お電話
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2012.01.26
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「表裏同治(ひょうりどうち)」・・・。
何やら難しそうなこの言葉。
最近多い、カゼひきさんに対してよく使う考え方です。
会社や学校によっては、インフルエンザが流行っているところもあるそうで、患者さん達としては皆さん戦々恐々としていますなあ・・・。
これ、過度にビビることないですよ!!
鍼と養生で、しっかり体調管理してたら、まずカゼなんて引きません!
もしひいてしまっても、すぐにちゃんと鍼すればほとんどは軽く、短く済みます!!
〇
ところで東洋医学に、”インフルエンザ”という考え方、概念はありません。
「ウイルス」や「細菌」という概念は、診断に顕微鏡を使うようになってからの話です。
・・・つまり、つい「最近」です。
(言いたかっただけ。)
〇
しかし、インフルエンザにかかった時に発する、高熱や節々の痛み、寒気や咳、ノドの痛みなどなどに対する、東洋医学的な考え方というのは、山のようにあります。
東洋医学ではこういった、「外から邪気が入った」病のことを「外感病(がいかんびょう)」といいます。
それの動きと治療方法を示した、バイブル的な書物が、中国漢代の『傷寒論(しょうかんろん)』であったり、中国明清代の『温病学(うんびょうがく)』という分野です。
外から邪気が入って、体表の浅い部分に邪気が存在し、カラダの正気(せいき)とバトルをやってる状態を「表証(ひょうしょう)」とか、
「表(ひょう)の病」とか、「太陽病(たいようびょう)」とか、「表熱証(ひょうねつしょう)」とか、「衛分証(えぶんしょう)」などという言い方をします。
まあ要は、「外感病」という病気を”浅い状態”と”深い状態”に分けて考え、対処している、ということです。
”深い状態”のことを「裏証(りしょう)」とか、「裏(り)の病」などなど、これまた色々な呼び名で定義づけています。
そして”浅い病”と”深い病”の中間の、中途半端な状態を
「半表半裏証(はんぴょうはんりしょう)」
とか、
「半表半裏(はんぴょうはんり)の病」
とか呼んで、定義づけております。
基本的に、外感病は浅かったら(表の病なら)程度は軽いです。
症状がどんなにひどくても、命に関わることはまずないです。
深かったら(裏の病なら)病は重いです。
場合によっては命に関わります。
・・・長くなったので、次回に続く。
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2011.09.15
清明院では現在、スタッフを急募しております!!
ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。
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まだまだ日中は暑いですが、それだけに朝晩の涼しさがかえって目立つように思います。
9月8日から、二十四節気では「白露(はくろ)」に入っております。
そして23日には、いよいよ「秋分(しゅうぶん)」を迎えます。
なんやかんやと言っているうちに、あっという間に秋ですね・・・。
というわけで、最近カゼひきさんをよく診ます。
夏の調子で、クーラーをつけっぱなしで寝ちゃったとか、窓を開けっ放しで、床で布団もかけずに寝ちゃったとか・・・、
パターンは様々、症状の出方も様々ですが、これらはみ~んなある種の「カゼ」と考えて治療すると、うまくいくことが多いです。
清明院には遠方の患者さんも多いので、発熱していて起き上がるのも辛いようなものを、片道1時間以上もかけて診せに来させるようなことはしませんが、
症状があっても動けるぐらいの状態であれば、出てきてもらって治療した方が早く楽になるように思います。
ここで、「カゼ」と言っても、皆さんがよくご存じの「咳、くしゃみ、鼻水、ノド痛、悪寒、発熱」等の諸症状を中心とした、
一般的によく知られている「カゼ」よりも、我々東洋医学ではもう少し広い意味で、この「カゼ」という言葉を使うことがあります。
(いわば業界用語的に、です。)
つまり、東洋医学の言う、いわゆる「外邪(がいじゃ)」による病全般を指して、「カゼ」と言ってしまうことがあります。
「外邪」については、カテゴリ 邪気(発病因子) 参照
だから患者さんの中には、
「この痛みは、カゼが原因だよ。」
なんていうと、
「へ??カゼはひいてませんけど・・・。」
と、キョトンとされることもあります。(笑)
本人に自覚がなくても、我々の診方で脈や手足のツボを触ると、ハッキリと「カゼ」を示す反応が出ていることが多いのです。
だから、場合によっては本人が症状を自覚する前に、治してしまう、ということが可能になります。
これも一つの「治未病」デスネ。
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2011.08.16
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清明院では、往診事業部のスタッフに関しては13の土曜日から15まで、私は昨日、8月15日のみ、お休みをいただきました!!
