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03-6300-0763
10:00~21:00(完全予約制)
2022.08.03
清明院では現在、求人募集しております。
本物の鍼灸医学の世界を、我々と追求してみませんか?
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忙しくて大分報告が遅くなりましたが、7.24(日)は、(一社)北辰会関東支部の定例会に参加してきました!!
この日も朝から実技指導。
しかもテーマは打鍼です。
しかもこの日は、本部から藤本新風代表が見えて、一緒に実技指導をやって下さいました。
午後一には、実技デモも見せて下さいました。
コロナでなかなかできずにいた本部と支部の交流、少しずつですが再開しております。
打鍼は、何度も書いているように、江戸時代、京都にいた夢分という人物が創始した流派と言われ、江戸後期から昭和初期まではそこまで顧みられることはなかったのですが、
昭和中期に北辰会現会長の藤本蓮風先生が「北辰会方式打鍼術」として改良し、日本中に広めたことが知られています。
打鍼の実技を教わろうと思ったら、これまでは年に一回の宿泊型の研修会や、本部の研修会に参加するしかなかったのですが、今はコロナでそれもなかなか出来ませんので、定例会カリキュラムに組み込んでみました。
まあ、打鍼をする以前に、正確な腹診が出来ないと、効果的な打鍼は出来ません。
しかも、打鍼をやると言っても、目的意識の明確な、正確な手技でもってやらないと、これまた効きません。
ですので、打鍼術で効果を挙げることの出来る先生から直接教われる、ということは、非常に重要です。
今年度はさらに「古代鍼」という、北辰会のもう一つの「刺さない鍼」の実技指導もあります。
運動不足に加え、頭脳労働ばっかりで、刺激に過敏な人が増えている昨今、「刺さない鍼」の需要は今後も高まるでしょう。
ぜひ北辰会の実技指導に参加して、確かな技術を得て欲しいと思います。
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2021.05.14
清明院では現在、求人募集しております。
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先日、5.10の夜20時から、日本東方医学会の分科会の一つともいえるDAPA(Doctors, acupuncturists, pharmacists’ association 医鍼薬地域連携研究会)に参加してきました!!
(20時から21時までの短時間のオンライン講座です。)
この研究会では、医師と鍼灸師を中心に、その他薬剤師などの多職種間での、地域医療における連携の在り方を考える、というのがテーマであり、
必ず実際の症例を通じてそれを行う、というのがこの会のポイントだろうと思います。
今回の症例は逆子(39週)と関節リウマチ。
どちらも鍼灸院ではよく診る疾患で、しかも西洋医学とコラボすることになる可能性が高いものでしょう。
逆子に関しては、よく足の小指にある「至陰という経穴にお灸」をするなんていうのが、いわゆる「特効穴的治療」みたいな感じで伝わっております。
↑↑赤いシール貼ってあるとこね。足の小指の先。
因みに、清明院にはしょっちゅう逆子の患者さんが見えますが、私は至陰の灸は滅多にやりません。(^^;
もともとは「右の」至陰で足太陽膀胱経、足少陰腎経から、結果的に命門の陽気を高める、というのが使用目標であり、メディカルユーコン『経穴解説 増補改訂新装版』では、
至陰で効果が出ないものは、腰の命門穴を使うという話が紹介されています。
↑↑命門穴はここね。なんか効きそうでしょ。(^^)
また北辰会では以前から、逆子の場合に打鍼でやる手法を、蓮風先生が提案して下さっています。
(ここでは詳しくは延べませんが)
逆子の妊婦さんを診た場合に、腎陽、命門火の不足があれば至陰への灸法を使う可能性が出てきますが、臨床的にはそこまでのものはあまり見かけない、という印象がありますし、
現代では画像診断も進歩していますから、物理的に胎児に臍帯が巻き付いているパターンや、臍帯が極端に短い場合、前置胎盤など、母体側の器質的異常にも注意を払わないといけないと思います。
いずれにせよ、治療は正確な弁証に基づいてなされるべきものと思います。
