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「紅汗」について考えてみましょう。13

2017.12.24

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これまでのお話

 

「紅汗」について考えてみましょう。

「紅汗」について考えてみましょう。2

「紅汗」について考えてみましょう。3

「紅汗」について考えてみましょう。4

「紅汗」について考えてみましょう。5

「紅汗」について考えてみましょう。6  参照

 

 

 

世間はクリスマスで何やら浮かれていますが、清明院では粛々と『傷寒論』、続きいきます!!

 

 

苦理済ます。(by 『うしおととら』笑)

 

 

◆『宋本傷寒論』の「辨不可下病脉證并治第二十.」の条文

 

 

前回と同じところに、

 

「傷寒發熱.口中勃勃氣出.頭痛目黄.不可制.貪水者必嘔.惡水者厥.若下之.咽中生瘡.假令手足温者.必下重便膿血.・・・」

 

と、出てきます。

 

 

簡単に訳しますと、

 

「傷寒の病にかかって発熱し、口から熱い息を吐き、頭痛し白目が黄ばみ、鼻血が止まらない場合、しきりに水を飲みたがるようなら、呑んだ後嘔吐が起こる。

 

飲みたがらないようなら、手足は冷える。これを誤って下せば、喉がただれる。もし患者の手足が温かければ、必ず裏急後重して膿血便が出る。・・・」

 

となります。

 

 

まあここでは、熱が籠って血絡、陽絡を傷っている場合は、発汗や下法は使ってはいけない、もし使うと、どんな症状が出てくるかまで解説してくれております。

 

 

まあ臨床上、鼻血を診たときは、熱が籠って起こっているものなのか、熱を発散せんがために起こっているものなのかの見分けがキモだということです。

 

 

普段よりもその患者さんの白目が黄色いかどうか、見逃さないようにしたいですね。

 

 

 

続く

 

 

 

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「紅汗」について考えてみましょう。4

2017.12.03

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◆『宋本傷寒論』「辨太陽病脉證并治中第六.」の続き

 

 

こんな条文もあります。

 

「太陽病中風.以火劫發汗.邪風被火熱.血氣流溢.失其常度.兩陽相熏灼.其身發黄.陽盛則欲.陰虚小便難.陰陽倶虚竭.身體則枯燥.但頭汗出.劑頸而還.腹滿微喘.口乾咽爛.或不大便.久則讝語.甚者至噦.手足躁擾.捻衣摸床.小便利者.其人可治.」

 

少々難しい条文ですが、簡単に訳しますと、

 

「太陽中風証(カゼの初期で、風寒邪のうち、風邪が勝っている病態)に対して、灸や火鍼などの火法をもって無理やり発汗させると、かえって風邪が盛んになり、

 

気血の流れが乱れ、黄疸が出る場合がある。熱邪が盛んになると鼻血が出て、陰液不足になれば排尿困難になる。

 

陰陽どちらも虚弱になったら、皮膚は乾燥して、首から上の頭にのみ汗が出て、腹部が張って、軽い呼吸困難が起こり、口の乾燥と喉の糜爛、

 

便秘などが見られ、これが長引けばうわ言、ひどいものではしゃっくり、手足をせわしなく動かして衣服や布団をつまむ動作を見せたりする。

 

この時にもし尿が通じれば、まだ治療可能である。」

 

・・・という感じです。

 

 

黄疸、頭汗については、以前少し書きました。

 

「胆」って何ですか?(その10)

頭から汗が出る人 まとめ      参照

 

 

この場合は、間違った治療によってかえって風邪や熱邪が盛んになってしまった病態ついて論じてあり、熱邪が盛んになると、熱の逃げ場が無くなって鼻血が出る、

 

というメカニズムです。

 

 

これは良くないやつですね。

 

 

尿が通じれば可能性あり、という記載も面白い。

 

 

東洋医学では基本として、カゼをひいたら、風熱邪風寒邪か考えます。

 

 

で、風寒邪だ!となったら、今度は風邪寒邪、どっちのウエイトがきついか考えます。

 

 

で、寒邪がきつければ(太陽傷寒)温め、発散(発汗)する治療を基本に考えますが、風邪がきつい場合(太陽中風)、ヘタに温める治療をやって無理やり汗をかかせるようなことをやると、

 

上記のようなとんでもないことになったりします。

 

 

厳に気を付けるべきところです。

 

 

 

続く

 

