東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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Search Results for: 中医学

「現代中医学」と「伝統中医学」

2014.10.08

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今日は学校で、「中医学」について講義してきました。

 

僕は毎年この、

『東洋医学臨床論 鍼灸編』

の講義の最初に、

”中医学とはいかなるものか”

というテーマの講義をしております。

 

(もともとは学生さんからのリクエストがあったんで、講義するようになったんですがね。)

 

 

現在、全世界における、東洋医学教育のベースになっているのは「中医学」といっていいでしょう。

 

ところが、なんだか日本の東洋医学教育では、「中医学」というものは、ある特定の流派や、ある個人の考え方、というような扱いをされています。

 

この認識は、全く違うと思います。

 

少々きつい言い方かもしれないが、「中医学」に対するミスリード、と感じてしまいます。

 

「中医学」というのは、中華人民共和国(現中国)が国を挙げて、それまでの自国の伝統医学をまとめあげた一医学としての論理体系なんであって、

 

そもそも、ある方法論だとか、学派だとか、そういう性質のものではないのです。

 

この「中医学」なるものがどういうものかについては、何度かこのブログにも書いています。


「中医学」を含む記事 参照

 

因みに、この中医学というものを理解するうえで、「伝統中医学」と、「現代中医学」という言い方に分けて考えた方が分かりやすい、という考え方があります。

「現代中医学」の誕生と変遷 山本勝司 日本中医学会 参照

 

上記の論考でいう「伝統中医学」というのは、この3000年以上に渡る中国における人体、疾病の認識の”全て”を指すものです。

 

で、それに対して「現代中医学」というのは、中華人民共和国(新中国)が、その「伝統中医学」を、現代風に、国家的にまとめ上げた医学体系である、という訳です。

 

こういうものであるからして、「現代中医学」というものは、ある流派とか、ある個人の考え方とか、そういう性質のものではないのです。

 

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「”中医学”ってどうなんですかねえー?」(その2)

2013.11.19

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ちょっと前に、

「”中医学”ってどうなんですかねえー?」

という記事を書いた。

鍼灸学校教育では、中医学というものに対して、何やらトンチンカンな批判をする教員がいまだに跋扈しているのが現状と聞きます。

 

(ろくに勉強したこともないだろうにねえ。。。)

ですので、学生さんに対しては、まず中医学に対する誤解や偏見を解くところから始めなければいけないのが、なかなかのジレンマだったりします。。。


まあ、こういう

”まだまだ受け入れられていない学問である”

という事実、現実を通じて、僕らが基本に置いていて、しかも今や世界中の東洋医学教育のベースラインとして定着しつつある

「中医学」

というものを、批判的に眺めてみるというのも、引きの視点で見れば、面白い。

 


自分が医学のベースに置いているものが、ありとあらゆる批判に、果たして耐えうるものなのか、ここを疑ってみるのも、正しい姿勢だと思う。

 


それこそ、極端な懐疑主義者やヒステリックな意見も含めて、だ。

 


”本気”であればこそ、そういうものにも向き合っていきましょう。

 

・・・ほどほどに。(笑)

 


 

かなり前、前回の話とはまた違う先生に、絡まれたことがある。

(笑・・・なんか、よく絡まれるでしょ?まあ僕が生意気そうなんでしょうネ。小さい頃から、慣れてます。)

 


いきなり、

「中医学を鍼灸の分野で使うのは間違ってる!」

というご意見。(苦笑)

 


いつものように、僕が、

「ほう、それは何故ですか?」

と問うと、

「あれは漢方薬を中心にまとめられた理論でしょ?だから鍼灸には使えない。」

と仰る。

 

 

そこでさらに僕が、

「でも、本によっては鍼灸の配穴についても言及されていますよね?」

と言うと、

「確かに。しかしその配穴がおかしい。あれのベースはほとんどが元代以降の歌賦(※)がもとになっている!要は特効穴の羅列みたいなもの。あれでは無理がある、医学と言えない。」

 

と仰る。


※歌賦(かふ)というのは、元代以降盛んに著された、鍼灸の有名古典に出てくる、いわゆる”このツボはこれに効く”ということを歌のようにしてリズムよく並べたもの

・・・この先生の仰ることは、一理あるようで、やはり事実誤認に基づいている。

 

そもそも、漢方薬を中心にまとめられた医学、と仰るが、理論の大本になったのは

『黄帝内経』

つまり”鍼灸の”聖典だ。

 

そして、大前提として、中医学の基本原則は「整体観」と「弁証論治」だ。

「弁証論治」って何ですか? 
「整体観」って何ですか?
     参照

 

ある症状と、ある経穴を直接的、短絡的に結びつけている記載よりも、

「まずは整体観に立脚し、証を弁えて、論理的に治療しましょう」

という記載の方が大前提であり、「証」や「東洋医学的な生理観」についての詳述が中心です。

 

だからまずは、「証」に合致した配穴が先であり、「症状」に対する特定の配穴の指示なんてのは、枝葉末節の話。

 


だから、この先生のような批判は全く当たらない。

 

部分的に当たってるとしても、全然本質的な批判でない。

 


