東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
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「漢方医学教育 SYMPOSIUM 2022」を視聴しました!

2022.02.11

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本日は診療の合間に、(一財)日本漢方医学教育振興財団主催の「漢方医学教育 SYMPOSIUM 2022を視聴しました!!

 

 

全国の医学部において、東洋医学の教育に携わる、たくさんの先生方のお話を伺いました。

 

 

内容が実に盛り沢山だったので、個別の感想はとてもここでは書けないので、全体的なまとめ感想をここに書いておきます。

 

 

近年、各大学によって、漢方医学教育においても

 

OSCE(オスキー Objective Structured Clinical Examination 客観的臨床能力評価試験)

 

を採り入れていたり、

 

PBL(Problem-based learning 課題解決型学習)

 

や、

 

AL(Active Learning 能動学習)

 

などの新しい教育手法が次々に採り入れられており、学生に対する事前事後のアンケートで、着実な効果が得られているという話がありました。

 

 

また、2020年12月に、全国82大学全ての医学部の先生方が関わって出版された

 

『基本がわかる漢方医学講座』

 

の話もあり、

 

「なぜ、ほとんどの医師が漢方薬を処方するにもかかわらず、医師の国家試験に東洋医学の問題が1問も出ないのか」

 

という当然の疑問に関して、

 

「医学部において標準的な漢方医学教育がなされていないからだ」

 

という厚労省の見解(非公式だと思いますが)のお話もあり、コロナ禍によって、オンライン講義、オンデマンド配信講義が盛んになり、講義の標準化、一律化がやりやすくなったことも踏まえると、

 

今後、全国で標準的な東洋医学教育のあり方の整備、議論が進み、結果として、医師国試に東洋医学の問題が出題される日も近いだろうな、という気がしました。

 

 

そうなれば、少なくとも今よりは、レベルが上がるんじゃないでしょうか。

 

 

日本の医学部において、東洋医学教育が行われ、国家試験に東洋医学の問題が出題される、これが実現すれば、実に明治維新以来の画期的な変化だと思います。

 

 

最近では、日本東洋医学会からも、地方の支部主催のWeb講演会のお知らせが毎日のようにガンガン届きます。

 

 

コロナ禍の中、にわかに活気づいている側面が、確実にあります。

 

 

ただ一方で、こんなニュースもあり、漢方薬の原料になる良質な生薬の安定的、永続的な確保に関して、不安な問題もあります。

 

 

上記のような諸々の流れが今よりももっと進んだら、

 

「さて、東洋医学のもう一翼である、鍼灸をどうするか。」

 

という話に、必ずなるでしょう。

 

 

 

その時に期待に応えることが出来る鍼灸師であるように、日々精進します。

 

(僕が生きている間にそうなるかどうかは不明ですが。笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第13回 DAPAカンファレンスを視聴しました。

2021.12.14

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12.13(月)の夜は、日本東方医学会の分科会であるDAPAカンファレンスに参加してきました!!

 

 

今回のテーマは先日の学術大会のテーマでもあった「耳鼻咽喉科領域の連携」です。

 

 

症例は二例、「顔面麻痺、顔面痛、耳鳴」の症例と、「顔面麻痺、口唇ヘルペス」の症例でした。

 

 

顔面麻痺は、実は鍼灸院では割かしよく診る疾患であります。

 

 

そして、個人的にはこの病に非常に鍼灸は有効だなあ、という印象を持っています。

 

 

顔面神経麻痺の中に、有名な「ベル麻痺」というものがあります。

 

MSDマニュアル家庭版 参照

 

 

そして日本神経治療学会標準的神経治療「ベル麻痺」の標準治療ガイドライン(2019年版)によると、

 

「鍼灸治療は現時点では十分なエビデンスがないので、標準治療ではなく治療選択肢に留めるべきである。」

 

と、我々からすると冷徹で残念なコメントがあります。苦笑

 

 

まあ、「同じ”西洋医学的病名”の集団にどれだけ効くか」に応えるエビデンスが無いものはダメ、とあまり言われるとキツイのが、患者さん一人一人の体質や生活状況を含めた「個」に対して、

 

如何に柔軟に合わせられるかに腐心するのが長所である東洋医学ですね。笑

 

 

医療において重要なのは集団か、個か。

 

 

EBM、EBMと喧しく言われるようになってもう20年以上になりますが、この水掛け論みたいなやつはいつまで続くんでしょうかね。(^^;)

