東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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新宿ビル街騒然の地震!!

2011.03.11

いや~、凄かったですね~、今日の地震・・・。

被害にあわれた方々の中には、命を落とした方も多くおられるようです。

再び、「自然」というものの恐ろしさを、まざまざと見せつけられましたね・・・。

僕はちょうど遅めの昼食を摂ろうと、清明院からエレベーターを降りて、外に出た瞬間、地面がグラグラ・・・。

「あー、地震か・・・。でもやたら揺れるし長いなー・・・。」

最初はそれぐらいにしか思っていませんでした。

 

 

すると、そちらこちらから騒ぐ声が聞こえて、少し広い通りに出てみると、ビルというビルからワラワラと人が出てきて、逃げ惑う様子・・・。

こりゃあただごとじゃないぞ、と思っていると、少し古めの細い雑居ビルが、本当に鉛筆を指でつまんで揺らしているかのように揺れていました・・・。

こりゃもうちょっと揺れが強くて長引けば、確実に倒壊するぞ、と直感させられるようなヤバイ揺れ方です。

「あららら・・・。」

と思いましたが、こういう時こそ「不動心」です。

そのあとの往診は、バイクで”いつも通り”ちゃんと回りました。

往診の患者さん達も、あまりの揺れの大きさにかなり動揺していましたが、勇気づけて回りました。

しかし、外来の患者さんと、スタッフが電車やバスで往診に回っている患者さんは当然全部キャンセルです・・・。

もうホント、地震のアホが~~!!!

 

(ただ、うちは怪我したり亡くなった患者さんがいなくて、ホントに良かったです。)


・・・ところで、地震は今日の午後3時頃でしたが、何人かの患者さんから、朝から昼にかけて、

北の方角の空に異様に黒い雲が出ていて怖かった、という話を耳にしました。

内経気象学的にどういう意味を持つ可能性があるのか、橋本先生に伺ってみようと思います。

 

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(社)北辰会2月本部臨床コース 第二回陰陽論シンポジウム

2011.02.14

昨日、2月13日に日曜日は、大阪、上本町にて行われた、(社)北辰会本部臨床コースに参加してきました!!

 


今回は午前中は実技訓練

「脈診(みゃくしん)」

でした。

 


僕は一応上級班に参加させていただき、大ベテランの、若干マニアックな先生方にご指導いただき、(笑)大変勉強になりました。

 


北辰会では、「脈」以外にも「舌」「腹」、「背中」、「手足の重要なツボの状態」などを見ながら、多面的に診断していきますが、あえて「脈」にこだわって診てみるというのも、大変いい勉強になります。

 


それにしても、大先輩たちの超絶テクニックには、恐れ入りました・・・。

「エエ~!?その発想は無かったワー・・・。」

とか、

「このケースでこのツボにいくの??いやあーそれはハードル高いっしょ~・・・。」

とか、途中何度か試されたりしながらも、(苦笑)楽しんで勉強させていただきました。

 


そして午後は、昨日の目玉企画である

「陰陽論シンポジウム パート2」

でした!

この企画は、以前このブログでも紹介させていただいた、『医易学(いえきがく)』神野英明先生と、『内経気象学(だいけいきしょうがく)』橋本浩一先生

はるばる・・・(その12)
(社)北辰会関東支部1月定例会 参照

そして(社)北辰会代表理事である藤本蓮風先生という、北辰会を代表する3人の臨床家による、”陰陽論”に関するシンポジウムです。

 


この企画は、去年の12月に行われた同じ企画のパート2です。

 


前回は時間が少なかったけど、今回は午後1時から4時半まで、ビッチリ時間をとっての第2弾です。

 


司会を務めたのは前回同様、学術副部長である堀内齋毉龍(さいりゅう)先生で、非常にサクサクとしたナイスな仕切りで、全体的にとても分かりやすいものになっていたと思います。


・・・「シンポジウム」の成功は司会にかかっている、とよく言われます。

 


司会がどのタイミングでどの演者から何を聞き出し、その話を誰に振るか、ということが、全体の印象を大きく左右します。

 


その意味でも非常にうまい司会だったと思います。

 


まーしかし、一つの鍼灸の研究会に、専門書の著者が3人もいて、その3人が一つのテーマについて講義し、公に語り合う、ということを実現している会はそうないと思います。(苦笑)

 


北辰会はこれまで「確かなこと」をやってきたし、今もやっているからこそ、どんどん全国から優秀な臨床家が集まってくるんだと思います。

 


それで、優秀なみんなで、もっともっと「確かなこと」をやっていったら、多くの患者さんが救われるんだと思います。

 


「陰陽論シンポジウム」・・・、これは今後、北辰会の名物企画となり、来年度、再来年度もあるような気がしてならないです。(笑)

(テーマと人が違うと、また全然違うものが表現できるだろうしネ・・・。)

 

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立春!!節分!!

