お電話
03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2021.02.01
◆患者さん各位
毎日、終わりが見えないコロナ報道がなされていますね。
そのほとんどは、国民の不安を煽るような内容のものばかりであり、医療崩壊が、ワクチン問題が、変異種が・・と、まだまだ実に騒がしいですね。
反応は患者さんによって様々ですが、不安になるけど見てしまう、とか、いくら見るのをやめようと思っても、
PC、スマホ、テレビをつければどうしても目に入ってしまう・・、などなど、と仰います。
こうした中で、私も含めて、普通の一般人が出来ることは、出来る範囲の感染対策はしながら、心身の健康を大事にしつつ、普通に生活すること、でしょうね。
このまま感染対策、感染対策と言って、飲食店を中心に、自由経済を制限し続ければ、企業の倒産、個人の廃業、失業はますます増加し、
日々失業者が増え、借金苦や貧困からの精神病患者や自殺者が増えることは自明。
これはもうすでに、ずいぶん増えてきているようです。
すでに1年以上が経過した今、もはやここまで来ると、ワクチンが出来て、春くらいには出回ったとしても、すぐに景気が回復したり、
感染者問題が解決するとはとても思えず、まだまだ暫くは、この騒動は続くでしょうね。
・・・という訳で、今は確定している、信頼できる情報を参考に、冷静に、出来る範囲で感染予防をしつつ、常に心身を調整し、最適化しておくことが一番でしょう。
鍼灸も、大いにご活用下さい。
終息しない疫病はありませんので、しっかりと前向いていきましょう。
清明院では、感染対策については最新情報を参考に、常に最大化、最適化し、この騒動中も不動心で診療しております。
なお、ネット等々の雑多な情報や、煽情的な極論の類に惑わされないよう、以下に参考サイトを示します。
【一般の方向け】
厚生労働省 「新型コロナウイルスに関するQ&A」(随時更新)
新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(各都道府県)
【専門家の方向け】
COVID-19 感染症に対する漢方治療の考え方 改訂第二版(金沢大学 小川恵子先生)
【緊急寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する漢方の役割(渡辺賢治ほか)
新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン試行第8版(中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁)日本語訳版
新型コロナウイルス感染症の舌診について(医道の日本社 随時更新)
中国鍼灸学会「COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン(第2版)」日本語訳版
(公社)全日本鍼灸学会「COVID-19に関する鍼灸論文の紹介」
◆清明院、2021年2月の診療日時
臨時休診日、休診時間等も、全てこちらに告知してあります。
御予約の際は、予めご参照下さい。
◆毎週日曜日は、外来診療、訪問診療とも、終日休診となります。
◆毎週月曜日は、外来診療のみ、終日休診となります。
(※往診事業部は稼働しておりますので、初診、再診のご予約や、予約時間変更のお電話は受付可能です。)
◆火曜~金曜は14時から17時まで、土曜日は14時から15時は、昼休みとさせていただきます。
◆2.3、10、17(水)は、院長が東洋鍼灸専門学校にて講義のため、外来は①14時~、②17時半~、③18時半~の3枠のみの受付とさせていただきます。
◆2.25(木)は院長が順天堂大学医学部、東洋医学研究会にてシンポジスト参加のため、午後は17時半~の再診受付、15時~の初診受付が最終枠となります。
以上、診療時間外の活動等で、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上ます。
清明院 院長 竹下有
2021.01.01
◆患者さん各位
まずは、明けましておめでとうございます!