膨大な中医学の「ある部分、枝葉」のみを見て、”木を見て森を見ず”の見地から、揚げ足取り的に一生懸命批判している姿。

 

 

枝葉末節への批判をもって、全部がダメだ、みたいな考え方、物言いは、バカがよくやるやつ。

 

・・・まあ、上記以外にも、この業界にはまだまだ、そういう誤解や偏見、批判のための批判みたいなのが多々あります。

 

鍼灸治療そのものすら、国民に大きく誤解されている現状がある中で、その業界の中に、身内同士で、さらにこういう偏見や誤解が渦巻いていたりします。。。

 


こりゃーなかなかの難事業ですな。(苦笑)

 


でも、鍼はスゴイです。

 


そこはハッキリしてます。

 

毎日、実感してます。

 

その一点が、いつもブチキレかける僕を救ってくれます。(苦笑)

 

 

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「”中医学”ってどうなんですかねえー?」

2013.10.23

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こないだ、とある学者の先生に言われた。

 

・・・というか、絡まれた。(苦笑)

 

 

僕のことを知ってか知らずか分かりませんが、いきなり、

「”中医学”ってあれ、どうなんですかねー??私はあれをベースに鍼灸をやるのは無理があると思うし、やめた方がいいと思うわー。」

と。

 


僕が、

「どうしてそう思うんですか?」

と問うと、

「だって若手の中医師が全然育ってないじゃない。大ベテランの老中医なら信用できるけど、若手に伝わってないから、あれはもう終わりだね。」

とのこと。

 


僕がさらに、

「何故、若手に伝わってないと思うんですか?」

と問うと、

「なんか中医学をやってる若いやつは、弁証がどうのこうのと、理屈っぽく言うけど、実際にやらせてみると全然治せない。能書きはいいからやってみろ!って思うねー。」

とのこと。

 

そしてさらに、

「やっぱり日本の鍼灸が一番いいと思うなー。管鍼法の繊細な鍼!今に中国も真似し始めるわ!!彼らには出来ないだろうけどー!」

と、

”中医学をベースに鍼灸をやってる”

僕の前で、この言い方です。(笑)

 


・・・どう思いますか皆さん。

 


これが、この業界においてリード的な立場の、超ベテランの学者の不見識と無礼さです。

 

 

この先生の論に従えば、僕は理屈ばっかりで全然治せてない、中医学を学んだけどまったく育ってない若手の中の一人、ということでしょうか。

 

まともに話しする気が起きません。

 

・・・まあ、こういうものに負けずに、一症例一症例、確実に、丁寧に、今日も明日も、ブレずに診させていただこうと思います。

 

強い鍼。

ふっ

 

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「中医学」とは何なのか。

2013.04.19

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清明院の治療システムである北辰会方式では、理論のベースを「中医学」に置いています。

 

この「中医学」というのは、新中国(中華人民共和国)が主に1950年代にまとめ上げた、素晴らしい理論体系です。

 

一般に言われる、「東洋医学」とは、分けて語られます。

 

それについては、以前書きました。

東洋医学と中医学 参照

 


これをまとめ上げたきっかけとなった号令をかけた、新中国の父ともいわれる、毛沢東についても、以前書きました。

「毛沢東」という人物(その2) 参照

 


今回、学生さんからリクエストがあったので、この「中医学」がどういうものかについて、来週、喋ります。

 


「中医学」は、今後、東洋医学の世界基準になります。

 

(てか、もうなってますね。)

 

だから、正確に知っておいて損はない。

 

なので再度、勉強し直しています。

 

ありがたい。

 

 

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東洋医学と中医学

2010.03.18

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最近は、メディアに東洋医学が取り上げられることも増えてきましたね。

 


コレはとてもいいことだと思います。

 


それで、ちょいちょい耳にすることもあるんじゃないかと思いますが、「東洋医学」という言葉と、「中医学」という言葉があります。

 


今日は、

「この2者の違いはなぁに?」

という話でもしようかな~、と思います。

 


よく世間で「東洋医学」と言われているものっていうのは、


古代中国に端を発し、

「気」や「陰陽五行」という哲学をもって自然や人体を認識し、

それを基本とし、病の仕組みや治療方法を考え、

数千年にわたって結果を出し続け、患者から支持され続けている、

伝統的な医学


を指して言います。

 

 

「中国伝統医学」なんていう言い方をするときも、上記のような意味合いが強いと思います。

それに対して「中医学」というのは、


新中国(中華人民共和国)が、上記の考え方を踏襲しつつも、それまでの自国の伝統医学を、
「唯物論(ゆいぶつろん)」でもって、国を挙げて”いったん”論理的、体系的にまとめあげた医学

 

と言えるのではないかと思います。


(ちなみに、この中医学が、果たして本当に論理性が高いか、論理的か、という問題については議論がありますが、それについてはここでは触れません。)

 

 

因みに「中医学」は、先ほど言う「中国伝統医学」と区別するために、あえて「”現代”中医学」と言われることもあります。

 

・・・しかしこの、「唯物論」という発想は、自然界の全ては「物質」で構成されており、「物質」間に働く物理法則でもって理解可能、というのが基本スタンスですから、

 

この考え方の中にあっては、東洋医学のいう「気」というものも、

「気とは物質である」

ということになり、確かに理解しやすい部分がある半面、深く勉強していくと、色々な不具合、納得しにくい部分が生じてしまいます。

 

(少なくとも私はそう思います。)

 


要は、

 

「気」は現代物理学のいう、質量を持った「物質」とは、言い切れないのではないか?

