お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2012.09.06
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
これまでのお話・・・
タバコと東洋医学
タバコと東洋医学(その2)
タバコと東洋医学(その3)
タバコと東洋医学(その4)
タバコと東洋医学(その5)
タバコと東洋医学(その6)
では、続きいきます!!
前回、禁煙した時に僕自身の身に起こった、様々な症状について書きました。
・・・で、なぜ、それらの症状が起こったのか、というお話です。
1.イライラ感
これについては、「肝の臓」のところでよく出てきましたが、伸び伸びとした自由な状態を好む「肝の臓」が、タバコという嗜好品を奪われたことにより、
欲求不満がたまって、機能失調を起こしたことが、一番大きいと思います。
肝の臓が機能失調を起こすと「易怒(いど)」といって、些細なことで怒りっぽくなったり、イライラしたりするようになります。
2.のぼせ感、頭に汗が出る、鼻血
コレは、タバコによって、深い呼吸をすることで、無理やり下げていた気が、下げられなくなったことによって、上半身に気が鬱滞して、
熱をこもらせ、これらの症状が出たものだと思います。
3.口内炎の多発
これも、2.と同じように、上半身(上焦)に気が鬱滞し、熱がこもった結果であろうと思います。
現代医学的には、唾液に含まれる抗菌物質の濃度が、喫煙者は煙の毒で刺激されるせいか、非喫煙者よりも高いようで、
このせいで口内炎が出来にくいという説もあるようです。
この論から言えば、煙を肺まで入れないのであれば、タバコはむしろ健康にいい、とも取れますが、この論には異論もあるようです。
4.痰が絡む
タバコをやめて、余計に痰が絡むなんて、信じられないようですが、ホントの話です。
実際に経験した人が言うんだから間違いない。苦笑
コレはタバコと東洋医学(その2)で述べた内容そのものです。
5.体重の増加
これについては、スススーッと、これまでにないペースで一気に増えてきたので、このまま80㎏、90㎏の、
メタボ中年のだらしない体になっていくんではないかと、正直焦りました。
人からは、タバコを吸えないストレスから、暴飲暴食になっているんじゃない?とか、よく言われましたが、僕はかつては、これを暴飲暴食と言わなかったら、
何を暴飲暴食というのか、という食生活でしたから、食生活自体は、以前よりも全然マシになっていると思います。
・・・にも関わらず、なぜ太るのか。
コレは、上記のように「肝の臓」の機能失調や、「痰」という邪気が助長されたことで、結果的に消化吸収機能が煙草をやめる前よりも、
うまく働かなくなった結果だと思います。
ですので、鍼灸と養生で、「肝の臓」を調整しつつ、「痰」や「のぼせ」を根気よく除去していくことで、徐々に徐々に普通の状態に戻ってきた、という印象です。
(これ正直、2年近くかかりました・・・。)
・・・まあこのように、長く続けてきたことを急にやめたら、色んなことが起こるというのは、タバコに限らず、よくある話です。
よく、痛み止めやステロイドで、何年も症状をごまかし続けていた患者さんが、一念発起して、急に廃薬しようとすると、一気に色んな症状が噴出することがありますが、
それと似たような現象なのかもしれません。
でも、その辛いリバウンドを乗り越えることが出来れば、次に進めるワケですから、やってみた方がいいとは思います。
タバコと東洋医学、ひとまず終わり。
これについてはまだ色々あるので、また気が向いたら、書き足すかもしれません♪
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.08.26
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと 、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
これまでのお話・・・
タバコと東洋医学
タバコと東洋医学(その2)
タバコと東洋医学(その3)
タバコと東洋医学(その4)
では、続きいきます!!
