東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「四逆散」というお薬 5

2015.06.12

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これまでのお話

 


「四逆散」というお薬

「四逆散」というお薬 2  
「四逆散」というお薬 3

「四逆散」というお薬 4    参照

 


では続きいきます!

 

今日もまた、違う先生の見解を見てみましょう。

 


近代の有名な漢方家の一人である奥田謙蔵先生(1884-1961)『傷寒論講義』には、

 


「四逆散証のメカニズムは、もともと湿邪を持っている人が病に侵されて熱を生じ、その熱が内に籠って、気が四肢に達さないので四肢が冷える。

だから、四逆散の場合の下痢は、臭いの無い水様の下痢ではなく、脈が弱々しくて途切れそうということもない。

咳、動悸、小便出にくい、腹痛、下痢、渋り腹などの症状は、うちに水邪が停滞し、上下に動揺していることから起こる。

陽気が弱って四肢が冷える四逆湯とは真逆だよ。」

と書いてあります。

(抜粋要約 by 竹下)

 

奥田謙蔵先生は、もともと四国(徳島)の先生で、吉益流の古方派の考え方をベースにした先生です。


奥田先生は、傷寒論を非常に細かく読み込んだ先生として有名です。

 

8歳年上に湯本求真(1876-1941)先生という、超ビッグな先生がおりまして、この湯本先生と、ずいぶん親しかったようです。

湯本求真先生については、和田啓十郎先生とともに、特別な人物なんで、いずれ書きましょう。)

 


まあ、この先生のように、明治政府が叩き潰した漢方医学の流れを、どうにかこうにか途絶えさせずに継続させた功労者たちが、歴史の陰にはちゃーんとおります。

 


東洋医学が古臭い、迷信めいたものと言われてバカにされ、国にまで保護、重用されない立場となり、一番厳しい時代だったはずです。

 

その時代の先生たちが、現場で、肌感覚として感じていたであろう、悔しさとか、そういう思いを想像すると、心、動かされますね。

 


 

・・・まあともかく、ここでは、四逆散に関して、奥田先生は四逆散証になる人がもともと持っている「湿邪」に着眼しているようです。

 

面白い、そして重要な観点だと思います。

 

体質素因としての湿邪が無いと、同じように肝鬱と言っても、四逆散のような形をとりにくい、という指摘でしょう。

 

「四逆散」というお薬 6   に続く

 

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「四逆散」というお薬 2

2015.06.09

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前回のお話


「四逆散」というお薬 
   
参照

 

この「四逆散」という薬を何でこんなにフィーチャーするかというと、蓮風先生の話の中によく出てくるんですね。

 


蓮風先生の実技デモなんかで、刺鍼しながら、

「この鍼は四逆散の効果を狙っています。」

とか、よく出てくるんです。

 

そして、私自身の臨床上でも、そういう考えで鍼をすることが少なくない。

 


ですので、この薬について深い理解をしておくことは重要です。

 

・・・という訳で、前回は和田東郭先生の解釈と症例を紹介しましたので、今日は他の先生の見解を見てみましょう。

 


現代でもコンビニで売ってる”浅田飴”で有名な浅田宗伯先生(1815-1894)は、このように述べています。

 

『傷寒論』の四逆散の条文は、熱厥(熱がこもったことによって気が巡らない状態)の軽いやつのことを言っています。

四逆散の状態は、真武湯の状態に似ています。

『傷寒論』の中の、四逆散が出てくる章である、「弁少陰病脉証并治」というところは、少陰病の色々なパターンを示しています。

熱邪が内に籠って、うまく発散出来ずに、結果的に四肢が冷えるときは、水気までもが籠ってしまって、気血の滞りを助長するので、

下痢になったり、咳が出たり、動悸が出たり、小便が出にくくなったり、腹痛になったり、渋り腹になったりするわけです。

ここで、咳とか動悸とか小便の症状は真武湯に似ています。

腹痛とか下痢は四逆湯に似ています。

ただ、渋り腹の症状のみは、真武湯とか四逆湯の状態では出ない症状なんで、渋り腹があれば、熱厥と考え、

四逆散だと判断していいのです!