 

 

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表証あっても脈浮かないパターン

2017.09.09

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二十四節気では処暑を過ぎて白露に入り、次は秋分と、もうここまでくると、鈍感な人でも十二分に秋の気配を感じますね。

 

 

いよいよ秋です。

 

 

こうなってくると、体も明瞭に変わってきます。

 

 

体が外的環境変化についていけない人は、色々な病理変化が現れます。

 

 

最近、喉痛から始まるカゼが非常に流行っています。

 

 

お子さんの手足口病、大人のヘルパンギーナの方も多かったですね。

 

 

今日なんかは、「表寒+裏熱」というパターンを多く診ました。

 

 

『傷寒論』で太陽病と言えば

 

「脈浮、頭項強痛、悪寒」

 

が提綱証で基本ですが、これにあまり拘ってもまずい。

 

 

大青龍、小青竜、桂枝二越婢一湯、などなど、色々な条文が頭をよぎる。

 

 

温病的な強い喉痛もなく、急激に悪寒発熱したりすることもないのですが、外関の冷えや上背部の冷え発汗、大淵の虚冷など、明らかな表寒所見が散見され、

 

しかし脈は浮かずに按じて滑有力、症状としては感冒的な症状は訴えない、というパターンが多かったですね。

 

 

この場合、舌がじゃっかん褪せている。

 

 

苔が厚くなっている。

 

 

しかし、食欲も正常、大便も正常、暴飲暴食もない。

 

(中には消化器症状を少し訴えるものもありましたが)

 

 

訴えとしてはダルさ、ニキビ、言われてみれば喉の違和感、鼻水などなど、っていう感じ。

 

 

この場合、単に表寒取りに行ってもダメです。

 

 

内熱ばっかり見てても失敗します。

 

 

表寒所見と内熱所見、一穴で両方取れるようにもっていかないと。

 

 

場合によっては水も動かさないといけない。

 

 

裏虚に配慮する必要もあったりする。

 

 

工夫が必要。

 

 

一穴でなくてもいいか。

 

 

楽しいねー(゚∀゚)

 

 

 

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「ヨガ教室行ってもいいですか?」 2

2017.04.20

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前回のお話

 

「ヨガ教室行ってもいいですか?」 参照

 

 

では続きいきます。

 

 

◆本来のヨガは宗教的修行法

 

 

前回、本来のヨガというのは修行法であり、現在、フィットネスや体操法のようにして強調されているのは

 

「ハタ・ヨーガ」

 

という身体技法の一つであり、本来のヨガとはかけ離れている、というお話をしました。

 

 

では本来のヨガとはどんなもんなのか??というお話を、自分なりに調べてみましたので少しさせて頂きます。

 

 

実はヨガは、日本にもある「禅」の淵源の一つのようです。

 

 

山下博司先生の『ヨーガの思想』によれば、「禅」という言葉の語源は「静慮(じょうりょ):ディヤーナ」だそうです。

 

 

「禅」は、日本の伝統医学とも関連が深いですし、このブログでも何度も紹介しています。

 

「達磨(だるま)」という人物

「白隠禅師(はくいんぜんじ)」という人物

「一休さん」という人物

「沢庵和尚(たくあんおしょう)」という人物

「禅宗」って何ですか?(その2)        参照

 

 

そもそも達磨大師に手足がないのは、瞑想し過ぎて手足が腐ってしまったからだ、なんていうウワサがあるくらい、そもそもはこれは「瞑想」が基本なんです。

 

(因みに手足が腐ったというのは俗説で、実際は描かれる法衣の下に隠れた手足が省略された姿なんだそうです。)

 

 

近代、90年代になってから、フィットネスとしてのヨガは世界的に流行したそうです。

 

 

でも、たまにスポーツジムで気晴らし程度にやるくらいならいざ知らず、もともとは宗教的な修行法ですので、きちんとした指導者についてやらないと、

 

場合によっては非常に危ないケースもありえると思いますが、近年ではオウム真理教の麻原彰晃が、もともとは独学で学んだヨガ教室の指導者であったこともあり、

 

その指導者が信頼できる人物なのかどうかを見極めるというのは、実際は難しいようです。

 

(また、麻原さん自身があのような間違った方向に信者を導いたことからも、独学での修行が危ないとも考えられます。)

 

 

因みに、清明院の患者さんには、戦後すぐの頃からずーっと指導者についてヨガを学んでこられた、ご高齢の患者さんがおられますが、

 

その患者さんに言わせると、現代のヨガブームは非常に危ないと仰っておりました。

 

 

続く

 

 

 

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7月(一社)北辰会スタンダードコース東京会場

2016.07.19

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 7.17の日曜日は、五反田で行われた(一社)北辰会スタンダードコース東京会場に行ってきました!!

