東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
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すいぶんハッキリと春。

2017.02.25

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いやー、24節気では雨水となり、春一番も吹き、もうすっかり春の雰囲気がしてきました。

 

 

花粉症にビビる人が増えていますが、鍼灸と養生で乗り切りましょう。

 

 

ビビって不安がって何もしなければ、春の思うがままです。(笑)

 

 

花粉症のいやな諸症状に加えて、のぼせ、頭痛、慢性の止まりにくい咳(気逆咳)、眩暈、この辺はみんな春に起こりやすい病です。

 

 

花粉や季節が悪いんじゃないですよ!

 

 

その季節に過剰に反応している体側がおかしいのです。

 

 

まあ春は、簡単に言えば、のぼせやすくなるんです。

 

 

東洋医学では、春には春の養生法があります。

 

 

精神的にも肉体的にも、伸び伸びゆったり過ごしましょう。

 

 

締め付けの強い下着や洋服、髪をきつく縛るのもやめましょう。

 

 

下半身を冷やさないようにして、睡眠時間は十分にとりましょう。

 

 

あとは鍼でしょ。

 

 

春は新緑や桜のきれいな、素晴らしい季節です。

 

 

 

全く恐れることはないです。

 

 

 

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不動明王マイラー 14 高貴山常楽院

2017.02.01

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これまでのお話

 

不動明王マイラー 1

不動明王マイラー 2

不動明王マイラー 3

不動明王マイラー 4

不動明王マイラー 5 

不動明王マイラー 6

不動明王マイラー 7 

不動明王マイラー 8

不動明王マイラー 9

不動明王マイラー 10 番外編

不動明王マイラー 11

不動明王マイラー 12 

不動明王マイラー 13 雨降山大山寺      参照

 

 

 

◆もう一つの別説関東三大不動、高貴山常楽院へ。

 

 

さて、最後の別説関東三大不動高貴山常楽院へと行ってきました!!

 

 

ここもなかなか遠い。。。

 

 

ネットで調べると、埼玉の飯能にある、西吾野という駅から、なんと徒歩70分と出ています!!(;゚Д゚)

 

 

・・・でもまあ、そうはいっても、おそらく駅から緩めのハイキングコースで、中高齢者の足に合わせて70分と書いてあるんだろう、

 

僕の足なら3、40分で着くだろ、と思ってナメていました。(~_~;)

 

 

これが完全にミスでした。

 

 

駅から少し歩くと、登山道への入り口が。(;゚Д゚)

 

「え、これ、ハイキングコースっていうか、完全に山道じゃん。。。」

 

と思いながら、しかも山に入ったのが3時過ぎだったので、もし万が一山の中で日が落ちたら・・・、とか不安を抱えながら、

 

山道に入りました。

 

(これ、山に詳しい人が聞いたら完全に自殺行為ですね。絶対マネしちゃダメです。遭難します。)

 

 

当然ながら、他の登山客、参拝客と全く出会いません。

 

 

ここが山道に入る直前の、沢。

↓↓

20170130_184549.jpg

 

山道の中はこんな感じ。もし日が落ちたら完全に遭難者です。(゚∀゚)

↓↓

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いつ着くのか、いつ着くのかと思いながら山道を歩くこと、約1時間。

 

 

もはや汗だくです。

 

 

全く水分も持たずに入ったので、咽喉はカラカラ、本気で死ぬかと思いました。(゚∀゚)

 

 

そして、どうにかこうにか、ようやっと着きました。。

 

20170130_183712.jpg

 

20170130_184102.jpg

 

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ここも、実に素晴らしかった。

 

(秘仏でしたが。)

 

 

近くにある見晴らし台からの眺めも良かった。

 

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樹齢800年の大イチョウも凄かった。

 

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・・・ただこれ、怖いのは帰り道です。

 

 

今からまた山道を戻ったら、完全に途中で日が暮れる。

 

 

万が一、山の中で道に迷ったら、完全に遭難者です。

 

 

ここは、寺の脇にあった細い車道から駅まで下ろう、と思って、トボトボと車道を歩くこと1時間強、ようやっと駅に着きました。

 

20170130_183028.jpg

↑↑帰り道の途中で撮った写真です。

 

 

これが山道の中だったら、と思うと、山の恐ろしさを痛感しました。。。

 

 

山、こええ!!(;゚Д゚)

 

 

まあともあれ、これでついに別説も含めた関東三大不動をコンプリートしましたが、僕的にはナンバーワンは大山不動

 

二番目は今回の高山不動、三番目が高幡不動かな。

 

 

 

今回の高山不動での経験は、一生忘れませんね。。。(苦笑)

 

 

 

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患者さんの声(10代男児 多動症、広汎性発達障害に伴う諸症状)

2017.01.17

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

 

 

10代 男児 

 

【症状】多動、不眠(入眠障害)、夜間頻尿、独り言、イライラ、自傷行為、幻覚、妄想など

 

【既往歴】ケトン性低血糖、広汎性発達障害、多動症

 

 

 

小学6年生の息子が、こちらの院でお世話になっております。

 

