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2011.11.26
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明日、27日の日曜日は(一社)北辰会関東支部の定例会があります。
そこでワタクシ、我々の診察において欠かせない、
「原穴診(げんけつしん)」
というものを実技指導させていただきます。
一般の方や患者さんからしたら、何やらマニアックな香りのするであろう、この診察法の名前・・・。(苦笑)
見た目や、受けた感じとしては、手や足を触っているだけのようにしか見えないハズです。
この診察法は、東洋医学独特の「四診法(ししんほう)」、つまり、
1.望診(ぼうしん)・・・目で見て、また、直観的に雰囲気を感じ取って診察する方法
2.聞診(ぶんしん)・・・体臭、口臭等の臭いを嗅いだり、声色や呼吸音など、音を聞く診察法
3.問診(もんしん)・・・患者さん自身に病気その他について問いかける診察法
4.切診(せっしん)・・・実際に触ってみる診察法
この中の、4.の「切診」の中の一つで、数千年前から東洋医学では実践されてきた、伝統的な診察法です。
どこを触って診るかというと、手首から先、足首から先にある、「原穴(げんけつ)」と言われる経穴(ツボ)を実際に触って、その部分の硬さ、
柔らかさはどうか、冷えや熱感はどうか、発汗の具合はどうか、などを、丁寧で繊細かつスピーディーに観察していく方法です。
これによって何が分かるのかというと、主に、
1.その原穴に関係の深い五臓六腑の変調
2.その原穴に関係のある経絡の変調
以上の2点が分かり、特に2.の、経絡の異常が反映されやすい、とされております。
清明院の患者さんの中には、
「いつも手首や足首のまわりを触ってるけど、何をやってるのかしら・・・。」
とお思いの患者さんもあられることと思いますが(苦笑)、こういうことを調べております。
・・・で、異常のある五臓六腑や経絡を、他の診察法で得た情報と合わせて、的確に絞り込んで、総体のバランスを整えるために、一本の鍼をする、という訳です。
何気ない所作の中に、数千年立っても色褪せない、医学の叡智が込められております。
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2011.11.07
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昨日、11月6日の日曜日は、大阪、上本町で行われた、(社)北辰会本部臨床コースに参加してきました!!
今回は午前中は
「実技練習 腹診」
でした。
僕は今回も、愛媛の水本淳先生の班でした。
問診から体表観察まで、素晴らしい思考のスピードと病因病理の組み立て・・・。
長い長い臨床経験と、絶え間ない勉強の成果なんだと思います。
水本先生の技を見ると、そのあまりの精密さに、いつも感心してしまうんだけど、感心してる場合じゃないよな、もっともっと頑張らなくちゃな、
と、いつも思わせてくれます。
ありがたい大先輩です。
午後は以前このブログにも登場した、『内経気象学入門』の著者である、橋本浩一先生による講義
「季節天候と病証~来年の傾向予測~」
でした!!
※『内経気象学入門』に関してはこちら!
相変わらずの、素晴らしい研究内容です。
来年の春夏秋冬に、内経気象学の立場からみると、どんな病が流行ると予測出来るか、バッチリ聞いてきましたので、どんどん臨床で先手先手を打っていきたいと思います。
最後の30分は、藤本彰宣(あきのり)先生による
「医学史~金元の四大医家まとめ~」
・・・東洋医学の数ある科目の中で、とかく、つまらない、眠くなる講義になりがちな「医学史」というテーマを、スピード感ある、ハッキリとした語り口で、
明快に分かりやすく講義されていました。
・・・サスガでした。
そして終わった後はお酒・・・。
そこでまた、とある大先輩から、鍼灸とは別の、これまた貴重なお話をいただきました・・・。
う~ん、今回も勉強になった・・・。
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2011.10.27
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問診してみると、精神的なストレスやプレッシャーが、その症状に大きく関わっていることを発見することは多い。
2011.10.24
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昨日、2011年10月23日(日)は、高田馬場にある、日本医学柔整鍼灸専門学校にて行われた、(社)北辰会関東支部、定例勉強会でした!!
