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2014.01.28
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24節気では大寒を過ぎ、一週間以上経ちました。
こうなるともう、大寒と言うよりは、”立春前”という感じ。
日差しに、風に、確実に春木の気が入っております。
春は、五行では「木(もく)」。
木は、人体では「肝の臓」と「胆の腑」。
邪気では「風(ふう)」。
「五行」って何ですか?(その8)
「胆」って何ですか?(その12)
「肝」って何ですか?(その13)
「風」「火」について 参照
ここらあたりが、ざわついてきますネ、この時期は。
・・・まあ、かと言って、木にばっかり注目してても治せないんですが。
こういう時期的な問題と、その患者さんそれぞれの素因とを考慮して進めないと、この時期のカゼはうまく治せない。
インフルエンザも来てますね。
ヤル気満々☆
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2013.09.27
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いやー、急激に、寒くなりましたねえ。。
清明院の患者さんも、大なり小なり、この冷えの影響を受けております。
冷えと言っても、いわゆる感冒症状ばかりではない。
腰痛、皮膚炎、関節炎などなど。。。
冷えと、それに伴う患者さんの体の変化の、なんと奥が深いことか。
このことはこれまでにも何度も書いていますが、急激な気候変動で風邪ひきさんが増えると、いつも実感します。
皮膚表面や、うっかり露出したまま寝てしまった部分が、睡眠中に急激に冷やされたことにより、生体は実に様々な症状を呈します。
表面が冷えたことで、内に熱がこもる場合も多い。
その熱が、どこに籠ったのか、なぜそうなったのか、を、考えることが大事です。
今日も一日、頭フル回転。
大変、勉強になりました。<m(__)m>
精進します。
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2013.05.24
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東洋医学を勉強し始めると、
「こういう脈を打っている時は、カゼをひいている場合がある。」
と、教わることがある。
この教え方、僕は非常に問題があると思っています。
これを教わった人が、短絡的に考え、患者さんを触っていて、その脈を見つけた瞬間、
「カゼひいてますか??」
と、したり顔で問う。
そして、
「いえ、全然。」
と、シラケタ顔で言われて、青ざめる。
それとか、たまには、
「はい・・・。どうして分かったんですか~??スゴ~い☆☆」
とか、尊敬の眼差しで見られて、いい気になる。
これ、ダサい。
(苦笑・・・しかし、実は過去に俺もやったことアリ☆)
普通の、一般的な現代人が考える「カゼ」といったら、咳、くしゃみ、鼻水、ノド痛、頭痛、発熱、寒気、節々の痛みなんかがある状態のこと。
東洋医学的な「脈診」による脈の状態が示す、
「カゼをひいている状態の場合がある」
という言葉の意味は、大体は
「体の外から何らかの邪気が入ってきている」
つまり
「浮いている(浮脈を呈している)」
状態のことを言っている。
体の外から邪気が入ってきた場合、頭痛になるか、腰痛になるか、胃の不快感になるか、イライラ感になるか、
それとも多くの一般人が思う「カゼ」の症状を呈するか、それは、邪気に入られた人の、もともとの状態によって千差万別。
一般人による「カゼ」に対する認識と一致するとは、全然限らない。
それを分かった上で、見破って、聞くならいいけど、その脈を見つけただけで、いい気になって
「カゼひいてるでしょ??」
なんて聞いたら、大概ハズします。(笑)
よくよく考えなくてはなりません。
「浮脈=カゼ(外邪)」という「ステレオタイプ」はよくない。
教える側の責任、大きい。
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2013.04.26
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本日も、迫りくる病たちと、片っぱしから闘っております。
ここんとこ、昼夜の寒暖差が激しいです。
そして、4月から新しい環境に変わった人も多い。
それが、ちょっと馴染んできた時期です。
ホッとして気が緩み、これまでの疲れが出る。
一時的に、防御力が下がる。
・・・で、カゼを引く、というパターンに、まんまとはまってしまった人を何人も診ました。
今シーズンは、咳が止まらなくなる、という症状を比較的多く診ましたね。
咳にも色々なメカニズムがありますし、人により、置かれている環境により、治りやすい、治りにくいはありますが、結局は治る。
なので、いかにエレガントに治すか。
ブリリアントに治すか。
美意識を刺激されます。
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2013.01.18
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毎日毎日、カゼの患者さんばっかり診ているせいか、昨日の診療終了後にかけて、夕方頃から、若干節々に痛みが。。。(苦笑)
ボワーンと熱っぽく、少し頭痛がして、若干ノドが痛い。。。
