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2010.09.22
今日の昼休みは、現在奈良の藤本漢祥院(藤本蓮風先生の鍼灸院)で内弟子修業中の、
三上創(はじめ)先生が、清明院に見学にやってきました!!
(しまった~!写真撮り忘れた~!!)
藤本先生は中国との学術交流のため、昨日まで中国の医大で特別講演に行かれていましたので、
その間、つかの間の夏休みで東京に帰ってきたそうです。
・・・実は、彼は漢祥院に修行に行く前の約半年間、僕が以前副院長を務めていた鍼灸院で働いていたことがあります。
(なつかしい・・・。)
一通り清明院を見学した後、久々に2人でメシを食べに行きました。
色々と彼の普段の生活の話を聞きましたが、大変だけれども、とても充実しているようでした。
彼が以前、僕が勤めていた鍼灸院にいた時は、まだまだ社会経験も浅く、言わば”青い”部分が目立ちましたが(笑)、
最近は、顔つきも引き締まり、
「あー、ずいぶん鍛えられているなあー。」
という印象を受けました。
(まあ、関西の勉強会でしょっちゅう会っているんだけどネ。)
・・・鍼灸師の修行、と言えば、昔は徒弟制度が一般的でした。
師匠の家や治療院に泊まり込み、掃除から何から、雑用をすべてこなし、最低限の給料で生活しながら、
師匠の技術を見て盗む、というスタイルです。
今ではそういうスタイルはほとんどないし、むしろ敬遠されがちですが、きっとその生活でこそ得られる充実感、
その生活「でしか」得られない充実感というのがあるんだと思います。
「徒弟制度」・・・僕は経験したことないけど、アリかナシかで言ったら、「アリ」だな、と、思いました。
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2010.09.12
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これまでのお話・・・
「肺」って何ですか?(その1)
「肺」って何ですか?(その2)
「肺」って何ですか?(その3)
「肺」って何ですか?(その4)
「肺」って何ですか?(その5)
「肺」って何ですか?(その6)
「肺」って何ですか?(その7)
「肺」って何ですか?(その8)
「肺」って何ですか?(その9)
☆「肺」と「お水」
一般によく言われることに、
「人間の体の約60%は水分!!」
という言葉がありますよね?
今年の夏も、熱中症で多くの方が亡くなりました。
だからこの言葉を、つい最近聞いた人も多いのではないかと思います。
暑くて汗をかき過ぎて、しまいには脱水症状を起こすと、場合によっては生命が危ない。
だから人間の健康は、一つには、この水分の出納(出入り)がうまくいっているかどうかにかかっている、と。
(・・・ただ、だから誰も彼もガンガン飲め、というのは、いかにも短絡的で僕は嫌いなんですがネ。)
僕もこのブログで、以前から再三、東洋医学における「水分」と「健康」の関わりの重要性を説いてきました。
患者さんの質問
たくさん飲んだ方が健康に!?
どうしてムクむの?
どうしてムクむの?(その2)
「湿熱」について
「脾」って何ですか?(その5) などなど参照
これらを読んでいただくと、
量的に余分なお水、あるいは質的に偏ったお水、あるいはその両方
↓
胃腸に入る
↓
受け止めきれない(うまく捌ききれない)
↓
体内に余分なお水の停滞発生
↓
胃腸および全身の働きが弱り、諸症状発生
・・・という、簡単なメカニズムがご理解いただけるんじゃないかと思います。
このメカニズムから言えば、お水と直接関わるのは、五臓六腑で言うと「脾胃」や「小腸」「大腸」であり、他の臓腑はあまり関係ないようにも思えます。
しかし、そんなことはないのです。
「余分なお水」と「脾胃、腸以外の臓腑」は大いに関わります。
・・・「めちゃめちゃ」関わります。(笑)
ではどう関わるのか、という問題です。
人間に備わった、主な「余分な水分排出機構」というのは即ち、「発汗」、「排尿」、「排便」ですよね?
