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2018.03.21
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四国の旅、二日目は経絡治療学会うたづ部会での講演です。
場所は四国医療専門学校。
香川で長い歴史を持つ、専門学校さんです。
清明院元副院長である松木宣嘉先生は、現在ここの学校の教員であり、経絡治療学会うたづ部会のスタッフでもあります。
その御縁で、今回の講演が実現したわけですが、これを最後に、うたづ部会は休会するようです。
(苦笑・・・まあ、経絡治療学会には香川支部という団体も存在するらしく、香川で経絡治療が学びたい人はそっちに行けばいいわね。)
今回、朝の10時から、夕方4時半過ぎまで喋り倒して、公開臨床やり倒して、懇親会でも二次会まで喋り倒してきました!!
(予定は4時まででしたが、ゾーンに入ってしまい、大幅に延長しました!)
通算12時間近く、ほとんど喋りっぱなしです。(゚∀゚)
内容は「①北辰会方式概論」~「②胃の気の脈診」~「③公開臨床」の3コマ構成でした!!
①では北辰会の簡単な歴史と、なぜ中医学をベースに置くのか、日本独自、北辰会独自の、どういった技術を取り込んでいるのか、などのお話をして、
②では北辰会が重視する「体表観察学」の中でもひときわ重視している「胃の気の脈診」という脈診法について、基本中の基本となる4分類や、脈状診のお話をさせていただき、
③では5名のモデルに対して毫鍼、打鍼、古代鍼を全てお見せするという、楽しい企画でした。
質問もたくさん出ました。
モデルさんの、鍼に対する反応も良かったです。
まああと、講義中に僕が爆笑しちゃって、腹痛くてヘタりそうになりました。(笑)
鍼の面白さが、少しは伝わったんじゃないかと思います。
・・・まあ、うどんもうまいし、四国最高!!
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2018.03.02
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清明院では、打鍼や古代鍼といった「刺さない鍼」も積極的に使います。
当然、刺さない訳ですから、全くの無痛です。
ただこれは、鍼灸院に来た患者さんにとっては拍子抜けもいいところで、
「え?刺さないんですか??」
「刺した方が効くんでしょ?だから我慢します。」
みたいなこと仰る患者さんも多いです。
お灸もそうで、
「熱い方が効く」
「熱いのを我慢した先に楽が待っている」
と思ってらっしゃる患者さんは少なくないです。
でも、刺す鍼であろうが、刺さない鍼であろうが、
「気を正しく動かす、気の流れを調える」
という目標が達成されればいいのであって、刺すか刺さないかは効果の軽重には関係ないのです。
どっちのアプローチの方がその患者さんに合っているか、です。
刺さない鍼の方が効く患者さん、刺す鍼の方が効く患者さんの選別能力が術者に要求されるのです。
太い鍼を深く刺してビンビン響かせた方が効くのか、先の丸い鍼をフッと翳すだけか、同じ患者さんでも、時によって違うので、僕はいつもそれを熟考して判断しています。
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2018.02.13
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2.11(日)~12(月)は、熱海で行われた(一社)北辰会冬季研修会 第20回「順雪会(じゅんせつえ)」に行ってきました!!
