東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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友人の結婚式に出席

2011.04.04

昨日は、大阪で、蓮風先生の緊急特別講演『被災緊急時の鍼灸』が行われていました。

非常に素晴らしい内容だったようです。

コレの感想は、参加された先生がきっとそれぞれのブログとかに書くことでしょうから、そちらを楽しみにするとします。

実は前から決まっていたんだけど、残念ながら僕は昨日は参加できていないのです・・・。

ではどこにいたかと言うと、実は昨日は群馬で友達の結婚式に参加していました!!(祝)

その彼は、10代の頃からの僕の友人で、今では立派な社長さんです。

僕が10代の頃に遊んでいた面々の半分以上は、今は何らかの業種の社長をやっております。

(みんな当時、口々に”社長になりたい”、”トップになりたい”と言っていましたしネ・・・。ひとまずは夢が叶っているんじゃないでしょうか。(笑))

僕が東京に来てからも何度か治療を受けに来たり、遊びに来たりと、以前からとても仲のいいやつです。

今回の結婚式も、何カ月か前に、わざわざ群馬から新宿まで、手渡しで招待状を持ってきました。(苦笑)

本人は、

「いやいや、遊びに来たついでだから!」

と言っていたけど、そこまでしてもらって、その日は勉強会があるから行けないわ、とは言えません。

もちろん出席に〇です。(笑)

まあ~、2次会は最終的にヒドイ状態になりましたが(苦笑)、久々に地元のみんなの顔も見れましたし、精神を充電してきました!!

今日から再び、頑張りまっす!!!

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東洋学術出版社から・・・

2011.02.25

今日はちょっとカタイお話。(苦笑)

・・・今日、東洋学術出版社から、とある勉強会の案内がメールで届きました。

なんでも、

中医学(ちゅういがく)の教育がそれほど整っていない学校の学生さんや、あるいは整っていなかった学校を卒業したOBの方など

を主な対象とした勉強会をやるそうで、講義名は

「中医弁証(ちゅういべんしょう)トレーニング」

と題して、全4回のシリーズ講義だそうです。

講師は、清明院のスタッフは僕も含めて全員お世話になったことがある、東京衛生学園の兵頭明(ひょうどうあきら)先生だそうです。

詳細はこちら

兵頭明先生は日本の中医学教育の草分け的存在の一人であり、東洋学術出版社という出版社も、

我々の勉強にとって欠かせない、数多くの貴重な良書を出版して下さっております。

最近ではインターネットを使って、有料で講義そのものを試聴できるサービスまで始めています。

興味のある方はこちら

・・・まあ現状、世界レベルで東洋医学を考えた場合に、共通の用語、共通の考え方に基づいて、

世界中の東洋医学者が討論できうる東洋医学の理論ツールと言ったら、「中医学」をベースに置く以外にないだろうと思います。

簡単に言うと、現在、世界中で最も広まりつつある(メジャーになりつつある)東洋医学なんじゃないかと思います。

「中医学」というのは、以前書いたように、新中国が国家主導でまとめ上げた、大変論理性の高い医学です。

東洋医学と中医学 参照

(・・・まあ、色々と問題はあるにせよ・・・です。)

(社)北辰会も理論のベースにはこの「中医学」を置いています。

兵頭先生が教鞭をとっておられる、大森にある東京衛生学園専門学校も、国内でも特に積極的に中医学教育を実践している学校の一つです。

僕自身、学生時代にこの「中医学」の教科書と出会えたから、東洋医学に夢中になれた面が多分にあります。

この中医学教育が、残念なことに日本ではなかなか浸透していません。

現在、鍼灸学生が授業で使用している『東洋医学概論』という教科書がありますが、これも中医学をベースにしているとは言えません。

(というか、ベースがハッキリしないように思います・・・。)

その分、よく分からず、東洋医学というもの自体に混乱、曲解してしまう学生が多いのが現状です。

中には、「中医学」がどういうものかもよく分からずに、勉強したこともないのに、変に批判する学校教員や学生までいる始末です。

批判するにしたって、批判する対象をよく勉強してもいないのに批判できる神経が、僕には意味不明であります。

単なる近所迷惑です。(苦笑)