息子の育児には、小さい頃から壁が沢山ありました。

私自身も進むべき方向が分からず、ずっと迷路の中にいたように思います。

小学校1年生のときに、「広汎性発達障害」との診断を受けてからは、病院の先生や心理士の方達に助けて頂きながら、

 

今までトレーニングやカウンセリングなどを受けてきました。

 

しかし、4年生の後半くらいからは、精神的成長の裏返しにより、自分への否定が強まり、徐々に常に脅迫観念に怯えるようになり、

 

内なる攻撃性の高まり、自傷行為、不眠、幻覚、妄想、と、状態が悪化していきました。

 

いわゆる二次障害に突入していました。

 

リタリン、エビリファイ、リスパダールなど、薬も処方されましたがあまり効果を感じることはありませんでした。

私は、それまでの母親としての自分の言動や行動において後悔、反省すべきことが沢山ありました。

 

そして私が全面的に向き合うことで状態は少しだけ落ち着きはしました。

しかし、きっかけさえあれば状態はすぐに悪くなりました。

鍼に通い始めたのは6年生になってすぐの頃からです。

 

最初は私自身が治療を受けていたのですが、そちらの先生から、発達障害の子供も多く来ているから一度連れてきてみたら、

 

と言っていただき、連れて行ったのが最初でした。

 

息子は感覚過敏な上、特に鍼に対しては絶対的な嫌悪があったので、3回目くらいまでは刺す鍼はしませんでした。

 

4回目くらいで鍼を刺せるようになったのですが、そこからは劇的な変化が起きていきました。

 

まず、一番最初に目が変わりました。目の奥が穏やかになったのです。

攻撃性がなくなり、表情は優しく、性格も素直になっていきました。

 

まるで取り憑いていた邪気が出ていったかのような変化でした。

そして、続く会話ができるようになったのです。

 

1~2週間に1度、4ヶ月ほどそちらの院に通いました。

ただ、場所が遠かったため、同じ流派の先生である、こちらの清明院に3ヶ月ほど前から通わせて頂いています。

 

こちらに移ってからも状態は日を追うごとに更によくなっています。

 

夜布団に入ってから2時間以上、15分に一度はトイレに起きてきていたのが、朝まで一度も起きてこなくなりましたし、

 

笑顔が増え、学校の勉強も一生懸命取り組むようになりました。

 

病気の特性上、漢字を覚えることが難しいのですが、自分から根気よく何度も何度も書いて覚え、テストで点を取れるようになってきました。

 

いま、参観日や保護者会で学校に行くたびに、担任の先生に呼び止められ、いったい何があったんですか?と問われます。

 

勉強だけでなく、周りの友達との付き合いや生活面、すべてが変わったと目を丸くして言われます。

 

ただ、一日中、歩き(またはスキップ)をし続けてしまうという多動症の症状はなかなかまだ治りませんが、これは特性として受け入れるしかないのかなとも思っています。

もうすぐ中学に入りますが、去年の今ごろは、不登校児を対象としたのびのびとした中学校への入学を考えておりました。

 

しかし、最近になり、本人の意思にて公立の普通学級に進むことに決めました。

 

現在の息子の状態を見ていて、私にも今は迷いや不安はありません。

 

私は鍼との出会いに心から感謝しております。

大げさなようですが、もうどこにも行くところがなかった私たちを救ってくれました。

 

この文章が、同じような境遇にあり、同じような悩みを抱えた親御さんの目にとまることを願います。

 

 

【清明院からのコメント】

 

 

この症例は、都内で開業している北辰会の先輩とのコラボ症例です。

先輩の治療院には遠くて通いにくいとのことで、ありがたいことに私に白羽の矢が立ちました。

 

初診時は、まだ新しい先生である私への警戒心も強く、なかなか心を開いてくれなかったのですが、何回目かに刺す鍼をするようになりました。

 

この症例は「多動症」「発達障害」と、たいそうな病名が付いていますが、西洋医学の処置ではなかなか効果が見られませんでした。

 

しかし、東洋医学では他の病気と同じで、考え方は変わりません。

望聞問切、四診を行って、丁寧に弁証論治するのみです。

 

初診時、「肝鬱≧腎虚」と証を立て、治療を開始すると、

 

「治療後眠い、珍しくよく寝ていた。」

 

という変化を得ました。

 

これはこの症例の場合、非常に重要な変化だと思います。

 

この変化と、体表情報の変化、好転を頼りに治療を進めた結果、1、2週に一回の治療をわずか8回で、上記のような結果が得られています。

 

この春から、普通学級に進むことになりました。

 

この子の人生が変わりましたね。

 

親御さんは、多動の症状に関しては半ば諦めているようですが、これについても、まだまだ改善の可能性はあるとみています。

 

西洋医学がお手上げだった病に、こういう力を発揮するのが、本来の鍼灸治療だと思います。

 

 

同じような病で苦しんでいるお子さんをお持ちの親御さん、まずは清明院の門を叩いてみては如何でしょうか。

 

 

 

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うまくいかない時

2017.01.14

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傍から見てて、実にうまくいっているように見える人でも、その人の内面では、不安や葛藤が渦巻いていたりするのが人間。

 

 

