東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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総合と総体 8

2016.12.16

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これまでのお話

 

総合と総体 1

総合と総体 2

総合と総体 3

総合と総体 4

総合と総体 5

総合と総体 6   参照

 

 

 

◆「天人合一思想」とは。

 

 

まあ、この医学が基本に置く「天人合一思想」というものについては、これまで何度か語ってきていますが、これ専門に記事を書いたことがなかったので、これについても、ここらで書いときましょう。

 

「天人合一思想」を含む記事 参照

 

 

大宇宙である自然と、小宇宙である人間は、密接に関わり合っている、相互に影響しあっている、という考え方を、「天人感応説」とか、

 

「天人相応説」といい、そこからさらに、天と人は一体である、同根同体である、と考えるのを「天人合一思想」と言います。

 

 

自然現象と人間が密接に関わり合っている、というのは、誰でも何となく感覚的に分かります。

 

 

でも、 「一体」と言われるとどうでしょうね・・?

 

 

これは、人間という小宇宙の中にも、無数の宇宙が存在し、大宇宙の中にもまた、無限の小宇宙が存在する、だから一緒なんだ、という、壮大な考え方です。

 

 

この考え方を応用(拡大解釈?)すると、生命体の「ある部分」は全体の情報を持ち、全体はまた部分の情報を持つ、ということになり、

 

ここから、部分と全体は同一、 という考え方が成り立ち、それを、例えば臨床に応用すれば、足ツボだけで全身が治療できるとか、

 

耳ツボだけで全身が治療できるとか、 一部の整体術の先生方の考え方のように、骨盤を調整したら万病に効くとか、

 

頸椎を調整したら万病に効くとか、そういう発想も出て来うるわけです。

 

(ここが良く、言い過ぎだとか無茶だとか、無理筋だとか、インチキ、エセ医学だと言われてしまいやすい部分でもあります。)

 

 

また、あるいは一部の歯科医の先生方のように、噛み合わせを調整したら意外な病気が治ったとか、そういうことも起こりえます。

 

歯を治療したら掌蹠膿疱症が治っちゃった   参照

 

 

もちろんたとえ治ったからといって、その発信の仕方には個々に気を付けないといけませんが、こういう考え方というのは、最近の宇宙論や物理学の分野で言われる、

 

「ホログラフィック・パラダイム」や、「トポロジー(位相幾何学)」の発想とも共通する部分があり、大変面白い、興味深いところです。

 

「トポロジー(位相幾何学)」について(その6)

ホログラフィックパラダイム        参照

 

 

近代の最先端技術を持って、研究に研究を重ねて紡ぎ出された宇宙論や物理学が、もともと古代からあった東洋哲学と類似してくるというのは、たとえ現時点ではエビデンスがなかったり、あるいは不十分だったとしても、 

 

古代中国人が、この自然に対して、一定の「真実」を捕まえていた、とも考えられないでしょうか。

 

 

まあ、だからこそ数千年も継続している訳で。

 

 

僕ら東洋医学の臨床家は、古代の先哲が遺してくれた、その貴重な考え方(財産、遺産)を、現代の病める患者さん達に有効に活かせる形で再構築し、臨床の場で最大限に表現する責務があると思います。

 

 

 

続く

 

 

 

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