東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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カチカチ病

2019.05.31

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患者さんに多い、「カチカチ病」

 

 

僕が勝手に名付けてるだけですが。(笑)

 

 

職場でカチカチ。

 

 

家でもカチカチ。

 

 

運動しない。

 

 

温度、湿度変化に体をさらさない。

 

 

効きすぎている空調により、夏は寒いところで仕事して、冬は暑いところで仕事してる。

 

 

結果、カチカチ病。

 

 

アトピー、リウマチなどのアレルギー疾患、癌、眩暈、婦人科疾患、精神科疾患、ほとんどこれ。

 

 

鍼はカチカチをゆるめる道具。

 

 

しかし、むやみやたらに打ったんじゃ、余計カチカチ。(゚∀゚)

 

 

どこまでゆるめるか、あえてゆるめ過ぎないか。

 

 

今日は泣く患者さんが多かった。。。

 

 

 

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また一瞬にして・・・

2019.04.12

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今日も朝から難しい病気に立ち向かう。

 

 

同時進行で役所関係の仕事を片付けていたら、あっという間にこの時間。。。

 

 

今日みえた患者さんが飲んでおられた、「チャーガ茶」について書こうと思ったが、一瞬にして時間が経ってしまった。。。

 

 

二十四節気では「清明」、来週17日からは春の土用、それも書きたいんだが。。。

 

 

今日はなんか、喘息、逆子、アトピー性皮膚炎、脱毛症、癌、骨折の術後、橋本病、うつ病、慢性膵炎、パニック障害、嗄声、カゼなどなど、

 

バラエティーに富んでましたね。

 

 

書きたいことは山ほどあるんですがねえ。。。

 

 

いかんせん時間が。。。

 

 

やはり診療と勉強以外に、院長的事務業務が入ってくると、想定外の時間を食われる。。。(~_~;)

 

 

でもまあ、こういう時は無理しないに限りますね☆

 

 

まずは寝ます。(-_-)zzz

 

 

 

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補中益気湯について

2019.03.08

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ここまでのお話し

 

四君子湯と六君子湯

平胃散について 

安中散について

大建中湯について

小建中湯について  

小建中湯について 2   参照

 

 

別にシリーズ化する気もなかったんだけど、書き始めたら何となく、

 

「あれも書いとこ、これも書いとこ。」

 

ってなって、徐々に続いてしまった、この「脾胃モノ有名漢方薬」シリーズ。(笑)

 

 

特に脈絡もなく、患者さんを診ていて、よく使われているものを書いています。

 

(こんなん書いてたら、キリがないね。。。)

 

 

もちろんながら、漢方薬というのは、鍼灸と同じように、芯となる流儀や考え方に基づいて、論理的整合性、一貫性をもって処方されるべきもので、

 

決して症状のみ、病名のみから場当たり的に処方されるものではないと理解しています。

 

 

だから僕は、全くの素人さんが、エキス剤とはいえ、ドラッグストアで簡単に漢方薬を購入できる現状、ネット通販で自分の症状から調べて入手しては、

 

サプリメント感覚で次から次に試しまくる現状にも、正直反対です。

 

 

もちろん、自分で鍼や温灸を買って適当に試すことにも、厳しいようですが反対です。

 

 

僕は鍼灸臨床家であり、畑は違いますが、今後も優れた漢方家の先生方と協調しながら、真面目に東洋医学をやっていきたいですね。(^^)

 

 

前置きが長くなりましたが、今日は「補中益気湯」です。

 

(これで一応いったん締めとしましょう。)

 

 

実は2013年の記事に、チラッと登場しました。

 

金元の4大医家 李東垣(りとうえん)   参照

 

 

この方剤の出典はあの中国金元の4大医家の一人、李東垣(1180-1251)先生『脾胃論』であり、『中医臨床のための方剤学』によれば、構成生薬は

 

人参9g、白朮9g、黄耆15~30g、当帰9g、柴胡3g、陳皮6g、炙甘草6g、升麻3g

 

となっています。

 

