東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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Search Results for: 不動心

刺激量の問題 ①(小児の臨床)

2019.06.11

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清明院には、乳幼児から小児の患者さんが多い。

 

 

竹下のキャラからして、意外に思うかもしれないが、開業以来、どういう訳だか、多い。(笑)

 

小児科疾患と東洋医学   

「小児」を含む記事       参照

 

 

因みに、いたって普通にやっているだけです。

 

 

白衣を怖がるからと白衣を脱ぐこともないですし、鍼を見せないようにやったりも別にしません。

 

(むしろ鍼を見せて、”これ刺すけどいいか?”とか言いながらやってます☆)

 

 

院内を、淡いピンクとか青とかえんじ色をふんだんに使った、保育園のような内装にしたことも、1ミクロンもないです。(゚∀゚)

 

 

最近では、子供の前で別におどけてみせたりもしないし、ぬいぐるみやお絵描きその他で気を逸らすことはスタッフに任せているので、僕はまったく普段通りであり、楽チンです。(笑)

 

 

そもそも、開業当時はなんであんなに気構えていたのかな、と、今になって思いますね。(苦笑)

 

 

赤ちゃんであれ小児であれ、普通に人間です。

 

 

であるからして、普通に接すればいいんです。

 

 

不動心ですね。

 

「不動心」を含む記事  参照

 

 

初診時に、親御さんには、いつも通り、大人と同じように、我々の考え方を徹底的に説明します。

 

 

ただ、多くの場合、いつもそれを、お子さんがジーッと横で聞いているのが印象的ですね。

 

(大体は赤ちゃんだろうと、ですね。)

 

 

言葉の意味は分からずとも、顔つきや雰囲気や空気感から、私の真剣度、親の納得度などを全身で感じて、状況を推し量っているのでしょう。

 

 

・・・まあやっぱ、なんだかよく分からなくても、あの先生のところに行くと、痛くないし、なんか楽になる、ということが分かれば、子供は自分から来るようになります。

 

 

なんか前置きが長くなっちゃったけど、刺激量の話がしたかったんだよね。。。(苦笑)

 

 

 

続く

 

 

 

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令和元年、幕を開ける!!

2019.05.01

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今日から「令和」元年初日です!!

 

 

ついに来ましたネ。(^^)

 

 

なんかこう、気分が変わりますな。

 

 

しかしながら、「不動心」で鍼灸臨床に邁進してまいります。

 

 

「生前退位」というのは、平成天皇らしい、色々お考えになった上での、素晴らしい伝統のリアレンジだと思いましたが、過去にもあったようですね。

 

(1817年の光格天皇以来だとか。)

 

 

昭和から平成に変わった時、僕は小学生でしたが、1月初めに昭和天皇崩御のニュースを、確かスキーに行っていた旅館で聞きました。

 

 

子供ながらに、大人たちが騒いでいたのを覚えています。

 

 

そして、朝から晩まで、テレビがすべて昭和特集になり、戦前~戦争~戦後の高度経済成長期の映像が延々と流れ、アニメやドラマやお笑い番組が全く見れなくなったことが、

 

実につまらなかったことを覚えています。(笑)

 

 

・・・令和ではどうなるんでしょうね。

 

 

平成の日本は、戦争こそなかった(一部異論もあるようですが。。)ですが、バブル崩壊からの不況、就職氷河期、宗教ブーム、オウム真理教によるテロ、

 

雲仙普賢岳や阪神大震災や東北大震災に代表される、様々な自然災害がありましたね。

 

 

世界情勢では湾岸戦争(中東問題)、米国の同時多発テロ、パレスチナ問題、北朝鮮問題、日中関係、日韓関係の緊張、EU問題、リーマンショックなどなど、

 

世界大戦にはならないものの、その火種とも取れるような紛争や経済問題が、いつまでたっても終わりません。。。

 

 

僕ら東洋医学、鍼灸医学はどうなるんでしょうか。

 

 