このうち、特に中心になるのが「排尿」と「発汗」ですよね?
例えば、「肺」って何ですか?(その6)で述べたように、「肺の臓」には、気を降ろす働きがあります。
気を降ろし、全身に気をくまなく巡らせる、というのは、肺の重要な働きでしたよね?
「気を降ろす」ということは、最終的には「下焦に降ろす」と考えていただいて差し支えない。
ということは、
「下焦に存在する”腎の臓”や”膀胱の腑”に降ろす」
と考えてよい。
「腎と膀胱」の重要な働きの一つは、
「尿を作って(溜めて)体外に排出すること」
です。
この働きに大きく関わる(助ける)のが、実は、”気を降ろす”働きを持った「肺の臓」なんですよ。
・・・そして、「発汗」ですが、発汗するところはどこかと言えば当然「皮膚」でございます。
「肺」って何ですか?(その7)で述べたように、その皮膚(皮毛)をつかさどるのは「肺」でございましたよね?
さらには、「余分な水分排出機構」の中では脇役である、「排便」に関しても、実は「肺」は大きく関わります。
長くなってきたので、その話は次回・・・。(笑)
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2010.09.01
こないだ、夏季研修会の後の飲み会で、何人かの先生達とした話が印象に残りましたので、ちょっと書いておきます。
・・・人間は、いつかはみんなあの世に逝きます。
(笑・・・別にこんな、重いテーマでしんみりと飲んでたワケではないのでご安心を。)
まあ、それはみんな分かってる訳だけど、みんなが興味があるのは、”どう”逝くか、ですよね?
今日も、ご高齢の患者さんと話していて、話の中で、その患者さんが、
「先生、私は、死ぬ時はある日”パッ”と死にたい。」
とおっしゃいました。その患者さん曰く、
「何年も寝たきりになって、周りに迷惑かけるのだけは絶対いやだ。もうここまできたら、いつ死んだって別に構わないけど、動けない状態が長くなるのだけはいやだ。」
とのことです。そこで僕が、
「”周り”って誰よ?」
と聞き返すと、
「家族。」
とのこと。僕は、
「今まで散々迷惑かけられて来たんだから、たまにはこっちが迷惑かけたっていんじゃないですか?」
と言うと、笑いながら、
「はは!それもそうだね!!(笑)」
とのこと。
・・・「最後はパッと逝きたい」、これは誰もが思うことではないでしょうか。
痛いとか、痒いとか、苦しいとか、そういうことばっかりを言って、泣きながら向こうへ逝きたい人なんて、普通はいません。
でもなかなか「現実」には、本人が思い描いたようにはならないのが、困ったところな訳です。
ということは、「現実」的に考えた場合、この問題は、どこまでいっても、
「何かをやってれば、間違いなく思い描いたように逝ける!」
とか、
「この考え方で生きれば間違いナシ!」
とかいう正解が、結局は”ない”ということを示しています。
だって、その人の置かれている環境も状況も何もかも、みんなそれぞれ違うし、しかもそれは常に目まぐるしく変わっていくからです。
・・・となると、最後の最後に、笑顔で逝けるか、しかめっ面で逝くか、コレを分けるのは、結局その人の、
「ものの見方、考え方+その柔軟性」
にかかってくるんだと思います。
楽観と悲観、消極と積極、絶望と希望、プラスマイナスの視点、これらも陰陽な訳ですから、
「一定の条件下では」
”転化”させることが可能な筈です。
しかしこれもなかなか、頭では分かっても、
「そういう時はこうすればいい」
という決め手がないだけに難しいですね。
そこで、我々が使う「鍼」、というのは、その「一定の条件」に大いになりえます。
僕たちは毎日、スゴイものを手に持っている訳です。
・・・明日もガンバろ。
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2010.08.29
2010.08.09
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これまでのお話・・・
「脾」って何ですか?(その9)
「胃」って何ですか?
