東洋医学 伝統鍼灸 清明院

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狭い世界

2013.01.29

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この仕事をやっていると、「世の中狭いなー。。」と思ってしまうことが、たまにある。


清明院に来る患者さんが、以前かかっていた鍼や漢方の先生が、偶然、僕の知っている先生だったりと。


まあー、本格的な東洋医学の考え方に基づいた鍼灸、漢方で病気の治療をやる、っていうのは、今の世の中では、

やる方も受ける方も、まだ圧倒的マイノリティー人種なんでしょうかねえ。。。(残念)


だからよくカブることがある。


当然でしょう。


・・・まあ、こういうことを真剣にやっている医療機関というのが、あまりにも少ない、ということでもあると思います。


問題は、なぜかそれらが、妙に仲が悪かったりする。。。


足の引っ張り合いをやっていたりする。。。


なんだか、動きの悪い政治の世界みたいで、実につまらない現実です。


術者同士の些細な考え方の対立、方法論の違い、こんなん、まったく患者さんと関係ない。


これでは広がっていかない。


むしろそういう違いの中に、新しい可能性が秘められているというのに。


そういう思いから、他の先生のところで治らなかったとか、患者さんからそういう恨み節をたまに聞くことがあっても、

特に僕から意見を述べることはしません。


その先生なりに一生懸命その患者さんと関わった結果だろう、と思うからです。


むしろ、明日は我が身、と、気を引き締め、ありがたく、自分自身の治療のヒントにさせていただくぐらいです。


僕としてはもっともっと、国民全員が、何か体に不調が起こった時に「常識として」鍼を受けにくる、漢方薬の処方を受ける、

もちろん西洋医学も受けてたって構わない。


そこは自由に選択できる。


そういう現実社会になって欲しいと願っています。


それに向かって、もっともっと「よさ」を知ってもらうために、全員が「共闘」しなければいけないのに。


目的を、大きく持って、しかも手段と混同しないようにしないと。



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この記事に関するコメント

“狭い世界” への2件のフィードバック

  1. Dm より:

    全く賛同します。「…違いの中に、新しい可能性が秘められている…」いいですね〜!こんな信念ある大らかさは、鍼の効果を倍するでしょうね。

  2. いんちょう より:

    Dmさん
    コメント、ありがとうございます。
    > こんな信念ある大らかさは、鍼の効果を倍するでしょうね。
    ありがとうございます。小さな業界ですが、夢は大きく持っていきたいものです。

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