清明院では現在、求人募集しております。

本物の鍼灸医学の世界を、我々と追求してみませんか？

募集内容の詳細はこちら。

**********************************************************************************************
　　　　
　　　↑↑↑ 　　　　　　　　　↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい！<m(__)m>

クリックしていただくと、当ブログのランキングポイントが上がります！！
**********************************************************************************************

もう皆さんご存じかもしれませんが、こないだ、3月24日に、NHKスペシャルで、

「完全解凍！アイスマン～5000年前の男は語る～」

というタイトルの放送がありました。

これについて、チョイチョイ患者さんから聞かれるので、ここらで、僕なりの感想を述べておこうと思います。

この話題については、知り合いの先生方が何人かブログに書かれていたので、カブらないようにと思って、あえて書かないでいたんですが、どうもこういう風に、Nスペみたいなメジャーなところに東洋医学の話題が出ると、

東洋医学の好きな一般人や患者さんは非常に興奮するらしく、色々なところで聞かれるので、僕も一応書いときます。


（笑・・・でも、色々なところで東洋医学が話題に上るのはいいことだと思います。）

この放送では、イタリアのアルプス山脈で、5000年前に死亡し、そのまま凍った状態で奇跡的に冷凍保存されていたミイラ（通称アイスマン）を、

ついに解体、解剖して、当時の生活を探ろう、という企画でした。

最近のNスペは気合が入っていて宜しい。

（笑・・・僕の数少ない継続視聴TV番組の一つであります。）

そこで、このアイスマンは、骨の変形から、腰に持病があったであろうことが分かり、しかも体のいたるところに、刺青のような跡があり、なんとそこが東洋医学の言う経穴（ツボ）の位置とことごとく符合しており、

しかもどれも腰痛の治療に使う経穴の位置と一致していた、体に刺青をすることで、腰痛の治療をしていたのではないか！？というお話です。

我々が東洋医学のバイブルとしている『黄帝内経（こうていだいけい）』という書物が書かれたとされているのは2200年前の中国。

そこからさらに2500年以上も前の、しかも中国とは全然違う、文明なんてろくに無かったと考えられているヨーロッパで、すでに東洋医学的な治療が行われていた可能性がある、ということです。

・・・しかし、僕はコレ、視てて普通に

「あー、そうだろうなあ。」

と思ってしまいました。（笑）

だって、人間がいるということは、病人も医者も昔からいるワケで、大した道具や消毒設備のない中で、病人を治そうと思ったら、患者さんをなでまわし、

異常のあるところに何らかの刺激をしてみる、という治療が始まるっていうのは、ごく自然なことだと思います。

逆に、それ（病気の時に異常の起こる場所）が東洋医学の言う「経穴」と、一致してくんなかったら困る。（笑）

だから、これをみて、実はヨーロッパが東洋医学の先駆けだった～！とかって考えるよりも、むしろ中国がスゴイのは、「この普遍的事実」を体系化、理論化して、紙に書いて残し、みんなが学べる形でとっておいたところだと思う訳です。

まーあと、個人的にはアイスマンの刺青の模様の違いに興味がわきました。

３本線だったり４本線だったり、横線だったり斜め線だったりネ。。。

ここにも、何らかの意味があったとしか思えない。

1日1回、こちらのバナーをそれぞれ１クリックお願いします！！

清明院オフィシャルホームページ（PC）

清明院スタッフブログ『清明なる日々』