内面にある、ドロドロとしたそういうものが、色々な言葉や行動となって表出してくる。

 

 

満たされない感情が暴発している訳ですね。

 

 

ある意味、そうすることで気血の流れを正常化して、どうにか心身のバランスを保とうとしている訳だ。

 

 

これは、基本的にはそっとしておくのがいい。

 

(鍼が出来れば一番いいけど。)

 

 

時間が解決するしかないことというのが、実際にたくさんある。

 

 

ただ、そういう時にあまり人様に迷惑をかけたら、優しく注意してあげた方が良い。

 

 

聞き入れる余裕がない場合もあるが。(苦笑)

 

 

 

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患者さんの声(20代女性 悪心、胃の痞え、食欲不振、疲れやすい、緊張しやすい、呼吸しにくいなど)

2016.09.16

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清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております。

募集内容の詳細はこちら

 

 

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

 

20代 女性 

 

【症状】悪心、食欲不振、胃の痞え、疲れやすい、緊張しやすい、呼吸しにくい、生理痛(激痛)

 

【既往歴】栄養失調、自律神経失調症、逆流性食道炎、機能性胃腸症、不安神経症、パニック障害

 

 

2年半程前に、仕事のストレスと過労から、パニック・胃腸障害・自律神経失調など、とにかく日常生活がままならない程、身体を壊しました。

仕事を辞め、漢方薬で治療をし、2年かけて少しづつ少しづつ良くなってきたのですが、あと一歩というところでなかなか全快せず。

体力勝負の仕事の為、なかなか復帰出来ずにいたところ、ネットで清明院を見つけました。

病気と闘うのにも疲れ果て、金銭的にも悩みましたが

 

「これでダメなら諦めよう」

 

という気持ちでお願いしたのが始まりです。

初めての鍼の最中、感じた事のない頭のモヤモヤした痛み?が起きたので驚いたのですが、たった鍼1本刺しただけなのに身体にこんな反応が出るなんて・・・と、

 

逆に期待が膨らんだのを覚えています。

私の場合、翌日くらいまで少し症状が強くなるけど、そのあとスッと軽くなる、という変化を繰り返し、

 

「あれ?いつもより食べられる」

 

「そういえば疲れにくくなった」

 

と、小さい変化の積み重ねで、気づけば身体はみるみる回復。

鍼灸治療開始以前から服用していた漢方も併用してはいましたが、あれだけ手こずっていた症状が、あっという間に回復したのは間違いなく先生の鍼のお陰です。

そしてたった2カ月でついに念願の仕事復帰が出来ました!

その後、高血圧に悩む母を紹介しました。

 

母もみるみる元気になり、母娘共に長く病気に振り回されて来たので、もっと早く先生に出逢えていれば・・・、と思うばかりです。

そして、あるのが当たり前だった、のたうち回る程の生理痛までなくなり、根本治療の意味を実感しています。

4か月たった今、仕事がハードだと少し体調を崩す事もあるのですが、少し休めば自分で回復出来るようになりましたし、

 

何かあっても清明院があるから大丈夫!と前向きな気持ちで取り組めています。

一回6000円。

 

初めは迷いましたが、元気になった今は、健康で好きな仕事を続けられる為なら惜しいとは思いません。

今後も仕事との向き合い方を改めつつ、身体のバランスをしっかり整える為通い続けたいと思っています。

 

どうぞ宜しくお願い致します!

 

【清明院からのコメント】

 

この方の初診は2016年5月でした。

 

初診時、これまで様々な治療を繰り返してきたけど、どれもなかなか決め手にはならず、苦労しておられる様子がよく分かりました。

 

こういう患者さんが、実は非常に多いのです。

 

西洋医学の専門病院の網の目からこぼれた患者さんです。

 

そして、こういった症状、状態に、鍼灸治療が効く、ということを知っている患者さんが、これまた非常に少ない。

 

そして、それに応えられる鍼灸院も、非常に少ない。

 

嘆かわしいことですね。

 

この患者さんは、初診時、「肝鬱気滞≧脾腎気虚」と弁証し、慎重に治療を開始しました。

 

発症以来の経過が2年と、やや長いことに加えて、これまでに西洋医学、漢方薬など、様々な処置を入れているために、

 

かえって病を複雑化した側面もあったものと思います。

 

治療後は多少の瞑眩現象が起こりますが、体表所見の変化を冷静に追っていくと、確実に改善しています。

 

極力、瞑眩現象が激しく出ないように配慮しつつ、週1、2回ペースで治療を進めること15回ほど、期間にして2カ月弱ほどで、

 

仕事に復帰できるほどに回復しました。

 

この患者さんが診断を受けたような病名の数々は、実は西洋医学は苦手なんじゃないでしょうか?