 

ということです。

 


また、東洋医学のいう「陰陽五行」という認識方法、法則も、必ずしも物理現象の解釈、という範疇のみに用いるものでもありません。

 


新中国(中華人民共和国)は、主に1950年代に、現代まで続く「中医学」の国定教科書の第一作目を作成していった訳ですが、この「まとめる」という過程では、

 

当然、「そぎ落とす(端折る)」という作業をしなくてはなりませんので、まとめ上げられた完成品は当然、分かり易いし教育に使い易い反面、

 

東洋医学の悠久の歴史が持つ、全ての情報を網羅したものには当然なりえません。

 

 

「唯物論」の基軸からして、”例外”や”矛盾”や”説明しにくい因子”は、一定程度排除される訳です。

 

・・・こないだ、患者さん(とある科学者さん)と話していたのですが、どんな優れた論文でも、「まとめる」時には必ず、それを書いた人の「美学=美意識」が入り込んでしまうそうです。

 

(そりゃそうだわね)

 


なおかつ、その論文を評価する側、採用する側の「美意識」も、その論文がいかほど世の中に許容されるか、という意味では、大きく関与してくるそうです。

 

・・・ですので、当然、まとめられた当時(1950年代)の時代背景の影響や、編纂者のリーダーの美意識の影響なんかを多分に受けて、一貫した考え方(この場合は唯物論)、

 

美意識でもって、「東洋医学」を現代風にまとめ直したものが、いわゆる「中医学」だ、ということになります。

 

 


「唯物論」でもってまとめたたことの是非論についてはともかく、僕から見れば、少なくともこれをやったということには、大変意義があると思います。

 

僕自身、「中医学」というものがあったから、東洋医学を勉強する気になった、と言っても過言ではありません。

 

 


鍼灸の学生時代に、鍼の世界というのはオカルトや迷信や単なる神秘じゃなくて、れっきとした医学なんだ!と思えたのも、「中医学」というものの、

 

ある種の論理性に出会ったお蔭だと思っています。

 

 


そうして、知識を少しずつ深めていった後に、中医学の考え方だけでは説明がつかない部分や、また、日本の歴代(特に江戸期)の医者達の、面白い見解や独創なんかに出会っていく訳ですね。

 

・・・ちなみに「中医学」が中国独自の伝統医学だとすれば、韓国にも、それとよく似た「韓医学(かんいがく)」というものがあります。

 

 


両国ともに、西洋医師とは別に、それぞれに自国の伝統医学を修め、実践する専門資格である、「中医師」、「韓医師」という国家資格を設け、

 

大学教育、インターン含め10年ほどかかって取得させ、現在、両国の国民の健康に大いに寄与しています。

 

・・・となると、あれ? 日本はどうなの??

 

 


「日医学」は?

 

 


「日医師」は?(苦笑)

 

 


日本の明治維新以来の西洋化、富国強兵、産業立国という方向性が、医療制度において、思わぬところで周辺2国との「差」を生んだようですネ。


(あえて「違い」と言わずに「差」と言わせてもらいます。)

 

 


まあ今日のブログは、患者さんはあんまり興味ないかも知んないけど、日本の東洋医学の現状が少しは分かるんじゃないかな、と思って書いてみました。

 

 

医学、医療というのは、庶民の幸福な暮らしと直結するものであり、その時その時の時代の背景にある支配的な思想や哲学の影響をモロに受ける、ということです。


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2024年10月の活動記録

2024.11.07

 

 

 

 

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2024年10月も、なんやかんやと色々やっとります。笑

 

 

10.3、10.31(いずれも木)は毎月恒例の順天堂東医研に参加してきました!!

 

(今月は都合により二回開催、10.31の回で、第69回です!)

 

 

10.3の回の講師は長瀬眞彦先生で、講義テーマは

 

「漢方薬は生薬からできている 〜人は自然とともに生きている~」

 

というお話。

 

 

順天堂東医研の優秀な学生諸氏は、いずれ現場に出て、患者さんに漢方薬を処方するようになるでしょう。

 

 

その時に、日本の医療現場ではよく行われているように、病名や症状のみから、西洋薬と全く同じノリで処方するのか、漢方薬を構成するのは生薬であり、限りある草根木皮(生薬資源)であり、

 

それら生薬が選ばれた背景には、古代中国の自然哲学が背景にある、という認識を持って、東洋医学的な考え方でもって処方するのか。

 

 

色々な意味で、大きな違いが出て来るだろうと思います。

 

 

10.31の回の講師は私です。

 

 

今回からついに新シリーズ「経穴学①総論」という内容が始まりました。

 

 

今年は(一社)北辰会の年末代表講演のテーマも「経穴」です。

 

 

ここにきて、経穴について系統講義や特別講演する機会が立て続けに来ていますが、これは鍼の神からの、

 

「お前もそろそろ経穴をキッチリやりなさい」

 

というメッセージだと受け止めています。

 

(別に逃げてた訳とかではないんですが。苦笑)

 

 

いい機会なので、私の臨床25年の、経穴に対するあらゆる知見を、これから全経絡分のシリーズ講義で、纏めてみたいと思います。

 

 

全国の医学生の皆さん、乞うご期待!!

