東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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教育崩壊現場

2012.02.22

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先日、清明院の患者さんで、小学校の先生をされている方からうかがいました。

その日、妙に肝鬱所見(かんうつしょけん・・・肝の臓の異常を示す所見)がきつく、

「あれ、なにかあったの??」

と聞くと、

「ええ、実は・・・、」

とおっしゃって、最近学校で起こっていることを教えて下さいました。

なんでも、その小学校では、2年生の子供が、授業中にふざけて、教室から走って逃げ出してしまうんだそうです。

それもなんと、過半数が・・・。

生徒たちは、悪ぶったり、何かに抗議しているいるワケではなく、あくまでも「フザケ半分で」そういうことをやっているんだそうです。

僕らのような、当事者でない外野からすれば、そんなん、ひっぱたいてでも教室に戻せばいいじゃん、と思うけど、

今は”体罰厳禁”の時代です。

そうする訳にもいかず、親御さんと協力して、頑張って指導していきましょうね、と結論付けるしかなく、しかしそれをしても、一向に状況は変わらないそうです。

であれば、「他の生徒の邪魔だから」ということで、そんなやつら出校停止にすればいいと思いますが、それを強制できる権限もないようです。

仕方なく、放置して、残った生徒に淡々と授業をやっている状況なんだそうです。

さらに驚いたことに、中には、それを学校の授業のせいにしてくる親御さんもいるようです。

子供が逃げ出すような、退屈な授業をする方が悪い、という訳です。

近年話題の、モンスターぺアレンツっていう人種ですネ・・・。

その人たちは、

「退屈な授業を、奇声を発して走って逃げ出す」

という野蛮極まりない、無礼極まりない行為よりも、

「つまらない授業をやる」

という行為の方が問題だ、という訳です。

なんかもう、ワケ分かりませんね・・・。

そういう大人に育てられた、そういう子どもが、やがて大人になり、医療をやったりするのかな・・・、と思うと、ドンヨリしてきます。

ゆとり教育だの、教師と生徒は平等で、自由闊達な、個性を伸ばす教育だの・・・。

それを声高にうたった結果、もちろん全部ではないけれど、こういう悲惨な現状が生じるケースもある、ということを、よくよく考えなくてはならないように思うのは僕だけでしょうか。

自由と無秩序は違うと思うし、制約や強制と秩序というのも、違うと思います。

教育は国民の義務で、みんな15歳まで教育を受ける義務があるワケだけど、「どんな教育か」が大事です。

これも結局はバランスだから、難しいは難しいけど、な~んか最近ホントに、おかしくない??

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橋下市長フィーバー

2012.02.07

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最近、橋下徹大阪市長に関するニュースの過熱っぷりがスゴイです。

それにしてもこの人は、弁護士で元コメンテーターだけあって、口がたちますし、タレント性があるし、何より実行力がありますねえ・・・。

メディアの使い方のうまさから、よく小泉元総理と比較されているようですが、演説の時の喋り方とか、確かにちょっと似てますよね・・・。

(橋下さんは小泉さんを大政治家だと思って尊敬してると公言してますから、きっと影響受けてるんでしょうね。)

有名な思想家の内田樹さんや、精神科医の香山リカさん、帝塚山学院大学教授の薬師院さん、北大教授の山口さん、そうそうたる面々から、

 

『橋下主義(ハシズム)を許すな』という本の中でコテンパンに批判されましたが、これを逆に受けて立って、田原総一郎の「朝まで生テレビ」の中で、

 

まさにコテンパンにやり返しました。

観た方は分かると思うけど、あの、1対6の激論に、余裕しゃくしゃくで臨んで、あれだけの楽勝ムードを醸し出せるのは、ディベートの技術もあるんでしょうが、

 

それ以前に彼が自分自身の打ち出した改革案に絶対の自信と信念を持っていて、なおかつ批判派の、自分に対する批判をまず聞いて、キチッと分析したうえで、

 

