東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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第8回、鍼灸医学史研究発表会を視聴しました。

2022.01.19

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年が明けてから、相変わらず毎日毎日忙しくさせて頂いていおります。

 

 

今年も色々ありそうですが、本厄ですので、今年から来年までは、特に慎重にいこうと思います。笑

 

 

さて、年明け1発目の勉強会は例年通り北里大学で行われた第8回、鍼灸医学史研究発表会(オンライン開催)です。

 

 

今回は13時から17時までで

 

加畑聡子「西村流秘伝書についての一考察」

左合昌美「九針十二原篇の編撰」

真柳 誠「食文化から生まれた医療/医食同源の思想史」

宮川浩也「『内経』と生気象学」

米谷和輝「(仮称)「先始治療」について」

 

上記5題の盛りだくさんです。

 

 

一つ一つ細かい感想を述べていったら膨大な内容になってしまうので、あえて書きませんが、この企画は医史学研究の大家の先生方と、若手のホープである加畑先生のコラボでもあり、例年通り最後まで興味深く拝聴しました。

 

 

終了後の飲み会がないのが寂しいですが、今回もオンライン開催だったので、開始10分前まで寝ていられ、スエット姿でベッドから視聴できるという、別の意味の幸せを享受しました。笑

 

 

『黄帝内経霊枢』九鍼十二原(1)に出てくる「毒薬」という表現をどう考えるかは、けっこう大事な問題だと思いますし、『内経』と生気象学の問題は、

 

橋本浩一先生の『内経気象学』を引き合いに、このブログでも何度も採り上げてきました。

 

「内経気象学」を含む記事 参照

 

 

農耕民族であった古代中国人にとって、生気象学と医学の関わりは極めて重大だったでしょう。

 

 

また、よく言われる「医食同源」がつい最近の言葉であることは以前書いた通りですが、そのことを調査なさった張本人である真柳先生から、

 

歴史を踏まえたお話があったのも、リアルで聴ける貴重な機会となりました。

 

参考サイト  参照

 

 

私は医学史研究に関してはズブの素人ですが、こういう、医学史研究に日々携わっておられる先生方の話を参考に、日々の臨床に使えるヒントを探すのは、大事なことです。

 

 

日中の古文献の手法→現代で追試してみる

 

とか、

 

食養生→患者さんに勧めてみる

 

とか、

 

生気象学の知識→先手を打った治療に活かす、

 

とか、使えそうなものは実際の臨床でやってみて、現代日本の医療現場で使えるものかどうかを検証し、取捨選択する、臨床家としては、

 

そういう感覚で、こういう話を聞く姿勢が大事ではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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日本伝統鍼灸学会に参加してきました!! ③

2019.11.28

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清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております!

 

 

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前回のお話し

 

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!! ①       参照

 

 

 

学術部セミナーの3コマ目は天野陽介先生による「明治・大正・昭和初期の鍼灸界の動向」

 

 

天野先生は中国学で博士号を持ち、現在様々な学校で講師をなさっている、医学史の分野で非常に有名な先生です。

 

 

天野先生の話は、分かり易いし聴き取りやすい。

 

 

スライドも見やすい!

 

 

非常に講義に慣れているナー、と思いました。

 

(そういう意味でも講師の端くれとして参考になりました。)

 

 

で、今回の内容も、鍼灸師が知りたいけど、どこにも書いてないし、誰も調査していないようなことを、希少な文献からボンボン引っ張って来ておられ、

 

素晴らしい内容でした。

 

(あんな、国会図書館にも置いてないような文献や名簿、一体どうやって入手したんだろうか。。。)

 

 

幕末、明治の時代に、国を挙げて漢方医学廃止の機運が高まると、漢方医はそれに抵抗するために「温知社(おんちしゃ)」という組合を作って猛抵抗したことは何度もこのブログに書いた通りですが、

 

そこに、鍼灸師(鍼医)がどう関わったのかについては、あまり出てきません。

 

 

天野先生には、今後もそこら辺の詳細をぜひ解き明かしていただきたいと思いましたね。

 

 

