東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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爆釣!!

2015.03.30

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昨日も行ってきましたよ~

(さらに…)

形のあるような無いような世界 3

2015.01.19

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これまでのお話

形のあるような無いような世界
形のあるような無いような世界 2   参照

 


では続きいきます。

 

東洋医学は、気の医学。

 


あの手この手を使って、最終的には「気」というものを如何に正しく動かすか、というところに主眼が置かれる。

 


 

とはいえ、東洋医学にも、「形」という概念は存在する。

 


これまで、このブログ上の様々な記事(五臓六腑などに関するもの)に書いてきた通りだ。

 

しかし、どこをみても、西洋医学による「形」に対する分析のような「写実的精緻さ」はない。

 


これはなぜなら、東洋医学(東洋哲学)は、形よりも気(機能)、言い変えれば、人体と大自然との調和も含めた有機的な連関性と調和の具合、つまり

「人体内、および人体内外の全体的なバランス」

を最優先し、そこにこそ、最も注目するからだ。

 

(・・・と、僕は考えています。)

 

この観点からすれば、局所の詳細な分析や描写は、相対的に”些末な問題”となる。

 

東洋医学(東洋哲学)では、西洋医学のような手法で、「形」を精緻に分析していったところで、それを組み合わせてできるものは、所詮”ミックスジュース”に過ぎず、

 

この大自然、大宇宙の中における、小宇宙である人体、生命の動き、ダイナミズムを表現するには不十分、と考えていたのだろう。

 

このような観点から、生命、自然を「よりリアルに」表現し、理解するためには、物理的な臓器や各器官の写実的な描写や分類よりも、それらの間隙、及び全身、果ては全宇宙に存在し、

 

それらを繋ぎ合わせ、1個体を1個体たらしめる、一体不可分な「気」の動的なバランスにこそ、括目したのだろう。

 



 

ところで、東洋医学の病理産物に、「痰」と呼ばれるものが存在する。


「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について
「怪病多痰(かいびょうたたん)」という言葉 参照

 


一般的な認識からしたら、カゼひいたときなどにノドに絡む、白や黄色のネバネバした液状の物質を想像するであろう。

 


しかし、東洋医学では、それのみではなく、「痰」は全身各所に瀰漫し、気の正常な運行を阻害するもの、と考えている。

 


その分類として、「有形の痰」とか、「無形の痰」という言い方がある。

 

有形はともかく、この、”無形の痰”というのは何だろうか。

 

これはまさに、


”形として凝集してはいないが、今後、痰になる、前駆的な無形の気の停滞状態”

のことを言っているのだ。

 


このように、東洋医学では「気」を重視するがゆえに、無形から有形、有形から無形の連続性を細かく表現することが出来、それに応じた治療方法を考えることが出来る、ということ。

有形の邪気として凝聚する前に、叩くことが出来る。

 


あるいは凝聚した有形の邪気を霧散させることが出来たならば、それが再度凝聚しないように、散らし続けることが出来る。

 

つまり積極的、選択的に病を予防できるのだ。

 

これを「治未病」というのであって、西洋医学的な「予防」とは趣を異にする。

 

極めてタクティカルなのだ。

 

続く

 

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自分の体調を考慮に入れた鍼

2014.10.29

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最近、カゼひきさんが多いですねー。

(さらに…)

大暑!!

2014.07.27

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23日から、24節気では「大暑」であります。

大暑とは・・・、

「一年中で最も暑さが厳しい時期」

という事になっています。

確かにそうですね。(笑)

いやー毎日毎日、暑い暑い!!

しかし、僕は暑いの大好きです。

僕の地元は、日本一暑い地域、群馬県前橋市。

都内の暑さも、どうってことない。

むしろテンション上がります。(笑)

・・・まあ、暑い暑いと文句や不平不満ばかり言っている人は、もし涼しいところに住んでも、今度は違うことで不平不満を言うんではないでしょうかねえ。(苦笑)