さらにそれがどこがどう的外れなのかを論理的に分析出来ているからでしょう。

まるで一人の冷静な大人に対して、6人の子供がギャーギャーとわがままや不満や不安などの感情をぶつけているだけ、のようにみえました。

放送翌日から、アレを見た視聴者からの、特に香山リカさん、薬師院さんに対するネットでのバッシングはひどいモノです。

・・・まあ、そうやって、ある部分を切り取って、誰かのことを匿名でコテンパンにネットで叩く風潮なんてのは、最近の非常によろしくない風潮でもあります。

香山さんや薬師院さんにも、いい部分、いい主張はあるはずで、そこを考えた上で判断しないと、と思います。

最低でも、全然いいところなく議論に負けたとしても、それなりに自分の意見をもって、今あれだけの勢いのある橋下さんの前に、批判派として、

 

全国民の前に出てきたというだけ、彼らはまだ評価できますね。

(少なくとも、実名を伏せて、ネットで人の誹謗中傷をしてる連中よりは、です。)

ちなみに橋下さんの批判本の筆頭に名前の出ている内田樹さんはなぜか出てませんでしたが、個人的にはぜひ出て欲しかった。

内田樹さんという人は非常に話しの分かりやすい方で、僕も何度かブログを読まさせていただいてますし、その主張の中には非常に同感なことも多いので、

橋下さんの改革の中でも問題になりやすい、教育改革に関して、直接対決がぜひ観たかったのですが、まあ・・・、仕方ない。

色々な事情があるのかもしれません。

橋下さんがよくいうように、今の日本の行政制度(仕組み)そのものは明治以降変わっていない、完全に制度疲労を起こしている、だから制度そのものを変えないと、

 

せっかくの議会制民主主義なんていったって、話し合うだけで結果的に何も決まらないんだ、だからその仕組みそのものの改革を大阪からやるんだ、

 

大阪の府と市による無駄な2重行政が、日本の政治機構の縮図なんだ!そして大阪都構想を成功させて、ひいては日本の政治の仕組みを変えたいんだ!

 

というのは、僕のような浅学でも非常によく分かりますし、ワクワク期待大です。

この調子でどんどんいい方向に日本が変わって、ついでに医療行政も変わって欲しいナー、と密かに思っております・・・。

出来ないのかナー、東洋医師・・・。

ちなみに私は、橋下さんについては、スゴイ期待してますが、常に冷静に、批判的にみていよう、と思っています。

小泉さんの時も思いましたが、世がフィーバーしてるならば、逆に必要以上に、意識的に冷静に。

コレ、陰陽論です。

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水が滞り、夜泣きする

2011.12.15

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最近、再び小児の新患さんが多い清明院・・・。


開業当初は、こんな新宿のど真ん中で、小児がたくさん来るなんてこと、まったく想定していませんでした。(笑)


場所柄、サラリーマンやOLさんが増えるかな~、と思っていましたが、清明院の患者層は老若男女、実に様々です。

これはとっても、いいことです。(感謝合掌)


幅広い患者さん達、大歓迎です♪

東洋医学は、もともとそういう医学です。


近年よく見かける「〇〇専門鍼灸院」というやり方も、それはそれで否定しませんが、清明院はそれでいうなら東洋医学専門鍼灸院です。


だから、当然患者層は老若男女になりますし、職業や病気も実に様々、となります。なるはずです。

 

(と思ってます。)


また、それこそが東洋医学のよさである、とも思います。


まさに蓮風先生もよくおっしゃる、「我々は全科者じゃ!(笑)」ですネ。


小児に関してもこれまで、よくあるアレルギーやら、夜泣きやら、おねしょなどから、先天性の難病まで、様々な疾患を診させていただいております。

・・・つい最近診た、夜泣きの症例。

一口に夜泣きといっても、東洋医学的には実に色々な原因で起こるのですが、その子の場合はメインは

「水の滞り」

でした。

水が滞ると、気や血も滞ります。


五臓六腑、特に脾の臓、胃の腑、大小腸の腑、腎の臓、膀胱の腑などを中心に、ジワーッと障害します。


子供はお腹がすくと、ぐずります。


そして気が済むまで、お乳や離乳食を飲みまくりの食いまくりです。(笑)


