東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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Search Results for: 胃の気の脈診

(一社)北辰会定例会&良導絡自律神経学会

2019.05.28

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5.26の日曜日は、高田馬場で行われた(一社)北辰会定例会東京会場に参加してきました!!

 

 

今回は朝から実技訓練「脈診・望診・取穴」。

 

 

先月と同じテーマでしたが、望診に爪甲診を入れ、取穴のテーマを前回の瘀血から湿熱、湿痰に変えて、蠡溝豊隆に変更しました。

 

「痰(たん)」「瘀血(おけつ)」について   参照

 

 

・・・まあ何と言っても、まずは

 

『胃の気の脈診』

 

『体表観察学』

 

『経穴解説』

 

の熟読から始まります。

 

(文字クリックで購入ページへ)

 

 

当たり前ですが、学術習得にはそれなりの時間、かかります。

 

 

学んですぐに出来るような浅薄なものではない。

 

 

でもそれだけ奥が深く、使いこなせるようになれば、素晴らしい世界が待っています。

 

 

ですので、たまに勘違いしているアンポンタンがいるけど、「難しいのが売り」というワケではない。

 

 

「難しくて高度で、でも素晴らしい世界を、誰でもが共有出来る、分かりやすい理論の次元に落とし込んで、それを時間をかけてじっくりと勉強している」ワケであります。

 

 

せっかく、良く晴れた爽やかな日曜日を潰して勉強に来たんですから、頑張って欲しいと思いますね。

 

 

午後は関東では久しぶりの「症例レポート」です。

 

 

今回は「伝統鍼灸 心月院」院長、坂井祐太先生による「健忘の一症例」です。

 

 

「健忘」などという症状を主訴として患者さんが来院するというのも、北辰会方式の鍼灸のいいところでありますね。

 

 

本来の伝統的な鍼灸医学というのは、全科疾患を治療してきました。

 

 

今回はフロアからたくさんの質問が出て、大変盛り上がりましたね。

 

 

たった一症例を、あらゆる角度からナンボでも深めることが出来る、これも北辰会方式の長所ですね。

 

 

終了後は、実は同じ日にお茶の水の順天堂医院で開催されていた「良導絡自律神経学会 東日本支部」の勉強会後の懇親会に参加してきました!!

 

 

以前このブログに書きましたが、実はこの日は、大阪から北辰会代表理事である藤本新風先生が見えて、特別講演を行っていました。

 

新風先生が良導絡の勉強会に!!   参照

 

 

こちらも非常に盛り上がったようで、良かったです。

 

 

良導絡と北辰会、患者さんに対して、全然違うアプローチの仕方だけど、どちらも効果が出ていることは確か。

 

 

和風先生と中谷先生のご縁もあるし、こういったコラボも面白いと思います。(゚∀゚)

 

 

懇親会では、良導絡の先生方のアツさ、元気さに触れて、面白かったです。

 

 

ご挨拶、名刺交換させていただいた良導絡の先生方、大変ありがとうございました!!<m(__)m>

 

 

 

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「五行」のはたらき 3

2019.04.20

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これまでのお話し

 

「五行」って何ですか?(その8) 

「五行」のはたらき 1 

「五行」のはたらき 2          参照

 

 

 

◆稼穡とは

 

 

まず、土の働きである「稼穡(かしょく)」というのは、学生さんにとっても覚えにくい、現代ではなかなか使わない言葉なんですが、

 

「稼」=穀物を植える

 

「穡」=穀物を穫り入れる

 

という意味であり、まさに農業そのもの、といった意味です。

 

 

 

古代中国は、もちろんながら農耕民族、農耕文化であり、

 

「土≒農業する場」

 

であったわけです。

 

 

 

日本でも、平安時代の仏教説話集である地蔵菩薩霊験記に、

 

「稼穡は皆万民の命を重くするところ天下の重宝なり」

 

と出てくるそうですし、

 

「土≒農業する場」

 

という理解、設定には、何ら違和感はなかったでしょうね。

 