今回のテーマは、北辰会の代表的な特殊鍼法である「打鍼、古代鍼」。
今回、1日目は本会場とは別室で、刺鍼実技指導。
ベテランの先生方と一緒に、藤本新風先生の超絶技巧を見せていただきつつ、自分があまり使わない、比較的苦手な刺鍼術に関して、ご指導いただきました。
まあ経験を積んでくると、どうしても自分のやりやすいやり方が中心になってきて、それはもちろん個性といえば個性なんですが、それがかえって癖になり、
刺鍼手技の幅を狭めてしまう面もあります。
非常に勉強になりました。
午後は実技指導。
なかなか、刺さない鍼で、
「正気を集める」
とか、
「邪気を散らす」
とかという感覚は、普段からそういうことを考えて、毎日鍼を持って、やっていないと身につかないものです。
今回、二日間かけて指導したので、まあどの程度伝わったか分かりませんが、アンケートの結果を待ちたいと思います。
1日目の深夜は、先生方による刺鍼対決。(笑)
これまた、順雪会ならではで、非常に面白かったです。
2日目の午前中は藤本蓮風先生による特別講演
「患者さんと如何に向き合うか。」
鍼灸臨床50年の実績に裏打ちされた言葉は、どれも非常に重かったです。
医療とは願いである、迷いや思い通りにならないことを肯定する、乗り越える、崩れながら崩れない、ということを強調しておられたのが印象的でした。
また今回、風呂上がりに先輩が一瞬失神するという機会にも遭遇しました。
(もちろんすぐに意識は戻って、事なきを得ましたが。)
こういう時にも、冷静で迅速な判断が試されますね。
これから、何回かに分けて、失神について東洋医学的に考えてみたいと思います。
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2017.11.10
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最近、他流派の先生方と交流させていただくことが多い。
(飲み会で(笑))
ありがたいことです。
特に、「伝統鍼灸」系の先生方と交流させていただくことが多いです。
(今後は東洋医学に興味のある医師や、西洋医学系の先生方ともガンガン行きたいですね。)
僕も所属している「日本伝統鍼灸学会」。
この学会がこの名称になったのには、それなりの経緯があります。
それに関して、日本伝統鍼灸学会のHPに簡単に書いてあります。
こちら 参照
まあ要は、昭和48年(1973年)に、岡部素道先生の経絡治療研究会(のちの経絡治療学会)と、福島弘道先生の東洋はり医学会が協力して、
相互の学術交流と親睦を図る目的で結成されたのが、日本伝統鍼灸学会の前身である日本経絡学会、ということです。
(経絡治療学会と東洋はり医学会は、現在でも伝統鍼灸系の大変大きな団体として存在します。)
日本経絡学会結成の前年(1972年)に、日中国交正常化があり、昨日書いた、北里大学に東洋医学総合研究所の鍼灸治療センターも出来たわけですね。
1970年代~1980年代というのは、日本国内では、中国がアツかったんでしょうかね。
(その背景には、また色々あるようですが、ここにはあえて書きませんので、ぜひ色々調べてみてください。)
・・・で、それからずいぶん時代が下って、「日本経絡学会」への参加団体もどんどん増えて、20以上の団体(流派)の集合体になっていき、
平成8年(1996年)に至って、上記のHPに書いてあるような理由から、「日本伝統鍼灸学会」という名称になった、という流れのようです。
・・・で、その名称変更から20年以上経った今、「日本の伝統鍼灸」の今後の方向性をどうしていくか、世界情勢も鑑みて、再考する時期じゃないでしょうか。
参加団体の世代交代も、どの団体を見ても進んでおります。
そして、次世代の先生方は、なんかみんな普通に仲いい。(笑)
お互いを尊重し、話を聞こうという空気感があります。
こないだの金沢で行われた日本伝統鍼灸学会の学術大会での、藤本新風先生の実技は、次の流れの萌芽を感じさせてくれました。
もちろん、色々な意見があっていい。
色々な立場があっていい。
ただ、これだけインターネットが普及し、飛行機での交通網が普及し、これだけ世界が時間的空間的に狭くなっている中にあって、世界のよそ様から見た時や、
国内で鍼灸師や医師、薬剤師に伝統鍼灸を教える時には、伝統鍼灸医学の総体としてきっちりと「こうですよ」と示せるものがあった方がいいんじゃないか、
とは思いますね。
日本伝統鍼灸の方法論や理論は現状、玉石混交状態であり、全く統一されておらず、エビデンス的にも極めて不透明、しかも現状の実際の医療現場では、
数の上では鍼灸整骨院や整形外科のリハビリ室で行われるような、経絡経穴ではなく、筋や神経を意識した、西洋医学的な局所治療が主であり、
世界から見た、日本伝統鍼灸の特異点としては、歴史的事実から腹診法や打鍼術、管鍼法が挙げられるが、それに対する考え方や手法もバラバラ。
まあただ総じて、患者さんをよーく触って診断しようとする点や、ただ押さえた際の圧痛などのハッキリとした指標だけでなく、寒熱や虚実などの、
皮膚表面の微細な変化や、脈の微細な変化を触知して診断しようとする点が日本独特である。
・・・ってな感じでいいんすかね??
