東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「比較優位」の議論

2018.02.07

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清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております!

 

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「比較優位」という言葉があります。

 

 

この言葉は、wikipediaによれば

 

イギリスの経済学者であったデヴィッド・リカード(1772-1823)が提唱した概念で、比較生産費説やリカード理論と呼ばれる学説・理論の柱となる、貿易理論における最も基本的な概念である。

 

同じイギリスのアダム・スミス(1723-1790)が提唱した絶対優位(absolute advantage)の概念を柱とする学説・理論を修正する形で提唱された。

 

これは、自由貿易において各経済主体が(複数あり得る自身の優位分野の中から)自身の最も優位な分野(より機会費用の少ない、自身の利益・収益性を最大化できる生産)に特化・集中することで、

 

それぞれの労働生産性が増大され、互いにより高品質の財やサービスと高い利益・収益を享受・獲得できるようになることを説明する概念である。

 

と、クソ難しい言い方で説明されています。(苦笑)

 

Wikipedia 「比較優位」 参照

 

 

まあ要は、

 

「なぜ貿易するのか」

 

という根本的な疑問を、リカードさんよりもちょっと先輩である、アダムスミスさんの説明よりもエレガントに説明した理論で、

 

「・・・、であるからして貿易した方がいいっしょ?お互いにとって得っしょ??」

 

ということを、精緻に説明した理論だそうです。

 

 

で、これは経済学とか貿易にのみ使われる話ではなく、この考え方を応用すると、仕事とか、組織とか、世の中の色んなことを考えることができるようです。

 

 

・・・例えば、東洋医学の現状にも。

 

 

ある疾患を治療するのに、西洋医学ではなく、東洋医学でやった方がいいのかどうか。

 

 

あるいは、西洋医学の治療に加えて、東洋医学が介入した方が、しないものと比べて良いのかどうか。

 

 

良いのだとすれば、どう良いのか。

 

 

こういうのを考えることを「比較優位の議論」、と言ったりします。

 

 

で、この比較優位を言うには、色んな方法があります。

 

 

先日も書いたように、東洋医学は、世界ではちゃんと認められていますし、勢いもそれなりにあります。

 

産経新聞にこんな記事が。  参照

 

 

そんな中、日本はどうでしょうかね。

 

 

このブログにいつも書いているように、明治維新以降、東洋医学は国民の医療の主役の座を降りたままで、終戦以降も、とにかく存続すること自体に力を割いてきて、

 

個人レベルでは凄まじい努力をなさり、結果も出された先生方はおられますが、なかなか全体としての制度的発展までは注力しきれなかったというのが、

 

この150年くらいの日本の東洋医学の流れでしょう。

 

 

今でも、医師に同意書を書いてもらわなかったら健康保険適用で治療できない。

 

(しかも同意の対象になるのは僅か6疾患、それも運動器疾患のみです。。。(苦笑))

 

本来の鍼灸医学からみれば、著しい制限を受けています。

 

(だから清明院の外来では、ややこしくなるので一切保険を使わない訳です。)

 

 

こんな状況なので、日本の東洋医学、特に鍼灸は、総体としては、変に選り好みしないで、色んな方法をフル活用して、鍼灸を活用しない場合との比較優位性を、

 

各人、各団体が精一杯、世にアピールするべきでしょうね。

 

(ホントは一枚岩になりゃあいいけど、それは無理でしょうからね。。。)

 

 

まあ、EBMの枠組みの中で、東洋医学の比較優位を主張する人がいたっていいじゃないか。(*‘∀‘)

 

 

芸能人ばっか治療する先生とか、テレビに出て目立つ先生がいたっていいじゃないか。

 

 

海外のデータを活用したって、いいじゃないか。

 

 

西洋医学との根本哲学の違いを説く人がいたって、いいじゃないか。

 

 

色んなところで、色んな人に、大いに叫んでいただきたいねえ。(゚∀゚)

 

 

俺は臨床現場で、患者さんやるだけ。

 

(うまくいったものについては、たまに世に出すけど☆)

 

 

要は鍼灸の素晴らしさ、「比較優位」を世にアピールしたいだけ。

 

 

・・・まあ、ある程度同じ方向を向いて、仲良くやろうぜ、日本の東洋医学の人達!!