因みに因みに、至陰への灸が逆子に効く、という話の正確な出典については定かでないですが、近代文藝社『鍼灸経穴名の解釈と意義』によれば、
中国宋代、王執中による『鍼灸資生経』(1220)や中国明代、龔廷賢の『寿世保元』(1615)に難産に至陰を使った話が出てくるようです。
『中国針灸穴位通鑑』でさらに調べますと、上記よりもさらに少し前の時代の『太平聖恵方』(992)には、すでに同じ話の記載があったようです。
また、もともとの至陰穴の穴位効能の最古の出典ともいえる『甲乙経』や『明堂経』では、瘧(ぎゃく:マラリア)のような症状(寒熱往来)と、
頭部の症状が主であるということも、個人的には非常に重要だと思います。
さらに、原典としての『黄帝内経』や『難経』における「井穴」の意味も鑑みないといけないでしょう。
もともと存在した、それらの考え方を応用して、10世紀ごろまでには、難産や胎位不正に応用的に使われるようになったのが、最初であろうと思われるからです。
(そもそも、逆子という概念自体、分かってきたのは18世紀後半です。しかも世界初の記述は日本の賀川玄悦(1700-1777)『子玄子産論』であります☆)
また、1952年の『日本東洋医学会誌』において、森道伯先生の弟子で産婦人科医、東洋鍼灸専門学校の校長も務めた石野信安先生が逆子の治療に関して発表したのが、日本では有名ですが、
石野先生は三陰交という経穴を推奨しており、その著書『女性の一生と漢方』の中で、「最近中国では至陰に灸をして効果があったという報告がある」と書いていますので、
「逆子に至陰の灸」を復活させたのは近代の中国なのかな、という感じがします。
(どなたか詳しい方、ご教示下さい。<(_ _)>)
・・・とまあこのように、特効穴というのは、なぜそこが特効穴と言われているかをよく考えて使わないと、臨床で効果を本当の意味で引き出すことは難しいと、常々思っています。
病理を分析した上で狙ってやった、ということでないと、たまたま効いたとしても、それはマグレということになってしまう。
逆子に関しては、以前このブログに何度か書きました。
また今回の症例検討では、逆子に関する鍼灸治療のEBMのお話も出ました。
「日本医事新報社」記事 参照
まあ、産婦人科の先生の中には、「逆子の鍼灸治療は無意味だ」「ほとんどのものは自然に改善する」という主張もあるようですが、一方で、上記のような仕事があることも事実です。
こうしたことを踏まえて、安全安心で、ポジティブな気持ちで運用したいものですな。
関節リウマチについても、東洋医学では古くから「痹証」という概念でとらえ、その病態や治療法を考えてきました。
また、後ほど紹介しますが、4月から清明院に、膠原病を専門とする若い医師が研修に見えているのですが、西洋医学の方でも、治療に難渋する症例は少なくないようです。
まあ、私の経験上、逆子にもリウマチにも、鍼灸は非常に有効だと思いますので、積極的に活用するべきだと思いますね。
この会も徐々に受講者が増えてきて、発言も活発に行われ始めました。
今後、さらに盛り上げる予感を感じさせています。(^^)
次回は6.14(月)の夜20時から、お申し込みやお問い合わせはDAPAのFBページからどうぞ!!(受講費安いです!!)
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2019.11.17
清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております!
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年末年始は重要企画が多く、告知が続きますが、来たる2020年2月23日(日)~24日(月祝)の二日間、毎年恒例の(一社)北辰会冬季研修会「順雪会(じゅんせつえ)」が熱海温泉ホテル「和風館」にて開催されます!!!
今回のテーマはズバリ「打鍼・古代鍼・刺鍼」です!!
この冬季研修会「順雪会」の魅力について、先日私が、北辰会ブログでインタビューを受けましたので、こちらをお読みください。
・・・まあ、これを読んでいただければ分かる通り、いつまで経ってもモジモジしてて、前に進まないようではダメです。
この道でやると決めたら、真っ直ぐにいくことです。
けっきょく学術は、身に付けたもん勝ちです。
単に北辰会に長く在籍してたって、知り合いは増えるかもしれませんが、治療が上手くなるわけではありません。
知り合いを増やすために鍼灸師になったわけでも、北辰会に来たわけでもないでしょう??