今日は、東洋医学の考える”ため息”について触れます。
清明院が使用している、「北辰会専用カルテ」の予診票の項目には、
「ため息がよく出る」
〇か☓か△か、という問診項目があるぐらい、”ため息がよく出るかどうか”については、東洋医学的には注目します。
よく、クラ~イ顔して、
「ハァ~・・・。。」
ってやってる人、見かけますよね。(苦笑)
このため息のことを、東洋医学では「太息(たいそく)」といい、その意味づけは、ざっくり言うと胸の周辺部分の「気の停滞の除去」です。
肝の臓、胆の腑、心の臓、肺の臓の働きが主に関わります。
主にこれらの臓腑の働きが、何らかの原因によって失調しているときに、生理的にそれを是正しようとするため、
”ため息”が出やすい、ということになろうかと思います。
(太息については、『黄帝内経』の『素問 五常政大論(70)』『素問 至真要大論(74)』『素問 平人気象論(18)』『霊枢 口問篇(28)』『霊枢 邪気蔵府病形篇(4)』
あたりに記載があり、特に『霊枢 口問篇(28)』の記載が非常に参考になります。)
〇
患者さんが呈する、あらゆる症状というのは、何気ないものでも、その一つ一つが、その人の中身(五臓六腑の状態)を反映してくれる鏡なのです。
「表を以て裏を知る」 参照
ここまでをまとめると、「タバコを吸う」ということは、
1.胸部に絡んだ痰の邪気を乾かしつつ、
2.深い呼吸により、上った気を下げ、
3.自分好みの香りで気を巡らせ、脾の臓の働きを鼓舞し、
4.「ため息」によっても胸部の気を巡らせ、胸部周辺の緊張を緩め、様々な臓腑の失調をフォローしようとする
行為である、ということなのです。
逆に言えば、
「そうする必要があるような体の状態である」
ということです。
これはもちろん、喫煙習慣を肯定しているわけではなく、この対処法は、非常に不健康な対処法だ、という指摘です。
だから、東洋医学的には、「タバコを吸う習慣がある」という時点で、様々な臓腑の機能失調や、胸部を中心に、痰の邪気を持っている可能性が高い、と考えます。
また、タバコの葉に含まれるニコチンの毒性を考えると、上記のような”いい側面”というのはあくまでも一時的、対症的なものに過ぎず、
東洋医学的には徐々に胸部を中心に「熱毒」を籠もらせる結果になるので、ほどほどにしないといけないし、出来れば吸わない方がいい、
ということになります。
(今の時代、他人様に迷惑をかける可能性も高いし。。。)
ただ、あまり患者さんを脅かして、無理やり、急に止めさせたりすると、上記のような、
”タバコを吸うことによって抑え込んでいた異常”
が一気に表面化して、様々な症状を呈することがあります。
僕のように。(^^;)
次回こそいよいよ、その話が出来そうですな。(笑)
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.08.25
**********************************************************************************************
↑↑↑ ↑↑↑
読者の皆様、 この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>
クリックしていただくと 、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************
これまでのお話・・・
タバコと東洋医学
タバコと東洋医学(その2)
タバコと東洋医学(その3)
では、続きいきます!!
前回、タバコの持つ「いい側面」として、あの独特の香り以外にも、深呼吸、ため息によるリラックス効果を挙げました。
「・・・てか、別にそれなら普通に深呼吸すりゃいいじゃん。。。」
と思う人が大勢を占めるでしょうが(苦笑)、そこはさておき、そういう効果、側面もあるよ、というお話でした。(爆)
喫煙することにより、自分の好きな香りでもって理気化湿醒脾しつつ、普段よりも深く吸い込み、普段よりも多く吐く、つまり胸膈や横隔膜を大きく動かす、
このことに意味があるのだと思います。
現代は「ストレス社会」と言われます。
患者さんを見ていると、ほぼ全員、なんと呼吸の浅いことか。
緊張すると、上半身全体が堅くなり、呼吸が浅くなります。
全身が緊張しますが、呼吸に関係する、上半身の筋肉が、特に柔軟性を失うわけです。
呼吸が浅くなって、胸式呼吸になると、精神的にもどんどん冷静さを失って、安定的な冷静な思考がしにくくなりますし、
身体的にも、上下の気血のバランスが崩れ、頭や首肩の異常、腰から下の異常の原因になります。
また、たくさん吐き、たくさん吸うことは、横隔膜という筋肉をストレッチする効果があります。
あそこがストレッチされると、胸部も上腹部も、非常に血行がよくなることは、よく知られています。
たいがいの喫煙者は、仕事等々で、神経を使って、緊張し、頭に気血が上ったのを、タバコで「無理やり」深呼吸と、
リラックス効果によって緩め、「無理やり」引き下げるのです。
不健康な方法だけど、仕方ないからそうしてる、という感じではないでしょうか。
以前、「三焦」や「道教」、「気功」について書いた時、「丹田(たんでん)」という言葉が出てきました。
ここは、東洋医学が非常に重視する場所です。
深呼吸すると、丹田、特に下丹田に気を集めやすくなります。
ここに気が集まると、精神は安定し、上下左右前後の気の偏在のバランスのとれた、心身ともに「いい状態」になります。
ここに気を集めるように意識した呼吸を「丹田呼吸」なんて呼んで、東洋医学、特に気功の分野では、非常に勧めております。
僕自身も臨床で、呼吸の浅さが顕著な患者さんには、よく勧めております。
あと、「ため息」についてですが、このため息のことを東洋医学では「太息(たいそく)」といいます。
これは次回。
読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!