東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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症状を自覚するカゼとしないカゼ

2011.09.15

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まだまだ日中は暑いですが、それだけに朝晩の涼しさがかえって目立つように思います。


9月8日から、二十四節気では「白露(はくろ)」に入っております。

そして23日には、いよいよ「秋分(しゅうぶん)」を迎えます。


なんやかんやと言っているうちに、あっという間に秋ですね・・・。

というわけで、最近カゼひきさんをよく診ます。

夏の調子で、クーラーをつけっぱなしで寝ちゃったとか、窓を開けっ放しで、床で布団もかけずに寝ちゃったとか・・・、

パターンは様々、症状の出方も様々ですが、これらはみ~んなある種の「カゼ」と考えて治療すると、うまくいくことが多いです。

清明院には遠方の患者さんも多いので、発熱していて起き上がるのも辛いようなものを、片道1時間以上もかけて診せに来させるようなことはしませんが、

症状があっても動けるぐらいの状態であれば、出てきてもらって治療した方が早く楽になるように思います。

ここで、「カゼ」と言っても、皆さんがよくご存じの「咳、くしゃみ、鼻水、ノド痛、悪寒、発熱」等の諸症状を中心とした、

一般的によく知られている「カゼ」よりも、我々東洋医学ではもう少し広い意味で、この「カゼ」という言葉を使うことがあります。

(いわば業界用語的に、です。)


つまり、東洋医学の言う、いわゆる「外邪(がいじゃ)」による病全般を指して、「カゼ」と言ってしまうことがあります。

「外邪」については、カテゴリ 邪気(発病因子) 参照


だから患者さんの中には、

「この痛みは、カゼが原因だよ。」

なんていうと、

「へ??カゼはひいてませんけど・・・。」

と、キョトンとされることもあります。(笑)


本人に自覚がなくても、我々の診方で脈や手足のツボを触ると、ハッキリと「カゼ」を示す反応が出ていることが多いのです。


だから、場合によっては本人が症状を自覚する前に、治してしまう、ということが可能になります。

 

これも一つの「治未病」デスネ。

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本日は・・・

2011.08.27

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本日も満員御礼でございました!(感謝合掌)<m(__)m>

しかし院内診療についても、もっともっと充実させる必要がありますね・・・。

(さらに…)

「熱中症」について(その6)

2011.07.06

前回までのお話・・・

35℃超え!!
「熱中症」について 
「熱中症」について(その2)

「熱中症」について(その3)
「熱中症」について(その4)
「熱中症」について(その5)

 

サーサー、どんどんいきましょう!!


本日も、「熱中症」に関する不安なニュースがやっておりましたね・・・。


なんでも、6月中に病院に運ばれた人の数が去年の3倍なんだとか・・・。

そしてすでに全国で20人以上の人が亡くなっているんだとか・・・。

にもかかわらず、震災以降、今全国で共通の話題は「節電」です。


関東、東北は特にです。

・・・ということは、エアコンを使うことを過度に控えた結果、今年は例年よりもうまく体温調節、水分調節できずに、熱中症で運ばれる人、命を落とす人が増えるのかもしれませんね。


清明院の患者さんでも、吐き気がするとか、足がつったとか、軽~い熱中症と言っていいような症状を起こした患者さんが何人かいらっしゃいました。

そういう患者さんの生活や、その時の状況を聞いてみると、やっぱり体調管理のやり方が何かしら間違っています。

大量発汗していながら、真水のみを一生懸命飲んでいる。

それで、一過性の電解質異常、塩分不足から、足や、その他の場所の筋肉がつってしまった。


暑くて大汗かきながら、ガブガブ水を飲んで、そうめんとか冷たいうどんとか、入りやすい麺類ばっか食いながら睡眠を削って、

クーラーガンガンのオフィス、自宅で仕事仕事・・・。


やがて下痢が出始め、のぼせ感と気持ち悪さとメマイが出てきたとか・・・、パターンは違えども、みんなある種の熱中症です。

病の本体は体に籠らせた「余分な熱」と「気・津液不足」です。


このバランスを考えて治療し、養生指導を行って、患者さんがそれをちゃんと守ってくれれば、バッチリなんですが・・・。(苦笑)

 

 

ともかく、前回の続きですが、熱中症にならないために、クーラーの効いたところでじっとしてたら健康的かというと、さにあらずです。

東洋医学の聖典である『黄帝内経(こうていだいけい)』の中では盛んに、自然にあらがうな、ということを述べています。

あらがうのではなく、合わせる、そういう過ごし方を説いています。

夏は花がキレイに満開になるように、気分を開放して、外に向かって発散させてOK!寝る時間も、他の季節に比べて相対的に少なくてもOKだぜ!