「胃」って何ですか?(その2)
「胃」って何ですか?(その3)
「胃」って何ですか?(その4)
「胃」って何ですか?(その5)
「胃」って何ですか?(その6)
「胃」って何ですか?(その7)
「胃」って何ですか?(その8)
「胃」って何ですか?(その9)
これまで「胃の腑」に関するお話を「脾の臓」とも絡めながら、
・機能
・形態
・症状
なんかに注目しながら、具体例も挙げて話をすすめてきました。
・・・まあ、このシリーズは専門家に向けたものではないので、概要としては大体のことは述べてきたかな、と思います。
なので「胃ってなんですか?」シリーズは、ここらで一旦完結しようと思います。
最後に一つ、ついこの間、患者さんを診ていて、
「あー、これはまずいなー。」
と思ったことがあったので、お伝えしておきます。
☆「足三里」の危険性
その患者さんは、80代の女性です。
以前から診ていて、経過もよく、安心していたのですが、最近妙に元気がなく、脈、舌、体表観察所見も「脾胃」の反応所見がよくないのが気になっていました。
そんなある日、
「先生、最近食事の後、気持ちが悪くなるんです。」
と、その患者さんは訴えました。
詳しく聞くと、のどもよく乾く、便も出にくい、食欲も落ちてきている、体がだるいとおっしゃいました。
患者さんは、
「夏バテかなあ?」
とおっしゃったが、去年はどうだったか、これまではこういうことはあったかと聞いてみると、
「去年、その前はこんなことはなかった。」
とのこと。
さらによくよく聞いていくと、
「先生に鍼してもらってから調子がいいので、もっと調子よくなりたいと思って、足三里にここ最近毎日お灸をしている。」
とのこと。
「・・・それだ!!」
と思い、すぐに中止させたところ、上記の症状は消失。事なきを得た、ということがありました。
・・・ツボの中には、たまに、誰でも知っているような超有名選手がいます。
「足の三里」というツボもその一つです。
↑↑これです。
この「足三里」というツボは、よく「長生きの灸」とか言って、お灸をすると元気で長生きするとか、足腰が強くなるとか言われ、昔から有名です。
テレビや、一部の雑誌や書籍なんかで紹介されてたりすることも少なくありません。
・・・コレ、とんでもない話です。
こういう言い方は、迷信もいいとこです。
足三里にお灸をするだけで誰もが例外なく足腰が強く、元気で長生きするんだったら、誰も苦労しやしません。
確かに「足三里」は、上手に使えば大きな効果を得ることが出来るツボではあります。
しかしそれは、確かな東洋医学的な診断に基づいていて、なおかつ適正な術(鍼か灸か)で、適正な刺激量での処方であった場合にのみ、言えることです。
当然ながら、治療に使える、ということは、逆に言うと間違った使い方をすれば悪化させることもある、ということです。
上記の患者さんは、もともと「胃の腑」に熱がこもりやすいタイプの患者さんでした。
本来ならばその熱を冷ます治療、養生法を行い、どんどん「胃熱」を発散、排出させるように持っていかなくてはなりません。
しかし、この患者さんがやった「足三里にお灸」という処置は、どちらかというと「胃の腑」を温める治療になります。
つまり逆です。
熱に熱を足してしまっている訳です。
しかも、自分で見よう見まねで適当にツボの位置を決めているため、時には右のみが効いたり、左のみが効いたり、効果にばらつきがある上に、
その的確な評価も出来ないため、左右のアンバランスなんかも引き起こしやすいです。
高齢者が左右のアンバランスを起こし、それがあまりにもきつくなると、たいがい転倒します。
歩行姿勢が左右アンバランスで、不安定になるからです。
高齢者にとっては、転倒から骨折でもしたら、寝たきり状態にもなりかねません。
そうなってから泣いたってわめいたって遅いんです。
東洋医学というのは、誰でも簡単に使いこなせるもんじゃありません。
僕も場合によっては、遠方でたまにしか治療に来れない患者さんなど、自宅でお灸を据えてもらうこともありますが、その場合は、安全かつ確実なツボ以外は選びません。
・・・まあー、これだけ「医学だ、医学だ」と叫んでも、それはごく一部の人にしか伝わりません。