日本の伝統鍼灸は実際の医療現場では数の上では少数派ですが、とりあえず繊細なんですけどネ、どうすかね?・・・みたいな??
僕としては共通の理論と用語は、世界情勢に合わせてTCM(中医学)のものを採用しつつ、それぞれの良さ、個性は中医学の用語で説明する、
出来ないならできない理由を明確にする、ということでいいと思うんですがね。
もちろん、日本の資格制度や医療現場等々に、中国人が我が物顔で入り込んできて、日本独自の鍼灸の考え方を認めず、日本の鍼灸師がやりにくくなるみたいな、
そんな状況は大反対ですよ。
ただねえ、WHO、ISO含め、世界基準を度外視することはしない方がいいでしょうよ。
反対派の人は、ヤダヤダ言ってるばっかりじゃなくて、他にもっといい方法があるなら伺いたいくらいなんですがねえ。。。
日本伝統鍼灸学会も、結成から40年以上たってますんで、50周年あたりを目処に、その辺、考えた方が良くないすかねえ。。。
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2017.09.04
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こないだ、「日本固有の伝統鍼灸」って何なんすか??という記事を書きました。
また、ずいぶん前になりますが、日中韓の三か国で、東洋医学の用語や理論の標準化を進める会議に出ておられる先生の講演会に行ってきました。
日本東洋医学会 参照
そこで印象的だった、
「日本鍼灸のガラパゴス化」
という言葉。
中国では東洋医学をやっているのは中医師、韓国では韓医師。
欧米でも、今やガンや精神疾患などに、鍼灸を推奨する病院は多いとか。
日本くらいですな、こんなに扱いが低いのは。(笑)
国民の多くは、鍼で色々な病気の治療が出来ると思っていませんから、病気があって、病院の治療で治らなくても、まず鍼灸院に来ません。
鍼灸師の側にも、色々な病気に対応できるレベルの技術を持った先生は少ないでしょう。
(てゆーか、ほとんどいねえー)
だから誇大広告打ってみたり、姑息な手段を使って、
「あぶく銭」
を血眼になって追いかける鍼灸師が後を絶たない。
江戸期、江戸医学館の先生方の東洋医学の文献研究は世界最高峰だったことは、ほとんど誰にも知られていません。。。
(しかもその先生方が残した本の多くが海外(中国、台湾)に流れているという恐ろしさ。)
打鍼も腹診も管鍼法も、日本発祥じゃい!!( ゚Д゚)
このまま、日本だけガラパゴス化させてはならないと思います。
ヤル気あるみんなで、協力してやらないと。
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2017.08.01
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昨日、7.31の月曜日は、以前伺ってきた、とある鍼灸院さんのところへ、再び出張講師で行ってきました!!
