東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「陰陽水」について

2013.04.11

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難病の患者さんを多く診ている。

難病の患者さんがカゼをひくと厄介だ。

皮膚表面が冷え、熱が発散できなくなって、熱がこもる。

すると、籠った場所にもよるが、色々な症状が出てくる。

例えば、喉の渇き。。。

そうすると、どうしてもたくさん飲んでしまうことがある。

そうすると今度は、飲み過ぎた水によって、胃腸や、その他の五臓に負担がかかる。

そうすると、結果的に「気血」が作りだしにくくなる。

全身のパワーダウンにつながる。

難病、進む。

・・・この流れ、非常にヤバい。

今日、それをどうにか食い止めた。

表面的な冷えをとりつつ、籠った熱をとりつつ、胃腸の働きをフォローする意図で、鍼を一本。

所見、好転するものの、まだ完ぺきに安心できないと思ったので、「陰陽水※」を飲ませ、脈の変化をうかがう。

バッチシ。

東洋医学最高。

 


※陰陽水とは、冷水を熱湯で割ったぬるま湯。患者さんに合わせて微調整が必要。(出典は『多識編』か。)

 

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花粉症考(くしゃみ篇)

2013.03.27

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今日、患者さんが面白いことをおっしゃった。

その患者さんは、整形外科的な問題や、婦人科疾患や皮膚科疾患はあるものの、現在のメインの症状は花粉症

清明院で治療し、諸々の症状は楽になってきているが、今日、清明院で治療している最中にくしゃみが出てきた。

連発連発。

しかも今日で2回目。(苦笑)


そこで、冷静に体表観察すると、治療に間違いはないものの、患者さんはやや不安顔で、

「なんで治療していると、くしゃみが出てくるんですか・・・??」

と。

 

 

たまに、治療中、あるいは治療後に、思いがけない症状が出たりして、患者さんが不安になる場合がある。

 

 

そういう時は、体が調う方向に向かう過程で、体のどこかに気の停滞が一時的に起こっているもので、一過性のものであり、いずれ解消されるので心配ない、

 

という風に解釈することが多い。

 

そこで、この現象(治療中に出てきたくしゃみ)を考えてみる。

くしゃみは東洋医学では「噴嚔(ふんてい)」と呼び、基本的にはカゼの症状の一種として考えるか、「肺の臓」の弱りとして考えるか、

の2パターンであります。

 

(『症状による中医診断と治療 上巻』P518)

 


ちなみに肺は、東洋医学では「嬌臓(きょうぞう)」と言われ、嬌臓の嬌は”ひ弱、弱々しい、なまめかしい”という意味であり、

まあ、か細く、繊細な女性のような臓器である、と考えられています。

だから弱りやすい、また、外界の変化の影響を受けやすい、という訳です。

これについても、またそのうち、詳しく書きましょう。

「肺の臓」に対する深い理解は、あらゆる病を治療する上で、超重要だと思います。

また、今日の例を考える上では、これが重要なんですが、古典の中に、くしゃみは、胃腸に問題がある場合や、

ある種のカゼや、冷えを中心とする慢性病が回復する兆候であったりと、意外と、

”くしゃみは、体が回復する時に現れる兆候”

という解釈があることです。

 

(『黄帝内経霊枢』口問萹(28))

ところで、くしゃみが出る前の、あの「鼻がムズムズ」する症状も、東洋医学では「鼻痒(びよう)」と呼んで、治療法を考えています。

 


・・・話が長くなるので、次回に続く。(笑)

 

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ファッションと病治し

2013.03.24

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清明院では、患者さんの「衣・食・住」に注目します。

先日みえた、若い女性患者さん。

上半身にのぼせがきつい。

そして、膝から下がかなり冷えている。

分かりやすい「上熱下寒(じょうねつげかん)」てやつです。

花粉症、肩こりがある。

春先というのは、ただでさえのぼせ易い時期。

のぼせを下げ、足が温まるように治療。

しかし、ショートパンツにストッキングのみ、といういで立ち。

そりゃあ確かに、気候が温かくなってきたから、細長い、美しい脚を出したいかもしれないが、それはちょっと待ってくれ、治ってからにしてくれ、とお願いした。(苦笑)