考えてみると、四逆散とは四逆湯と同じく、手足逆冷を治す薬です。

ただし、四逆湯は寒厥を治し、四逆散は熱厥を治す。

同じ四肢逆冷でも、その原因が違う時に使い分けるのです。

そして、四逆散は大柴胡湯の応用バージョンなんで、邪を散らし、気を通じさせる効果がメインなのです。

『傷寒論識』より抜粋意訳 by竹下

と、長々と述べております。(笑)

 


まあ、四逆散は真武湯とか四逆湯とかと似てるけど、原因が違うんだから、誤診するなよ!ってことです。

 


四逆散は熱、四逆湯は冷えね。

 

四逆散は気の停滞の実、四逆湯は陽気の虚と。

 


「四逆散」というお薬 3   
に続く。

 

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「四逆散」というお薬

2015.06.08

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こないだ、

和田東郭という人物

という記事を書きました。

 

そこに出てきた、有名なお薬である「四逆散」

 


今日はこの薬について、まとめておきます。

 


四逆散が歴史上に初めて登場したのは『傷寒論』です。

『傷寒論(しょうかんろん)』という本 参照

 

ここに、柴胡、芍薬、枳実、甘草という4種類の生薬を配合した漢方薬として登場します。

 

『傷寒雑病論』【弁少陰病脉証并治 328条】
 
少陰病.四逆.其人或欬.或悸.或小便不利.或腹中痛.或泄利下重者.四逆散主之.

 

効能は上記にある通りなんですが(笑)、まあ簡単にいうと、カゼをこじらせたやつで、手足がキンキンに冷えて、咳したり、動悸がしたり、小便が出にくかったり、

 

腹痛があったり、下痢したり、渋り腹(しきりに便意を催すのに排便が ごく少量で、すぐまた行きたくなる症状のこと。)だったりする者は、

 

四逆散を飲むとバッチリ治るよ、と書いてあります。

 


四逆散の”四逆”というのは”四肢逆冷”の略といわれ、手足が非常に冷える症状のことを言っています。

 


ここで重要なのは、病的な冷えには大きく分けると2種類あって、


1.温める力自体がないもの(陽虚、気虚など)

2.温める力はあっても、何らかの阻害要因があり、それが万遍なく全身に及ばないもの(陰邪を中心とした邪気実によるものや気滞など)


が考えられる、ということです。

 


四逆散の場合の手足の冷えは、2.の場合なんです。

 


これについて、和田東郭先生は、

「四逆散というのは、大柴胡湯の応用バージョンです。

腹はみぞおちとか肋骨の下の部分が張って、その凝りが胸にも及ぶ位のもので、両わき腹も強く張るもの。

でも熱実じゃないから大黄、黄芩は使わず、ただみぞおちとか、両肋骨下を緩めることを主とする薬だよ。

全体の腹形、みぞおち、肋骨下の状態をよく診て、それらに悪い反応があって、なおかつ手足がキンキンに冷えるものは、

この薬にて治すといいよー。

本当に温める力が無くなった、重篤な四肢の冷えとは、脈も腹なども、全然違うよーん。」  

(『蕉窓方意解』より抜粋意訳 by竹下)

 


と、述べておられ、また症例として、

 

「ある女性が、産後、意識もうろうとする症状が出た。

色々あん摩や薬などを試したけど治らない。

診るとみぞおちから肋骨の下から脇腹まで、キツク張って、強くこれを押しても弾力が無く、動悸もなにもなく、吐きそうになる感じという。

その人に、四逆散に生地黄、紅花を加えて飲ませてみたら著効したよん。

この紅花、生地黄は、瘀血に対して使ったのではなく、甘味の四逆散に組み合わせて、肝火の上逆を潤し緩める狙いで使ったよーん。」


『蕉窓雑話』より抜粋意訳 by竹下 

 

とも述べて、四逆散の応用的な使い方も示してくれています。

 


「四逆散」というお薬 2  に続く。

 

 

 

 

 

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内外合邪と新月と

2015.05.19

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東京新宿、外はスゴイ湿気です。

風が吹いている時はいいのですが、風が止むと、部屋の中はどんよりと湿気が沈んだ感じになり、患者さんはベタベタの汗をかき始めます。

(因みに僕も。(苦笑))

もともと体内に水邪の停滞を持っている人は、、自然界の湿気がキツくなると、内と外の邪気が結び付き、

湿邪、水邪による病を起こします。

これを「内外合邪」と言います。

内外合邪 を含む記事 参照

意外と、水邪の影響というのは多岐に渡っており、水分の停滞だから、下痢だの浮腫みだの、倦怠感だの冷えだの、

というのは分かりやすい話ですが、それ以外にも、精神的に沈鬱な気分になったり、不安感や不眠、動悸、咳、こういうものも、

水邪の影響で起こる場合があります。

そういう時、理論的には、水邪をバサッと散らしたい。

ネチネチした、湿邪の反応を示す経穴に鍼を打って、ガンガン捻鍼して散らしたい。

そうすると脈が浮いてきて、症状が楽になり、めでたしめでたし、かというと、そんなに甘くない。

全然甘くない。(笑)

迂闊な瀉法、危ないです。

特に今週は。

月齢と補瀉 参照。

しかも、相対的であれ、上焦の虚がある患者さん、これは十二分に気を付けたい。

最近、久々に3.11の津波の映像を見ましたが、水って、場合によっては非常に恐ろしいです。

”まだ全然使えるモノ”を、一気に破壊しますな。

あれが人体で起こったら・・・、実に怖い。

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小半夏加茯苓湯と船酔い 2

2015.02.27

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前回のお話

 


小半夏加茯苓湯と船酔い                参照

 

では、続きいきます!

