東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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2024年2月の活動記録

2024.03.14

 

 

 

 

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2024年、2月に入っても、グイグイとやっております!!

 

 

活動報告が一つ一つ書くと多過ぎるんで、もう月ごとに1記事に纏めます!笑

 

 

まず2.11(日)~12(月)北辰会の冬季研修会(順雪会)で熱海へ。

 

「順雪会(じゅんせつえ)」を含む記事 参照

 

 

忌々しいコロナ禍によって、2020年の冬季研修会が中止となって早4年、ついに、2019年以来5年ぶりの冬季研修会(順雪会)を開催すること出来ました!!

 

 

今回は、初日からビッチリと打鍼、古代鍼、刺鍼の実技指導が続き、2日目のメインは藤本新風代表、初の「公開臨床ノーカット版」です。

 

 

「全身の冷え」という、なかなか手ごわい主訴の患者さんでしたが、見事な弁証と治療で、素晴らしい効果を挙げておられました。

 

 

詳細はこちら(北辰会ブログ)!!

 

 

そして2.17(土)ドクターズプライムアカデミア「東洋医学へのいざない 生理学編⑪ 気血津液精神の生理と病理」です!

 

 

今回で、生理学編を1区切りとし、だいぶ過去講義も充実してきたので、再配信でキッチリ勉強して頂いて、次回からは隔月でゆるゆると進めていこうと思っています。

 

 

2.18(日)は北辰会本部会、2.19(月)藤本漢祥院にて研修です。

 

 

蓮風先生も、冬季研修会で久々に会員の顔を見て、非常に元気になっておられたのが印象的でした。

 

 

2.25(日)順天堂東医研第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」

 

 

今回はゲストに日本アーユルヴェーダ学会の会長である北西剛先生をお迎えして、いつもお世話になっている日本東方医学会会長、長瀬眞彦先生とともに、

 

「花粉症」をテーマに、インド伝統医学のアーユルヴェーダ、漢方、鍼灸の立場から知見を述べるという企画でした。

 

 

事後のオンデマンド配信も視られますので、見逃した方、まだ申し込んでない方はこちらから!!

 

 

今回、この企画を仕切ったのはなんと医学部の1年生!!

 

 

映像も音声も綺麗に撮れているし、しっかりと編集してあるし、素晴らしいの一言です。

 

 

未来は明るいね。

 

 

・・・てなわけで、2月も毎日数十人治療しつつ、毎週末、どっかで講演してたり、実技指導してたりします。。。笑

 

 

 

幸せなことです。

 

 

 

 

 

 

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第46回 順天堂東医研に参加してきました。

2022.11.27

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11.17(木)の夜は、第46回の順天堂東医研に参加してきました!!

 

 

今回の講師はいつもお世話になっている長瀬眞彦先生

 

 

テーマは

 

「冷えはつらいよ」

 

ということで、先生自身も悩まれている「冷え性」にフォーカスした内容でした。

 

 

「冷え」を東洋医学的に簡単に言えば、

 

1.気血の流れの停滞

 

2.気血の流れの不足

 

です。

 

 

気血(特に気)は、手足末梢まで、体の隅々まで温める作用(温煦作用)を持っているわけですが、これがうまく発揮できないと冷える訳です。

 

 

この症状で困っておられる患者さんは非常に多いです。

 

 

まあたまに「冷えは万病のもと」なんていう、極論的キャッチコピーを目にすることがありますが(苦笑)、万病とまでは言えなくても、冷えはあらゆる病の原因になり得ますし、あらゆる病を治りにくくさせる要因になり得るでしょう。

 

 

そういうものに、東洋医学(鍼灸・漢方)が効果を発揮します。

 

 

清明院でも、それが主訴じゃなくても、冷えを体質的に持っている患者さんを診ない日はありません。

 

 

私の少ない経験からも、以前はホッカイロが手放せなかったけど、今ではまったく冷えなくなったと仰るようになった症例は数多くあります。

 

 

今回は、長瀬先生の口訣も飛び出しつつ、「人参湯」の煎じ薬と、「呉茱萸湯」のエキス剤、両方の試飲会もやって、エキス剤ながらも、「呉茱萸湯」のパンチに皆さんやられていました。笑

 

 

呉茱萸湯に入っている「呉茱萸」という生薬は、以前植物園で生をかじったことがあるのですが、とんでもないです。

 

(笑・・・まあ、興味ある人はやってみて下さい。お勧めしませんが。。)

 

 

さて、次回の12.15(木)は、これまでの婦人科連続講義に続き、

 

 

「男性生理の問診」

 

「男性疾患で注目すべき体表所見」

 

という、性別シリーズでいきます!!

