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2013.05.13
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生きてれば「熱」を生じる。
死ねば冷たくなる。
だから「熱」を生じるのは生きてる証拠。
大いに熱を発し、それを大いに発散する。
これが生命の輝きに繋がる。
・・・でも、これが籠ると、問題が起こる。
籠る場所によって症状は千差万別。
現代の様々な病、癌、リウマチ、アトピー、各種の精神病、東洋医学的にはいずれもこの「熱がこもる」というメカニズムが関与していることが多い。
熱が身を焦がし、気血水を凝滞させ、病をなす。
そこで、籠らせないための工夫が必要。
運動のやり方、食生活、睡眠状況・・・。
改善しないと、色々と問題が起こる。
治療的には、「熱の発散経路」に目を向けることも重要。
生体を、オーバーヒートさせてはいけない。
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2013.05.08
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昨日から診療再開しておりますが、GW中に体調を崩した患者さんがチラホラ・・・。
何人かに聞かれました。
「なんで普段の無理から解放されて、休養したのに、体が悪くなるんですか?」
と。
普段僕から、
「無理し過ぎ~」
とか、
「休め休め~」
と言われている患者さんほど、こう思うはずです。
なぜ、こういう現象が起こるのでしょう。
これもまあ、人によって色々なんですが、そう言っちゃあつまんない。
暴飲暴食で、胃腸に負担をかけた人。
普段のストレスから解放されて、一気に緊張が緩み、それまでの疲れが表面化した人。
人と会いまくったり、旅行に出かけたりして、睡眠不足、移動疲れの人。
パターンとしては上記3つが多いですが、ここから派生する病態については、五臓六腑、内外の邪気、全て関わりますので、
一人一人に合わせて、慎重に戻さないといけません。
これら要は、なぜ起こるかと言えば、GW中の生活が、普段と違い過ぎるからです。
GW中の生活が普段と違い過ぎても、僕のように大して体に影響がない人というのは、相当丈夫なのです。
普段と休日とで、睡眠時間や食事等、基本的なサイクルに関しては、あまりギャップが出ないように注意せねばならないし、
精神的にも、普段のストレスを発散するように持っていかないといけません。
「GW中は、旦那と一緒にいたから疲れました。。。」
とか、
「GW中は、彼女と一緒だったから疲れました。。。」
というのは、不幸な話です。(苦笑)
幸せになりましょう。
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2013.03.15
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清明院は、皮膚病の患者さんが多くみえる。
アトピー性皮膚炎はもちろん、尋常性疣贅やら、掌蹠膿疱症などといった、難しい疾患もあります。
東洋医学では、主に
「皮膚に籠った熱」
であったり、
「血が足らなかったり、巡らないために起こっている症状」
などと考え、対処しますので、西洋医学的な診断名は、参考にはしますが、それによって、東洋医学的な診断にはさほど影響しません。
あくまでも
「気を動かし、陰陽、五臓六腑のバランスを調整し、”治る力”を賦活化して、体質改善した結果、皮膚の炎症が治まる。」
という変化を狙うのみです。
皮膚病の患者さんは、この時期(季節の変わり目)、悪化する場合があります。
あまりにも皮膚の炎症が強くて、夜、睡眠中に無意識に掻き壊してしまって、出血して、その部分が痛い、とか、
あまりにも痒くて仕事にならない、という場合は、皮膚科に軟膏をもらって、症状を抑えることも選択肢の一つですし、
こちらから勧める場合もあります。
・・・で、たとえ症状のみ、無理に抑え込んだとしても、皮膚が落ち着いてる間に、根本原因である臓腑の弱りなりを調整する、
といった方法をとった方がいい場合もあります。