 

前回、「小半夏加茯苓湯」は、漢の時代の、東洋医学を代表する古典の一つである『金匱要略』に記載されている方剤で、現代では妊娠悪阻(つわり)に応用されているお薬である、というお話をしました。

 

 


では今日は、この方剤の元になった「小半夏湯」という薬について、ちょっと専門的に考えてみたいと思います。

 

「小半夏湯」『金匱要略』に登場するのは「痰飲欬嗽病脉証治」という章の”支飲”という病証の項に出てくるのが一点目で、ここでは、

 

嘔吐しても、まだノドの渇き感が出ず、嘔吐が止まらないものを治療する薬として紹介されております。

(嘔吐してもまだ余分な水分が出し切れておらず、みぞおちに支(つか)えている、という判断です。)

 

次は、「黄疸病脉証治」という章の”黄疸の治法”が紹介されているところに出て来るのが二点目なんですが、ここでは、黄疸そのものの治療というよりも、

 

黄疸の治療をミスして、結果的に脾胃が冷えてしまって、しゃっくりが止まらなくなった時に使うように、という形で紹介されております。

 

最後は、「嘔吐穢下痢病脉証治」という章の”嘔吐の治療法”が紹介されているところに出てきます。

 

ここでは、単に中焦(脾胃)に水分が停滞している場合の嘔吐の治療に用いるように、との指示で出てきます。

 

このように、「小半夏湯」は総じて

嘔吐や、脾の臓、胃の腑の異常、中焦の水分の停滞

に、用いられております。

 


これは、この方剤の中の構成生薬である”半夏”に、水分の停滞を取り除く効果があること、また”生姜”には、胃を温め、結果的に気を下げて吐き気を止める効果があることから、

 

上記のような症状に使われるのですね。

 


ではこれ(小半夏湯)に”茯苓”を加えた「小半夏加茯苓湯」はというと・・・?

 

小半夏加茯苓湯と船酔い 3       に続く。

 

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「ザルみたいな手」

2015.02.22

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こないだ、とある先生と話していて出てきた、この言葉。。。

(さらに…)

東洋医学をやっている鍼灸院の求人がほとんどないメカニズム

2015.02.12

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清明院、相変わらず忙しいので、猫の手も借りたいです。。。

 

・・・という訳で最近、時期的なものもあってか、求人の面接を連日のようにやっております。

 


そこでよく耳にするのが、

「学校で東洋医学を教わって、あるいは受けて、あるいは本を読んで、すごく興味を持った。やってみたいと思った。

でも、実際に求人票を見てみると、東洋医学をやっている鍼灸院からの求人はほぼ皆無。あっても時給が安すぎる、

場所が遠すぎる。」

というご意見。(笑)

 

これは、私が学生であった15年前と、まったく変わりませんね。

 


自分は東洋医学が早く実践したくて、教わりたくてウズウズしているのに、それを教えてくれて、やらせてくれる職場なんて、ほとんどないのが現状でした。

 

これはー、今後も変わらんでしょうな。

 

 

これ、嘆かわしいようだけど、今では僕は「当たり前」だと思っています。

 

 


教わりたければ自分でお金を払って勉強会に行けばいいし、実践したければ自分の親、兄弟、親戚、友人、恋人などなど、片っ端から患者にしてしまえばいいのです。


(もちろん、”患者”ではなく”献体”ですから、お金なんかとらずに。)

 

少なくとも僕は鍼灸学校の1年生の時から「毎日」それをやってきました。

 


このブログにも、何度も書いているけど、ただ漫然と通って、鍼灸学校を出ただけでは、東洋医学の素人に「すら」なれません。

 


じゃあ、そこら辺の中国人や台湾人や韓国人の無資格の人たちがやっているような、当たり障りのない、医学的な裏付けのない、慰安的なマッサージぐらいならできるかというと、それすら出来ません。

 


ただ単純に触って硬いところとか冷えてるところを


「押す」「揉む」「さする」

ということすらが、です。

 

驚くべきことに。

 


