東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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新たな波が

2015.02.06

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いやー、春ですねー。

(さらに…)

肩こりと東洋医学 5

2014.11.05

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これまでのお話・・・

肩こりと東洋医学
肩こりと東洋医学 2
肩こりと東洋医学 3
肩こりと東洋医学 4

 


では、続きいきます!!

 

 

◆「肩」という部位と日本人

ここまで、

1.中国も含む外国には、「肩こり」を示す適切な訳語がない。

2.よって、中医学にも、「肩こり」の治療に絶妙な考え方がない。

3.そこで、「肩こり」という現象は日本人独特なのか、という疑問が生じるが、そうではなく、日本人が「肩こり」を過剰に意識し過ぎるから、

よく問題になるのではなかろうか。

4.日本人が「肩こり」を過剰に意識するものだとすれば、そこには色々な原因が想定できるが、文献調査や論文から、一つの仮説として、

 

江戸期の日本人の社会状況や、「滞り」という病因への意識、按摩の流行などが考えられる。


という流れで話を進めてきました。


さて今日は、

”では日本人の「肩」への特別な意識とは、具体的にどういうところに現れているか”

というお話です。


肩こりと東洋医学 3に書いたように、夏目漱石、樋口一葉あたりが「肩がこる」「肩がはる」という表現を使っていますが、この時点では、

 

まだ「こる」「はる」というように、”動詞”でした。

これが「肩こり」という名詞として、あたかも”病名”のようになりだしたのはいつごろか、という観点があります。

名詞化されることによって、一つの病名のようになっていくんですね。


「頭が痛い」「頭痛」に、「熱っぽい」「発熱」にと、名詞化されることによって、認識が明確化する側面があるのです。

それによって、医者にも患者にも、さらに意識されるようになる。

この辺の話は、立川昭二氏の『からだことば』が参考になります。


「肩こり」という名詞的な使われ方は、志賀直哉(1883年(明治16年)― 1971年(昭和46年))の『暗夜行路』あたりには出て来るようです。

(直子と要の不貞の名シーンですね。)



日本語には他にも、

「肩の荷が重い」

「肩書き」

「肩たたきに遭う」

「肩で風を切って歩く」

「肩をいからせて」

「肩のこる話」

「肩の力を抜いて」

「肩ひじ張らずに」

などなど、”肩”は、緊張や責任、権威や男性らしさの象徴としての、様々な言葉があります。


このように、名詞化されたり、日常生活で使われる言葉になったりすると、暗示効果があるのか、ますます”そういうもの”として意識されだす面があるのです。


そして、意識したところに、気血は集まる。

したがって、そこに気血が滞りやすくなる、という訳です。

江戸時代に(・・まあそれ以前からあったのかもしれないが)、肩こりというものが多くの国民に意識され、様々な過程を経て、現代にいたります。

その流れの中で、「肩」という部位と、日本人のメンタリティーが大きく関わり、医者からも患者からも盛んに「部位的に」意識され、結果的に、

 

ごくありふれた不快な症状として、全国民に広まっていったんじゃないでしょうか。

続く

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肩こりと東洋医学 3

2014.11.03

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これまでのお話・・・

肩こりと東洋医学
肩こりと東洋医学 2

では、続きいきます!!

 

◆肩こりは日本人のみ!?

