東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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赤子との気の交流

2011.12.03


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本日は3名の新患さんが来院。

そのうちの二人はお子ちゃまでございました。(笑)


小児の疾患というのは、以前から実に色々な疾患を診させていただいておりますが、いずれにしても非常に気の動きが早いです。


鍼に対する反応も、非常にシャープです。


レスポンスがスゴイです。


ですので、実は鍼を持つ手は非常に「繊細さ」を意識しなくてはなりません。


言葉もしゃべれないぐらいの小さい子と相対すると、まさに「気の交流」という感じがします。


刹那の「一瞥」のなかに、すべてが入っているというか。

 


なんというか。

・・・そんな訳で、本日もてんやわんやでございました!!

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「自覚」が芽生える

2011.10.27


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問診してみると、精神的なストレスやプレッシャーが、その症状に大きく関わっていることを発見することは多い。

(さらに…)

暖房が難しい

2011.10.20


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昨日あたりから、いよいよ寒くなって来ました。

(さらに…)

清明保育園

2011.10.12


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いや~、本日もなかなかのもんでした!

「道教」シリーズを早く書き進めたいのに、忙しくてそうもいかん、といった感じです・・・。

しかし!

必ず書き続けます!!

僕は仕事とか、東洋医学に関することに関してだけは、意外と粘り強いので、一度立てた旗はそう簡単に降ろしませんよ~!(笑)


・・・ところで、今日の清明院は、再び、一時的に保育園化しました。(苦笑)

たまに、そういう時があります。


その時は僕も「いんちょう」から「えんちょう」に変化します。


まあ~、ドタバタ、ギャーギャー、ヨダレ、ウンコ、オシッコについては、けっこうホンイキで困っちゃうときもありますが、たまに恋しくなります。(笑)


それにしても、小児の病を診ていると、非常に勉強になります。


小児は「気の動き」がとても早く、かつ「素直に動く」ことが特徴かと思います。

これは、言い方が悪いかもしれませんが、”動物”と似ている部分があります。

彼らには何の「先入観」も、「固定観念」もないですよね。

だからこそ鍼の素晴らしさ、恐さをよくよく教えてくれます。

病を見つけたら、片っぱしからみんな鍼します!!

 

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「患者さまの声」連発に思う

2011.08.11

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ここのところ、「患者さまの声」を連発でお読みいただきました。

こんなに多くの、アツい「声」をいただいたことに、ただただ感動しております。

(さらに…)

7月4日北辰会本部臨床コース

2010.07.05

昨日は、大阪、上本町で行われた、(社)北辰会本部臨床コースに行ってきました!

今回は午前中は愛媛の水本淳先生の大人気シリーズ講義「傷寒雑病論」でした!

水本先生はもともと非常に分かりやすい講義とその軽妙な話術で、以前から北辰会では大人気の講師の先生ですが、このシリーズ講義は、

 

なんか回を重ねるごとに完成度を増しています。

午後は代表理事である藤本蓮風先生による「太極陰陽論解説」

 

この医学の根本概念を、自身の著書を振り返りながら、ひっじょ~に分かりやすく解説して下さっています。

その後は北辰会、役員会議長である、大八木敏弘先生による症例発表「小児の水頭症」と続き、最後は島内薫先生による「方剤学と空間」という、

 

盛りだくさんの内容でした。

症例に関しては、

「え!?鍼灸で水頭症??」

と考える患者さんも多いのではないかと思いますが、北辰会では症例数は非常に少ないですが、過去にも水頭症の症例がいくつかあります。

症例数があまりにも少ないだけに、

「鍼灸で水頭症が治せる!!」

だなんて世間に主張できるレベルでは当然ありませんが、

 

”水頭症の症状が鍼灸で改善する可能性はあるのではないか”

 

ということです。

これを症例を通じて示せるのはすごいことだと思います。

いつもここで書いているように、東洋医学、鍼灸医学は現代西洋医学とは全く違う物差し(人体に対する考え方)を持って治療にあたります。

だからこそ現代で言う「難病」だったり、「不治の病」とか言われるものが、意外と治せることがあるのです。

同じものを見てても、「ある側面だけ」から見たら難しく見えるものも、違った角度から見たら案外難しくない、ということが現実にあります。

現代西洋医学が治せないものが、鍼灸や漢方で治せる、ということが現実に起こるのは、一つにはそういうことだと思います。

「視点の違い」「発想の転換」

・・・とても重要なことです。

 

 

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「心」って何ですか?(その7)

2010.06.09

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これまでのお話・・・

「心」って何ですか?(その1)
「心」って何ですか?(その2)
「心」って何ですか?(その3)
「心」って何ですか?(その4)
「心」って何ですか?(その5)
「心」って何ですか?(その6)

 

 