 

 

 

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「弁病」について

2018.02.05

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中医学の用語の中に

 

「弁病(べんびょう)」

 

という言葉があります。

 

「弁証」と紛らわしいね~~(~_~;))

 

 

これは読んで字の如く、

 

「東洋医学的な”病名”を”弁(わきま)える”」

 

ということです。

 

 

中医学では、例えば喘息のことを

 

「哮喘(こうぜん)」

 

と呼んだり、胃痛のことを

 

「胃脘痛(いかんつう)」

 

と呼んだり、顔面神経麻痺のことを

 

「口眼喎斜(こうがんかしゃ)」

 

と呼んだりと、言わば、

 

「東洋医学における固有の病名」

 

というものがあります。

 

 

これが分かれば、その病名や症状には、どういった「病因病理」や、どういった「証」が考えられるか、ということが、ある程度、場合によっては一気に、絞り込むことが出来ます。

 

「病因病理」を含む記事

「弁証」を含む記事     参照

 

 

清明院に、初診予約の電話がかかってきたときに、西洋医学的な病名や、メインになる症状をお聞きするのは、それさえ把握できていれば、来院される前に、

 

中医学ではどのような「病因病理」「証」が考えられるのかを、あらかじめ問診を担当するスタッフが予習しておくことが出来るからです。

 

(もちろん、必ず中医学の成書に強引に当てはめて考えるわけではないですよ。参考にする、ということです。)

 

 

言わば、東洋医学的な「鑑別診断」「除外診断」が相対的に容易になるわけですね。

 

 

丸腰でいくよりは、自信もって臨めますし、対策も立てやすくなります。

 

 

またもちろん、西洋医学の病名の中には、東洋医学では未だに概念が整理されていないものもあります。

 

 

そういう場合は、西洋医学的な病名をそのまま「弁病名」とすることもあります。

 

 

こういうことをコツコツやっていくと、いずれ西洋医学の先生方ともコミュニケーションがとりやすくなると思いますね。

 

 

このようなことから、

 

「弁病」を踏まえ、

 

「弁証」を踏まえ、

 

「病因病理」の把握をして、

 

常に優先順位を考えて治療を進める、これが、

 

「北辰会方式の弁証論治」

 

をやっていく上では欠かせないのです。

 

 

 

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「『難経』に罪はない」を読んで

2018.01.11

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先日の鍼灸医学史研究会の後の懇親会で、尊敬している某先生と「五行」『易』の話になった。

 

鍼灸医学史研究発表会に行ってきました!!   参照

 

 

で、すぐに過去の論文を送っていただき、読ませていただいた。

 

 

10年前(2008年)の『季刊内経』の別刷で、内容は

 

「『難経』に罪はない」

 

というもの。

 

 

これは、当時の内経医学会の会長であった島田隆司先生への反対論文、という感じのもの。

 

(反対論文と言っても、この論文を書いた先生と、島田先生は普通に仲良いようですよ。仲いいけど、意見が違えば論文で主張し合う、いいことです。)

 

 

島田先生の『難経』へのご見解に対して、同意できる部分と出来ない部分を分けて、特に同意できない部分に関して、その理由を論じています。

 

 

非常に分かりやすく、陰陽五行の歴史、『難経』の内容をまとめてくれております。

 

 

今から15年くらい前、難経を1難から81難まですべて通読しましたが、その時に感じた一番の感想は、

 

「難経と言えば”五行”というイメージがあったけど、何これ、思いっきり”陰陽”の本じゃん!」

 

というところです。

 

 

私のその感想を、思い出させてくれました。

 

 

そして、陰陽調和を説くのに、なぜあそこまで五行論を縦横に用いるのか、『難経』が成立した歴史的背景から推測、考察しておられます。

 

 

 

 

今年は、香川で、東京で、「胃の気の脈診」について講義します。

 

 

久々に『難経』の話を大いに盛り込んでいこうと思います。

 

 

 

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鍼灸医学史研究発表会に行ってきました!!

2018.01.09

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1.7の日曜日は、北里大学で行われた、

 

「第五回 鍼灸医学史研究発表会」

 

に参加してきました!!