・・・まあ、また秘密の飲み会で聞いておきたいと思います。(゚∀゚)

 

 

午後一からは一般口演18連発。(笑)

 

 

今回はなんと、全て聴講させていただきました。

 

(これも初体験☆)

 

 

印象として、

 

1.若い発表者が多い。

 

2.意欲的な発表が多い。

 

3.症例報告だけでなく、文献研究などの研究発表もあり、バランスがいい。

 

4.中には独創的な発表もあったが、それはそれでいい。

 

という感じです。

 

 

今回、北辰会からは、若手のホープである坂井祐太先生の症例、「内経気象学」研究の重鎮である橋本浩一先生の発表もあり、清明院初代副院長であった松木宣嘉先生の発表もあり、

 

座長では、藤本新風先生、奥村裕一先生の御発言は、ピリッと緊張感のある質問で、それも良かったと思います。

 

 

今回、過去最高人数を動員した日本伝統鍼灸学会ですから、若い学生さんもずいぶん来ていたことと思います。

 

 

どんどん若い、パワーある人に入って来てほしいと思いますね。

 

 

僕もそろそろ40のオッサンになるので、サスガに20代の体力にはかないません。。。(^^;)

 

 

ガンガン、「無茶なやつ」に入って来てほしいですね。

 

 

 

 

続く

 

 

 

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「五行」のはたらき 3

2019.04.20

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これまでのお話し

 

「五行」って何ですか?(その8) 

「五行」のはたらき 1 

「五行」のはたらき 2          参照

 

 

 

◆稼穡とは

 

 

まず、土の働きである「稼穡(かしょく)」というのは、学生さんにとっても覚えにくい、現代ではなかなか使わない言葉なんですが、

 

「稼」=穀物を植える

 

「穡」=穀物を穫り入れる

 

という意味であり、まさに農業そのもの、といった意味です。

 

 

 

古代中国は、もちろんながら農耕民族、農耕文化であり、

 

「土≒農業する場」

 

であったわけです。

 

 

 

日本でも、平安時代の仏教説話集である地蔵菩薩霊験記に、

 

「稼穡は皆万民の命を重くするところ天下の重宝なり」

 

と出てくるそうですし、

 

「土≒農業する場」

 

という理解、設定には、何ら違和感はなかったでしょうね。

 

『精選版 日本国語大辞典』参照)

 

 

 

因みに、魏の宋均の注である、『春秋』の緯書(※)である『春秋元明苞』では「土=吐」と説明し、後漢の許慎の『説文解字』では「生きてるものを吐き出す」と説明し、

 

「土」という文字に含まれる「二」は大地の表面と地中を示し、「|」は生命が地中から地表に芽を出している姿、と説明しています。

 

(※)・・・漢代、儒家の経書を神秘主義的に解釈した書物。

 

 

まあつまり、大地(土)は、気をたっぷりと蓄えており、様々なものを生み出す場だよ、と。

 

 

 

故に「土は万物の母」であると言われたりもします。

 

(因みに『老子』の第一章に「万物の母」という言い方が出てきますが、これは五行の土の働きを言ったものではなく、天地そのもの(宇宙)のことを言っています。)

 

「老子」という人物    参照

 

 

 

老子第一章の「万物の母」と五行の土の「万物の母」を絡ませた説明では、この論文が面白かったですね。

 

 

 

 

土は万物の母であり、方位(空間)では中央に位置し、季節(時間)では各季節の終わりと始まり(土用)、あるいは日本では梅雨と秋雨の時期(※)を指します。

 

((※)・・・『内経気象学入門』P37~参照。『黄帝内経』の諸篇では”長夏”といって6月に土があてられていますが、これは日本の気候とは必ずしも一致しません。)

 

 

 

つまり自然界の中で、中心であり、キーであり、緩衝材であり、バランサーであり・・・、行き過ぎない状態をもって良しとします。

 

 

 

人間の生命で言えばまさに「胃の気」ですね。

 

胃の気の脈診⑧ 衝和と弦急の脈    参照

 

 

 

東洋医学的に細かく言えば、臓腑経絡では脾の臓(足太陰脾経)と胃の腑(足陽明胃経)であり、経穴では陰経の兪原穴、陽経の合穴が配当されます。

 

脾・胃    参照

 

 

 

五行の土(どろ)が配当されている臓腑経絡、経穴に鍼灸をする時、一つには

 

「土気を動かしている」

 

という意識を持って、効果を観察するといいと思います。

 

 

 

たとえばよく使う「天井穴」とかね。(゚∀゚)

 

 

 

続く。

 

 

 

 

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今日から土用!!!