金元の4大医家 朱震亨(しゅしんこう)

金元の4大医家 張従正(ちょうじゅうせい)

金元の4大医家 劉完素(りゅうかんそ)       参照

 

 

効能は補中益氣、昇陽挙陥、甘温除大熱であり、主治は気虚下陥、気虚発熱とあります。

 

 

まあ要は、”黄耆”という生薬を主薬とし、結果的には中焦の気(脾気)を補って、気を昇らせ、脱肛や子宮脱などの”中気下陥”の症状を改善させ、

 

場合によっては気虚発熱を改善するという目論見の薬です。

 

 

李東垣は『内外傷弁惑論(1247)』の中で、発熱には外邪が入って邪正闘争の結果発熱するものと、脾胃が弱ったことにって発熱するものがあり、

 

脾胃が弱った場合については甘温剤で脾胃をフォローすることによって清熱することが出来ると主張しました。

 

 

ここで重要なのは、熱証モノは脾胃を補えばいい、という理解ではもちろんなく、その熱証症状、所見が、”何によるものなのか”を鑑別診断できる物差しを身に付けることですね。

 

 

この物差しになるのが脈診、腹診をはじめとした”多面的観察”であります!!

 

 

患者さんが、

 

「先生風邪ひいたー。。熱が出たー。。。」

 

と、言っていたからといって、それがどういう病因病機によるものなのかに対する理解ですね。

 

 

意外と臨床上、脾胃を補うことによって熱証症状が取れていくことはあります。

 

 

アトピー性皮膚炎なんかでも、たまに経験しますね。

 

 

実際に漢方家の先生の中には、補中益気湯を使ってアトピーに効果を挙げておられる先生も少なからずおられるようです。

 

 

刮目すべき理論です。

 

 

 

 

 

 

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小建中湯について 2

2019.03.05

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ここまでのお話し

 

四君子湯と六君子湯

平胃散について 

安中散について

大建中湯について

小建中湯について     参照

 

 

前回、小建中湯の話がエラク中途半端に終わったので、続きを書きます。(^^;)

 

 

小建中湯は、実は以前このブログにもチョコッとだけ登場しています。

 

「麦飯」ってどうでしょう?? 7

「紅汗」について考えてみましょう。15   参照

 

 

小建中湯は、桂枝湯のアレンジ版であることは前回お話ししました。

 

 

しかし、ここら辺を細かく話していくと、『傷寒論』の太陽病の講義みたいになってしまうので、ここではしません。(^^;)

 

(興味ある人は、無数に出ている『傷寒論〇〇』という本を5冊くらい買って勉強しましょう。)

 

 

小建中湯は、今日では東洋学術出版『中医臨床のための方剤学』「脾虚肝乗」という言い方をするように、脾の臓が弱ってしまって、肝の臓とのバランスが崩れたものによく使われます。

 

 

もちろん、この薬のもともとの出典は『傷寒論』ですから、寒邪に傷られた傷寒病の、ある段階においても使いますし、これをやって治らなかった場合に小柴胡湯を使う、という流れもあります。

 

「小柴胡湯」を含む記事   参照

 

 

また、『傷寒論』の中の小建中湯適応の脈診所見に「陽脈濇、陰脈弦」という、解釈次第では色々拡大出来るような脈状の表現も出てきます。(*‘∀‘)

 

 

あるいは『金匱要略』の中にも、この薬は”虚労病”、”黄疸病”、”婦人病”のところに出てきます。

 

 

さらに『金匱要略』では、目的に応じて、小建中湯黄耆(おうぎ)を加えて「黄蓍建中湯」という薬を提示していたり、少し時代が下って中国唐代、

 

孫思邈(そんしばく 581?-682)『千金翼方』では小建中湯当帰(とうき)を加えた「当帰建中湯」があったり、日本の江戸期、あの華岡青洲(1760-1835)の

 

『瘍科方筌(ようかほうせん)』では、この「黄蓍建中湯」「当帰建中湯」を組み合わせて、さらに膠飴を使わずに「帰耆建中湯(きぎけんちゅうとう)」という方剤を創方し、

 