 

 

今回も、午前中は実技訓練です。

 

 

今回のテーマは「原穴診・井穴診」。

 

 

『体表観察学』の中でも、重要かつ、意外と出来てない人の多い診察法だと思います。

 

 

今回は臨床クラスの先生方の指導を一班、担当させていただきました。

 

 

開業されている先生方もおり、皆さんタッチが御上手で、非常にやりやすかったですね。

 

 

細かいニュアンスに関しても、実に話が早い。

 

 

途中から藤本新風先生も参加して下さり、非常に盛り上がったと思います。

 

 

午後は先日本部で発表した坂井祐太先生の症例

 

「手足の冷え、月経異常」

 

を使って、藤本新風先生による非常にキメの細かいカルテ解説を行っていただきました。

 

 

本部に比べて、関東支部の方は相対的に初心者、初学者が多いです。

 

 

ですので、北辰会がなぜ問診でこういったことを聴くのか、問診と体表観察で得られた情報を、どのように位置付けているのか、

 

自分の知識の足りていない部分はどこなのか、よく理解出来たんじゃないかと思います。

 

 

そして終わった後は酒。。。

 

 

今回は随分遅くまで飲んでましたが、自汗は一瞬にして過ぎ去りましたね。

 

 

とても良い週末。

 

 

 

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頭から汗が出る人 5

2016.06.29

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これまでのお話

 

頭から汗が出る人

頭から汗が出る人 2

頭から汗が出る人 3

頭から汗が出る人 4              参照

 

 

では続きいきます!!

 

 

6.辨陽明病脉證并治第八.に、

 

「陽明病.下血讝語者.此爲熱入血室.但頭汗出者.刺期門.隨其實而寫之.濈然汗出則愈.」

 

と、出てきます。

 

 

これは、カゼがこじれて、体(下腹部)に熱がこもったような状態になった時、頭に汗が出る場合があるよ、と述べています。

 

 

そして、そういう時は「期門」という経穴に瀉の鍼をしろと。

 

補瀉 目次 参照

 

 

ようやく鍼が出てきましたねー(^^♪

 

 

7.また同じところに、

 

「陽明病.下之.其外有熱.手足温.不結胸.心中懊憹.飢不能食.但頭汗出者.梔子敱湯主之.」

 

と、出てきます。

 

 

これは、カゼで熱がこもったやつを治療して、まだ浅いところに熱が残っている時に、頭に汗をかく場合があることを述べています。

 

 

8.さらに、同じところに、

 

「陽明病.發熱汗出者.此爲熱越.不能發黄也.但頭汗出.身無汗.劑頸而還.小便不利.渇引水漿者.

 

此爲瘀熱在裏.身必發黄.茵蔯蒿湯主之.」

 

と出てきます。

 

 

これは、熱がこもった状態なのに、頭からしか汗が出ず、熱が深いところに籠ってしまうと、黄疸が出てしまうよ、ということを言っています。

 

 

いずれにせよ、「熱がこもっている」という状態を示唆することが多い、ということが分かります。

 

 

ただその位置や深さや程度には、色々なバリエーションがあるよ、ということでしょう。

 

 

 

続く

 

 

 

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頭から汗が出る人 4

2016.06.28

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これまでのお話

 

頭から汗が出る人

頭から汗が出る人 2

頭から汗が出る人 3   参照

 

 

4.『傷寒論』辨太陽病脉證并治下第七.の、柴胡桂枝乾薑湯方のところに、

 

「傷寒五六日.已發汗而復下之.胸脇滿微結.小便不利.渇而不嘔.但頭汗出.往來寒熱.心煩者.此爲未解也.柴胡桂枝乾薑湯主之.」

 

と、出てきます。

 

 

これは、カゼ引いてちょっと時間が経って、まだ完全に治りきってない時に、頭に汗が出る場合を述べています。

 

 

ちょっとこじれたやつです。

 

 

これは比較的よく診ますね。

 

 

5.また、同じところに、

 

「傷寒五六日.頭汗出.微惡寒.手足冷.心下滿.口不欲食.大便鞕.脉細者.此爲陽微結.必有表.復有裏也.