食欲はなく、寒気というほどではないものの、若干皮膚が敏感になっているような感じ。。。
・・・いや~、やっちゃいました。
年に1回、あるかないかのカゼひきです。
計ってないけど、あの感覚からすると、診療終了後の時点で熱が38度ぐらいはあったんじゃないでしょうかねえ。
迅速にスタッフに鍼をしてもらい、診療終了後はまっすぐに家に帰り、とりあえずなにもせず、寝る。
夜中に頭痛で目が覚めたので、再度鍼。。。
朝方、もう一度目が覚めたので、さらに鍼。。。
朝には、スッキリ。
鍼最高。(爆)
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2012.11.16
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毎年この時期になると、カゼひきさんをよく診ます。
いつも書いているように、いわゆる「カゼ」というものに鍼灸は大変有効であり、東洋医学を勉強しているものにとって、
ウデの見せどころでもあります。
なぜならば、一言でカゼと言ってもパターンは無数にあり、これをしっかりと東洋医学的に分析、把握したうえで治療しないと、
なかなかスッキリと治ってくれないからです。
ノドが痛くなるもの、腹を下すもの、咳、痰がきつくなるもの、発熱するもの、などなど・・・、挙げていったらキリがないです。
こういう様々なパターンを、東洋医学的にきちんと表裏、寒熱、虚実、関連する臓腑、経絡、正邪のバランス、こういうことを勘案しながら慎重に治療を進めないとですし、
急性外感熱病の場合は経過が早いので、短期決戦になりますから、正確性がより厳密に要求されます。
最近、まあこういう言い方は良くないのかもしれないのけども、患者さんから、色々学ばせていただいております。
自分自身のカゼ治療の弱点、盲点を狙いすましたかのような患者さんが来ることもあります。(苦笑)
日々、勉強。
まったく、「ありがたい」の一言。
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2011.09.15
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まだまだ日中は暑いですが、それだけに朝晩の涼しさがかえって目立つように思います。
9月8日から、二十四節気では「白露(はくろ)」に入っております。
そして23日には、いよいよ「秋分(しゅうぶん)」を迎えます。
なんやかんやと言っているうちに、あっという間に秋ですね・・・。
というわけで、最近カゼひきさんをよく診ます。
夏の調子で、クーラーをつけっぱなしで寝ちゃったとか、窓を開けっ放しで、床で布団もかけずに寝ちゃったとか・・・、
パターンは様々、症状の出方も様々ですが、これらはみ~んなある種の「カゼ」と考えて治療すると、うまくいくことが多いです。
清明院には遠方の患者さんも多いので、発熱していて起き上がるのも辛いようなものを、片道1時間以上もかけて診せに来させるようなことはしませんが、
症状があっても動けるぐらいの状態であれば、出てきてもらって治療した方が早く楽になるように思います。
ここで、「カゼ」と言っても、皆さんがよくご存じの「咳、くしゃみ、鼻水、ノド痛、悪寒、発熱」等の諸症状を中心とした、
一般的によく知られている「カゼ」よりも、我々東洋医学ではもう少し広い意味で、この「カゼ」という言葉を使うことがあります。
(いわば業界用語的に、です。)
つまり、東洋医学の言う、いわゆる「外邪(がいじゃ)」による病全般を指して、「カゼ」と言ってしまうことがあります。
「外邪」については、カテゴリ 邪気(発病因子) 参照
だから患者さんの中には、
「この痛みは、カゼが原因だよ。」
なんていうと、
「へ??カゼはひいてませんけど・・・。」
と、キョトンとされることもあります。(笑)
本人に自覚がなくても、我々の診方で脈や手足のツボを触ると、ハッキリと「カゼ」を示す反応が出ていることが多いのです。
だから、場合によっては本人が症状を自覚する前に、治してしまう、ということが可能になります。
これも一つの「治未病」デスネ。
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2011.09.01
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いや~、台風もノロノロと来てますし、この時期になってくると一雨ごとに寒くなり、たまに暑い日はあれども、
徐々に徐々に秋の到来をだれでもが実感するようになってきます。
敏感な人にとっては、8月に24節気で「立秋」を迎えたあたりから、すでに秋の訪れを感じていたはずです。
(風の匂いや、朝晩の空気、蝉の声とかからネ。)
季節の変わり目には気をつけよう、とか患者さんには言ってるくせに、私としたことが、昨日の診療終了後、
「ん?これはもしや、カゼか・・・?」
と思うような症状に見舞われました。
(実は昼間から若干あったんですが、忙しくてつい放置してたらこんなことに・・・。(苦笑))
頭痛、寒気、鼻水、悪寒があるにもかかわらず頭から上はアツく、熱っぽい、若干気持ちが悪い(悪心)、腹は減ってるが気持ち悪くて食欲がない、
という症状のお出ましです。
(この症状を聞いただけで、専門家の先生ならどんな病態か、大体察しが付くと思いますがネ・・・。)
そこで、とあるところに鍼を一本打って、メシはあえて食わず、暖かくして即寝ました。
〇
すると、寝ている間に大量に発汗し、翌日には全ての症状がスッキリサッパリ!