 

 

10.4(金)~10.6(日)は、熊本で行われた第14回、日本中医薬学会学術総会に参加し、症例を発表してきました!!

 

 

日本中医薬学会でリアル対面で症例を発表したのは、2017年に同じ熊本で行われた回からの7年ぶり、あと、コロナ禍の最中の2020年にオンラインで症例発表して以来です。

 

 

2017年は「再生不良性貧血の増悪が危惧された妊婦の1症例」、2020年は「COVID-19治癒後の諸症状の一症例」でした。

 

 

今回は「フィッシャー症候群に鍼灸治療が奏功した一症例」です。

 

 

今回は金曜日から熊本入りし、今回の会頭である、加島雅之先生が総合内科部長を務める熊本赤十字病院の鍼灸治療の様子も見学させて頂き、各先生方の御講演も、2日分しっかりと聴講させて頂きました。

 

 

どの講演も非常に勉強になり、大変いい経験をさせて頂きました。

 

 

10.7(月)日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス

 

 

今回は「脳梗塞後遺症による主訴改善の1症例」の症例検討会。

 

 

脳梗塞と言えば、大変怖い病気で、重病中の重病ですが、その後遺症にしっかりと寄り添い、見事に効果を挙げた症例でした。

 

 

今回も活発な意見交換が出来て、「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後まだまだ伸びて欲しい活動の一つです。

 

 

因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。

 

 

どなたでも参加できますので、次回は11.11(月)の20時~90分、是非こちらのページからお申し込み下さい。

 

(アーカイブ配信もあります!!)

 

 

10.18(金)の夜は慶應大学で行われた家庭医の先生方の勉強会「Metropolitan FM Conference」にて症例を発表してきました!!

 

 

今回の症例は「10年以上西洋医学的治療を拒否し続けてきた膀胱癌患者の一症例」

 

 

我々、「路地裏の鍼灸院」という立場上、西洋医学的な標準治療を拒否したり、出来れば受けたくない、というお考えの患者さんを診させて頂く機会は多いです。

 

 

というか、そういう患者さんに対して、良好なパフォーマンスが出せないと、鍼灸院はやっていけないのではないかと思います。

 

 

本症例もそういった患者さんでしたが、「どういう医師(医療人)から、どういう治療を受けるか、受けたいか」というのは、その患者さん一人一人の生きざま、価値観に関わる部分であり、

 

本症例はそういう意味でも非常に多くの示唆や教訓を含んでおり、我々が普段扱うこういった症例を、医師の先生方と共有し、検討できたことが、非常に嬉しかったです。

 

 

10.20(日)は東大鉄門記念講堂で行われた医療系学生交流会に参加してきました!!

 

 

爽やかな若者たちの中に一人、黒い服着たオッサンがいるのは、なかなか場違いな感じでしたが(苦笑)、今現在の鍼灸学生さんの雰囲気を感じることが出来て良かったです!

 

 

もちろん、あそこに来ていた学生さん諸氏は、所謂「意識高い組」なんでしょうけれども。苦笑

 

 

医療における多職種連携は、今後の医療界でますます重要になることが予想されるテーマであり、鍼灸学生や、卒後の鍼灸師が「井の中の蛙」というか、変な視野狭窄や、リターンの低い孤軍奮闘とか、

 

酷いと、単なるマウンティングのための知識ひけらかし人間みたいな状況に陥らないためにも、そういうことを学生のうちから啓蒙することは非常に重要だと思います。

 

 

鍼灸師が、他の医療系職種の方々とも堂々と、かつ礼儀正しく連携出来て、なおかつ、自身の高度で個性的な専門性を遂行、表現することが出来るようになれば、

 

ネットだのテレビだのの大袈裟な宣伝に頼らんでも、今の比じゃないほど受療率は上がり、患者さんのためになる筈です。

 

 

こういった活動は、今後も注視していきたいと思います。

 

 

10.26(土)~27(日)は福岡で行われた第19回 公益社団法人 日本鍼灸師会 全国大会in福岡にて、講演と実技、シンポジウムに登壇させて頂きました!!

 

 

私以外には経絡治療学会橋本厳先生積聚会藤原典往先生というメンツで、北辰会と経絡治療学会、積聚会という、鍼灸業界で古くからあり、

 

色々な意味で御縁のある3つの学派が集まって、講義と実技や、様々なお題でシンポジウムで語るという企画で、非常に楽しかったです。

 

 

実技では、2人のモデルの学生さんが出て来られたのですが、2人とも後日連絡を下さって、非常に顕著な効果、変化があったようで、そこも嬉しかったです。

 

 

シンポジウムでも、三者三様のコメントがあって、参加者にとってなかなか刺激的だったのではないかと思います。

 

 

アーカイブ配信もあるようなので、今からでも是非!!