 

(ま、普通に組みゃいーじゃん、つー話なんだけどね。)

 

 

ただ、顔面神経麻痺といっても、中には鍼灸でも治りの悪いものもありますし、発症からあまりにも時間が経過してしまったものは特に動きにくいという印象があります。

 

 

また、今回の症例でもそうでしたが、経過中に頭痛や耳鳴や不整脈など、思わぬ症状を患者さんが訴えて、不安がることはあります。

 

 

そういう時に、医師とうまく連携しながら、検査して調べたりしてもらいながら、治療を進めることで、患者さんも安心して治療を進めることが出来る面は確かにありますね。

 

 

不安は全ての病を治りにくくします。

 

 

毎回、鍼灸師にとっても、医師にとっても学びがあるDAPA、次回は年明けの1.17の夜だそうです!

 

 

 

お申込みはこちらから、近日中にいけるようになると思います。

 

 

 

 

 

 

 

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第12回 DAPAカンファレンスで喋ってきました。

2021.11.09

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11.8(月)の夜は、日本東方医学会の分科会であるDAPAカンファレンスに参加してきました!!

 

 

今回のテーマは、「コロナ後遺症(Long COVID)と鍼灸」

 

 

今回は私も1例、発表しました。

 

 

なんだかんだで、これでコロナ後遺症の症例を、外部で発表するのは3例目です。

 

 

これまでに、10例以上は診ています。

 

 

まあ、病院のコロナ後遺症外来なんかでは、すでに数千例は診ているんでしょうから、まったく桁違いですが、僕は別にそれでいいと思っています。笑

 

 

鍼灸を、症状や病名に的を絞って、効果を喧伝する気は、僕は最初からゼロです。

 

 

知る人ぞ知る、知っている人が得をする、東洋医学、鍼灸治療。(゚∀゚)

 

 

 

最近では、ワクチン接種後から色々な症状が起こった、と訴える患者さんも増えてきました。

 

 

これも、副反応と言っていいかどうかは非常に微妙なものがたくさんあり、患者さんは不安になるばかりですね。

 

 

まあ、コロナ後遺症のメカニズムの一部に関して、最近京大から発表があったようですが、西洋医学的にはコロナ罹患後や、ワクチン接種後に出てくる諸症状との因果関係を、

 

すべて論理的に説明するのは非常に困難なのではないかと思いますが、東洋医学は東洋医学の物差しで、いつも通り治療にあたるのみです。

 

 

今のところ、実に結果は良いように感じております。

 

 

今回も医師、鍼灸師の先生方が参加されており、今後の発展が期待できる会だと思いました。

 

 

来月のDAPA12.13(月)の20時~、テーマは耳鼻科領域(めまい・耳鳴り・難聴・顔面神経麻痺)などだそうです!!

 

 

 

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2021年 11月の診療日時

2021.11.01

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◆患者さん各位

 

 

 

ここ最近、2021年に入って初めて、というレベルで、新型コロナ感染者数が激減。

 

 

飲食店の営業制限も、ほぼ解除。

 

 

しかし、感染者数の急激な減少を、明確に論理的に説明できる人は皆無、という、謎の状況。苦笑

 

 

人流は日々増加するのに、感染者数は激減していきました。

 

 

諸外国の現状を鑑みるに、ワクチン接種だけでは説明できない。

 

 

ということは、また第6波が来ることもあり得るし、それが低めで食い止められる保証もない。

 

 

そんな、不安なような、諦め感もあるような、食傷気味なような、妙な空気感の中、日々は動いています。

 

 

・・・ということで、今後どうなるのかは正確には分かりませんが、今は確定している、「比較的」信頼できる情報を参考に、冷静に、出来る範囲で感染予防をしつつ、

 

常に心身を調整し、最適化しておくことに尽きますね。

 

 

東洋医学をやってきた僕としては、ワクチンや治療薬の話にはなるのに、自分の身体、心身を如何に調えるかの話にはあまりならないのが残念ですね。

 

 

また治療方法にしたって、いい手立てがないのであれば、鍼灸漢方、積極的に試したらいいのに、と思いますがね。。。

 

 

まあ、予防としては、自覚的な体の不調が少しでもあるなら、早め早めに対処しておくことです。

 

 

鍼灸も、大いにご活用下さい。

 

 

いずれにせよ、終息しない疫病はありませんので、しっかりと前向いていきましょう。

 

 