癌が潰れて膿が止まらず、日々憔悴していくほどの重篤な病人に使用していたようです。

 

孫思邈という人物

遠方からの患者さんが増える

墓マイラー 44 華岡青洲先生

華岡青洲という人物        参照

 

 

・・・まあしかしこの、

 

「肝と脾のバランスが崩れている」

 

ことが、カゼから花粉症からアトピー、リウマチ、癌まで、あらゆる現代病の根本原因になっていることは、臨床上、実に多いと思います。

 

「脾」って何ですか?(その9)

「肝」って何ですか?(その13)    参照

 

 

ここんとこをシンプルに調整してくれる薬だからこそ、約2000年の風雪に耐えて来れたんでしょうね。

 

 

 

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日本東方医学会に参加してきました!!

2019.02.04

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3日の日曜日は、お茶の水で行われた、日本東方医学会に参加してきました!!

 

 

あまり規模は大きくないですが、40年ほど前からあり、鍼灸師と医師の距離が非常に近い学会だと思います。

 

(医師が鍼灸師に非常に歩み寄っている学会、という感じ・・・?)

 

 

今回、午後からの参加となりましたが、教育講演、シンポジウムともに、大変興味深いものでした。

 

 

教育講演では、名古屋大学の川瀬先生のお話しが印象的でした。

 

 

私が去年、症例報告として二つの学会誌で発表させていただいた症例は、奇しくも二例とも「鍼を翳すのみ」で治療した症例でした。

 

ようやっと症例報告論文が載ることに。。。   参照

 

 

一見怪しいこの治療ですが、確かに効くのだという事実を示したくて発表しました。

 

 

特に伝統鍼灸学会の方の乳児のアトピーの症例では、翳すことでなぜ効果が出るのかについて、簡単に考察させて頂いたのですが、この際に、

 

気功関係や電磁波に関する研究から、何か根拠を探れないかと色々探したのですが、なかなか見つからず、難儀しました。

 

(苦笑・・・結局大した情報が見つからず、そこに関しては書きませんでした☆)

 

 

川瀬先生の御研究が進んでいくと、今後、翳すのみの鍼でどうして効果が出るのかに関して、現代科学の観点から何か言えるかもしれませんね。

 

 

シンポジウムでは、医師と鍼灸師の連携に関して、3人の先生が御登壇されました。

 

 

これは長谷川先生、奥平先生の御講演が印象的でしたね。

 

 

長谷川先生は以前から医師と鍼灸師の連携を推進してこられた先生で、非常に凝ったスライドを使った、テンポのいいご発表が印象的でした。

 

 

清明院でもやっていますが、新患の「来院報告書」であったり、こちらからご高診依頼をする際の「紹介状」、これらをキチッとしたものを書いて、

 

地域の医師たちと連携をとる、これは非常に重要なことですね。

 

 

今後ももっと積極的にやっていこうと思います。

 

 

奥平先生は、鍼灸界では有名な奥平明観先生の御子息であり、精神科医であります。

 

 

患者さんの血液検査情報から、栄養状態を細かく分析して、食事療法を提案することで、ポリファーマシーの問題を解決できるのではないか、

 

という主張は、本当に素晴らしいと思います。

 

 

また、奥平先生のお考えを参考にすれば、北辰会が日々行っている「爪甲診」「養生指導」を、もっとグレードアップできるかもしれません。

 

 

懇親会でも、多くの個性的な先生方とお話しすることが出来、改めて自分の無知さ、小ささを思い知ることが出来ました。

 

 

・・・さて、明日からまた、やれることをコツコツとやろうと思います。(^^)

 

 

 

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日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(2日目編②)

2018.12.02

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ここまでのお話し

 

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(1日目編①) 

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(1日目編②) 

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(1日目編③)  

日本伝統鍼灸学会に参加してきました!!(1日目編④)

  

参照

 

 

2日目の午前、一般口演の後は、医師である西田晧一先生による刺絡療法のお話し。

 