もちろんそれに耐えられる臓腑の状態なら問題ないのですが、まだまだ未熟な、カワイイ臓腑・・・。


受け止めきれない場合もあります。

そうすると、様々な異変が起こってくることがあるのです。


・・・ま、そんな考えで、お腹にサッと鍼を接触。

「サッ」とね。


1回で夜泣き激減。


お母さん不思議がる。


これが東洋医学。

 


鍼最高。

 

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「気」が動く感覚

2011.12.09

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「気」を動かし、人体の「陰陽」のバランスを整えて、結果的に「治る力」を最大限引き出し、病気を治したり、病気を予防する東洋医学。

この「陰陽」の境界線をどこに引くか、それをどう動かすかが問題であることは、先日述べました。


そこで今日は、「気が動く感覚」というものについて考えてみたいと思います。


「鍼灸によって気が動いた感覚」これは、”正しい鍼灸治療”を受けた人にしか分からない感覚かもしれません。

 

 

これは、清明院の多くの患者さんが、清明院HP内、「患者さんの声」に書いて下さっているように、大体は、実に気持ち良いものです。

 

「昔鍼灸をやったことがあるけど、とにかく痛かったし熱かったし恐かったし、症状は楽になんないし、何の説明もないし、トラウマです。」


という人は、”正しい鍼を受けた”とは言えないでしょう。

 

(苦笑・・・まあこれもある意味で、「マイナスの方向に気が動いた」とも言えますが。)

 

”正しい鍼灸治療によって、陰陽バランスが整う方向に気が動く感覚”というものの感じ方は、人によって違います。

 

人によっては、

「体が温まる感じで、とにかく気持ちいい!」

とか、

「心、気持ちがリラックスする感じ。」

とか、

「一時的に痛みやしびれが出ることがあるけど、それが治まると症状がスッキリする感じ。」

とか、

「トイレに行きたくなる感じ。」

とか、

「睡眠が足りてても、鍼した瞬間、猛烈に眠くなる感じ。」

などなど、とにかく人によって全然違います。

 

中には、症状や脈や舌、その他東洋医学的な所見は明らかに良性に変化していても、鍼をしている最中は、

「いや別に、特に何も感じませんでした。」

 

「症状も全く変わりませんでした。」

と仰る人もいます。(笑)

 

熱いお風呂が好きな人もいれば、ぬるいお風呂が好きな人もいるように、「感覚」というのは非常に個人差があり、個性があります。

 


「気が動く感覚」も、例外ではないのです。

 


過敏から鈍感まで、人それぞれ、千差万別です。

 

まあ、子供や動物に鍼をすると、彼らは基本的には大人よりも、人間よりも敏感であり、シャープに気が動きますので、反応が興味深いです。


よく言われることとして、

「鍼って、そういう敏感な体質の人じゃないと効かないんじゃないですか??」

という話がありますが、コレはそんなことないと思います。

 


敏感であろうが鈍感であろうが、気が動き、陰陽バランスが整えば、おのずと「治る力」は引き出され、よくなるものと、僕は思っています。

 

ただ、「そのことを術者自身が正確に把握できれば」の話ですがネ。

 

これはつまり、「気を”動かした側の”感覚」の問題です。

 

ここにもまた個人差があり、しかも様々なガイドライン(流派による違い)があります。

 

 

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お祝い&再会

2011.07.14

今日は、数年ぶりに会う、以前の職場の同僚(鍼灸師)が、清明院に治療を受けに来ました。

彼女は以前、同じ職場にいた頃から、体調を悪くすると必ず僕が治療していました。

(・・・というか強引に僕がやってました。(笑))

いつだったか、彼女が「細菌性腸炎」と診断され、下痢と腹痛が続いている時も、あえて抗生剤を飲まずに鍼だけで治療したり、

風を引いて40度近い熱が出た時も、薬を一切飲まずにあえて鍼だけで治療したりと、かなり根性のある「鍼フリーク」です。

(しかし、彼女自身はあまり勉強はしない人なんですがネ・・・。(苦笑))