最短期間で自分の学術のレベルを極限まで上げ、患者さんの健康に大いに寄与できる鍼灸師になるべきです。
代表理事の藤本新風先生はもちろん、藤本蓮風会長も、私もチラッと喋ります。
因みに蓮風先生は出たばかりの本『舌鑑弁正訳釈』に関して講義して下さいます。
こりゃーもう、来るしかないですよ!!!
申し込みはこちら!!!
12月末までですが、お早めに!!!
2019.07.07
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これまでのお話し
「芎帰調血飲」というお薬 参照
◆では鍼灸ではどうか。
さて、芎帰調血飲的に、肝気を動かして、結果的に血を動かす、みたいなやり方は、北辰会では非常に得意です。
なんといっても、『黄帝内経霊枢』九鍼十二原(1)の冒頭部分、
「・・・余欲勿使被毒藥.無用砭石.欲以微鍼.通其經脉.調其血氣.營其逆順出入之會.令可傳於後世.必明爲之法.令終而不滅.久而不絶.易用難忘.・・・」
と、江戸期の医家、後藤艮山(1659-1733)の「一気留滞説」を大いに参考にしながら、あらゆる病における「気滞病理学説」を唱え、
”鍼でいかに気の停滞をとるか”
に腐心してきた北辰会。
肝の臓を調整する鍼灸の配穴や手法のバリエーションやその詳細については、日本(世界でも、かな?)で一番提示している流派、と言ってもいいんじゃないでしょうか。
しかし、温経湯に入っている「呉茱萸」という生薬の「暖肝」という方法は、あまりやりません。
(・・・というか、それを意識して治療し、よく効いたという症例の話を寡聞にして聴いたことがありません。。)
「寒滞肝脈」という、寒邪が足厥陰肝経の経脈を阻滞、凝滞させている時に使うわけなので、処方としては大衝や中封にお灸でもするんでしょうか。
(選択肢として、ないなあー)
ですので、実際にやっている、やったことがある、温経湯に一番近い鍼、となれば、打鍼による火曳きの鍼+上腹部への散ずる鍼なんかが相当するかね。
あるいは、ちょっと変則的だけど、照海にお灸をしてから百会を瀉すとかも、これに相当するものかもしれない。
北辰会の場合、四診の結果、虚実錯雑、寒熱錯雑でも、そこから標本主従をさらに細かく分析して、どっちに偏ってるかまで考えて詰めて、
よりウエイトの大きい方を攻めるのが定石なので、温経湯とビッタンコ、て感じの鍼灸治療はあまりやらないのかもしれませんね。
「暖肝」、「温肝」、ここはもう少し、実践を通じて研究した方がいいかもしれません。
漢方の方では、補肝に黄耆、温肝に鹿茸などを使うという考え方もあるようですね。
生理痛で、鎮痛薬が手放せない人で、疏肝理気する治療でなかなかうまくいかない場合に、温経湯的な考え方が突破口になるかもしれません。
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2019.06.12
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これまでのお話し
刺激量の問題 ① 参照
◆置鍼か単刺か。
前回、小児や乳幼児の場合の対応の話をしました。
ここから本題。(=゚ω゚)ノ
清明院では小児や乳幼児に関してはいわゆる毫鍼(ごうしん:刺入する鍼)は使わないことがほとんどです。
打鍼や古代鍼といった特殊な鍼を、経穴に触れる、あるいは翳すのみで施術(補瀉)します。
補瀉 参照
大体小学校の高学年以上になってきたら、もちろん本人に説明してみて、
「じゃあやってみる」
という了解を取った上で、毫鍼に切り替えるようにしています。
ここで注意しておきたいのは、こっちとしては施術のバリエーションを拡げたいので、毫鍼を使える状態を作りたいのですが、大人だったら毫鍼の方が絶対に効く、というワケではないです。
あくまでも、常に「その患者さんにとっての」最適刺激を模索します。
例えばこっちのやり方が、太い鍼をブスブスと何本も刺すやり方だからといって、誰にも彼にもそのやり方でやってたら、
「鍼嫌い」
「鍼怖い」
「鍼がトラウマ」
の人を量産してしまいますし、かといって、刺したんだか刺してないんだか分からないような、極めてマイルドなやり方を全員にやって、それで効かなかったら、
「鍼って、何してるんだか分かんないし、しかも効かないよね」
という風評を量産するだけです。
だから、業界内部も諸説紛々であり、一般国民から見た社会的信用度も極めて低いと言わざるを得ない、現代日本の鍼灸師は、常に最適刺激を模索することと、
治療に関するエレガントな説明を重視することが要求されます。
また長くなってもうた。。。
続く
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2019.01.15
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1.13の日曜日は、北里大学白金キャンパスで行われた、「第6回 鍼灸医学史研究発表会」に参加してきました!!
