東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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「治った」ということ

2012.11.21

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今年の6月から通院されている患者さん。


若いけど、とある難病を抱えている。


鍼に来るようになってから、徐々に体調安定し、症状も改善し、最近では病院にも行っておらず、薬も飲んでいない、とのこと。


発症したのが今年の春だから、来年の春に悪化せず、精密検査をパスすれば、現代医学的にも晴れて「治癒」である。


学会等々で、発表して世に問えるような症例だと思う。


しかし、患者さんの認識としては、清明院に来て、鍼を一本打たれて、これまで病院の薬で改善しなかったものが確かに治り、

自分の判断で様子を見ながら薬を減らして言った結果、悪化もみず、毎日何の問題もなく仕事が出来ている。


来春の検査を待たずとも、

「もう治った。」

という感じであろう。(笑)


検査数値が悪くて、そのことで医師からさんざん脅かされて、それで体調が崩れる患者さんは少なくない。


検査数値が悪くても、鍼灸治療で体調安定し、日常生活に問題がないレベルまで行くことは少なくない。


「治った。」


ということの基準を検査数値におくのは、その人の病名が検査数値によってついたものだからだ。


本人の感覚とは別に。



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