そんな彼女が、いつの間にか子供を二人も産んでいたようで、産後から腰痛が出始め、最近では足にしびれも出てきた、

そこで、「竹下なら何とかするだろう」とのことで久々の来院となりました。

長い間、一生懸命治療を続けて、しっかりと結果を残していくと、こういうときに患者さんの脳裏に、

「あいつなら何とかするかも・・・。」

という言葉が浮かんでくれるもんなんです。

・・・ともかく、女性にとって、「出産」というイベントは、本来まったくの生理的な現象で、病気ではありません。

しかし、妊娠、出産、育児によって色々な不調を起こすことがあります。

これには、身体的、精神的な問題が複雑に関わってきます。

東洋医学では、

「妊娠、出産、育児により、何がどうなった結果、こうなってるのか。」

それをシャープに分析して治療します。

昨今話題の不妊症等々、そういった女性特有の病気についても、そのうちこのブログでまとめなければ、と思っております。

・・・まあそんな訳で、今日の治療後も、すっかり楽になって帰っていきました。

そして今日の診療終了後は、先輩の鍼灸院が移転改装したとのことで、そのお祝いに行ってまいります!

そしてそのあとはおそらくその先輩とサシでお酒・・・。

生きて帰れるんだろうか・・・。(苦笑)

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「熱中症」について(その2)

2011.07.01

さて、前回までのお話・・・

35℃超え!!
「熱中症」について 

 

前回の終わりに、同じように暑い環境にいても、同じように水分補給をしていても、熱中症を発症する人としない人がある、と述べました。

コレは、厳然たる事実ですよね?


今日もニュースで、目黒区の小学生が6人、熱中症で病院に搬送された、とニュースでやっていました。

児童6人、熱中症の疑い 東京・目黒の不動小学校

 

・・・この病気は、早めに病院に送っちゃえば、大事に至らないケースがほとんどです。


これから、7月8月と、全国のありとあらゆる病院の救急外来が、熱中症患者だらけになることでしょう。

頭では分かっているようでも、いざ自分がなってみたり、なった人を目の前にすると、素人ではなかなか冷静な判断が出来ないものです。

・・・が、そうはいっても、出来れば病院に行かずに済ませた方がいいです。

6人の児童の親御さんも、学校から第一報を受けた時は気が気じゃなかったことでしょう。

・・・で、どうしてこの6人がなったのか、という問題です。

 

症状をみると、手のしびれ、吐き気、6人中2人は自力で歩行できない状態だった、とあります。

 


実際に詳しいことは、診ていないので何とも言えませんが、この6人の心身の状態が、運動する前から、すでにして他の子供よりも不健全であった可能性は高いです。

 

(もちろん東洋医学的に診て、です。)


・・・また、他の可能性も想定できます。

1.むしろ他の子供よりも健全であったが、子供自身が相対的に激しく運動し過ぎて発症した。

コレはよくある、非常に重要なケースだと思います。

 

 

子供にはほどほどで加減する、という考え方はなかなか出来ません。

 

(僕の幼少期なんて、まさにそうでした。)

 

 

さっきまであんなに元気だったのが突然・・・、てやつですね。適度に休憩させる、保護者の監督力が重要です。

 

2.学校側の対処法が誤っており、適切な水分補給をさせてなかったか、させ過ぎていた。

 


コレもあり得るケースでしょうね。

 

 

しかしこれはなかなか、現場の教員の先生達からしても、医療のプロではないので、児童全員を完璧にコントロールするのは難しい面があると思います。

 

 

あまり保護者側を強く断罪するのも、如何なものか、とよく思います。

 

・・・よく、テレビなどでは「水分補給、水分補給」と盛んに伝えています。

 

 

僕は昔からこれに、一抹の不安を覚えます。

平素から考えなしに真水をガブガブ飲んだら(飲ませたら)、それがかえって熱中症の原因になることだってあるんです。

こないだ、スタッフブログで樫山先生が書いておられましたが、暑くて汗をかいている時は、水分とともに塩分やミネラルも一緒に出ていっております。


こむら返り
猛暑到来  参照

 


だから水分と合わせてこれらも補給しないと、かえってミネラル不足から、けいれん等々が起こってくることがあるわけです。


汗として塩分やミネラルが体外に出てってしまうと、当然血中濃度は下がり、そこに塩分やミネラルを含まない真水を飲むと、余計に塩分、ミネラルの濃度が下がり(薄まり)、不足状態が助長される、という訳です。