『精選版 日本国語大辞典』参照)

 

 

 

因みに、魏の宋均の注である、『春秋』の緯書(※)である『春秋元明苞』では「土=吐」と説明し、後漢の許慎の『説文解字』では「生きてるものを吐き出す」と説明し、

 

「土」という文字に含まれる「二」は大地の表面と地中を示し、「|」は生命が地中から地表に芽を出している姿、と説明しています。

 

(※)・・・漢代、儒家の経書を神秘主義的に解釈した書物。

 

 

まあつまり、大地(土)は、気をたっぷりと蓄えており、様々なものを生み出す場だよ、と。

 

 

 

故に「土は万物の母」であると言われたりもします。

 

(因みに『老子』の第一章に「万物の母」という言い方が出てきますが、これは五行の土の働きを言ったものではなく、天地そのもの(宇宙)のことを言っています。)

 

「老子」という人物    参照

 

 

 

老子第一章の「万物の母」と五行の土の「万物の母」を絡ませた説明では、この論文が面白かったですね。

 

 

 

 

土は万物の母であり、方位(空間)では中央に位置し、季節(時間)では各季節の終わりと始まり(土用)、あるいは日本では梅雨と秋雨の時期(※)を指します。

 

((※)・・・『内経気象学入門』P37~参照。『黄帝内経』の諸篇では”長夏”といって6月に土があてられていますが、これは日本の気候とは必ずしも一致しません。)

 

 

 

つまり自然界の中で、中心であり、キーであり、緩衝材であり、バランサーであり・・・、行き過ぎない状態をもって良しとします。

 

 

 

人間の生命で言えばまさに「胃の気」ですね。

 

胃の気の脈診⑧ 衝和と弦急の脈    参照

 

 

 

東洋医学的に細かく言えば、臓腑経絡では脾の臓(足太陰脾経)と胃の腑(足陽明胃経)であり、経穴では陰経の兪原穴、陽経の合穴が配当されます。

 

脾・胃    参照

 

 

 

五行の土(どろ)が配当されている臓腑経絡、経穴に鍼灸をする時、一つには

 

「土気を動かしている」

 

という意識を持って、効果を観察するといいと思います。

 

 

 

たとえばよく使う「天井穴」とかね。(゚∀゚)

 

 

 

続く。

 

 

 

 

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『素問』脉要精微論(17)における「脈の内外上下」 1

2018.07.19

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「東洋医学的な鍼灸治療」をなさる、あるいは標榜している先生方は、ほぼ皆さん「脈診」をします。

 

「脈」で何が分かるの?   参照

 

 

まず、そもそも治療のたびに「脈診」を行う鍼灸師自体が、この日本では少数派でしょう。(苦笑)

 

 

しかも「脈診」には、東洋医学と同じだけ歴史がありますので、現代では、この「脈」の診方考え方が、各流派によって異なっていたりします。

 

 

(一社)北辰会では、東洋医学の歴史と伝統、さらには日本鍼灸界の現状を踏まえた上で、北辰会方式にとってより有用性の高い脈診法として、

 

「胃の気の脈診」「脈状診(張景岳の十六脈を基本に)」

 

という考え方でもって、脈を診ています。

 

胃の気の脈診⑧ 衝和と弦急の脈

七死の脈⑧ 附録 数脈について     参照

 

 

日本の鍼灸学校なんかで、主に教育されている脈診法は、「六部定位脈診(ろくぶじょういみゃくしん)」と言います。

 

「初めて脈診をちゃんと教わりました。」

「六部定位脈診」の根拠         参照

 

 

この脈診法は、昭和の時代に、柳谷素霊先生のお弟子さんたちが、世に広めたと言われる脈診法です。

 

柳谷素霊という人物  参照

 

 

もちろん、臨床上有用な脈診法です。

 

 

さらに最近では、『本草綱目』で有名な、明代の李時珍(1518-1593)先生が残した「気口九道脈診」という脈診法を主張する先生方も出てきました。

 