前回、英語では肩こりに相当する訳語はなく、中医学の分類においても、イマイチ的確な概念がない感じがする、というお話をしました。

実はフランス語や、ドイツ語にも、なかなかいい訳語、概念はないようです。

ではいよいよ、この「肩こり」という、実にありふれた症状は、日本人のみのものなのか!?という思いがよぎります。

これに関して、栗山茂久という先生が、『歴史の中の病と医学』という書籍の中で、「肩こり考」という論考を述べており、非常に参考になるので紹介します。

もともと、「肩がこる」という言葉(動詞)は、夏目漱石の『門』が初出だったそうで、他には5000円札の樋口一葉の作品の中にも

「肩がはる」

と出て来るそうですが、明治以前の文献にはこの表現はみられないそうです。

しかし、「肩がこる」ということを示しているのであろうと思われる言葉であれば、江戸時代の諸文献にもみられるようです。

江戸時代の文献では、「肩凝り」のことを「痃癖(けんぺき)」と呼んでいたようですが、この「痃癖」という病名は、もともと中国では、

「脇腹が弓の弦のように突っ張って痛むもの」

という意味だったようで、我々が言う”肩こり”とは、全く異質のものでした。

これに関して、なぜこのような誤用がなされていったのか、というところで、栗山氏は、当時の社会状況を挙げています。

徳川幕府は100年以上戦乱のない平和が続き、安逸な状態が続いていたこと、また、士農工商という身分制度がキッチリと分類され、経済的にも

”スムーズな循環”

が重要視される社会構造だったことから、

”そのスムーズな循環が滞る”

ことを非常に「悪」と意識する土壌があったのではないか、と考えておられます。

安逸も、結局は気の滞りを助長しますしね。

江戸時代に『養生訓』というたいへん有名な本を書いた貝原益軒(1630-1714)も、病の主たる原因として、

「虚」と「滞り」

を挙げております。

また、江戸時代のたいへん有名な医師である後藤艮山(1659-1733)も、「一気留滞説」を掲げ、その門人である香川修庵(1683-1755)も、

その主著である『一本堂行余医言(いっぽんどうこうよいげん)』の中で、一巻で総論を述べた後に、二巻では滞りの病である「癥(ちょう)」について述べています。

貝原益軒、後藤艮山、香川修庵についても、そのうち紹介しましょう。)


当時の医者たちが、いかにこの「滞り」
注目していたかがよく分かりますね。

 

 

人体における万病の元としての「気の滞り」に着眼すると、その身体表現としての「肩こり」に自ずと注目するのは、イメージとしてよく分かります。

 

(まるで現代ですよね)

 

当時の日本人にとっては、そういう社会的な状況が背景にあり、「痃癖」の、”弓の弦のように張った”という表現が、身体感覚としてしっくりくるのは、

 

いわゆる日常的な「肩こり」だったのかもしれませんね。

続く

 

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デング熱、解熱剤で重症化

2014.09.22

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なかなか収束に向かわない、デング熱ニュース。

(さらに…)

代々木公園封鎖!!

2014.09.04

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こないだ、代々木公園の蚊でデング熱!?という記事を書きました。

(さらに…)

「鼻閉・鼻汁」について喋ってきました!!

2014.09.03

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短かった夏休みも終わり、今日から東洋鍼灸専門学校での講義が再開しております。。。

今日は

「鼻閉・鼻汁」

について喋ってきました。

清明院では結構多い、”鼻”関係の症状の御相談。

一番多いのは花粉症等のアレルギー性の鼻炎ですが、他にも蓄膿症など、色々な相談を受ける場合があります。

こういった慢性の鼻症状に対して、鍼灸治療は症状緩和に大変有効であるけれども、これの完治を目指すとなれば、実はなかなか大変なのです。

頭面部には、7つの穴があります。

即ち2つの目、2つの耳、2つの鼻、1つの口です。

これを東洋医学では”七竅(しちきょう)”と呼んだりします。

(因みに、この七竅にさらに肛門と尿道を加えて”九竅(きゅうきょう)”という場合もあります。)


これらはどれも非常に特殊な器官でして、それぞれ非常に特殊かつ重要な機能が与えられております。

これらが病んだ場合、非常に繊細な器官であるせいか、局所に十分に気血を巡らせても、関連する臓腑の不調和を正しても、なかなか動きが鈍い場合が多いように思います。

一度悪い状態で安定してしまうと、戻すのに非常に手間がかかる組織、という印象ですね。

だから早めに手を打つことが重要です。

まあ、時間が経ってしまった場合でも、症状の除去だけでなく、腰を据えて一定期間キチッと治療すると、いい結果が得られることが多いと思います。


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大暑!!