・・・まあ、そのために作られたのがスポーツドリンクってやつですね。

 

 

しかし、スポーツドリンクについては以前から「糖分が過剰である!」という批判がかなりあります。

 


今のところの私の考えでは、スポーツドリンクは、運動時でしかも大量発汗時であれば、吸収スピード等々を考えた時に、摂り方を間違わなければいいのではないかと思っています。

 


それでも、

「いや、俺は現代科学なんぞには頼らん!あんな甘っとろいの呑めるか!!」


という方は、うす~い塩水(1%ぐらい)がいいと思います。

 

(また最近では「経口補水液」なんてのもありますね。)

 

 


・・・要はこうして、ミネラルと塩分を、水分と一緒に吸収することで、電解質異常を回避する訳です。

 


ここでまた、

 

ミネラルって何??塩分って何??スポーツドリンクの具体的な取り方は??

 

 

・・・という疑問がわくでしょうが、そういうことを詳しく書いて下さっている良質なサイトはいくらでもありますので、それについてはそちらを見ていただくとして、

 

ここでは早いとこ、東洋医学の話に行きましょう!!

 

長くなっちゃったので、次回に続く・・・。(苦笑)

 

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「忙殺(ぼうさつ)」という言葉

2011.06.07

「忙殺(ぼうさつ)」という言葉・・・。

聞いたことある方も多いと思います。

な~んか、やーな響きですねえコレね・・・。

要はこれ、忙し過ぎ、という意味なんですが、毎日患者さんを診ていると、まさに「忙殺」されている患者さんが多くいらっしゃいます。

いくら若くたって、朝起きた瞬間から夜寝る瞬間まで働いて、土日も何かしてたら、体に不調が起こって当たり前です。

それも、僕のように、好きと思えることをやっているならまだしも、嫌いな仕事を、嫌いな同僚や上司や後輩とやっているとなれば、

肉体、精神ともに、あっという間にボロボロになりますよ・・・。

コレ、当たり前です。

初診の問診の際、まずそのことを患者さん本人がキチッと理解するまでに、けっこうな時間を要することがあります。(苦笑)

・・・まあ、そういう人は自分の体力や精神力を過信している面があると思います。

また、あきらめモードになってしまっている面もあるかと思います。

人間は自然の子供。

東京のど真ん中の、この不自然極まりない環境に置かれ、そこで1日中パソコン作業やら人間関係のイザコザやら、不自然なことばっかやってたら、

そりゃ病気になりまっせ。

まず、今自分が置かれている環境が、自分自身のキャパオーバーになってないか、よくよく点検、理解しておく必要があります。

そこに冷静で確かな認識が持てるだけでも、だいぶ違うのです。

自分自身で選択してきた時間です。

自分自身で選択してきた環境です。

だから、自分自身でいくらでも管理出来るはずです。

どうにもならない、ということなどないのです。

どうにもならない、は思いこみです。

あきらめちゃあいけません。

一度きりの人生、「忙殺」されずに、楽に生きましょう。

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一連の報道を見ていて思うこと

2011.03.15

今回の地震に関するあらゆるニュース、速報というのは、被災者の方々はもちろん、日本国中、世界中の一大関心事です。

 


みんなテレビやラジオ、インターネットを駆使して、リアルタイムであらゆる情報を得て、現在の状況について色々と判断していることと思います。

 


しかし、多くのテレビ番組を見ていて思うのは、いたずらに不安を煽るような映像、演出をちょっとやり過ぎてないか?ということです。

・・・こう感じるのは僕だけでしょうか?