僕個人的には、東洋医学という膨大な学問を一生をかけてキチッと理解していく上で、

最初の段階で「軸」に据えるのに最もいいのが現状では中医学だと思っています。

基礎基本としての中医学教育が、もっと活発化することを望みます。

コレを読んで下さっている学生諸氏や、中医学に興味はあるけど疎い駆け出し鍼灸師の方は、ぜひ参加してみたらいいと思います。

「百聞は一見にしかず」

です。

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オフの過ごし方

2010.10.17

今日は久々の完全オフでした。

僕にとって、非常に貴重なこの「完全オフ」なんですが、過ごし方は大体決まっております。

・・・1日寝てます。(笑)

僕は幼いころから、自分でも驚くほど長時間寝ることが可能です。

(これはある意味特技なんです。)

今日もその特技を、いかんなく発揮しました。

寝ていると、人間は夢の中で、時間も空間も超えることが出来ます。

遠くに行ったり、幼いころに行ったり、逆に未来に行ったり、普段会えない人にあったり、「夢」という幻影の中ではありますが、現実から遠く離れた旅に出ることが出来ます。

今日もその旅を楽しんできました。(笑)

・・・しかしながら、「夢」と「現実」は表裏一体、つながっています。

完全に乖離してはいけませんし、「非現実」を「非現実」だとわきまえなくてはいけません。

だから、それが出来るから、長時間寝て、色んな「夢」を楽しむことが出来るんです。

僕の長時間睡眠は「逃避」ではなく現実的な「趣味」なんです。

でもこれは皆さんにはあまりお勧めできない「休日の過ごし方」であります。(苦笑)

・・・ま、明日からまた頑張ります!

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最近の出来事

2010.07.13

ワールドカップがスペインの優勝で幕を閉じました。決勝戦、激しい試合でしたネ。

 

今回のワールドカップは日本がベスト16ということで、日本国内もずいぶん熱狂しました。

 

 

本田や遠藤という、新たなスターも生まれました。

 

 

前々回の時も盛り上がりましたが、今回もなかなかのもんでしたネ。

 

ちなみに8年前の熱狂の時、僕は渋谷駅周辺にいました。(笑)

 

 

あの時はすごかった・・・。

 

 

日本も捨てたもんじゃないなー、と思いましたね。

 

今回のワールドカップも、まだまだ各方面にかなりポジティブな影響を及ぼすであろうと思います。

 

本田が帰国後のテレビ出演をすべて断って、母校を訪問し、学生に「夢を見ることの大切さ」を説いた、というニュースを見た時、

「・・・あー、カッコいいなー、やるなぁ本田!」

と思いました。

 

 

彼は初戦のゴールも、デンマーク戦のゴールも、インタビューにはえらく淡々と応じていましたね。

 

 

ホントに「サッカーが好きなだけ、ただそれだけ」なんでしょうね。

 

僕もそうありたい、と思います。

 

・・・ところで、参議院選挙で民主党が過半数割れました。

 

今度は逆にねじれちゃいましたネ。(苦笑)

 

 

・・・コレって要はもうすでに、「どの党が」とかじゃなくて、「政治」そのものに対する国民の不信感が反映されているんだと思います。

 

明治以来、あまりにも変わり映えしない政治体制に、みんな飽き飽きしちゃってて、

「どうせ誰がやったって一緒だから、もうどーでもいーよ。それより明日の自分の仕事のことを考えよっと。」

・・・になっちゃってるんだと思います。

 

 

清明院の患者さんでも、そうおっしゃる方は多いです。

 

ここらでいっそのこと政党だの派閥だの、官僚だの、「一回全部バラシ」にした方がいいんじゃないかな、と思うのは僕だけではないはずです。

まあ、ばらしたところで、次に「本気」の人が集まらないと意味がないとは思いますが・・・。

 

本当の意味で「政治家やってるのが好きなだけ。ただそれだけ。」の人たちがネ。

 

(本当の意味の”政治”ですよ!お金と権力、という意味ではありません。)

 

自分が本当に、心の底から「いい」と思ってないことをやっていても、人の心を動かすことはなかなかできませんよね。

・・・東洋医学は「いい」ですよ。(笑)

 

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「心」って何ですか?(その4)

2010.05.31

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これまでのお話・・・

「心」って何ですか?(その1)
「心」って何ですか?(その2)
「心」って何ですか?(その3)

 


・・・まだまだ続きますよ~!