清明院は、いつも通り診療しております。

 

清明院のコロナウイルス対策に関して   参照

 

 

 

◆清明院、2021年11月の診療日時

 

 

臨時休診日、休診時間等も、全てこちらに告知してありますので、御予約の際は、予めご参照下さい。

 

 

◆毎週日曜日は、外来診療、訪問診療とも、終日休診となります。

 

 

◆毎週月曜日は、外来診療のみ、終日休診となります。

 

 (※往診事業部は稼働しておりますので、初診、再診のご予約や、予約時間変更のお電話は受付可能です。)

 

 

◆火曜、木曜、金曜は14時から17時まで、土曜日は14時から15時は、昼休みとさせていただきます。

 

 

◆毎週水曜日は、院長が東洋鍼灸専門学校にて講義のため、外来は①14時~、②17時半~、③18時半~の3枠のみの受付とさせていただきます。

 

 

◆11.4の木曜日は、院長が東洋鍼灸専門学校にて講義のため、外来は①14時~、②17時半~、③18時半~の3枠のみの受付とさせていただきます。

 

 

◆11.25(木)は院長が順天堂大学医学部、東洋医学研究会に参加のため、午後は18時~の再診受付、15時半~の初診受付が最終枠となります。

 

 

 

以上、診療時間外の活動等で、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上ます。

 

 

 

 

清明院 院長 竹下有

 

 

 

 

 

患者さんの声(50代女性 腰椎椎間板ヘルニアによる腰下肢痛)

2021.10.14

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「患者さんの声」を頂きましたので紹介します。

 

 

下記以外の「患者さんの声」についてはHP内およびGoogleのクチコミページ 参照

 

 

 

 

 

 

40代女性 会社員

 

 

【症状】

 

 

片側の腰臀部から下肢の痛み

 

 

 

 

 

 

私は腰椎椎間板ヘルニアを今年の4月上旬に発症しました。

 

椎間板ヘルニアは保存療法で数か月様子をみることが一般的だと言われ、整形外科でリハビリと投薬(鎮痛剤)で2か月様子を見ていました。

 

 

しかし、痛みが治まらず、1日に薬を何度も飲まないと生活ができない日々が続きました。

 

その後、ペインクリニックでブロック注射をするようになり、痛みは緩和してきたものの、鎮痛剤がないと夜寝られず(夜中に起きる)、

 

薬を飲み続けることに不安な毎日を送っていたところ、インターネットで清明院を見つけました。

 

 

椎間板ヘルニアを発症してから5か月が経過していた頃でした。

 

 

最初は半信半疑でしたが、なんと鍼をうってもらった翌日から、薬を飲まないでも痛みを我慢できるようになったのです!

 

 

それから数回の治療で嘘のように症状が回復してきています。

 

 

今はまったく鎮痛剤は不要です。

 

 

痛みはほとんどありません。

 

先生に出会えたことを本当に感謝します。

 

 

椎間板ヘルニアで悩んでいる方は多くいると思います。

 

 

一度、先生の治療をうけてみたらいかがでしょうか。

 

 

※私の症状も改善してきていますが、あの辛い日々がぶり返さないように今後もお世話になりたいと思います。

 

 

 

 

【清明院からのコメント】

 

 

 

この患者さんは、行楽地で歩き過ぎた翌日に、腰臀部から下肢の痛みを急激に発症しました。

 

 

最初は「死にたくなるほどの痛み」を自覚され、服薬やブロック注射で、どうにか生活は出来るようになったものの、週4回の通院と、毎日複数回の服薬に、

 

これがいつまで続くのかと、非常に不安を感じておられました。

 

(因みに、マッサージによって、かえって痛みが増したという情報もありました。)

 

 

初診時、問診、体表観察の結果、「心肝気鬱、脾気気滞」と弁証し、手の経穴に一本、治療すると、初回から劇的に効果が出ました。

 

 

あまりの効果に、御主人から

 

「何かの間違いだろ、そんなはずはない。」

 

と言われたそうです。(苦笑)

 

 

症状は激しくても、東洋医学的に「気の停滞」が主要病理となるようなものは、非常に効果が高く、即効性も得やすいという印象があります。

 

 

本症例は、まさに東洋医学的な診立てと治療が奏功した症例と言えるでしょう。

 

 

これまで散々、西洋医学的に腰をいじくり回してきたのが、手に一本鍼をしただけで、劇的に痛みが取れたら、半信半疑になるのも当然だと思います。

 