(・・・例年と違って、何となく、この年始の挨拶を100%明るく言えない雰囲気なのが悔しいですね。)
去年、2020年は、当初の予定では、オリンピック、パラリンピックと、数十年ぶりの、国を挙げた大イベントで、日本全国が大いに盛り上がり、
世界中に日本の良さを知ってもらって、海外からのインバウンド収入で驚くほどの好景気が・・・、となる筈でしたが、
年明け早々から始まった新型コロナウイルス騒動によって、その流れとはまったく真逆の年になりました。。。(苦笑)
飲食業、観光業を中心に、日本経済は大打撃。
失業者数も、現時点で推計200万人以上だとか。
そして今でも、全国的なコロナ患者数の増加を受けて、様々な報道がなされています。
そのほとんどは、国民の不安を煽るような内容のものばかりであり、やれ時短要請が、医療崩壊が、ワクチン問題が・・と、まだまだ実に騒がしいですね。(苦笑)
こうした中で、私も含めて、普通の一般人が出来ることは、出来る範囲の感染対策はしながら、普通に生活すること、でしょうね。
このまま感染対策、感染対策と言って、自由経済を制限し続ければ、企業の倒産、個人の廃業、失業はますます増加し、日々失業者が増え、
借金苦や貧困からの精神病患者や自殺者が増えることは自明。
これはもうすでに、ずいぶん増えてきているようです。
清明院の近所も、この半年で、徐々に空き物件だらけになってきましたし、以前からよく知っている、飲食店を複数経営しているオーナーさんも、
何軒か閉店することを決めたと仰っていました。
思いがけず、厳しい時代になってしまいました。
ここまで来ると、ワクチンが出来て、春くらいには出回ったとしても、すぐに景気が回復するとは思えず、暫くはこの騒動は続くでしょうね。
・・・という訳で、今は確定している、信頼できる情報を参考に、冷静に、出来る範囲で感染予防をしつつ、常に心身を調整し、最適化しておくことでしょう。
鍼灸も、大いにご活用下さい。
終息しない疫病はありませんので、しっかりと前向いていきましょう。
清明院では、感染対策については最新情報を参考に、常に最大化、最適化し、この騒動中も、いつも通り不動心で診療しております。
なお、ネット等々の雑多な情報や、煽情的な極論の類に惑わされないよう、以下に参考サイトを示します。
【一般の方向け】
厚生労働省 「新型コロナウイルスに関するQ&A」(随時更新)
新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(各都道府県)
【専門家の方向け】
COVID-19 感染症に対する漢方治療の考え方 改訂第二版(金沢大学 小川恵子先生)
【緊急寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する漢方の役割(渡辺賢治ほか)
新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン試行第8版(中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁)日本語訳版
新型コロナウイルス感染症の舌診について(医道の日本社 随時更新)
中国鍼灸学会「COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン(第2版)」日本語訳版
(公社)全日本鍼灸学会「COVID-19に関する鍼灸論文の紹介」
◆清明院、2021年1月の診療日時
臨時休診日、休診時間等も、全てこちらに告知してあります。
御予約の際は、予めご参照下さい。
◆毎週日曜日は、外来診療、訪問診療とも、終日休診となります。
◆毎週月曜日は、外来診療のみ、終日休診となります。
(※往診事業部は稼働しておりますので、初診、再診のご予約や、予約時間変更のお電話は受付可能です。)
◆火曜~金曜は14時から17時まで、土曜日は14時から15時は、昼休みとさせていただきます。
◆1.13、20、27(水)は、院長が東洋鍼灸専門学校にて講義のため、外来は①14時~、②17時半~、③18時半~の3枠のみの受付とさせていただきます。
◆1.14(木)は院長が順天堂大学医学部、東洋医学研究会にて講義のため、午後は17時半~の再診受付、15時~の初診受付が最終枠となります。
◆1.4(月)までは年末年始の休診日とさせていただきます。
以上、診療時間外の活動等で、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上ます。
清明院 院長 竹下有
2020.10.10
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております!