 

 

10.28(月)日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。

 

 

こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。

 

 

今回の症例はコロナ後遺症で、今回も医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。

 

 

次回は11.25(月)20時〜 (60分程度)となります。

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

 

・・・てなわけで、10月は二回も九州に行ってました・・・。苦笑

 

 

 

11月、12月もチョイチョイイベントがありますので、こんな感じで年末まで、ガンガンいきましょう!!!

 

 

 

 

 

 

 

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2024年9月の活動記録

2024.10.09

 

 

 

 

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2024年9月も、ボチボチやっとります。笑

 

 

9.1(日)(一社)北辰会夏季研修会は、なんと台風で中止!!

 

 

大変残念なことですが、こればっかりは仕方ない。

 

 

逆に言えば、今年の企画をそのまま来年にスライドして、もっと練った企画が出来る、ということです。

 

 

マイナスはすべてプラスに変えましょう!!

 

 

なお、今年の年末、12.15(日)には、毎年恒例のイベント、東京衛生学園での藤本新風代表特別講演「経穴輯要(けいけつしゅうよう)」が行われます!!

 

 

私も前座で喋りますので、ぜひお越し下さい!!

 

 

お申込みはこちらのフォームから!!!

 

 

9.7(土)~8(日)第29回 日本病院総合診療医学会にお邪魔してきました!

 

 

今回はシンポジウム 6「医師と鍼灸師の連携による総合診療の発展と課題」という内容で、福島県立医大の鈴木雅雄教授、山中克郎教授、東北大学の高山真教授、増田卓也医師というメンバーで、医鍼連携に関して語って頂きました。

 

 

どの先生も非常に分かり易いお話で、今後に希望が持てました!

 

 

懇親会では全国の色々な先生方に御挨拶させて頂き、こちらも今後にイイ感じで繋がると良いなあ、という感じです。

 

 

9.9(月)日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス

 

 

今回は、若手鍼灸師の先生による「2度救急搬送された一過性意識障害の一症例」の症例検討会。

 

 

なかなか難しい症状を訴える患者さんに対して、しっかりと寄り添い、自分の学術で一生懸命対処し、結果を出した、真面目さがよく伝わる症例でした。

 

 

非常にアツく、活発な意見交換が出来て、「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後まだまだ伸びて欲しい活動の一つです。

 

 

因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。

 

 

どなたでも参加できますので、次回は11.11(月)の20時~90分、是非こちらのページからお申し込み下さい。

 

(アーカイブ配信もあります!!)

 

 

 

9.15(日)北辰会の関西部会に出席した後、日本プライマリケア連合学会、第21回秋季生涯教育セミナーにお邪魔して、「医療の現場で生かす『鍼灸』の体験学習」ということで、

 

増田卓也医師、丸山晃央医師、奥村裕一学術部長とともに、実技ワークショップという形でやらせて頂きました。

 

 

全国の色々な科の医師の先生方に、東洋医学的な鍼灸治療が少しでも伝わったなら幸甚です。

 

 

そして夜には東京に戻り、翌日の早朝から、なんと福島県の郡山の山中へ。

 

 

ここでは順天堂東医研の生薬ワークショップが開催されておりました。

 

 

以前紹介した「日本人唯一のチベット医(アムチ)」である小川康先生に来て頂き、生薬観察をするという2泊3日のプログラムの最終日にお邪魔してきました。

 

 

そして9.29(日)は北辰会関東部会。

 

 

こちらも、学生さんの参加も多く、盛り上がっていたと思います。

 

 

9.30(月)日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。

 

 

こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。

 

 

医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。

 

 

次回は10.28(月)20時〜 (60分程度)となります。

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

 

・・・てなわけで、9月は再び爆裂し始めました。苦笑

 

 

さて、2024年後半、10月10日は15周年!

 

 

 

どんどんいきましょう!!!

 

 

 

 

 

 

 

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2024年7月の活動記録

2024.08.03

 

 

 

 

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2024年7月は、比較的まったりと過ごせました。

 

 

7.14(日)北辰会の関西部会。

 

 

7.15(月)藤本玄珠堂での研修。

 

(7月は海の日だったもんで、漢祥院ではなく玄珠堂でした。)

 

 

北辰会で教わったことが、私の学術の源泉であります。

 

(鍼灸業界には、今は北辰会の会員でなくても、そういう先生、少なくない筈。)

 

 

北辰会方式をきちんと身に付けるのに、先ずは北辰会の定例会に毎月出て、座学をEラーニングや書籍で学んで、ある程度基礎基本を固めたら、藤本漢祥院や藤本玄珠堂で研修する、

 

蓮風先生や新風先生自身から治療を受ける、ってのは、会員全員にとって必要不可欠なことだと思うんですけどね・・・。苦笑

 

 

6.8(月)日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス

 

 

今回は、清明院スタッフの永井由梨先生による「脳梗塞の既往を有する肥満患者の四肢疼痛、痺れ、歩行困難の1症例」の症例検討会。

 

 

肥満、歩行困難の在宅の患者さんに関して、しっかりと寄り添い、一生懸命対処し、結果を出した、彼女の真面目さが伝わる症例でした。

 

 

「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後伸びて欲しい活動の一つです。

 

 

因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。

 

 

どなたでも参加できますので、次回は9.9(月)の20時~90分、是非こちらのページからお申し込み下さい。

 

(アーカイブ配信もあります!!)