 

その後、5回ほどの治療で、痛みの程度はほぼゼロまで治まっており、服薬、ブロック注射を行わずに過ごせています。

 

(来院頻度は週に1,2回ほどです。)

 

 

鍼に行くたびにグングン良くなるのが、傍から見ていても分かるので、御主人にも今ではすっかり信用して頂けたようで、嬉しいです。(笑)

 

 

整形外科的な疾患で、痛みやしびれが中心であり、整形外科やペインクリニックに通院してもなかなか解決しないようなものに、このように

 

「東洋医学的な見地に基づく、内臓の機能失調も意識した、全身のバランス調整を意識した鍼灸治療」

 

が奏功するということは、患者さんからすれば異次元世界の話かもしれませんが、我々は日常的に普通に経験しています。(笑)

 

 

因みに、いつも言うことなんですが、私はこの症例をもって

 

「鍼灸でヘルニアが治る」

 

という、短絡的でミスリーディングな主張がしたい訳ではないです。

 

 

西洋医学的に、一口にヘルニアといっても、東洋医学的には程度も種類も実に様々であり、患者さん個々の生活状況や体質も違いますので、

 

「ヘルニアと診断された痛みの中に、鍼灸でコントロールできる痛みが存在するから、試してみてはどうでしょうか?」

 

という提案がしたいのです。

 

 

ヘルニアについては「過去記事”ヘルニア”を含む記事」 参照

 

 

なかなか症状が取れずに、最終手段である手術に踏み切ろうか悩んでおられる患者さんも多いのでないかと思いますので、一度相談に来られては如何でしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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第10回 DAPAカンファレンスを視聴しました!

2021.09.15

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9.13(月)の夜は、日本東方医学会の分科会であるDAPAカンファレンスに参加してきました!!

 

 

今回のテーマも、「緩和ケアと鍼灸」

 

 

このテーマの最終となる、第三回目です。

 

(今後も年一くらいでやりたいとか。)

 

 

緩和ケア専門の医師や看護師の先生方や、大学で緩和ケアについて研究なさっている先生、緩和ケアの現場で働いておられる鍼灸師の先生も参加されての、

 

豪華メンバーでのシリーズ勉強会でした。

 

 

今回の症例は

 

「がん専門病院におけるがん患者の筋・筋膜性疼痛(Myofascial Pain Syndrome:MPS)に対する鍼灸施術の症例」

 

と、

 

「県立がんセンター看護師へのインタビューの報告(緩和ケアと鍼灸に関する現状について)」

 

と、

 

「鍼灸の緩和ケアについての研究を鍼灸大学でされている先生から、現状について」

 

の三本立て。

 

 

 

1例目は癌の専門病院での筋筋膜性疼痛への対応。

 

 

医師によるトリガーポイント注射療法と、鍼灸治療の併用を行った症例でした。

 

 

鍼を極端に怖がる人に対して、清明院でも用いる「刺さない鍼」が効果的であることを強調しておられました。

 

 

緩和ケアの現場となると、患者さんが日々感じる不安感は、一般の外来や一般の入院病棟とは桁違いだろうと思います。

 

 

臨床では不安感と痛みは並立しやすく、一方がもう一方を強めるという悪循環もあります。

 

 

そういう場合に、まったく無痛の治療法である「刺さない鍼」は、非常に使いやすいし、患者さんも警戒感が強いだけにそのギャップから、

 

効果も得やすいだろうと思いますし、筋筋膜性疼痛というのは、比較的キャリアの浅い鍼灸師でも対応しやすい症状だと思いますので、

 

こういうものから徐々に鍼灸の良さを証明していくのも重要なことと思います。。

 

 

 

そして今回の二本目は、がんセンターの看護師さんへのインタビューから得られたがんと鍼灸の最前線のお話。

 

 

さらに三本目は緩和ケアの現状として、鍼灸の利用率や印象、提携している病院の割合等のお話。

 

 

まだまだ、現場でも鍼灸に対する無理解や誤解、アピール不足があることも分かり、これは今後の鍼灸師自身の努力と、協力して下さる医師や病院の御助力によって、

 

少しづつ現状を変えていくしかないことだと思います。

 

 

 

・・・とまあこのように、非常に勉強になるDAPA、回を重ねるごとに受講者数が増えてきております!!

