妙なものに依存する部分がある。
また、治療効果そのものが神秘体験的なものであったり、信者が教祖を熱狂的に信じたり、他者を熱狂的に勧誘したりするような、いわゆる
「宗教っぽい雰囲気」
が、西洋医学よりも出やすい側面も、ないではないかな、とも思います。
・・・まあ、
「だから何?別に治りゃよくね??難しく考えても意味無くなーい??」
ってハナシなんですけどね。(笑)
でも術者側、患者側の、この辺への理解、整理がきちんとなされていないから、いつまでたっても
「東洋医学は怪しい。なんかコワい。。。」
という評価が後を絶たない側面もあるようにも思いますし、最初は普通だった鍼灸師も、患者さんがつくと、徐々に新興宗教の教祖じみてきて、
訳の分からないことを言ったりする人が出てくることも、あるんじゃないかと思います。
まあ、鍼灸院の門をたたくと、清明院のように、怪しげなロン毛が出てきたり(笑)、医療機関なのに白衣じゃなくて作務衣を着た、
インチキ坊さんみたいなのが出てきたりするという、こちらサイドの”見せ方”の問題もあるとは思いますが。(爆)
臨床ってのは
「要は治りゃイイ、治したモン勝ち、勝てば官軍」
なんだけど、社会的にはその
「治し方(方法論)や、その背景にある理論や哲学、概念」
が問われる側面があるのです。
〇
僕は以前から、「宗教」というのは読んで字のごとく、人間を幸せに向かってあまねく教え導くもので、「医学」は人体の仕組み、
病気の仕組みを論理的に研究し、治療に役立てる学問、と、ごくごく一般的な理解で捉えています。
加えて、「医療」というのは、
病気という名前で呼ばれる個人的状態に対し,それを回復させるか,あるいは悪化を阻止しようとしてとられる行為(『世界大百科事典 第二版』)
であります。
(だから、医学的知識の全く無い母親が、子供の腹痛をワケも分からずさすって治す、これも立派な医療です。)
もちろん、人間が「幸せ」になるためには「心身の健康」というのも手に入れないといけませんから、そういう意味で拡大解釈すれば、
「医学」「医療」も、人間をあまねく教え導く「宗教」の一部と言えば一部なんですが、分けて理解するべきでしょう。
ここを混同して、ヘンな方向に進むと、やっぱりよくない気がします。
ここがよく理解出来ていないが為に、良かれと思って、悪い結果をもたらしたり、分かっていながら悪用して、悪さをする輩がいる事実、現実がある。
〇
僕らは、「東洋医学」の論理に基づいて、鍼灸を使って、「医療」を行うのが仕事です。
その際に、人体における「気」や「経絡」という、現代物理科学の最先端の機械でも、客観的に計測したり数値化したりできない、
現代の最先端物理科学の理解の範疇を超えた存在を、ある意味では、医者が「信じて」、それを「実際にあるもの」と想定、仮定し、
それに立脚して医療、治療を行う訳ですから、そういう意味でも、宗教的な色彩を帯びていると言えなくもない。
(論理の根拠や前提が「気や経絡の存在を信じること」になっている時点で。)
・・・うーんまあ、長くなりそうなんで、気が向いたら続く。
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