 

☆心は舌と関係が深い


東洋医学では、

「舌診(ぜっしん)」

と言って、舌の色や形、動き具合や舌に生えている苔の状態などをよく観察することで、正確な診断の材料にします。

 

これは我々にとって非常に重要で有益な情報を与えてくれる診察法であり、毎回の診療において、欠かすことのできないものであります。

 

そしてこの”舌”そのものには、五臓では心、それから脾が大きく関与します。

 


脾についてはまた今度説明しようと思いますが、心という臓は、(その1)で述べたように、ものを覚えたり、考えたり、判断したりする、

 

精神的な働きの中枢である、と述べました。

 


また同時に、心は触覚や味覚、嗅覚など、あらゆる感覚を感知する働きもある、とされています。

(西洋医学では、そういった働きの中心は”脳”である、と説明しますが、東洋医学では”心”と説明します。)

 


舌と言えば、当然ながら、味覚を感知する、重要な感覚器ですよね?

 

また、上手にしゃべる時、ものを食べる時に大活躍する部位でもあります。

 


これらの働きには心の臓が大きく関与することから、

「舌は心の苗(びょう)たり」

と言われ、心に異常が起こると、うまくしゃべれなくなったり、味が分からくなったり、舌そのものがピリピリと痛んだりします。

 

(唐容川『血証論』吐血の項 参照)

 

 

こういった症状のある時、鍼でもって「心」を調整してやると、症状が取れることが多いのです。

 


・・・ところで、

「西洋医学が言う「脳」の働きを「心」に置き換えるなんて、随分ブッ飛んだ発想だナー・・・。」

と思う人も多いんじゃないかと思います。

 

そこで一つ、有名な話を紹介します。

 

亀節子さんという人が書いた、

意識の闇、無意識の光』

という本の中に出てくる話なんですが、

(この本は、かのユングを日本に紹介した第一人者である、河合隼雄先生も推薦されている本です。興味のある方はどうぞ。)

 

心臓と肺を移植したとある女性患者が、それ以来、嗜好がすっかり変わってしまったというお話で、
 

術後彼女は、フライドチキン、ピーマン、冷たいビールなどを非常に欲しがるようにり、さらに、ブロンドの女性との情事を期待している自分を発見した。

それからしばらくして、自分に接吻したティムという名の青年を、深い息とともに体内に呑みこんでしまうという、わけの分からぬ夢を見た。

その後、新聞の死亡記事から、自分のドナーが、夢と同じティムという名前だったことを知って、彼の両親に会いに行った彼女は、ようやく彼女の身の上に起きた変化の原因らしい事実にいきついた。

オートバイに乗っていて事故死したティムは、ピーマンやフライドチキンや冷たいビール、それにブロンドの女性が好きな18の青年だったのだ。

この驚くべき体験から、心臓の提供者と患者との関係を調べていくと、たくさんの人が、この患者とよく似た体験をしていることが判明した。

・・・というお話です。

 


「心は神を蔵し、精神活動の中枢となる」
と、2500年前にさらりと述べている東洋医学、恐るべし・・。

 

(次回に続く)

 

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「肝」って何ですか?(その4)

2010.05.01

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これまでのお話・・・

「肝(かん)」って何ですか?(その1)
「肝」って何ですか?(その2)
「肝」って何ですか?(その3)

 

肝という臓は、人間の体の中でも大変重要な臓でして、上記以外にもまだまだ働きはあります。

 

話があまりマニアックになっていきますと、患者さん向きでなくなるんで、このブログでは極力専門用語は使わずに、分かりやすく解説していこうかな、と思ってます。

(まあ専門家の先生方には、そういうサイトや本がいくらでもあるしね。)