2019.04.17

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今日は2019.4.17でございます!!

 

 

今日から5.5までが「春の土用」であります。

 

 

現在、二十四節気では「清明」節です。

 

(清明院の清明です。(^^))

 

 

「清明」の意味は「清浄明潔」であります!!

 

 

二十四節気をさらに3つに分けた七十二侯では、今は末侯の「虹始見(にじはじめてあらわる)」であります。

 

 

虹が始めてあらわるということは、梅雨に向かって空気が潤ってくることを示します。

 

 

・・・で、次の節は「穀雨」であります。

 

 

そして、土用が明けて、「穀雨」の次の節、5.6からがいよいよ「立夏」であります。

 

 

また、今年の穀雨~立夏は新元号である、「令和元年」でもあります。

 

 

春の終わりに潤った空気が、患者さんに何を起こすか、また、改元によって忙しくなる患者さんに、何が起こるか、GWの連休の過ごし方はどうするのか、

 

これらの諸問題をよくよく考えて、慎重に対処しないといけません。

 

 

土用で穀雨だから、空気が潤うから、イコール脾が弱るだの、イコール土克水で腎に来るだの、そういう短絡的発想はやめましょうね☆

 

 

やはり多面的観察が大事。

 

 

でも、時節も大事。

 

 

我々は、生物学的人間であると同時に、社会学的、文化的人間を診ているのであります。

 

 

蓮風先生や、『内経気象学』の橋本浩一先生も良く仰るが、東洋医学では、基本として運気や時節を鑑みつつも、常に実際の気候気象、風向や気温湿度、

 

その患者に起こった現象等々から、多面的観察の上で総合判断しなさいよ、という、重要な教えです。

 

 

陰陽論を、機械的に運用するという愚を犯してはならない。

 

 

 

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胃の気の脈診② 四時陰陽に従う脈

2017.05.11

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↑↑落雷現場と仏さん。

 

 

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前回のお話

 

胃の気の脈診① 胃の気の脈診とは    参照

 

 

◆四時陰陽に従う脈とは

 

 

これはもともと、『黄帝内経素問』平人気象論(18)に出てくる脈のお話です。

 

 

「平人」というのは健康人のことで、平人の脈には四季それぞれに応じてわずかな変化が現れるのが正常、と説きます。

 

 

具体的には、

 

春は微かに「弦(げん):新緑の弦のようにしなやかで長い脈」

夏は微かに「鈎(こう):大きな脈。鉤脈、洪脈と意味は同じ」

長夏(※)は微かに「耎弱(ぜんじゃく):弱々しい脈」

秋は微かに「毛(もう):浮いた脈」

冬は微かに「石(せき):沈んだ脈」

 

という脈状が現れる、と説きます。

 

((※)長夏については、日本では梅雨時期、秋雨の時期のことである。 by『内経気象学 P37』緑書房 橋本浩一)

 

 

この「微かに」というのがポイントや!と、昔から藤本新風先生はいつも仰います。

 

 

この「平人気象論」の話は、後の漢の時代に書かれたとされる『難経』にも受け継がれ、その「15難」にも出て来ます。

 

 

『難経』15難では「微かに」が削除されているのですが、削除するべきでない、というのが北辰会の意見です。

 

 

こうやって、いくら大古典であっても、100ゼロで丸呑みするのではなく、おかしいところはおかしい、という意見を持つこと。

 

 

非常に重要だと思います。

 

 

 

続く

 

 

 

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12月(一社)北辰会エキスパートコース大阪会場

2016.12.06

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12.4は、大阪で行われた(一社)北辰会エキスパートコース大阪会場に行ってきました!!