「李時珍(りじちん)」という人物   参照

 

 

学ぶ側にしてみれば、よく言えば非常に多種多様、悪く言えば何が何だか分からない状況であるわけです。(^^;)

 

 

なんか話が長くなってきたんで、次回に続く。。。

 

 

 

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講義に最適なスライド枚数

2018.05.31

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アンケートでは好評いただきましたが、こないだ北辰会関東支部で喋った「胃の気の脈診」講義の反省を書いておきます。

 

 

僕にしては珍しく、終盤、早送りになってしまった。

 

 

しかも、10分オーバーしてしまった。

 

 

どちらも、お金を取って喋る、プロの講師としてはあり得ないミスです。

 

 

・・・まあ、というよりも、僕の美学に反しますね。

 

 

時間通り始まり、時間通り終わり、もっと聴きたいと思わせながら終わる、しかも予定調和的でない、そこに美しさを感じますのでね。

 

 

聴講者を置き去りにして、スライドを送りながら早口でバーッと喋る講師、講義時間オーバーする講師、個人的に、学生時代から超嫌いでした。

 

(あくまでも”僕は”ですよ。)

 

 

聴きに来てくれた人に申し訳ない。<m(__)m>

 

 

 

 

僕の講義のスタイルは、予めPPTでスライド資料を作成しておき、それを印刷して配布しておくものです。

 

 

そして、配布したものと”全く同じ”スライドを、プロジェクターで映写しながら講義を進めていく。

 

 

で、スライドに書いていないことを喋っていく。

 

(その中の響く言葉を、学生がメモしていくわけね。)

 

 

この、事前に配布したものと”全く同じ”というのもポイントです。

 

 

配布された資料と、スクリーンに映写された内容とが微妙に違っていたりすると、

 

「あれっ?」

 

と思うので、違和感が生じ、聴いてて非常にストレスなんです。

 

 

聴講者の興味と集中力を切らさないようにするためには、大きい声や、活舌の良さや、話術や、抑揚や、緊張と緩和なんかもそうなんだけど、

 

空調等も含めて、余計なストレスを与えないことが大事だと考えています。

 

 

なぜ、このスタイルを基本にしたかというと、一応このスタイルが、僕が19歳から9年間、鍼灸~柔整~鍼灸の教員養成課程と、毎日学校に通い続け、

 

無数の講義を聴いてきた中で、一番集中力が切れにくく、満足感が高い講義のやり方かな、と、実体験から思っているからです。

 

(あくまでも”僕は”ですよ。)

 

 

ただこのスタイルは、スライドの完成度に、ある程度講義の完成度が左右される、というマイナス点もあります。

 

 

スライドの枚数が多すぎ、あるいは少なすぎ、あるいはスライド内の文字がビジー過ぎとか、文字が大きすぎて見出しみたいなスライドばっかりとか、

 

こういう事前のスライド作成ミスがあると、講義の完成度が下がります。

 

 

こういうことにキチッと注意すると、時間もピタッと収まり、満足感の高い講義をすることが出来るのですが、今回の講義はスライド枚数が多すぎました。。。

 

(欲張って、4月の新風先生の内容を盛り込み過ぎましたね。。。)

 

 

90分講義だったんですが、スライド枚数は79枚でした。

 

 

1枚に1分強しかかけられないようだと、僕の講義の進め方だとやはり多すぎるようです。

 

 

この半分か、3分の2くらいのスライド枚数でちょうど良かったと思います。

 

 

確かに完成した段階で、ちょっと多いかなー、とは思っていたんですが、案の定でしたね。。。

 

 

これまでに何度も講義している内容だから何とかなるだろ、という慢心が、失敗のもとでした。

 

 

・・・むうー、今年の北辰会での講義は年末の衛生学園のみ。

 

 

次回はキチッとしたものを出せるように、気合い入れていきます!!