何回目からだったか忘れましたが、ここ数年は毎年参加させていただいております。(笑)
今回は13時から17時の間に豪華5題!
最初は日本内経医学会の小林健二先生の「電脳医学古典の世界」。
小林先生は、鍼灸に関わる貴重な古典の多くをテキスト化し、しかもそれを簡単に検索、コピペ出来るようにしたり、目次を付けて下さったりしている、もはや神のような先生です。
この先生の御努力によって、論文を書く人は非常に助かっているでしょうし、何かについて調べる時にも、デスクの周りを本だらけにすることなく、サクサクと目的の個所を探すことが出来ます。
まさに「ひとり大学院」のような先生です。
今回も凄い内容のお年玉を下さいました。<m(__)m>
二人目は佐橋桂郎先生の「モグサ工場に突撃!」という、ライトなタイトルの御講演。
日本製の、品質のいいモグサを作る工場も、近年需要の低下等の理由によって閉鎖が相次ぎ、中国の企業に買収されるなんていう現象も起こっているようで、
日本独自の高品質のモグサが危うい、ということが分かりました。
お灸自体は世界に広まってきている筈なので、中国に市場を独占されることの無いように、販路拡大をしないといけませんね。
また、モグサの原料となるヨモギの収穫時期について、ちょっと興味深いことがあったので、調べてみたいと思います。
三題目は岡山の吉備国際大学の孫基然先生による「考古学上の発見と気の思想の新認識」。
今回、この講演が一番面白かったですね。
我々が医学の根底に置いている「気」という概念。
僕もこのブログ上で、これまでに色々書きました。
カテゴリ 「気」 参照
まあ、上記に色々書いた内容が恥ずかしくなるほど、孫先生は研究の幅も深さも圧倒的です。
(笑・・・まあ、俺のは俺ので、あれはあれで過去の記録として、いいと思っているけどね☆)
僕はこの日、会場にいらっしゃった松田博公先生と、お酒の席でたまに「気」の哲学的な話になることがあるのですが、松田先生の話にも難しくてついていけないところがあるのに、その松田先生をして、
「孫先生の研究量はすごすぎる!!」
と言わしめていました。
この「気」というたった一語から、トンデモナイ壮大な世界に繋がっているんだということを改めて実感しました。
4題目は神戸の長野仁先生による「新出の『松岡意斎書』による『意仲玄奥』の再検討」。
長野仁先生はもはや言わずと知れた、大浦慈観先生と並ぶ、日本の鍼灸医学史研究のトップランナーです。
『松岡意斎書』というのは、日本の幕末の考証学で有名な森立之(1807-1885)の曾祖父である森中虚(共行、嘉内 1670~1748)の弟子が書いた書だそうで、
「松岡意斎」というのはあの「御薗意斎」のことです。
(鍼博士になってから”御園”姓を名乗るようになったとか。)
『意仲玄奥(いちゅうげんおう)』というのは、森家の4代目である森中虚が書いた書で、森家の初代である森宗純の師匠である「御薗意斎」の”意”と、
森家の二代目の「森仲和」の”仲”を取って、このタイトルが付けられているそうです。
御薗意斎という人物 参照
近年、長野先生たちによって、『鍼道秘訣集』以外ではなかなか知ることの出来なかった夢分流打鍼術の流れ、伝承の過程が、徐々に明らかになってきています。