と述べています。ここは、夏は大いに遊べや、騒げや、ともとれます。また、

頭イイ人はちゃんと養生するから未然に病を防げるけどさー、愚か者はかえってこれに背くんだよねー。だから病気になってから慌てる破目になんのよ。

ノドが乾いてから井戸を掘るの?戦争が起こってから武器を作るの?そんなんじゃ、遅くねぇ??

と、不養生の人や、間違った養生をする人を痛烈に皮肉っています。

『素問:四気調神大論(2)』から抜粋意訳 by竹下)


このように、季節の特性に合わせながら、過度にならないように気を付ける、これが「普通」なのです。


現代人の生活、とりわけ都会人が、いかにこの「基本」から離れ過ぎているか、まずそれを頭で理解するだけで、全然違うのです。

 

「熱中症」について、ここまででひとまず終わり。

 


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「熱中症」について(その5)

2011.07.05

前回までのお話・・・

35℃超え!!
「熱中症」について 
「熱中症」について(その2)
「熱中症」について(その3)
「熱中症」について(その4)

 


続いていきます!!

熱中症が起こりやすいパターンの3つ目、「激しい運動をしたとき」のお話に参ります!

今日はそれを東洋医学ではどのように考えるか、というお話です。

まあコレも、専門的には激しく「どんな」運動をしたのか、というところまで、本当は考えないといけないんですが、今日は大づかみバージョンのお話をさせていただきます。


激しい運動をするということは、気血津液が体を盛んに巡る、ということであります。


ですので、脈拍も早くなるし、呼吸も早くなりますし、体温も生理的に上昇しようとします。

 

全体として”動的な状態”つまり「陽」に傾くわけです。

気が体を盛んに巡れば、言わば交通量が増えて、生理的な鬱滞(というか充満)を生じ、「熱」を生じます。

その熱が、汗として十分に発散されてくれれば、余分な熱(邪熱)は生じませんが、汗がうまく出ない、あるいは出過ぎて、冷やす力(生理的な水分)まで失われた、

こうなった場合に、「余分な熱」が体内に籠り、オーバーヒート状態となり、まさに「熱に中(あた)る」、熱中症の第1段階になります。


・・・つまり、ここまでを纏めると、

・暑熱環境にいる→外界の熱邪に、生体側が過剰に反応し、「熱邪による」問題発生。

・大量発汗している→必要以上に出過ぎると陰陽ともに出てってしまうので補給が必要→補給できないと「熱邪」や「気と津液の不足」による問題発生。

・激しい運動をする→うまく発散されないと体内に熱邪(余分な熱)発生→それが籠ると「熱邪」による問題発生

ということになります。

(甚だおおざっぱではありますが。)

 

まー要するに、

・体内に熱をこもらせないこと

・水分、塩分、ミネラルをしっかりと補給し、発汗過多による体内の「水不足」「電解質不足」が起こらないようにすること

が肝要である、ということです。

 

コレを適切に遂行するには、平素からの自分の体質に対する「正しい」理解と、それにマッチした「正しい」養生、「正しい」鍼灸を受けておくことが、予防として有効なのは言うまでもなく、

たとえ、重度の熱中症状態で意識がないとか、嘔吐がひどくて口から飲めない、という状況になってしまったとしても、東洋医学的にやりようがない訳ではないということ、

また、そういった重篤な局面では、現代では「点滴による輸液」という大変優れた手法があるので、そうなった場合はそちらをやった方が安全確実、といったところです。

 

・・・では当然、熱中症にならないためには、そもそも

 

1.暑熱環境に行かず、

 

2.汗を極力かかず、

 

3.激しい運動もしなけりゃ問題なくね??