 

 

講義も技術です。

 

 

技術の追求という意味では、臨床と似ているところがあります。

 

 

あと因みに、講義と講演会は僕の中では違います。

 

 

講演会となると、内容を覚えてもらうというよりはスピーチ的であり、もっと話術や演出が重要になってくると思っています。

 

 

これはTEDが参考になりますね。

 

 

 

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(一社)北辰会スタンダードコース東京会場に参加してきました!!

2018.05.29

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27日の日曜日は、高田馬場で行われた(一社)北辰会スタンダードコースに参加してきました!!

 

 

プールにでも行きたいような晴天の休日の中、朝から狭い教室で喋ってきましたよ~。(苦笑)

 

 

内容は「胃の気の脈診」

 

(まずはキチッと読みましょう。)

 

 

・・・まあ、どれだけ伝わったか分かりませんが、アンケートを待ちたいと思います。

 

 

午後は実技指導。

 

 

今回はけっこう、皆さんのヤル気を感じて嬉しかったですね。

 

 

講義でも言いましたが、基本から応用まで、北辰会方式というのは教材も揃っており、講師も揃っており、非常に勉強が進めやすいんじゃないかと思います。

 

(本気で勉強したい人にとっては。)

 

 

最後は五反田でかねこ鍼灸治療室を開業されている金子太先生の「八綱辨証」講義。

 

 

金子先生は声楽をやっていますので、超いい声です。(笑)

 

 

八綱(陰陽表裏寒熱虚実)というのは、弁証論治を進めていくうえで欠かせない、最も大きな物差しになります。

 

 

八綱を間違わなければ、治療を大きく誤ることはないです。

 

 

また、講義の中で、明代の張景岳が『景岳全書 伝忠録』の中で言う「二綱六変」という考え方を紹介して下さっていましたが、この考え方が個人的には好きですね。(笑)

 

「張景岳(ちょうけいがく)」という人物   参照

 

 

「表裏寒熱虚実」という6つの物差しを使って、「陰陽」の二綱の傾きを明確にする、これが大事です。

 

 

 

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明日は北辰会で喋ります!!

2018.05.26

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明日は朝から元気よく、北辰会の勉強会で喋ります!!

 

 

内容は「胃の気の脈診」です!!

 

 

これまで、北辰会でも、鍼灸学校でも、何度も何度も語ってきた内容です。

 

 

胃の気の脈診は、北辰会独自の脈診法で、患者さんの胃の気(生命力)の盛衰をうかがうことの出来る、非常に便利な脈診法です。

 

 

このブログでも、色々な切り口から、何度も書いてきました。

 

「胃の気の脈診」を含む記事 参照

 

 

・・・まあ、脈診というのは、「胃の気の脈診」以外にも、さらに色々な診方や考え方があるのですが、臨床的には、あらゆる考え方を駆使して、

 

患者さんの病態や生命力の程度を立体的に捉えることが出来るようになればなるほど、自分の鍼がどう効いたのか、的確に、明瞭に判断できるようになるでしょう。

 

 

そうすると、臨床がドンドン楽しくなります。

 

 

鍼灸医学にどんどん魅了されていきます。

 

 

明日はその辺の話を、可能な範囲でしようかな、と思っています。

 

 

 

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日本内経医学会に行ってきました!!

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こないだ予告しましたが、昨日は、二松学舎大学で行われた日本内経医学会に参加してきました!!

 

明日は内経医学会へ 参照

 

 

今回は中国北京の中国中医科学院鍼灸研究所黄龍祥先生による『黄帝内経』研究のお話。

 

 

中国語での講演であり、同時通訳が少し聴き取りにくかったり、スライドが少し見にくかったこともあって、正確に消化できているかちょっと怪しいですが、

 

各時代における『黄帝内経』の特徴や、その関り等も含めて、精緻に研究しておられる黄龍祥先生が、最終的に『黄帝内経』の重要なエッセンスは

 

”「血気」と「脈」”

 

である、という考えに行きついた、というような内容であったと思います。

 

 