こういう暑い時期に流行る病気というのは、大体決まってますね。

今週も関東を中心に”ヘルパンギーナ”なんていう病気が流行っているというニュースがありました。

まあいわゆる「夏カゼ」ってやつですね。

他にも、熱中症もそう、クーラー病もそう、下痢など、消化器症状もそう。

「熱中症」について(その6) 参照

どうなるか分かってれば、前もってどうすれば予防できるか、考える事が出来ます。

もし発症しても軽く済むし、粛々と治療に移ることができます。


イヤー鍼はホントによく効く。

毎日実感します。

 

世界中全員やるべきだ。

 

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患者さんに電話報告してもらう重要性

2014.06.08

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こないだ、学校での講義中に、

「急性疾患を見た場合、必ずその日か、次の日に電話してもらって、患者さんの容体を確認します。」


と言ったところ、声にこそ出さないものの、学生さんの表情から、


「ええ~!?そこまでするの~??」


みたいなリアクションがあった。


・・・いやいや、正直、こんなん当たり前です。

 

僕が知っている鍼の先生は、全員やっているんじゃないでしょうか。

清明院では、今朝からまさに体調が崩れたとか、昨日から体調が崩れたとか、カゼやギックリ腰などの軽いものも含め、

急性疾患の患者さんが毎日のように見えます。

だからほぼ毎日、2、3人の患者さんから「症状報告電話」があります。

たとえ、治療直後の状態がよかったとしても、それで安心はできません。

また、治療直後に症状の変化がなくても、脈や舌、その他の所見が良性の変化を示していれば、それで帰ってもらいます。

そうした場合、その後どうなったか、キチッと確認し、把握しておかなかったら、無責任だと考えます。

ですので、清明院では電話報告を重要視しています。

 


もう一度言うけど、正直、こんなん当たり前です。

 

 

普通のことです。

 

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5月(一社)北辰会エキスパートコース大阪会場

2014.05.20

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18日の日曜日は、大阪で行われた(一社)北辰会エキスパートコース大阪会場に参加してきました!!

そして昨日、19日の月曜日は藤本漢祥院研修により、外来は休診いただきました。

初診予約のお電話いただいた患者様各位、ご迷惑おかけしました。

18日の午前中は、刺鍼実技訓練。

講師候補以上の先生方同士で、実際に体表観察して、鍼を打ってみるという訓練です。

それにしても、先生方、一人一人違う。

(笑・・・もちろん基本は共有できてますが。)

同じ鍼を使って、同じような刺し方ですが、こうも違うか、という、それぞれの刺鍼術。

スピード、繊細さ、豪快さ、基本に忠実な丁寧さ。

一人一人が、絶え間ない実践の中で培ってきた感覚なんでしょう。

基本は北辰会方式独特の刺鍼術を踏襲しているんですが、それぞれに刺し方が微妙に違う。

でもまあ、これが鍼灸のよさなんでしょう。

要は痛くなく刺せて、各々の診たて、目的通りの気の動きが、その鍼によって得られればいいのです。

そして午後は関東支部支部長、尾崎真哉先生による症例報告。

高齢の御婦人の、カゼから意識混濁、失禁にまで陥った難しい症例を、見事に回復させた、素晴らしい症例でした。

咄嗟の時に、的確な判断が出来ないと、なかなかああいう治療はできません。

そして最後は体表観察実技。

今回私は「まさに大阪」って感じのパワフルな先生とペアでしたが、凄かったです。。。(苦笑)

そして終わった後は酒。

翌日は漢祥院研修と酒。。。

・・・さて、ここで得た財産を、治療に還元します!

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カテゴリー追加!!

2014.04.02

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このブログの記事数も増えてきました。

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急患さん

2014.03.25

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清明院の治療スタイルは北辰会方式、

カルテ記入~問診~体表観察~病態説明~治療~休憩~養生指導

という、実に3時間にわたる長い初診から始まります。

(さらに…)

「柴胡桂枝湯証」という状態 その6

2014.02.25

DSC_0449

 

 

 

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これまでのお話・・・

 


「柴胡桂枝湯証(さいこけいしとうしょう)」という状態
 
「柴胡桂枝湯証」という状態 その2
            
「柴胡桂枝湯証」という状態 その3
                
「柴胡桂枝湯証」という状態 その4
     
 「柴胡桂枝湯証」という状態 その5
                   参照

 


では続きです。

 

というか、そろそろいったん終わります。(*‘∀‘)

 


