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2014.08.30
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清明院では、初診の際、その患者さんの病態を、クドいぐらい説明します。
これには当然、意味があります。
これは、これから治療を始めるにあたって、こちらの方法論、方針に関して、きちんと患者さんの納得と同意を得たい、ということももちろんありますが、
東洋医学というのは、れっきとした個性的な医学的な考え方に基づいて、「治療」を進めていくのですよ、という、清明院からの意思表示でもあります。
後者が、僕的には大事でして、このブログの読者さんみたいに、初めから分かっている状態で治療を受けに来る患者さんなら、わざわざそんな説明しなくても、
「よく分からないけれど、きっとそうなんだろうなー。(*’ω’*)」
と思いながら治療を受けてくれるけど、大抵の人は東洋医学をオカルト的な怪しいものだったり、巷の無資格クイックマッサージや、
外人さんや講習会レベルの無資格整体と同じようなものだと思っています。
この層に対して、キッチリと
「清明院はそういうところと違いますよ。」
という意思表示をしておくことが極めて重要、と”僕は”考えています。
だから、今日も明日も、初診の患者さんには、クドいくらい説明します。
清明院も忙しいんで、この説明の時間を極力シンプルに、分かりやすく、短時間で説明することを心掛けていますが、あまり伝わってないなら、
再度時間を取ってでも、理解してもらうようにしてます。
そうでないと、治療のたびに、「何をしてもらってるか」が分からないし、症状が大きく動けばいいけど、なかなか動きにくいような病気の場合、
自分が快方に向かっているのかどうかも分からず、不安や不満の元になります。
これでは、結果的に治療の障壁になりますので、重大です。
まあ中には、こちらがどんなに説明しても、理解が得られない場合も無いではないですが、そんなに難しいことを言う訳ではないので、
ほとんど全員に納得いただけると思います。
(これまでの経験上そうです。)
患者さんに聞くと、よその治療院は、あんまりそういう事やってないみたいですね。
やればいいのになー、逆になんでやらないのかなー、と思います。
分かる人が分かればいい、という考え方を増長させていくと、やがて「セクト主義」みたいな状況に陥らないですかね・・・??
〇
自分の主張を世に問うなら、自分なりに、一人でも多くの人に伝えるべく、最大限の努力をした結果、最終的に、周囲に分かってくれる人が残るのであって、
初めから他人が自分の主張を
”分かってくれることありき”
なんてのは、単なる甘えだと思います。
現代日本では、東洋医学的な考え方で治療をする、というのは一般的でないです。
それを理解してもらうためには、丁寧な説明と、それを裏付ける治療効果が必要であると考えます。
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2014.08.28
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最近、海外旅行歴のない日本国民が、70年ぶりに「デング熱」という病気に感染したというニュースが、国民に不安と衝撃を与えています。
2014.05.13
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ちょっと前から最近にかけて、立て続けに不妊治療の患者さん達が妊娠され、現在、清明院は妊婦さんが多いです。
2014.05.10
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患者さんで、ネットの情報に右往左往させられて、すぐに不安になってしまう人がいる。
2014.04.21
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いやー、昨日も行ってきました!
2014.04.19

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これまでのお話・・・
小児喘息と霊台
小児喘息と霊台 2
小児喘息と霊台 3
小児喘息と霊台 4
小児喘息と霊台 5
小児喘息と霊台 6 参照
続きいきます。
◆霊台に鍼してはいけない??
実は多くの古典に、「霊台は禁鍼穴である」つまり、鍼してはいけないツボである、と書いてあります。
このように、経穴には、「禁鍼穴」や「禁灸穴」といって、鍼灸をしてはいけない経穴、と言われているものがあります。
しかし、古典に書かれていることを鵜呑みにするのではなく、あえて訝り、実際に鍼灸してみると、確かに有効な経穴もありますので、
そういう古典の記載を教条主義的に絶対視し過ぎるのはどうかと思います。
あくまでも実際の自分の臨床に照らし合わせて、古典の記載の真贋を慎重に見極め、検討していく姿勢が重要だと思います。
〇
ところで、なぜに霊台に鍼してはいけないのでしょうか。
なかなかこういう事の理由を書いてくれている古典は少ないのですが、『古法新解会元針灸学』という本に、
・・・霊台は膏肓(こうこう)に関わり、心の臓を不安定にさせる恐れがある、だから灸の方がいい・・・
という記載があり、同じ本の「膏肓」の説明のところには、
・・・膏肓とは、深い部分にある心の臓の脂の膜で、心と肺に連なり、そこは心の陽気を蔵している、だから鍼はしない方がいい・・・
と、書かれております。
この「膏肓」というのは、ツボの名前でもあり、場所の名前でもあり、東洋医学では非常に重要な部位とされております。
そのうち気が向いたら詳しく述べましょう。
まあつまり、霊台には絶対に鍼しちゃダメ!というよりも、非常に深い部分に関わる重要なツボなので、下手くそはいじらない方が無難だよ、
あるいは灸の方が無難だよ、という風に言われてきた経穴、という理解でいいと思います。
続く
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2014.03.07
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イヤーしかし、日々生きてると、何やかんやと変化しますなー。
2013.12.23
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昨日、12月22日の日曜日は、大森にある東京衛生学園で行われた、(一社)北辰会関東支部代表特別講演に参加してきました!!