・・・てな訳で今日も、肝の働き、いけるとこまで。

 

◆肝は「目」に関わる

 


・・・これも結局は、「髪」や「爪」と同様に、「目」を養っているのは「血」だから、というオチであります。


肝にためこまれている「血」が十分であり、ちゃんと目に十二分にいきわたっていれば、少々長い時間本を読んでも、PC作業をしても、

 

目が疲れたりかすんだりすることはありません。

 

清明院でも、よく患者さんの下まぶたを下げて(いわゆる”アッカンベー”ね。)、白くなってないかどうか診させていただくことがありますが、


下まぶたをめくった時の色が白くなっていれば、


「あ、肝がためてる血が少ないか、ためてる量はあっても、何らかの原因で、目にきちんと行きわたってないな。」


と考えます。

 

他にも、白内障や緑内障、疲労性の網膜剥離などなど、眼科のあらゆる病気は、東洋医学的には「肝」の異常を中心として起こっていることが少なくありません。

 

◆肝は「魂(こん)」を蔵(ぞう)す


・・・コレ、響きからして、いかにも東洋医学~!って感じでしょ?(笑)

「一体なんなのだ、この「魂(こん)」というものは!?ワケのわからんことを言うな!!」

と、僕も学生の頃は思っていました。

これについて細かく細かく解説をしていくと、どんどん肝の話から逸れていきますし、僕自身が年末に北辰会で講義する内容のネタばらしにもなっていきそうですんで、ここではごく簡単に述べてみます。

ここで言う「魂(こん)」ていうのも、人体を循環する「気」の一種だと考えて下さい。

つまり、生きている人間の体の中を絶えず流動し、心身のバランス調節をしてくれているものの一つです。

(「気」については、「気」ってなんですか? 参照)

 

で、「魂」は、日中活動時は「気」のように全身を行ったり来たりしていますが、睡眠時は、「肝の臓」に戻る、という運動パターンを持っています。

「肝の臓」が家だとすると、その家の主人が「魂」といった感じです。

 


このように肝の臓は、「血」であったり「魂」であったり、色々な重要なものを”蓄える”という性質があるということが、肝の臓を理解する上ではひとつ、重要です。

 


 

・・・で、「魂(こん)」「気」との違いはどうかというと、「気」が全身を巡って、”全ての生命活動を”調整するものであるのに対して、「魂」は、

「人間の無意識の精神活動を調節しているもの」

と言われます。

(笑・・・分かりにくいねえ~)

 

要はこの、「無意識の精神活動」っていうものは、僕らが普段、普通に「意識的に」やっていることの”支え”であり”裏”となっているものです。

 

例えば、「何かしよう」と思う時も、それを実際に行動に移す時も、その背後には、必ずこの「魂」の働きがある、ということです。

 


だから、目立ちませんが、大変重要なものです。

 

この「魂」の働きの具体例としてよく言われるのは、「夢」や意識昏迷状態での「うわごと」などです。

「夢」についてはかつて「夢」はなぜ見る?にちょこっと書いてますのでご参考あれ。)

 

 

本来は、「寝てる」という状態であれば、人間は当然無意識状態ですから、「魂」の出番はありません。

 

だから寝ている時は「魂」「肝」におとなしく帰っています。

(その時「魂は肝に蔵されている」わけね。)

 


しかし肝が病になると、この「魂」が不安定になって、(肝の臓に蔵することが出来なくなって)寝ている間も肝に帰らなくなります。

 

(非行少年のように、夜遊びし出すわけです)

 

そうすると、「夢」をよく見て、しかもそれをいつまでも覚えている、という病的な現象が起こります。

 

これを東洋医学では「多夢(たむ)」と呼び、うわごとや、酷いものでは夢遊病なども含めて、「魂(こん)」が夜の間に肝の外で遊んだ、

 

という意味で、「遊魂(ゆうこん)現象」なんて言います。(笑)

 

・・・面白いですねえ。(笑)

 

