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いよいよ、明日から二十四節気では夏至ですね。
2013.06.21
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今日から二十四節気でいうと夏至(げし)に入りました。
夏です。
最高の。(笑)
患者さんの体、脈も、ツボも、大自然も何もかも、夏の状態になっております。
鍼も、それに合わせて微調整、変えなければなりません。
そうしないと、これまでの季節のような変化は得られません。
人により、場所により、時により、同じツボに鍼をするのでも、常に変えていかなければ、安定的な効果は得られません。
今はまあ、脈といい、経穴といい、浮いてきているが、”しけって”いるために、それ相応の動かし方をする必要があるみたい。
こーゆー時、あまり突っ込んだらダメなのね。
「鍼で乾かす」のは技術いるね。
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清明院スタッフブログ『清明なる日々』
2012.10.23
2012.04.14
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昨日からあいにくの雨が続いておりますが、春は本来、さわやかな季節です。
二十四節気も、「清明」に入って、早1週間がたちました。
もう、さすがにダウンやコートの時期ではないようです。
(苦笑・・・こないだダウン着て出たら暑かった~)
この冬お世話になった強力なアウターたちを、一気にクリーニングに出してしまおうと思います。
東洋医学の聖典『黄帝内経(こうていだいけい)』にも、
「・・・春は”生じる”季節・・・」
とあります。
(『素問 陰陽離合論(6)』など)
草木が芽吹き、新緑が生き生きとして、風が吹き、自然の勢いを感じる時期です。
しかし、せっかくの美しい春も、花粉症やアレルギー体質の人にとっては、必ずしもいい時期ではないようです。
以前述べたように、アレルギー症状というのは、現代医学的には「人体の免疫機能のイタズラ」なんて言われますが、このいわゆる「免疫」の働きと、
東洋医学の言う「肝の臓」の働きは、だいぶクロスオーバーする部分があります。
春のカラダ 参照
たまに、患者さんによっては、
「小さい頃から春は具合が悪く、今でも春が近づくたびに憂鬱で・・・。」
なんていう声を聞くこともありますが、実は春の養生法としては、これが余計よくないのです。
痛い痛いと思っていると本当に痛くなる、なんてことがあるように、イヤだイヤだと、対象をマイナス感情ばっかりでとらえていると、
本当に気の停滞を起こして、実際に「肝の臓」の働きを余計低下させ、症状が重くなってしまう面があるのです。
結果的に余計に春が嫌いになる、症状も改善しない、という悪循環です。
これを断ち切るために、平素から(理想的には冬からの)の正しい鍼治療と、体調管理、発想の転換が重要なのです。
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2012.02.10
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今日も多くの患者さんを診させていただきました。(感謝)
皆さん、すでに春のカラダになっているなあ、という印象です。
・・・ここで、「春のカラダ」ってなんじゃ?という疑問がわくことでしょう。
コレは要するに、「肝の臓」や「胆の腑」の働きが亢進した状態(カラダ)のことです。
「胆の腑」に関してはまだ解説してないけれど、「肝の臓」に関してはこちら
なぜ、春先に「肝の臓」や「胆の腑」の働きが亢進するんでしょうか。
「肝の臓」は、その働き、性質の上から五行で分けると「木(もく)」に属します。
「五行」に関してはこちら
東洋医学ではこうやって、「気」というものが凝集することによって出来たカラダ、そしてその中の色々なものを、「陰陽」とか、「五行」に分けるんでしたネ。
「気」についてはこちら
「陰陽」についてはこちら
こういう思想が背景にあるから、二十四節気でいう立春が過ぎた、いわゆる春先には、自然界の「木(もく)」の気が高ぶり、当然自然現象の一部である人間の「木」の気も高ぶる、
だから「肝の臓」「胆の腑」の働きも高ぶる、という発想になっていくんです。
こんなの、ホントかな??
・・・ウソ臭いな!!