明治維新で「政治的法難」とも言える憂き目に遭い、大正~昭和初期に一部の先生方の奮闘で、どうにか復興しようとしたものの、敗戦で再び法難に遭い、

 

それでも形を変えながら徐々に息を吹き返し、昭和後期から平成と、「数的には」増してきたこの医学。

 

 

世界的には東洋医学(中国伝統医学)に期待の目が向いてきています。

 

 

さて、令和の時代、どこまで行けるか。

 

 

みんなで頑張り、盛り上げたいですね。(^^)

 

 

 

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銀行へ

2018.08.03

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本日は銀行へ。。。

 

 

まあこれも大事な、院長業務であります。

 

 

ホントは嫌でも、やらざるを得ません。

 

 

なんか今週は、臨床以外のところにエネルギーを割かなくてはいけないことが続いて、基本的にやでしたね。。。

 

 

でも、これも修行。

 

 

どんな業界でもそうですが、プロの世界というのは、常にいい状態で現場に臨めるとは限りません。

 

 

いい時もあれば、悪い時もある。

 

 

悪条件が重なることだってある訳です。

 

 

そういう時でも、パフォーマンスを如何に落とさないか。

 

 

如何に不動心でいられるか。

 

 

これが試されている訳です。

 

 

・・・まあでも、お蔭さんで溜まっていた業務がスッキリと片付いたので、来週はガッツリと臨床に集中できそうです☆

 

 

やったるで~~(*‘∀‘)

 

 

 

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会務やらなんやら。

2018.02.18

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・・・いやー、2018、始まってからほぼ1日も休んでいません。(笑)

 

 

新しい会務、新しい業界の仕事が舞い込んできています。

 

 

休みになると、休んでいられず、どっかに行っちゃってます。

 

 

まあ、お陰様で忙しくさせていただいております。

 

 

しかし、「忙しい」「忙」「心を亡くす」と書きます。

 

 

この医学は心持の大事。

 

 

不動心の大事です。

 

 

気をつけねばなりません。

 

 

 

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産経新聞にこんな記事が。

2018.01.10

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FBなんかではだいぶ拡散していて、もうすでに周知の人も多いかと思いますが、昨日の産経新聞にこんな記事が載りました。

 

 

産経新聞20180109

 

 

(Web版はこちら

 

 

今日、何人かの患者さんから、この記事のことを言われました。

 

 

やっぱり全国紙、五大紙に載るというのはスゴイことなんでしょうかね。(苦笑)

 

 

・・・まあ、ひとまずは喜ばしいことと思います。

 

 

この記事に書かれているICD(国際疾病分類)については、先日書いた通り。

 

国際標準化の流れ 参照

 

 

明治維新以来、約150年もの間、過去の遺物扱い、ゴミ同然の扱いを受け、苦汁辛酸をなめ続けてきた東洋医学が、平成30年の節目に、いよいよ本来の評価を取り戻しつつありますかね。

 

 

さて、これからどうなるか。

 

 

見ものですな。

 

 

まあ僕としては、このブログでずーっと書いてきたように、鍼を初めて持った最初から一貫して、

 

「漢方、鍼灸は医学である。」

 

という認識、主張ですから、普段通り患者さんをやるだけです。

 

 

鍼灸漢方は、WHOが認めなくても医学だよ。

 

 

不動心。

 

 

 

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7月(一社)北辰会スタンダードコース大阪会場に参加してきました!!

2017.07.04

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7.2の日曜日は、大阪で行われた(一社)北辰会スタンダードコースに参加してきました!!

