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2022.08.05
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7.31(日)は、北辰会ライブ配信「慢性腰痛の症例解説」を視聴してきました!!
北辰会の真骨頂とも言われる、症例検討会。
かつて、その激しいやり取りは、会の内外で賛否両論を巻き起こしたこともありました。笑
(一社)北辰会というのは、40年以上の歴史を持つ鍼灸学術研究団体な訳ですが、構成メンバーの大多数は鍼灸専門の臨床家集団ですから、
日々北辰会方式の鍼灸治療で患者さんを限りなく治すことは勿論、その症例でもって何を語れるか、ということが重要です。
だから一番本気になれる部分でもあります。
北辰会が近年、外部に発表してきた症例というのは、西洋医学の世界でも難病、難治性疾患と言われるような、いわゆる重症の疾患に対して、奇跡のような高い効果を挙げた症例が多く、
なかなか若い先生方からすると、北辰会で症例を発表するのはハードルが高いように思われているかもしれませんが、重症の難治性疾患も、肩こり腰痛などのありふれた軽症の慢性疾患も、
同じ理論体系で治療を進めている訳ですし、むしろ、ごくありふれた軽症の疾患での、無数の成功体験や失敗体験の上に、難病治療が成立しているのです。
ですので、若い先生方には、肩凝り、腰痛、冷え性、浮腫み、慢性胃炎などなど、ありふれた軽症疾患で、成功症例でも、失敗症例であっても、臆せずにガンガン発表して頂きたいと思います。
それが非常に自分自身の勉強になりますし、学術レベルの向上に繋がりますし、患者さんのためになります。
失敗した症例なら勿論ですが、たとえ成功した症例であっても、もっといい治療は出来なかったか、もっと早く治せたんじゃないかと、自分に厳しく、さらに上を求める姿勢が大事だと思います。
それを何例も何例も繰り返した先に、鍼の効果にあっと驚くような世界が、徐々に開けてくる訳ですね。
今回の高繁先生の発表も落ち着いていて非常に良かったですし、山本先生と油谷先生の解説も分かり易かったと思います。
〇
2022.06.28
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6.26(日)は、(一社)北辰会本部定例会に参加してきました!!
(二週連続北辰会。帰ってきましたね、日常が。)
今回も丸1日実技訓練。
私は中級班の指導を担当させて頂きました。
モデル役の受講者さんから主訴を聞き、簡単な問診をしながら、それを体表所見と照らし合わせながら、実際に論理的に整合性のある治療を考えてみる、
という、いつものをやりましたが、なかなか難しかった様子。苦笑
まあー、僕らからすれば、毎日、毎症例においてやっていることなんですが、普段からやっていないと、いざやってみると難しい、分かっていたつもりが分かっていない、ということに気付きます。
それに気付いてもらえただけでもいいかな、と思います。
北辰会方式の鍼灸は、簡単なのが売りではなく、難しいのが売りでもなく、臨床的な確かさが売りです。
浅薄ではなく、難解ではなく、分かり易く、かつ深遠だ、ということです。
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2022.06.23
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4月に二回ほどお邪魔して、東洋医学、鍼灸医学について語らせて頂いたドクターズプライム。
・・・で、その時に聴講された臨床医の先生方から、なかなかの御好評を頂いたということで、今回からは北辰会は勿論、順天堂東医研でも、東洋鍼灸専門学校でも長年にわたって講義してきた
「東洋医学的診察法(体表観察)」
について、これからシリーズで講義していくことになりました。
まず最初は「脈診」からです。
多くの医師にとって、「脈診(Pulse diagnosis)」といえば、バイタルサイン(生命兆候)確認の一環として、いわゆる”心血管系”の異常を念頭に、
脈拍数(頻脈・徐脈)
律動性(不整脈)
血管壁の硬さ(血圧)
などを、聴診による心音や浮腫の状況、その他の心電図所見などとも組み合わせて診て、診断するための情報としてなされるものでしょう。
しかし、東洋医学ではなんと、脈診部位(橈骨動脈搏動部)で全身の状況を診る、というのです。
それも、西洋医学とは根本哲学、人体観を異にする「全身の状況」を、です。
このブログにこれまで何度も書いてきたように、東洋医学では、「気血津液」の通り道としての「経絡」があり、その正常な循環を保障する「五藏六府」があります。
【カテゴリ】
厳密にいえば、気とエネルギーは違うし、血と血液は違うし、津液とリンパ液、組織液は違うし、経絡と神経や血管系は違うし、五臓六腑と内臓は違います。
東洋医学では、全身各所の細かな機能や形態の異常を診ているのではなく、全身の機能のバランスの乱れを、こうした諸概念に置き換えて診ているのです。
今回はその辺を分かり易く説明したつもりでしたが、どの程度伝わったかはアンケートの結果を待ちたいと思います。(^^)
一人でも多くの医師が、東洋医学に興味を持って下さり、理解を示してくれることを祈りつつ、より質の高い講義が出来るように精進します。
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2022.04.26
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4.21(木)の夜は、第40回の順天堂東医研に参加してきました!!