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・・・いやはや、清明院、去年の10月10日に記念すべき10周年を迎えましたが、一瞬にして11周年になりました。(^^;
10周年を一区切りとすれば、第二章の1年目終了、って感じでしょうか。
台風直撃の嵐の中、11周年を迎えるかと思いましたが、運よくひん曲がっていきましたね。
(被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。)
今年はコロナ禍のせいか、特に時間が流れるのが早く感じました。
(皆さんそうでしょうな)
まあ台風といい、疫病といい、自然災害ですから、人間ではどうにもならない、自然の力の強大さを感じますよね。
〇
去年、10周年を迎えた年に、開業以来10年間、清明院としてやりたいことを片っ端から、やりたい放題やってきた結果、生じてしまった、様々な業務上の問題点を、
一つ一つ点検整理したところ、大小あれこれの問題があることが分かっていたので、11年目からは少し冷静になって、それらを2、3年くらいかけて、
少しずつ是正して、最適化していこう、と思っていたんですが、年が明けてすぐにコロナ騒動が来たことで、予定よりも大幅に時間が出来まして(苦笑)、
思いがけず、どんどん業務改革を進めることが出来ました。
この調子でいけば、来春か、来夏前くらいまでには、ほぼほぼ、最適化作業は終わりそうです。
(実は来年、2021年というのも、清明院にとっては、また節目の年になります。)
こうやって、たまたま色々なことが重なる、新しい動きが生まれる、これも何か、意味があるのでしょう。
しかし、いつも思うんですが、清明院の患者さんは本当にアツくて、もちろんまったく減らないってことは流石に無かったけど、緊急事態宣言中も、
第二波騒動中も、きちんと多くの患者さんが、いつも通り治療に来てくださいました。
これは本当に、ありがたいことです。(感謝合掌)
鍼を持って約20年、そういう患者さんたちの存在は、僕の唯一と言っていい、誇りですね。
しかし、まだまだコロナ禍の最中ですので、感染対策に関しては気を緩めずに、今後も厚労省や保健所の指導に基づき、十二分に行ってまいります。
清明院の感染対策に関してはこちら。
〇
・・・ところで、僕個人にとっての最大のコロナ禍としては、2月の騒動開始から6月頭までに、なんと7㎏、太ったことです。(゚∀゚)
わずか4カ月、こんな短期間で7㎏太るなんて、30歳の時に煙草やめて、半年で一気に5㎏太った時以上の衝撃です!!
2月から、珍しく世論の同調圧力に屈し、週末に海や山などの自然と戯れるのも自重し、家でDVD観て本読んで、ゴロゴロしながらウーバーイーツばっか食ってたら、
あっという間にブクブク太り、僕は身長171㎝なんですが、なんと82.5㎏という、過去最高体重になりました。
(その時点でのBMIは28.21、立派な肥満体です☆)
このままでは、85㎏、90㎏・・と増えていき、やがて重度の肥満→三大成人病、メタボ中年体型コースまっしぐらは目に見えています。。。
それよりなにより、医療人がそんなでは、患者さんの前でカッコつかない。
いつも患者さんに体重減らした方が良いだの、食生活調整した方が良いだの、言っているのに。。。(苦笑)
そこで、時間もあったので、生まれて初めて、本格的にダイエットを試みまして、6月の一念発起から約4カ月経った10月10日現在、約10㎏弱の減量に成功しました☆
(つまり太る前から見て約3㎏マイナスの73㎏強で、BMIは25.1、でも、まだ数字上は若干の肥満です。(苦笑))
このまま、減量と筋トレを続け、あと5㎏ほど減らし、20歳の時の体重と筋量に戻して、来年3月の40歳の誕生日を迎えるのが一先ずの目標です。
目標に向かって、まっしぐら進む日々であります。
あとはここらで何か、一生続けられるスポーツを始めなきゃな、とも思っています。
〇
・・・まあ、そんなこんなの1年でしたが(と言っても2020年はもう少しあるけど)、思いがけない波乱と、あり得ない肥満で11年目を迎えた清明院、
色々と考えながら、やりながらきまして、けっきょくまとめると、いかに自分が鍼灸臨床が好きかが、改めてよく分かった年でした。(笑)
今後の人生も、それしかないね、俺はやっぱ。
鍼に雑念が入らないよう、全力を注力しきれるように、まだまだすべてを調整、最適化していきます。