本日は朝から快調に仕事しました!!
・・・まーなんていうか、鍼最高!!!
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2010.12.02
最近多いですねえ、カゼひきさん。
清明院にも、
「咳が止まらないんですけど・・・。」
とか、
「熱っぽいんですけど・・・。」
とか、
「ノドがイガイガするんですけど・・・。」
とか、
「ゾクゾク寒気がするんですけど・・・。」
などなど、一口にカゼといっても、あらゆる症状を訴える患者さんがお見えになっております。
・・・まあ、ここ最近、急に寒くなったし、乾燥もしてるし、無理もないとは思いますが、何でこのように、カゼというのは、
ひく人によって色んな症状に分かれるんでしょうか。
・・・これは、その人が元々持っている「弱い部分」や、その人の置かれている環境が、大いに関係するからです。
これにより、同じように気候が寒くなったとしても、人によって様々に症状が分かれるのです。
東洋医学では、カゼをひく前の、もともとのその患者さんの体質素因、つまり、もともと五臓六腑のどこに問題があったのかを、
問診で得た情報から、あらかじめ明らかにしておきます。
その上で、今回の風邪の症状がなぜ起こったか、今現在の問題の中心はどこかを、論理的に考え、治療をする訳です。
東洋医学的なカゼのパターンは、ひき始めのものも、こじれたものも、非常に多くのパターンがあります。
巷ではよく、
”カゼのひき始めには葛根湯”
だとか、
”くしゃみ3回、小青竜湯”
などという、デフォルメした宣伝文句を目にすることがありますが、本来の東洋医学では、そういう短絡的な結び付け方は致しません。
一人一人に合わせた治療、東洋医学的な的確な診立てを考えていかないと、カゼ一つでもなかなかよくならないんです。
・・・いずれにしても、しっかりと養生して、カゼをひかないような生活、送りましょう!!
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2021.12.01
清明院では現在、求人募集しております。
募集内容の詳細はこちら。
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11.24(水)の夜は、(一社)北辰会会員限定企画である古典ライブ講義を視聴してきました!!