 

 

午前中は実技訓練。

 

 

デモンストレーションは大阪の大仙堂の院長、山本克仁先生です。

 

 

山本先生は僕と同年代ですが、非常に高い技術を持った先生です。

 

 

あとやっぱり、北辰会の実技デモは、スクリーンの映像がとても綺麗です。

 

 

裏方の映像関係の先生方の素晴らしさがよく分かりますね。

 

 

そして午後は私から座学講義

 

「六淫の外邪、内生五邪」

 

です。

 

 

初っ端から、PCにトラブルがあって10分ほどロスするというハプニングがありましたが(笑)、これもまあ、鍼の神からのメッセージでしょう。(゚∀゚)

 

 

慣れない本部での講義で、しかも3時間講義で、しかもEラーニング用の撮影講義ということで、じゃっかん焦りましたが、

 

ああいうトラブル、ハプニング時にどれだけ不動心でいられるか。

 

 

臨床とはそういうものです。

 

 

・・・で、冷静に講義を進めたつもりでしたが、前半走り過ぎて、最後は時間が余っちゃいました☆(苦笑)

 

 

まあ、今度喋る機会があったらリベンジしようかな、と思います。

 

 

 

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わずかな変化を手掛かりに突破する

2017.06.05

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再診の際、患者さんに問う。

 

「症状の方は如何ですか?」

 

と。

 

 

患者さんがバツが悪そうに言う。

 

「変わりません。。。」

 

と。

 

 

そこで狼狽しないこと。

 

 

こっちはキッチリ診立てて、数千年の知恵を施したのだ。

 

 

そこに先ず、自信を持つべきだ。

 

 

患者さんの体には、必ず何かが起こっているはずだ。

 

 

その考えを前提に、丁寧に体表を観察する。

 

 

すると明らかに、前回よりも好転している所見を見つけることが出来るはず。

 

 

そこで、その所見の変化を基に、患者さんに改めて問う。

 

「では睡眠の状況はどうですか?」

 

「お通じの状態はどうですか?」

 

「食欲に関してはどうですか?」

 

などと。

 

 

そうすると、必ず何かしらの良性の変化が出ているものです。

 

 

それを手掛かりに、主訴と結びつけながら、何度でも諦めずにアタックしていく。

 

 

ついには難病が治ってしまった、なんていうことが、かなりある。

 

 

自分の過去の失敗経験をもとに、

 

「今回もどーせ無理」

 

という発想を持った時点で、その患者が持つ病魔に負けている。

 

 

過去の失敗の時と今回とでは、場合が違う。

 

 

何もかもが違う。

 

 

それなのに、何ら脈絡のない因果の追求という、「取り越し苦労」に引きずり回されないこと。

 

 

患者にとっても、不利益だ。

 

 

 

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東洋医学は宗教か。 16

2016.09.10

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これまでのお話

 

東洋医学は宗教か。

東洋医学は宗教か。 2 

東洋医学は宗教か。 3

東洋医学は宗教か。 4  

東洋医学は宗教か。 5

東洋医学は宗教か。 6 

東洋医学は宗教か。 7 

東洋医学は宗教か。 8

東洋医学は宗教か。 9

東洋医学は宗教か。 10 

東洋医学は宗教か。 11

東洋医学は宗教か。 12

東洋医学は宗教か。 13

東洋医学は宗教か。 14 

東洋医学は宗教か。 15      参照

 

 

さて、ここらでいったん、まとめましょ。(*‘∀‘)

 

 

このシリーズは、ここから波及する諸問題にまで手を付けていくと、キリがないです。(苦笑)

 

 

・・・まあ、語っている途中で、様々な興味深いテーマが出ましたので、追々、機会があったらそれぞれ個別に、詳しく書いてみましょう。

 

 

◆とりあえずの結論

 

 

平たく言えば、最初にも言ったように、

 

「東洋医学はあくまでも医学であって宗教ではないが、ある意味では、宗教的側面もないではない。」

 

というのが、今の僕の結論であります。

 

(まあ、フツーだね(苦笑))

 

 

医学であって宗教でないというのは、東洋医学は歴史的に見ても、巫術、呪術から脱却し、「気や陰陽」という自然哲学をもとに、病人の健康回復のために特化して展開された、

 

れっきとした「医学」であり、死後の世界や、輪廻や霊魂の存在を説き、民衆を幸福に向かってあまねく教え導き、救済する「宗教」とは、

 

対象も目的も内容も、性格が違うと思うからです。

 