東洋医学にはこういう、西洋医学にはない、独特の病のとらえ方がたーくさんあります。

 

どれもとても面白いです。

 

しかしもちろん、この医学は面白いだけで終わりません。

 

例えば上記のような、毎晩毎晩、悪夢にうなされて睡眠不足で困っている、という患者さんがいた時に、これを”遊魂現象”と考え、「肝」に着眼して診察し、

実際に肝の病が中心だ、と確定したとします。

 


そして、それを上手に治療していくことによって、夢を見なくなり、ぐっすり眠れるようになる、

 

そして、それに伴って、肝の臓に関する病的なツボの反応やその他の症状が体から消えていく、という現象が「現実に」起こるんです。

 

そういう症例を実際に経験するたび、東洋医学はこのような一見不可思議な説明から、確かに一部「真実」を捕まえている、と再確認出来る訳であります。

 

 


次回につづく。

 

 

 

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朝青龍引退について

2010.02.09

たまには、こんなのも書かないとね(笑)

彼の引退については、様々な憶測だとか、色んな見方があるようですが、どれも結局彼の素行における「品格のなさ」が問題になっているようですね。

まあ朝青龍自身から言わせれば、

「それを言われて、辞めろと言われればしょうがない、ならばせめて強制的に辞めさせられるよりも自分から辞めてやる~!!日本伝統文化なんて、知るか~!さんざんピエロにしたくせに~!」

みたいなノリではないでしょうか。

 

(おそらくね。)

僕が考えるに、彼は「土俵の上では」非常に才能のある関取であり、なおかつ大変な努力家なんだろうと思います。

 

なぜなら、言葉も分からん外国で、しかもそこの国技で、トップに立ち、しかもあれだけ堪能な日本語を話せる、というだけで、その勇気と努力は相当なものだ、というのは、誰が見ても明らかです。

 

しかし、「土俵を降りたら」、普通の29歳の青年だったんですね。色んなところからちやほやされて、お金をたくさんもらえる中で、徐々に徐々に「慢心」してしまったんでしょう。

 

優しすぎる見解なのかもしれないけど、コレは僕は、「無理もないよ」と思っています。

 

 

一時期のスター不在の相撲界は、興行としては朝青龍がいなかったらもたなかった、といっても過言ではないでしょう。

 

だからおそらく相撲界自体にも「朝青龍さまさま~♪」みたいなノリがあったことでしょう。

 

自分の業界の中からも外からも、さらには自分の故郷であるモンゴルからもスーパースターとしてちやほやされ、ドバドバお金をもらい、

 

それで慢心するなという方が無理があると思います。

 

てか、そんなに「品格」が大事なら、力士になる前に品格教育を徹底的に厳しくやるか、そもそも横綱にする前に周りが気付きなさい、と思います。

まあ厳しい教育の結果が、この前の内弟子への「かわいがり」とかいう傷害致死事件なのかと思うと、教える側にもすでに品格なんてありゃしませんがね。(*´Д`)

いずれにせよ真相は闇の中であり、分かりませんが、朝青龍という人が、

 

「努力すれば夢はかなう」

 

ということと、

 

「慢心すると手痛いしっぺ返しにあう」

 

という、大事なことを学んだのは間違いないだろうと思います。

 

今後の彼と相撲界に期待したいと思います。

 

 

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鍼灸(師)批判について(その4)

2010.01.17

このシリーズ、最後の話題です。

 


例の気胸事件以降、インターネットに書き込まれた鍼灸批判、鍼灸師批判に対して、鍼灸を擁護する書き込みに対して、

4、「もともと少ない患者を減らさないために必死だね(笑)」

・・・と、書き込んだ人ね、えーっとですねえ、・・何ていうか、

「あのー、何でそんなに性格悪いんですか?何かお辛いことでもあったんですか?」

とお伺いしたいです。(苦笑)

 


・・・まあしかし、鍼灸の患者さんの絶対数が、ほかの医療業種と比較して少ないということは残念ながら事実でしょう。

 

これはあらゆるデータが証明しているでしょう。

 

 

ある調査によれば、国民の鍼灸治療受療率は5%ほどだとか。(苦笑)