3年間という膨大な時間と、約500万円という、莫大な学費を払って、です。

 

新卒者のほとんどは、「国家資格」とかいう、患者の前ではさして役にも立たない、紙っぺら一枚持っただけの、白衣を着た”ただの人”だと思います。

 

とても”お金の取れる”マッサージなんて出来ないし、ましてや、そこらの整骨院でやっているような、一般的な肩凝り腰痛膝痛に対する、

 

局所的な「筋緊張緩和のための」鍼灸すら、「まったく」と言っていいほどできません。

 


開業前の職場で、人事を任されていた時から考えて、この15年以上、多くの鍼灸学校の新卒の子の面接をしたり、雇用してきた経験から、「実感として」そう思いますね、悪いけど。

 

 


東洋医学を真摯にやっている鍼灸院の先生というのは、鍼灸という道具がいかなるものか、よく分かっています。


(少なくとも僕の知己は。)

 

ですので、そんな素人以下の人間に、自分のところの大事な大事な患者さんに、軽々に鍼なんて打たせられるわけがありませんし、時間に余裕があれば教えるのは構わないけど、

 

それを目的に出勤されても、逆にこっちがお金をもらいたいぐらいです。(笑)

 

そんなワケで、東洋医学的な鍼灸治療を懇切丁寧に教えてくれて、やらせてくれて、しかも普通に給料がもらえるような、夢みたいな現場なんてのは、存在しないんです。

 

「当たり前」ながら。

 


長くなったんで続く

 

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温まらない足が意味するもの

2015.01.08

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鍼灸治療をしていて、いくら足に温灸をしても、赤外線を当てても、全然温まらない足、というものが存在します。

キンキンに冷えた足ね。

これが意味するものは何か。

冷静に考えなくてはいけません。

自覚的、他覚的に異常な冷えがある、温かい環境下に居ても温まらない、ということは、その部位に正常に気血が巡っていない証拠です。

具体的に言うと、気血が足りない(”虚”と言われる状態)か、気血が滞った状態(”実”と言われる状態)か、どちらかです。

これの原因を特定し、治療を進めていきます。

冷えてるから生姜食えばいいとか、生姜紅茶がいいとか、巷にあふれていますが、全然おかしな話です。

場合によっては、余計に停滞がきつくなります。

 

(そういう患者さんがよく見えます。)

気や血には、きちんと全身をくまなく巡って、全身を隅々まで温める作用があります。

だから、例えば足において、この気血の虚や実が起こると、気血の温める作用が果たせなくなり、結果的に冷える、という訳です。

で、この現象には、程度問題があります。

(ここが重要です。)

治療直後に足が温まっていなかったら、イコールその治療は失敗かというと、全然そんなことないです。

局部の冷え「以外の」体表観察情報、これが重要です。

とりわけ脈診です。


「脈は気血の先」と言います。

 

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今日から「霜降」!!

2014.10.23

 

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昨日から今日にかけての長雨で、また一段と気温が下がりそうですね。


ナンボ季節外れの暑い日がたまにあったとしても、時々刻々と秋は深まっていきます。


自然ですね。


まあ、人間が老化を免れないようなもんです。

今日から24節気では「霜降」です。

【霜降】とは、

◆つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也(暦便覧)

◆秋が一段と深まり、朝霜が見られる頃。

◆朝晩の冷え込みが厳しくなり、日が短くなったことを実感できる。

◆初霜の知らせが聞かれるのも大体この頃で、山は紅葉で彩られる。 

などなど、といわれます。


そして霜降の次はいよいよ「立冬」ですな。


こういう時にどういう病が来るか、また、どういう養生をし、どういう病に備えなければいけないか。

 

 

◆参考サイト

 

Wikipedia「霜降」

日本の行事・暦

 

 

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「上熱下寒」という状態

2014.05.14

清明院では現在、スタッフを急募しております!!

ぜひ我々とともに、切磋琢磨しましょう!!詳細はこちら。

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今日も東洋鍼灸専門学校にて、「冷えとのぼせ」について講義してきました!!

頭がのぼせて、足が冷えた状態を東洋医学では「上熱下寒」と呼んで問題視したりします。

このことは、このブログでも何度か出てきています。

「上熱下寒」を含む記事 参照

白隠禅師のところに出てきてるのが興味深いですね。

頭に妙な煩悩が上ると、「上熱下寒」になるのかもしれませんな。。。(笑)

・・・いずれにせよ、上下も陰陽。

人間という小宇宙における天地です。

これを、左右や、前後を整えることによって戻す、ということもあり得ます。

この辺が面白いとこ。

カチカチ頭には難しい、東洋医学の醍醐味ですね。

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