今回は、先月の続きで、朝10時からから午後の3時前まで、
「問診・カルテ取り実技」
を講義させていただきました。
(長い・・・。)
この講義は、問診から体表観察、実際の治療に至るまで、一連の流れを、カルテを付けながら進めていく、という講義で、
北辰会自身、また僕自身も初めての試みであり、探り探りの講義となりましたが、まずまずうまくいったんじゃないかと思います。
まあ講師の目線からそう思ってるだけかもしれませんので、受講生のアンケートを待ちたいと思います。
モデル患者さんも、なかなかリアルな患者さんで(笑)、僕自身、教えながらも、勉強になりました。
3時からは土田丈先生による症例発表、
「大腿部痛」
でした。
日常の臨床でよく診る症状を、見事に東洋医学的に分析し、治療した素晴らしい症例でした。
そして終わった後は飲み会・・・。
今回は本部から藤本彰宣先生と、初の関東支部での講義となる、山本克仁先生がお見えになり、終了後の飲み会にも参加して下さり、大いに盛り上がりました。
山本先生は僕と同世代ですが、学、術ともに素晴らしい先生です。
こうやってどんどん関東、関西問わず鍼灸界の、元気のある若い世代が積極的に交わっていくと、どれぐらい先になるか分からないけれど、
起こるかどうかも分からないけれども、何か面白い流れが生まれる「かも」しれません。(笑)
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2011.10.20
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昨日あたりから、いよいよ寒くなって来ました。
2011.10.18
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以前、東洋医学の言う「メンケン」というものについて書いた。
仮に、コレが出てしまったって、正しい治療が出来ているなら、何の問題もない。
しかし、治療後に、たとえ一時的にしろ、不快な症状が出るのは、患者さんを不安にするし、よくないといえばよくない。
・・・というか、メンケンなしでよくなるに越したことはない。
〇
いつも言うように、東洋医学は、「気」を動かし、人体の「陰陽」のバランスを整え、患者さんの「治る力」を最大限引き出そうとする医学。
で、その「陰陽バランスの崩れの中心」を明らかにするために欠かせないのが、詳細かつ精密な「体表観察」であり、「問診」。
それに基づいて治療を進めていくのが「弁証論治」。
・・・ですので、治療後に不快な症状が一時的に出たとしても、治療直後では脈、舌などの東洋医学的な所見が好転していることが確認できていれば、
特に慌てる必要はない。
しかしながら、極力「メンケン」を出さないように、患者さんが一時でも「不快」ではなく、常に「快」という感覚に包まれながら治癒まで導く、
ということが出来た方が、「より」いいハズ。
そこで要求されるのが、陰陽のバランスを整えるんだけど、その「整え方」を上手にやること。
なんでも、強引にグイッと整えるのがいいとは限らない。
場合によっては優しく、微妙に、そ~っと整えていかないとうまくいかないこともある。
あるいは、いったんあえて崩した方が、結果的に早く整う場合もあるかもしれない。
シーソーみたいな、ヤジロベエみたいな感じ。
上手い先生ほど、ここら辺のさじ加減が絶妙。
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2011.10.13
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以前、業界内で有名なとある先生にかかっておられた患者さんを診たことがあります。
「で、効果はどうだったんですか?」
と問うと、
「・・・正直、変化がなかったです。」
とのこと。
その先生は、1時間ぐらい付きっきりで、症状を聞きながら、世間話をしながら、体中、色々なところに鍼を打ってくれたそうです。
でも、残念ながら変化はなかった。
で、清明院で、詳細な問診の後、一本の鍼。
体の状態が、劇的に変化。
「なんで一本でこんなに変化が出るんですか!!?」
と患者さん。
鍼の数の問題じゃないし、その先生の腕が悪くて、僕の方がうまいだなんて、全然思わない。
清明院で治っている人が確かにいるように、その先生のところで治ってる人だって確かにいるはず。
僕だって、どこかよその治療院で、同じように言われてるかも知れない。
たまたま、清明院のやり方がその患者さんにあっていた、というだけの話。
・・・でも、一本でそれだけ変化させられるんなら、その方がいいと、「僕は」思う。
「その」患者さんにとっても、僕にとっても。
少なくともそれは、間違いない。
・・・というだけの話。
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2011.09.26
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昨日、9月25日の日曜日は、代々木オリンピックセンターで行われた、(社)北辰会関東支部、定例勉強会に参加してきました!!