皆々様、12年目もご指導ご鞭撻のほど、伏して、宜しくお願い致します!!<m(__)m><m(__)m>
2020.03.01
患者さん各位
連日のコロナウイルスの報道で、たいへん不安なことと思いますが、確定している、信頼できる情報を参考に、冷静に、出来る範囲で感染予防をしつつ、
心身を調整し、最適化しましょう。
終息しない疫病はありません。
厚生労働省 「新型コロナウイルスに関するQ&A」(随時更新)
日本感染症学会 「水際対策から感染蔓延期へ向けて」声明文(2020.2.21)
東北医科薬科大学病院「新型コロナウイルス感染予防ハンドブック(PDF)」(2020.2.28)
日本産業衛生学会 「新型コロナウイルス感染情報」(随時更新)
新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(各都道府県)
清明院、2020年3月の診療日時です。
臨時休診日、休診時間等も、全てこちらに告知してあります。
御予約の際は、予めご参照下さい。
◆毎週日曜日は、外来診療、訪問診療とも、終日休診となります。
◆毎週月曜日は、外来診療のみ、終日休診となります。
(※往診事業部は稼働しておりますので、初診、再診のご予約、ご予約変更のお電話は受付可能です。)
◆火曜から金曜までは14時から17時まで、土曜日は14時から15時は、昼休みとさせていただきます。
◆今月は東洋鍼灸専門学校での講義は春休みのため、水曜日は通常の診療時間となります。
以上、診療時間外の活動等で、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
清明院 院長 竹下有
2019.10.31
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実は清明院、この春から全業務の「最適化」を進めてきました。
今年(2019年)の10月10日で10周年を迎えた清明院ですが、外来、往診ともに、この10年は言わば「拡大路線」できました。
患者さんはもちろん、スタッフも増やす。
施設も拡大する。
このブログもそうだし、学会、学校、勉強会、あらゆるところで情報を発信する。
・・・お陰様で、色々ありつつも患者さんもスタッフも増えていますし、清明院の移転も、法人化も成しましたが、ガタイがデカくなった分、
もちろん筋肉も付きましたが、やはりぜい肉も付きました。(苦笑)
外来、往診ともに、至ることに無駄や不合理、不具合がある。
そこで、新往診事業部長の齋藤君を中心に、これを一つ一つ点検し、修正修正を繰り返してきました。
結果的に、たった半年だけど、膨大な無駄の削減に成功しています。
(今までどんだけだったんだと、我が目を疑うレベルです。。。(^^;))
これをもっともっとシビアに進めていって、1、2年かけて、まったく無駄や不効率のない状態を構築しようと思っています。
・・・さーて、11年目以降は、生まれ変わった清明院で、これまでとは違った形で、さらに攻めることが出来そうです。(゚∀゚)
2019.10.22
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昨日チョロッと書いたように、二十四節気では寒露から霜降に入ろうとしています。
霜降の後にはいよいよ「立冬」です。
この「立冬」の前の18日間を「土用」と言います。
実は昨日、21日から立冬の前18日間なんで「秋の土用」と言います。
「四立(立春・立夏・立秋・立冬)」の4つの節の前の18日間のことを言い、1年で4回あります。
この時期にはよく、引っ越しするなとか、土いじりをするなとか言われます。
(丑の日にはウナギを食えとかね。(笑・・・これは平賀源内のアイデアらしいが。))
これは陰陽道の神である「土公神(どくじん、どこうしん)」の怒りを買うからだと言われます。
これが発展したのか拡大解釈されたのか、結婚や就職も良くないと言われます。
日本人はこうやって色々、占い的に考えるのが好きですね。
自然界の様相を数字や記号に置き換えて、現実と照らし合わせては理論に落とし込んで、吉凶を考える占術というのも、なかなか面白いものです。
何かをつかまえているのでしょう。
・・・まあかといって、治療においては、時節以外の要因も数限りなくあるわけですから、言うまでもなく時節に拘り過ぎれば失敗します。
土用だから絶対的に脾胃をいじっちゃいけないとかは僕は思いませんね。(∩´∀`)∩
2019.07.12
