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最近、「時間がない!」と思うことが増えています。
ありがたいことです。
2012.02.19
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とある映画のワンシーンの、ワンフレーズが、印象に残っている。
2012.02.06
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先週土曜日の診療終了後から、実は地元、群馬県前橋市に帰っておりました。
2011.01.07
これまでのお話
「泣く」とはどういうことか(その1)
「泣く」とはどういうことか(その2)
「泣く」とはどういうことか(その3)
「泣く」とはどういうことか(その4)
「泣く」とはどういうことか(その5)
かなり久々になりますが、このシリーズ、ちょっと足しましょう。
今後もこのように、右にあるカテゴリーの色んな話を、たまに肉付けしていきます。
今日、こんなニュースを見つけました。
(↓↓以下簡略化して引用)
米科学誌サイエンス電子版で6日、発表した。
研究チームはまず、複数の女性ボランティアに悲しい映画を見せ、涙を採取。
涙と、塩水がしみこんだシートを男性被験者24人の鼻の下に別々にはりつけると、涙のシートをつけた場合でのみ、女性の顔写真に性的魅力を感じる度合いが減った。
唾液中の男性ホルモン「テストステロン」の濃度も低下したほか、脳の活動を調べる機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)でも、性的興奮にかかわる視床下部などで活動が低下していることを確認した。
「嗅覚」を刺激する何らかの成分(フェロモン?)が
男性の「性的興奮」を
「選択的に」抑制する
そして、「男女」という陰陽・・・。
2010.11.19
これまでのお話・・・
「五行(ごぎょう)」って何ですか?(その1)
「五行」って何ですか?(その2)
「五行」って何ですか?(その3)
ではでは、続き、いきます!
◆「陰陽」と「五行」の合体
もともと別々であった「陰陽論」と「五行論」は、今から約2300年ほど前、鄒衍(すうえん)という思想家によって合体させられた、と考えられています。
ではどのように合体させたかと言うと、五行(木火土金水)の中の、
木と火を陽に、
金と水を陰に、
土は陰と陽、両面ある、中間的存在、
という風に「五行」を大きく「陰」と「陽」に分類し、さらに、
木火土金水それぞれが持つ”意味”を押し広げて解釈し、それぞれの力関係をも説明
したのが始まり、とされています。
(『陰陽五行説 その発生と展開』P92 陰陽主運説 参照)
その後、この「陰陽五行説」はさらにどんどん、色々な解釈、発展を繰り返し、より細かく、精緻なものとなっていきました。
そしてそれは、自然を解釈するための重要な哲学として、現代に至っても、中国、というより世界を代表する古代自然哲学の一つであり、その価値は、
この高度に発達した文明社会でも失われていないと思います。
(なぜなら、鍼灸臨床家の立場として、ちゃんと”使える”と思うからです。もちろん使い方さえ間違わなければ、ですが。)
・・・その後、この考え方は当然、医学の分野においても応用され、6世紀の中頃には、仏教などとともに朝鮮半島を経て日本にも伝わり、医学はもちろん、
政治などなど、あらゆる方面にまで利用され、中国は中国で、日本は日本で、それぞれに発展していきました。
安倍晴明(あべのせいめい 921-1005)で有名な陰陽道(おんみょうどう)なんかも、この「陰陽五行説」をもとに発展したものの一つです。
(塙書房『日本陰陽道史総説』村山修一著P4 参照)
ちなみに、清明院の「清」とは字が違います。
これ、よく間違われることがあるんですが、”晴明院”なんて、恐れ多くて付けられませんよ・・・。(苦笑)
当院の名前の由来 参照
「陰陽師(おんみょうじ)」という言葉は最近も、野村萬斎さんが主演した同名の映画や、岡野玲子さんの漫画で、ずいぶん流行りましたよね。
ああいうものが非常に注目を集める、ということの背景には、単純に面白いとか、話題性があるとかいうこと以外に、やっぱり現代の科学文明では説明がつかないことに対して、
人々の関心は常にちゃんとあって、それを説明しうる考え方の一つに
「陰陽五行説」
が伝統的にあって、そこには何かあるんじゃなかろうか、という人々の密かな認識、期待を、暗に示していると思います。
なんぼ科学が発達したって、「自然」そのものを作ってしまうことは出来ず、なんぼロボット工学が発達したって、「人間」を作り出すことは出来ません。
宇宙、この地球において、人間は、他の動物と比べれば、相対的に独立しているかに見えますが、どこまでいっても大自然の絶対的支配下からは逃れられず、自然の子供であります。
現代の高度に発達した物理科学文明でも、所詮は自然のごく一部をコントロール下に置いたように見えているにすぎません。
・・・話がそれましたが、次回は五行、それぞれの意味づけを簡単に。
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2009.11.23
この前、
“「気」って何ですか?”
という疑問に対する、僕なりの簡単な考えを述べました。
(読んでない方はこちら 参照)
その中で、古代中国の自然哲学では、
「この世の全てのものは「気」から出来ており」
そして全ての自然現象は、
「気の動きによる現象である」
・・・と考えています、という話をしました。
しかしそれだけでは、すべての細かい現象を説明するのにあたっては、あまりにもザックリし過ぎてないか?という印象を持った方もいると思います。
例えば、人間と、動物、植物、鉱物、その他のあらゆる自然界における
「もののありよう」
とか、
「変化の仕方の違い」
について説明するには、
「みんな気で出来ています。全ては気の動きです。」
と言われたところで、
「は?何それ?よく分かんないし、そんなん信じられないよ!おたく新興宗教ですか?」
・・・ですよね?