 

 

次回は10.11(月)20:00~ 1時間程度です。

 

 

テーマは今ホットな話題である「新型コロナワクチンの長引く有害事象・副反応」だそうです。

 

 

 

楽しみです!!

 

 

 

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第9回 DAPAカンファレンスで喋ってきました!!

2021.08.04

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8.2(月)の夜は、日本東方医学会の分科会であるDAPAカンファレンスに参加してきました!!

 

 

今回のテーマも、「緩和ケアと鍼灸」

 

 

このテーマは話題が盛り沢山なんで、3回に渡って行うようですが、今回はその第二回です。

 

 

緩和ケア専門の医師や看護師の先生方や、大学で緩和ケアについて研究なさっている先生、緩和ケアの現場で働いておられる鍼灸師の先生も参加されての、豪華メンバーでの勉強会でした。

 

 

今回の症例は「訪問看護師によるグリーフケアの症例」と、「認知症(徘徊、譫妄、不安)・胃瘻の1症例」の二症例。

 

 

 

1例目は訪問看護師さんによる、末期の患者さんとその御家族に対する医療的、精神的フォローの実際の症例です。

 

 

 

緩和ケアの現場では、患者さんだけでなく、その御家族へのサポートも非常に重要になります。

 

 

この症例では、患者さんが亡くなくなられる少し前の時点で、すでにご家族に「お看取り」についてレクチャーするということをやっておられ、

 

それは普通にスゴイと思いましたし、必要なことだと思いました。

 

 

二例目は、私の症例です。

 

 

 

亡くなった患者さんの御家族も含め、10年ほど前からお付き合いのあるご一家の、思い出深い症例です。

 

 

 

最終局面が近づくにつれ、私の頭にあったのは、

 

「御本人、御家族含め、関わる全員が、あとで後悔しないように」

 

ということでした。

 

 

 

自身の経験と知識をフル稼働して、よりエレガントに死に導くということは、生易しいことではないですが、本症例に関しては、まあまあの仕事、介入は出来たかな、という症例です。

 

 

あとは今回、この症例を通じて、胃に直接管を入れる経管栄養の方法である「胃瘻」というものについても、皆様に御一考頂きたかったので、強調してお伝えいたしました。

 

 

何がどの程度伝わったかは分かりませんが、アンケートの結果を待ちたいと思います。

 

 

緩和ケアシリーズ、残すはあと1回。

 

 

どんな症例が出てくるか、楽しみです。

 

 

・・・とまあこのように、非常に勉強になるDAPA、回を重ねるごとに受講者数が増えてきております!!

 

 

次回は9.13(月)20:00~ 1時間程度です。

 

 

楽しみです!!

 

 

 

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2021年 7月の診療日時

2021.07.01

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◆患者さん各位

 

 

 

緊急事態宣言は明けましたが、コロナ禍、まだまだ続いています。。。

 

 

当初、「5月11日まで」といって施行された緊急事態宣言でしたが、延長で「5月末まで」となり、まあ仕方ないかな、と思っていたら、

 

なんとまさかの再々延長で、今度は6.20(日)までとなり、ようやく明けたものの、再び蔓延防止等重点措置。

 

 

これでまた感染者が増えてきたら、再び緊急事態宣言になるんでしょう。

 

(ほぼ1年中緊急事態という、緊急性が伝わらない事態。。。)

 

 

飲食店は、相変わらず2021年に入ってからは、1日も通常営業出来てないそうで、サスガにたまりかねて、通常営業を再開するお店も多くあるようです。

 

(いくら感染拡大が怖くても、これを責める人の感覚は、僕には正直ちょっと、ついていけません。。。)

 

 

飲食のオーナーさんは、清明院の患者さんにも多いですし、近所のうまい店のオーナーさんはみんな知っているので、道で会って、辛そうな顔を見ると、こっちもホント辛いです。

 

 

このまま感染対策、感染対策と言って、飲食店を中心に、自由経済を制限し続ければ、企業の倒産、個人の廃業、失業はますます増加し、

 

日々失業者が増え、借金苦や貧困、将来に希望が持てないことからの精神病患者や自殺者が増えることは自明。

 

 

これはもうすでに、ずいぶん増えてきているようです。

 

参考サイト

 

 

街の空き物件も、日に日に増えています。

 

 

もはやここまで来ると、ワクチンが国民のほとんどに出回ったとしても、残念ながら、すぐに景気が回復したり、感染者問題が解決するとはとても思えず、

 