(2018年12月に第一回を行ってから、皆々様の御蔭で、早40回となりました。<m(__)m>)
今回の講師も、いつもお世話になっている吉祥寺中医クリニック院長の長瀬眞彦先生。
講義の内容は
「新型コロナウイルス感染症後遺症の症例から学ぶ東洋医学の基礎理論」
という内容。
コロナは今、第6波が落ち着き加減ではありますが、依然として後遺症問題のニュースもチラホラありますね。
第7波だって、いつ来てもおかしくないですし、今後またどのような形の変異株になるかも、想像もつきません。
もう最近の都会では、自分の身の回りにコロナに罹患した人が必ず数人はいるような情勢だと思いますが、コロナ感染後、すぐに治って、以後まったく何の問題もないという人もいれば、
ちょっとした倦怠感や嗅覚味覚障害を発症し、数か月経って何となく回復したという人もいれば、「筋痛性脳脊髄炎・慢性疲労症候群(ME/CFS)」といわれる厳しい状態になってしまい、
ほぼ寝たきり状態を余儀なくされたり、因果関係はよく分からないものの、明らかにコロナ罹患後にそれまでなかったような重い症状が出て、それが半年、1年経っても治らず、
仕事などを辞めざるを得なくなってしまって、人生が大きく変わってしまった人など、実に様々なようです。
そんな訳でまだまだ今年も、コロナ禍は続きそうです。
2020年の秋に私も学会で発表しましたが、それ以降も、コロナ後遺症対応に漢方、鍼灸による東洋医学的な治療が期待されています。
今回、長瀬先生の方から、実際のコロナ後遺症の症例を通じて、
「画一的、通り一遍に、コロナ後遺症には〇〇湯、みたいな考え方はおかしい。」
「患者一人一人の病態に合わせた的確な処方を!」
というお話がありました。
そもそも、中国ではコロナに対して主に「三薬三方」と言われる漢方薬で対応し、高い効果を得たという報告がありましたが、2020年に日本中医薬学会で数回に渡って行われた、
中国で実際にコロナの治療にあたった中医師の先生方のオンライン講演を聴くと、そういう、公式見解としての診療ガイドラインは参考にしつつも、現場では各先生方がそれぞれの流儀で、
「自分の頭で考えて」患者さん一人一人に合わせた処方をし、効果を挙げたという報告が多かった(ほとんどそうだった)ことが印象的でした。
東洋医学というのは、本来そのように、その患者さん一人一人の体質と現在の症状を東洋医学的に分析し、臨機応変になされるべきものであって、コロナ後遺症だから〇〇、みたいな処方をするのは間違いの元だと思います。
(因みに当たり前ですが、これは鍼灸でも同様です。)
ただし、その臨機応変をどうやって行うかが、なかなか難しい、ということもまた事実で、今回長瀬先生は「先急後緩」という言葉や、東洋医学のいくつかの重要な治療原則を通じて、
治療する際の優先順位のつけ方を、西洋医学の話との絡めながら医学生にも分かり易いように配慮して講義されていました。
僕は医師でも薬剤師でもないので、湯液に関してエラソーに語るのは憚られますが、西洋医学的に検査してよく分からないから、
「とりあえず漢方でも」
みたいな、いい加減な処方の仕方で、貴重な生薬資源が無駄遣いされないようにしてほしいものです。
東洋医学に対する、きちんとした正しい認識が、「むしろ臨床家側に」広まってくれることを祈ります。
2022.04.15
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先日告知しましたが、昨日、4.14(木)の20時から、Dr.’s Primeさん主催の医師、医学生向けの無料講座、テーマ「鍼灸の世界へのいざない」という内容で喋ってきました。
今からでも登録すれば見逃し配信があるようですよ。
(詳細はこちら)
講師は以前紹介したように、寺澤佳洋先生と増田卓也先生と私です。
リアルタイムの参加者はそれほど多くなかったですが、医師、鍼灸師を中心に、総合診療の世界や鍼灸業界で有名な先生から、若手の先生まで、幅広い人材が参加され、改めて鍼灸への注目度を感じました。
まあ、いつも言うように、日本では鍼灸の受療率は5~10%程度。。。
まだまだ、鍼灸は医療行政的にも、国民の認識的にも、正当に認知されているとは言えず、結果的に鍼灸師同士が狭いπ(パイ)を食い合うような状況となり、もともとの伝統医学としての唯一無二の個性を持った鍼灸治療はいつの間にか所々で変質してしまい、