また、以前このブログでも紹介した、日本人考証学派の大家である森立之や、2005年に亡くなった、東大の有名な哲学者である湯浅泰雄先生に影響を受けたことなども話しておられ、

 

日本人が中国の第一線の先生に影響を与えている部分は大きいんだと改めて思いました。

 

森立之という人物 参照

 

 

また、今回黄龍祥先生が紹介した『黄帝内経』の細かいエッセンスは、常々蓮風先生が仰っていることとほとんど同じでしたね。

 

 

文献研究から入っても、臨床家の立場で入っても、やっぱり重要なことは一致してくるものなんだなあ、と思いましたね。(*‘∀‘)

 

 

講義の中で、道教の経典である『太平経』を引用しておられたのが印象的で、「脈で一番大事なのは気である」というような記載が印象に残りました。

 

「道教」って何ですか?(その16)   参照

 

 

ここ、ちょっと掘り下げて、来月の「胃の気の脈診」講義にブチ込んでやろうかと思います☆

 

 

2コマ目は小曽戸洋先生『日本における黄帝内経の受容と変遷』

 

 

相変わらず文献研究の最前線の細かい内容をたくさん語ってくださいましたが、最後に

 

「誰が何年に何を書いたかなんてことに詳しくなっても何の意味もない!実際に内容に立ち入って研究しないと!」

 

と仰っていたのが印象的でした。

 

 

まったくだと思います。

 

 

そして、臨床家としてはさらに、

 

「それが現代の実地臨床で有用性の高いものかどうか」

 

実際にやってみて吟味するところまで、ですね。

 

 

「死典」ではなく、現代に真に生きる「古典」なのかどうか見極める、蓮風先生の仰る「臨床古典学」の立場です。

 

 

その後は明治国際医療大学斉藤宗則先生二松学舎大学町泉寿郎先生日本内経医学会会長の宮川浩也先生による『黄帝内経』を中心とした、

 

日本、中国の近代史、日中の交流のお話。

 

 

3先生ともに、非常に細かく調べておられて、素晴らしかったです。

 

 

僕の知らない内容がたくさん出てきました。

 

 

そして終了後の島田隆司先生顕彰会では、島田先生のご一族と初めて対面、ご挨拶させていただきました。

 

 

僕は現在、週に一回、東洋鍼灸専門学校で非常勤講師をやらせていただいていますが、これは今から10年くらい前、島田隆司先生のご長男さんである島田力先生が声をかけて下さったからです。

 

(・・・で、島田力先生を紹介してくれたのが兵頭明先生なわけね。)

 

 

今回初めてご挨拶させていただけて、良かったです。

 

 

各先生方のご挨拶、島田隆司先生の業績紹介では、リアルな日本鍼灸近代史を感じることが出来ました。

 

 

人生を通じて、非常に積極的に、鍼灸界に色々な学会を作ったり、中国と交流したり、国内の優秀な人をまとめたりすることに尽力された、

 

大変器の大きな先生であったことが、改めてよく分かりました。

 

 

ところで、島田先生が丸山昌朗先生に弟子入りしたのは32歳なんですね。。。

 

丸山昌朗という人物

墓マイラー 36 丸山昌朗先生   参照

 

 

30過ぎてから、あれだけたくさんの優秀なお子さんやお弟子さんを育てながら、業界にも臨床にも尽力された、そのパワーは本当に素晴らしいと思います。

 

 

見習います☆(*‘∀‘)

 

 

因みに島田隆司先生の素問講座については

 

島田隆司素問講座onネット

 

というサイトがありますので是非チェックしてみて下さい、

 

 

 

 

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2018.04.24

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4.22の日曜日は浅草で行われた(一社)北辰会スタンダードコースに参加してきました!!