 

東洋医学が対象にしているのはあくまでも「患者さん」「医者」であり、目的は病の治療です。

 

 

東洋医学は、その目的も対象も、宗教よりも、的を絞り込んでいると思っています。

 

 

従って、分けて理解するべきだと思います。

 

 

また一方で、宗教的色彩を帯びていると思う理由として、「信じる」というのがキーワードかな、と思います。

 

 

現代日本の医療界で、圧倒的にイニシアチブをとっている「西洋医学」の根底にある、最新の現代物理化学においては、

 

東洋医学がその理論のベースに置く「気や経絡経穴」というものの存在は証明されていません。

 

 

むしろ否定的、と言っていいでしょう。

 

 

でも、我々現場の東洋医学の医者は、それらの存在をある意味「信じて」「前提において」治療を行っています。

 

 

何故、そんなものが信じられるのかと言えば、我々は日々それらの存在を実感し、それらの存在を前提とした学術を駆使して治療にあたることで、

 

現実に病める患者さんが、実際に治っている現実に、日々接しているからです。

 

 

しかも、現代西洋医学が治せなかったような病が、治る場合があるからです。

 

 

そこに、現代における東洋医学(中国伝統医学)の大いなる存在意義や使命、可能性があると思います。

 

 

また、東洋医学が、『黄帝内経』以降、2500年もの風雪に耐えてきた伝統医学であるという、世界最古の伝統医学であるということも、

 

我々に自信をもたらしてくれている面もあるでしょう。

 

(西洋医学の歴史はせいぜいこの200~300年ですからね。)

 

意味のある未進化 参照

 

 

このような理由から、鍼灸臨床をやる上で、東洋医学の理論、学術に「僕は」依拠するようになった訳です。

 

 

依拠する上で、我々がこの、目に見えない、現代の最先端技術でも捕まえきれない、「気」という存在をある意味「信じている」というところが、

 

神仏や霊魂や死後の世界を「信じて祈る」行為なんかと、似ていると言えば似ているのかもしれませんし、その意味では、

 

宗教的と言えば宗教的と思います。

 

 

また、患者さん自身がその先生を「信じる」、鍼灸のことを「信じる」ことで、大きな安心感につながり、経絡経穴、臓腑の気の動きが結果的に良くなり、

 

鍼灸治療の効果が最大化する側面も、大いにあるでしょう。

 

 

ここも、宗教的と言えば宗教的。

 

 

そしてそういう、熱狂的に先生のことを信じている患者さんを、傍から見たら「熱狂的な宗教の信者」的な見方をされる場合も、あるかもしれません。(笑)

 

 

それも、宗教的と言えば宗教的。

 

 

 

 

でも、いくらそうやって信じたからって、やはり限界がある、なんでも治るというワケではない、ということも事実。

 

 

それを我々は、現代の医療のプロの端くれとして、よく理解していないといけません。

 

(東洋医学の限界というよりも、自分自身の学術の、現時点における限界を。)

 

 

・・・まあ、そもそも「医学」というものは、東洋であれ西洋であれ、それ以外であれ、100%、人間の心身をコントロールするなんてことは出来ません。

 

(それが出来ればもう神様だし、病人なんてこの世にいなくなります。)

 

 

ただ、蓮風先生が仰るように、人間の生老病死という自然の摂理(仏教の説く四苦)の中で、唯一、人間の力で抗うことが出来るのが「病」であり、

 

それに応える学問が「医学」です。

 

 

長い歴史の中で、人間の知恵が生んだ様々な自然哲学、人体観をベースに、色々な医学が生まれた訳です。

 

 

その中で、非常に強い存在感を放つものの一つが東洋医学、鍼灸医学なわけです。

 

 

・・・まーそういうことなんで、近年様々な事件を起こしているカルト宗教や、金儲けが主目的の連中や、胡散臭さが売りのオカルト論者なんかとは、

 

どうかステレオタイプ的に一緒にしないでほしいと、本当に思っています。(苦笑)