まだまだ新事実が出てくるかもしれません。
大変な歴史ロマンですし、その研究から何か、現代の現場の医療に活用できる技術や考え方が隠れているかもしれませんね☆
最後は内経医学会会長の宮川浩也先生による「”第25回あはき師国家試験 問題93 心下付近に結ぶ経筋はどれか”を考える」。
国家試験というのは、毎年数問は「物言い」のつく問題というのが出ます。
回答が複数あるんじゃないかとか、問題自体がおかしいんじゃないかとか。
宮川先生から見て、この問題はおかしい!と思ったようで、実に3年かかって、この問題のおかしさを指摘して下さいました。(笑)
僕個人的には、手三陰経の経筋は賁(心下:横隔膜)に連なる、と、ぼんやりと認識していたので、大変いい勉強になりました。
やはり経絡の流注を掘り下げることは、そのまま配穴のヒントになりますので、我々鍼灸家にとっては極めて重要ですね。
(特に”膈”に絡む流注は。)
また、宮川先生の漢字研究の進め方が少し分かって、それが勉強になりました。
漢字は「形」と同時に「音」も大事ですね。
特に、僕らが扱うのは数千年前の中国の文献な訳ですから、そういうところに十二分に注意を払わないと、思わぬミスや誤解に繋がりますね。
・・・しかしまあ、チラッと話が出ていましたが、「歴史言語学」「音韻学」ってのも、これまた奥が深そうですね。。。(苦笑)
今回、飲み会にも参加させていただいて、孫先生に質問攻めさせていただけたのも良かったです。
(笑・・・向こうは迷惑だったかもしれませんが)
色々、研究材料を頂いたので、暫くは復習しようと思います。<m(__)m>
新年早々、自分の勉強不足を痛感し、有難い経験をいただきました。
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2018.12.22
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すでにFBの方では告知しましたが、FBをやってない人のために、ブログの方でも告知しておきます!(^^)
(SNSボケしてはいけない☆)
来年、2019年の2.10~11の二日間、毎年恒例の(一社)北辰会主催、宿泊型冬季大研修会「順雪会(じゅんせつえ)」が行われます!!
このイベントについては、このブログでも毎年書いていますが、もともとは北辰会関東支部の創始者、初代支部長である中村順一先生(故人)を偲ぶ会として、
中村先生の地元である群馬の温泉旅館にて始まり、2019年で21回目を数えます。
現在では、中村先生のことを知らない会員も増え、北辰会自体の規模(参加人数)も拡大し、北辰会の公式な「冬季研修会」として、本部の会員の先生方も来やすいようにと、
場所を熱海に移し、生まれ変わっています。
天国の中村先生も、きっと喜んでいることと思います。
今回のテーマは、今年の日本伝統鍼灸学会、年末の関東支部代表講演から続く「打鍼」がメインテーマであります!!
そして、今回は藤本蓮風会長による特別講演
「なぜ北辰会を作ったのか」
もご講演いただきます!!
今や、関西でも貴重な、蓮風先生の講演を、関東で聴けるのはこの「順雪会」のみです!!
