東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「表裏同治」とは(その2)

2012.01.27

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前回のお話・・・

「表裏同治(ひょうりどうち)」とは

 

前回、東洋医学では、いわゆる「カゼ」とか、最近話題の「インフルエンザ」など、細菌やウイルスによる急性の病のことを、多くは「外感病」と呼び、体の外から邪気が入って、正気を侵害している病、という風に考えます、とか、

外から入るワケですから、浅い部分からだんだんとカラダの奥深くに入っていき、最終的には五臓六腑が障害されて、命にも関わる、という風に段階的に分けて考えています、とか、

その「深さ別」の呼び名として、

表証・・・皮膚表面のような、浅い位置に病がある状態
 ↓
半表半裏証・・・浅い位置と深い位置の中間の、中途半端な位置に病がある状態
 ↓
裏症・・・五臓六腑に関わる、深い位置に病がある状態

・・・というのがある、なんてお話をしました。

 

このように言うと、非常にシンプルに聞こえますが、実は表証にも裏症にも半表半裏証にも、それぞれに非常に様々な、複雑で細かいパターン分類がありまして、

 

しかも治療する上では、その状態になるに至った”流れ”まで考えて、それにキチッと合わせた鍼灸なり漢方薬で治療しないと、

病は治らないばかりか、悪化していくことすらある、と考えます。

 

 

漢方の聖典と言われる『傷寒論』には、この薬を出して、こうなったら悪化、こうなったら成功、こうなったら効果がちょっと弱いからこれを追加しなさい、

 

という話が延々と書かれており、それ(リアルな臨床的見解が豊富)がこの本のバイブルたる所以です。

まあ誰が言ったか、「引きはじめに葛根湯」などという言葉があって、それを鵜呑みにした患者さんから、

「カゼひいたと思って葛根湯飲んだけど、全然治らなかったです。漢方薬って、私の体に合ってないんでしょうか。」

とか、マジ顔で聞かれることがあります。(苦笑)

 

漢方薬が合ってないんじゃなくて、診断が合っていないんです。

 

・・・また、その逆もあります。

「カゼの引きはじめに葛根湯、と思って飲んだら、スゴク効いて、楽になりました。病院の薬と違って副作用もないし、やっぱり漢方薬って効きますね!」

というパターンです。

 


これは、まず効いたのは”たまたま”だし、漢方薬に副作用がないという考え方は危険です。

 

ちなみに副作用についてはこちら

 

キチッとした専門家による診断に基づいて処方されたものならともかく、自分で症状のみから診断して服薬するのは、場合によっては大変危険だと思います。

 


まして体質改善とか言いながら、同一の漢方薬の、年単位での長期服用とか・・・。

 


あまりにも東洋医学が正しく理解されていない現状に驚くこともありますが、それを嘆いてても仕方ない。

 

一生かけて正しい東洋医学を説き、やるのみです。

 

 


・・・なんか話が逸れたから、また次回。(笑)

 

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「表裏同治(ひょうりどうち)」とは

2012.01.26

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「表裏同治(ひょうりどうち)」・・・。

何やら難しそうなこの言葉。

最近多い、カゼひきさんに対してよく使う考え方です。

会社や学校によっては、インフルエンザが流行っているところもあるそうで、患者さん達としては皆さん戦々恐々としていますなあ・・・。


これ、過度にビビることないですよ!!

鍼と養生で、しっかり体調管理してたら、まずカゼなんて引きません!

もしひいてしまっても、すぐにちゃんと鍼すればほとんどは軽く、短く済みます!!