泣き叫ぶ声とともに、長年住んだ家が流されていくあの映像、僕もそうですが、皆さんの目にもはっきりと焼き付いていることと思います。

 


清明院の患者さんの中には、精神的に非常に敏感な患者さんも多くおられます。

そういう方が、何度も何度もあの津波の映像や、地震が来たときの人々がパニックになっている映像、

 


地震後の混乱で怒号が飛び交うような映像や、泣き叫ぶ声が入った映像などを見せられたら、具合が悪くなって当たり前です。

 


僕自身、

「こんなのを何回も何回も流してどうすんの??不安になるだけなんですけど・・・。」

「なんかこの演出の仕方、人の不幸を面白がってないか・・・?」

と思ってしまうような映像が、繰り返し繰り返し流されていました。

・・・原発の件に関しても、さかしらに不安を煽りたてるような言い方ばっかりで、具体的に原発から何キロの位置が現在どれぐらいの濃度で、

その場合はリスクがどうで、今後どうなっていくと考えられるか、原発から遠く離れた東京にいる我々が、何をどうしたらいいのかについてはイマイチ見えてきません。


普段からの政府やマスコミに対する不信感も大いに影響し、日本政府の発表や専門家の発言などについて、ネットなんかでは、

「ウソっぽい!」

とか、

「なんか隠してる!!」

とか言って、全然信用しない始末・・・。


これじゃあ、メディアを駆使して最新情報を得ておく意味なんてありゃしません・・・。

 


海外メディアが在日外国人に対して、日本からすぐにでも離れるように呼びかけているから、本当はもっともっとヤバいのでは・・・、とか、

何で無条件に海外メディアが言うことは正しくて、国内メディアがウソ、という判断になってしまうんでしょうネ・・・。


今日みえた患者さん曰く、

「ニュースや地震特番見てると気分が悪くなるんで、子供番組とお笑いのDVD見てました。」

とのこと。


それもまた極端な話だけど、無理もないです。


じっとテレビを見ていてネガティブになっちゃって具合悪くしてるぐらいなら、その方がまだマシです。


不安な人々を勇気づけたり、明確で建設的な内容ならともかく、不安を煽ったり、人の不幸をわざわざ誇張して表現するような映像や演出には、

 

憤りさえ感じることがあります。

 


この裏には、「視聴率」というものばかり気にして、「人の気持ち」というものを軽んじるという、テレビ側の真の態度が隠されているような気がします。

何か騒ぎがあった時に、いつもこのように批判されてしまう政府、マスコミの「平素からの」あり方、どうにか改善していただきたいものです。


P.S

枝野さん、顔色からして、無理し過ぎでしょ・・・。あれは寝かせてあげるべきです。

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「腎」って何ですか?(その2)

2010.12.16

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前回のお話・・・

「腎(じん)」ってなんですか?(その1)

 

ではでは、続きいきます!!

 



☆腎の形と位置

 


まずは東洋医学的な「腎の臓」の”形”と”位置”を見ていきましょう。

腎(類経図翼)

↑これが、東洋医学の言う「腎の臓」の図です。

 

(中国明代、張景岳『類経図翼』より)

 


「相変わらず、テキトーな・・・。」

と思う方もいらっしゃるでしょうが、このように、ザックリとした図にしていることに、むしろ大きな意味があると思っています。

 


東洋医学の言う「五臓六腑」というのは、そのほとんど全てが、背骨にくっ付いてぶら下がっている、と説きます。

(だから位置が大きくズレない、と考えていたのかどうかは分かりませんが。)

 


しかし、実際にその臓腑の図を見てみると、背骨との関連性をえらい強調した図になっているのは「腎」のみです。

(上の図でも、背骨と直接連結していますネ。)

 


ちなみに、「腎の臓」は、腰の部分の背骨(腰椎:ようついの2番)に付着している、と説かれています。

 


これは、「腎の臓」に異常が起きると、特に腰骨に変形などの異常を起こしやすい、ということを示しているのだと思います。

 


これについてはまたあとで解説します。

 

・・・まー、以前にも書きましたが、麻酔もない、精巧な手術器具もない時代に、東洋医学の医者達の興味はもっぱら、

「いかに人体の”機能”を整え、病を治す、あるいは予防するか。」

だったはずです。

 

 

また、

”人は自然の子供”

あるいは

”人は小宇宙(ミクロコスモス)”

であり、

”人と自然は一体不可分(天人合一思想)”

という思想的背景から、医療者側の観点からは、あまり病人をばらしていじくりまわすべきでない、あまり傷つけることなく、病人の「治る力」を最大限フル活用して治すべきだ~!