しかも講演テーマも、永久保存版ですね。
近代の日本鍼灸界に多大なる影響を与え続ける北辰会の、創始者自身が語る誕生秘話、これは歴史の1ページです。
間違いなく必聴です!!(=゚ω゚)ノ
・・・そして今回は私も、「講師登用試験解説」という、重要な内容に関して喋ります。
北辰会では、会員の先生方のステップアップとして、「講師登用試験」というのを行っています。
これには実技とペーパー、両方あります。
ぺーパーの方の試験は、基礎理論を問う試験(A試験)と、実際の症例を弁証論治する、実践的な記述試験(B試験)を行っていますが、去年は私が作成しましたので、出題者である私が解説いたします。
北辰会は鮮やかな体表観察を行いますが、こういう基礎理論があって、はじめて鮮やかな体表観察が活きてきます。
どちらも、見逃せませんよ~~(゚∀゚)
なお、本部からも藤本新風代表、油谷真空先生、山本克仁先生など、超絶技巧の先生方がたくさん見え、実技指導を受けるチャンスがあります。
申し込みは今月一杯!!
まだの人は急いでくださいね~~!!!
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2018.12.18
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16日の日曜は、大森にある東京衛生学園で行われた(一社)北辰会関東支部主催、代表特別講演に参加してきました!!
今回、藤本新風先生が新代表に就任してから初の関東支部講演です。
歴史的瞬間ですね。(゜レ゜)
しかも今回は、中医学的な鍼灸漢方を教える団体である三旗塾塾長の金子朝彦先生もご参加いただき、非常に貴重な会となりました。
実は来年、平成最後の年の3.17、北辰会代表の藤本新風先生が、三旗塾のセミナー(オープン講座)で講演します。
日本で、中医学をベースとした、日本的な鍼灸治療を行う流派同士が、このように健全に交流することは、これまでになかった、大変喜ばしいことです。
毎回、関東支部のこのイベントは、他団体の先生方や、他業種の方が参加されるのも面白いところですね。
今回も医師の方、看護師の方から、教育学博士から、以前清明院に見学に見えた千葉大の鍼灸師の先生、慶応の医学部で講義をなさっている先生から、
他の鍼灸学校の学長さんまで、幅広い業種の先生方が参加されました。
素晴らしいことです。
午前中は尾崎真哉支部長の「腹診・打鍼の歴史」。
膨大な情報量を、コンパクトにまとめて、一生懸命喋っておられました。
今回の尾崎先生の講義は、実は資料をまとめていく段階から関わらせていただきましたが、現在判明している範囲での、腹診、打鍼に関する歴史認識の内容は、
ほぼ網羅されていたんじゃないでしょうか。
あの講義資料は、良くまとまった、超貴重なものだと思います。
午後一は私から「腹診・打鍼の重要点」。
・・・まあ、この講演会は他業種や学生さんから、中堅から先輩から大先輩まで、全レベルの聴講者がいらっしゃる講演会なので、せっかくなら、
初心者からベテランまでが、みんな満足納得できる内容にしたいなあ、というのが最初にありました。
・・・で、私なりに腹診打鍼の重要点を箇条書きにして設定し、それを喋っていく、という構成にしました。
アンケート的には、おおむね好評いただけて嬉しかったです☆
最後は新風先生による「腹診・打鍼の実技披露」。
昔から知っていますが、新風先生の指導、教育にかける情熱は尋常じゃないです。
前代表で北辰会創始者である蓮風先生が臨床でやっておられることを、非常に上手に言葉にして表現し、あれに近づくにはどうしたらいいか、
そのためにはどのように指導していくべきか、という問題を、非常によく考えておられます。
新風先生になってから、「指導の実際」をみんなに見てもらう、というのをやっています。
指導を受けた受講者の手つきがどう変わるか、というのを見せています。
これは非常にユニークな試みで、業界初の試みなのではないでしょうか。
そして最後は打鍼実技披露。
スタッフの動きがまだもう一つ慣れず、ちょっとバタバタしましたが、相変わらずの繊細な手技で、モデル患者さん三人ともに、バシッと直後効果を出しておられました。
聴講者へのインパクトは絶大だったんじゃないかと思います。(^^)
・・・さて、これにて、公式な大仕事はほぼ終わりです。
あとは明日の東洋鍼灸専門学校での講義、木曜日の秘密の特別講義を終えたら、年内の講義は終了です。
あとは最終週、事務的な院長業務を終わらせて、今年も終了です。
・・・いやー、早いねー☆(;’∀’)
来年も楽しいことやりたいねえ~~(ΦωΦ)
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2018.12.15
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あっという間に、明日は年末恒例のイベント「北辰会関東支部主催代表講演」のお時間です。(゚∀゚)
しかも明日のテーマは1日通じて「打鍼・腹診」です!!