 

清明院はむしろ得意ですね。

 

また、主訴である諸症状の改善とともに、生理痛(激痛)が改善していることは括目するべき事実であり、西洋医学ではこういう効かせ方は難しいのではないでしょうか。

 

その患者さん自身が持つ「治る力」の最大化という、体質改善、根本治療を目標とする東洋医学の真骨頂だと思います。

 

因みにこの患者さんのお母様は先日紹介した

 

患者さんの声(60代女性 ふらつき、のぼせ、悪心、食欲不振、肩こり、全身倦怠感)

 

の患者さんです。

 

清明院ではこのように、一人をきっかけに、おじいちゃんおばあちゃんから赤ちゃんまで、全家族が患者さんになるケースがよくあります。(笑)

 

 

 

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患者さんの声(60代女性 ふらつき、のぼせ、悪心、食欲不振、肩こり、全身倦怠感)

2016.09.09

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

(ついつい書いてもらうのを怠けてしまうね。イカンイカン。)

 

 

60代 女性 

 

【症状】眩暈、のぼせ、悪心、食欲不振、肩こり、全身倦怠感

 

【既往歴】高血圧

 

 

「清明院」に通い始めて約2ヶ月になります。

 

数年来、高血圧の諸症状に悩まされ続けてきました。

 

降圧剤は飲みながらも、家系だから、体質だから仕方がないのか・・・と、半ば諦め気味で、サプリメントや漢方薬も色々試してきました。

 

ある日、軽い眩暈に襲われ、中々回復せず、ほぼ一日中ソファーに横になっている日が続き、とうとう義母の四十九日法要にも行くことが出来せんでした。

 

悶々としていた時に、縁あって娘の通う「清明院」にお世話になることになり、初日は這う様にして出かけて行きました。

 

初診は問診、診察、治療合わせて3時間。

 

体力がもつかどうか不安でしたが、治療後、かなり身体が楽になり、付き添ってくれた娘と久しぶりにお茶をして帰れる程になりました。

 

毎回、確実に元気になっていくのを実感していたので、私に“キャンセル”という選択肢はありませんでした。

 

猛暑日も台風の日も何より優先して通い続けました。

 

お陰様でかなり元気になりましたので、来週には義母のお墓参りに熊本まで帰ります。

 

病院通いは、私にはストレスでしかありませんが、「清明院」に通うことは楽しみで、予約日が待ち遠しくて仕方ありません。

 

東洋医学は以前から信頼しておりましたが、とりわけ「清明院」の鍼一本の治療には驚いてしまいます。

 

竹下先生、スタッフの皆様、本当に有難うございます。

 

今後とも宜しくお願い致します。

 

最後に紹介してくれた娘に“有難う!”。

 

 

【清明院からのコメント】

 

 

本症例の初診は2016年の7月、当該患者さんの娘さん(清明院の患者さん)からの紹介でした。

 

最初に来られたのは娘さんで、娘さんが短期間でずいぶんよくなったので、お母様を紹介して下さいました。

 

主訴は高血圧に伴う、眩暈を中心とした諸症状です。

 

清明院では日常的によく診る症状です。

 

原因不明(本態性)の高血圧症の患者さんというのは、症状の原因がよく分からず、対処方法がよく分からない不安感、

 

また今後、高血圧によって脳卒中や心筋梗塞を起こす不安感、またさらに、一生降圧剤を飲む憂鬱さを抱えている方が少なくなく、

 

その不安感や憂鬱さから、諸症状をより増悪させているケースが多いです。

 

こういうものに、鍼灸がとてもいいです。

 

降圧剤から離脱できたケースもあります。

 

初診時、「肝胃不和」と弁証し、治療すると、直後に症状が劇的に楽になりました。

 

そのまま週2回ペースの治療を継続し、8診目には非常に良好な状態となりました。

 

現在ではメンテナンスのため、治療を継続しております。

 

「通院が楽しみになる。」

 

これが本来の医療でしょうね。

 

 

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東洋医学は宗教か。 7

2016.08.25

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これまでのお話

 

東洋医学は宗教か。

東洋医学は宗教か。 2 

東洋医学は宗教か。 3

東洋医学は宗教か。 4  

東洋医学は宗教か。 5

東洋医学は宗教か。 6    参照

 

 

さて、どんどんいきましょう。

 

 

◆「魂」の存在をどう考えるか。

 

 

私が2008年頃から講師を務めさせていただいている、鍼灸学術研究団体である北辰会は、その理念の中に、

 

「東洋医学で、患者さんの心と体と魂を救う」

 

と掲げております。

 

北辰会の理念は こちら

 

 

ここだけを読んだら、多くの人は

 

「いやこれ、宗教じゃん」

 

という感想を持つかもしれません。

 

(苦笑・・・私の身内(理系)なんかはそうでした。)

 

 

よく、一般人や、無知な鍼灸学生などから侮蔑、嘲笑気味に”宗教臭い”とか言われがちな東洋医学、鍼灸医学の中でも、

 

北辰会は正直”特に”だと思います。(苦笑)

 

 

まあ近年になって、そのイメージもだいぶ払拭されてきたようにも思いますが。

 

 

この理念に関して、僕が分かる範囲で、簡単に説明致してみます。

 

 

北辰会では「心・体・魂」という三位一体の生命観を持っていますが、この「魂」というものの存在に、蓮風先生は若い時分から非常に興味を持っていたようです。

 

 

これは非常に多義的な言葉だと思いますが、北辰会の理解を平たく言えば、人間の持つ、心(精神)の内面の、もっともっと深い部分(在意識的、本能的なもの)

 