慢性の皮膚病をお持ちの患者さんにとって、”痒み”そのものが”ストレス”であり”不安要素”になってしまうし、”眠れない原因”になってしまって、
そのストレスや不安が、臓腑の機能を失調させ、鍼が効きにくくなる、という悪循環があるからです。
そんな感じで、慢性で難治性の皮膚疾患には、西洋医学の力も借りつつ、時間をかけて根気良く、やっとります。
東洋医学と、西洋医学は、もっと表立って、協力関係をとるべきだ。
患者さんのためにも、お互いのためにも。
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2013.03.09
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すっかり暖かくなり、「春」って感じがしますね~♪
今年は花粉の飛散量が、前年の比じゃないぐらい多いらしく、しかも花粉に混じって黄砂やら、PM2.5という謎の物質やらが飛んでいるらしいです。
なんでも、今日は国から、外出を控えるように、という呼びかけもあったんだとか。
この国もいよいよ外出もままならない国になってきましたか。。。
清明院の患者さんでも、落ち着いていた花粉症が久々に出た!と仰る方が何人かいらっしゃいました。
・・・ま、黄砂だろうが、PM2.5だろうが、こっちはやるこた同じです。(笑)
飛んでる物質をコントロールすることはできないんだから、粘膜が空気中の物質に暴露されないように最大限ガードしてもらって、
あとは粘膜の過敏さを抑えるように、患者さんのカラダ側を持っていければOKです。
目や鼻やのどの粘膜がどうして過敏になるか。
これには色々な原因がありますので、対処法は人によって全然違ってきます。
腰から足を温めた方がいい人、
運動して汗をかいた方がいい人、
刺激物や脂っこい物を控えた方がいい人、
睡眠をとらなくてはならない人、
呼吸の仕方を考えた方がいい人などなど、
人によって違います。
ただ、テレビでよくやっている、手洗い、うがい、マスクという方法は、ベタだけれども、症状を抑えるという意味ではなかなかいいようです。
花粉症の多くは、症状そのものが、全身状態、アンバランス、臓腑の機能失調を悪化させ、よけいに症状を悪化させる要因になる場合もあるのです。
冷静に、確実に対処すれば、鍼灸、東洋医学の考え方で、かなり症状が楽になります。
来年に備えた、予防も出来ます。
ぜひ、花粉症の第一選択肢に鍼を。
間違っても、ネット通販で、花粉症にはコレ!みたいな漢方薬を乱用するのは、やめましょうね。
冷静に、確実に。
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2013.03.01
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今日、患者さんから問われた。
「深酒しないためには、どうしたらいいですか?」
これはなかなか、難問だ。
「アルコール中毒」という患者さんが存在するぐらい、いわゆる
”分かっちゃいるけどやめられない”
患者さんにとっては、切実な問題だ。
そう思ったから、まあ、真面目に答えた。
全員に当てはまる答えではないけど、その患者さんの場合は、「運動すること」だった。
都会人は、運動をほぼしていない。
というよりも、両極端であり、やってる人は、ジムなんかでかなりストイックにやっている。
でも、それでは心が緩まない。
ストイックにやって、理想の体重や体型を手に入れることで頭がいっぱいになって、精神的緊張が全然緩んでいない。
仕事が終わって、夜の8時過ぎからジムで運動して、興奮してなかなか眠れず、睡眠不足とか。。。(苦笑)
意外とここが決定的な病因になっていることは多い。
冒頭の患者さんも、運動の重要性を指摘すると即座に、
「えー、じゃあ運動すれば、お酒を飲まないで済むんですか?」
ときた。(苦笑)
「適度に運動して、余分な緊張を緩めれば、徐々に、自然と、量が減ると思いますよ。」
と、答えた。
酒をたくさん呑んでしまうには、それなりの事情があるものです。
しかしそれで胃腸に負担をかけ、悪循環に入ったら、治るものも治りません。
臨床家の皆さん、どう答えますか??