「打鍼」を含む記事 参照
今年は伝統鍼灸学会でも「打鍼」が一つの大きなテーマでした。
WFAS以来(まあそれ以前から)、
「日本の鍼灸とは何ぞや??」
というテーマがそこかしこで叫ばれています。
これの具体例の大きなものが「腹診・打鍼」でしょう。
・・・さーて、今年最後の大仕事。
(実は来年に繋がる可能性のある大仕事的なものがもう一つあったりするんですが。。。)
色々、いいこと喋りまっせ~~(゚∀゚)
このブログの読者は全員来ましょう☆
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2018.11.30
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ここまでのお話し
難しい会議が、なんと90分もかかって30分押しで終わり(苦笑)、今大会のメインテーマでもある
「日本鍼灸のアイデンティティ」
というシンポジウムを聴きにメインホールへ。
NAJOM(『北米東洋医学会誌』)の副編集長であるスティーブン・ブラウンさんの話の途中(終わりかけ)から参加しました。
結論としては、ちょっとよく分かりませんでした。。。(苦笑)
最初から聴かなかったのもあるんですが、けっきょく、結論が出たんでしょうか、これ??
というか「日本鍼灸のアイデンティティ」とはこういうことだー!!というのが、伝統鍼灸学会レベルで色々討論して、結果的に出せたとして、
それをどうするんでしょうか・・・?
何をどうするために、その概念を用いるんでしょうか・・・?
なんかちょっと、モヤモヤしました。。。(^^;)
(今度呑んだ時に、登壇者の一人である横山 奨先生に聞いてみよ☆)
打鍼法、管鍼法などの独特の刺鍼法があって、繊細で個性的な診察術としての腹診術とかがある、ってのがまあ日本鍼灸独特の具体例で、あとはもう、
細かい学術の方は流派乱立、百家争鳴状態になっているのが現状、でいんじゃないすかね?
社会的にみても、鍼灸の保険医療化推進などの業団もバラバラ、学術研究機関である学会や大学もバラバラ、現場では湯液と鍼灸もバラバラ、しかも湯液の中もバラバラ、鍼灸の中もバラバラ、
結果的に日本の東洋医学は、国民にあまり正当に認知されているとは言えない、というのが実情なんじゃないんでしょうか。
(それがアイデンティティと言えなくもないような。。。(苦笑))
日本国内で、法とか制度を作っていくのには、あまりにもまとまってなさすぎる。
その点では、中国は資格制度的にも、共通理論、共通用語、大学も、湯液と鍼灸も、マンパワー的にも、一応はまとまっているんじゃないすか?
(まあ僕もそこまで詳しくないし、内部ではもちろん色々あるんだろうけども。)
だから今後、もし世界基準策定とか法整備を進めるなら、それをリードするのは普通に中国の考え方になるんじゃないすかね・・・?
まあ、注視しましょう。(ΦωΦ)
・・・で、最後は日中学術交流会。
中国人の先生の鍼というと、メチャクチャ強刺激で乱暴、というイメージが昔はあったんですが、近年、伝統鍼灸学会や中医学会に来て講演される先生は、
ほとんど日本の鍼と同じ、繊細でソフトな刺激の鍼ですね。
(もちろん”ヨソイキ”の鍼なのかもしれませんが。。。(笑))
ただこの実技セッションは、座学があまりにも長く、中国語が聴き取れないし、同時通訳も上手ではあったもののやっぱイライラするし、僕的には正直イマイチでした☆(苦笑)
終了後の飲み会では、和ら会の先生方とご一緒させていただき、他にも色んな流派の先生方や学生さんとお話しすることが出来て、これは大変良かったですね。
続く
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2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!