 

今回、日本刺絡学会とも共催でしたので、刺絡の話が多いのは嬉しいですね。

 

 

しかも医師である西田先生が、力強く

 

「刺絡は合法的で大変有効な施術法だ、鍼灸師の先生方にはドンドン覚えて、ドンドン活用してほしい!!」

 

と訴えておられたのは良かったと思います。

 

 

ですがまあ、刺絡をやったからといって、どんなアトピーでも治るわけではないので、そこは

 

「刺絡適応となる難治性疾患の診断学」

 

を強調してほしかったです。

 

 

ここを途中で抜けて、メインホールへ。

 

 

大阪大学名誉教授の加地伸行先生による「死の不安の解決は」を聴きに。

 

 

正直、あまり期待していなかったのですが、いい意味で完璧に裏切られました。(゜o゜)

 

 

あれはもう、教育講演の究極というか、名人芸というか。。。

 

 

「難しいことを簡単に分かりやすく話す」

 

「動きでもなく、スライドでもなく、話術だけで聴衆を引きつける」

 

「ユーモアと教養のバランス」

 

 

・・・あの手の講義の最高峰を見せつけられた気がします。

 

 

あの勢いで喋れて、80代とは、そこも素晴らしい。

 

 

僕も講師の端くれ、非常にいい刺激をいただきました☆

 

 

ぶっちぎりで今大会最高の講演だったと思います。

 

 

 

続く

 

 

 

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難治症例に挑む日々

2018.11.24

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最近、長いこと詰まってた難治性の症例の患者さん達に、良い変化が出てきた。

 

 

何度も頭を打って、工夫して工夫して、ようやっと光が見える。

 

 

喜ばしいことです。

 

 

・・・でも、今後まだまだ、何があるか分かりません。

 

 

注視していきます。

 

 

若い女性の半年以上の無月経、慢性で難治性の喘息、全身の脱毛症、シェーグレン、リウマチ、ヘルペス、アトピー、変形性の関節症、脊椎の圧迫骨折、

 

重度の眼瞼痙攣、ヘルニア、痛風、摂食障害、逆流性食道炎、咳喘息、発達障害、眩暈、原因不明の疼痛、起立性調整障害、円形脱毛、ベーチェット病、

 

子宮筋腫、突発性難聴、パニック障害、糖尿病、疼痛性障害、重症筋無力症、乳癌、皮膚がん、喉頭がんなどなど、ある日のカルテをざっと見ると、こんな感じです。

 

 

皆さん、命、人生に大きく関わる疾病をお持ちの方ばかりです。

 

 

もちろん、上記疾患そのものだったり、それに直接起因する主訴をやっています。

 

 

今後も、気合い入れていきます!!

 

 

 

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一貫堂医学について 6(温清飲について)

2018.09.14

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これまでのお話・・・

 

墓マイラー 52 森道伯先生

森道伯という人物

一貫堂医学について 1(三大体質五大処方)

一貫堂医学について 2(瘀血証体質について)

一貫堂医学について 3(臓毒証体質について)     

一貫堂医学について 4(解毒証体質について)

一貫堂医学について 5(解毒証体質の続き)   参照

 

 

 

さて、ここまでで、森道伯先生を創始者とする「一貫堂医学」が提唱する「三大体質・五大処方」なるものの基本を説明してきました。

 

 

一応断っておきますが、私は鍼灸家であって漢方家ではないので、漢方薬の処方解説はあくまでも理論面しか出来ませんし、鍼灸臨床に置き換えて説明することしかできません。

 

 

これまでに出てきた漢方薬それぞれ、実際の実践面、臨床面でどうか、というのは、漢方家の先生方にお任せ致します。<m(__)m>

 

 

僕のすべての言説は、あくまでも市井の一鍼灸臨床家の視点からのものであります。

 

 

・・・しかしまあ、いつものことなんですが、こうやって東洋医学の真面目な内容を書いていると、アクセス数が減りますなあ~~。(~_~;)

 

(苦笑・・・みんな、勉強嫌いなのね。)