を包含し、意識や時間や空間すらも超越した、霊的で、スピリチュアルな部分、というか観念(想念というべきか。)のことです。

 

 

北辰会方式の鍼灸治療では、患者さんをやる時に、そこまで射程に入れなければいけない、実際に入れられる、と、理念に掲げた訳です。

 

 

北辰会、蓮風先生の言う「魂」を、もっと細かく、もっと分かりやすい言語でもって説明した場合、どういうものであるかについては、

 

蓮風先生のブログや、北辰会機関誌の『ほくと』の中に、講義録として、ある程度掲載されています。

 

(興味のある人は、まずそれを一通り読んでもらったら宜しい。)

 

ブログについてはこちら(『鍼狂人の独り言』の”魂”を含む記事)

 

 

北辰会が、その前身である大阪経絡学説研究会から始まって、昭和54年(1979年)に正式に北辰会として設立、発足し、その後、

 

徐々に数百人規模の大きな団体となっていった、昭和40年代~60年代というのは、戦後の復興~高度経済成長の極みから、

 

急転直下のバブル崩壊、そしてそれ以降の就職氷河期、という極端な時代背景があり、日本人が経済的、物質的に非常に豊かになっても、

 

心の内面は本当は満たされない、ということを思い知り、物質的に豊かな時代も、厳しい時代も、結局は精神面の不満足、不安、

 

不満などのストレスから、あらゆる病になる人も多く、それを解決するために、そういう患者を診療する側の医療従事者はもちろん、

 

一般人も含めて、当時は社会全体にそのような

 

「目に見えない、人間の内面のディープで不可思議な世界への探求」

 

を志向する空気が、ある意味で非常に盛んだったのではないでしょうか。

 

(この時代のこういったムーブメントを指して、新宗教ブーム、オカルトブーム、なんていう言葉もあります。)

 

 

そうした時代背景もあり、蓮風先生をはじめ、北辰会の諸先輩も、患者さんを治療する日々の中で「魂」というものの存在を強く意識するようになっていったのでしょう。

 

 

ただ、北辰会が宗教団体と違うのは、魂を救うのに、宗教的な呪い的な儀式などではなく、あくまでも『黄帝内経』に基づく

 

「東洋医学(中国伝統医学)の論理でもって」

 

しかも

 

「鍼灸治療でもって」

 

それをやる、むしろそれをするのは鍼灸じゃないとダメなんだ、というスタンスを堅持しているというところが重要だと思います。

 

 

だから、北辰会はどこまでいっても宗教団体ではなく、東洋医学の学理を学び、鍼灸治療の技術を磨く、「鍼灸学術団体」なのです。

 

 

もう一つ大事なのは、一般的な東洋医学、つまり『黄帝内経』に端を発し、立脚する中国伝統医学の世界には、ほとんど「魂」であったり、

 

「霊的なもの」の存在というのは説かれていません。

 

 

 

約2500年くらい前に成立したと言われる東洋医学のバイブルである『黄帝内経』よりもさらに以前は、巫術(まじない)が医療の中心であったようで、

 

そこから『黄帝内経』に至って、「気」「陰陽」という自然哲学に立脚した、「臓腑経絡学説」に基づく、科学的な医学医療が確立され、

 

展開されていった、という流れがあります。

 

 

『黄帝内経』は、「呪い医療」の詳細な説明や実践方法の紹介は、意図的に排除し、避けた訳です。

 

(ところどころ、仄めかしてはいますが。)

 

 

ですので、人間存在を考える時に「魂」というものの存在を「あるもの」として意識し、それをどうこうしようとするならば、その人間観自体は、

 

東洋医学的というよりも宗教的、呪い医療的にはなります。

 

 

なりますが、それをどうこうする際の「論理と手法」が徹底して東洋医学的、中国伝統医学的であるならば、むしろそれこそが真の東洋医学なんではないでしょうか。

 

『黄帝内経』以前の歴史をも踏まえている、という意味で。)

 

 

東洋医学の世界観というのは「気一元」です。

 

 

この世界、万物、森羅万象は「気」から出来ている、と説きます。

 

 

であれば、上に述べた「魂」「気」で出来ている、となります。

 

 

その「気」に、直接働きかけ、操作するべく考え出されたシンプルな道具が、鍼灸なのです。

 

 

だから当然、気の流れを調えることで、結果的に「魂を救う」ことも、鍼灸治療の射程圏内に入ります。

 

 

ある意味単純明快であり、悪く言えばルーチンワーク的な「How to 治療」みたいなものがいつまでたっても跳梁跋扈する鍼灸業界において、

 

北辰会、蓮風先生が、この難しい問題を中途半端に扱わず、変にごまかさず、真正面から理念として述べている姿勢を、

 

「僕なんかは」リスペクトしている訳です。

 

 

要は日々の鍼灸治療の実践を通じて、真剣に人間学をなさっているわけで、その一つのあり方の主張な訳です。

 

 

ただし、あまり変にこういうところを強調したり、初学者や素人に対して、伝え方を過てば、妙な誤解のもとになり、話が前に進みにくくなる面もあります。

 

 