まだまだ暫く(数年?下手すりゃ数十年??)は、この騒動は続くのでしょう。

 

 

そして数年後、数十年後には、これまでのように大勢で集まって大声を出すようなイベントや、飲食、旅行などの形は、これまでとは違ったものになってしまうのではないでしょうか。

 

 

これらは、どれもとても不安なことですが、じゃあ何が出来るかと言えば、結局は出来る範囲の感染対策をしつつ、普通に生活することしかない。

 

 

・・・という訳で、今は確定している、信頼できる情報を参考に、冷静に、出来る範囲で感染予防をしつつ、常に心身を調整し、最適化しておくことが一番でしょう。

 

 

自覚的な体の不調があるなら、早め早めに対処しておくことです。

 

 

鍼灸も、大いにご活用下さい。

 

 

いずれにせよ、終息しない疫病はありませんので、しっかりと前向いていきましょう。

 

 

清明院では、感染対策については最新情報を参考に最適化しつつ、この騒動中もいつも通り診療しております。

 

清明院のコロナウイルス対策に関して   参照

 

 

なお、ネット等々の雑多な情報や、煽情的な極論の類に惑わされないよう、以下に参考サイトを示します。

 

 

【一般の方向け】

 

 

内閣官房 「新型コロナウイルス感染症対策」特設ページ

 

厚生労働省 「新型コロナウイルスに関するQ&A」(随時更新)

 

新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(各都道府県)

 

新型コロナウイルス関連、経済産業省支援政策一覧(随時更新)

 

 

【専門家の方向け】

 

 

(公社)日本医師会特設サイト

 

COVID-19 感染症に対する漢方治療の考え方 改訂第二版(金沢大学 小川恵子先生)

 

【緊急寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する漢方の役割(渡辺賢治ほか)

 

新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン試行第8版(中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁)日本語訳版

 

新型コロナウイルス感染症の舌診について(医道の日本社 随時更新)

 

中国鍼灸学会「COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン(第2版)」日本語訳版

 

 

 

◆清明院、2021年7月の診療日時

 

 

臨時休診日、休診時間等も、全てこちらに告知してありますので、御予約の際は、予めご参照下さい。

 

◆毎週日曜日は、外来診療、訪問診療とも、終日休診となります。

 

 

◆毎週月曜日は、外来診療のみ、終日休診となります。

 

 (※往診事業部は稼働しておりますので、初診、再診のご予約や、予約時間変更のお電話は受付可能です。)

 

 

◆火曜~金曜は14時から17時まで、土曜日は14時から15時は、昼休みとさせていただきます。

 

 

◆水曜日は、院長が東洋鍼灸専門学校にて講義のため、外来は①14時~、②17時半~、③18時半~の3枠のみの受付とさせていただきます。

 

 

◆7.29(木)は院長が順天堂大学医学部、東洋医学研究会に参加のため、午後は18時~の再診受付、15時半~の初診受付が最終枠となります。

 

 

 

以上、診療時間外の活動等で、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上ます。

 

 

 

 

清明院 院長 竹下有

 

 

 

 

第70回(公社)全日本鍼灸学会、視聴しました!

2021.06.25

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清明院では現在、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

 

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先日予告した、第70回、全日本鍼灸学会学術大会福岡大会に、オンライン参加してきました!

 

 

我々(一社)北辰会の代表である藤本新風先生が登壇されたシンポジウムの内容と感想に関しては、北辰会公式ブログの方に書きましたので、

 

そちらを参照いただくとして、ここではそれ以外の講演に関する感想を述べようと思います。

 

 

まず今回、6.4(金)~6(日)という日程でしたが、金土は診療だし、ここ最近めちゃ忙しいので、なかなかゆっくり時間が取れない。。。

 

 

ですので、オンライン視聴できること、オンデマンド配信があることは、非常に助かりました。

 

 

登録や視聴にもさしてストレスはなく、正直、今後はこれが主流になるとみて間違いないと感じました。

 

(倍速再生は出来るようにしてほしかった。。。)

 

 

まあ対面でないと、臨場感を感じられないこととか、普段お会いできない先生方との飲み会や、グルメや観光などが出来ないという、寂しい思いもありますが、

 

これも時代の流れであり、仕方ないことだと思います。

 

 

今回、視聴期限が22日までだったのですが、何度か聴かないと消化しきれないような、濃い内容の講演も多々あり、欲を言えば今月いっぱいくらいにして欲しかったです。苦笑

 

