東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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総合と総体 14

2016.12.24

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これまでのお話

 

総合と総体 1

総合と総体 2

総合と総体 3

総合と総体 4

総合と総体 5

総合と総体 6 

総合と総体 7

総合と総体 8

総合と総体 9

総合と総体 10

総合と総体 11

総合と総体 12

総合と総体 13  参照

 

 

 

◆東洋医学のアドバンテージ

 

 

僕が20歳の頃、東洋医学に興味を持ち始め、徐々にのめり込んでいった時、いつも気になっていたのは、

 

「西洋医学と比較した場合に、東洋医学の側にアドバンテージはあるのか?あるとすればそれはどういう点か??」

 

ということでした。

 

 

もし、これがないのであれば、受けるのもやるのも、西洋医学の方が良いです。

 

 

西洋医学の方が保険制度も整っているし、マンパワーも圧倒的です。

 

 

毎年毎年、テレビでは医者ドラマが作られ、ドキュメンタリーでも医師はカッコよく描かれます。

 

 

医学部は秀才ばかりで、しっかりとした研修制度も整っています。

 

 

ですので、国民が寄せる信頼だって、圧倒的です。

 

 

マジョリティー過ぎます。(笑)

 

 

それをわざわざ、保険外診療で、高いお金を払って、圧倒的マイノリティー医療である鍼灸治療を受けに来るのに、西洋医学と比較して、

 

何のアドバンテージもないなら、そんなのいくら一生懸命やってたって、これからの人生、満足に食べていける気がしません。

 

 

だから20歳の頃、一生懸命悩み、考えました。

 

 

東洋医学の考え方では、ちぎれた腕を繋げたり、大きな傷口を縫い合わせたり、内臓を移植したり、ばい菌を殺したりすることは出来ません。

 

 

同じように、東洋医学に出来て、西洋医学に出来ないこととは何か。

 

 

ここを鍼灸師が正確に知り、主張できることが重要ではないでしょうか。

 

 

そうでなければ、数千年の歴史を誇る伝統的鍼灸医学も、現代では単なる物理療法、理学療法、筋緊張緩和治療の一種、という位置づけに甘んじることになります。

 

 

東洋医学にあって、西洋医学にないもの。

 

 

端的に言えば、これこそが、ここまでこのシリーズで書いてきた、東洋医学の言う「全体観」だと思います。

 

 

「総体における気の傾斜(アンバランス)を調える」、それで結果として”治る力”が最大化する、という、西洋医学では少なくとも主眼に置かれていない視点。

 

 

この観点を前提とする、数千年に渡る臨床実績の集積が「東洋医学」なんです。

 

 

ここに主眼を置いた治療をすると、西洋医学的にはあり得ないような変化が起こる場合がある。

 

 

だから、やる価値があるのだろう、と思います。

 

 

だから、堂々と自信を持って患者さんにプレゼンし、お勧めすることが出来ます。

 

 

まあ、批判する訳じゃないけど、西洋医学の場合は、細かく細かく分解して分析するあまり、

 

「木を見て森を見ず」

 

というミステイクを犯しやすい、ということもあります。

 

 

これをもっと具体的に言えば、

 

「手術は成功したけど、亡くなってしまった。」

 

「癌の数値は正常化したけど、結果的に亡くなった。」

 

というやつです。

 

 

癌細胞や原病巣に”のみ”、過剰に着眼した弊害ですね。

 

 

東洋医学の場合は、常に「総体」から目を話しませんので、たとえ数値が異常値だろうが、全体的にバランスがとれているのであれば良しとする、

 

という考え方をするところが、アドバンテージだと思います。

 

 

まあしかし、勘違いして欲しくないのは、検査数値や検査所見が異常値でも、鍼灸漢方だけやってればオールOK、という意味ではなく、冷静に診て、

 

データ上、標準的な治療で高い効果が得られる目算が高いのであれば、それをやることを別に否定するものではないです。

 

 

ただ、それでうまくいかない場合が実際に結構あり、そういうものに対して、東洋医学の考え方で触ると、上手くいく場合がある、という事実があります。

 

 

だから、最初から東西の両医学が協力して、患者さんのために最大限のことをやれば、鬼に金棒なんじゃないかと思っています。

 

 

この考え方を理解してくれて、味方についてくれるドクターは、今後もどんどん味方について欲しいです。

 

 

ヘンに見下してくるドクターとは、すぐに縁切ります。(笑)

 

 

あたりめーだよ、ムカつくもん。

 

 

江戸後期から、西洋医学と東洋医学は闘争を繰り広げてきた歴史があります。

 

(そして、東アジアの中でも特に日本では、西洋医学にあまりにも極端な軍配が上がっている訳です。(笑))

 

 

でももう、そんな時代じゃないでしょう。

 

 

 

続く

 

 

 

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