 

 

また前回書いたように、6月から、清明院の二代目研修医でもある家庭医の丸山晃央先生の御厚意で、足立区入谷にある北足立生協診療所にて、清明院スタッフの見学研修を開始していました。

 

 

実は今回のDAPAがあった6.8(月)は私が研修に伺った日であり、思いがけず病院からオンラインで参加し、コメンテーターとして丸山先生にも出張って頂きました。

 

 

そして7.25(木)順天堂東医研に参加してきました!!(今回で第66 回目です!)

 

 

今回の講師は長瀬眞彦先生で、講義テーマは

 

「臨床の実際をみてみよう〜学生だから臨床のことを知らないのは当たり前 まずは友達の相談にのってみよう〜」

 

というお話。

 

 

僕も学生の頃は、臨床のことを学校の先生や先輩に質問しても、

 

「まあ現場で経験積めばわかるよ。」

 

とか言って逃げられる、スカされるのが非常に嫌いで、自分自身の友人を症例にして、臨床家さながらの、背伸びした質問をよくしていました。笑

 

 

学生にとっては、教室を見渡せば生理痛や生理不順、PMSや軽い精神病、肩こり腰痛だって、みんないる筈です。

 

 

そういうのを全てモルモット化してしまうのが、上達の早道かもしれません。

 

(しかし、無理は禁物なのと、人間関係の悪化にはよくよく注意して下さい。苦笑)

 

 

7.29(月)日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。

 

 

こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。

 

 

今回の症例はベテラン鍼灸師の先生による「6カ月近く続く疲労とフラマー症候群」

 

 

この聞き慣れない、フラマー症候群というのは、

 

「自律神経系の異常によって血管の調節に障害がおきて、からだのさまざまな部位に支障が出る症候群」

 

だそうで、緑内障にも繋がる、意外と怖い疾患だそうです。

 

 

医師の先生方の対応や御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。

 

 

次回は9.30(月)20時〜 (60分程度)となります。

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

・・・てなわけで7月も、毎日数十人治療しつつ、なんかあれやこれや、色々やってます。笑

 

 

政府の行動制限解除から1年以上が経ち、ようやくコロナ前の清明院に、完全に戻って来つつあります。

 

(スタッフが足らないのが困りごとですが・・・。苦笑 求人情報はこちら!!)

 

 

 

さて、どんどんいきましょう!!!

 

 

 

 

 

 

 

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2024年6月の活動記録

2024.07.05

 

 

 

 

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2024年6月は、学会ラッシュの月でした・・・。

 

 

元々、学会なんてものに全く興味の無かった僕が、今じゃせっせと色々な学会に行ってるんだから、人生分からないもんですな。笑

 

 

まず5.31(金)~6.2(日)第74回 日本東洋医学会 学術総会 大阪大会です。

 

(因みにその前の週末には、仙台で全日本鍼灸学会がありました・・・。)

 

 

おなじみ、北辰会の漢方医、竹本喜典先生の師匠の一人でもある三谷和夫先生が今大会の会頭であり、竹本先生はもちろん、北辰会のドクターの先生方も非常に多く活躍された大会でした。

 

 

また今回も、順天堂東医研の学生の皆さんも非常に積極的に参加され、いつもの揃いのスクラブで、非常に目立っていました。

 

 

2018年に立ち上げてから5年が経ち、コロナをきっかけに、禍を福に転じて、全国の医学生の皆さんと繋がり、今では東洋医学の学会にも学生企画が増え、実に素晴らしいことです。

 

 

今、また新たに水面下で動いている話もあり、今後、まだまだ凄いことになるでしょう。

 

(詳細は北辰会ブログ参照)

 

 

6.16(日)6.23(日)北辰会の関西部会と関東部会。

 

 

6.3(月)6.17(月)藤本漢祥院での研修。

 

(今月は関西行きが二回あったので、二回研修です。)

 

 

北辰会で教わったことが、私の学術の源泉であります。

 

(鍼灸業界には、今は北辰会の会員でなくても、そういう先生、少なくない筈。)

 

 

北辰会方式をきちんと身に付けるのに、先ずは北辰会の定例会に毎月出て、座学をEラーニングや書籍で学んで、ある程度基礎基本を固めたら、

 

藤本漢祥院で研修する、蓮風先生自身から治療を受けるってのは、会員全員にとって必要不可欠なことだと思うんですけどね・・・。苦笑

 

 

6.10(月)日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス

 

 

今回はベテラン鍼灸師の先生による「コロナ後遺症」の症例検討会。

 

 

未だに後を絶たない、コロナ後遺症の患者さんに関して、しっかりと寄り添い、一生懸命対処した、非常にリアルな症例でした。

 

 

「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後伸びて欲しい活動の一つです。

 

 

因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。

 

 

どなたでも参加できますので、次回は7.8(月)の20時~90分、是非こちらからお申し込み下さい。

 

(アーカイブ配信もあります!!)

