東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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総合と総体 4

2016.12.12

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これまでのお話

 

総合と総体 1

総合と総体 2

総合と総体 3   参照

 

 

 

◆「実感」する経絡の存在

 

 

前回、昭和20年代に『医道の日本』誌上で激しい「経絡論争」というものが巻き起こった、というお話をしました。

 

 

この論争は、10年近く続いた挙句、結局明確な結論に達さないまま、最終的には難解な哲学論争のような状況となり、そのまま収束した、という経緯があるようです。

 

 

ともあれ、この論争以降は、鍼灸界は「経絡否定派」と、「経絡肯定派」と、「中立派」に分かれたように思います。

 

 

その後、60年近く経った現在でも、基本的にはその構図は変わらないんじゃないでしょうか。

 

 

この3者は、今では特に対立や論争することもなく、何となく住み分けがなされて、平和に今に至っている感じがあります。

 

 

まあそれはそれとして、僕はどうなのかと言うと、当然「経絡肯定派」グループです。

 

 

しかしながら、最初はそんなもの、全く信じていませんでした。

 

 

むしろ、最初はそういうものを信じている人たちのことを「気が知れない」とさえ思っていました。(笑)

 

 

そのような僕がなぜ「経絡経穴」だの「五臓六腑」だの、という考え方に立脚した治療を行うようになり、北辰会という、その考え方の権化のような流派で講師までやり(笑)、

 

その考え方でもって鍼灸院を開業するまでになったのかと言えば、一言で言えば、気や経絡経穴の存在を、「臨床の現場で実感」したからです。

 

 

それについては、以前書きました。

 

東洋医学は宗教か。 5  参照

 

 

この内容と同じようなことを、以前「日本伝統鍼灸学会」で、蓮風先生も発表なさっています。

 

 

まあ要は、臨床現場で真実を追求をしていると、最終的には「治るか治らんか」というシンプルな事実の中から、真実らしきものを捕まえていくしか方法は無く、

 

日々の、その絶え間ない行いの中で、鍼灸という道具を用いて患者さんと真剣に対峙していく上で、

 

「東洋医学的な人体観」

 

というものに、僕の場合は納得していった、と、いうところに尽きますね。

 

 

東洋医学の言う、気や経絡の存在というのは、術者でも患者でも、それを実感した人にとっては非常によく分かる考え方なんだけれども、

 

理論的に、頭で理解しようとすると、なかなか捕まえにくい存在なのだと思います。

 

 

まあでも、そういうことって、実は日常の中にナンボでもあるんだがねえ。(笑)

 

 

僕らが勝手に、文明だの科学だのに毒されているだけなのかもしれません。

 

 

 

続く

 

 

 

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