「心」の働きについては、これまでであらかたは述べてきたと思います。

 

・・・ということで、ここら辺で一旦完結しようと思いますが、(その1)で述べたように、

「心」は”君主”

ですから、これが病気になると、命に関わる場合もあります。

 

今日は最後に、東洋医学の言う「心」がもし病気になった場合、具体的にどんなことが体に起こるのか考えてみましょう。

 

西洋医学の言う「心臓」の病気と言えば、「心筋梗塞」とか「狭心症」、症状としては「動悸」、「息切れ」なんていうのが有名です。

 


それ以外でも、ちょっと詳しい人なら知ってると思いますが、

「不整脈」とか、「心タンポナーゼ」とか、小児の「心室中隔欠損症」

などなど、挙げていけばキリがないほどあります。

 

西洋医学においても、「心臓」の病気は命に関わることが多い、という点では、東洋医学と共通しています。

 


しかし、これらの病気が、同じように東洋医学の言う「心」の病気になるかというと、当然ながら、必ずしもそうではありません。

 

西洋医学の病名によって、鍼灸をする経穴や、漢方薬の処方内容が決まるはずはありませんよ!!

 

もし巷にそんなことをうたっている人がいたら用心して下さいね!

(苦笑・・・山ほどいるような気もしますが・・。)

 


・・・でも僕は、初診の際にはその患者さんが、西洋医学的に何という病名なのか、どんな処置を受けているのかは、必ず聞きます。

 


なぜなら、その病名を持っている、ということは、こんな症状があって、あんな症状があって、という「予測」が出来、それをもう一度東洋医学の理論に置き換えることが、

 

正しい「東洋医学的な診断」をするにあたって大変有用だからです。

 

・・・まあ、こういう話はこのブログ上で何度も言っていますがね。

 

現代でちゃんとした東洋医学をやろうと思ったら、西洋医学の基本的な知識は必須でしょう。

 


さて、では実際に、「心の臓」を病むとどうなるか、についてですが、これは実際には非常に多岐にわたります。

 

冒頭で述べたような西洋医学的な心臓疾患なども、もちろん東洋医学的な「心」の病変で起こりうるケースもあります。

 


また、これを言うと、一般の方にとっては、

「エ?なんで??」

ってなっちゃうと思いますが、ある種の「目の病気」や、「喘息」、「不眠」、「胃の痛み」や「胆石の痛み」などなど、東洋医学の言う「心」を病むと、

 

実に様々な(というか意外な)症状を呈することがあります。

 


これら一つ一つのメカニズムについてまでは、いちいち解説はしませんが、要するに、

”「精神」と「感覚」の調整役”

であり、

”全身への「血」の安定的な供給”

というのが「心」の主な働きですから、これがうまくいかなくなった結果、と考えれば、あらゆる可能性が、なんとなく想像できるんじゃないかと思います。

 

このように多種多様な症状から、その人の病を分析して、その不調和の根幹を特定し、それを是正するのが東洋医学だ、ということです。

 

・・・一応、「心の臓」についてはこれで一旦完結しますが、言いだせばキリがないほど、情報はありますので、また機会があったら書きます。

 

 

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「泣く」とはどういうことか(その1)

2010.04.09

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人はよく、悲しいことがあったり、嬉しいことがあったり、感動すると、「目」から「涙」というものを流します。

 


清明院でも、問診中に感極まって泣かれる患者さんや、小児の患者さんで、鍼が怖くてビービー泣く患者さんなど、この職業は、他の職業の方よりも、

 

人間が「泣く」という現象を目の当たりにすることが多いと思います。

 


ところでこの「涙」「泣く」って、東洋医学的には一体何でしょうか?

 


なんで人は感情が極まると「泣く」という現象を起こすんでしょうか?

 


今日はこれについて考えてみたいと思います。

 


東洋医学には「五液(ごえき)」という概念があります。

 

 

コレの内訳は・・・


涙(るい)・・なみだ

汗(かん)・・あせ

涎(えん)・・よだれ

涕(てい)・・はなみず

唾(だ)・・つば

の5つです。

 

 

この5つそれぞれ、「どういう時に出るか」を東洋医学では問題にします。

 


・・・まあ、そこは西洋医学でもそうだけどネ。

 

 

ただ、生体に対する認識の仕方が違うために、これらに対する解釈はかなり異なります。

 


今日は「泣く」ということについてなんで、この中の「涙(るい)」について考えてみましょう。

 


涙が出てくる場所、というのは当然「目」ですよね?