 

 

今回、午前中は実技訓練。

 

 

清明院がいつも大変お世話になっている、西宮の「実千代鍼灸院」院長、橋本実千代先生と、北辰会学術部長の奥村裕一先生のスーパーパワーを体感しました。(笑)

 

 

いやー、みんなスゴイなー。( ゚Д゚)

 

 

そして午後は奥村裕一先生による先日のWFASのレポートと、WFASの2日目のランチョンセミナーで流した動画の放映。

 

 

もうこの動画見るの三回目です。(苦笑)

 

 

でもまあ、何回観ても、よくまとまった、良い動画だと思いますね。

 

WFAS、行ってきました!! 参照

 

 

そして最後は橋本浩一先生による『内経気象学』。

 

 

まだ持っていない人はすぐ買いましょう!!

 

(社)北辰会関東支部1月定例会  参照

 

 

橋本先生の研究は、日々進んでおります。

 

 

先生は近年、気象予報士の資格や、学位も取得され、ますます学者のような雰囲気になってきましたが(笑)、橋本先生は毎日多くの患者さんを診ておられる、

 

立派な鍼灸臨床家です。

 

 

臨床家があそこまで研究をやるなんて、恐ろしい話です。( ゚Д゚)

 

 

そして終わった後は北辰会の忘年会。

 

 

恐ろしい人数でした。( ゚Д゚)

 

(80人くらいいたのかな??)

 

 

北辰会、まだまだデカくなりますねー。。。

 

 

 

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『鍼灸時間治療学』

2013.12.11

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今日、学校でチラッと話したら、意外と食いつきの良かったこの話・・・。

自分自身がやっていないので、紹介だけしようと思って話したら、えらいたくさん質問が出て、ちょっとびっくり。

なんでまあ一応、歴史的変遷を簡単にまとめておきます。

(みんな、こういうの好きなんだねえ。。。僕には分からんわー。。)

それは、「鍼灸時間治療学」のお話です。

東洋医学では、『黄帝内経』の中に、すでに時間と人体との関わりが述べられています。

(素問なら六節蔵象論、六微旨大論、八正神明論、宝命全形論など、霊枢は経別篇、衛気行編などです。)

要するに人間は自然界の影響を受ける、時間の影響も当然受ける、そこには一定のパターンがある、という考え方です。

・・・で、時代は下って、北宋から金元時代になると、暦法や天文学などの学問がどんどん発展し、医学もその影響を受け、

人体と時間との関係、また、それに応じた治療法が考案されました。

因みにこの時代は、中国の科学、文化、学問が飛躍的に発展した時代で、”中国のルネッサンス期”なんて言われることもあるようです。

この時代、金代の何若愚(かじゃくぐ)という人物が著した『子午流注鍼経』という本が、時間治療学の最初と言われているようです。

そして、このブログにもチョコチョコ出てきている竇漢卿(とうかんけい)という人物が書いた『鍼経指南』という本で、奇経八脈を主る八つの経穴が紹介され、

それをもとに、明代に徐鳳(じょほう)という人物が『鍼灸大全』という本の中で”霊亀八法”という、これまた時間によって取穴を考える治療法が考案されました。

「竇漢卿(とうかんけい)」という人物 参照


こうして、”鍼灸時間治療学”が構築されていったのですが、現代ではあまり使う人はいないようです。

このブログの読者に、時間治療の使い手がいたら、ぜひやり方、効果のほど、教えてくださいネ~♪

 

因みに、興味のある方はこの2冊を読んでみてください。

『鍼灸時間治療学』 川井正久 谷口書店

『全訳鍼灸治療学』 淺野周 訳 たにぐち書店 

そしてこのPCソフトを購入し、時間治療を実践して下さい!!

橋本浩一先生制作 『内経気象学リアルタイム 製品版』

↑↑このブログにも、ちょいちょい登場している橋本先生の、渾身の力作です。


素晴らしいです。

 


東洋医学的なその年の特徴、対処法が分かってしまう、前代未聞のPCソフトです。。。


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(一社)北辰会本部臨床コース

2013.12.03

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一昨日、大阪にて行われた(一社)北辰会本部臨床コースに行ってきました!!