 

 

・・・でもいいです、めげずに書きます!!<(`^´)>

 

 

書きたいから書く、言いたいこと言う!!(゚∀゚)

 

 

五大処方のうち、前回述べた「解毒証体質」に使われる3つの方剤(柴胡清肝散、荊芥連翹湯、竜胆瀉肝湯)は全て、「温清飲」という薬をベースにしています。

 

 

この温清飲は、現代では「アトピー性皮膚炎」の患者さんに使用されていることが多いようです。

 

 

・・・ところが、最初から単純に効いていなかったり、ある程度までは効いていても、途中で効かなくなったり、あるいは途中から悪化していったり、

 

と仰って、清明院にみえる患者さんがチラホラいます。

 

 

これについて、どういうことか考えてみましょう。

 

 

まず温清飲の中身は、当帰・地黄・芍薬・川芎各3.0g、黄連・黄芩・梔子・黄柏各1.5g、だそうです。

 

 

上記の当帰~川芎の部分が四物湯の内容、黄連~黄柏の部分が黄連解毒湯の内容です。

 

 

配合の分量の比率を単純に見れば、「四物湯>黄連解毒湯」と読めます。

 

 

四物湯とは、補血剤(血を補う薬)の代表格で、主に肝の臓の血(肝血)を補う薬だそうです。

 

 

黄連解毒湯は清熱剤(熱を冷ます薬)の代表格で、上焦~下焦まで、三焦に瀰漫した邪熱(実熱)を取り去る薬だそうです。

 

 

ということは、温清飲「肝血虚>邪熱」の虚実挟雑証の場合に使える薬、と考えていいのでしょう。

 

(・・・まあ、そう一概に言えない面もあるかもしれないが)

 

 

だとすると、経過中に「肝血虚<邪熱」のように、主従が入れ替わった時、あるいは「血虚」「邪熱」が解決して、どちらか一方のみの問題になった時、

 

あるいは「陰虚」「気虚」「陽虚」「湿熱」「湿痰」などの、肝血虚や邪熱とは別の病理が主になった時には、サッと方剤をチェンジ(変方)しないと、

 

効かない、あるいは悪化する、という流れになるのは自明です。

 

(または、そもそも最初からこういう診立て自体が出来ておらず、病名や症状のみからテキトーに処方したのであれば、最初からいきなり悪化することもありえます。)

 

 

まあ、臨床上よく見かけるのは、四物湯の成分が中焦を余計に重たくしたり、黄連解毒湯の成分が脾気や腎気を奪ったり、裏の水滞がきつくなって、

 

肌膚に津液が行き渡らなくなり、そのせいで見かけ上は余計に皮膚が乾燥して悪化したり、というようなケースが多いように思います。

 

(熱が取れるはずが、余計に皮膚が乾燥して「なんで??」ってやつね。)

 

 

病気、それも慢性で難治性の病気となれば、こういう、その時々での変化流転は当たり前なので、鍼灸でも、このような失敗をしないために、初診時にキッチリと問診を取っておき、

 

治療に来た現時点での「証」のみでなく、現症に至った「病因病理」をキチンと意識しておくことが大事なのです。

 

「弁証論治」って何ですか?  

再分析(病因病理について)   参照

 

 

とりわけ、皮膚科疾患の場合、中医学でよくいう「皮損弁証」というような、皮膚の状態(乾燥、熱感、発赤、腫脹等々の有無)を意識した診察ももちろん大事ですが、

 

かといって皮膚の状態「のみ」から診たてただけの、場当たり的な処方、処置は実に危険です。

 

 

要は皮膚が「何で」そんな状態になったのか、というメカニズムを考え、時々刻々と変化する患者さんの状態に合わせて、臨機応変に処方、処置を変えていかないと、

 

とてもついていけません。

 

 

アトピーや喘息なんかの場合、そうやって常に先手先手が打てなかったら、普通に負けます。。。(苦笑)

 

 

患者さんから、ヤブ医者!ヘタクソ!アホ!ボケ!カス!!です。。。(苦笑)