 

脉沈亦在裏也.汗出爲陽微.假令純陰結.不得復有外證.悉入在裏.此爲半在裏半在外也.脉雖沈緊.

 

不得爲少陰病.所以然者.陰不得有汗.今頭汗出.故知非少陰也.可與小柴胡湯.設不了了者.得屎而解.」

 

とも出てきます。

 

 

これは、カゼがこじれて、中途半端な状態になってしまった時に、頭から汗が出る場合があることを述べています。

 

 

そんな時は小柴胡湯がいいと。

 

 

小柴胡湯については、

 

「小柴胡湯」を含む記事 参照

 

 

まあここでは、深くもなく浅くもないような、中途半端な位置に熱がこもってしまった場合に、「頭汗」という現象が起こることを教えてくれています。

 

 

 

続く

 

 

 

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頭から汗が出る人 2

2016.06.25

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前回のお話

 

頭から汗が出る人   参照

 

 

 

2.『傷寒論』辨太陽病脉證并治中第六.に、

 

「太陽病中風.以火劫發汗.邪風被火熱.血氣流溢.失其常度.兩陽相熏灼.其身發黄.陽盛則欲衄.陰虚小便難.

 

陰陽倶虚竭.身體則枯燥.但頭汗出.劑頸而還.腹滿微喘.口乾咽爛.或不大便.久則讝語.甚者至噦.手足躁擾.

 

捻衣摸床.小便利者.其人可治.」

 

とあります。

 

 

まあ要は、カゼ引きで、汗かきまくって体力をかなり失ったものは、頭に汗が出る場合があるよ、っちゅうことだね。

 

 

前回は湿邪持ちの人、今回は正気の弱った人。

 

 

これは東洋医学をちゃんとやっている人であれば、簡単に見分けることが出来るでしょう。

 

 

 

 

続く

 

 

 

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5月(一社)北辰会エキスパートコース

2016.05.31

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 5.29の日曜日は、大阪、上本町で行われた(一社)北辰会エキスパートコースに行ってきました!!

 

 

今回は午前中は実技訓練です。

 

 

いつもお世話になっている西宮の「実千代鍼灸院」院長、橋本実千代先生に鍼していただきました。

 

 

いつもながら、非常に繊細な鍼。

 

 

大変勉強になりました。

 

 

私も先生に鍼させていただきましたが、やはり非常に反応がよく、勉強になりました。

 

 

普段から気の世界の住人であると、鍼に対して非常に反応が良くなります。

 

 

常人とは違ってきますね、色々と。(苦笑)

 

 

午後は藤本新風副代表による講義「北辰会方式概論と刺鍼実技」。

 

 

なぜ、エキスパートコースで概論を?と思いましたが、6月に高松で行われる日本東洋医学会で発表する内容の予行演習とのことでした。

 

 

日本東洋医学会は、私も会員ですが、もっともっと鍼灸師が進出していいと思っています。

 

 

今回を機に、レギュラー的に色々発表できるようになってくるといいですね。

 

 

そして刺鍼実技。

 

 

新風先生の鍼は、蓮風先生の鍼とはまた違った、非常に繊細な鍼です。

 

 

同じ理論と用語と方法論を共有していても、手が違うんだから鍼にも違いが出ます。

 

 

興味深い。

 

 

最後は関東支部の坂井祐太先生による症例発表「手足厥冷と月経後期」

 

 

坂井先生は江戸川区で「江戸川鍼灸院」を開業しており、関東支部の若手の有望株です。

 

 

今回もなかなか知的な発表で、今後もガンガン前に出て、頑張ってもらいたいですね。

 

 

そして終わった後はお酒。

 

 

今回、いつもの倍くらい人数が多く、Y先生が炸裂していました。

 

 

 

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患者さんの声(60代女性 関節リウマチ、シェーグレン症候群)

2016.04.28

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

 

60代 女性 

 

【症状】関節リウマチによる手足の痛み、シェーグレン症候群による乾燥症状

 

【既往歴】子宮内膜症、胆石、自律神経失調症

 

 

 

十年ほど前に患ったリウマチの痛みが、昨年末からまた出てきてしまいました。

 

治癒したと思っていたのでショックでした。

検査結果は、やはりリウマチの値が出ており、シェーグレン症候群も合併していました。

 