 

 

鍼灸医学史研究は、近年、素晴らしい学者肌の先生方が何人か業界に出てきて下さり、ジャンジャン研究が進んでいるところだと思います。

 

 

今後、不明瞭だったことが徐々に分かっていくことでしょう。

 

 

僕はちょっと自分でやるのは苦手な分野だけに、非常に興味深く聴けました。

 

 

これを、「マニアの世界」と冷笑的に言ってしまえば、それはそうかもしれないが、誰かのプロパガンダを鵜呑みにするのではなく、きちんとした歴史観(史実)に基づいて、

 

今現在自分がやっていることや言っていること、自分の主張を顧みることは非常に重要なことと思います。

 

 

今回、一人目の演者は加畑聡子先生

 

 

若くて綺麗な、新進気鋭の女性学者さんです。

 

 

山崎宗運という江戸期の鍼医の取穴法の研究を通じて、

 

「江戸時代なりのエビデンスの取り方に興味がある。」

 

と仰ったのが印象的でした。

 

 

江戸期の医者も、それ以前の古典の内容を、当時なりの方法で批判的に吟味していたんですね。

 

 

二人目は精神科医の蒲生裕司先生『断易と五行』に関する発表。

 

 

精神科医で断易を行うとは・・・。

 

 

タダモノではない先生ですね。(笑)

 

 

僕は周易のことなら、用語レベルくらいなら少しくらいは分かりますが、断易の、しかも占術の理論となると、全くのド素人です。(苦笑)

 

 

でも今回、興味が湧きました。

 

 

「貪生忘剋」という、鍼灸臨床にも応用の効きそうな言葉を得ました。

 

(思わぬ収穫でしたね)

 

 

三人目は左合昌美先生による「霊枢の人迎脈口診」のお話。

 

 

左合先生のご著書には、お世話になっております。

 

 

まあこの脈診法は、僕自身が臨床でやっているわけではないのですが、

 

「人迎脈口診は脈状診である。」

 

という結論が興味深かったですね。

 

 

聴いた話をすべて消化しきれてはいませんが、あの考えが、『難経』独取寸口脈診にも連なっていくのでしょう。

 

 

四人目は長野仁先生による、日本最古の鍼灸の流儀書である『鍼聞書(はりききがき)』の話を北里大学の創始者、北里柴三郎と絡めたお話。

 

 

長野仁先生は、もはや日本の伝統鍼灸界で知らない人はいない、江戸期の鍼灸の文献研究のトップランナーです。

 

 

最近では「東の大浦、西の長野」とかいう言い方もあるらしい。。。(゚∀゚)

 

 

まあホントに、素晴らしい知識量、研究量です。

 

 

しかも長野先生も大浦先生も、日々実際に鍼灸で患者さんを治療しながら、研究もやっておられるのがまた素晴らしい。

 

 

今回、長野先生は九州にある北里柴三郎記念館に赴き、柴三郎が師事した橋本家の墓参をしたという、貴重な話を聞かせていただくことが出来ました。

 

 

橋本家の墓の惨状には、目を覆いたくなりましたね。

 

 

あれが先哲への扱いなのかと。。。

 

 

今度研究グループで掃苔に行かれるようです。

 

 

最後は内経医学会会長の宮川浩也先生による『沢庵禅師』のお話。

 

 

沢庵禅師は、夢分流を世に広めたと言われる、御薗意斎とも交流があったことは知られています。

 

御薗意斎という人物

「沢庵和尚(たくあんおしょう)」という人物   参照

 

 

そして、禅僧らしく「無心」というキーワードを強調しているようです。

 

 

宮川先生も、沢庵の墓参の話をしておりましたね。

 

 

なんだか、みんな墓マイラーになってきた。。。

 

 

いいことだ。(゚∀゚)

 

(それが結論☆)

 

 

・・・要するに、歴史をきちんと踏まえて、今できる最大限をやろう。

 

 

 

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お会いしてきました。

2017.11.08

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11.6の月曜日は、朝一から藤本漢祥院の仮施術所にて鍼を受け、その足で以前から気になっていた奈良、吉野山へ。

 