 

 

鍼灸医学は、悠久の歴史と、現代における確かな実効性、有用性を兼ね備えた、れっきとした伝統医学なのであります。

 

(部分的、一面的ではありますが、科学的根拠もあります。 日本鍼灸エビデンスレポート 参照)

 

 

だから東アジアだけでなく、世界中の多くの国々が国家資格や開業権などの制度としても認めている訳です。

 

 

あとまあ職業上、人の生き死にに大きく深く関わったり、病を治療することが、その人の人生そのものを救うことにも繋がりますから、

 

東洋医学の医者たる者は、宗教や哲学について、大いに学ぶべきだとも思います。

 

富士川游先生に学ぶ『医術と宗教』

思想を鍛える

根本思想と鷹揚(おうよう)性   参照

 

 

 

 

こういうことをよーく踏まえて、自分が医者として、人間として成長し、不動心で患者にあたれるようになればなるほど、

 

鍼灸の効果は素晴らしいものになっていくのだと思います。

 

(もちろん、基本となるような学術は徹底的に踏まえた上で、ですよ。)

 

 

あと、東洋医学は、東洋医学の医者の一生を、こうやって、最高に向かってずーっと指導しますから、医者にとっては、

 

宗教といっていいのかもしれませんね。(笑)

 

 

・・・まあ要は、何でもいんだよ、世のため人のためになりゃあ。

 

 

このシリーズも長くなったんで、次回、目次を付けて終わりますネ☆

 

 

 

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東洋医学は宗教か。 12

2016.09.02

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これまでのお話

 

東洋医学は宗教か。

東洋医学は宗教か。 2 

東洋医学は宗教か。 3

東洋医学は宗教か。 4  

東洋医学は宗教か。 5

東洋医学は宗教か。 6 

東洋医学は宗教か。 7 

東洋医学は宗教か。 8

東洋医学は宗教か。 9

東洋医学は宗教か。 10 

東洋医学は宗教か。 11     参照

 

 

さて、どんどんいきましょう。

 

 

◆「哲学」ってなんじゃい??

 

 

7年前にこのブログを書き始めてから、何度となく出てくる「哲学」という言葉。

 

 

辞書的には

 

「世界や人間についての知恵・原理を探究する学問。もともと臆見や迷妄を超えた真理認識の学問一般をさしたが、次第に個別諸科学が独立し、

 

通常これらと区別される。存在論(形而上学)、認識論(論理学)、実践論(倫理学)、感性論(美学)などの部門をもつ。 」

 

とあります。(『大辞林 第三版』

 

(ムズイネー)

 

 

これは、幕末から明治の思想家、西周(にしあまね)先生philosophyの訳語として作った言葉です。

 

西周(にしあまね)という人物 参照

 

 

このブログではこれまで、鈴木大拙、西田幾多郎、老荘、孔孟、ヘーゲル、マルクス、デカンショなどなど、日中、

 

欧米の様々な哲学者を紹介してきました。

 

カテゴリ 「哲学者・偉人」 

カテゴリ 「道教・道家思想」

カテゴリ 「儒教・儒家思想」

カテゴリ 「仏教・仏教医学」    参照

 

 

また、哲学の部門と言っていい、形而上学、論理学、美学などについて触れたこともあります。

 

「形而上学」と「形而下学」

「形而上学」と「形而下学」 2

「演繹(えんえき)」と「帰納(きのう)」

「トートロジー」という言葉

前提が間違っていると、そこから先が全部間違う

『弁証論治のための論理学入門』 

なぜ「局所」をやらないのか。          参照

 

 

何で僕がこのブログで、こういうことを強調し続けているかというと、もちろん単純に好きだから、ということもあるけれども、

 

ここんとこがしっかりとしてないと、精神がフラフラ、グラグラしちゃうんですよ、人って。

 

 

 

なぜ半人前の医療人が、患者前でフラフラすると思うかといえば、一番はコア(支柱)となるものが無いからでしょう。

 