当然、こう思いますが、この考え方に則ってカラダを診てみた結果、ホントにそのようになっているから、仕方ないんです。(笑)
・・・まあ、今の人の知恵もスゴイけど、昔の人の知恵もスゴイ、つまり人間てスゴイよね、でも、最近の地球環境問題に目をやると、大自然に対して不遜になったら、
天に向かって唾を吐く結果になるよね、って話です。
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2012.02.08
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今日、バイクで往診で外に出ていて、思いました。
2011.09.15
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まだまだ日中は暑いですが、それだけに朝晩の涼しさがかえって目立つように思います。
9月8日から、二十四節気では「白露(はくろ)」に入っております。
そして23日には、いよいよ「秋分(しゅうぶん)」を迎えます。
なんやかんやと言っているうちに、あっという間に秋ですね・・・。
というわけで、最近カゼひきさんをよく診ます。
夏の調子で、クーラーをつけっぱなしで寝ちゃったとか、窓を開けっ放しで、床で布団もかけずに寝ちゃったとか・・・、
パターンは様々、症状の出方も様々ですが、これらはみ~んなある種の「カゼ」と考えて治療すると、うまくいくことが多いです。
清明院には遠方の患者さんも多いので、発熱していて起き上がるのも辛いようなものを、片道1時間以上もかけて診せに来させるようなことはしませんが、
症状があっても動けるぐらいの状態であれば、出てきてもらって治療した方が早く楽になるように思います。
ここで、「カゼ」と言っても、皆さんがよくご存じの「咳、くしゃみ、鼻水、ノド痛、悪寒、発熱」等の諸症状を中心とした、
一般的によく知られている「カゼ」よりも、我々東洋医学ではもう少し広い意味で、この「カゼ」という言葉を使うことがあります。
(いわば業界用語的に、です。)
つまり、東洋医学の言う、いわゆる「外邪(がいじゃ)」による病全般を指して、「カゼ」と言ってしまうことがあります。
「外邪」については、カテゴリ 邪気(発病因子) 参照
だから患者さんの中には、
「この痛みは、カゼが原因だよ。」
なんていうと、
「へ??カゼはひいてませんけど・・・。」
と、キョトンとされることもあります。(笑)
本人に自覚がなくても、我々の診方で脈や手足のツボを触ると、ハッキリと「カゼ」を示す反応が出ていることが多いのです。
だから、場合によっては本人が症状を自覚する前に、治してしまう、ということが可能になります。
これも一つの「治未病」デスネ。
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2011.05.31
いや~、毎日毎日、お天気がハッキリしませんなあ!
雨でジメジメしてみたり、寒かったり暑かったり、風が吹いたりと・・・。
毎朝、空を睨みつける人も多いのではないでしょうか。
以前、「肝の臓」と季節の関係を簡単に述べたことがあります。
・・・で、今日は、この時期に問題になりやすい、「脾の臓」と「湿気」の関係について述べてみたいと思います。
清明院でも、慢性的に「脾の臓」や「胃の腑」を患っておられる患者さんや、妊娠中でつわりが出ている患者さんなど、この時期は多少の悪化をみます。
カテゴリ 脾・胃 参照
しかし、鍼でキッチリと対処しますので問題ナシです。
「脾」って何ですか?シリーズで述べたように、「脾の臓」というのは、「胃の腑」と協調しながら、いわゆる人間が生きていく上で欠かせない
”消化・吸収機能”
を調節してくれています。
そして、この要となる「脾の臓」というのは、体内、それから体外(自然環境)の湿気(余分なお水)に弱いのです。
まあしかし、こうして読み返してみると、あらためて書くまでもなく、ありとあらゆる書き方で、すでに書いていますネ・・・。(笑)
という訳で、上記のリンクを、よくお読みください。<m(__)m>
ホントは今回は、五行の「土」と二十四節気とか、色々絡めてお話ししたかったんですが、いかんせん時間がない・・・。
・・・ですのでそれはまたの機会として、まあともかく、こういう時を比較的楽に乗り切るためには、
・水分を必要以上にとり過ぎない
・脂っこい物とか、刺激物とか、極端に熱いもの、冷たいものなど、胃腸(脾胃)に負担のかかるものを食べない
・軽くていいから手足を使った運動をする
・鍼にガンガン来る
で「決まり」です!(笑)
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2011.01.23
20日から、24節気で言う、「大寒」に入りましたね。
患者さんの中に、
「大寒に入ったから、寒餅(かんもち)を注文したのよ~。」
とおっしゃっている方がおりました。
大寒の日にはお餅をついて食べる風習が昔からあるということは、あまり知られていません。
(皆さんご存知でしたか??実は、僕も知りませんでした・・・。)
・・・ところで何で、大寒にはお餅をつくんでしょうか?そこで今日は、もち米についてのお話。
「大寒」とは1年のうちで最も寒い、とされている時期です。
これはつまり冷えの邪気、「寒邪(かんじゃ)」が人体に最も侵襲しやすい時期、という風にも考えられます。
「寒燥」について 参照
そしてこの時期のお水は綺麗で、この水で餅をつくと、日持ちもよく、一番おいしいと言われているようです。
(水というものについても、またいつか述べましょう。)
もち米は漢方薬の生薬名を『糯米(だべい)』と言います。
(ちなみにうるち米のことを『粳米(こうべい)』と言い、こちらも有名です。)