11.24は二十四節気では小雪ですね。
立冬を過ぎ、冬至に向かう段階、養生が重要です。
今回のテーマは「鼻病」です。
最近で、鼻病に関するホットな話題といえば、コロナ後遺症の「嗅覚障害」ですね。
まあ、コロナに限らず、インフルエンザでも、普通のカゼであっても、熱が下がったり、食事がとれるようになったりして、ほぼほぼ回復した時に、嗅覚障害だけが残る、なんてことは、よくある話ですね。
私も最近、コロナ後遺症の嗅覚障害に関しては、数例ですが治療にあたらせて頂きましたが、そこまで深刻なものは少ないようで、普通に治療すれば順調に回復するものが多いようです。
・・・さて、これから第6波がどうなるか。
まあ、あとは「鼻病」と言えば花粉症や副鼻腔炎など、日常的によく診る訴えではないでしょうかね。
鼻病を診る上で特に重要なのは、表面的な冷えによって、鼻に熱が籠って、鼻塞や嗅覚障害が起こっているものです。
また、鼻は天門、口は地戸、その間に「人中」という経穴がある、よって、気付けで人中を使う意味を考えることが出来る、という話も、個人的には好きでしたね。笑
五臭は天、五味は地、五味の異常は重視されるけども、五臭の異常は軽視される場合がある。
鼻は明堂とも言われる重要な部位で、鼻病を軽視してはならない。
(因みに、上星穴の部分を明堂という古典もある)
その他、酒製大黄といって、大黄を酒で洗って使ったり、酒に浸して使ったりすることで、薬効が及ぶ位置を変えることが出来る、とか、脾胃へのダメージを軽くできる、とか、
そういった、漢方薬を理解するうえで欠かせない「修治」のお話や、以前このブログでも紹介した「一貫堂医学」の処方群で重要視される「黄連解毒湯」「荊芥連翹湯」のお話し、
さらに菅沼周桂(1706-1764)の『鍼灸則』や本郷正豊の『鍼灸重宝記』その他の江戸期の重要な伝統鍼灸古流派の諸文献のお話し、
印堂と肺、奇穴の鼻通と胆などなど、重要な話が飛び出しまくるこの講座、是非チェックしてください☆
また今回も、漢方医である竹本喜典先生からもコメントがあり、厚みがありましたね。
まあ、まさに北辰会の飲み会みたいな内容なんですが(笑)、講義用にきちんと整備された内容になっていますので、これを2000円で聴けるのは安すぎると思います。
会員の方は勿論、これを機に入会の方はぜひ!!
2012.07.08
2016.05.09
2016.04.12
2016.04.28
2015.06.04
2012.12.23
2014.02.17
2014.04.26
2024.11.07
2024年10月の活動記録2024.11.01
2024年 11月の診療日時2024.10.10
清明院15周年!!!2024.10.09
2024年9月の活動記録2024.10.01
2024年 10月の診療日時2024.09.19
2024年8月の活動記録2024.09.01
2024年 9月の診療日時2024.08.03
2024年7月の活動記録2024.08.01
2024年 8月の診療日時2024.07.10
患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
2024年6月の活動記録2024.07.01
2024年 7月の診療日時2024.06.05
2024年5月の活動記録2024.06.01
2024年 6月の診療日時2024.05.10
2024年4月の活動記録2024.05.01
2024年 5月の診療日時2024.04.13
(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
2024年3月の活動記録2024.04.01
2024年 4月の診療日時2024.03.14
2024年2月の活動記録2024.03.01
2024年 3月の診療日時2024.02.15
2.17(土)ドクターズプライムアカデミアで喋ります!2024.02.04
3.10(日)(公社)群馬県鍼灸師会で講演します!2024.02.03
3.3(日)「浅川ゼミ会」にて講演します!2024.02.02
2024年1月の活動記録2024.02.01
2.25(日)順天堂東医研、第5回特別公開シンポジウム「日本とインドの伝統医学」に登壇します!!2024.02.01
2024年 2月の診療日時2024.01.11
2023年、9月~年末の活動一覧2024.01.05
診療再開!!2024.01.01
2024年 1月の診療日時2023.12.30
2023年、鍼療納め!!2023.12.21
(一社)北辰会、冬季研修会のお知らせ2023.12.01
2023年 12月の診療日時2023.11.26
患者さんの声(60代女性 背部、頚部の痒み、首肩凝り、高血圧、夜間尿)2023.11.25
患者さんの声(70代女性 耳鳴、頭鳴、頭重感、腰下肢痛、倦怠感)2023.11.22
12.3(日)市民公開講座、申し込み締め切り迫る!!2023.11.21
今週からの講演スケジュール2023.11.16
日本東方医学会学術大会、申し込み締め切り迫る!!2023.11.01
2023年 11月の診療日時2023.10.10
清明院14周年!!2023.10.04
12.3(日)市民公開講座やります!!2023.10.01
2023年 10月の診療日時2023.09.23
第41回、日本東方医学会学術大会のお知らせ2023.09.22
第55回、順天堂東医研に参加してきました!2023.09.21
第27回、日本病院総合診療医学会で発表してきました!!2023.09.20
Dr’s Prime Academiaで喋ってきました!2023.09.01
2023年 9月の診療日時2023.08.18
第54回、順天堂東医研で喋ってきました!2023.08.17
順天堂東医研の学生さんと、「森のくすり塾」へ。2023.08.16
診療再開!!