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ここまでのお話し
◆「芎帰調血飲第一加減」なる薬。
先日、「芎帰調血飲」という薬を紹介した。
これの出典は明代(1587年)、龔廷賢(16-17世紀)先生の『万病回春』であり、そこには30パターンもの加減方が紹介されていることをお話しした。
ある先輩から、臨床的には芎帰調血飲より芎帰調血飲第一加減の方がよく効く印象、と聞いた。
・・・で、どう違うんだろう、と思って調べた。
芎帰調血飲第一加減ていうのは、『万病回春』の芎帰調血飲の加減方では3番目に出てくる加減方を、あの漢方の流派、一貫堂医学が名付けた処方のようで、
矢数格先生の『漢方一貫堂医学』や、松本克彦先生の『漢方一貫堂の世界』に詳しく書かれています。
これは、まあ簡単に言えば、芎帰調血飲に桃仁や紅花、延胡索などを加え、瘀血をとる作用を強めたものだそうです。
血虚があるにはあるけど、瘀血をとるのに、理気に寄せるか、活血に寄せるか、みたいな使い分けですね。
(瘀血>血虚であれば、瘀血を攻めても血を傷ることはない、という考えですね)
一貫堂では、これよりもさらに瘀血がきつくなったら活血散瘀湯、さらにきつかったら通導散加減、となっていくようです。
まあやっぱ、瀉法を強めた方が、使っている側としてはバシッと効いた印象が強くなるのかもしれませんね。
これは鍼灸の臨床においても良くあることです。
鍼灸では、瘀血をとるのにも、その深さや程度、正気の虚とのバランスで、選穴や手法を考えますが、芎帰調血飲であれ芎帰調血飲第一加減であれ、
三陰交に上手に鍼すりゃ、イケちゃいそうな気も。。。(゚∀゚)
また、そんなこと言うと怒られるか。(^^;)
暫くはこれ、意識して診てみよっと☆
因みに一貫堂では、この処方の流れと腹診所見を合わせて論じていますので、そこも興味深いです。
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2019.07.06
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ここまでのお話し
「芎帰調血飲」というお薬 参照
◆では、使い分けはどうする??
あくまでも、私は湯液に関しては専門家ではないので、実際に使ってみての印象は語れませんが、何人かの専門家にも質問させていただいたので、ここに簡単にまとめてみます。
『中医臨床のための方剤学』では、温経湯と芎帰調血飲は、「理血剤」のグループです。
「理血」とは、”血の病変を治す薬”という意味であり、「活血袪瘀剤」と「止血剤」に分けられます。
「活血袪瘀剤」の代表選手は、有名な桃核承気湯、血府逐瘀湯、桂枝茯苓丸あたりでしょう。
「止血剤」にはマニアックな処方が多いのですが、『金匱要略』にも出てくる芎帰膠艾湯は有名ですね。
(ここにも”芎帰”が!(゜o゜))
このうちの、「活血祛瘀剤」の中に出てくるのが、温経湯と芎帰調血飲であります。
温経湯は下焦(足厥陰肝経、場合によっては肝の臓まで)を温め、血流を改善し、瘀血を去って新血を作ります。
芎帰調血飲は、気血の巡りをよくすることに主眼が置かれていますが、出典である『万病回春』にあるように、患者さんの状態に合わせて、約30パターンにもわたって、臨機応変に加減して使う薬です。
(そういう汎用性のある処方だからこそ、龔廷賢は”産後一切の諸病”とまで言いきっているのでしょう。)
温経湯では冷え(下焦の寒邪の邪実による気血の停滞)が中心になりますから、例えば月経痛なんかの下腹部痛はさすったくらいでは引かない、きついものです。
しかも口唇が乾燥したり、手が火照ったりと、上焦には熱も持ちます。
このような上熱下寒のバランスを調えつつ、血の流れをよくして瘀血を去り、新血を作るのが温経湯。
それに対して、肝気を巡らせて、結果的に血を巡らせるのが芎帰調血飲。
・・・さてこれ、鍼灸ではどうやるか。
長くなったので続く。。。
〇
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2019.07.05
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昨日、「温経湯」という漢方薬に関して書いた。
「温経湯」というお薬 参照
我々鍼灸師が、なぜ湯液を勉強しないといけないかというと、僕が思うのは、単純に飲んでいる患者さんが多いからです。