 

ここに、現時点で気になっている、最後の不動明王が存在するのです。

 

 

実は、あまりにもマニアックっていうか、東洋医学とか鍼灸とかけ離れた、しかも宗教的な話になっちゃうので、引く人も多いかな(実際チラホラいた)、

 

と思ってあえて書いてこなかったんですが、以前チョコッとシリーズで書いていた不動明王マイラーシリーズ。

 

不動明王マイラー 目次 参照

 

 

もちろん、その後も不動明王マイラーはずーっと続けており(書いてないけど)、今回の吉野山、奥千本の不動明王にて、一応現時点で気になる、

 

全国のお不動さんはコンプリートしました。

 

 

・・・僕も早36歳。

 

 

いつまでも若くないっす。(苦笑)

 

 

人生で3回目の年男であり、酉年の守護仏である不動明王を参る中で、修験道や仏教といったものの考え方に触れつつ、色々と自分なりに「ないアタマで」考えてきました。

 

 

今後も折に触れて、山に入っては、不動明王を参っていくんじゃないかと思います。

 

 

・・・まあそれはともかく、この日の夜は、楽しみにしていた、蒼流庵主人とお会いしてきました!!

 

蒼流庵随想「漢方ハカマイル」 参照

 

 

清明院の墓マイラー記事は、以前から、蒼流庵主人のブログの情報を大いに参考、引用させていただいております。

 

 墓マイラー 目次          参照

 

 

ブログでの文面、口調とは違って、ゴリゴリの関西弁マシンガントークの先生でした。(笑)

 

(文章というのは面白いですね。会ってみると意外な人と、そのまんまの人といますね。)

 

 

「蒼流庵随想」は、東洋医学をやっている先生で、ネットをよく検索する人で、「易学」に注目している先生なら、みんな知っているんじゃないでしょうか。

 

 

・・・まあしかし、蒼流庵主人は今後も年齢不詳正体不明、がいいと思いますので、詳細は書きません。(笑)

 

 

話を伺ってみると、他にも墓マイラー、子孫マイラー、家マイラーなど、近現代にもまだまださらに上の、レジェンドのような人物もおられるようで、

 

やはり史跡研究家、医史学研究の世界は果てしないようです。

 

 

こういうのは本来は大学等で、国家機関として、それ専門の部署を作ってやるべきですね。

 

 

まあ、近年は私も色々、他の分野や流派の先生方とお会いして交流させていただく機会を意図的に多く作っているのですが、昨日の記事にも書きましたが、

 

例えばドクターと薬剤師と鍼灸師とか、その中でも違った流派や考え方の先生方とか、あるいは学者さんと臨床家とか、バンバン垣根を超えた対話をしていくべきだと思います。

 

日本東洋医学会関西支部例会に参加してきました!! 参照

 

 

その中で、お互いが対立要素を探すのではなく、統合、統一を目指すのでもなく、お互いのためになる、足しになるような部分を見つけあって、

 

刺激しあったらいいと思いますね。

 

 

そこから、互いの発展や、新しい何かが生まれるかもしれません。

 

 

 

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最近の症例 ② 男児のネフローゼ

2017.10.14

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さて、またいきましょう。

 

 

患者 9歳 男児

 

主訴 ネフローゼに伴う諸症状(特に易疲労)

 

現病歴 6歳の頃、大変にショックなことがあった頃発症。

 

既往歴 ネフローゼ以外特にないが、悪化傾向

 

弁証 肝鬱気滞≧腎気虚

 

配穴 あえて明らかにしない

 

経過 初診治療後、「気持ちが楽になった」と訴える。

 

なお、毫鍼での治療を怖がったため、古代鍼、鍉鍼にて治療を進める。

 

現在7診目。

 

ステロイド減薬中のムーンフェイス等、様々な症状が改善している。

 

 

 

今後が楽しみな症例の一つ。

 

 

 

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『中国医学と日本漢方』

2017.08.27

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最近、舘野正美(たてのまさみ)先生の『中国医学と日本漢方』を読み始めました。

 

 

すでに前半部分は読了しましたが、色々嬉しいことが書いてあります。

 

 

この本は前半後半の二部構成。

 