 

 

耳から涙が出てくる人がいたら周りの人がひいちゃいます。(笑)

 


東洋医学ではこの「目」という場所は、五臓の中の「肝(かん)」が主に関係する場所、と考えています。

 


・・・と、ここまで書いたところで急用が入ってしまいましたので、この続きはまた明日。(笑)

 

 

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「逆子」と鍼灸

2010.04.02

こないだ患者さんから、

「逆子って何で鍼灸で治るんですか?」

という質問を受けました。

「逆子が鍼灸で治る」っていう事実、ウワサは、けっこう一般の患者さんでも知っている方が多いように思います。

足の「至陰(しいん)」というツボにお灸を据えると治る!なんていう話が有名ですね。

(もちろんそれ以外にもやり方は無数にありますが・・・。)


最近では、「不妊症専門」「婦人科疾患専門」、「女性・小児専門」、と看板を出している鍼灸院も少なくありません。


僕の知り合いの先生にも何人かおられます。

そういう先生方や、これまで逆子や婦人科疾患に鍼灸で対応してきた先輩たちのご努力が、近頃ようやっと実を結んできた、というところではないでしょうか。


これは、大変喜ばしいことだと思っています。


逆子のメカニズムについては、僕は患者さんに説明する時はいつも、

「赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいる時は、お母さんの真似をしたがるんですよ~。だからお母さんの上下のバランスが逆になっていると、赤ちゃんも真似して上下逆になっちゃうんです~。(笑)」

な~んて、荒唐無稽、意味不明な説明をさせていただくことが多いです。(笑)

でも、コレは完全にふざけてる訳でもなくて、実は意外と本当のことを言っていて、お母さんが精神的にイライラしてたり、肉体的に疲れてたりすると、

いわゆる「冷えのぼせ」「上實下虚」「上熱下寒」という状態になることが多く、これを東洋医学では非常に問題視します。

・・・これは要するに、「足が冷えて、頭に血が上った」状態です。

この状態は正常、健常な状態とは上下が逆になっちゃってます。


それに対して、東洋医学では正常な(というか理想的な)人体の状態を「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」と表現します。


これはつまり、足が温かくて頭が涼やか、という状態のことを言っています。


最近は、出産ギリギリまで仕事をなさる女性も多く、体は「身重(みおも)」と言われるぐらい重くなっているにもかかわらず、神経を使う、

 

色んなことを、ド根性で頑張ってらっしゃる妊婦さんも少なくありません。


結局、そういう無理、余分な緊張がお母さんの体に「上熱下寒=上下のアンバランス」という状況を作り出します。


その結果、ある意味赤ちゃんはその真似をして、「逆子」になってしまう訳です。(苦笑)

 


・・・ということは、色んな方法でお母さんの体の「上下のバランス」を整えてあげれば、逆子が治るのではないか!?という訳です。

 


僕の知り合いの整体(手技療法)の先生も、骨盤の歪みをとることで何人となく逆子を治したことがある、と言っておりました。


コレも結局、「骨盤」という「下」の状況を改善したことによって、結果、母体の上下のバランスがとれて、逆子が治った、とも理解出来ます。

(・・・まあもちろん、彼ら(手技療法家)には彼らなりの理論もありますけど。)

要は、お母さんの体の状態が正常な状態に改善し、赤ちゃんにとって居心地のいい環境になれば、自然と正常な位置に戻ってくる、という訳です。


ただ、臍帯(へその緒)が極端に短くて、赤ちゃんが動けない、とか、あるいは逆に長過ぎて赤ちゃんの首や体に巻きついてしまっている場合は、

 

残念ながら帝王切開せざるを得ないケースもあります。

妊娠中に産科で「逆子」の診断を受けて、上記のような特殊なケースでないことが分かれば、慌てず騒がず鍼灸院に直行、でいいと思います。(笑)

普通に東洋医学を勉強しておられる先生であれば、必ず治して下さる筈です。

 

 

ただしかし、何でもかんでも考えなしに「至陰のお灸」という先生は怪しいですぞ!!

 

 

全く東洋医学的な診たてに基づいていない可能性があります。

 

こんな風に、徐々に徐々に東洋医学の守備範囲が広い、という認識が広がることは、とてもイイことですね。

 

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嬉しいプレゼント

2010.02.13

アトピー性皮膚炎で通院中のSちゃん(6歳、女の子)から、うれしいプレゼントをいただきました!

 

 

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↑Sちゃん的、「使用済み鍼入れ」だそうです!(笑)そして・・・

 

 

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↑Sちゃんからのバレンタインプレゼントです(笑)「せんせい」を「せいせい」って書いちゃってますが…(苦笑)

 

 

・・・彼女は開院してすぐに清明院の患者さんとなり、今やすっかり鍼の虜になられたようです。

 


経過も良好であります。


(しかしまさかチョコの上に「はり」と入れてくるとは・・・。(嬉))

 


Sちゃんのように、小児にも「はり」が有効だということ、どんどん世の中にアピールしていきたいと思います。

 

 

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