東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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旅行に行ったら悪くなっちゃった。

2012.12.01

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昨日、旅行に行ったら治っちゃったケースをお話ししました。

旅行に行ったら治っちゃった。 参照


旅行に行って、日常のストレスから解放されて、症状が楽になる、これはよくあることです。


しかし、旅行に行って、いつもと違う食事や、長時間の移動や、一緒に行った人に対して気を使い過ぎてしまった、

などで、かえって症状がヒドくなることも少なくありません。


こないだ亡くなった私の祖母も、亡くなる数年前に、友人たちと温泉旅行に行ったら、ボロボロになって帰ってきたことがありました。


その時すでに、歩行がいくらか不自由であった祖母は、友人たちの前では迷惑をかけまいと、気を張り過ぎてしまったようです。


また、温泉地のご飯がおいしく、食事中のおしゃべりは楽しい、結果的についつい食べ過ぎる、その結果、体調を崩す、という訳です。


体が思うように動く人にとって、ただ単に階段を昇り降りするとか、ただ単に温泉に入るとか、そういう当たり前のことが、

大きな精神的プレッシャーになるだなんて、想像も出来ませんが、病人とはそういうものなのです。


よく、

「気晴らしに旅行でも行ったら??」

なんて軽く言うことがありますが、これは旅行好きな人にとってはいい可能性もあるけど、旅行が苦手な人や、

旅行に伴う肉体的、精神的負荷に耐えられないひとにとっては、かえってマイナスな場合もあるのです。



真の養生指導は、よくよく相手の特性を知らなくては出来ないのです。



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この記事に関するコメント

“旅行に行ったら悪くなっちゃった。” への4件のフィードバック

  1. 山の子供 より:

    竹下先生は、問診から患者さんの特性をつかむことと、日常の、身のみわりの人間関係で、そのひとのなりを知った上で、相手の立場になって考えることと、どっちが得意というか、やりやすいですか?

  2. いんちょう より:

    山の子供さん
    コメント、ありがとうございます!
    正直、ケースバイケースですねえ。相手によって、その時によって、違うと思いますし。。。(苦笑)
    ハッキリとした答えじゃなくて、スイマセン。。。

  3. クロネコ より:

    散歩するといいよ。
    と言われたことがありました。
    その時は、散歩どころではなかったけれど、この人が言うんだから…とおもって、無理して散歩した記憶がございます(苦笑)
    相手の性質をよくよく理解していると思っても、それでも足りない部分はあるわけで…そこはひたすら努力のみなのですかね…

  4. いんちょう より:

    クロネコさん
    コメント、ありがとうございます。
    > その時は、散歩どころではなかったけれど、この人が言うんだから…とおもって、無理して散歩した記憶がございます(苦笑)
    はは(笑)それは無理すれば散歩できる状況だから、そう言われたのでしょうね。(苦笑)
    > 相手の性質をよくよく理解していると思っても、それでも足りない部分はあるわけで…そこはひたすら努力のみなのですかね…
    まあ、基本的に自助努力は重要ですから、前提として、その患者さん自身に、ご自分の病態をよく理解していただかないといけないこともありますねえ。その上で、その患者さんにマッチした養生法が提案できれば、理想的です。実際はなかなか大変ですけどネ。(苦笑)

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