ところで東洋医学に、”インフルエンザ”という考え方、概念はありません。

「ウイルス」や「細菌」という概念は、診断に顕微鏡を使うようになってからの話です。

・・・つまり、つい「最近」です。

 

(言いたかっただけ。)

 



 

しかし、インフルエンザにかかった時に発する、高熱や節々の痛み、寒気や咳、ノドの痛みなどなどに対する、東洋医学的な考え方というのは、山のようにあります。

 


東洋医学ではこういった、「外から邪気が入った」病のことを「外感病(がいかんびょう)」といいます。

 


それの動きと治療方法を示した、バイブル的な書物が、中国漢代の『傷寒論(しょうかんろん)』であったり、中国明清代の『温病学(うんびょうがく)』という分野です。

 

外から邪気が入って、体表の浅い部分に邪気が存在し、カラダの正気(せいき)とバトルをやってる状態を「表証(ひょうしょう)」とか、

「表(ひょう)の病」とか、「太陽病(たいようびょう)」とか、「表熱証(ひょうねつしょう)」とか、「衛分証(えぶんしょう)」などという言い方をします。

まあ要は、「外感病」という病気を”浅い状態””深い状態”に分けて考え、対処している、ということです。

 

”深い状態”のことを「裏証(りしょう)」とか、「裏(り)の病」などなど、これまた色々な呼び名で定義づけています。

 

そして”浅い病”と”深い病”の中間の、中途半端な状態を

 

「半表半裏証(はんぴょうはんりしょう)」

 

とか、

 

「半表半裏(はんぴょうはんり)の病」

 

とか呼んで、定義づけております。

 

 

基本的に、外感病は浅かったら(表の病なら)程度は軽いです。

 

症状がどんなにひどくても、命に関わることはまずないです。

 

深かったら(裏の病なら)病は重いです。

 

場合によっては命に関わります。

 

・・・長くなったので、次回に続く。

 

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お天気と病気

2012.01.22

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金曜日に、関東地方でも初雪が降りました。

幸い、道路に積もったり、交通機関が麻痺するほどではなかったので、往診事業部には影響は出ず、私もバイクに乗って元気に往診に出ました。


ここのところ寒い日が続いていましたので、ついに来たか!という感じでしたネ。


やはり寒いと、いわゆる「カゼ」をひく人が多いです。


寒さが原因で、神経痛や、五十肩が悪化するケースもあります。


これを東洋医学的にどう考えるかというと、「風邪(ふうじゃ)」「寒邪(かんじゃ)」が合わさって、「風寒邪(ふうかんじゃ)」となって、

自然界の”邪気(じゃき)”として、健康な人体の”正気(せいき)”を脅かすからだ、と考えます。

カテゴリ「邪気」 参照

 

そしてこれは、もともと、飲食の不摂生があったり、睡眠不足などからくる過労があったり、過度のストレスによる血行不良があったりする人は、

当然邪気に侵入されやすく、この「風寒邪」にももちろん侵入されやすくなります。

 


結局は普段の養生が大事だ、ということですな。

 

そしてその「邪気に入られた時のカラダの状況と、邪気の強さや種類」によって、結果的に呈する症状も経過も、千差万別、という訳です。

 

こういうことを前もって予測するのに、自然界の大きな動きを東洋医学的に把握しておくことは非常に有益です。

 


そこで重要なのが、(一社)北辰会、橋本浩一先生の

『内経気象学(だいけいきしょうがく)』

です。

12月(社)北辰会本部定例会 参照

 


これは大変膨大な学問で、抵抗のある人も多いんですが、専門用語の問題だけ慣れてしまえば、実は非常に論理的で分かりやすい学問です。

 


基本的には60年周期で、いついつの何年は土運太過だから、四季はこうなると予測できる、というモノですから、パソコンともよく馴染みます。

 


そこで橋本先生は、なんと内経気象学のPCソフトまで開発しております。

 

(スゴ過ぎる・・・!)