 

 

今回、諸事情により午後からの参加となりましたが、年度初めということもあっていつもより人数が多かったですね。

 

 

まあ、北辰会方式の道のりは長いですが、頑張って欲しいと思います。

 

 

午後は実技訓練。

 

 

久々の顔もいましたな。(笑)

 

 

しかし、なんか今回、前日に飲んだ酒が鼻から出てくるという奇病にかかりまして、僕のコンディションがイマイチでした。(苦笑)

 

 

酒+睡眠不足+冷え、この3つが重なるとこの奇病が発生しますね。(-_-;)

 

 

もうそんなに若くないね、気をつけます。

 

 

最後は国立の蒼天堂治療院院長、尾崎支部長の「北辰会方式とは」

 

 

尾崎先生のアツい思いの詰まった講義でした。

 

 

北辰会の成り立ち、関東支部の成り立ち、中医学の成り立ち、北辰会と他流派との違い・・・、聴講された方は、何度も反芻してもらいたいと思います。

 

 

ちなみに私は今回、奇病治療のため、聴き終わったらそそくさと帰りました。。。

 

(笑・・・翌日にはキチッと治りました。)

 

 

・・・さて来月は、私も「胃の気の脈診」を喋ります!!

 

 

聴き逃がせませんぞ~~(*‘∀‘)

 

 

 

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細かい部分を詰める

2018.04.18

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来月、東京で「胃の気の脈診」の講義をするにあたって、細かい部分を水面下で詰めています。

 

 

北辰会ではこうやって、けっこう水面下で、色々な学術的な内容を日々詰めています。

 

(まあどこの会もそうなのかな・・・?)

 

 

「胃の気の脈診」については、これまで何度やったか分からないくらい、東鍼校でも、北辰会でも、喋ってきた内容です。

 

 

でも、その周辺の内容にまで立ち入ると、まだまだ知らないことがあります。

 

 

脈診の歴史=東洋医学の歴史そのものだからです。

 

 

ちゃんとやろうと思ったら、超膨大な分野です。

 

 

また、ずいぶん前になりますが、この脈診の言う「胃の気」というものと、実際の難病の患者さんの症例を絡ませた講義を、東京で蓮風先生にしていただいたこともあります。

 

(10年ほど前でしょうかね、「胃の気と難病」。)

 

 

東洋医学の臨床家にとって、外すことのできない概念である「胃の気」

 

 

何度も何度も見つめ直し、基本を反芻し、結果的に、現場での脈診の精度をまだまだ最大化していこうと思います。

 

 

 

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(一社)北辰会スタンダードコース大阪会場に参加してきました!!

2018.04.17

DSC_2020.JPG

 

 

清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております!

 

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15日の日曜は、北辰会の勉強会に参加してきました!!

 

 

午前中は実技訓練。

 

 

今回、脈診を中心に、徹底的な実技訓練です。

 

 

脈診するにも、体の使い方(フォーム)、指の使い方(運指)が大事。

 

 

これがきちんと出来てないと、何年やっても脈診が分かりません。(苦笑)

 

 

午後は鍼灸大仙堂院長、山本克仁先生による「北辰会方式とは」

 

 

北辰会の歴史から内容まで、分かりやすく説明して下さいました。

 

 

極めて重要なのは、

 

「北辰会は現代中医学を用語と理論のベースに置いてはいるが、本来の内経の言う”気一元”の世界観で治療を行っている。」

 

という部分。

 

 

北辰会を、単なる中医学派の一つ、と思っている方、間違っていますよ。(゜レ゜)

 

 

北辰会は気一元論、大極陰陽論という哲学的な世界観に基づく、「鍼灸弁証論治派」であります。

 

 

そして最後は藤本新風副代表による「胃の気の脈診」

 

 

実は来月、同じ内容で私が東京で講義します。

 

 

僕が北辰会にチョイチョイ出入りするようになった約20年前から、

 

「脈診と言えばアキノリ先生(新風先生の本名)。」

 

と言われるほど、昔から熱心に脈診の研究と実践を行ってこられた新風先生。

 

 

初心者用に基本を押さえつつも、なるほどサスガ!と唸る内容が随所に入った講義でした。

 

 

来月の講義内容に、キッチリ反映させようと思います。<m(__)m>

 

 

 

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