 

前半に二章、後半に二章。

 

 

それぞれ、医学、哲学の観点から、『呂氏春秋』、『易』、『吉益東洞』、『中神琴渓』という、重要な書籍や人物に触れて下さっています。

 

吉益東洞(よしますとうどう)について

中神琴渓という人物

「易」を勉強する意味 2    参照

 

『呂氏春秋』についても、そのうち紹介しましょう☆)

 

 

まだ前半部分を読んだだけだけど、先秦時代の医療の主役は鍼だったんじゃないかとか、気の停滞こそが病とか、自然治癒力思想、東洋医学特有の形而上学的世界観、

 

など、僕の好きな内容に触れてくれています。

 

 

”正美”という名前からして、美人な学者さんを一瞬想像しますが、いかつい「鬼軍曹」みたいな感じのルックスの、大学教授の先生です。

 

(アメフトのコーチもやってらっしゃるんだとか。。。( ゚Д゚))

 

 

後半もサクッと読みます☆

 

 

 

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失言からの袋叩き

2017.07.28

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毎日毎日、安倍総理叩き、稲田大臣叩き、豊田議員叩き、上村議員叩き、蓮舫議員叩き、そして今度は今井絵理子議員叩きと、日本人は、

 

常に誰かを徹底的に袋叩きに叩いてないと気が済まない世の中、民族になってしまったのでしょうか。。。

 

(ちょっと前までは舛添さん叩き、猪瀬さん叩き、ベッキー叩きなどなど。。。)

 

 

そして、蓮舫さん辞任、稲田さん辞任。

 

 

稲田さんに関しては、この後も安倍さんの任命責任の話がエンドレスに続くでしょう。

 

 

確かに、上記の人たちが、権力、地位、名声を持って、調子に乗った側面、脇が甘かった側面は否めないものの、それよりもちょっと気になるのは、

 

日本人て、心優しい民族ではなかったんでしょうか。(苦笑)

 

 

人のミスをいつまでも執拗に攻め続けるのが日本人の性質か??

 

 

・・・まあでも、

 

「村八分」

 

という言葉があるように、いじめるときは徹底的にいじめるのが日本人なのかもしれませんね。

 

 

「いじめ」については、僕も正直、ガキの頃に、やったこともやられたこともあります。

 

 

あのムゴさったら、ない。

 

 

やられた側が弱けりゃ、そりゃあ自殺したり、一生立ち直れなかったり、するでしょうな。

 

 

村八分というのは、村社会の掟、秩序を破ったものを、村全体で徹底的に共同で絶交するという、江戸時代から現代までもある習慣だそうです。

 

(その一族に対しては、葬式や火事以外は完全無視だそうです。ヒデエ!( ゚Д゚))

 

 

これは日本人の重んじる、時に世界から尊敬されたりする、規律正しき集団行動の、負の側面か。

 

 

これだけ毎日テレビで、立派な大人が出てきて、イジメみたいなことを堂々とやっていて、子供には

 

「イジメはだめだぞ!」

 

は、子供としても、納得できるんでしょうかね。。。

 

 

弱い者イジメはだめだけど、強い者イジメならいくらやってもいいぞ、ってか??(苦笑)

 

 

強い者がいじめられて、だんだん弱ってきて、しまいには弱いものになっても、まだ続けるんじゃないの・・・??

 

 

人が弱っていく様を見て、いい気分か?

 

 

悪趣味極まりない。

 

 

どうなりゃ満足なんだよ・・・?

 

 

確かに和は大事。

 

 

集団生活における、秩序みたいなもんは大事。

 

 

・・・でも、人の悪口というのは、そこにユーモアがあったり、的を得ていて、言われた本人も笑えるものならまだしも、あまりにも辛辣なものを長く聞いてると、辟易してくる。

 

 

正直、どんどんテレビを観る気が無くなっていきますね。

 

 

為政者とか、前に出て情報を発信する人とかは、ある意味、衆人の監視の目にさらされています。

 

 

好意的な目ももちろんありますが、むき出しの悪意の目、声にさらされることもあります。

 

 

失言からの袋叩き。

 

 

こわいね~

 

 

いやだね~~

 

 

人間の悪いとこだね~~

 

 

・・・僕も気をつけます。( ゚Д゚)

 

 

 

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モリンガ? 1

2017.06.24

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先日、患者さんから問われました。

 

「先生、モリンガ飲んでみたけど、合わなかったみたいです。。。」

 

と。

 

 

・・・んん??