我先にと誇大広告を打ったり、特定の症状や疾患、特定の分野に特化した鍼灸などが乱立し、オーソドックスな鍼灸治療専門で生計をたてられている鍼灸師は、意外なほど少ないのが現状です。
しかし、ここ数十年は、中国、韓国を中心に、世界中で鍼灸への注目度は徐々に高くなっています。
今後もその流れは加速するでしょう。
そういう大きな流れの中で、寺澤先生や増田先生のような日本の若手医師が、鍼灸に肯定的な情報発信をして下さったり、Dr.’s Primeさんのような医師向けの勉強会を企画する業者さんが、
こういう企画を作って下さることは、私にとっては嬉しいし、頼もしい限りです。
今回、私の方からは、現代日本における鍼灸治療の多様性や現状を簡単に説明した上で、我々が普段行っている診察法と治療法を簡単に動画でお見せしました。
終了後、さっそく若手の総合診療医の先生から「分かり易かった、初めて鍼灸を見て驚いた」と、直接DMで御感想を頂きました。
東洋医学に理解のある医師が一人でも増えたなら、それは嬉しいことです。
・・・まあ今後もこうやって、出来る範囲で草の根運動を続けます。
今回、このような機会を与えて下さったドクターズプライムさん、また、ご紹介下さった先生方、有難う御座いました。<m(__)m><m(__)m>
2022.04.12
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コロナ禍が始まってすでに二年以上。
最近では「XE」なる変異株が騒がれていますが、なんか名前がドラゴンボールみたいになってきましたね。。。苦笑
コロナ対策も、結局は同じことの繰り返しであり、多くの人は辟易ムードですね。
清明院にはコロナ後遺症や、ワクチン接種後に急に現れた不調を訴える方が多数見えております。。。
・・・ま、一人一人が後悔しないようにみんなで知恵を出し合って、この困難を乗り越えるしかないですね。
そんな中、今年度からはついに北辰会の対面定例会が再開されます!!
(ただし、ソーシャルディスタンス確保のため、正確な参加人数が把握したいので、会員限定で、事前申し込みが必要です。)
カリキュラムの詳細はこちら参照
事前申し込みに関してはこちら参照(北辰会会員専用)
(一社)北辰会の、前身の時代も含めれば50年近い歴史の中で、実に2年間もの間、対面の勉強会をやらなかったというのは、史上初めてのことだと思いますが、
2019年度から、まるでコロナ禍を予期していたかのように、eラーニング(オンライン講義)のインフラを構築してあったおかげで、かえってコロナ禍によって、
基礎部分のオンライン講義のコンテンツが充実しました。笑
それに加えて、今年度からは満を持して対面講義も再開で、いよいよ復活の狼煙、って感じですね。
・・・ただまあ、世の中的にはコロナ禍が去った訳では全然ありませんので、感染拡大には細心の注意を払いつつ、オンライン講義もフル活用しながら、
今年度あたりから、ヘタすりゃ数年かけて、徐々に本格的に復活、となっていくんだろうと思います。
以下、北辰会広報部の森田先生による、2022年度のカリキュラム解説動画です☆
これを機に入会される方はぜひ☆
やっぱり実技は、対面で教わった方が全然リアリティがありますよ。
2022.04.08
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今日は告知です。
急ですが、4.14(木)の20時から、Dr.’s Primeさん主催の医師、医学生向けの無料講座にて講演します。
(1時間弱ほどだと思います)
タイトルは「鍼灸の世界へのいざない」。
日本、世界において、非常に多様な考え方や方法論を持つ、深遠な鍼灸の世界。
今回はその一端を、初学者に向けて分かり易く解説、実演します。
メインとなる対象は医師、医学生だけど、どなたでも参加できるそうです。
(ただまあ、医療従事者向けは向けかな。今回のは一般の方が聞いても、意味不明かもしれません。)
講師は私と、先日のブログでも紹介した長崎の医はき師、寺澤佳洋先生と、清明院の研修医でもあった、三井記念病院リウマチ膠原病内科の増田卓也先生です。
(最近、このメンバーで何度も仕事出来て嬉しいですね。)
寺澤先生からは鍼灸の基本とあらまし、増田先生からは鍼灸医学の基本的な考え方や現代的な研究、医師の現場での実際、私からは肩こりのモデル患者へのデモ治療の動画をお見せし、解説します。
どんな質問が出るか、楽しみですね☆
お申込みはこちらから!!
