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これまでのお話

不動明王マイラー　1

不動明王マイラー　2

不動明王マイラー　3

不動明王マイラー　4

不動明王マイラー　5 

不動明王マイラー　6

不動明王マイラー　7

不動明王マイラー　8　　　 　参照

◆何故仏さんの写真をブログに載せないのか。

当初、「不動明王マイラー」を始めたとき、各不動明王の写真をブログに載せて、どれが気に入ったか書こうかな、

な～んて、軽く考えていました。

しかし、最初の目黒不動からして、すでに秘仏。（苦笑）

この「秘仏」という考え方、やり方に、まず疑問を持ちました。

これは、興味深いことに仏教が伝わった国の中でも、日本において圧倒的に多い風習なんだそうで、なぜ、どういう目的で行われるようになったのか、

詳しくは分かっていないんだそうです。

面白い説としては、神道の影響があったと考える説。

神道の神は目に見えない存在とされるように、仏教における偶像も見えないようにすることで、神秘化、神格化したのではないか、

という説があるらしいのですが、個人的にはこれに共感しますね。

日本も戦前は一般庶民が天皇陛下と目を合わせてはいけなかったなど、神聖なものをむやみに見てはいけない、という考えが強くあったんじゃないかと思います。

・・・とまあこのように、前回も書いたように、

「こちらからは見えないが、向こうからはきちんと見えている存在」

というものを、あらかじめ強く意識するという文化が、日本には昔からあったのだろうと思います。

（それが震災の時なんかに話題になった、海外から言われる、日本人のモラルの高さとやらの源泉なのかなあ。。。）

まあ、そういった考え方が「秘仏」というやり方として現れた、ということなのではないか、と思っています。

（詳しい方、ぜひ教えて下さい。<m(__)m>）

今回のマイラー中にも、

「不動明王の写真を撮っていいですか？」

と、お寺の方に聞くと、

「いえ、それはちょっとご遠慮いただいているんです。」

と言われ、

「不勉強で申し訳ないのですが、単純にそれってどうしてなんでしょうか？」

と聞くと、

「仏さんは信仰の対象であって、美術品ではないので。。。」

というお答えをいただきました。

また、秘仏とされている理由については、

「こちらからは見えなくても、仏様からは見えている、と考えています。」

と仰っておりました。

・・・なるほど、そう考えていくと、この仏さんを限りなく信仰して、実際に大いに救われた人や、ある種の安心感を得て亡くなっていった人の念が、

この仏像には沁み込んでいる訳です。

そう思うと、バチバチと写真を撮って、ネット上に載せて、素人目線であーだこーだ言う、という行為は、行儀が悪いな、と思ったので、今回は載せないことにしたわけです。

続く

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