(あと倍速再生)

 

 

一つ一つの講演に、細かい感想を述べていくとキリがないので、ここでは特に印象的だったもののみにしますが、熊本赤十字病院の総合内科部長である加島雅之先生「漢方サポートはじめました」は素晴らしかったですね。

 

 

総合病院内の入院患者さんに対して、鍼灸漢方で積極的に介入を行い、入院期間を短くすることに寄与できるのではないか、という内容で、この試みを継続し、いい結果を出し続ければ、

 

全国の総合病院で、入院患者に対して積極的に鍼灸を導入してみよう、という流れとか、それを目指したり、それ専門の鍼灸師が生まれる、という動きに繋がるかもしれません。

 

 

また加島先生は、以前からそうですが、伝統医学である鍼灸漢方を行うにあたっては、現代の研究成果を踏まえつつも、古典の記述を重んじる姿勢を一貫されており、そこも非常に嬉しかったですね。

 

 

大変稀有な存在で、心強い先生だと思います。

 

 

また、シンポジウム「医学部における鍼灸の教育の現状と課題について」では、長年、医学部において鍼灸医学を教育されている先生や、最近教育し始めた先生方が登壇され、

 

医学部における鍼灸教育の現状と課題がよく分かり、私も現在、順天堂東医研で講師を務めさせて頂いているので、大変参考になりました。

 

 

やはり多くの医大生や医師が、鍼灸医学に潜在的に興味や期待を抱いているという事実があり、色々と誤解されている側面もある訳なので、

 

そこは鍼灸師の側から積極的に働きかけるべきだと思います。

 

 

また、シンポジウム「気分障害に対する鍼治療の可能性 ~基礎と臨床、日本と世界の架け橋~」では、精神科疾患における鍼灸治療の可能性として、

 

日本とアメリカの基礎研究や臨床研究の現状を紹介して下さり、これも非常に期待が膨らむ内容で、興味深かったです。

 

 

あとは森之宮医療大学大学院教授である長野仁先生による教育講演「日本における灸の千五百年史と鍼の五百年史」は圧巻でした。

 

 

相変わらずの、圧倒的文献資料調査力。。。

 

 

これ、何回も聴きたかったんですが、視聴期限が来てしまって残念でした。

 

 

私も注目している、八十瀬玄為齋という鍼灸家の話が聴きたかったんですが、そこは都合で配信できなかったようで残念でしたが、長野先生にはぜひ「シン・日本鍼灸医学史」を構築してほしいです。

 

 

まあそれ以外にも、ここには書ききれないほど、興味深い講演が多数あり、素晴らしい回でした。

 

 

今回、コロナ禍に翻弄され、会場の設定やら何やら、二転三転を余儀なくされる状況の中で、最終的には完全オンラインという、未来を予感させる方法で、

 

70回の節目の学会運営を成功させた運営委員の先生方には、頭が下がる思いです。

 

 

一方で先週、東洋鍼灸専門学校の授業で「こないだの全日、参加した人ー??」と聞くと、クラスに1人くらいしかいなかったことがショッキングでした。苦笑

 

 

学会運営に死ぬほど時間と労力を割いている先生方がおられる一方で、学生からの学会への無理解、無関心、こういう現状も、改善させていくべき課題の大きな一つではないでしょうか。

 

 

東京も、PCR陽性者数が徐々に減少し、緊急事態宣言はひとまず明けましたが、全体としてはまだまだ不安感が拭いきれない雰囲気です。

 

 

 

1日も早く、社会の混乱が収まってくれることを祈るばかりです。

 

 

 

 

 

 

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2021年 6月の診療日時

2021.06.01

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◆患者さん各位

 

 

 

コロナ禍、まだまだ続いています。。。

 

 

当初、「5月11日まで」といって施行された緊急事態宣言でしたが、延長で「5月末まで」となり、まあ仕方ないかな、と思っていたら、

 

なんとまさかの再々延長で、今度は6.20(日)までとのこと。

 

 

この分だと、さらに再々々延長とか、解除になったとしても、またすぐに宣言とか、何かしらの制限とかになることは、目に見えてないでしょうか。

 

 

飲食店は、2021年に入ってからは、緊急事態宣言と緊急事態宣言の間にも蔓延防止等重点措置があったので、今年に入ってから1日も通常営業出来てないそうで、

 

サスガにたまりかねて、営業再開するお店もあるようです。

 