幸い、検査値はどちらも軽度でしたが、手足の痛みをベースに日替わりで身体の様々な箇所が痛み、辛い状態でした。

 

処方してもらった抗炎症鎮痛剤があまり体に合わず、免疫抑制剤を服用することにも不安がありました。

 

今まで働き続けてきてくれた体の何処にも弊害を及ぼすことなく、対症療法ではなく、体全体が元気になりたいとの思いが強く、

 

治療方法を色々探していた時に、友人が鍼治療を勧めてくれました。

 

鍼といえば、肩こりや腰痛治療のイメージだったのですが、リウマチも治療して下さるとの事でお世話になることにしました。

 

治療開始当初は痛みが増したように感じたり(好転反応)、日によって痛む場所が変わるのでモグラ叩き状態でした。

 

正直な所、鍼一本刺すだけで本当に効果があるのかなあと思ったこともありましたが、痛みはあっても体が軽くなってきたり、

 

食欲も増し、口内の渇きが気にならなくなってきたりと、

 

 

治療を重ねる毎に心身共に楽になっていきました。

 

 

治療して頂いて二カ月経った現在、日替わりの痛みはなくなり、手足の痛みも軽減していて、とても有難く、嬉しく思っています。

 

竹下先生には食べ物をはじめ、色々な養生を教えて頂き、質問にも丁寧に答えて下さって感謝しています。

 

痛みが完全に無くなることを願いつつ、治療をして頂きながら養生に心がけ、「大丈夫!」と明るい気持ちで過ごさせてもらいたいと思っています。

 

これからも宜しくお願い致します。

 

 

【清明院からのコメント】


本症例は、初診がH28年の2月、と
ある鍼灸院さんからの紹介でした。

関節リウマチやシェーグレン症候群というのも、清明院では意外と多く診る疾患です。

 

関節リウマチ YAHOOヘルスケア

シェーグレン症候群について 難病情報センター

 

西洋医学的には痛み止めやステロイドを使って、効果薄だと、免疫抑制剤を使ったりしてコントロールするしかなく、

 

いずれにしても対症療法的であり、たとえうまく症状がコントロールできていたとしても、患者さんとしては非常に先行きが不安な疾患でもあります。

 

こういうものに、東洋医学が力を発揮します。

 

東洋医学的な考え方に基づく、「根本的な体質改善」が見込める可能性がある、ということです。

 

西洋医学的な数値がどうであれ、リウマチの関節炎や、シェーグレンの乾燥症状が起こる状況、外的環境にさらされても、

 

それが起こらない体質に改善される場合がある、ということです。

 

本症例の患者さんは、初診の10年前にもリウマチの痛みを発症したことがあり、今回、10年ぶりに再発してしまったこと、

 

病院から出された薬があまり効かなかったことに、非常に不安感を覚えておりました。

 

また、10年前に発症した時は漢方薬で治したそうで、もともと東洋医学に理解のある患者さんでした。

 

このように、どんな病気であれ、東洋医学の考え方に肯定的な患者さんは、治療がうまくいきやすい傾向があると思います。

 

初診時、「痹証(肝鬱痹≒著痺:脾湿肝鬱)」と証を立て、治療を開始すると、初診治療後から非常に手応えのある変化を見せました。

 

多少、治療後に瞑眩が出たり、症状が右往左往することはありましたが、5診目には症状が緩解し始め、そのままブレずに、

 

冷静に有効打を与え続け、2か月後、20診目には関節炎の消退をみました。

 

「メンケン」って何ですか? 参照

 

今後も、外部環境がいかに変化しても、リウマチやシェーグレンの症状が出ないような体質になるよう、治療を進めさせていただこうと思います。

 

また、本症例で興味深いのは、リウマチによる関節炎を主な標的として治療を進めていたのですが、シェーグレン症候群による渇き症状も、

 

同時に改善していることは、注目に値すると思います。

 

東洋医学は、全身のバランスを整えることによって、その患者さんの「治る力」を最大化しようとする治療です。

 

化学物質による強引な対症療法ではありません。

 

ですので、こういう、嬉しい副産物が付いてくることはよくあります。

 

アレルギーや自己免疫疾患など、西洋医学が比較的苦手とするような疾患に、伝統鍼灸、試してみては如何でしょうか。

 

試す価値「大」だと思います。

 

 

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