2011.02.05

いや~、ついこないだ、「大寒」の話をしたと思ったら、もう「立春」です。

 


早い早い・・・。

 


コワいコワい・・・。(苦笑)

「大寒」とお餅 参照

 


・・・立春過ぎると、徐々に何となく春めいてきます。

 


そこで、

 

さあこれから新緑の気持ちイイ季節だ!

 

と考えるか、

 

はあー、花粉症の辛い季節だー・・・、

 

と考えるか、ここですでに大きく分かれますね。

 


人生が。

 

 

人生そのものが。(苦笑)

 

ところでこの「立春」、その前日の2月3日が「節分」と言われ、これまた奇妙な風習がありますね。


1.豆まき

2.イワシの頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺し軒下に飾り魔よけ

3.恵方巻きを恵方を向いてまるかぶり



・・・まあ他にもあるようですが、とりあえずこれ、皆さん知ってましたでしょうか。

 

 

1.は僕自身が小さい頃に実家でやっていましたし、2.は往診の高齢の患者さんがやっていて、初めて知りましたし、3.は最近妙にコンビニが流行らせている感じがありますね・・・。(笑)

 


客観的に冷静にみると、奇妙極まりない風習ですよね・・・。(笑)

 


今日はこれについてサクッと調べた内容を、コンパクトに纏めてみました。

 


Wikipediaによれば、もともと、立春、立夏、立秋、立冬(四立)の前日はすべて「節分」と呼んでいたようですが、
現在では立春の前日のみを「節分」と呼ぶようになっているそうです。

 


これは、旧暦では春の始まりの立春は新年の始まりであり、他の節分と比べて特別だったから、ということらしいです。

 

・・・それぞれの意味づけについては、


1.の豆まきについては、もともと一年の始めに無病息災を祈念する風習は、奈良時代に中国から伝わったとも言われるそうで、また古来から日本では豆や米には霊力が宿るとされ、

 

これを鬼に投げつけることで鬼を祓い、福を呼び込み、終わった後は自分の年齢と同じか一つ多くの豆を食べることにより、無病息災となる、と言われているらしいです。

 

 

・・・ここで、

「いやいや、じゃあ80過ぎの人とかどーすんの・・・? 80個も豆食べたら、かえって胃腸に堪えそうなんですけど・・・。」

という疑問がわきますが、ここはなかなか都合がよくて、その場合は、「福茶(ふくちゃ)」といって、年の数の豆にお茶を注いで飲めばよい、
とのことです。(笑)

 


そして2.のイワシの頭と柊の枝については、柊の葉の棘と、イワシの頭の臭いで鬼がいやがって逃げ出すから、とのことです。(笑)

(・・・おいおい、オニ、やたら弱くないか?という気もしますが。)

 


さらにこの1.と2.はセットになっており、2.の風習で逃げ出した鬼に対して、追い打ちで豆をぶつける、という考え方もあるらしいです。

 


鬼としては、新年早々、棘を刺され、くさい臭いを嗅がされ、たまらず逃げたところに、豆をぶつけられる訳です。(笑)

 


・・・オニの気持ちを考えると、極めていたたまれない風習です。

 


そして3.の恵方巻きについては、発祥の地は大阪とも愛知とも言われ、節分の日の夜に、その年の恵方(えほう・・・おめでたい方角)を向いて、

 

太巻きをまるかぶりすると、いい年になる、という風習だそうです。

 


”巻きずし”は、福を巻き込み、切らずに”まるかぶり”するのは、縁を切らない、そして寿司の具は”七福神”にちなんで7種類、とのことです。

 


これの歴史については、関西の商人が広めたという説を知っていましたが、何やら他にも、諸説あるようですね。

 

(Wikiに詳しいです。)

 


・・・ところでこの、「恵方」ってどうやって決まるんでしょうか。

 


「恵方」とは、陰陽道のいう歳徳神(としとくじん)のいる、縁起のいい方向、という意味で、
これはその年の十干(じっかん)で決まるようです。

 


今年(2011年)は辛(しん:かのと)の年なので、恵方は丙(へい)の方角となります。

 

 

今年の恵方はテレビなどでは簡単に16方位で南南東、と言われていましたが、正確に言うと「丙(へい)」の方角、となり、正確には南南東、

 

というより32方位で南”微”東、つまり16方位で言う南南東より7.5°南寄りが、正確な恵方なんだそうです。

だから多くの人は、間違えて少し(7.5°)東を向いて”まるかぶり”してしまっている恐れがあります。

 