前回の様子は 出張講師☆ 参照
今回は、前回「腹診」をやったので、それの延長として「打鍼」をやりました。
世界の中でも、日本独特の鍼術である打鍼術。
江戸時代に広まりましたが、明治維新以降は、ほとんど途絶えていました。
それを昭和になってから、再び現代風にアレンジして復興させ、日本の鍼灸界に広めたのが、北辰会、藤本蓮風先生でしょう。
北辰会の打鍼術というのは、もともとの夢分流の打鍼術を改良したものです。
その辺を強調して、休日返上で、一生懸命喋って、実技指導してきました。(*‘∀‘)
どの程度伝わったかは分かりませんが、打鍼を使って、一人でも多くの患者さんが救われることを願うばかりです。
因みに各団体からの出張講師、特別講演の依頼は、北辰会事務局まで。
日程や依頼内容や条件等々が合えば、北辰会の講師が講演に出ていく場合があります。
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2017.07.17
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15日の土曜日の夜は、北辰会関東支部の講師、若手会員のみで集まって、定例会前日に清明院にて勉強会を行っておりました。
この「内輪の」勉強会は、もうかれこれ10年くらい続いております。
そして16日は(一社)北辰会スタンダードコース東京会場です。
今回は藤本新風副代表もお見えになりました。
さらに、17日は支部の講師全員で研修会的勉強会。
上手な座学講義の進め方や、刺鍼法や打鍼法の指導法を確認します。
この暑い中、海にもプールにも行かず、3日間連続で勉強会。
・・・真面目だねーしかし。(苦笑)
ただ勉強会を開いていることに満足してはいけない。
漫然とやっていても、何の足しにもならない。
これを臨床に100%還元するにはどうしたら良いか。
3日間連続で勉強会をやった結果、鍼がうまくなったのかどうか。
ここが一番大事。
・・・まあとりあえず、アチイし、来週は海行ってこよっと。(笑)
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2017.03.23
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これまでのお話
「伝統」とは何か。 2 参照
では続きいきます。
◆伝統と伝承
ここまで、「伝統」の一般的な意味を説きました。
似た言葉で、「伝承」というものがあります。
これは何でしょうか。
辞書によれば
① 受けついで伝えて行くこと。また、その事柄。
② 伝えきくこと。
だそうです。
(三省堂『大辞林 第三版』)
辞書の意味だけで言えば、「伝統」とどう違うの??となりますね。
では、「伝統」と「伝承」の違いは何なんでしょうか。
調べていると、興味深いサイト様がありました。
英語だと、伝統はTradition、伝承はFolklore、どちらも、受け継いでいく、という意味では一緒だが、
伝統はやや政治的な意味を含み、革新の連続
とあり、それに対して
伝承はそのままの形で受け継いでいくことを言う
とあります。
伝統の一つの具体例は、鍼で言えば、機械で加工したディスポ鍼、刺さない打鍼術とかで、漢方薬で言えばエキス剤とか、
医学理論で言えば中医学とか韓医学のことか。
厳密に言えば、東洋医学の「伝承」と言ったら、手で、砥石で加工した鍼で、消毒しないで使わないと伝承じゃないとか、
生薬を古典の記載通りに修治して使わないと伝承じゃない、となりゃしませんかね。(^^;)
それを、「本質は変えずに」「現代に合う形に」昇華する、これが伝統の一つの在り方、ということになります。
せっかくFBの方で金澤先生からコメントいただいたので、これを「易の三義」と絡めて考えてみましょう。
続く
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2017.03.20
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前回のお話
参照
◆「伝統」辞書的には
「伝統」を簡易な辞書でひくと
前の時代から受け継いだ風俗、制度、思想など。また、受け継ぐこと。
『三省堂 国語辞典 第四版』
と、出て来ます。
また、桑原武夫著『伝統と近代化』(『岩波講座 現代思想11』所収・1957・岩波書店)によれば、
文字どおりの意味では、歴史的に伝承された物質文化、思考や行為の様式、人やできごとなどについてのイメージ、