2022.03.25
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3.20(日)に行われた、お世話になっている金子朝彦先生が主催する第19回、中医オープンセミナーを、OD視聴しました。
こうやって、当日は用事でリアルタイム参加出来なくても、後からアーカイブ視聴できるのは非常に嬉しいことですね。
しかも一時停止してメモしたり、聴き直したり、すでに知っている内容のところは倍速再生したりも出来る、これも最高です。
今回の講師はなんと、清明院の初代副院長である松木宣嘉先生。
彼は約10年前に清明院を退職し、現在は香川県の高松で開業しながら、鍼灸専門学校で教鞭をとりつつ、岡山大学の大学院に通って、学位をとるために奮闘中です。
20年前から知っていますが、常に勉強熱心であり、一見クールですがアツい男だと思います。
松木先生からは腹診のお話。
このブログにも何度か登場した、江戸末期、あの江戸医学館の多紀元堅(1795?-1857)の著作『診病奇侅』と、和久田叔虎(生没年不詳 18世紀末~19世紀初めころの人物)の『腹証奇覧』『腹証奇覧翼』の内容を引きながら、腹診における重要点をまとめた、分かり易い講義。
章門という経穴、水分という経穴、あるいは腹部における動悸や「離れ」という所見などなど、腹診において重要な内容に関する江戸期の医家の見解をまとめてくれました。
後半は山梨の保坂明宏先生による「経産婦が逆子になる理由」という講義。
逆子についてはこのブログでも以前チョロッと書きました。
保坂先生の講義では非常に詳細に、仙骨、仙腸関節、骨盤周辺、胸郭を中心に、患者さんの動作の異常から、それらの診察法を非常に細かく解説して頂き、
仙腸関節と側腹部の筋肉を調整することで高確率で逆子が改善できるという理論を解説して頂きました。
まだ若く、金髪でロン毛という個性的なルックスの先生ですが、非常によく勉強、実践しておられる様子が伝わりましたね。
講義も上手で、スライドの作り方も非常に上手だし、慣れているなと感じました。
今回の講師は二人とも僕より年下で若く、こうやってだんだん業界が年下だらけになってきて、俺もジジイになっていくんだろうな、という感じもしましたね。笑
こういう、まったく毛色の違う若手二人を思い切ってキャスティングした金子先生、流石です。<m(__)m>
こういうのはとてもいいことですので、今後も30代といわず、20代の無茶なやつらに、ビビらずにガンガン前に出てきてほしいと思います!!
かつて、昭和初期に東洋医学を復興しようとした先生方の多くは20代ですからね。
令和だからできないなんてことはない筈です。
2022.02.18
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いよいよ本番である2.24(木)まで1週間を切った、順天堂東医研の第三回公開シンポジウム。
今回のテーマは「東洋医学の学び方~伝統医学とどう向き合っていくか~」です!!
シンポジストは今回、特別ゲストとして千葉大の和漢診療科教授である並木隆雄先生をお迎えし、いつもお世話になっている吉祥寺中医クリニックの長瀬眞彦先生と、私とで行います。
そして座長は順天堂大学の公衆衛生学教室教授の谷川武先生であります。
豪華です。(俺以外 笑)
〇
今回、並木先生からは主に医大生向けに、御自身の歴史を通じて、東洋医学をどのように学んできたかをお話しいただきます。
長瀬先生からは、主に一般の方向けに、漢方や生薬の基本や特長についてお話しいただきます。
私からは、学生や一般の方にも分かるように、鍼灸の基本や特長に関して、お話しします。
東洋医学に初めて触れる人も、この二時間で、東洋医学を学んでいく指針のようなものは見えるのではないかと思いますし、すでに東洋医学をやっている人も、漢方、鍼灸の基本、また、医師から見た東洋医学というものがあらためて良く理解できるのではないかと思います。
非常に噛み砕いた、分かり易い話ですので、医大生はもちろん、東洋医学に興味を持つ、一般の方からしても、大変楽しめるイベントになると思います。
(終了後に1時間ほど、Web懇親会もあり!!)