この辺のバランスは、教わる側のリテラシー、理解力、スタンスの問題も絡んでくるので、現代日本社会の中で、東洋医学教育に携わるものとして、

 

大変難しいところだとは常々思っています。

 

 

 

続く

 

 

 

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東洋医学は宗教か。 6

2016.08.24

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これまでのお話

 

東洋医学は宗教か。

東洋医学は宗教か。 2 

東洋医学は宗教か。 3

東洋医学は宗教か。 4

東洋医学は宗教か。 5      参照

 

 

さて、どんどんいきましょう。

 

 

◆やれ宗教だの非科学だのと言うが・・・。

 

 

まあ、鍼灸や東洋医学に対して批判的な人というのは、大概僕らのことを

 

「あんなもん宗教だー 非科学だー オカルトだー」

 

と、侮蔑気味にのたまいます。

 

(悲しいことですが、実はかつては僕自身がそうでした。)

 

 

しかし、そういう人に対して、

 

「ではあなたの宗教観、科学観に関する基本的な認識を述べて下さい。」

 

と問うと、ロクな答えが返って来ないことがほとんどでしょう。

 

(これも、僕自身がそうでした。(笑))

 

 

要は、何か怪しい、何となく信じたくない、という”何となし”の感情を、それらしい言葉で表現しているに過ぎない場合がほとんどなんだと思います。

 

 

単に人様のことを上から論評したい、よく分からないものをくさしたい、という心理なのか。

 

 

だから、本来はとるに足らないのだけれども、意外と多く、しかも鍼灸師の中にも、そういうこと言う人が居たりするので、

 

「それは良くないよね」と思うところもあり、今回、こんなんを書いてます。(苦笑)

 

 

自分だけの価値観でもって、違う価値観の人様をなじるなんてのは、一生懸命、真面目に仕事をしている人に対して、失礼ではないでしょうか。

 

 

 

 

僕個人は、多くの現代日本人と同様に、何か特定の宗教を信仰しているということはないので、特定の宗教を信仰しておられる方からみたら、

 

宗教の問題に関しては正直「門外漢」ですので、あまり詳しく、実体験を踏まえて語ることは出来ませんが、最初に書いたように、

 

僕は本来の宗教というものについては、

 

「人間を幸せに向かってあまねく教え導くもの、思想、信条。」

 

であると、ごくごく一般的な理解で認識していますので、それがいかなるものであっても、別に他人に迷惑さえかけなければ、

 

その人が何を信仰していようとも全然OK、と思っています。

 

 

むしろ、信仰によってその人の心が安定するんなら、しといた方がいいんじゃないの?と思っています。

 

 

僕の友人、先輩、後輩には、色々な宗教を信仰している人が実際にいますし、宗派や教義が違っても、別にみんな仲良しです。(笑)

 

 

普通に平和に一生懸命、仕事して、みんな生きています。

 

 

僕も無宗教でありながら、たまにその人の信仰している宗教の考え方を教わったりして、健全に議論したりしています。

 

 

まあこういう感じで、東洋医学と西洋医学も、それ以外の考え方も、いい感じで仲良くやれていて、患者さん自身が自由に平等な制度の中で、

 

治療の方法を選択できるような社会システムになっていれば、別に問題は起こらないのだろうと思いますが、同じ医学医療でありながら、

 

国民皆保険制度の中で、かなり制度的に不公平になっているのも、一つにはよくないと思いますね。

 

(東洋医学が受けたくても、普通に保険が使えない、という時点で、国民からしたら相当ハードルが上がりますからね。)

 

 

 

 

宗教の中には、たまに「邪教」あるいは「悪い信者」とでもいおうか、人様に迷惑をかけるものが時折現れます。

 

(強引で威圧的、高圧的な勧誘で怖がらせる、信者から不条理なお金を巻き上げる、断定的な負の物言いで、人の心を傷つける、いたずらに不安がらせる、などなど。。)

 

 

また、国家レベルでみたら、宗教的な思想信条の対立から、戦争が起こったりします。

 

 

歴史的にみれば、戦争の原因はほとんど宗教的対立です。

 

(・・・まあ、名目上は、かもしれませんが。)

 

 

また、近年でも日本国内で、彼らなりの”世直し”を目的として、大規模なテロ事件を起こした新興宗教がありましたね。

 

(因みにそこの教祖は、熊本の盲学校で免許を取った鍼灸師だったという。。。(苦笑))

 

 

思想信条というのも、あまりラディカルになっていくと、善悪が反転することがありますね。

 

(これは上記の新興宗教の元幹部が、自身の教団を旧日本軍に例えて述懐しています。)

 

 

・・・ともかく、どちらかというと、「神仏習合」なんて言って、有史以来、あらゆる宗教に寛容で鷹揚な日本ですが、明治維新(神仏分離)と敗戦(神道指令など)を経て、

 

現代ではどちらかというと、バブル期以降の新宗教ブームの顛末(といっても収束不全だと思うけど)から、世間一般ではマイナスイメージの方が強いのかもしれません。

 

(日本の思想的鷹揚性については過去記事 根本思想と鷹揚(おうよう)性 参照)

 

 