 

という視点が浮上します。

 

確かに上記3つを避ければ、熱中症にはなりにくいでしょう。

 

しかし、真夏にクーラーの効いた部屋で、汗もかかず、体も動かさない、それが健康的な夏の過ごし方かというと、それは違いますよねえ??

 

この辺を東洋医学ではどう考えるか。

 

 

 

次回に続く。

 

 

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35℃超え!!

2011.06.29

いや~、いよいよ夏到来ですねえ・・・♪

僕は海の近くで生まれたせいか、個人的には夏が好きなのです。

なぜだか妙にテンションが上がります。

本日、都内でもついに35℃を超えた、とニュースでやっていました。

清明院の患者さん達、突然の暑さから、水分をガブガブ。

(暑くてもがぶ飲みとかアイス過食とかは極力控えてね~って、言ってはいますが・・・。ちなみに外作業等の、大量発汗時は、話は別よ。念のため。)

まーとにかく、そのせいで、体が余分なお水でジャボジャボ。

タプンタプン。

デロンデロン。

どんどん排出しなきゃいかんのに、かえって汗やお小水が出にくくなってる人なんかもいたりして、危なくてしゃーない。(苦笑)

そんなこんなで、体重い、集中力ない、のぼせてめまいがするなどなど、色んな症状の患者さんが見えております。

勉強になります。

まあ微妙な違いはありますが、根本的には暑さ(熱)と、それにあてられて水分飲み過ぎしたとか、眠れてないとかが原因になっていることが多いです。

この時期は、西洋医学的にも、「熱中症」という病気がよく問題になることがあります。

コレは、きっちり予防すればなんら恐れることのない病気ですが、いざなってしまって、その時の対応が間違ってたり、遅れたりすると、

命にもかかわる、重大な病気です。

残念なことに、それを毎年、テレビ等のメディアで盛んに呼びかけるにもかかわらず、何人もの人が亡くなります。

みんな、自然の力を甘く見ています。

 

・・・てなわけでちょっと、「熱中症」について、一般向けにつらつらと書こうかな、と思います。

 

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スマホ?

2011.05.30

相変わらず機械にウトい私です。

最近よく耳にする、「スマホ」・・・。

先日も先輩から、「スマホに変えたからね~。」と連絡をもらったはいいものの、イマイチ何のことか分からず・・・。(苦笑)

そこで、ネットで調べてみると・・・、どうやら「スマートフォン」の略だそうです。

(・・・当たり前ですか?僕にとっては目からウロコでした。)

じゃあ「スマートフォン」とはいかなるものかと思い、さらに調べていくと、どうやらネットがPCの様に使える携帯電話なんだそうです。

(苦笑・・・違ってたらご指摘ください。)

そりゃあとてもいいものじゃないか!と思ったんですが、これがまだ完全には普及しておらず、現状は従来通りの携帯電話と2本立て、という感じらしいです。

これまでの携帯電話に比べると、多少操作が複雑で、まだ抵抗のあるユーザーも多いんだそうです。

まあ、操作性、多少電池のもちが悪い、赤外線通信が出来ないなどの問題はあるにせよ、これからはおそらくどんどん「スマホ」化していくでしょうね。

なぜって、普通に通話が出来る、という部分で従来通りの携帯電話と遜色ないなら、PCのようにネットが使えた方が今や圧倒的に支持されると思うからです。

携帯サイトはどうしてもチャちくなっちゃいます。

清明院もPCサイトと携帯サイト両方持っていますが、PCサイトの方が情報量を多く掲載できるし、綺麗だし見やすいし・・・。

また企業側としても、PCサイトのみで一本化してくれた方が、HP作成も、HP上の情報管理も楽です。

・・・というわけで、僕もいっちょ「スマホ」に変えようかな~、と思っております。

そして早速近所のドコモショップに行ったら、

「スマホは年2回、夏と冬にニューモデルが出ます。来月また出るので、それまで待った方がいいかと・・・。」

と店員さん。

「ふ~ん・・・。よく分かんないけど、ではそうします!」

と僕。

・・・若干、ドコモ側の策略ベルトコンベアーに乗せられている感もありますが、来月が楽しみであります!