こないだこのブログで告知したように、今回ワタクシ、朝10時からお昼休みをはさんで14時45分まで、臨床コースの方で、
「問診・カルテ取り実技」
という講義を担当させていただきました。
「問診」実技訓練!? 参照
これは、10人程度の班に分かれて、一人のモデル患者さんを、みんなで問診しながら、北辰会専用カルテを記入していく、という講義で、
受講生の先生方が問診していく内容に関して、僕の方からアドバイスや注意点を指摘していく、という、これまでにない、初の試みの企画でした。
感想としては、僕自身、非常に勉強になったナー、という感じです。(笑)
また、受講生の先生方がどの辺が弱いか、東洋医学的に問診を進めていく作業の中で、どの辺でつまづくか、という重要な問題が、
非常に鮮明になったように思います。
モデル患者さん役の先生も、非常に赤裸々に(笑)、情報提供して下さり、みんな非常に勉強になったんじゃないかと思います。
そして3時からは今年行われた、代表理事、藤本蓮風先生による講義、
「太極陰陽論 常と変、転化の法則」
および、以前の研修会で行われた、
「鍼で人は悪化するか~悪化実験~」
の、DVD特別上映でした。
こちらも、関東支部としてはかなり久しぶりのビデオ講義でした。
DVD上映講義というのは、生の講義と違って、「臨場感」に欠ける、という欠点があります。
また、音声も、生の講義と比べると若干聞きとりにくい、という欠点もあります。
僕はこの2つの講義については、関西で生で受講しましたので、内容の素晴らしさは分かっているのですが、
DVD上映講義でどの程度伝わるものなのか、受講生の方々の感想を待ちたいと思います。
そして終わった後は酒・・・。(笑)
充実の週末。
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2011.08.30
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30代の女性患者さん。
メインの症状には、初潮以来の月経の異常が大きく関わっている。
加えて、運動不足や過度の飲酒等、日常生活にもいくつかの問題が見受けられる。
いつも通り問診をし、治療が終わり、症状、劇的に変化。
しかし、この症状は根が深い問題と大きく関わっていることを伝え、治療には時間がかかるであろうという旨をお伝えした。
また、良好で安定した状態に至るまでは、週2回程度は治療に来た方がいいとも伝えた。
患者さんは意外な効果に驚きながらも、やや不安そうな顔で、
「でも、ある程度治った後もずっと通い続けないといけないんでしょうか・・・?」
とのこと。
・・・で、僕が
「いーえ。そんなことないですよ。よくなったら治療を打ち切りますから。」
すると、
「そしたらまた(症状が)戻っちゃうんじゃないでしょうか・・・?」
とのこと。
・・・これに対しては大体、
「戻らないよう最大限の努力はします。しかし鍼は魔法ではないので、鍼で治ったモノは一生再発しない、とは言い切れません。継続的な生活養生が大事なのは言うまでもないです。」
とお答えしています。
(病によりますけどね。)
時間的制約、経済的制約等々、「現実問題」があることはこちらも重々承知しております。
しかし、治療家としては理想的な段取りと養生法を提案します。
好きなモン食って、好きなだけ寝て、わがまま放題やって、理に背く人は治らない、と、昔の名医が戒めています。
まったくその通り、と思います。
清明院も、あまりにも無茶な要求には、お応え出来かねる場合もあります。
(たとえば2、3週に1回来たり来なかったりで、治せ治せ、とかネ。)
・・・本来、人間は元のバランスのとれた状態に戻ろうとしており、その「治る力」が追い付かないから、今の症状が出ているワケです。
鍼で「治る力」をフォローしてフォローして、一度”元の良好な状態”に戻ったら、少々無理があっても、その人が元々持っている「治る力」でも十分対応可能になるから、
治療間隔を開けていくことが出来るし、卒業することも出来る訳です。
清明院は、巷によくあるような、「通わせてナンボ」の、商魂丸出しのヤカラとは違います。
そんなことやったら、鍼の神様にたたられます。(笑)
ですので、初診の患者さんには、本気でやるなら心を決めて、やるならやる、やらないならやらない、もう一度家に帰って、ゆっくり考えてから決めていただいても結構ですよ、と言う時もあります。
・・・で、「やる」と決心した患者さんについては、あとは全力で治療にあたるのみです。
だから要は、治療は真剣勝負なんです。
勝ち負けのはっきり出る、コワい、でも楽しい世界です。
掃いて捨てるほど鍼灸院がある都内で、ウチを選んでくれたことは単純に嬉しいし、なにかの縁あって僕のところに、
「タスケテ・・クレルノ・・?」
と手を伸ばしてきたわけだから、これに対しては全力で引っ張りあげようとします。
そして、ある程度症状が落ち着いた段階で、最もいい状態を患者さんとともに模索していくのです。
治療は本当に二人三脚だなあ、と、最近よく思います。
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清明院に皆様のお力を!<m(__)m>
2011.08.10
清明院では現在、求人募集しております。
本物の鍼灸医学の世界を、我々と追求してみませんか?
