東洋医学 伝統鍼灸 清明院

お電話

03-6300-0763

10:00~21:00(完全予約制)

休診日:日曜(土曜、祝日の診療は18時迄)
〒151-0053東京都渋谷区代々木2-15-12クランツ南新宿601
初診・再診の御予約、予約の変更、
その他お問い合わせはこちら

「治るか治らないか」の判断 3

2016.09.18

DSC_0585

 

 

清明院では現在、院内診療、訪問診療ともに多忙のため、求人募集しております。

 

募集内容の詳細はこちら

 

 

**********************************************************************************************
      にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ
  ↑↑↑        ↑↑↑
この2つのバナーを、1日1回クリックに是非ご協力下さい!<m(__)m>

クリックしていただくと、ランキングポイントが上がります!!
**********************************************************************************************

 

 

これまでのお話

 

「治るか治らないか」の判断   参照

 

 

では続きいきましょう!

 

 

◆人体に対する診方考え方が違うから、結果も違う、というだけの話し。

 

 

こないだ述べたように、東洋医学の、人体への認識は生気論

 

 

西洋医学は機械論

 

 

そもそもの認識の仕方、認識哲学が違う訳です。

 

東洋医学は宗教か。 13 参照

 

 

したがって、同じ患者さんを診ても、診立てが異なり、結果も異なる、というだけの話しなんです。

 

(簡単に言えば。)

 

 

また、西洋医学は、ある疾患名や、ある検査数値などの、

 

「西洋医学(機械論)の物差しで斬った、その時の患者さんの状態」

 

が、今後どうなっていくか、ということに関する、統計学的に整理整頓された膨大なデータを持っており、それに基づいて、

 

治るとか治らないとか言っている訳です。

 

 

医師が、自分の感情は抜きに、データに基づいて、粛々と告知するため、患者さんから見たら

 

「事務的で冷たい感じで”治らない”と言われた!」

 

とか、憤慨される場合がよくあるのだろうと思います。(苦笑)

 

 

ですが、もちろんここには、一理も二理もあります。

 

 

それに対して、東洋医学における治療成果の確度(治るか治らないか)は、数千年の歴史と、その術者の経験則、技術力に基づいているところが大きいです。

 

 

東洋医学の歴史上、その患者さんの病態が鍼で治った事実がある、とか、その先生の経験上、その患者さんのような症状が鍼で治ったことがある、

 

とか、その先生のお師匠さんが、その患者さんの病態のようなモノを治していた、とかいうことをもとに、治るとか治らないとか、

 

言っている訳です。

 

 

ここにちょっと欺瞞があるかな、と思うのは、鍼灸治療そのものについては、医者からも患者からも、東アジアを中心に、数千年もの長きにわたって支持されてきたことに疑いはないですが、

 

別に現代日本のそこらへんの鍼灸院の先生の鍼灸治療が、数千年支持されてきた訳ではないので(笑)、

 

「鍼灸治療は数千年もの間、支持されているものだから、いいものに決まっている!」

 

という論理展開については、まあいいと思うけど、

 

「鍼灸には数千年の実績があるし、歴史上、あなたのような病気が治った事実もあるのだから、”俺の治療でも”治るよ!」

 

という論理展開はおかしいと思います。

 

 

また、

 

「東洋医学の論理で、あなたの病気は分析可能だから、治るのだ!」

 

というのもおかしい。

 

 

病の原因やメカニズムが東洋医学の論理で分析できたからって、治らないものはあります。

 

 

鍼灸治療というのは、その先生の学問(論理力)に加えて、技術力(ウデ)によって結果が大きく異なるものですので、

 

「この病気(病名や症状)の場合、どこそこの経穴に何ミリ、どの角度で刺したら、何%の確率で効く。」

 

というようなデータを取ることは不可能なんです。

 

 

だから、結果的に、経験則に頼らざるを得ない部分がある。

 

 

しかし、経験豊富で技術力の高い先生の、経験則に基づく予測、職人技というのはバカになりません。

 

 

時に「奇跡的効果」を表現できるのです。

 

 

ですから、まずその患者さんの病態を東洋医学的に論理的に分析出来て、なおかつその患者さんの病態が過去に鍼灸で治ったという事実もあって、

 

なおかつその患者さんのそういう病態を、かかろうとしているその先生が過去に扱ったことがあって、しかもその先生の診たてた通りに患者さんが変化していった時、

 

「これは治る可能性がかなり高い。」

 

と判断でき、いわゆる奇跡のようなことが起こる可能性が非常に高くなるのだと思います。

 

 

この喜ばしい流れの中に、術者のウソや欺瞞、術者自身の思い込みや勘違いに基づいた言動行動なんかが重なってくると、最初にエラソーに言った割には結果が出ず、

 

やれ詐欺だ、インチキ宗教だ、オカルトだと、批判にさらされるという憂き目に遭うのでしょう。

 

 

治療というのは、お金もかかることだし、体のことだし、今や情報も簡単に手に入る時代ですから、患者さんは賢いし真剣です。

 

 

だからこそ、こちらサイドがちゃんとこの医学の特性を認識し、説明し、納得と合意の上で治療を進めたら、何の問題も起こらないどころか、

 

けっこうな確率で「奇跡」を起こせるんじゃないかと、僕は思っています。(笑)

 

 

 

読者の皆様、1日1回、こちらのバナーをそれぞれ1クリックお願いします!!



   にほんブログ村 健康ブログ 鍼灸(はり・きゅう)へ

 


清明院オフィシャルサイト

 


清明院スタッフブログ『清明なる日々』

 

 

 

関連記事: 清明院について患者さん

ブログ記事関連タグ

この記事に関するコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です



:上の図のアルファベットと数字を、左のボックスに御記入ください。 (迷惑コメント対策ですので、お手数おかけしますがよろしくお願い致します。)

 RSSリーダーで購読する

ブログ内検索
おすすめ記事一覧
カテゴリー
最近の投稿