やるからには、気を付けたいものです。(苦笑)

・・・僕は意外とこういう細かい話もキライじゃないです。

 

 


十干、十二支についても、そのうちこのブログで解説してみたいものです。

 


まあこのように、日常のちょっとした風習から、思わぬ東洋的な学問にぶち当たることはよくあります。

 


北辰会の橋本浩一先生が研究されている内経気象学にも、こうやって

日常の風習~暦(こよみ)~その年の運気~気象学~人体との関わり、

という流れで入っていくのも、意外と面白いかもしれませんネ。

 

 

◆参考・引用サイト

 

ライフスタイルニュース 

Wikipedia「節分」 

Wikipedia「柊鰯」 

Wikipedia「恵方巻」 

Wikipedia「歳徳神」 

暮らしの歳時記 

ジャパノート 

 

 

 

 


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(社)北辰会関東支部1月定例会

2011.01.24

昨日、1月23日(日)は、代々木にて行われた、(社)北辰会関東支部定例会に参加してきました!

今回は諸事情により、午後からの参加となりましたが、午後は1時からラストまで丸ごと、以前このブログでも紹介した、

『内経気象学』

鍼灸治療 内経気象学入門―現代に甦る黄帝内経による気象医学鍼灸治療 内経気象学入門―現代に甦る黄帝内経による気象医学
著者:橋本 浩一
緑書房(2009-11)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る

↑コレね。

この本の著者である橋本浩一先生による、

「内経気象学基礎・季節天候と病証予測」

でした。

DSC00415

 

左が橋本先生です。ちなみに右は北辰会、方剤学の専門家である島内薫先生・・・。

なかなか貴重なツーショットです。

教頭先生と仙人のような、まったく違う雰囲気の二人ですが、とっても仲良しであります。(笑)

橋本先生は御自身の橋本鍼灸院で院長をされながら、北辰会でも長年役員、講師をされつつ、超難関資格(合格率5%以下)である気象予報士の資格も持ち、

 

独自で東洋医学における気象医学の研究をされております。

コレは日本はもちろん、中国においてもあまり研究されていない分野であり、研究者や著作の少ない、大変貴重な分野です。

橋本先生は「学者」といっても過言ではないほどの、凄まじい勉強量にも関わらず、我々と同じように、毎日毎日患者さんを診ておられる、

 

「鍼灸臨床家」でもあります。

ここが、橋本先生や、北辰会の先生方の本当にスゴイところだと思います。

・・・東洋医学の基本である、天地自然と人間は一体不可分であるという、

「天人合一思想」

これに基づいた医学を考える場合、気象変化と疾病との関係に対する研究は欠かせません。

橋本先生の研究は、まだまだ進んでおります。

昨日の講義も、それを実感させる内容となっておりました。

これが今後もっともっと深まり、展開され、後世に残る研究成果を残すことになるだろうと思います。

そして来月は大阪で、橋本先生と蓮風先生と、『医易学(いえきがく)』の神野先生により、

「陰陽論シンポジウム第2弾」

が開催されます。

ま~次から次へと、注目企画が目白押しですな・・・。(笑)

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はるばる・・・(その8)橋本浩一先生、島内薫先生

2010.02.01

昨日は、代々木にて行われた、(社)北辰会関東支部の定例勉強会に行ってきました。

 

その前日の土曜日の診療終了後に、我が清明院に、(社)北辰会講師で、

『内経気象学入門』

の著者である橋本浩一先生と、北辰会の”歩く百科事典”、方剤学、養生学の専門家である島内薫先生が大阪からいらっしゃいました。

 

image009

 

左が橋本先生、右が島内先生です。


・・・この2ショットはなかなか貴重ですよ!(笑)


教頭先生と仙人、て感じでしょ??(笑)

 


しかし北辰会の講師陣の人材は見た目も中身も幅広い・・・。

 


橋本先生の本については、以前このブログでも紹介しました。

⇒ 勉強会行ってきました! 参照

 


島内薫先生は、鍼灸師と薬剤師の免許を持ち、鍼灸、漢方薬に詳しいのはもちろん、宗教、哲学、時事問題などなど、

「この人は知らないことがないんじゃなかろうか・・・。」

と思うような、知識の塊のような先生です。

 


お二人とも、僕が勉強に行き詰った時の「薬箱」のような存在であります!

 


この写真を撮ったあと、関東支部の役員、役員候補たちで集まって軽い勉強会+飲み会をしてから解散し、次の日も勉強会+飲み会(12時まで!)をこなし、

 

今日も朝からガンガン臨床しております!

 


みんな恐ろしくタフです!

 


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