詳しい人いたらアドバイスください。<m(__)m>

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足長おじさん

2011.05.03

昨日、スーツがなぜ正装なのか?

何でみんな着るのか?

という素朴な疑問を投げかけました。

すると、私の足長おじさんから早速、

「それはね、・・・。」

という内容のメールをいただきました。(笑)

私にはこのように、何人かの心強い足長おじさんや、新興宗教の教祖がついております。(笑)

以下に内容を簡単に紹介します。

スーツが男の正装となった理由は、ほかの洋服に比べて、どんな男でも一番セクシーに美しくなるからだとフランスのファッション学の本に書いてありました。

(たしか平凡社新書だったかな?)

ただこれは白人男性にいえることで、有色人種にはどうかな、という疑問は残りますが・・・。

スーツが開発されておよそ200年だそうです。

それからこれに勝る男物服ができないんだそうです。

そのアレンジはいろいろありますが、基本は同じです。

西洋でもそれまでいろいろな男服がありました。

フランシスコザビエルの肖像画のようなもの、ナポレオンのタイツのようなものなどなど。

しかしスーツが開発されてからは、このスタイルで変化していないんだそうです。

首筋にネクタイをするのは、開発した西洋の緯度の関係で、北緯が高く基本的に寒い地域だからということと、

ネクタイをすると体の中心に一本の境界が入ることになり、スタイルが引き締まってみえる効果があるんだそうです。

逆に女性の場合、スーツ姿、タキシード姿の男性と一緒に並んでも見劣りしないようにドレスなどが無数に開発されたそうです。

女性の美しさを引き出すファッションは限りなくあるということだそうです。

だから女性の服のバリエーションは無数なんですね。

東京、大阪は中緯度で、今では温暖化のせいで亜熱帯地域になっていますから、スーツのネクタイ姿は夏場は暑苦しくなりますね。

ちなみに西洋のフランス、ドイツなどは北海道より緯度が上であったりしますから夏場でも東京や大阪に比べてあまりムシムシすることが少ないためもありますね。

このようにスーツが開発された地域の特性とファッション性などからスーツが男の正装となった経緯を考える必要があります。

・・・とのことです。

すごいでしょ?私の足長おじさん。(笑)

まあ結論的に、

「僕らはフランス人じゃないんですけど。」

で一蹴完了ですな。(爆)

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「春」と「木」と「風」と「肝」

2011.02.08

立春を過ぎれば、

「暑さ寒さも彼岸まで」

なんて言葉が、患者さんとの会話の中に混ざるようになってきて、ぼつぼつ春到来の予感でございます。

立春!!
三寒四温
ちょっとした養生法 参照

 

今日はえらく寒いし、夜には関東でも雪が降るなんて言ってるけど、昨日やおとといなんかは、意外と寒くなかったですよね。

 


また、昨日はけっこう風が吹いていましたが、その風の冷たさ、吹き方が真冬のそれとは随分違ってきたなあ、ということに、敏感な人は気付いたことでしょう。



春→夏→秋→冬→・・・
という季節の循環は、昔からある程度一定であります。

 


東洋哲学では、この「四季」の循環に応じて、人体にどういう影響が起こるかを、非常に理論的に考察しています。

 


なぜならこれは日本人、中国人が農耕民族であったからではないか、というのは、多くの学者さんが指摘するところです。

 


・・・という話を、このブログでも何度か書いています。

雨はなぜ降る?
「東洋医学」と「数学」
「清明」について    参照

 


・・・農耕民族にとって、その年の気候の変化をなるべく正確にうかがい知る、予測する、ということは、その年の収穫の多い少ないを決定づける事項であるため、

 

まさに死活問題であったワケです。

 


まーそれはともかく、1年のうちで「春」という時期は、五行で言うと「木(もく)」に分類され、自然界は樹木が青々と、伸び伸びと繁茂し、

 

また新芽が芽吹く時期でもあります。

 

 


人体も同じように、伸び伸びと繁茂するように気が伸び伸びと動いてくれればなにも問題は起こらないんですが、そうもいかない人にとっては「肝の臓」の働きが必要以上に高ぶりやすく、

 