 


このブログ上でもHP上でも何度も書いているように、現代の日本においては東洋医学、とりわけ鍼灸医学についてはまだまだ正当に認知されていないという現実があります。

 

だから患者さんとしては最初から鍼にかかりにくい、鍼灸と聞いたら、聞いただけで

「痛そう、熱そう」

となってしまって、最初の一歩がなかなか出ない、という現実があります。

 


例えば患者さんで鍼がよく効いた人がいて、その人が知人に鍼灸を勧めた時に、

「ええ~!痛そうだし熱そうだからやだよ~!!」

と言われてしまうと、それ以上強く勧められない、という感じ(空気)になります。

 


僕はそういう話を聞くたびに、悔しいような思いがします。

 

 


・・・まあ、こんな調子だから、いよいよどこに行っても治らない、という重症の患者さんや、もともと一家で昔から鍼灸治療を受けている人とかぐらいしか、なかなか鍼灸院を訪ねてはきません。

 


こんな現状なので、

慰安でも何でもやりまっせ~!言うこと何でも聞きまっせ~!安くやりまっせ~!

という、医療人としての誇りを失ったような、商魂全開の鍼灸師が増える一方です。

 


以前、噂に聞いて驚いたんですが、都内のとある鍼灸院では、患者さんに、

「今日はどこに鍼を打ちましょうか?」

と聞いてから、患者さんの「指示」に従って鍼を打つところがあるそうです。

 


ここまで行くとどっちが先生だか分りませんね。

(笑・・・まあある意味すごいけどネ)

・・・そうはいっても、鍼灸師だってメシ食わなきゃいけない訳だから・・・と考えると、こういうのは大変切実な部分ではありますが、

 

これは日本の東洋医学の発展を妨げる大きな問題の一つだと思います。

 

 


だから結局、現在僕がたどり着いた結論は、少しづつでもいいから、一人でも多くの人に本当の東洋医学をアピールし、かつ結果を出し、認めてもらい、

 

あの先生はちゃんとした「鍼の医者だ」という信用を勝ち取っていくしかない!ということです。

 

またこんなん言ったら夢がないと言われるかもしれないけど、厳しい世界です。

 


難事業です。

 


でもそれだけにやりがいもあります。

 


出来るようになってしまえば、マジで面白すぎる世界です。

(まあ僕なんて全然まだまだだけどね。でも今の時点でもこんなに楽しいんで、もっと上手くなったらもっと楽しくなるかと思うと、テンション上がります。)

 


ですので、インターネット上で、決して事故そのものを弁護したのではなく、「鍼灸」自体を擁護するようなコメントをした人の気持ちが、僕には分かります。

 


まあ、伝わらなかったみたいだけどね・・・。(悲)

 


・・・まあ以上で「鍼灸(師)批判について」シリーズはひとまず完結します。

 


またどこかで気になる話を耳にしたら、僕なりの考えを述べてみようと思います。

 


言われっぱなしは気分が悪いんでね(笑)

 


・・・しかしまあ、このシリーズを書くにあたっては、実は結構な「勇気」が要りました。

 


ああいう匿名の批判に対して、意見を述べる、ということは、大変怖いことでもあります。

 

 

無視するのが一番利口だなんて、百も承知です。

「こんなこと書いたら、賛否両論になっちゃって、ブログが炎上するんじゃないかしら・・」

とか、

「言葉足らずとか、表現が下手で、うまく伝わらないんじゃないかな・・。」

とか、内心ドキドキしながら書いた面も正直あります。

 


・・・でもね、僕はいつも言うように、今の日本の鍼灸、東洋医学の現状って、絶対おかしいと思うんだけど、
こうなった歴史的背景には、

 

数々の場面で「明確で筋の通った自己主張」をハッキリとしてこなかった鍼灸師にも、責任の一端があると思うんです。


(僕個人的には、ですよ。)

 


なので今回は、稚拙な文章ではありますが、いわれのない批判に対する「僕なりの」意見を少し述べさせていただきました。


少しでも多くの患者さんに、僕の真意が伝わりますように・・・。

 

清明院 院長 竹下 有

 

 

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はるばる・・・(その2)ヨースケ

2009.11.19

今日は、はるばる群馬から、中学時代の同級生のよーすけ君が清明院を見に来てくれました!