(笑・・・僕も最初はそう思いました。)
もちろん、そのリアクションというのは、程度こそ現代とは違うだろうけど、古代も同じだったんじゃないでしょうか。
なので、それをより細かく、分かり易く説明(というより理解)するために生まれていった考え方が
「陰陽(いんよう)」
や
「五行(ごぎょう:木、火、土、金、水)」
という考え方なのだと思います。
「気」を「陰気」「陽気」さらに「五行の気」という風に分けて、諸現象を説明していったわけです。
ただ、一応分けるけれども、前提として、あくまでも、全ては“気”で出来ている、という考え方を失わないように、です。
(ここが重要!)
これについて、説明する内容の幅を広げ過ぎると、あまりにも壮大な話になってしまうし、かといって細かすぎると、専門用語ばっかりの難解な話になってしまいます。
なので、ここでは、あくまでも患者さん向けに、東洋医学の言う、
「人体内における気の動き」
を理解するための「陰陽」というものについて、ごくごく簡単に紹介してみたいと思います。
まず、一番分かり易い例として、この世界に存在する人間には、男と女の2種類がいます。
今も昔も変わりません。
これを、男は陽、女は陰と分けました。
「陽」とは動的な気の実在、「陰」とは静的な気の実在を意味します。
じゃあニューハーフはどうするんですか?と思った方、彼らはもともとは男です。(笑)
じゃあ映画の『リング』に出てくる貞子みたいな、両性具有は?と思った方、あれは例外ですので、性別とは違った物差しを使って陰陽分類すればよいのです。
・・・ともかく(苦笑)、現在でも、オリンピックなどで100mを何秒で走れるか、幅跳びでどれだけ飛べるか、比べれば必ず男性の方がいい記録が出ますよね?
・・・まあ、「動く」ということに関しては男性の方が得意というか、女性と比較して相対的に、そういう「動的な性質」を持った「人間」である、といえます。
一方女性は、男性と比較して相対的に静的(別に動けない訳ではない)であると同時に、「妊娠し、出産する」という生物学的な特徴があります。
これは、男性にはどうやっても真似出来ない、女性特有の機能ですね。
静的である、ということはマイナスだとか、あるいは動的であることに比べて劣っている、ということでは全然なく、そういう、動と静がうまくバランスをとることによって、
自然界の一部である「人間」という動物、つまり”気の凝集体の集団”が平和に、永続的に維持される、と考えます。
陰と陽との「バランスの調和から起こる正常な変化の連続」こそが大事なんだ、という考え方です。
(ですので女性差別とかではないですよ。誤解なきようお願いしますね(笑))
ここで、では男には陽の気、女には陰の気しか流れてないかというと、それは違います。
相対的に陽である男性にも、相対的に陰である女性にも、「陰陽」の2つの気が流れている、と考えます。
そうすると陽の中にも陰陽が、陰の中にも陰陽がある、そしてその中にも・・・となるわけで、そのパターンはいくらでも無限に分けられる訳です。
人間一人一人の個性、微妙な違い、というものについては、DNAではなく、東洋医学ではこれで説明していきます。
男っぽい女は陽寄りの陰、女っぽい男は陰寄りの陽、という具合に。
先ほどのニューハーフは後者ですが、生殖能力を持つわけではありませんよね?そういう意味では結局は彼らも「陽」です。
ちなみに余談ですが、そういうのを生年月日や星回りその他から細かく細かくパターン分類し、整理して、「ある人間」に起こる過去、現在、未来の予測をするのが「占い」ですよね。
(細木和子さんは今どこへ・・・。)
東洋医学では、このように人間(男女)に流れる陰陽の気のバランスが大きく乱れたものを「病気」(ここにも“気”が!)と考えます。
(因みにもちろんこの考え方は動物にも応用され、”獣中医学”と言われる分野もあります)
そして人体の中のその「気」の通り道のことを「経絡」(けいらく)と呼び、その経絡の上にある、鍼したり灸したりすることによって、
陰陽の気のバランス調整に使える点を「経穴」(けいけつ=ツボ)と呼ぶわけですね。
「気」と「陰陽」という哲学が大前提として基盤にないと、「東洋医学」は成り立たないのです。
「東洋医学」が、もしまったくの空理空論であって、現実に成り立たないものなら、当院の患者さん達はもちろん、中国、日本で数千年に渡って患者さんの病気が治ってきた、
という事実はすべてウソで、何かの間違いだった、ということになりますし、もしそうならば、西洋医学が世界中に爆発的に広まっていく中で、東洋医学は確実に滅び去ったでしょう。
しかし現代において、いまだに滅んでいない、それどころか実際に患者さん達が治っている、ということは、「東洋医学」がれっきとした医学である証拠であり、
「気」と「陰陽」という哲学は、自然を理解する上での重要な一つの考え方である、何らかの真実をつかまえている、ということの証左だと思います。
「陰陽」とは、この世界を認識する時に、一つの仮説として「気」から全てのものが成り立っている、と考えた場合に、個々の違いと共通点、
諸々の自然現象を説明、理解する上で「必要な」考え方である、ということです。
・・・どうでしょうか。分かりにくいでしょうか?
僕なりにかなり配慮して書いたつもりですが、ご批判、ご感想いただけると幸甚です!
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
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(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
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2024年 4月の診療日時2024.03.14
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3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
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