(いくら感染拡大が怖くても、これを責める人の感覚は、僕には正直ちょっと、ついていけません。。。)

 

 

国の決定や世論に背いてでも、生きるために営業再開しなくてはいけないところに追い込まれており、SNSで叩かれても、国から罰則つけられても、

 

やらざるを得ない、みたいな、キツイ選択を迫られている飲食店のオーナーさんのことを考えると、言葉がないです。

 

 

飲食のオーナーさんは、清明院の患者さんにも多いですし、近所のうまい店のオーナーさんはみんな知っているので、辛そうな顔を見ると、こっちもホント辛いです。

 

 

このまま感染対策、感染対策と言って、飲食店を中心に、自由経済を制限し続ければ、企業の倒産、個人の廃業、失業はますます増加し、

 

日々失業者が増え、借金苦や貧困、将来に希望が持てないことからの精神病患者や自殺者が増えることは自明。

 

 

これはもうすでに、ずいぶん増えてきているようです。

 

参考サイト

 

 

街の空き物件も、日に日に増えています。

 

 

もはやここまで来ると、ワクチンが国民のほとんどに出回ったとしても、オリンピックがやれたとしても、残念ながら、すぐに景気が回復したり、

 

感染者問題が解決するとはとても思えず、まだまだ暫く(数年?数十年??)は、この騒動は続くのでしょう。

 

 

そして数年後、数十年後には、これまでのように大勢で集まって大声を出すようなイベントや、飲食、旅行などの形は、これまでとは変わってしまうのではないでしょうか。

 

 

これらはどれもとても不安なことですが、じゃあ何が出来るかと言えば、結局は出来る範囲の感染対策をしつつ、生活することしかない。

 

 

・・・という訳で、今は確定している、信頼できる情報を参考に、冷静に、出来る範囲で感染予防をしつつ、常に心身を調整し、最適化しておくことが一番でしょう。

 

 

自覚的な体の不調があるなら、早め早めに対処しておくことです。

 

 

鍼灸も、大いにご活用下さい。

 

 

いずれにせよ、終息しない疫病はありませんので、しっかりと前向いていきましょう。

 

 

清明院では、感染対策については最新情報を参考に、常に最大化、最適化し、この騒動中もいつも通り、まったくの不動心で診療しております。

 

清明院のコロナウイルス対策に関して   参照

 

 

なお、ネット等々の雑多な情報や、煽情的な極論の類に惑わされないよう、以下に参考サイトを示します。

 

 

【一般の方向け】

 

 

内閣官房 「新型コロナウイルス感染症対策」特設ページ

 

厚生労働省 「新型コロナウイルスに関するQ&A」(随時更新)

 

新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター(各都道府県)

 

新型コロナウイルス関連、経済産業省支援政策一覧(随時更新)

 

 

【専門家の方向け】

 

 

(公社)日本医師会特設サイト

 

COVID-19 感染症に対する漢方治療の考え方 改訂第二版(金沢大学 小川恵子先生)

 

【緊急寄稿】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する漢方の役割(渡辺賢治ほか)

 

新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン試行第8版(中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁)日本語訳版

 

新型コロナウイルス感染症の舌診について(医道の日本社 随時更新)

 

中国鍼灸学会「COVID-19のための鍼灸介入ガイドライン(第2版)」日本語訳版

 

 

 

◆清明院、2021年6月の診療日時

 

 

臨時休診日、休診時間等も、全てこちらに告知してありますので、御予約の際は、予めご参照下さい。

 

◆毎週日曜日は、外来診療、訪問診療とも、終日休診となります。

 

 

◆毎週月曜日は、外来診療のみ、終日休診となります。

 

 (※往診事業部は稼働しておりますので、初診、再診のご予約や、予約時間変更のお電話は受付可能です。)

 

 

◆火曜~金曜は14時から17時まで、土曜日は14時から15時は、昼休みとさせていただきます。

 

 

◆水曜日は、院長が東洋鍼灸専門学校にて講義のため、外来は①14時~、②17時半~、③18時半~の3枠のみの受付とさせていただきます。

 

 

◆6.24(木)は院長が順天堂大学医学部、東洋医学研究会に参加のため、午後は17時半~の再診受付、15時~の初診受付が最終枠となります。

 

 

 

以上、診療時間外の活動等で、ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願い申し上ます。

 

 

 

 

清明院 院長 竹下有

 

 

 

 

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