因みに今回も、鍼灸学生も含む、医療系学生は無料です!!
(ただし、学生の方は申し込みの前に必ずこちらから身分確認登録をして下さい。登録後、無料コードが発行されますので、本申し込みの際にそれを入力してください。)
すでに120名を超える申し込みが入っているようですが、お申し込み期限は2.21(月)までです!!
お申込みはこちらから!!
お申込みされた方には後日オンデマンド配信もありますので、リアルタイムで視聴できない方もご心配なく!!!
年に一回の恒例イベント、一生懸命やります☆
2022.02.01
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1.27(木)の夜は、第36回の順天堂東医研に参加してきました!!
今回の講師も、いつもお世話になっている吉祥寺中医クリニック院長の長瀬眞彦先生。
講義の内容は
「六淫:内邪について 自分の内面をみてみると… 」
という内容。
以前このブログにも書きましたが、東洋医学には、西洋医学のように細菌やウイルス、細胞などという考え方はなく、独特な病因論があります。
それが「邪気」と呼ばれるものですね。
カテゴリ 邪気(発病因子) 参照
これは、主に自然界の極端な環境変化によって、外界から侵襲して来ると考えられる「外邪」と、様々な原因によって体内から発生する「内邪」とに分けられます。
外邪は中医学ではよく「六淫(りくいん)の外邪」と呼ばれて「風・寒・暑・湿・相・火」の6種類に分類され、それぞれに症状や病理、治療法が深く検討されています。
今話題のコロナウイルスなんかも、こういった考え方を応用して対処し、高い効果を得たという報告があったことは、すでに伝えた通りです。
新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン試行第8版(中華人民共和国国家衛生健康委員会弁公庁)日本語訳版
内邪については「内生五邪(ないせいごじゃ)」と呼ばれて「風・寒・熱・湿・燥」の5種類に分類されて、それぞれに症状や病理、治療法が検討されています。
(ここで、外邪も内邪も、性質はほとんど一緒であることは注目に値しますね。)
今回は上記のうちの「内生五邪」に関するお話。
暴飲暴食などの飲食の不摂生や、過度のストレス、睡眠不足などなど、日常生活における様々な要因によって、体内に「内邪」が発生すると、それに応じた症状、病変が起こってきます。
例えば、暴飲暴食から体内に「湿邪」が発生したとなると、湿邪性の症状や病変が起こることは勿論、外邪としての「湿邪」をも、感受しやすくなります。
それまでは大丈夫だったのに、曇りなどの湿気の多い日や、雨の日などには、鈍重感や鈍痛や痺れなどの「湿邪」による病変を起こしやすくなります。
雨天前にこういった症状が強くなったという御経験のある方も多いでしょう。
中医学ではこれを、内と外の邪気が合わさってしまっている、という意味で「内外合邪(ないがいごうじゃ)」と言います。
これは場合によってはかなり危険で、急性の脳卒中や心筋梗塞などは、東洋医学的にはこういうメカニズムで発症することが少なくないです。
だから、その人に起こりうる病理を予測しておき、予め生活養生をし、内邪を作らないことが、あらゆる病気を予防することになる訳ですね。
今回も非常に分かり易い解説で、全国津々浦々の医大生の皆さんから、鋭い質問が乱れ飛んでいたのが印象的でした。
さて、次回は先日告知したように、2.24(木)19:00~21:00に行われる、
第三回 特別公開シンポジウム「東洋医学の学び方~伝統医学とどう向き合っていくか~」
です!!
今回は千葉大の和漢診療科の教授である並木隆雄先生をゲストにお招きして、いつもながら大変豪華な特別回となっております。
お申込みされた方には、事後のアーカイブ配信もありますので、当日視聴できない方もぜひご参加ください!!
お申し込みはこちらから、お早めにどうぞ!!
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2025.03.01
2025年 3月の診療日時2025.02.06
2025年1月の活動記録2025.02.01
2025年 2月の診療日時2025.01.21
順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
2024年12月の活動記録2025.01.02
2025年 1月の診療日時2025.01.01
謹賀鍼年!!2024.12.28
年内診療終了!!2024.12.14
2024年11月の活動記録2024.12.01
2024年 12月の診療日時2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!