 

 

女性に女性生理があるならば、男性にも男性生理があります。

 

 

ここ、中医学では『男科学』として、非常に詳細に纏められております。

 

 

ハイブリッド開催になりますので、全国の医大生の皆さん、ぜひご参加ください☆(*‘∀‘)

 

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会、第13回古典ライブを視聴しました。

2022.08.09

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8.7(日)の朝に行われた、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義を視聴しました!!

 

 

今回も藤本新風代表と、奥村裕一学術部長という最強コンビによる、岡本一抱(1655-1716)『万病回春病因指南』を題材に、「泄瀉(せっしゃ)・痢疾(りしつ)」というテーマでの講義でした。

 

 

 

 

誰でもが経験したことがあるであろう、「下痢」

 

 

東洋医学では大きく(細かく?)「痢疾」と「泄瀉」と呼んで、意味を分けています。

 

 

これは場合によって、半分生理、半分病理だったりします。

 

 

実に色々な状況で、この現象が現れます。

 

 

まあ多いのは、「物理的に冷えた時」「冷たいものを飲食し過ぎた時」「飲酒した翌日」「生理前」「生理前半」などなど。。。

 

 

生理現象として起こっているものを、無理に止めたらだめですし、病理現象として起こっているものについては、速やかに止めて、養生をキチッとしないと、ろくなことになりません。

 

 

尿や発汗の状況とのバランスを考えることも必須です。

 

 

これの判断のポイントは、下痢の状況(そのもの状況、前後の状況)と、脈診所見ではないでしょうか。

 

 

今回はその一つ一つの脈状に関して、相当丁寧に、一覧表にして説明して下さました。

 

 

なお、本ライブ配信は北辰会会員限定企画です。

 

 

 

これを機に入会の方はこちらからぜひ!!

 

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会ライブ配信「腰痛の症例解説」を視聴しました。

2022.08.05

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7.31(日)は、北辰会ライブ配信「慢性腰痛の症例解説」を視聴してきました!!

 

 

北辰会の真骨頂とも言われる、症例検討会。

 

 

かつて、その激しいやり取りは、会の内外で賛否両論を巻き起こしたこともありました。笑

 

 

(一社)北辰会というのは、40年以上の歴史を持つ鍼灸学術研究団体な訳ですが、構成メンバーの大多数は鍼灸専門の臨床家集団ですから、

 

日々北辰会方式の鍼灸治療で患者さんを限りなく治すことは勿論、その症例でもって何を語れるか、ということが重要です。

 

 

だから一番本気になれる部分でもあります。

 

 

北辰会が近年、外部に発表してきた症例というのは、西洋医学の世界でも難病、難治性疾患と言われるような、いわゆる重症の疾患に対して、奇跡のような高い効果を挙げた症例が多く、

 

なかなか若い先生方からすると、北辰会で症例を発表するのはハードルが高いように思われているかもしれませんが、重症の難治性疾患も、肩こり腰痛などのありふれた軽症の慢性疾患も、

 

同じ理論体系で治療を進めている訳ですし、むしろ、ごくありふれた軽症の疾患での、無数の成功体験や失敗体験の上に、難病治療が成立しているのです。

 

 

ですので、若い先生方には、肩凝り、腰痛、冷え性、浮腫み、慢性胃炎などなど、ありふれた軽症疾患で、成功症例でも、失敗症例であっても、臆せずにガンガン発表して頂きたいと思います。

 

 

それが非常に自分自身の勉強になりますし、学術レベルの向上に繋がりますし、患者さんのためになります。

 

 

失敗した症例なら勿論ですが、たとえ成功した症例であっても、もっといい治療は出来なかったか、もっと早く治せたんじゃないかと、自分に厳しく、さらに上を求める姿勢が大事だと思います。

 

 

それを何例も何例も繰り返した先に、鍼の効果にあっと驚くような世界が、徐々に開けてくる訳ですね。

 

 

今回の高繁先生の発表も落ち着いていて非常に良かったですし、山本先生と油谷先生の解説も分かり易かったと思います。

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会、第12回古典ライブを視聴しました。

2022.06.17

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6.5(日)の朝に行われた、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義を視聴しました!!