内経気象学リアルタイム 参照

 


常に先手先手を打った治療、また、大自然の大きな動きをも視野に入れた「壮大な」弁証論治が表現できてこそ、東洋医学なんだと思います。

 

・・・精進しなくては、と思います。

 

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ある医者と看護師との対話

2011.12.16


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こないだ、とある看護師と医者と知り合う機会があった。

そこで、こんな話が出た。


看護師「竹下先生って、鍼師さんなんですよね?鍼で腰痛とか肩こりが治るのは、血行が良くなるのかな~って、何となく分かるんだけど、不眠とか風邪とかアレルギーが治るのって、何でなんですか??」

医者「そりゃあ自律神経系や免疫系に作用して、自然治癒力が高まるからだよ。ねえ、先生?」

竹「・・・ん~、ま、そう解釈される場合もあります。でも実際は東洋医学の理論に基づいてやるので、現代医学の考え方に完全に還元することは難しい、というか不可能だと思っています。」

医者「俺が風邪ひいたら、まず薬なんて飲まないね。〇〇顆粒なんて、よく出回ってるけど、あんなもん、とんでもないよ。カゼの引き始めに免疫力下げてどーすんだよ。」

看護師「ええ~!〇〇顆粒はいい薬ですよ~。引き始めに飲んだら、症状も楽になるし、すぐ治りますって~!!何度も経験ありますよ~。」

医者「だから~、症状がおさまるのと治るのは違うんだよ。一時的に症状を抑えるのは根本解決にならないからかえって経過が長引くだけなの!ねえ先生?」

竹「はは(笑)、でも症状を緩和するのも大事なことですよ。」

医者「まあね。どうしても明日仕事に出なきゃいけない時とかは、しょうがない時もあるけど、ああいう強引な抑え方って、よくないと思うんだけど・・・。」

竹「それは基本的には僕も同感ですが、先生はどうしてそう思うんですか?西洋医でありながら。」

医者「僕は大学病院にいた時代、”最先端”と言われている西洋医学の治療によって全然治らない症例を嫌というほど見てきました。それで、医者でありながら一部の西洋医学の方法や考え方に不信感を感じるようになったんです。」

竹「なるほど。」

看護師「西洋医学と東洋医学がいいとこ取りできればいいと思うんですけどね~。」

医者「そりゃ無理だよ。根本的なカラダの見方が違うんだから。」

竹「そうそう、そうなんです。先生はそこまで分かってるのに、東洋医学はやらないんですか?」

医者「前々から興味はあるけど、時間がなくて・・・。」

・・・という会話でした。(ごく一部ですが。)

皆様はどう思われますか??

医師の中に、”薬を飲みたくない”という人が多くいることは事実でしょう。

どうしてでしょうかネ。

随分前にも、とある若いドクターに、

「東洋医学を勉強したいんですけど、どこに行ったらいいんですか??」

とか、

「鍼灸を勉強するには、鍼灸学校に行かないとダメですか?」

と、聞かれたことがあります。

潜在的には、患者さんからも、医療従事者からも、非常に注目度が増してきているこの医学・・・。

西洋医学の現場で働いている人の間でも、徐々に認識が高まってきています。

・・・さあ、この動きが加速していった時、日本の鍼灸家、漢方家は、医師達、西洋医学の畑の人たちからの期待に応えられるか。

徹頭徹尾東洋医学で、医学の世界、治療の世界が表現できるか。

大問題だと思う。

・・・まあ、職種に限らず、どういう状況になっても、キチッと自分らの立場を明確に出来て、かつ結果の出せる仕事じゃないとネ。


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ブログ更新できず・・・!

2011.12.12


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昨日は、珍しくブログを更新できず・・・。

(さらに…)

マイコプラズマ肺炎?