なんか、若い子の服装を注意する、乱れた風紀を正す、ジーサンになった気分。(苦笑)

でも仕方ない。

治療のためです。

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浮かすだけでは不十分な場合がある

2013.03.22

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生きてりゃ「熱」が発生する。

この「熱」が、正常に体外に発散されれば、一定の状態が保たれるから、なんの問題も起こらない。

ところが、何らかの原因で、これが体内に籠ると、マズイことが起こる。

過労も、飲食の不摂生も、精神的ストレスも、皮膚表面の冷えも、けっきょくこの「熱」を籠らせる結果となる。

それも、弱い部分(というか気の流れの悪い部分)に籠る。

どの病気でもそうなんだけど、特に難病の場合の、”籠った熱”、これが非常に怖い。

普通の患者さんよりも、より深く、場合によっては生命力に大きく関わる部分、つまり、皮膚や筋や骨よりも、臓腑に籠ることが多いからだ。

で、治療して、うまくやると、この籠った熱が”浮く”

”動じる”といった方がいいかもしれない。)

正気がしっかりとしていれば、ここで、発散、排泄する方向に、熱が散っていく方向に動く。

しかし、浮いただけで、発散、排泄もされず、散りもせず、そのまま、また深くに籠ることがある。

これを繰り返す場合がある。

これが大変。

こういう患者さんに、”胃腸のキツイ弱り”が重なっていたりすると、マズイ。

このカタチを作ってはいけない。

難病治療には、普段の養生、つまり、患者さんの病識、理解がと―――っても、大事。

先手先手を打っておかないと、ブレーキが壊れたダンプカーのように、凄い力で谷底に行ってしまう場合がある。

僕ふぜいのレベルでこういうものを相手にするには、患者さんの協力は必要不可欠。

チョットしたやつならともかく、難しいものになると、とても、

「俺が鍼で何とかしてやるから、任せとけ!」

は言えない。(苦笑)


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20代前半が大事

2013.03.16

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ここのところ立て続けに、20代の女性の初診患者さんが続いた。

(さらに…)

尿と熱

2013.01.27

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清明院では、初診の際に、尿の状況について、詳しくうかがう。

尿の色、臭い、泡立ち具合、残尿感、夜間尿の有無、回数などなど、出来るだけ詳しくうかがう。

尿というのは、その時の、その人の体の状態を示すバロメーターの、最たるものの一つ。

東洋医学以外では、チベットの伝統医学なんかでも、診断に使うそうだ。

診かたや考え方は違うが、西洋医学でも、尿の状態は極めて重要視する。

体に不調が起こっている時、この尿が何らかの異常を起こしていることが多い。

東洋医学では特に、「寒熱」「邪気の種類」などをよく示す。

全身の状態が冷えに傾いたら、小便の色は透明に近づき、薄くなる。

長時間寒いところにいて、体が冷えて来ると、尿意を感じ、小便を出すと、色の薄い尿が出て、少し体が温まるのを経験したことがある人はいるだろう。

外的環境に対応するため、体内の水を排出して、少しでも体を温める方向に傾けようとするのだ。

また、尿が出ることにより、これとは逆に、体に籠った余分な熱が排泄される場合がある。

アトピーや糖尿病など、キツイ熱がこもった、ある種の病の時、小便の出がよくなると、症状が好転することがある。

小便自体は水(水分)なのに、コレが出ることによって「熱」が排出される。

「汗」もそう。

詰まっている治療が、現状打破できるチャンス。


排尿の状況の意味ついて、よくよく考えるべきだ。

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肺と疲労

2013.01.17

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咳や痰と言ったら、「肺の臓」の異常から起こっていることが多いです。

「肺」って何ですか?(その12) 参照

カゼを引くと、咳や痰がよく出ます。


患者さんが治療中にゲホゲホ咳をしていると、院内が何とも言えない空気感になりますね。

(THE 医療機関!って感じね。)