 

 

今回も岡本一抱(1655-1716)『万病回春病因指南』を題材に、「嘔吐・翻胃(おうと・ほんい)」というテーマでの講義でした。

 

 

これねー、意外と多いんです。

 

 

特に若い人で。

 

 

最近も、消化器内科の先生から、比較的若い患者さんの「FD(Functional dyspepsia 機能性ディスペプシア)」の患者さんを紹介して頂き、何例か診ているところです。

 

 

実は僕自身も、20代のある時期に、一過性でしたが、嘔吐癖のようなものがついてしまったことがあって、以前はお酒を飲んでも相当飲まなければ吐くことはなかったのですが、

 

少し飲んだだけで吐くようになり、酒を飲んでいなくても常に悪心があるような状態となり、結構苦労した思い出があります。苦笑

 

 

また、患者さんでは、もう10年以上前ですが、すい臓がんの末期の患者さんで、亡くなる寸前まで診させてもらった患者さんでしたが、最後はもう黄疸が出て、嘔吐が止まらず、

 

吸い飲みの水や、自分の唾液を少し飲んだだけでも真っ黄色の胆汁まで吐いてしまい、非常に可哀想だったのをよく覚えています。

 

(まさに今回の講義で言う”翻胃”、”上膈”の病の状況だったんでしょうね。)

 

 

このように、軽症から重症まで、非常に様々な思い出がよぎる嘔吐ですが、今回の講義では「胃の冷え」に注目しつつ、「脾胃は寒熱の偏りを嫌う」ことに着眼せよ、という内容で、非常に参考になりました。

 

 

具体的には、嘔吐を治す時に、もし胃の冷えが原因のものであれば、生薬では生姜や山椒が重要になるということです。

 

 

酒ばっか飲んで嘔吐する人に、乾姜を使うことが重要とは、湿熱や湿痰を攻下する事ばかりを考えていた、20代の頃の僕にはほとんどない視点でしたね。笑

 

(・・・あの当時、とある有名な漢方の先生が、僕に対して温剤を処方した意味が、少し分かりました。)

 

 

まあ、平たく言えば、吐くことによって邪気を排出する側面と、吐くことによって正気が傷られる側面があり、そのバランスをよく考え、かつ、吐くことの原因を慎重に追及しないと、なかなか治らないよ、ってことですね。

 

 

あとは、酒飲んだら、基本的には運動と利尿が重要で、むやみに下したらいけないよ、とか、奥村先生が以前から盛んに研究されている「膜原」に対する理解、というのも、重要な指摘ですね。

 

 

やはり膈膜ライン、帯脈ライン、その中心にある胃土エリアは重要だ、というところに行き着きますね。

 

 

また、今回も奥村先生の古典研究の精緻さが光っており、日本の江戸期の古典の中に引用されている、中国の古典にさらに当たって、その文章の内容の違いから、

 

各時代、各国の先生方の考えを類推するという、ベーシックだけど非常に重要な研究方法で、いつもながら、頭が下がる思いがしました。

 

 

こうやって、臨床上よくある症状でも、歴史を掘り下げると、非常に奥が深いことがよく分かりますね。

 

 

なお、本ライブ配信は北辰会会員限定企画です。

 

 

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(一社)北辰会、第10回古典ライブを視聴しました。

2022.02.17

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2.16(水)の夜は、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義を視聴してきました!!

 

 

今回も岡本一抱(1655-1716)『万病回春病因指南』を題材に、「鬱証」というテーマでの講義でした。

 

 

現代の心療内科分野でいう「鬱病」と、東洋医学のいう「鬱証」は違います。

 

(※クロスオーバーする部分はありますが。)

 

 

まずここを変に混同すると、後々、整合取れてない、訳の分からない話になっていきますのでご注意を。苦笑

 

 

・・・で、東洋医学的な「鬱証」においては、特に現代の都会暮らしの患者さんの多くにおいて重要なのが「肝鬱気滞(かんうつきたい)」という病理。

 

 

北辰会では、江戸期京都の名医、後藤艮山(1659-1733)「一気留滞説」を参考に、「気滞病理学説」を提唱し、様々な病気に鍼で対応しています。

 

 

この「肝鬱」という概念のベースになる「東洋医学的のいう”肝の臓”の疏泄作用」に関して、恐らく初めて述べたのは中国、金元時代の四大医家の一人、朱丹渓(1281-1358)です。