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2013.01.17
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咳や痰と言ったら、「肺の臓」の異常から起こっていることが多いです。
カゼを引くと、咳や痰がよく出ます。
患者さんが治療中にゲホゲホ咳をしていると、院内が何とも言えない空気感になりますね。
(THE 医療機関!って感じね。)
東洋医学では、肺と皮膚は関係が深い、と言います。
(『黄帝内経素問』痿論(44)「肺主身之皮毛.」)
皮膚が急激に冷やされた結果、「肺の臓」の気の流れが悪くなり、呼吸そのものや気道に、様々な症状が出る。
なんか、分かったような、分かんないような話。(苦笑)
でも実際、こういう考え方でイケるケースも、あります。
咳が出ると、患者さんは
「カゼを引いた、冷えた。」
と訴えます。
しかし、当然ながら、それをまったく鵜呑みにすると、上手くいかない場合がある。
年末年始の胃腸の弱り、年始からの仕事の多忙さによる睡眠不足等の疲労、ストレス、こういうものの方が、大きな原因になっていることがある。
特に、ベースにキツイ疲労があって、急に咳が出だしたような場合は、治療に工夫がいる。
咳など、急性の症状というのは、色々なことを教えてくれる。
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2012.12.30
2012.12.13
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今日は、昨日忘年会だったというのに、新患さんが3人お見えになりました。。。
2012.12.06
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「不眠症」に限らず、どんな病気であれ、健やかな睡眠をとれていない患者さんの、なんと多いことか。
食べる、寝る、動く、こういう基本が出来ていないと、どんな症状、病気であれ、治りの良し悪しに大きく関わってくる。
セオリー通りの治療で、スッスッス~ッとよくなっていく患者さんはいいとして、
「・・・ん?な~んか妙に、治りが悪いなあ。」
という患者さんの場合は、上記のポイントを必ず再チェック。
中でも眠れていない、というケースは多い。
あるいは寝てても、常習的に睡眠薬に頼っている、とかね。
睡眠薬というもので、ある意味「気絶」させて、半ば強制的にとらせた睡眠というのは、自然な睡眠と比べて疲労の取れ方が全然弱いように思います。
(患者さんが、皆さん大体そうおっしゃいます。)
まあ、薬によって色々な作用機序はあるでしょうし、使用は仕方ない局面もありましょうが。。。
〇
・・・ともかく、なぜ眠れないのか。
東洋医学では心、腎、肝、胆、脾、熱痰、内熱あたりが原因とされている。
「心」って何ですか?(その7)
「肝」って何ですか?(その13)
「脾」って何ですか?(その9)
「怪病多痰(かいびょうたたん)」という言葉
「疲労」によって籠った熱
「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について
「風」「火」について
「湿熱」について 参照
これ、どういうメカニズムか。
まず、寝るということは、東洋医学的には体を休め、陰気を養う、重要な生理現象だ。
大地に体を預け、瞑目し、呼吸は深くなり、筋は緩み、陽気は体内に深く潜り、臓腑筋骨をめぐり、滋養する。
相対的に体表の気が不足するから、表邪を受けやすくなるため、布団をかぶる。
この時、体内深くに、「気の受け皿」がないと、気が潜れないから眠れない。
(つまり陰の器の不足)
あるいは陽気が昂ぶり過ぎてたり、熱が盛んだと、これも、気が深くに潜れないから眠れない、あるいは眠りが浅くなる。
(陽の過多、上、外ベクトルへの気機の過剰)
また、気の停滞がきつくてもダメ、神が安定していなくてもダメ。
(肝胆、心の異常)
あと、僕の好きな奇経八脈なんかも関わる。(蹻脉)
因みに張景岳大先生は、スッキリとぶった切る。
「不眠のキモは神の安定性だ。しょせんは虚実!」
『景岳全書・雑証膜・不寝』から、抜粋意訳by竹下(笑)
・・・不眠(不寐)の治療は滋陰清熱が基本であれども、多くのケースで、神主学説が、応用可能。
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2012.07.18
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!