だから宗教に関しては、義務教育の中で教わることもほとんどないので、自分自身で冷静に正しく勉強して、歴史的変遷を踏まえて正確に認識した上で、

 

これから東洋医学を勉強しようと思っている人には、宗教とはまずは切り分けて、安心して勉強を始めてほしいし、これから東洋医学にかかろうと思っている人にも、

 

要らぬ心配をせずに、変な疑念を持たずに、安心してかかってほしい。

 

 

市井の一鍼灸臨床家として、そのように思っています。

 

 

次回、私が講師を務めさせていただいている(一社)北辰会が理念に掲げる「患者さんの心と体と魂を救う」ということの、

 

特に”魂”の意味に少し触れておきましょう。

 

 

 

続く

 

 

 

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最近観た映画

2016.08.20

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いやー、最近も、ヒマさえありゃあ映画観てます!!

 

 

◆『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』 

 

 

・・・うーん、これねえ、前作が20年くらい前で、ちょうど僕が16歳くらいのことでしたか。

 

 

正直、当時はさほど面白くはなかったけど、友人にこういうのが好きなやつが居て、アツく勧められ、観た後もアツく語られたのを覚えていました。(苦笑)

 

 

・・・で、今回、20年ぶりの2作目だったんですけど、やっぱりイマイチでした。。。(爆)

 

 

なんかねえ、エイリアンの侵略による世界の終わり、って話しなんだけど、そこに妙に家族愛だの、友情だの、個人の確執だの、

 

色々な人間的普遍的テーマを強引にたくさん織り込もうとし過ぎてて、終盤は辟易しました。。。

 

 

もう、アメリカ映画のこういうCGの派手さとか精巧さで、別にビビらなくなってんだよね。

 

 

となると、そこに深いメッセージ性とかストーリー性を見出したくなるんだけど、それがあまりにも見え見えっていうか強引っていうか。。。

 

 

珍しく辛口です。(苦笑)

 

 

◆『シン・ゴジラ』

 

 

エヴァンゲリオンの庵野監督がやったことで、公開前から超話題の作品。

 

 

”エヴァンゲリオン✕ゴジラ”という組み合わせが、映画ファン、アニメファンの心を完全に躍らせたのでしょう。

 

 

ファンにそう思わせるクリエイターの人たち、本当に素晴らしいです。

 

 

・・・で、観た感想としては、まあ確かに面白かったし、謎解きの部分とか、ラストシーンの意味とか、色々気になって、

 

あとで家に帰ってから調べてしまいました。

 

(石原さとみの”ガッジーラ”という英語発音がどうしても気になりましたが。。。)

 

 

僕は小学生の時の『ゴジラVSビオランテ』でゴジラを知り、その後チョイチョイ観てる程度の”浅い”ゴジラウォッチャーですが、

 

これを機に初回の作品から観てみようかな、と思いましたね。

 

 

ネットでレビューを見ても、多くの映画ファンの、日本が生んだ「ゴジラ」というアイコンへの愛を非常に感じるレビューが多かったです。

 

 

なんかもう、あの音楽と、ゴジラに対する自衛隊とか政府の必死になってる感じで、もう童心に帰るというか、持っていかれますね。(笑)

 

 

きっと庵野監督もゴジラファンの一人なんでしょうね。

 

 

アメリカがゴジラを作ると、ジュラシックパークみたいなゴジラになりますが、やっぱゴジラはあの形でしょ。(笑)

 

 

また、色々なシーンの見せ方や、テーマやメッセージなんかが、エヴァンゲリオンファンまでも唸らせているようなので、

 

エヴァンゲリオンの方も見てみようかな、という気になりましたね。

 

(因みに僕は全くエヴァンゲリオンを知りません。熱狂的なファンからの噂では、昔から色々聞いていますが、知るとハマりそうで恐いのです。。。)

 

 

いずれにせよおススメです。

 

 

次回作も楽しみ!!

 

 

◆『葛城事件』

 

 

上記のようなド派手な話題作映画も好きなんですが、僕はこういう、知る人ぞ知る、重ーいテーマの、暗ーい映画とか、

 

映像や音楽が妙にきれいで、内容は別に無いような映画とかの方が、むしろ好きなんです。

 

 

この映画は、連続通り魔事件を起こした犯人と、その家族の話です。

 

 

架空の話ではありますが、近年、たまに起こってしまっている、いくつかの無差別通り魔事件を詳細に取材し、題材にしたらしいです。

 

 

なぜ、ああいう狂気が醸成されてしまったのか。

 

 

一見普通の家庭の中にある、家族一人一人の心の闇、ちょっとしたボタンの掛け違い、意識、感覚のズレの、数年、数十年に渡る蓄積から起こる悲劇。

 

 

犯人の父親役に三浦友和、犯人の兄役に新井浩文、母役に南果歩という、実にいい感じのキャスティング。

 

『葛城事件』公式ページ

 

 

バルト9でやってる時は、なかなか時間が合わなくて観に行けなかったんですが、奥渋谷(文化村の裏の辺にある、小さいおしゃれな街。通称奥渋。(笑))にある

 

「アップリンク渋谷」という劇場で何とかやってくれていたので、観ることが出来ました。

 

 

これはおススメですが、あまりにも切ないので、ハートの弱い人はやめておきましょう。

 

 

宇多丸さんも観終った後、しばらく精神不安定になってしまったようです。。。

 

 

まあともかく、映画最高!!