肝の臓の不調を起こしたり、木の性質を持つ邪気である「風邪(ふうじゃ)」という邪気に侵されやすい時期となる、と考えます。(苦笑)

カテゴリ 「五行」
小麦アレルギー
「花粉症」について(その2) 参照

 


・・・ですのでもともと運動不足や仕事のストレスから「肝の臓」の働きが昂っていることが多い現代人は、この時期、

「肝の臓の働き高ぶり過ぎ病」

とか、

「風邪(ふうじゃ)に侵された病」

になってしまうことが多いのです。


(長くなっちゃいそうなんで今日はこの辺にしときます・・・。)

 

 


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立春!!節分!!

2011.02.05

いや~、ついこないだ、「大寒」の話をしたと思ったら、もう「立春」です。

 


早い早い・・・。

 


コワいコワい・・・。(苦笑)

「大寒」とお餅 参照

 


・・・立春過ぎると、徐々に何となく春めいてきます。

 


そこで、

 

さあこれから新緑の気持ちイイ季節だ!

 

と考えるか、

 

はあー、花粉症の辛い季節だー・・・、

 

と考えるか、ここですでに大きく分かれますね。

 


人生が。

 

 

人生そのものが。(苦笑)

 

ところでこの「立春」、その前日の2月3日が「節分」と言われ、これまた奇妙な風習がありますね。


1.豆まき

2.イワシの頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺し軒下に飾り魔よけ

3.恵方巻きを恵方を向いてまるかぶり



・・・まあ他にもあるようですが、とりあえずこれ、皆さん知ってましたでしょうか。

 

 

1.は僕自身が小さい頃に実家でやっていましたし、2.は往診の高齢の患者さんがやっていて、初めて知りましたし、3.は最近妙にコンビニが流行らせている感じがありますね・・・。(笑)

 


客観的に冷静にみると、奇妙極まりない風習ですよね・・・。(笑)

 


今日はこれについてサクッと調べた内容を、コンパクトに纏めてみました。

 


Wikipediaによれば、もともと、立春、立夏、立秋、立冬(四立)の前日はすべて「節分」と呼んでいたようですが、
現在では立春の前日のみを「節分」と呼ぶようになっているそうです。

 


これは、旧暦では春の始まりの立春は新年の始まりであり、他の節分と比べて特別だったから、ということらしいです。

 

・・・それぞれの意味づけについては、


1.の豆まきについては、もともと一年の始めに無病息災を祈念する風習は、奈良時代に中国から伝わったとも言われるそうで、また古来から日本では豆や米には霊力が宿るとされ、

 

これを鬼に投げつけることで鬼を祓い、福を呼び込み、終わった後は自分の年齢と同じか一つ多くの豆を食べることにより、無病息災となる、と言われているらしいです。

 

 

・・・ここで、

「いやいや、じゃあ80過ぎの人とかどーすんの・・・? 80個も豆食べたら、かえって胃腸に堪えそうなんですけど・・・。」

という疑問がわきますが、ここはなかなか都合がよくて、その場合は、「福茶(ふくちゃ)」といって、年の数の豆にお茶を注いで飲めばよい、
とのことです。(笑)

 


そして2.のイワシの頭と柊の枝については、柊の葉の棘と、イワシの頭の臭いで鬼がいやがって逃げ出すから、とのことです。(笑)

(・・・おいおい、オニ、やたら弱くないか?という気もしますが。)

 


さらにこの1.と2.はセットになっており、2.の風習で逃げ出した鬼に対して、追い打ちで豆をぶつける、という考え方もあるらしいです。

 


鬼としては、新年早々、棘を刺され、くさい臭いを嗅がされ、たまらず逃げたところに、豆をぶつけられる訳です。(笑)

 


・・・オニの気持ちを考えると、極めていたたまれない風習です。

 


そして3.の恵方巻きについては、発祥の地は大阪とも愛知とも言われ、節分の日の夜に、その年の恵方(えほう・・・おめでたい方角)を向いて、

 

太巻きをまるかぶりすると、いい年になる、という風習だそうです。

 


”巻きずし”は、福を巻き込み、切らずに”まるかぶり”するのは、縁を切らない、そして寿司の具は”七福神”にちなんで7種類、とのことです。

 