2011.11.09


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今日みえた患者さんがおっしゃっておりました。

患「私、マイコプラズマ肺炎、よくやるんですよ。」

竹「へえ~、そうなの。」

患「今回もやったかな、と思ったんですけど、鍼でよくなりました。」

竹「あー、じゃあ舞妓(マイコ)さんだった、てことだネ。」

患「・・・。」

まあ、こんな感じが清明院の日常です。(笑)

分かりにくいとか、そういう次元じゃないでしょ?コレ。

最近、ダジャレを言っても、誰も何も反応しない、ということが起こるようになってきました。

ベッドは満床の中、僕しか笑ってない、みたいなネ・・・。

まあ、マジメな話、マイコプラズマ肺炎については、以前副院長がスタッフブログでまとめてくれています。

マイコプラズマ肺炎(全8話) 

ですので、詳しく知りたい方はこちらを参照してください。

現在、火曜日から寒くなったこともあり、カゼひきさんが続々と清明院にいらしております。

大概のものは鍼で良くなると思いますが、カゼなんかひかないに越したことはないです。

職場で、周りのみんなゲホゲホやってて、それに対してイライラすると、余計にカゼひきやすくなります。

年末の大事な時期に、カゼなんかひきやがって・・・、という周りの目線を気にして、申し訳なさそうに仕事してると、余計に治りが遅くなります。

カゼをひいても慌てず騒がず、「養生+鍼」で、治る力をフル活用すりゃあ楽勝でしょう!!


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「問診」の奥深さ(その2)

2011.10.28

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◆「体表観察」は動かぬ証拠!?

 

前回、「問診」というのは、非常に重要ではあるけれども、どこまでいってもウソや大げさなどの「不正確な情報である可能性」は拭えない、というお話をしました。

 


・・・ということは、「問診」のみで、それを診断の証拠として治療に入るのはリスキー、とも考えられます。

 


そこで、舌診や脈診などに代表される「体表観察」というものなら、ウソのつきようがないから、動かぬ証拠になるので、非常に重要であろう、というお話をしました。

 


じゃあここで、「体表観察から得た情報」というのは、本当に誰がやっても同じ情報が上がってくるモノなんでしょうか。

 

「体表観察情報」というものをとったら、それは絶対に間違いない情報なんでしょうか。

 


コレも残念ながら違います。

 

コレも結局、どこまでいっても治療者の”感覚(五感)”を頼りに得た情報になるので、極言すれば主観的であり、「間違う」可能性があるからです。

 


そして、人間の「感覚」そのものを治療者間で完全に統一することや、絶対に間違わない能力を身につけることは、正直、不可能ではないかと思います。

 


なぜなら、その先生によって、「着眼点」から「指の感覚」から何から、すべて十人十色、みんな違うからです。

 


また、どんな先生でも機械ではないので、日によって体調も異なり、常に完全にフラットな、いい状態で体表観察が出来るとは限らないからです。

 

カゼひいて体調が悪い時は感覚が鈍るだろうし、何かあって動揺してる時は感覚が鈍るでしょう。

 

しかし、それじゃあどーしょーもないじゃん、とはなりません。

 

そこをどうするか考えるのが、「知恵」ってやつです。(笑)

 


要は、完璧がありえないならば、完璧に最大限近づける努力をすればいいだけさ、ということです。

 


まず、これを治療者間で最大限統一するために、どうしても必要なのが「共通用語の整理とその定義の統一化」です。

(なんか、ムズイネ・・・。(苦笑))

 


誰がとっても「極力」同じ脈、誰が診ても「極力」同じ情報にするためには、患者さんを触って得た感覚を言葉に置き換えて、その言葉の意味を定義付け、

 

それの集合体としての「理論」の大枠を整えて、体系だてておかなければなりません。

 

要は、主観的な情報に、最大限の客観性、普遍性を持たせるのです。

 

さらに、舌のみ、脈のみ、と偏るのではなく、お腹や背中、手足のツボの所見などなど、実に多面的に、あらゆる角度から観察して、治療者間でのばらつきと、

 

その治療者自身の診断のばらつきが最小になるようにしなくてはなりません。

 

Aもある、Bもある、Cもある、でもその中で、中心はAだ!!ということが分かればよいワケだし、そのことが治療者間で最大限共有できればよいワケです。

 