 

 

 

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患者さんの声(60代女性 関節リウマチ、シェーグレン症候群)

2016.04.28

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「患者さんの声」をいただきましたので紹介します。

 

 

60代 女性 

 

【症状】関節リウマチによる手足の痛み、シェーグレン症候群による乾燥症状

 

【既往歴】子宮内膜症、胆石、自律神経失調症

 

 

 

十年ほど前に患ったリウマチの痛みが、昨年末からまた出てきてしまいました。

 

治癒したと思っていたのでショックでした。

検査結果は、やはりリウマチの値が出ており、シェーグレン症候群も合併していました。

 

幸い、検査値はどちらも軽度でしたが、手足の痛みをベースに日替わりで身体の様々な箇所が痛み、辛い状態でした。

 

処方してもらった抗炎症鎮痛剤があまり体に合わず、免疫抑制剤を服用することにも不安がありました。

 

今まで働き続けてきてくれた体の何処にも弊害を及ぼすことなく、対症療法ではなく、体全体が元気になりたいとの思いが強く、

 

治療方法を色々探していた時に、友人が鍼治療を勧めてくれました。

 

鍼といえば、肩こりや腰痛治療のイメージだったのですが、リウマチも治療して下さるとの事でお世話になることにしました。

 

治療開始当初は痛みが増したように感じたり(好転反応)、日によって痛む場所が変わるのでモグラ叩き状態でした。

 

正直な所、鍼一本刺すだけで本当に効果があるのかなあと思ったこともありましたが、痛みはあっても体が軽くなってきたり、

 

食欲も増し、口内の渇きが気にならなくなってきたりと、

 

 

治療を重ねる毎に心身共に楽になっていきました。

 

 

治療して頂いて二カ月経った現在、日替わりの痛みはなくなり、手足の痛みも軽減していて、とても有難く、嬉しく思っています。

 

竹下先生には食べ物をはじめ、色々な養生を教えて頂き、質問にも丁寧に答えて下さって感謝しています。

 

痛みが完全に無くなることを願いつつ、治療をして頂きながら養生に心がけ、「大丈夫!」と明るい気持ちで過ごさせてもらいたいと思っています。

 

これからも宜しくお願い致します。

 

 

【清明院からのコメント】


本症例は、初診がH28年の2月、と
ある鍼灸院さんからの紹介でした。

関節リウマチやシェーグレン症候群というのも、清明院では意外と多く診る疾患です。

 

関節リウマチ YAHOOヘルスケア

シェーグレン症候群について 難病情報センター

 

西洋医学的には痛み止めやステロイドを使って、効果薄だと、免疫抑制剤を使ったりしてコントロールするしかなく、

 

いずれにしても対症療法的であり、たとえうまく症状がコントロールできていたとしても、患者さんとしては非常に先行きが不安な疾患でもあります。

 

こういうものに、東洋医学が力を発揮します。

 

東洋医学的な考え方に基づく、「根本的な体質改善」が見込める可能性がある、ということです。

 

西洋医学的な数値がどうであれ、リウマチの関節炎や、シェーグレンの乾燥症状が起こる状況、外的環境にさらされても、

 

それが起こらない体質に改善される場合がある、ということです。

 

本症例の患者さんは、初診の10年前にもリウマチの痛みを発症したことがあり、今回、10年ぶりに再発してしまったこと、

 

病院から出された薬があまり効かなかったことに、非常に不安感を覚えておりました。

 

また、10年前に発症した時は漢方薬で治したそうで、もともと東洋医学に理解のある患者さんでした。

 

このように、どんな病気であれ、東洋医学の考え方に肯定的な患者さんは、治療がうまくいきやすい傾向があると思います。

 

初診時、「痹証(肝鬱痹≒著痺:脾湿肝鬱)」と証を立て、治療を開始すると、初診治療後から非常に手応えのある変化を見せました。

 

多少、治療後に瞑眩が出たり、症状が右往左往することはありましたが、5診目には症状が緩解し始め、そのままブレずに、

 

冷静に有効打を与え続け、2か月後、20診目には関節炎の消退をみました。

 

「メンケン」って何ですか? 参照

 

今後も、外部環境がいかに変化しても、リウマチやシェーグレンの症状が出ないような体質になるよう、治療を進めさせていただこうと思います。

 

また、本症例で興味深いのは、リウマチによる関節炎を主な標的として治療を進めていたのですが、シェーグレン症候群による渇き症状も、

 

同時に改善していることは、注目に値すると思います。

 

東洋医学は、全身のバランスを整えることによって、その患者さんの「治る力」を最大化しようとする治療です。

 

化学物質による強引な対症療法ではありません。

 

ですので、こういう、嬉しい副産物が付いてくることはよくあります。

 

アレルギーや自己免疫疾患など、西洋医学が比較的苦手とするような疾患に、伝統鍼灸、試してみては如何でしょうか。

 

試す価値「大」だと思います。

 

 

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