2014.07.27

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23日から、24節気では「大暑」であります。

大暑とは・・・、

「一年中で最も暑さが厳しい時期」

という事になっています。

確かにそうですね。(笑)

いやー毎日毎日、暑い暑い!!

しかし、僕は暑いの大好きです。

僕の地元は、日本一暑い地域、群馬県前橋市。

都内の暑さも、どうってことない。

むしろテンション上がります。(笑)

・・・まあ、暑い暑いと文句や不平不満ばかり言っている人は、もし涼しいところに住んでも、今度は違うことで不平不満を言うんではないでしょうかねえ。(苦笑)


こういう暑い時期に流行る病気というのは、大体決まってますね。

今週も関東を中心に”ヘルパンギーナ”なんていう病気が流行っているというニュースがありました。

まあいわゆる「夏カゼ」ってやつですね。

他にも、熱中症もそう、クーラー病もそう、下痢など、消化器症状もそう。

「熱中症」について(その6) 参照

どうなるか分かってれば、前もってどうすれば予防できるか、考える事が出来ます。

もし発症しても軽く済むし、粛々と治療に移ることができます。


イヤー鍼はホントによく効く。

毎日実感します。

 

世界中全員やるべきだ。

 

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クーラー病

2014.06.05

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明日から24節気では「芒種(ぼうしゅ)」ですねえ。

芒種とは・・・、

「6月6日頃 芒種とは稲や麦など”穂が出る穀物の種を蒔く”という意味で、この頃は種まきを始め農家の忙しくなる時期で、

ちょうど梅雨に入る頃で、少し蒸し暑くじめじめする時期。」

だそうです。 

 

参考サイト 暦生活

・・・で、今日は東京も大雨。

今日から関東甲信越が梅雨入り。

恐るべし、24節気。

最近気になっているのが、数日前から真夏日が続き、患者さんの職場でも、清明院でも、いよいよ、やだけど観念して、

クーラーを入れました。

クーラーがついてから、体調を崩す人がチラホラ。

いわゆる「クーラー病」ってやつです。

あれを治療するときにうるさいのが、「湿邪」の存在。

「湿邪」を含む記事 参照

クーラーの冷たい風で外から冷やされて、体の中には「湿邪」とか、「湿熱」が発散できずに籠っている場合が多く、

色々な症状に”重だるさ”を伴うのが特徴です。

これは治療しても、”その場で劇的にスッキリ”とはなかなかいかず、治療後、少し時間が経ってから、排便、排尿、発汗等の、

”湿邪が排出された”

というイベントを経て、治っていくケースが多いようです。

患者さんによって出方が違うので、なかなか興味深い。

・・・まあでも、気をつけましょうね、クーラー病。(笑)

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患者さんとのお別れ

2014.03.13

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今日、ある患者さんとお別れしました。

去年の夏から診ていた患者さん。

この仕事をしていて、辛い瞬間の一つです。

最後は大変安らかだったそうです。

最後まで東洋医学の医者の端くれとして、診させてもらえたことがありがたいです。

この患者さんも、初診の時点ですでに末期状態でしたが、西洋医学の処置にはあまりいい印象を持っておらず、

藁をもすがる気持ちで、鍼を受けた方でした。

治療を初めて一か月ほどした時、初診時と比べてずいぶん元気になった頃、

「こんな風に元気になれたのは、鍼のおかげだと思っています。」

と言われたことが、嬉しかったです。

・・・んー、まあ、こういう、僕に色々なことを教えてくれて、旅立っていった、何人もの患者さん達の魂が、

僕の鍼には力強く宿っていると思って、明日も明後日も、僕も最後まで、鍼をやります。

 


合掌

 

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海が呼んでいる!

2014.03.10

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今日なんか超寒いですが、風や空気、日差しから、徐々に春が来るのを感じます。

(さらに…)

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