 

 

モリンガ?(゜o゜)

 

 

なんだっけそれ??

 

 

聞いたことがあるような、ないような。。。

 

 

僕はこの手の質問を、これまで、数えきれないほど、されてきています。

 

 

・・・で、結果的に、全ての食品、健康食品の知識を網羅するのは難しいし、患者さんも、それだけを食べる生活をするわけでもないし、

 

食生活についてあれこれ細かく指導しても、患者さんを入院させて三食コントロールできるわけでもないので、きっちり守っていただけているかなどの、

 

コンプライアンス検証のしようはない、また、ヘタに何かを勧めると、そればかりを過剰摂取してしまう弊害もある、

 

と、いうことで、現状では安易な食養生は勧めないようにしよう、という結論に至っています。

 

(ラ〇ザップみたいに、毎回の食事を全て写メで送ってもらうことも可能でしょうが、それを全ての患者さんにやるマンパワーがないです。。。)

 

 

僕の食事指導なんてのは、当たり前過ぎてつまらないようですが、腹八分目、野菜中心に、よく噛んでゆっくり食べる、リラックスして楽しく食べる、

 

食事時間が日によって乱れないように。

 

 

デスクワーク中心の人は1日1,2食で十分。

 

 

旬のものをバランスよく。

 

 

なるべく野菜を多く、魚を多く。

 

 

肉や乳製品、酒、砂糖(甘いもの)は過食しないように、ぐらいなもんです。(笑)

 

 

でもそれをキチッと守ってくれたら、たいがいの体調不良は戻ります。

 

 

現代は要するに”何でも摂り過ぎ病”がほとんどだと思っています。

 

 

 

 

話が逸れましたが、今回のモリンガ、ちょっと気になったのでgoogle先生に聞いて調べました。

 

(笑・・・理由は後で述べます)

 

 

でも前置きが長くなっちゃったんで続く。。。

 

 

 

 

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胃の気の脈診③ 名状をもってするに難しき脈

2017.05.13

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前回のお話

 

胃の気の脈診① 胃の気の脈診とは

胃の気の脈診② 四時陰陽に従う脈       参照

 

 

 

◆名状をもってするに難しき脈とは

 

 

以前このブログでも紹介した、明末から清初の名医、李中梓(李念莪1588-1655)先生が、その超有名な著作である、

 

『診家正眼』の中で、この様に述べております。

 

易水学派の五大家 李中梓(りちゅうし)  参照

 

 

「胃の気のしっかりした脈というのは、大きいようで小さい、堅いようで柔らかい、何とも言えないちょうどいい脈なんです~~」

 

と。

 

 

まあつまり、中庸を得たような、言語で表現するのが難しい脈なのである、と。

 

 

そうはいっても、北辰会では、各古典や歴代医家の見解を参考に、「胃の気のしっかりした脈」について、以下のように表現しております。

 

 

緩滑(かんかつ・・・緩んでいるけどしっかりもしている)

 

弱以て滑(じゃくもってかつ・・・弱いんだけどもしっかりしている)『素問 玉機真蔵論』に記載

 

軟滑徐和(なんかつじょわ・・・柔らかいんだけれどもしっかりしており、ゆったりとしている)『景岳全書』に記載

 

衝和(しょうわ・・・強いんだけれども和やかである)『血証論』に記載

 

 

まあ、上記のような感じの脈から、離れれば離れるほど、それは病的な脈である、と考えられるわけです。

 

 

つまり、噛み砕いていえば、硬すぎる、強すぎる、早すぎる、あるいは反対に弱すぎる、遅すぎる、柔らかすぎる、などの脈は良くないっちゅうことです。

 

 

要は、やっぱ中庸が大事、ってことね。(*‘∀‘)

 

中庸を含む記事 参照

 

 

脈とて、その原則から外れるものではないのです。

 

 

 

続く

 

 

 

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