 

 

6.7(金)~6.9(日)は、第15回 日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会 浜松大会

 

 

今回、私はオンデマンドのみのシンポジウム「医鍼連携を通じた医療における SDGs 改善への可能性」という演題で登壇させて頂きました。

 

 

↑↑演者全員、こんな感じの表情で、なかなかいい内容が展開出来たんじゃないかと思います。笑

 

 

プライマリケア連合学会学術大会は、9.30までオンデマンド配信がされており、今からでも申し込み可能だそうです。

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

また今月から、清明院の二代目研修医でもある家庭医の丸山晃央先生の御厚意で、足立区入谷にある北足立生協診療所にて、清明院スタッフの見学研修を開始しました。

 

 

以前にも書いたように思いますが、鍼灸師というのは、「法制度としての研修の場」を、ほぼ持っていません。

 

 

つい最近になって、ほんの少し義務付けられたようですが、医学部であれば、6年間のうちの最後の2年間はほぼ臨床実習ですし、卒後も2年の初期研修、2~3年の後期研修があり、

 

その後、多くの医師は内科なり外科なりの「専門医試験」を受けます。

 

 

つまり、学生として2年、有資格者として4~5年の研修を積んで、世に出る訳です。

 

 

それに対して鍼灸師は専門学校で3年、大学で4年、臨床実習は在学中に1~2年ほど、卒後は各自にお任せ、という状況です。

 

 

ですので、厳しい見方かもしれませんが、鍼灸師の研修制度は、全く不十分(無いに等しい、と言ってもいいくらい)だと思います。

 

 

従って、医療人としてのヤル気のある鍼灸師は、自分で医療現場の研修兼勤務の場を探すしかなく、ある意味で、医師のように、全て網羅的に、医療業界を知る、見る、経験するということは、制度的にも時間的にも、不可能に近いです。

 

 

そうすると、場合によっては、悪く言えば「井の中の蛙」のような、非常に狭い、特殊な世界の話、特殊な世界内での現実しか知らないままに、勤務鍼灸師で居続けるか、開業するか、ということになります。

 

 

これは医師をはじめ、一般的な西洋医学系の医療従事者から見たら、非常に怖いことではないでしょうか。

 

(医療業界の常識の話が通じない、でも白衣着て先生とか言われてる、よく分からんヤベエやつらに見える、って訳ですね・・・。)

 

 

ここに、少しでも破壊的にアプローチしてみようということで、今月から試験的に

 

「清明院の鍼灸師が、あえてゴリゴリの西洋医学の現場を見学、研修する」

 

という企画を始めてみました。

 

(個人的には2件の病院での勤務経験がありますが、もちろん僕も行きます。)

 

 

研修に行ったスタッフの提出してきた、カルチャーショックに満ちたレポートを見ると、この企画は非常にうまくいっていると思います。

 

 

清明院には、単発も入れれば、これまでに5名の医師、3名の医学生が見学に来ました。

 

(もちろん、治療のために通院されている医師、医学生を入れたら、もっと全然いますが・・。)

 

 

これは、今後も増えると思っています。

 

 

もちろんそれも良い事ですが、逆にこっちから西洋医学の医療現場に行く道も作ってあげたい、という思いから、今回この話が実現しました。

 

 

さあこれを、どういう形で今後広げていくか、また楽しみな仕事が増えましたね。

 

 

さらに今月は、ある県で、「医師と鍼灸師の地域連携を推進する動き」も起こしました。

 

 

こちらも、まだどうなるか分かりませんが、もう動き始めており、もしかするとこれを皮切りに、全国的な大きなうねりが起こるかもしれません。

 

 

これも今後が楽しみな、種蒔きです。

 

 

そして6.27(木)順天堂東医研に参加してきました!!(今回で第65回です!)

 

 

今回の講師は私で、講義テーマは

 

「東洋医学的診断法⑤ 病因病機学基礎〜チャート図作図法」

 

というお話。

 

 

個人的には、同じような内容で2018年に北辰会で講義して以来、約6年半ぶりの、この内容での講義となり、非常に良い復習になりました。

 

 

何人かの学生には非常に深く刺さったようで、嬉しい限りです。

 

 

6.24(月)日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。

 

 

こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線が、ありありと分かると思います。

 

 

今回の症例は、非常に厄介な病でありながら、モノによっては非常に鍼灸漢方が有効な「止まらないしゃっくり(呃逆:やくぎゃく)」

 

 

長瀬眞彦先生の対応や、多くの医師の先生方の御見解が、非常に勉強になるカンファレンスでした。

 

 

次回は7.29(月)20時〜 (60分程度)となります。

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

・・・てなわけで6月も、毎日数十人治療しつつ、なんかあれやこれや、色々やってます。笑

 

 

政府の行動制限解除から1年以上が経ち、ようやくコロナ前の清明院に、完全に戻って来つつあります。

 

(スタッフが足らないのが困りごとですが・・・。苦笑)

 

 

 

さて、どんどんいきましょう!!!

