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これまでのお話
総合と総体 13 参照
◆東洋医学のアドバンテージ
僕が20歳の頃、東洋医学に興味を持ち始め、徐々にのめり込んでいった時、いつも気になっていたのは、
「西洋医学と比較した場合に、東洋医学の側にアドバンテージはあるのか?あるとすればそれはどういう点か??」
ということでした。
もし、これがないのであれば、受けるのもやるのも、西洋医学の方が良いです。
西洋医学の方が保険制度も整っているし、マンパワーも圧倒的です。
毎年毎年、テレビでは医者ドラマが作られ、ドキュメンタリーでも医師はカッコよく描かれます。
医学部は秀才ばかりで、しっかりとした研修制度も整っています。
ですので、国民が寄せる信頼だって、圧倒的です。
マジョリティー過ぎます。(笑)
それをわざわざ、保険外診療で、高いお金を払って、圧倒的マイノリティー医療である鍼灸治療を受けに来るのに、西洋医学と比較して、
何のアドバンテージもないなら、そんなのいくら一生懸命やってたって、これからの人生、満足に食べていける気がしません。
だから20歳の頃、一生懸命悩み、考えました。
東洋医学の考え方では、ちぎれた腕を繋げたり、大きな傷口を縫い合わせたり、内臓を移植したり、ばい菌を殺したりすることは出来ません。
同じように、東洋医学に出来て、西洋医学に出来ないこととは何か。
ここを鍼灸師が正確に知り、主張できることが重要ではないでしょうか。
そうでなければ、数千年の歴史を誇る伝統的鍼灸医学も、現代では単なる物理療法、理学療法、筋緊張緩和治療の一種、という位置づけに甘んじることになります。
東洋医学にあって、西洋医学にないもの。
端的に言えば、これこそが、ここまでこのシリーズで書いてきた、東洋医学の言う「全体観」だと思います。
「総体における気の傾斜(アンバランス)を調える」、それで結果として”治る力”が最大化する、という、西洋医学では少なくとも主眼に置かれていない視点。
この観点を前提とする、数千年に渡る臨床実績の集積が「東洋医学」なんです。
ここに主眼を置いた治療をすると、西洋医学的にはあり得ないような変化が起こる場合がある。
だから、やる価値があるのだろう、と思います。
だから、堂々と自信を持って患者さんにプレゼンし、お勧めすることが出来ます。
まあ、批判する訳じゃないけど、西洋医学の場合は、細かく細かく分解して分析するあまり、
「木を見て森を見ず」
というミステイクを犯しやすい、ということもあります。
これをもっと具体的に言えば、
「手術は成功したけど、亡くなってしまった。」
「癌の数値は正常化したけど、結果的に亡くなった。」
というやつです。
癌細胞や原病巣に”のみ”、過剰に着眼した弊害ですね。
東洋医学の場合は、常に「総体」から目を話しませんので、たとえ数値が異常値だろうが、全体的にバランスがとれているのであれば良しとする、
という考え方をするところが、アドバンテージだと思います。
まあしかし、勘違いして欲しくないのは、検査数値や検査所見が異常値でも、鍼灸漢方だけやってればオールOK、という意味ではなく、冷静に診て、
データ上、標準的な治療で高い効果が得られる目算が高いのであれば、それをやることを別に否定するものではないです。
ただ、それでうまくいかない場合が実際に結構あり、そういうものに対して、東洋医学の考え方で触ると、上手くいく場合がある、という事実があります。
だから、最初から東西の両医学が協力して、患者さんのために最大限のことをやれば、鬼に金棒なんじゃないかと思っています。
この考え方を理解してくれて、味方についてくれるドクターは、今後もどんどん味方について欲しいです。
ヘンに見下してくるドクターとは、すぐに縁切ります。(笑)
あたりめーだよ、ムカつくもん。
江戸後期から、西洋医学と東洋医学は闘争を繰り広げてきた歴史があります。
(そして、東アジアの中でも特に日本では、西洋医学にあまりにも極端な軍配が上がっている訳です。(笑))
でももう、そんな時代じゃないでしょう。
続く
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