 

 

今回は『万病回春病因指南』以外にも、朱丹渓(1281-1358)『局方発揮』『丹渓心法』や、以前このブログでもとり上げた江戸期の高津敬節『鍼灸遡洄集』などなど、

 

様々な文献や方剤を参考に、北辰会の漢方医である竹本喜典先生の補足解説も頂きながら、東洋医学のいう「鬱証」に関して、非常に多角的に説明して下さいました。

 

 

今回印象的だったのは、「鬱証」の治療において、意外と温剤に力点が置かれている点。

 

 

鬱証を見る時に、その患者さんが冷えに偏っているのか、熱に偏っているのかの判断は重要です。

 

 

ここを見誤ると、余計に心身の状態が悪化してしまう場合があります。

 

 

コロナ禍によって、社会全体に閉塞感が漂っていますが、まさにこういう時に「鬱証」に相当するような病態が起こります。

 

 

清明院でもこの二年は灸法が大活躍しており、大いに納得しました。

 

 

アーカイブ配信で何度も繰り返して聴けるこの講義、2000円は安すぎます!!

 

 

 

会員の方は勿論、これを機に入会の方はぜひ!!

 

 

 

 

 

 

 

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(一社)北辰会、第7回古典ライブを視聴しました!!

2021.12.01

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11.24(水)の夜は、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義を視聴してきました!!

 

 

11.24は二十四節気では小雪ですね。

 

 

立冬を過ぎ、冬至に向かう段階、養生が重要です。

 

 

今回のテーマは「鼻病」です。

 

 

 

最近で、鼻病に関するホットな話題といえば、コロナ後遺症の「嗅覚障害」ですね。

 

 

まあ、コロナに限らず、インフルエンザでも、普通のカゼであっても、熱が下がったり、食事がとれるようになったりして、ほぼほぼ回復した時に、嗅覚障害だけが残る、なんてことは、よくある話ですね。

 

 

私も最近、コロナ後遺症の嗅覚障害に関しては、数例ですが治療にあたらせて頂きましたが、そこまで深刻なものは少ないようで、普通に治療すれば順調に回復するものが多いようです。

 

 

 

・・・さて、これから第6波がどうなるか。

 

 

まあ、あとは「鼻病」と言えば花粉症や副鼻腔炎など、日常的によく診る訴えではないでしょうかね。

 

 

 

 

鼻病を診る上で特に重要なのは、表面的な冷えによって、鼻に熱が籠って、鼻塞や嗅覚障害が起こっているものです。

 

 

また、鼻は天門、口は地戸、その間に「人中」という経穴がある、よって、気付けで人中を使う意味を考えることが出来る、という話も、個人的には好きでしたね。笑

 

 

五臭は天、五味は地、五味の異常は重視されるけども、五臭の異常は軽視される場合がある。

 

 

鼻は明堂とも言われる重要な部位で、鼻病を軽視してはならない。

 

(因みに、上星穴の部分を明堂という古典もある)

 

 

 

その他、酒製大黄といって、大黄を酒で洗って使ったり、酒に浸して使ったりすることで、薬効が及ぶ位置を変えることが出来る、とか、脾胃へのダメージを軽くできる、とか、

 

そういった、漢方薬を理解するうえで欠かせない「修治」のお話や、以前このブログでも紹介した「一貫堂医学」の処方群で重要視される「黄連解毒湯」「荊芥連翹湯」のお話し、

 

さらに菅沼周桂(1706-1764)『鍼灸則』本郷正豊『鍼灸重宝記』その他の江戸期の重要な伝統鍼灸古流派の諸文献のお話し、

 

印堂と肺、奇穴の鼻通と胆などなど、重要な話が飛び出しまくるこの講座、是非チェックしてください☆

 

 

また今回も、漢方医である竹本喜典先生からもコメントがあり、厚みがありましたね。

 

 

まあ、まさに北辰会の飲み会みたいな内容なんですが(笑)、講義用にきちんと整備された内容になっていますので、これを2000円で聴けるのは安すぎると思います。

 

 

 

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(一社)北辰会、第5回古典ライブを視聴しました!!

2021.09.17

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9.15(水)の夜は、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義を視聴してきました!!