募集内容の詳細はこちら。
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「患者さんの声」をいただきましたので、ご紹介いたします。
40代 男性
症状:アトピー性皮膚炎による皮膚の痒み、フケ、激しい頭痛、下痢、倦怠感、パニック障害様の諸症状(人ごみや車の運転で不安感、緊張感など)
※この文章は、患者さんの奥様が書いて下さいました。
夫は、昔から病院が嫌いで、ひどい頭痛や下痢、倦怠感に悩まされていたのにもかかわらず、
病院で重大な病名を告げられる事が怖くて、診察を受けることなく、何年もそういった症状を市販の薬でごまかし続けていました。
数年前、夫の父が、会社の健康診断で突然癌があると指摘され、それまで何の症状も無く元気に見えた父が、
入院、手術した途端にみるみる弱って、数か月で亡くなったことがとてもショックだったらしく、
「怖い病気が発見されたら、俺も病気を気に病んで死ぬよ。病気があったとしても、知らない方が長生きできる。」・・・その後、縁あって娘が清明院にお世話になったのをきっかけに、「鍼なら悪いデータやレントゲン写真を見せられることもないだろう」と、
渋々ではありましたが夫も竹下先生に診て頂くようになったのです。
竹下先生が、いつかTVで見た中国の鍼師さんのように、体が針山のようになる程たくさんの鍼を刺すのではなく、
一回の施術に1本しか鍼を使わない、という事も夫にとっては恐怖感が軽減出来た理由のようです。
その頃の夫は、3年程家の中での事務的な仕事を続けていたので、家の中で用を足すのと、たまに駅前の本屋さんに行くなどの15~20分位しか歩くことが無くなり、
これといった運動もせず、また、家族以外の人と会って話す機会がほとんど無く、外見を気にすることも無いためか、
外で働いていた時と比べると20キロ近く太ってしまっていました。
具合が悪くなってしまう為、よけいに家にこもりがちになってしまう、という悪循環に陥っておりました。
治療を始めてすぐに、頭痛や下痢が少なくなり、また、皮膚の状態がとても良くなり、ずっとひどいフケに悩まされていたのが、気が付くと気にならなくなっていました。
その後、だんだん体調が良くなったようで、半年位経った頃、もうこのまま一生外で働けないのでは、と思っていた私の予想に反して、
前に勤めていた事務所に復職をする事になりました。
また、毎回毎回毎回先生が食養生のお話をしてくださったのが効いたためか、食事の嗜好が少しずつ変わり、好きだった肉類よりもあっさりした物や、
野菜を良く食べるようになり、どんなに私に咎められても止められなかった程大好きだった甘いもの(一時期は、飴を毎日1袋食べていました!)もあまり欲しがらなくなったので、
体重がどんどん減っていき、2か月ほどで計10キロ以上痩せました。
今では、体重は安定しており、食欲は前より少し増していますが、リバウンドすることもありません。
ただ一つ、残念なことは、夫は何故か「何となく自然に治った。」と思っているふしがあり、鍼のすごさを今一つ理解できていないということです。
(治療していただいている時には、いつもあんなにリラックスして人前でぐうぐう寝ているくせに!)
人と話す時に緊張しがちな夫に余計な気を使わせないようにと、(空気)のように接してくださった院長先生の「技術」の賜物ではないかと思っております。
鍼で、体から、心を、さらに運命まで整えて頂けたのだなあと、感動と感謝の念でいっぱいです。
今後ともどうぞよろしくおねがいいたします。
この方は、まだ幼い娘さんが治療に来ていたついでに、奥様のすすめもあって、渋々、清明院で治療を受けるようになった患者さんです。(苦笑)
なかなか自分の思っていることや考えていることを人に伝えるのが苦手な方で、あまり無理に喋らせようとすると過緊張が起こってしまうので、
問診よりも体表観察 に重きを置いて、「肝陽上亢(かんようじょうこう)、湿熱(しつねつ)」と証を立て、治療を進めました。
治療中は極力笑わせたり、和ませたりすることに重きを置き、症状のことを細かく細かく聞いていく、ということはあえてあまりしませんでした。
その結果、患者さん御本人としては、鍼がよく効いたというよりは、「自然治癒」だとお考えになったようです。(苦笑)
・・・まあ、鍼というのは、人間にもともと備わった「治る力」を引き出すためのものなので、僕としてはそう思っていただいてもいいと思っています。
清明院HPでも、このブログ上でも、何度も書いているように、あくまでも「自然治癒(治る力)」の手助けをするのが鍼灸治療です。
「”正しい”鍼灸をする」決して鍼灸が患者さんの心身を「完全に」コントロールしている訳ではありません。
「医療」というのはどんなものであれ、あくまでもサポート、「手助け」なのであります。
ですので、この「手助け」に対してどれぐらい重い価値を見い出すかが、人によって違うというのは当たり前です。
ここは興味深いところですネ・・・。
ともかく、本症例の場合は、鍼が明らかに「治る力」の手助けになっている、ということは、上記のような、
治療を開始してからのご主人の心身の著しい変化が、結果から証明してくれていると思います。
初診の時の、御自宅での引きこもり状態から考えると、現在の仕事スタイルは、考えられないほどの激変であり、ちょっと心配な面もありますが、
今後もさらなる症状の改善、心身の安定を目指して、治療を続行していきたいと考えております。
・・・それにしても、この方の「病気を気に病んで死ぬ、知らない方が長生きできる。」という言葉・・・、考えさせられるものがあると思います。
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2025.04.01
2025年 4月の診療日時2025.03.13
2025年2月の活動記録2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時2025.01.01
謹賀鍼年!!2024.12.28
年内診療終了!!2024.12.14
2024年11月の活動記録2024.12.01
2024年 12月の診療日時2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!