そしてそれを教育するには、理論はともかくとしても、診察法に関しては「手から手へ」で、分かる人から次の人へと、手をとって教えていかなくてはなりません。

 


これは非常に大変なことです。

 


明治時代、医療の主役を西洋医学にとって代わられたのは、単純に東洋医学が富国強兵政策のコンセプト(戦地で有用な医学医療)に合致しなかったということもあるでしょうが、

こういうことも背景にあるのかもしれません。

(対象が集団よりも個人、現場レベルでも個人対個人の医学医療である)

 

 


日中の悠久の歴史から見ても、「東洋医学がいいものだ」ということは間違いないけど、客観的な評価と、教育の難しさ、というところを考えると、

西洋医を量産した方が早い、という明治政府の判断も、あながち間違ってないようにも思えます。

(当時の国内外の事情も鑑みると、の話ですが。)

 

・・・まあ、キチッとした東洋医学をやろうと思ったら、「問診」と「体表観察」から得た、「限りなく正確な」有益で多くの情報を、論理的にスッキリと整理して、

 

その病の「東洋医学的な」メカニズムを考えるしかないのです。

 

 


ここで必要不可欠なのが「論理的思考」です。

 

 

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日本東洋医学会の被災地での活動

2011.10.22

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こないだ、私も所属する、(社)日本東洋医学会(医師を中心とした、国内最大の東洋医学の学術団体)の会報雑誌を見ていて、

 

「あー、やっぱそうだったんだ~!!」


と思った報告記事があったので、報告します。


震災の1週間後~2ヶ月後まで、東北大学病院漢方内科の先生方が、漢方薬による投薬治療、鍼灸マッサージによる治療で、被災地(石巻市、女川町)で医療支援を行っていたそうです。

(・・・なんで、もっと報道されないの??)

震災直後はカゼや胃腸炎、低体温症などの症状が多く、2週間後からはそれらの症状に加えて不安感、イライラ、便秘等の症状が多かったようです。


それらのすべてに対して、漢方薬、鍼灸マッサージで、非常に高い効果をあげていたようです。

(社)北辰会の方でも、義援金68万4千円を寄付するとともに、個人的に医療ボランティアに行かれた先生もいましたが、本来はこういった非常時にも、

 

もっともっと積極的に、組織として東洋医学が関わるべきだと思います。


実際に役に立つんだから。

・・・もちろん「ちゃんとやれば」の話だけど。


急性期を脱した後のケアはもちろん、急性期から、もっともっと積極的に関わってもいいと、個人的には思いますがね・・・。

 


とにかく、今回の震災で露呈された様々な問題は、次回にどれだけ生かせるかだと思います。


もちろん「次回」は無い方がいいけど、「絶対ない」とは言い切れないんだから・・・。

(社)日本東洋医学会HP

(社)北辰会HP

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妊娠初期に鍼してもいいのか

2011.09.10


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今日、とある患者さんに質問されました。

「先生、妊娠したら、安定期に入るまでは鍼しちゃダメですよね??」

と。

僕は即答で、

「へ??むしろ妊娠初期からやるべきですけど?」

とお答えしました。(苦笑)