というか、喋ってきました!!(笑)
午前中は、同時中継教室に忍び込んで、尾崎真哉支部長による講義を聴いていましたが、同時中継教室には本会場の笑い声が拾われておらず、
講義中に尾崎先生が笑いを誘うようなことを言っても、尾崎先生だけが笑っているような映像が同時中継教室には流れ、
同時中継教室の聴講生たちは、それを見て、水を打ったように静まり返っておりました。。。(笑)
これがなかなか不安でしたし、前日は夜の2時まで呑んで、しかも暖房入れっぱなしで寝てしまい、ノドが痛い状況で、
2つの不安要素を抱えた状態での講義となりましたが、まあまあ、何とかなったかな、と思います。
アンケートの結果をまとう、と思います。
最後は蓮風先生による症例発表
「非結核性好酸菌症」
と、公開臨床でした。
難病を鍼で治す、しかも、感染症の一種を鍼で治す、しかも、西洋医学データの裏づけもある、という、既存の医学の常識を超えた症例です。
蓮風先生の話を聴いていると、なんか当たり前のように聞こえますが、実際は、高度すぎるほど高度なことをやっておられます。
蓮風先生の治療院には、全国から患者さんが集まりますが、この東京からも、多くの患者さんが訪れております。
う~ん、情けない、頑張らなくては。。。
そして、見習わなくては。。。
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2013.12.13
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東洋医学は「気」を動かす医学。
正しく動かすためには、正常な気の動きが
「どう崩れているのか」
「どの程度崩れているのか」
が分からないと(東洋医学的に分析できないと)、治療できない。
こういう論理的分析は非常に大事だが、それはこっちの問題。
たとえこれが出来てても、患者さんが納得していないと、実際は思うように動かない。
患者さんは、みんながみんな東洋医学のことを信じてくれている訳ではない。
一見、信じてくれてそうな人ほど、実は怪しかったりする。(苦笑)
とんでもない曲解や、誤解をしていたりする。
こういうものを丁寧に説明し、”ご安心”、”ご納得”いただいた上で、治療すると、気の動きがいいので、治療上有利。
何も媚びてる訳じゃない。
治療するのに有利だから、丁寧に丁寧に説明するのだ。
治療を進めていく上で、不安感が大きいと、動くものも動かないし、結果的に寒熱虚実を見誤ることにもなる。
なぜか。
・・・心主神明論。
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2013.11.04

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前回のお話。
では、続きいきます。
前回、『看病用心鈔』という本を紹介しました。
この本が著された時代は、鎌倉新興仏教が続々と誕生していた時代、つまり、日本史の教科書でお馴染み、
法然が浄土宗、栄西が臨済宗、親鸞が浄土真宗、道元が曹洞宗、日蓮が日蓮宗、一遍が時宗
を、それぞれ開いた時代でした。
(中学時代、覚えるの苦痛だった~~)
その時代に、浄土宗の第3祖である良忠という人物が書いたのが『看病用心鈔』です。
そこには、これから臨終を迎える人に対して、どのような環境を整えるのがよいか、どのように看病していったらよいかが、具体的に書かれております。
興味深いものをいくつか挙げてみると、
1.3人、末期では5人程度の”看病人”で看病しなさい。
2.看病人以外、特に妻子や身内は絶対に近づけないこと。
3.祈祷の禁止
4.遺書を書かせない
5.食べたいものは何かなどと聞いてはいけない
6.病人が見た夢の内容を必ず申告させる
7.ひたすら念仏を唱えさせる
8.病人を正しく導く
(心から回復を願って看病していることを理解させる、善悪の判断を正確にできるようにする、世の中や誰かを恨んだり、怒ったりしないこと)
などなど、とあります。
要するに、臨終を前にして、病人の心を乱さないように乱さないように、細心の注意を払え、ということです。
また、念仏で心が安定するかどうかは、現代人には分かりにくい感覚だと思いますが、この時代では非常に意味があったのだと思います。
庶民にとって、”簡単で単純な行”という意味で。
2.はちょっと意外ですよね。
最後の時に妻子が近くにいると、心が乱れるんでしょうかね。。。
・・・ん~、人によるような。(笑)
3.5.8.あたりは、非常に納得できます。
こういうことやりだすと、病人の心はかき乱され、かえって病状は悪化するというケースが、現実によくあると思います。
いつの時代も、「最後、どう死ぬか。」というのは、人間一人一人の大きなテーマだったはずです。
鎌倉時代は戦乱が各地で起こって、人心が不安な時代だったことでしょう。
だから多くの新興仏教を生んだ、とも考えられます。
そういう中で、病にかかり、それが不治であると分かった時、どうしたら安寧に極楽に逝けるか、そういう強い要望から生まれたのがこの本です。
参考にする価値があると思います。
◆参考文献
出帆新社『やさしい仏教医学』杉田暉道
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2025.12.12
患者さんの声(睡眠障害、その他不定愁訴)2025.12.05
2025年11月の活動記録2025.12.01
2025年 12月の診療日時2025.11.22
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11.22(土)、25(火)、通常通り診療やります!!2025.11.19
2025年10月の活動記録2025.10.29
2025年 11月の診療日時2025.10.15
2025年9月の活動記録2025.10.10
清明院16周年!!!2025.10.01
2025年 10月の診療日時2025.09.20
2025年8月の活動記録2025.09.01
2025年 9月の診療日時2025.08.15
2025年7月の活動記録2025.08.01
2025年 8月の診療日時2025.07.04
2025年6月の活動記録2025.07.01
2025年 7月の診療日時2025.06.26
2025年5月の活動記録2025.06.01
2025年 6月の診療日時2025.05.10
2025年4月の活動記録2025.05.01
2025年 5月の診療日時2025.04.04
2025年3月の活動記録2025.04.01
2025年 4月の診療日時2025.03.13
2025年2月の活動記録2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時2025.01.01
謹賀鍼年!!2024.12.28
年内診療終了!!2024.12.14
2024年11月の活動記録2024.12.01
2024年 12月の診療日時2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。