さまざまな象徴群などを意味する。
とあり、
広義に解すれば、過去から伝えられた文化遺産である。
とあります。
・・・で、これをどうとらえるかが、人によって違う、と、書いてあります。
伝統を重んじる立場の人と、軽んじる立場の人。
むしろ伝統の方が、社会秩序を守る上で重要であり、新しい文化や価値観を、伝統的な社会をかき乱す因子、ととらえるか、
あるいはその逆に、伝統なんてものは新しいもの、より良いものを構築する際に阻害因子となるものだ、ととらえるか。
桑原氏は、
進歩や発展が望ましいとされる時代においては、伝統は過去の無知の産物、進歩の障害物とみなされる傾向が強い。
といいます。
まさにこのような考えに基づいて、今から150年前、明治維新の時代に、日本の東洋医学は排斥されたんですね。
ただ、桑原氏はそう書きつつも、
伝統の担い手に、伝統をよりよきものに精練したいという願いがあれば、外発的な衝撃を契機として、古い遺産の中からより真なるもの、
より良きものが抽出され、新しい状況に適応するように再構成、再解釈された形で伝統はしばしば強調された。
とも書いています。
これは蓮風先生もよく仰るところで、夢分流の打鍼術を現代風にアレンジした経緯の説明の時に、よくこの話をなさいますね。
「現代中医学」「ディスポ鍼」「市販の温灸」というものだって、ある意味そうだと、僕なんかは思いますしね。
そして桑原氏は、
この意味で、伝統はかならずしも停滞的ではなく、創造の要素でもある。
と説き、
社会成員の共属の感情を継続させるためにも、成員の共感を呼び起こす伝統は、ある程度保持される必要がある。
と結んでいます。
まあ、新しい何かを発展的に構築していくにしても、伝統は無視、排斥するべきではない、という考えに、僕も一票です。
また、いつまでも伝統に固執して、発展や異文化を嫌うのは、極端すぎてどうかと思っています。
後はその背反する二つの考え方のバランスの問題でしょう。
続く
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2017.03.04
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最近、鍼灸医学の研究会である東方会の『鍼灸医学』(谷口書店)を読み直しています。
中でも、前会長であった小野太朗先生(故人)が生前書かれた論考を、重点的に読んでいます。
タイトルは『鍼灸と哲学』。
(ド直球のタイトルですね。( ゚Д゚)人柄がしのばれます。)
去年、年末に東京衛生学園で「総合と総体」を講義させていただき、先日の順雪会では蓮風先生の講義を聴き、
久々に「哲学」づいております。(笑)
2017(一社)北辰会一泊研修会「順雪会」に参加してきました!! 参照
実は、北辰会と東方会には古いご縁がありまして、北辰会の藤本蓮風先生と、東方会の小野太朗先生は同い年なのです。
お二人とも20代からの知り合いで、お二人ともお父様が有名な鍼灸師という、似た境遇で、若い時はバチバチやってたそうです。(*‘∀‘)
去年、そんな話をチラチラと蓮風先生から聞きましたが、印象的だったのは、
「太朗君とは、”今、自分たちがどうこう”じゃなくて、50年後、100年後の鍼灸界のために何ができるのかを考えて、
20代の頃、しょっちゅう話をしとった。」
という発言。
これはけっこうシビレました。
そういうノリ、今の鍼灸界の20代にあるでしょうか。(苦笑)
自分自身の私利私欲、功名心、虚栄心が溢れ返っていないだろうか。
(・・・と、偉そうに言えるほどの人間ではないけどネ、俺も。(^^;))
まあともかく、私が現在非常勤講師をやらせていただいている、東洋鍼灸専門学校の創立者である柳谷素霊先生のお弟子さんであり、
江戸時代に夢分流打鍼術を世に広めた御薗意斎の孫である本郷正豊の『鍼灸重宝記』を戦後に現代語訳された、小野文恵先生の長男さんである、
小野太朗先生に興味が湧きました。
(太朗先生の妹さんである博子先生とも、チョイチョイ学校で顔を合わせますしね。)
補瀉 40 参照
そんなワケで、前置きが長くなっちゃったんで、これから何回かに分けて、小野太朗先生の若かりし頃の論考を、
僕自身のイマイマの考えも絡めて、紹介したいと思います。
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2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!