甘く見られることの方が多いです。
でも、それでも僕は叫ぶことをやめません。
だって「医学」だからです。
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2010.07.10
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明日は、祖母の四十九日です。
という訳で、これから再び群馬に向かいます。
・・・ところでこの「四十九日」という法要、一体何なんでしょうか。
今日はそのお話。
人が死んでから49日間は中陰(ちゅういん)、中有(ちゅうう)と呼ばれるそうで、インド発祥の仏教における考え方では、人が死んでからあの世に旅立つまでのちょうど狭間、境界線にいる時、と考えられているそうです。
この世とあの世、生と死、これは東洋医学の考え方からすると「陰陽」とも考えられます。
極めて分かりやすい、というか極端な「動」と「静」ですよね。
だから生=陽、死=陰の中間にいるから中陰、中有、って訳ですね。
で、なんでそれが49なのかは、岩波の『仏教辞典 第二版』P428によれば7×7だそうで、死後に7日間ごとに追善供養を行い、それの7回目を「満中陰」と呼んで、そこを境に、死者が他の生に赴く、と考えられたらしいです。
また、古文献の記載から、日本では平安時代以降に盛んに行われるようになった、と考えられているそうです。
・・・ということは、こういう儀式を「現代でも」重んじている日本人は、たとえ形式的であっても、生と死の連続性を「本来は」「もともとは」認めており、「今でも一応は」重要視してる民族なんですよね。
「死んだらモノになる」「細胞が活動を停止したからもう生命ではない」とかいって、亡骸をゴミ箱に捨てたり、粗末に扱う人はいない筈ですし、墓石なんてただの石、と言って蹴っ飛ばせる人はいない筈です。
現代科学の立場のような、”人の死=生命体の全細胞の活動停止=ナッシング”、という世界観、価値観ではもともとないし、今でも完全にはそうでないんだ、ということです。
また一方で、スパゲティ症候群じゃないけど、体にあらゆる管を繋いで、確かに呼吸と栄養は保たれているけど、動いたり喋ったり、活発に活動することはできない状態を、生命と言って良いのか、という問題もありますね。
また、死後の世界について、幽霊とか前世、来世、輪廻転生とかっていう話になると、突然、オカルトチックでウソ臭い、という印象を持ち、誰でも敬遠しますよね。
死後、本当のところどうなるかってのは、人間の死亡率は100%だけど、生きてる人間は誰も死んだことはない訳だから、誰にも分からない訳です。
多くの人がこういう話題を敬遠するのは、そもそも分からないから、議論してもしょうがないってのもあるし、日本人の文化的背景からくるそういう習性を”悪用”して商売(というか詐欺)しようとする輩が後を絶たない、ということも原因でしょう。
一昔前までは、テレビのゴールデンタイムでは、夏になるとしょっちゅうそうした特番が組まれていましたよね。
(きっと高い視聴率が取れたんでしょうネ。)
そこに出てくる、極めて胡散臭い霊能者やらなんやらが、すっかりこういった世界をウソ臭い、安っぽいものにしてしまいました。
(・・・まあ彼らだけの責任ではもちろんないけど。)
テレビ業界については、またいつか書こうと思いますが、非常に怖い側面を持っている世界だと思っています。
・・・まあともかく、本来我々はこういう目に見えない世界や、死後の世界を想定していて、しかもそれを非常に大事にする民族だった訳です。
何度か書いているように、陰陽論とは、「二元論的一元論」であるけれども、1つをあえて2つに分ける、ということは、相対論的な側面を多分に持っている訳で、
それに則って、まず「目に見える世界」というものを仮定した場合、当然「目に見えない世界」というものを肯定せざるをえません。
そして、相対論的にものごとを考える、ということは、必然的に「絶対的なものの存在」というものをも規定することになります。