 

 

水曜日は毎週、東洋鍼灸専門学校での講義なので、21:10まで講義なんですが、学校を出て、21:15くらいからスマホで講義を聴きながら、

 

チャリこいで家に帰り、家で片付けと明日の準備をしながら、講義を聴けるという素晴らしさ。

 

 

もう、オンライン講義なしでは生きていけない。。。笑

 

 

しかも、分かりにくかったところを翌日にOD配信で確認できるというお得さ。。。

 

 

北辰会会員に限らず、対面実技指導が受けられないコロナ禍のうちに、しっかりと学術のレベル、特に「学」のレベルは、最高まで高めましょう。

 

 

臨床家にとって、学と術は両輪の輪です。

 

 

今回の第5回古典ライブのテーマも

 

「古典に学ぶ病因病機 ~万病回春病因指南を題材として~」

 

であり、今回は

 

「内傷(脾胃)」

 

にフォーカスした内容でした!

 

 

奥村学術部長の圧倒的知識量と、新風代表のサクッとしたまとめ、というコンビネーションで語られるこの講義ですが、回を重ねるごとに分かり易さが増している感じがあります。

 

 

今回は、今の晩夏~初秋の時期にタイムリーな「内傷」で、主に金元の4大医家の一人である李東垣(1180-1251)の説を引きながら、

 

内傷のほとんどは中気(中焦の気≒脾胃の働き)が関係している、従って脾胃に着眼した治療は重要、という内容でした。

 

(なかなかの極論ではありますが。。。)

 

 

食欲の秋であり、また、夏の間にした暴飲暴食の影響が悪い面で出てきやすい時期でもありますので、このことについて知っておく、意識するのはとても重要です。

 

 

今回は、なぜか僕だけ(苦笑)画面がフリーズしましたが、どうにかリカバリーできました。(^^;

 

 

まあこういう不具合とか操作上の問題なんかも、今後の5Gの時代ではどんどん改善されてくるのでしょう。

 

 

こうやって何回もやっていくうちに、講師の方も、視聴者の方も、オンライン講義に慣れて、コロナもまだまだ長引きますから、今後は座学はこれが間違いなく主流になることと思います。

 

 

こんな便利なことに慣れたら、もはや以前に戻れるわけないですな。(*‘∀‘)

 

 

今回、印象的だったのは、「補中益気湯の中に柴胡と升麻が入っていることの重要性」というお話。

 

 

金元の4大医家の中でも、特に脾胃の働きを重視し、”補土派”と言われる李東垣(1180-1251)が創方した薬として有名で、現代の臨床でも非常によく使われる「補中益気湯」という薬(補気剤)があります。

 

 

これの中身(構成生薬)は、各古典によって多少の違いはありましょうが、基本的には

 

人参・白朮・黄耆・当帰・柴胡・陳皮・炙甘草・升麻(by『中医臨床のための方剤学』)

 

なのですが、この薬の中に入っている柴胡と升麻は、表証の薬(辛凉解表薬)でありながら、補気剤に配合すると升陽作用を発揮します。

 

 

これを鍼で表現しようとすれば、脾胃を補う配穴に、臨泣などの木気を巡らせる配穴を足すと、補中益気湯のそういう側面が表現できたりします。

 

 

臨床上、上實下虚や上熱下寒、いわゆる冷えのぼせや、人体の上下のアンバランスが起こった状態の患者さんに接する機会は多いですが、

 

意外と中焦脾胃に注目して「補気昇提」という考え方で治療するとうまくいくケースがあります。

 

 

何でも清熱や降気を考えりゃいいってもんじゃない。

 

 

中焦を補気し、清陽を押し上げることで、かえって邪気が降りる、足が温もる。

 

 

ここもなかなか、東洋医学の臨床家の腕の見せ所でしょう。

 

 

改めて、よくよく考えておくべきだと思いましたね。

 

 

また、以前から奥村先生が深く研究されている腹診論に関して、先天易と後天易と境界と、木土の五行の相生相剋の話、また、味岡三伯門下で岡本一抱(1655-1716)の同期で、

 

弟子の中の四傑といわれる浅井周伯(1643-1705)の子孫が記したと言われる「五蔵決用圖」の話など、今回もなかなか含蓄のあるお話を頂きました。

 

 

まあ簡単にいうと、江戸期の医家は腹部に宇宙を見て、治療をやっていた、ということですね。

 

 