コメには数種類ありますが、有名なものとして、粘り気の違いによってうるち米の『粳米(こうべい)』と、もち米の『糯米(だべい)』があります。
詳しくは述べませんが、これら2つはデンプンに含まれる成分の割合が違います。
『糯米(だべい)』つまりもち米から作る有名な生薬に、「膠飴(こうい)」というものがあります。
これはいわゆる”水飴(みずあめ)”のことです。
因みに源草社の田畑隆一郎氏の著『薬徴』に、
「もち米(糯米)を麦芽で糖化した飴を最上とする」
とあります。
どんなデンプンからでも飴はできるが、もち米から作った飴が一番いい、というわけです。
コレは、もち米が含むデンプンは、特別に良質なものであることが古来から分かっていた証拠です。
また、元気、気力の『気』の文字は、もともと『氣』と書き『气』は雲の流れる形で雲気をいい、『气』は生命の源泉、おおもととされ、
米はその気を養うもとである、というので、『气』に『米』を加えて『氣』になったとされています。
「米を食べないと、元気が出ない」
と昔から言いますが、その通りなのだと思います。
そしてもち米は、米の中の米、
KING OF 〝KOME”
ってとこなんでしょう。(笑)
また当然、現代栄養学でも、”お餅”といえば有名な高カロリー食でございます。
(だから正月に太るし、七草粥の意味も出てくるわけですね)
そしてこれはゆっくりと消化されますので、血糖値の高い状態を保つことが出来て腹もちがよく、寒さに負けない、つまり「寒邪(かんじゃ)」に負けない体づくりに、
一役買ってくれます。
・・・昔の人は、もち米が薬になるぐらい良質のデンプンを含んでいることも、もち米が体を元気にし、厳しい寒さを乗り越えられるようにする食品であったことも、
当然のように気付いていて、こういう風習を残してくれている訳でしょう。
現代の加工食品、保存料といったものが、その優れた「合理性」とともに、こういう素晴らしい知恵を我々から奪っていくのかもしれませんネ・・・。
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2010.06.26
今日は朝一から猛烈に忙しかったです!(感謝)
狭い清明院の中を、1日中かけずり回っておりました(笑)
さて、今日の患者さん達を診ていて気がついたのですが、やはりこの時期、
「クーラーをつけっぱなしにして寝ちゃってから調子が悪いです。」
という訴えの多いこと多いこと!
・・・これ、単純になぜでしょうか?
なんで、クーラーつけっぱなしにして寝ると調子悪くなるんでしょうか?
そりゃ冷えるからに決まってんじゃん!・・・という声が聞こえてきそうですが、じゃあ患者さんの訴えが人によってバラバラなのはどうしてでしょう?
必ずしもカゼみたいな症状が出る人ばかりじゃなくて、神経痛が出る人、頭痛が出る人、痒みが出る人、怒りっぽくなる人などなど、
「クーラーによる冷え」
の後から出てくる症状は、メチャメチャ多岐にわたります。
・・・今日は、これがどうしてか、考えてみたいと思います。
本日は6月26日、この時期は24節気で言うと「夏至(げし)」に入って5日目であります。
この「夏至」とは、1年で一番日が長く、とても暑い時期、ということになっています。
ただ日本ではこの時期は梅雨であり、あまりこのことが実感されることは少ないようですが、いずれにしても自然界の”陽”の気が非常に高まる時期であります。
我々人間も動物ですので、自然界が陽に傾けば、人体も陽に傾きながらバランスを取るのが自然な、本来の姿です。
ですから、この時期は体の中には陽気が盛んになって、活動的で元気になってきます。
そしてたくさん汗もかきます。
陽気が盛んになる、ということは、ある意味「生理的に」「生理的な」熱を持つ、と言ってもいいと思います。
だから、たくさん汗を出して、その熱が体に籠らないように発散しようとしている訳です。
これを、クーラーで体の表面を冷やし、玄府(げんぷ=汗腺)の動きを鈍らせ、皮毛を閉じ、生理的な発汗を無理に止めてしまうと、マズイことが起こります。
要は、体に「余分な熱」が籠るのです。
具体的な症状としては、咽が異常に渇いたり、食欲が極端に亢進したり、便秘したりします。
そして、口渇や食欲など、その欲求にまかせてどんどん暴飲暴食してしまうと、もっとひどくなって、しまいには便秘したりします。
あるいは徐々に徐々に食欲が落ちてきて、ヤル気がない、元気がない、本来活動的になるべき陽気の盛んな時期なのに、いわゆる「夏バテ」状態になります。
また、局所的に冷やされた部位の血行が極端に悪くなり、そこに痛みやしびれが出たりします。
・・・ここまで書いたところで、支部役員前日勉強会のお時間になってしまいましたので(笑)、続きは次回に・・・。
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(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
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2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
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2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
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2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
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