こういう部分を様々な立場で細かく論理的に論じているのが「宗教」というものです。
こういうことを含めて、みんなが納得し、救いを得ることができるように、「宗(あまね)く教え導く」ものです。
じゃあ、東洋医学は宗教か、というとそれは違います。
医学です。
これについてはまたそのうち書きましょう。
「陰陽論」というのは単純な相対論、二元論ではございません。これは蓮風先生がよく仰ることです。
(「太極」という言葉を用いてね。)
・・・なんか、話がそれてきたけど、要するに仏教によれば、祖母は49日を過ぎると、なんか目に見えない、次のステージのようなものに行くらしい、ということです。
「まーよく分からんけど、いくんなら”気”を付けていっといで~!」
と、お骨にでも声をかけてこようと思います。(笑)
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2010.06.26
今日は朝一から猛烈に忙しかったです!(感謝)
狭い清明院の中を、1日中かけずり回っておりました(笑)
さて、今日の患者さん達を診ていて気がついたのですが、やはりこの時期、
「クーラーをつけっぱなしにして寝ちゃってから調子が悪いです。」
という訴えの多いこと多いこと!
・・・これ、単純になぜでしょうか?
なんで、クーラーつけっぱなしにして寝ると調子悪くなるんでしょうか?
そりゃ冷えるからに決まってんじゃん!・・・という声が聞こえてきそうですが、じゃあ患者さんの訴えが人によってバラバラなのはどうしてでしょう?
必ずしもカゼみたいな症状が出る人ばかりじゃなくて、神経痛が出る人、頭痛が出る人、痒みが出る人、怒りっぽくなる人などなど、
「クーラーによる冷え」
の後から出てくる症状は、メチャメチャ多岐にわたります。
・・・今日は、これがどうしてか、考えてみたいと思います。
本日は6月26日、この時期は24節気で言うと「夏至(げし)」に入って5日目であります。
この「夏至」とは、1年で一番日が長く、とても暑い時期、ということになっています。
ただ日本ではこの時期は梅雨であり、あまりこのことが実感されることは少ないようですが、いずれにしても自然界の”陽”の気が非常に高まる時期であります。
我々人間も動物ですので、自然界が陽に傾けば、人体も陽に傾きながらバランスを取るのが自然な、本来の姿です。
ですから、この時期は体の中には陽気が盛んになって、活動的で元気になってきます。
そしてたくさん汗もかきます。
陽気が盛んになる、ということは、ある意味「生理的に」「生理的な」熱を持つ、と言ってもいいと思います。
だから、たくさん汗を出して、その熱が体に籠らないように発散しようとしている訳です。
これを、クーラーで体の表面を冷やし、玄府(げんぷ=汗腺)の動きを鈍らせ、皮毛を閉じ、生理的な発汗を無理に止めてしまうと、マズイことが起こります。
要は、体に「余分な熱」が籠るのです。
具体的な症状としては、咽が異常に渇いたり、食欲が極端に亢進したり、便秘したりします。
そして、口渇や食欲など、その欲求にまかせてどんどん暴飲暴食してしまうと、もっとひどくなって、しまいには便秘したりします。
あるいは徐々に徐々に食欲が落ちてきて、ヤル気がない、元気がない、本来活動的になるべき陽気の盛んな時期なのに、いわゆる「夏バテ」状態になります。
また、局所的に冷やされた部位の血行が極端に悪くなり、そこに痛みやしびれが出たりします。
・・・ここまで書いたところで、支部役員前日勉強会のお時間になってしまいましたので(笑)、続きは次回に・・・。
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2010.01.20
前回は、「寒燥」についてのお話をしました。
今回はその逆の「湿熱(しつねつ)」について書いてみようと思います。
最近の気候は、前回述べたように、まさに「寒燥」という感じであります。
それとまったく逆なので、時期外れのように感じますが、日々、患者さんを診ていますと、今の「寒燥」の時期であっても、この「湿熱」という邪気が問題になることがあります。
・・・コレ、なぜでしょうか?