これを壮大で、スケールが違う!美しい!!と取るか、Primitiveととるか、非科学的でとるに足らない、思弁的であり、観念論では病気は治らない、と斬るか。

 

 

・・・とまあこのように、2000円では安すぎる、非常に学びのあるこの講座、会員の先生方限定の講座ですが、これを機に入会の方はぜひ☆

 

 

 

「なんちゃって」じゃない、本気の東洋医学の素晴らしい世界が、待っていますよ☆

 

 

 

 

 

 

 

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「温経湯」と「芎帰調血飲」と鍼灸と。

2019.07.06

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ここまでのお話し

 

 

「温経湯」というお薬

「芎帰調血飲」というお薬      参照

 

 

 

◆では、使い分けはどうする??

 

 

あくまでも、私は湯液に関しては専門家ではないので、実際に使ってみての印象は語れませんが、何人かの専門家にも質問させていただいたので、ここに簡単にまとめてみます。

 

 

『中医臨床のための方剤学』では、温経湯芎帰調血飲は、「理血剤」のグループです。

 

 

「理血」とは、”血の病変を治す薬”という意味であり、「活血袪瘀剤」「止血剤」に分けられます。

 

 

「活血袪瘀剤」の代表選手は、有名な桃核承気湯、血府逐瘀湯、桂枝茯苓丸あたりでしょう。

 

 

「止血剤」にはマニアックな処方が多いのですが、『金匱要略』にも出てくる芎帰膠艾湯は有名ですね。

 

(ここにも”芎帰”が!(゜o゜))

 

 

このうちの、「活血祛瘀剤」の中に出てくるのが、温経湯芎帰調血飲であります。

 

 

温経湯は下焦(足厥陰肝経、場合によっては肝の臓まで)を温め、血流を改善し、瘀血を去って新血を作ります。

 

 

芎帰調血飲は、気血の巡りをよくすることに主眼が置かれていますが、出典である『万病回春』にあるように、患者さんの状態に合わせて、約30パターンにもわたって、臨機応変に加減して使う薬です。

 

(そういう汎用性のある処方だからこそ、龔廷賢”産後一切の諸病”とまで言いきっているのでしょう。)

 

 

温経湯では冷え(下焦の寒邪の邪実による気血の停滞)が中心になりますから、例えば月経痛なんかの下腹部痛はさすったくらいでは引かない、きついものです。

 

 

しかも口唇が乾燥したり、手が火照ったりと、上焦には熱も持ちます。

 

 

このような上熱下寒のバランスを調えつつ、血の流れをよくして瘀血を去り、新血を作るのが温経湯

 

 

それに対して、肝気を巡らせて、結果的に血を巡らせるのが芎帰調血飲

 

 

・・・さてこれ、鍼灸ではどうやるか。

 

 

長くなったので続く。。。

 

 

 

 

 

 

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「温経湯」というお薬

2019.07.04

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「温経湯(うんけいとう)」という漢方薬がある。

 

 

アトピーなんかで、意外と、処方されている人が多かったりする。

 

 

・・・さてこれ、どんな薬か。

 

 

出典はあの『金匱要略』の、婦人雑病脈証并治です。

 

『金匱要略(きんきようりゃく)』という書物     参照

 

 

『金匱要略』では、閉経後に下痢が続いて止まらず、下腹部が引きつって腹が張り、夜間に発熱し、手掌が火照り、口唇が乾燥するものに使う、とあります。

 

 

『中医臨床のための方剤学』によれば、効能は「温経散寒・養血袪瘀」とあります。

 

 

要は経絡経筋を温めて寒邪を散らし、血を養い、瘀血をどかす、と。

 

(この、血に対するアプローチとしての補血、養血、理血、活血などの違いについても、そのうち触れないといけませんね。)

 

 

主治は「衝任虚寒・瘀血阻滞」とあります。

 

 

奇経八脈の衝脈と任脈が冷えてしまって、瘀血を生じたものに良し、と。

 

「奇経八脈」を含む記事 参照

 

 

これは衝任脈の虚寒+血虚+瘀血の邪実、ということで、虚実挟雑証の処方であります。

 

 

配合生薬はたくさんあるのですが、主薬は暖肝、散寒呉茱萸(ごしゅゆ)と、温通桂枝(けいし)であります。

 

 

(主に下腹部を)温め、血の巡りをよくすることがこの方剤の眼目であり、現代では月経不順、月経痛、不正性器出血、不妊症などによく応用されるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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