僕のような、しがない鍼灸師ごときが、この、非常に、専門的知識と経験なくしては語れない、漢方薬というものについて、あれこれエラそーに語ってると、

 

漢方家の先生方から怒られちゃいますんでね。(笑)

 


まあ今回、

「柴胡桂枝湯」

という、非常に有名な漢方薬の紹介を通じて、

「小柴胡湯」と「桂枝湯」

とか、それを考える上でバックボーンになる考え方としての

「六経弁証」

や、

「合病」「併病」「壊病」

という、いわゆる”カゼ”に対する東洋医学的な考え方の基本中の基本を紹介しました。

 

僕ら鍼灸師も、漢方薬と手法は違えど、いわゆる”カゼ”を治療するときは、こういう考え方の素養がないと、無理だと思います。

 


カゼだからどこそこのツボに鍼だとか灸だとか、そんなもんじゃないんです、東洋医学は。

 


だから、例えば「柴胡桂枝湯」を飲むことで起こるような変化を、鍼でやろうとすれば、参考として挙げられるツボはいくつかあるけど、

実際は無数のパターンが存在するし、手法(刺し方)も含めて無限にある、と思います。

 

大事なのは、その患者さんの病態が、今まさに「柴胡桂枝湯証」の状態に相当するかどうかが、その術者に分かっているかどうか、ということなんです。

 

そうであれば、ツボがどこであれ、手法がどうであれ、治療した後の変化から、その治療が間違っているか間違っていないか、あるいはもっといい方法はないか、という検討が出来るのです。

 

東洋医学的に。

 

「柴胡桂枝湯証」という状態 その7    に続く

 

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「柴胡桂枝湯証」という状態 その5

2014.02.18

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これまでのお話・・・

 


「柴胡桂枝湯証(さいこけいしとうしょう)」という状態
 
「柴胡桂枝湯証」という状態 その2
            
「柴胡桂枝湯証」という状態 その3
                
「柴胡桂枝湯証」という状態 その4
                         参照

 


では続きです。

 

前回、東洋医学において、いわゆる”カゼひきさん”を考えるうえでの基本となる、6パターンの分類を紹介しました。

 


そういう風にカゼひきさんを6パターンに分けて考えることを「六経弁証(りっけいべんしょう)」なんて言ったりします。

 


その六経弁証の六通り、一つ一つのパターンが、場合によっては「同時に」出てくる場合がある、というお話もしました。

 


この話のテーマである「柴胡桂枝湯」は、その6パターンの中の”太陽病”と”少陽病”が同時に起こった場合だ、という話もしました。

 

そうやって、同時に出てくる場合にも、実はその出方によって、分類があります。

 


それを「合病(ごうびょう)」とか、「併病(へいびょう)」と言います。

 


「合病」の場合は、上記の6パターンのうち、2,3のパターンが同時に、先後の別なく同時に発生するものをいい、

 


「併病」の場合は、あるパターンが治らないうちに次のパターンが生じたもので、先後の区別があるものを言います。

 


因みにちょっと話は逸れますが、「壊病(えびょう)」という考え方もあります。

 


これは6パターンのうち、あるパターンを呈していたものに対して、間違った治療をして、悪化させてしまい、違うパターンに移行(悪化)してしまったモノを言います。

 


・・・まあさておき、たとえ、太陽病と少陽病が同時に存在するケースであっても、「合病」と「併病」では、治療方法が違います。

 


漢方薬が違います。

 

ということは、鍼灸で言えば、ツボが違ったり、同じツボでも刺し方が全然違ったりするわけです。

 


こういう風に考えていくと、単なるカゼひきと言っても、東洋医学ではめちゃめちゃ多彩なパターン分けを想定している、ということです。

 

西洋医学では、鼻水やせきやくしゃみ、のどの痛みや節々の痛みなどがあった時、単なるカゼか、インフルエンザか、アレルギーか、ということを非常に重要視しますが、

 

東洋医学では、たとえば上記のような分類方法を使って、カテゴリー分けして治療します。

 

(もちろん、いわゆる”カゼひきさん”を考える上での物差しは、六経弁証だけではありません。)

 


「柴胡桂枝湯証」という状態 その6    続く

 

 

 

 

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