これは、現代の食生活と、発達した空調機器に、問題の中心があるのではないかと愚考しています。
◆「湿」について
「湿邪(しつじゃ)」というのは、外界では湿度の高さ、人体内では水分の停滞が過剰に存在することで、人体に病的な異常を起こす「邪気」の一つであり、
性質の上から「陰邪」に分類されます。
つまり、「湿邪」というのは、平た~く言うと、
「余分なお水」
を意味しますので、単純に水分(お酒も含む)の摂り過ぎ、あるいは食べすぎで胃腸が弱った場合にも、水分がうまく捌けなくなって、結果として体内に「湿邪」が生じます。
体外の「余分なお水」は、というと梅雨時期や夏場のムシムシ、ジメジメした時期に湿度が高くなる、まさにあれのことです。
(もちろんそれが人体に悪影響を及ぼした時に、”湿邪”という邪気として認識する訳ですね)
◆「熱」について
それに対して「熱邪(ねつじゃ)」というのは性質的には「陽邪」に分類され、からだの内外に存在する”余分な熱”のことを言います。
ここで勘違いしてほしくないのは、現代人は「熱」と聞けばすぐ体温の「発熱」を想像しますが、東洋医学の言う「熱」というのはそれだけではなく、
ある種の咽喉の渇きや便秘、過食傾向、またカゼや感染症の原因などになるもの(邪気)として「熱邪」というものを位置づけています。
こういう、東洋医学と西洋医学の概念の混同が、東洋医学が正確に理解されにくい原因の一つだったりします。
前もこんなようなこと言ったかもしんないけど、カゼひいて熱がある人をみた時に、「すごい熱だね~」ではなく、
「体温がHOTだね~。」
とか、
「HEATだね~。」
とか言ってくれれば、混同されにくいのにな~・・と思います。(笑)
体外の「熱邪」は、というと、夏場の暑い時期や、冬場でも過剰な暖房などで不快なほど熱すぎる状況の時に、人体に悪影響を及ぼした時に「熱邪」と考えます。
(分かりやすく言うとね。)
この2つ、「湿邪」と「熱邪」が合体したものを、東洋医学では「湿熱の邪気」と呼び、「寒燥」と同じように、陰邪と陽邪ががうまいことバランスをとっている、邪気の中でも「手強い奴」な訳です。
現代は、外が寒くて乾燥していれば、家の中は暖房と加湿器を使って快適を得ようとします。
しかしやりすぎれば、秋冬なのに「ムシ熱い室内」になってしまいかねません。
そうなれば「寒燥」ではなく、季節外れの「湿熱」の病になりやすくなります。
また冬場は、寒いからと、あまり外に出歩くことも少ない人が多く、運動不足になりやすく、忘年会や新年会などで、暴飲暴食、過食傾向になりやすいです。
こうなると胃腸は弱り、水分が捌き切れず、体内に余分なお水である「湿邪」が増えます。
さらに、汗もかきにくい時期ですので、体内の余分な「熱邪」を汗によってうまく排出(発散)することも出来ず、結果、体内に「湿熱の邪気」が生じてしまう場合があります。
こうして現代では、冬場なのに「湿熱」の病が問題になることがある訳です。
「湿熱」については、大変面白い部分でもありますので、もっと細かく書こうかなとも思うのですが、時期的に梅雨時期とかの方が実感しやすいかな、
と思うので、その頃になったら、また詳しく述べてみようかなー、と思っています。
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順天堂東医研、第6回公開シンポジウム「総合診療と東洋医学」2025.01.10
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患者さんの声(70代女性 目の痛み、不安感)2024.07.05
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(一社)北辰会、組織再編。2024.04.02
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