そして、症例を一発、発表してきました!!

この日は午前中から症例解説

「皮膚瘙痒」

でした。

アトピー性皮膚炎を含め、皮膚の痒みを訴えて鍼灸院を訪れる患者さんは少なくありません。

この症状に対して、東洋医学的にどのように考え、どのように治療を進めていくか、というのは、非常に重要な問題です。

発表者の小下雄大先生も非常に落ち着いておりましたし、本部のベテラン講師である堀宏之先生の解説も素晴らしかったです。

そして午後は私から症例発表

「子宮癌末期」

です。

座長の堀内斉毉龍(さいりゅう)先生に、若干「持っていかれた」感じはありましたが(笑)、症例検討自体は非常にエンジョイ出来ました。

まだまだ検討材料はあったので、ホントはもっともっと時間が欲しかったですね。。。

・・・あー楽しかった。

でも、けっこうくたびれたから、もう数年は発表はいいです。

そして最後は橋下浩一先生による毎年恒例講義

「内経気象学」

橋本先生の研究は、日々、どんどん進んでおります。

スライドの作成技術も、動画や書き込み機能など、どんどん進んでおりました。

また、自分自身の研究を、非常に批判的に評価しながら進めておられるところに、感銘を受けました。

あれだけスゴイことをやっているのに、自分に厳しくやっており、偉い人だなあ、と思いながら聞いておりました。

そして終わった後は酒。。。

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「みちよかふぇ」!?

2012.11.28

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先日、北辰会の先生で、日ごろお世話になっている、大阪の橋本実千代先生が、先生の治療院である「実千代鍼灸院」の公式HPにて、

新たな連載コーナーを作ったとうかがいました!

(さらに…)

お天気と病気

2012.01.22

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金曜日に、関東地方でも初雪が降りました。

幸い、道路に積もったり、交通機関が麻痺するほどではなかったので、往診事業部には影響は出ず、私もバイクに乗って元気に往診に出ました。


ここのところ寒い日が続いていましたので、ついに来たか!という感じでしたネ。


やはり寒いと、いわゆる「カゼ」をひく人が多いです。


寒さが原因で、神経痛や、五十肩が悪化するケースもあります。


これを東洋医学的にどう考えるかというと、「風邪(ふうじゃ)」「寒邪(かんじゃ)」が合わさって、「風寒邪(ふうかんじゃ)」となって、

自然界の”邪気(じゃき)”として、健康な人体の”正気(せいき)”を脅かすからだ、と考えます。

カテゴリ「邪気」 参照

 

そしてこれは、もともと、飲食の不摂生があったり、睡眠不足などからくる過労があったり、過度のストレスによる血行不良があったりする人は、

当然邪気に侵入されやすく、この「風寒邪」にももちろん侵入されやすくなります。

 


結局は普段の養生が大事だ、ということですな。

 

そしてその「邪気に入られた時のカラダの状況と、邪気の強さや種類」によって、結果的に呈する症状も経過も、千差万別、という訳です。

 

こういうことを前もって予測するのに、自然界の大きな動きを東洋医学的に把握しておくことは非常に有益です。

 


そこで重要なのが、(一社)北辰会、橋本浩一先生の

『内経気象学(だいけいきしょうがく)』

です。

12月(社)北辰会本部定例会 参照

 


これは大変膨大な学問で、抵抗のある人も多いんですが、専門用語の問題だけ慣れてしまえば、実は非常に論理的で分かりやすい学問です。

 


基本的には60年周期で、いついつの何年は土運太過だから、四季はこうなると予測できる、というモノですから、パソコンともよく馴染みます。

 


そこで橋本先生は、なんと内経気象学のPCソフトまで開発しております。

 

(スゴ過ぎる・・・!)

内経気象学リアルタイム 参照

 


常に先手先手を打った治療、また、大自然の大きな動きをも視野に入れた「壮大な」弁証論治が表現できてこそ、東洋医学なんだと思います。

 

・・・精進しなくては、と思います。

 

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