 

 

また、この辺の詳しい話は、山口の村田先生のブログが非常に参考になります。

 

(膨大な内容ですが、単語で検索ができるので、漢方薬名や病名で色々検索してみて下さい。あっという間に朝になりますよ。(笑))

 

 

ドラッグストアで簡単に漢方薬が手に入る昨今、ネットで得た情報から、素人考えでサプリメント感覚で服用して大失敗をしていたり、知ったかぶりの西洋医学のドクターから、

 

いい加減な処方を繰り返されて、かえって悪化している患者さんを診ると、実に残念な気持ちになります。

 

 

東洋医学(鍼灸漢方)は医学ですので、それ専門に何年も、何十年も学び、経験を積んだ先生にしか、本当の意味では使いこなせません。

 

 

まずは、せめてそこんところをよくよく理解しましょう。

 

 

 

続く

 

 

 

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一貫堂医学について 5(解毒証体質の続き)

2018.09.13

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これまでのお話・・・

 

一貫堂医学について 1(三大体質五大処方)

一貫堂医学について 2(瘀血証体質について)

一貫堂医学について 3(臓毒証体質について)     

一貫堂医学について 4(解毒証体質について)   参照

 

 

 

前回、三大体質の最後である「解毒証体質」について簡単に説明しました。

 

 

前回書き忘れましたが、一貫堂では、この解毒証体質というのは、遺伝的要素も多分にあると考えているようです。

 

(だから幼児期に治療に着手することを重視してる訳ね)

 

 

まあよく言われる、「胎毒※」ってやつですね。

 

※胎児の間に母体から受けるあらゆる毒(病理)の総称

 

 

・・・で、実際に解毒証体質であることの診断は、基本としては望診において

 

浅黒い(くすんだ)皮膚の色

 

であり、

 

体格はやせ型か筋肉質、

 

腹診において

 

腹筋の緊張強く、過敏であり、特に肝経上の緊張と、肝臓部(右季肋部)の腫大があること

 

が重要だそうです。

 

 

さらに、小児期の「柴胡清肝散」がフィットするパターンであれば、脈診では緊脈が中心で、頚が細く、胸が狭い、腹診ではくすぐったがる、などの所見が顕著であり、

 

青年期の「荊芥連翹湯」がフィットするパターンであれば、望診での皮膚の色はよりどす黒く、腹診では肝経上に加えて陽明経上~心窩部にも緊張がきつく、

 

「竜胆瀉肝湯」のパターンでは脈診上、緊脈の他に”中湿の脈”と言われる、”ボカリボカリ”とした脈を打つ、と言われており(まあこれは難しく考えず、普通に「滑脈」のことじゃないかな、という気がしますが)、

 

腹証では肝経上の緊張以外に臍周~下腹部の緊張を認めるそうです。

 

 

・・・で、これを鍼灸で考えるとどうか、という話ですが、そもそも「解毒証体質」では大枠として「肝の臓の解毒の力」に着眼し、これを高める訳ですから、

 

治療方針は「肝の臓を上手に調整すること」に他なりません。

 

 

ただ、東洋医学のいう「肝の臓」に、生理作用としての「解毒」は特に謳われていません。

 

 

しかも東洋医学の概念には「結核毒」なんていう考え方もありません。

 

(そもそも”細菌”という考え方がない訳ですからね。)

 

 

東洋医学では、感染性の強い病原菌に関しては「疫癘(えきれい)の邪気※」という考え方をします。

 

※感染力や毒性が極端に強い病邪のこと

 

 

このように、このブログ上で、かつて再三再四に渡って述べまくったように、東洋医学の言う「肝の臓」と、西洋医学の言う「肝臓(liver)」はまったく違うもの、

 

と考えた方がいいので、ここを混同しないように、厳に注意したいですが、東洋医学的な「肝の臓」には「疏泄、蔵血」という重要な生理作用があり、

 

これが失調すれば、要するに西洋医学の言う「免疫力が低下した」状態になりますので、結核その他の感染症には罹患しやすくなるでしょうし、

 