東洋医学では、肺と皮膚は関係が深い、と言います。

 

(『黄帝内経素問』痿論(44)「肺主身之皮毛.」)

 


皮膚が急激に冷やされた結果、「肺の臓」の気の流れが悪くなり、呼吸そのものや気道に、様々な症状が出る。


なんか、分かったような、分かんないような話。(苦笑)

でも実際、こういう考え方でイケるケースも、あります。


咳が出ると、患者さんは

「カゼを引いた、冷えた。」

と訴えます。


しかし、当然ながら、それをまったく鵜呑みにすると、上手くいかない場合がある。

年末年始の胃腸の弱り、年始からの仕事の多忙さによる睡眠不足等の疲労、ストレス、こういうものの方が、大きな原因になっていることがある。


特に、ベースにキツイ疲労があって、急に咳が出だしたような場合は、治療に工夫がいる。


咳など、急性の症状というのは、色々なことを教えてくれる。

 

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鍼をしたら手先足先がジンジンしてきた患者さん

2012.12.21

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とある、冷え症、むくみ、腰痛、のぼせ、胃痛の患者さん。

(さらに…)

いい風

2012.10.05

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今日は気温がだいぶ上がったようで、アツいとか、急な気温変化についていけないとかおっしゃる患者さんが多かったですね。

(さらに…)

タバコと東洋医学(その2)

2012.08.21

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前回のお話・・・

タバコと東洋医学

 


では、続きいきます!!

タバコ(煙草)については、いくつかの日本の江戸時代の名医達の医書にも出てくるようですが、ここでも意見は分かれています。

☆煙草なんて、メマイはするし、金はかかるし、火事のもとにもなるし、やめた方がいいよ!

(by 貝原益軒 『養生訓』)

☆いやいや、煙草は、胸の痞え感とか、痰がとれて気の流れがよくなるし、冷えや余分な水分によるシビレの病気にはイイよ!だけど熱がこもるから、老人はやめた方がいいな~。

(by 香月牛山 『老人必用養草』)

☆大して害がないから、別にやめさすこと無いよ。あんまり咳や痰が出てる時は控えさせりゃいいってぐらいカナ。

(by 平野重誠 『病家須知』)

・・・だそうです。


この記載、下記のブログ様を参考に引用させていただきました。↓↓

http://blog.goo.ne.jp/harumi4567/e/361bcee05abaf1382eb402b06b734fad

まあ、東洋医学的にも、見解の分かれるところだ、ということでしょう。

この中で、香月先生の、「痰がとれる」という言い方に、違和感を感じる人が多いのではないでしょうか。

「痰」については「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について 参照)

「煙」という異物(汚れた空気)が気道に入るんだから、軽い炎症を起こして、痰がかえって絡むはず、と考えるのが普通でしょう。


でも実際は違うみたいです。

「煙」というものは、基本的に何かが燃えたから発生するものであり、五行で言えば「火」、陰陽で言えば「陽」の性質を持っています。

(もちろんその毒性は、燃やされたものによって異なりますが。)

つまり陰の性質を持った邪気である「痰」は、”さほど有害でない”タバコの煙の陽気によって、ある一定、乾かされる側面があるのです。

つまり食生活の不摂生や胃腸の弱り等によって、「痰」という邪気を体にため込んでしまっている人にとっては、

タバコを吸っていた方が症状も出ず、楽にいられるという側面があるのです。

 

(毒を以て毒を制すじゃないけど)

また、お香や、お灸の煙などは、匂いにリラックス効果があり、むしろ有益、とされています。

煙というのは、もちろんモノによりますが、「過度でなければ」問題ないのです。

(一社)北辰会でも、患者さんでヘビースモーカーの人には、無理にやめろとは強制しないように、と教わったことがあります。

 

煙草を吸うことで取れているバランスを一気に崩してしまい、思わぬ症状が出る場合があるからですね。

 

まるで強い薬を断薬する時と似ていますね。

・・・で、僕自身、急にやめたらエライ目に遭いました。(苦笑)

次回はそのお話。

 

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