お休み中に予約の電話を下さった患者さんには、大変ご迷惑をおかけしました。<m(__)m>
本日朝からは、ガンガンやっておりますので、宜しくお願いします!
2010.12.24
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これまでのお話・・・
「腎(じん)」ってなんですか?(その1)
「腎」って何ですか?(その2)
「腎」って何ですか?(その3)
「腎」って何ですか?(その4)
「腎」って何ですか?(その5)
「腎」って何ですか?(その6)
さ~、グイグイいきましょー!!
☆腎と呼吸
「呼吸」とくれば当然、一番関わりが深いのは「肺の臓」、ということになりますが。
東洋医学的には実は「肺の臓」だけでなく、「腎の臓」も大きく関わります。
東洋医学では”呼吸”というものを”呼”と”吸”に分けて考えますが、その”吸”の方に「腎の臓」が関わります。
どう関わるかというと、
「しっかりと深く息を吸い込み、おさめる」
働きをプロデュースしているのが「腎」である、と考えます。
つまり「腎」が何らかの原因によって弱ってくると、息が吸いにくくなったり、吸った時に咳こんでしまったりするようになります。
カゼをひいて咳が出る、という場合でも、「吸う時に」出るのか「吐く時に」出るのか、あるいはその両方なのか、という風に、腎なのか肺なのか、
はたまたその他か、という具合に、原因になっている臓の異常を考えていく場合があります。
・・・このように、東洋医学の言う「腎の臓」というのは、「志」や「精」を蔵し、呼吸の”吸”を助けたりと、どちらかというと、求心性の力(引き集める力)を持った臓だと言えます。
次回に続く
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2010.12.02
最近多いですねえ、カゼひきさん。
清明院にも、
「咳が止まらないんですけど・・・。」
とか、
「熱っぽいんですけど・・・。」
とか、
「ノドがイガイガするんですけど・・・。」
とか、
「ゾクゾク寒気がするんですけど・・・。」
などなど、一口にカゼといっても、あらゆる症状を訴える患者さんがお見えになっております。
・・・まあ、ここ最近、急に寒くなったし、乾燥もしてるし、無理もないとは思いますが、何でこのように、カゼというのは、
ひく人によって色んな症状に分かれるんでしょうか。
・・・これは、その人が元々持っている「弱い部分」や、その人の置かれている環境が、大いに関係するからです。
これにより、同じように気候が寒くなったとしても、人によって様々に症状が分かれるのです。
東洋医学では、カゼをひく前の、もともとのその患者さんの体質素因、つまり、もともと五臓六腑のどこに問題があったのかを、
問診で得た情報から、あらかじめ明らかにしておきます。
その上で、今回の風邪の症状がなぜ起こったか、今現在の問題の中心はどこかを、論理的に考え、治療をする訳です。
東洋医学的なカゼのパターンは、ひき始めのものも、こじれたものも、非常に多くのパターンがあります。
巷ではよく、
”カゼのひき始めには葛根湯”
だとか、
”くしゃみ3回、小青竜湯”
などという、デフォルメした宣伝文句を目にすることがありますが、本来の東洋医学では、そういう短絡的な結び付け方は致しません。
一人一人に合わせた治療、東洋医学的な的確な診立てを考えていかないと、カゼ一つでもなかなかよくならないんです。
・・・いずれにしても、しっかりと養生して、カゼをひかないような生活、送りましょう!!