逆に「肝の臓」の機能を上手に賦活化することが出来れば、結果的に体内の毒素(病理産物)を排出しやすくなりますので、まあ、東洋医学のいう肝の臓には、

 

「疫癘の邪気」を無害化、無毒化するような、一定の「解毒能」があると言っても、過言ではないと思います。

 

 

ただ、何度も言うけどこの辺の、概念の混同には、ホント注意した方がいいです。

 

(双方の意味をキチンと分かった上で、方便として運用するならいいけども)

 

 

かつて『あはきワールド』にも書きましたが、「肝の臓の機能調整」は臨床上、北辰会が最も重要視するところです。

 

 

北辰会方式では、肝の臓を調整するには数多くのパターンを持っていますが、まあそれについては、

 

『北辰会方式理論編』

『北辰会方式実践編』

『経穴解説 増補改訂新装版』

 

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一貫堂の言う「解毒証体質」へのアプローチでは、北辰会が持つ肝病治療の多くのパターンのうちから、温清飲的なアプローチ、つまり、肝血の不足に配慮しながら、

 

肝気実、肝の実熱を捌くように配穴処置をする、ということですね。

 

(まあ北辰会の先生でなくても、プロの鍼灸師であれば色々な配穴が思いつくでしょう)

 

 

・・・ところで、現代では結核の患者を東洋医学で診る機会はほとんどなく、温清飲にしても、そのもとになっている黄連解毒湯にしても、現代では

 

慢性で難治性の「アトピー性皮膚炎」の患者さんで使用している患者さんが少なくありません。

 

 

これが上手くフィットせずに、あるいは、最初は良かったけど、ある段階から全然効かない、または悪化する、という患者さんが清明院にチラホラ見えますので、

 

これに関しても、重要なことなので少し解説しておこうと思います。

 

 

 

続く

 

 

 

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(一社)北辰会エキスパートコースに参加してきました!!

2018.09.04

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9.2の日曜は、大阪で行われた(一社)北辰会エキスパートコースに参加してきました!!

 

 

今回は午前中は実技。

 

 

古参の講師である「太陽堂鍼灸院」院長、高木幸二先生に、ちゃっかり治療してもらっちゃいました☆

 

 

高木先生は、約30年前の、藤本漢祥院の内弟子です。

 

 

ほぼ、北辰会の生き字引です。

 

 

ガタイのデカい、声のデカい先生ですが、鍼や診察は非常に繊細で、分かりやすいです。

 

 

今回も非常に勉強になりました。

 

 

午後は大阪で「鍼灸 大仙堂」を開業されている山本克仁先生による講義「問診情報の、弁証への繋げ方」

 

 

北辰会では初診時に1時間以上かけて、症状だけでなく、生活状況や体質についてなど、色々な情報を聴取します。

 

 

でも、そうやって苦労してとった情報を、弁証(診断)に結び付けないとゼロ意味です。(笑)

 

 

今回、それをどうやって結びつけるか、非常に丁寧に講義して下さいました。

 

 

最後は若手のホープ、「藤本玄珠堂 武庫川分院」院長である松本賢一先生による症例発表「アトピー性皮膚炎」

 

 

藤本玄珠堂と言えば、私も昔から非常にお世話になっている、藤本新風先生の鍼灸院です。

 

 

そこの分院長である松本先生。

 

 

真横(座長)に本院長がいるという、極限の状況下での発表でした。(笑)

 

 

生まれつきのアトピー性皮膚炎という、決して簡単とは言えない病気に、鍼一本で、たいへんよく頑張っている症例だと思います。

 

 

初診は今年の春であり、まだまだ経過の短い症例ですから、これから数年かけるつもりで、キッチリ根本から治してあげて欲しいと思いますね。

 

 

そして終わった後は酒。。。

 

 

今回はドクターや薬剤師の先生方と、漢方トークが爆発しました。

 

 

北辰会の症例カルテには、あらゆる勉強のネタが詰まっています。

 

 

 

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