これの歴史については、関西の商人が広めたという説を知っていましたが、何やら他にも、諸説あるようですね。

 

(Wikiに詳しいです。)

 


・・・ところでこの、「恵方」ってどうやって決まるんでしょうか。

 


「恵方」とは、陰陽道のいう歳徳神(としとくじん)のいる、縁起のいい方向、という意味で、
これはその年の十干(じっかん)で決まるようです。

 


今年(2011年)は辛(しん:かのと)の年なので、恵方は丙(へい)の方角となります。

 

 

今年の恵方はテレビなどでは簡単に16方位で南南東、と言われていましたが、正確に言うと「丙(へい)」の方角、となり、正確には南南東、

 

というより32方位で南”微”東、つまり16方位で言う南南東より7.5°南寄りが、正確な恵方なんだそうです。

だから多くの人は、間違えて少し(7.5°)東を向いて”まるかぶり”してしまっている恐れがあります。

 


やるからには、気を付けたいものです。(苦笑)

・・・僕は意外とこういう細かい話もキライじゃないです。

 

 


十干、十二支についても、そのうちこのブログで解説してみたいものです。

 


まあこのように、日常のちょっとした風習から、思わぬ東洋的な学問にぶち当たることはよくあります。

 


北辰会の橋本浩一先生が研究されている内経気象学にも、こうやって

日常の風習~暦(こよみ)~その年の運気~気象学~人体との関わり、

という流れで入っていくのも、意外と面白いかもしれませんネ。

 

 

◆参考・引用サイト

 

ライフスタイルニュース 

Wikipedia「節分」 

Wikipedia「柊鰯」 

Wikipedia「恵方巻」 

Wikipedia「歳徳神」 

暮らしの歳時記 

ジャパノート 

 

 

 

 


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鍼で人は悪化するのか

2010.10.15

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このテーマを題名にすること自体、実は勇気がいることです。

 


なぜならばコレは実際に、厳然と「ある」からです。

 


僕はこれまで、自分自身の臨床経験を通じて、まざまざとこのことを思い知ってきました。

 


薬は毒にもなりますよね。

 


同様に鍼灸も、扱い方を間違えればとんでもないことが起こります。

 


だから「正しい鍼灸」を勉強する必要があるんです。

 


・・・コレは、考えてみれば当然の話で、その患者さんがなぜこのような症状を持つにいたったか、ということを、我々はいつも「東洋医学的に」理解し、

 

治療している訳ですから、当然、治す方向性と反対のことをやれば、「悪化」することもある訳です。

 


しかし、人間は基本的には常に”陰陽バランス”を取ろう取ろうとしていますから、それを強引に崩す、ということは並大抵の力では無理です。

 


きちんと病的反応の出ているツボに、「きちんと」治療とは逆のことをしなければ、そうそう悪化するものではありません。

 


つまり、治療するにしても、悪化させるにしても、「気」を動かす、相当な「ウデ」が必要だ、ということです。

 


巷には、

「鍼やお灸をして、〇〇病がよくなった!」

という話はよくありますが、悪くなったという話はあまり表には出てきません。

 


まあこれは当然と言えば当然ですが、そういうことは実際に起こり得るんです。

 


今日の蓮風先生のブログに、先日行われた
「(一社)北辰会夏季研修会」での1コマが動画でアップされています。

(夏季研修会については、以前このブログでも報告しました。)

 


患者さん達は、普段我々の行っている勉強会の様子を知ることは少ないでしょうから、これは大変興味深い映像だと思います。

「鍼狂人の独り言」10月15日公開映像

 

この映像には映ってないけど、このベッドの真横に僕は居ました。

 


一部始終を見ておりました。

 


相当な技術と自信と信念がなければ、これを実演してみせることは出来ません。

 


まーなかなか、素人の方がこの映像を見ても、何をしたかはよく分からないとは思いますが、これはサスガの超絶テクニックです。

 


武術に「活殺一体(かっさついったい)」という言葉がありますが、鍼もまさにそういうことなんですね。

 


活かすことと殺すことは表裏一体だと。

 


鍼を持つ者の一人として、身が引き締まる映像です。

 

 

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