 

・・という考え方もあったのかもしれません。


・・・誤解されたくないので付け加えておくと、西洋医学の、外科手術の技術は言うまでもなく素晴らしいです。

 


東洋医学には出来ないことが、外科手術なら出来る、早い、という場面も大いにあるでしょう。

 


しかし、だからと言って全ての面での優劣を語ることは出来ません。

 


東洋医学にしか出来ないことも大いにある、と僕は思います。

 


これまでにも、腰椎椎間板ヘルニアや、脊柱管狭窄症など、腰の骨が異常を起こし、腰痛、坐骨神経痛を引き起こす病気で、整形外科医から、

「もう手術をするしかない。」

と言われた患者さんが、手術という選択肢を拒否して鍼治療を開始し、結果的に手術を回避することが出来た症例を、何例も経験しています。

 

次回に続く

 

 

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「五行」って何ですか?(その4)

2010.11.19

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これまでのお話・・・

 

「五行(ごぎょう)」って何ですか?(その1)
「五行」って何ですか?(その2)
「五行」って何ですか?(その3)

 

ではでは、続き、いきます!

 


◆「陰陽」と「五行」の合体

 


もともと別々であった「陰陽論」「五行論」は、今から約2300年ほど前、鄒衍(すうえん)という思想家によって合体させられた、と考えられています。

 

ではどのように合体させたかと言うと、五行(木火土金水)の中の、

木と火を陽に、

金と水を陰に、

土は陰と陽、両面ある、中間的存在、

という風に「五行」を大きく「陰」「陽」に分類し、さらに、

木火土金水それぞれが持つ”意味”を押し広げて解釈し、それぞれの力関係をも説明

したのが始まり、とされています。

 

『陰陽五行説 その発生と展開』P92 陰陽主運説 参照)

 

 


その後、この「陰陽五行説」はさらにどんどん、色々な解釈、発展を繰り返し、より細かく、精緻なものとなっていきました。

 


そしてそれは、自然を解釈するための重要な哲学として、現代に至っても、中国、というより世界を代表する古代自然哲学の一つであり、その価値は、

 

この高度に発達した文明社会でも失われていないと思います。

(なぜなら、鍼灸臨床家の立場として、ちゃんと”使える”と思うからです。もちろん使い方さえ間違わなければ、ですが。)

 

・・・その後、この考え方は当然、医学の分野においても応用され、6世紀の中頃には、仏教などとともに朝鮮半島を経て日本にも伝わり、医学はもちろん、

 

政治などなど、あらゆる方面にまで利用され、中国は中国で、日本は日本で、それぞれに発展していきました。

 

 


安倍晴明(あべのせいめい 921-1005)で有名な陰陽道(おんみょうどう)なんかも、この「陰陽五行説」をもとに発展したものの一つです。

 

塙書房『日本陰陽道史総説』村山修一著P4 参照)

 


ちなみに、清明院の「清」とは字が違います。

 

 

これ、よく間違われることがあるんですが、”晴明院”なんて、恐れ多くて付けられませんよ・・・。(苦笑)


当院の名前の由来 参照

 

 


「陰陽師(おんみょうじ)」という言葉は最近も、野村萬斎さんが主演した同名の映画や、岡野玲子さんの漫画で、ずいぶん流行りましたよね。

 

 


ああいうものが非常に注目を集める、ということの背景には、単純に面白いとか、話題性があるとかいうこと以外に、やっぱり現代の科学文明では説明がつかないことに対して、

 

人々の関心は常にちゃんとあって、それを説明しうる考え方の一つに

「陰陽五行説」

が伝統的にあって、そこには何かあるんじゃなかろうか、という人々の密かな認識、期待を、暗に示していると思います。

 

 


なんぼ科学が発達したって、「自然」そのものを作ってしまうことは出来ず、なんぼロボット工学が発達したって、「人間」を作り出すことは出来ません。

 

 

宇宙、この地球において、人間は、他の動物と比べれば、相対的に独立しているかに見えますが、どこまでいっても大自然の絶対的支配下からは逃れられず、自然の子供であります。

 

 

現代の高度に発達した物理科学文明でも、所詮は自然のごく一部をコントロール下に置いたように見えているにすぎません。

 

 

・・・話がそれましたが、次回は五行、それぞれの意味づけを簡単に。

 

 


 
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