清明院には、不妊症でお見えの患者さんも多くおられます。


清明院では、不妊症の患者さんを治療して、体調を調えた結果、めでたく妊娠したら、今度は赤ちゃんがお腹の中ですくすくと健全に育つように、治療を続行します。

また、鍼をよく知っている患者さんなら、妊娠初期に、つわりやカゼの症状等を訴えて初診に訪れる場合もあります。

・・・まず重要なのは、「妊娠」というのは病気でも何でもないです。

健康な女性にとっては、条件さえ整えば誰にでも訪れうる、極めて生理的な現象です。

しかし、妊娠中には、わずかな期間に、お母さんの心身には様々な急激な変化が起こります。

それに上手くついていけずに、色々な症状が出ることはあります。

悪阻(つわり)や妊娠中毒症、妊娠糖尿病、腰痛やむくみなどなど、また、様々な不安から、情緒不安定やうつ病になったりすることもあります。

こういう、妊娠中に起こる諸症状に、鍼灸は非常に有効な手段だと思っています。


また、妊娠中にカゼをひいたりした場合、多くのお母さんは、胎児への影響を考え、あまり薬は飲みたくありません。

そういう時にも鍼は有効です。

清明院でもこれまでに、何度も何度も経験しています。

清明院HP内、「患者さんの声」でも、つわりの症例を紹介しております。


ただ、一つ断わっておきたいのは、キチッとした東洋医学的な診立ての出来る、上手な先生の鍼灸なら、どんどん受けて欲しいと思いますが、

生半可な知識の、でたらめな鍼ならば、受けるのは大変危険なのは言うまでもないです。

鍼灸というのは非常に有効であるだけに、使い方を間違えたら大変な凶器なのです。

僕は常々、鍼灸が、「正しく」広まってほしいと、切に願っております。

 

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患者さんの声(30代女性:アトピー性皮膚炎、ぎっくり腰)

2011.07.18

 

 

 

 

 

清明院では現在、求人募集しております。

 

本物の鍼灸医学の世界を、我々と追求してみませんか?

 

募集内容の詳細はこちら

 

 

 

 

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患者さまの声をいただきましたので、紹介します!!

30代 女性 

症状:ぎっくり腰、頭痛、眼痛、アトピー性皮膚炎


 

私は腰痛持ちで、1年半前に歩けないほどひどくなり、友達の紹介で清明院にお世話になることになりました。

初めは鍼には抵抗があったのですが、少ない鍼で治療していただき、腰痛も劇的に良くなりました。
 
治療を行う前のカウンセリングで、今までの生活の中で、改善しなくてはいけない点が多々あることがわかりました。

院長先生の指導の通り日々の生活を気を付けるようにしたところ、

腰痛以外にも、小さい頃から患っていたアトピーも改善され、体重も5kg以上減りました。

 
これからも院長先生に指導していただいた点に気を付けて、健康な生活を維持していきたいと思っています。

【清明院からのコメント】


この方は初診時、ぎっくり腰を起こして、整体に行っても、整形外科に行ってもよくならず、しかもカゼを引いて、ボロボロになった状態で来院されました。

御本人も述べておられますが、生活状況を確認すると、慢性的な運動不足に加えて、カフェイン類や、甘い物の過剰摂取、

それに加えて職場での人間関係からくる重度の精神的なストレスにさらされていることが分かりました。

ともかく、まずはカゼと腰から、ということで治療を開始し、カゼと腰がすぐによくなったので、そこからは「肝欝気逆(かんうつきぎゃく)、湿熱(しつねつ)」と証を立て、

生活上の問題点を一つ一つ改善しながら、鍼で体のバランスを整える、というやり方で1年以上治療を継続したところ、

皮膚の状態も見違えるほど、一見アトピーとは分からないぐらいに改善しました。

ついでに体重もへって、パッと見た感じの印象が随分スッキリとされました。

随伴症状としてあった頭痛や眼痛も、今ではほとんど出ません。

このように、最も辛い症状を治療しながら、副産物としてそれ以外の症状も同時にとれていくのが、東洋医学独特の

「常に全体を意識し、全体のバランスを整える視点」

の、真骨頂です。

また、最初の頃はいつも眉間にしわを寄せて、不安そうだったり、いつも真顔で、病気のことばかり心配し、なかなか笑顔が見られなかったのですが、

体調が好転するに従って、徐々に笑顔が出るようになってきて、今では笑顔で入ってきて、治療が始まった瞬間爆睡するようになりました。(笑)

今でも気がゆるむと飲食の不摂生が出やすいですが(苦笑)、今後もさらなる改善を目指して、治療を継続していこうと思っています。

 

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