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2010.09.20
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これまでのお話・・・
「肺」って何ですか?(その1)
「肺」って何ですか?(その2)
「肺」って何ですか?(その3)
「肺」って何ですか?(その4)
「肺」って何ですか?(その5)
「肺」って何ですか?(その6)
「肺」って何ですか?(その7)
「肺」って何ですか?(その8)
「肺」って何ですか?(その9)
「肺」って何ですか?(その10)
「肺」って何ですか?(その11)
☆「肺」を病むとどうなるか
・・・これまで長々と、肺について語ってまいりましたが、ここらでそろそろ完結しようかな、と思います。
まー、いつも言うように、東洋医学の言う「五臓六腑」というのは、西洋医学の言う「内臓」というモノとは全然違うのだ、ということがお分かりいただけているかと思います。
今日は、では実際に「肺の臓」を病むと、どういう現象(症状)が出てくるか、について考えて、「肺」シリーズを一旦完結しようと思います。
一般的には、「肺」の病気と言えば、”肺炎”、”肺癌”、”肺結核”などなど、”肺〇〇”という病名が多く、そしてその症状は主に呼吸器の異常(呼吸困難、咳、痰など)ですよね?
東洋医学の言う、「肺の臓」は、これまで述べてきたように、人間のあらゆる機能に関わりますので、当然症状も、呼吸器の症状のみにとどまりません。
(もちろん呼吸器の症状も出るけどネ。)
具体的には、たとえば
カゼに伴う諸症状(寒気、ノド痛、肩こりetc..)、喘息、尿の色が変わる、胸が苦しい、
などなど、呼吸の症状がメインでありながらも、実に様々な症状が出てきます。
また東洋医学では、
「呼吸器の症状がある」=「肺の臓が中心の病」
とは考えません。
「呼吸器の症状がある」=「肺の臓が異常を起こしている」=「その異常を起こさしめた中心はどこか」
という風に、もう一枚深く考えます。
その上で、その病理の中心が「肺」であれば、治療の対象はそのまま「肺」になりますが、「肺」以外の臓腑の異常が中心であった場合、
そこを治療していくことが出来るのが、東洋医学の賢いところだと思います。
病の中心は何か、
そしてそれはどこか、
こういうところを明らかにして治療するから、あっちもこっちも触る必要はなく、極めて少数の鍼での治療が可能になるのです。
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2010.05.23
今日は、代々木にて行われた、(社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!
諸事情があって(苦笑)午後からの参加になりましたが、午前は基礎コースは関東支部のベテラン講師である小黒郁夫先生による「北辰会カルテ解説」。
臨床コースはこちらも大ベテランである、三上孝先生による「喘息」講義。
惜しくも聴き逃しましたが、とてもためになるお話が多かったようです。
(残念・・。)
午後一からは私もひと班担当させていただき、臨床コースでの実技指導「脈診」。
今日の班の先生方も大変ヤル気にあふれ、私も教えていて楽しかったです!
そのあと、3時からは支部会員の吉田先生による症例レポート「止まらない咳」という内容でした。
今回は本部の奥村学術部長による解説でしたが、ある質問から、なかなか高度な解説内容になって、みんな一時ポカーンとなってしまう場面もありましたが、
かなり素晴らしかったです!
「ホンモノの鍼灸医学を追求する」北辰会の学術は、そういうだけあって、果てしなく奥が深いんです。
・・・でもそれだけに、やる価値が大いにあると思っています。
(そして終わった後はまたお酒・・・。(苦笑))
まあ、今日は携帯からの更新なので、今日はこの辺で・・・
(笑・・・奥村先生の写真は、撮り忘れました!!!)
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!