 

 

 

 

 

 

 

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2024年5月の活動記録

2024.06.05

 

 

 

 

 

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2024年5月も、まあまあやりました!!

 

 

まず5.8(水)はとある整形外科医の清明院見学受け入れ。

 

 

もう次々に、色々なところから、医師の見学の依頼が舞い込みますが、これはとてもいいことであると思っています。

 

 

日本の医療の裏街道そのものであり、ある種、日本の医療の最終防衛システムでもある、「路地裏の鍼灸院」に、第一線で活躍する医師が見学に来る、これは面白い事じゃないですか。笑

 

 

以前から、うちに見学や治療に見える医師というのは、本当に色々なことをお分かりの先生が多いなあ、という印象です。

 

 

5.12(日)5.26(日)北辰会の関西部会と関東部会。

 

 

5.13(月)藤本漢祥院での研修。

 

 

北辰会で教わったことが、私の学術の源泉であります。

 

 

北辰会方式を身に付けるのに、北辰会の定例会に毎月出て、藤本漢祥院で研修するってのは、会員全員にとって必要不可欠なことだと思うんですけどね・・・。苦笑

 

 

5.13(月)日本東方医学会の分科会であるDAPA(医鍼薬地域連携研究会)カンファレンス

 

 

今回はベテラン鍼灸師の先生による「顔面神経麻痺後遺症」の症例検討会。

 

 

顔面神経麻痺の後遺症の患者さんに関して、実に長期間にわたって寄り添い、様々な困りごとに一生懸命対処した、非常にリアルな症例でした。

 

 

「医師と鍼灸師で、鍼灸師の症例を検討する」この活動も、今後伸びて欲しい活動の一つです。

 

 

因みにこの勉強会は、毎月オンラインで開催しております。

 

 

どなたでも参加できますので、次回は6.10(月)の20時~、是非こちらからお申し込み下さい。(アーカイブ配信もあります!!)

 

 

5.18(土)は東京大学の山上会館にて行われた、いつも順天堂東医研でお世話になっている谷川武教授日本医師会医学賞受賞記念講演と祝賀会に御招待賜り、参加してきました。

 

 

谷川先生の話はいつもながら非常に分かり易く、若い時分からこれまでの、先生の研究の進め方、そもそもの視点が、いつもながら非常にシャープだなあと、感服致しました。

 

 

先生の御活動は、今後も間接的に多くの人命を救うことになるだろうと思います。

 

 

5.20(月)はオンライン講演、「日本東方医学会ガイダンス」

 

 

これはなんと、日本東方医学会初の試みだそうで、50年以上の歴史を持っている割に、あまり知っている人の少ない日本東方医学会としては、今後、非常に重要な活動になると思います・・・。苦笑

 

 

「医師に対して、中国伝統医学としての、正統な鍼灸を教える」という、今まさに僕がやっている活動を、50年前に始めていたこの学会を、1人でも多くの医師、医学生、鍼灸師、鍼灸学生に知ってもらう、重要な活動です。

 

 

5.23(木)順天堂東医研に参加してきました!!(今回で第64回です!)

 

 

講師は長瀬眞彦先生、講義テーマは

 

「気だとかなんとか言ってるけど、実際に東洋医学って臨床の現場ではどう使われてんのよ」

 

というお話。

 

 

「気」というパワーワードが出た時点で、怪訝な印象を持つ医師、医学生は、これまでもこれからも、多いと思います。

 

 

ですので大事なことは、その実践面において、どの程度の効果や、再現性普遍性が得られるのか、それを学べば、患者さんにどういうことが出来るようになるのか、でしょう。

 

 

前回の講義で私からお伝えした、哲学的で難解な「気」の世界を、非常に分かり易く、臨床例を絡めて展開して下さいました。

 

◆過去記事カテゴリ  「気」  参照

 

 

5.26(日)は、前日の土曜から仙台国際センターにて行われている、第73回、全日本鍼灸学会学術大会

 

 

清明院の第1号研修医である増田卓也先生が、なんとパネルディスカッションと教育講演の2演題で講演です。

 

 

2018年に始まった順天堂東医研がスピンオフ的に生みだしたと言っても過言ではないモンスター、増田卓也先生の今後の動向に注目しましょう。笑

 

 

詳細は北辰会ブログ参照!

 

 

5.27(月)日本東方医学会主催「新・中医臨床カンファレンス」です。

 

 

こちらも月に一回のオンライン開催で、ここでは、医師による中医学的な臨床の最前線がありありと分かると思います。

 

 

今回の症例は、非常に厄介な病でありながら、モノによっては非常に鍼灸漢方が有効な線維筋痛症

 

 

菅沼栄先生の鮮やかな弁証が光った症例でした。

 

 

次回は6.24(月)20時〜 (60分程度)となります。

 

 

お申込みはこちらから!!

 

 

・・・てなわけで5月も、毎日数十人治療しつつ、なんかあれやこれや、色々やってます。笑

 

 

 

さて、どんどんいきましょう!!!

 

 

 

 

 

 

 

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