なんでも横浜の工事現場で仕事が終わった後、寄ってくれたんだそうです。

 

群馬→横浜で工事→新宿→また群馬と、朝早くから車を自分で運転して1日で動く体力…。

 

相変わらずです。恐れ入ります。

 

↓↓院長椅子に腰かけ、ご満悦の様子のよーすけ君

 

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彼は実は大変ストイックな男で、ボクシングのプロのライセンスを持ってます。(今はやっていませんが・・。)現在では自分で建設会社を立ち上げて頑張っています。

 

将来は探偵になりたいとか夢を語っておりました。(笑)

 

いつも言うようだけど、そういう話を友人から聞くたび、僕も頑張らねば…。と思います。

 


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清明院が出来るまで(その1)

2009.11.15

今日は、「清明院が出来るまで」の流れを振り返ってみたいと思います。

僕はそもそも、この業界に入って3日目には、

「あーこりゃゆくゆくは開業しかあり得ないな~・・・。」

と思っていました。

もともと、誰かの下で動く、ということにすごく窮屈さを覚えるタイプなので(苦笑)、

鍼灸師という資格が持つ独立開業権に魅力を感じて飛びこんだ部分もあります。

・・・しかし、そうはいってもこの業界、そんなに甘くはありません。

この世の中で、鍼灸だけで独立して生計を立てられてる人なんて鍼灸師全体の人数から考えたらそうはいません。

僕のような凡人にそれが可能なんだろうかと、不安に感じることもありました。

「もし今無理に開業したとして、借金背負って首吊ったらしゃれにならんしなー・・・。」

とか、ネガティブ思考になっちゃって、なかなか踏ん切りがつかなかった時期もあります。

・・・でも今は、何とかやれてます。

やっとやっとですが、どうにか食えてます。

人間やっぱ頑張ればそれなりに成長します。

10代のころ、友達とみんなで将来どうしたいとか、何になりたいとか、世の中をこう変えたいとか、

しょっちゅう集まっては無茶な夢を語り合ってたことが、今ようやく現実のものになってきたなんて、なんか感動的です。

(まあ実際は、そんな美しい道のりでもなかったけどね)

清明院開業に関しては、今年(平成21年)の4月ごろから僕の頭の中で徐々に考えをまとめていき、8月下旬頃から具体的に行動開始しました。

やってみると、想定してた以上に色々とやることが山積みで、ヒーコラ言いながら何とかやってましたが、

長年副院長として勤めてきた城西治療院のフォローもあって、どうにか進めることが出来ました。

物件選びとか届出とか、設備の発注とか工事とか、患者さんやこれまでお世話になった方々へのあいさつとか、

HP作成とかパンフレット、名刺作成とか、細かい細かい事まで、非常にタイトなスケジュールの中どうにかこなしていきました。

今日はその工事を手伝いに来てくれた僕の友人を紹介したいと思います。
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左上から、中学時代の同級生の保崎くん、くにおくん、只野くん、左下は今回、只野君の紹介で清明院の工事全般を段どってくれた、

TGK 田村技研

の田村さん、と言います。(清明院HPともリンク)

右下は壁紙クロス、床工事を手伝ってくれた高林さんと言います。

保崎くんは電気工事の会社を、只野くんは内装工事の会社を群馬で自分でやってます。

みんな立派に社長さんになっちゃって、お子さんもたくさん居て、頑張ってます。

悪人相だけど気のいい奴らです。(笑)

工事の最初の日、この3人が来てテキパキと仕事をする姿を見て、僕は感動しました。

「昔はあんなだったのに・・・(笑)やっぱ努力すると人間は成長するナー。」

と思い、3人のこれまでの努力を考えると、軽く泣きそうになりました。

僕も頑張らねば・・・。

次回は清明院の内装に関して、写真を使って書こうかなと思います。

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