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ここのところ立て続けに、20代の女性の初診患者さんが続いた。


女性の社会進出、活躍が目覚ましいのは言うまでもない。


18で高校を卒業し、実家を出て、専門学校や短大、大学を出た後、社会に出ると、大きく生活が変わる。


女性で肉体労働をやっている人は少ないので、頭脳労働、とりわけPC作業を1日中やっているような仕事に就く人がほとんど。


接客業でも、立ち仕事等での同じ姿勢、対人ストレスは相当なもの。


そうすると、肩こり、腰痛、ムクミ、冷え、胃腸の症状、月経の不調等、様々な症状が出てくる。


なかなか治らないから、焦って病院に行くと、薬を勧められ、飲むと症状が落ち着くことを覚える。


マッサージでごまかすことを覚える。


で、薬が手放せなくなる。


すぐ戻ると分かっていても、稼いだお金をエステやマッサージにつぎ込む。


そのまま、全く根本原因には手がつかないまま、数年たつ。


こうなると、徐々に”シャレにならない”病気が形成されてしまうことがある。


そこで慌てても、時すでに遅く、大切な臓器をとるはめになったりする。


20代前半の時に、東洋医学と出会い、自身の体質を正しく理解し、ケアしておけば、これらは未然に防げることがあるはず。


10代、20代の若い人に、東洋医学がもっと浸透すればいいのに。


薬で抑え、抑え、根本原因に目を向けぬまま、5年、10年経ってしまった患者さんを診るたび、思う。



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