(と、僕は思っています。)

 

 

鍼灸師が、学校で一生懸命西洋医学を教わって、いくら詳しくなったって、所詮「医師」ではない。

 

(まあ俺は実は西洋医学、けっこう好きなんだけどね。(笑))

 

 

東洋医学を教わって詳しくなったって、運用の仕方が分からない。

 

 

で、迷える新米新灸師は、先輩の御高説を信じてやってみるんだけど、必ず、そのメソッドでは治らない症例にブチ当たる。

 

 

そこで、自分でせっせと工夫できる人は一抜け出来るけど、それでブルッちゃう人は、また他の先輩のところに行って、今度はその話を信じる。

 

 

・・・で、また次、その次・・・、と、10年も20年もそんなことやってる鍼灸師がいたりします。

 

 

引き出しは多い、でも、どの引き出しの中身もショボい。

 

 

どっかで、自分が「不動心」にならないと、結局、患者さんは引っ張っていけないと思います。

 

 

なんか、患者さんて、そこをこそ、よく見てる気がします。

 

 

僕らはある意味、近代日本の発達した医療制度の中で、一般的な医療体制の網の目からこぼれた、「迷える」患者さんを主に相手にする仕事。

 

(と、「僕は」思っています。)

 

 

そこで、こちらサイドがフラフラと迷っていたら、患者さんをいい方向に導けないでしょう。

 

 

そうならないためには、根本哲学を鍛えることでしょう。

 

 

それが出来ると、出来てくると、圧倒的に生きやすくなると思いますね。

 

(”僕の場合は”そうでした。)

 

 

・・・西洋医学と東洋医学の根本的な認識哲学の違いを書こうと思ったけど、なんか長くなっちゃった、次いこう。(笑)

 

 

 

カテゴリ 鍼灸と保険・業界のお話

鍼灸(師)批判について(その4)    参照

 

 

 

続く

 

 

 

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北辰会夏季研修会

2016.08.30

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↑↑森之宮医療学園の横に流れる川。今年は例年より少しだけきれいだったかな。(苦笑)

 

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今年も行ってきました、北辰会、夏季打鍼研修会

 

 

毎年恒例です。

 

 

午前中は藤本新風先生による実技デモ。

 

 

よく北辰会方式打鍼術の初心者を悩ませる

 

「なぜこの処置になるのか」

 

というところを、実際のモデル患者を使って、懇切丁寧に解説してくださいました。

 

 

いつもながら、新風先生のこういった教育的な配慮は素晴らしく、僕も鍼灸学校の非常勤講師ではありますが、頭が下がる思いがしました。<m(__)m>

 

 

午後は実技研鑽。

 

 

今年も上級班に参加させていただきました。

 

 

講師は油谷真空先生

 

 

元藤本漢祥院副院長であり、超絶テクニックの先生です。

 

 

そんな油谷先生先生と、モデル患者の一つの体を診て、あーでもないこーでもないとディスカッションさせていただいたのが、

 

非常に楽しかったです。

 

 

そして、実技中に少し具合の悪くなった先生が出た時の油谷先生の対応が、やっぱり超絶でした。

 

 

臨床家というのは、いつも完璧な治療が出来るわけではなく、全て思った通りに動かせるわけではありません。

 

 

場合によっては、予想外の変化が起こることがあります。

 

 

でもそうした時に、全く不動心で事にあたれるかどうか。

 

 

これが重要です。

 

 

いいものを見せてもらいました。

 

 

そして、今回は翌日の藤本漢祥院研修後に、超久しぶりに、旧知のメンツでお酒。。。

 

 

相変わらずの、みんなの情熱、それぞれの問題意識、歩み、非常に良い刺激になりました。

 

 

やっぱり、ある程度自分なりに一生懸命やっている自負心があり、それなりの結果も出ていたりすると、精神が(肉体も?)たるむ。

 

 

これが実によくない。

 

 

人間を堕落させる。(苦笑)

 

 

もっと頑張らないといけません。

 

 

 

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