漢方薬を飲んでいる患者さんを治療する以上、その漢方薬が東洋医学的にどういう作用を患者さんに及ぼしているかを考えて、それを加味して診たて、処置しないといけません。
まあこれは西洋薬もしかりなんですが、西洋薬の場合は、即東洋医学の理論に置き換えるのはなかなか難しいのに対して、漢方薬であれば理論上は簡単に変換することが出来ます。
それが効いてるとか効いてないとかの意味を考えることが出来ます。
これに対して、西洋薬や外科手術を、一つ一つ、東洋医学的にどう評価するのか、という問題は、今後の課題でしょう。
(西洋医学の先生方、是非一緒に研究しましょう。)
ともかく、こないだとある先生とやり取りしていて、「温経湯」のついでに話題に出てきた「芎帰調血飲」という漢方薬があります。
これも、温経湯ほどではないけど、たまに飲んでおられる患者さんがおります。
『中医臨床のための方剤学』には、「温経湯」の附方(似た薬)として紹介されています。
・・・さて、どんなお薬か。
この薬の出典はあの『万病回春』です。
『万病回春』は中国明代、1587年に龔廷賢(きょうていけん)先生がまとめた本で、全8巻、その内容は、江戸期の偉大な医家たちに大きな影響を与えまくった本です。
「芎帰調血飲」の別名は「芎帰補血湯」と言います。
『金匱要略』では、温経湯が”閉経後の婦人”を例に挙げて紹介されているのに対し、『万病回春』に出てくる芎帰調血飲は、”産後の夫人”を例にとって、
30パターン近い、様々なバリエーション(加減方)とともに紹介されています。
ド頭に「産後一切の諸病」と書いているくらいだから力強い。(笑)
まあ簡単にまとめて極言すれば、要は、産後に気血が弱って気滞血瘀、瘀血が残留したものでしかも寒証のものに使う、というワケです。
名前に「芎帰」とついているくらいですから、主薬は川芎と当帰でしょう。
川芎と言えば活血行気、当帰と言えば「血中の気薬」といわれ補血活血行気、であります。
温経湯と芎帰調血飲の違いは、呉茱萸が入っているかどうかが大きいでしょうね。
・・・これをどう考えるか。
どう使い分けるか。
鍼ではどうか。
呉茱萸の「暖肝」てナニしてんの??
疑問は尽きません。
続く
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2019.06.25
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、
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6.23の日曜日は高田馬場で行われた(一社)北辰会定例会東京会場へ。
今回は本部から鍼灸 大仙堂院長、山本克仁先生もお見えでした。
朝から清明院元副院長、現寧心堂院長の森岡健介先生による基礎中医学講義「津液」。
過去記事 森岡 参照
(一社)北辰会は、中医学を理論のベースに置いていますが、今では『北辰会方式 理論編』として全面的に理論化、書籍化され、非常に学びやすくなったと思います。
朝イチは私と森岡の鍼灸学校の同期でもある伝統鍼灸かみなり院長、土田丈先生による経穴解説「肺経・大腸経・胃経」。
朝二は春宵堂治療院の本山裕子先生による経穴解説「脾経・心経・小腸経」。
経穴は解説はかつて「北辰会常用腧穴講義」と題して、蓮風先生がシリーズで講義して下さった、北辰会の人気講義なんですが、
今では『経穴解説』として書籍化され、非常に勉強にしやすくなったと思います。
3名とも、”読めばわかる”部分を超えた講義をやってくれたと思います。
午後は現在、北辰会の育成運営の責任者である山本克仁先生の鮮やかな実技デモの後、各班に分かれて実技練習「原穴診・背侯診・取穴」。
これも今では、『体表観察学』、『北辰会方式 実践編』という二冊がありますので、大変勉強しやすくなっております。
書籍も充実、講師も充実、やってますね~、北辰会。
2005年くらいから、藤本新風先生を中心に、次世代に向けて様々な改革を進めてきました。
最近では、2018年に新代表に就任した藤本新風先生が、伝統鍼灸学会では他流派の先生方と実技コラボしたり、三旗塾で講演したり、良導絡自律神経学会で講演したり、
今度大阪で行われる鍼灸フェスタで講演したりと、外へ外へと力が向いてきております。
他流派の先生方ともどんどん交流して、日本の鍼灸界、今後も盛り上げたいですね☆
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!