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患者さんで、ネットの情報に右往左往させられて、すぐに不安になってしまう人がいる。


まあ、要は不安になるぐらいならネットなんて見ない方がいい訳だけど、そういうわけにもいかない。（笑）


インターネットというのは、有益な情報が簡単に手に入る、非常に便利なツールだ。


僕も最初は敬遠していたが、今じゃこれがなかったら色々と大変だ。（苦笑）


ネットが生活の一部になってしまった人にとって、そこから抜けるのは容易でない。


これも大きな問題。


〇


・・・ともかく、インターネットの情報は、大きく分けると2つある。


発信している人が、氏名や連絡先等、出自を明らかにした上で何か発言している場合

と、

匿名で、どこの誰だかわからない人物が発信している場合

とだ。


この場合、前者の方が明らかに信頼性が高い。


しかも、その人が、書いてある内容に関する専門家であれば、なおさら高い。


発言次第では、発言した個人が信頼や信用を損なうというリスクを背負った上で発言しているからだ。


だからといってその情報が100%正しいとは言えないが、信憑性は相対的に高い。


そして後者の場合、非常に真偽が疑わしいものが少なくない。


まさによく言われるように、”便所の落書き”と大して変わらないレベルのことも多い。（笑）


単純に、自分の体験や印象のみを根拠に、あたかもそれが一般論、定義であるかのような言い方で書かれていることが少なくない。


誰の発言か分からないから、発言が間違いであった場合のリスクもほぼない。


もちろん、書いた本人も発言の責任を取る気などない。


しかしそういう情報の方が、リスクを背負ってない分、断定的で極端な言い方、書かれ方をされている場合が多く、

人心を大きく動かしやすい。


もちろん、発言が一線を越えれば犯罪になるわけだが、ここはまだまだ規制が甘いんじゃないだろうか。


僕的には、個人（読み手）のリテラシーに任せるばかりではなく、そこはもっともっと「法」で細かく縛ったらいいのに、と思う。

「リテラシー」という言葉　参照


ネットだから何でもかんでも匿名でいいと言うのは、ちょっとおかしい。


軽い、どうでもいいような内容であればともかく、医学医療に関することであれば、病人の健康、命が関わってくるのだから、

考えてもらいたい。


あと、匿名で人の悪口書く、卑怯なヤツね。


よく、学校裏サイトでいじめられっ子がクラスメイトの誰かに悪口書かれて自殺したとか、問題になってるけど、

あんなの書いたヤツなんて、重罪にしたっていいのに。



卑怯者、大っっ嫌いです。



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